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259 「明海日本語」第 18 号 増刊 (2013.11) <論 文> あいさ぀蚀葉の倉化 Transformation of Aisatsu Words 倉持 くらもち 益子 たすこ 早皲田倧孊日本語教育研究センタヌ キヌワヌド あいさ぀こずば 蚀語倉化 定型化 ファティック化 堎の共有意識 芁旚 本皿は、あいさ぀蚀葉を通しお二぀のこずを明らかにするこずを目的ずしおいる。䞀 ぀目は、人間関係の良奜化を目的ずした蚀葉が、どのように遞択され、䜿甚されおいっ たのかを明らかにするこずである。すなわち、あいさ぀蚀葉がコミュニケヌションの入 門的地䜍に眮かれおいながら、時ずしお非垞にデリケヌトな遞択に迫られる実態ず理由 を明らかにするこずである。 もう䞀぀は、定型化された蚀葉が、倉容しおいく様態ず原因を明らかにするこずであ る。この倉容を本論文では「圢匏 form」ず「内容 (contents) 」に分けお芋おいる。た ずえば、「おはようございたす」が「おす」に倉化するのは圢匏䞊の倉容であるが、江戞 期気の眮けない仲間同士のあいさ぀だった「こんにちは」が、知識人をはじめ広く䜿わ れるようになるず内容の倉化になる。これら䜿甚法の実態ず倉化の様盞を芋るこずによ り、日本語のあいさ぀蚀葉の特城や蚀語ず瀟䌚ずの関係が明らかなる。これこそが最倧 の目的ずいえる。 倚くのあいさ぀蚀葉は、か぀お実質的な意味を持っおいた文の䞀郚が決たり文句ずし お繰り返し䜿われるうちに、他の郚分が省略され、その郚分だけで圹割を果すようにな るこずで生たれた。䟋えば、「さようならばこれにお倱瀌いたしたす等」が、別れを 衚す「さようなら」になったこずが圓おはたる。その「さようなら」はさらに「さよな ら 」「 さ い な ら 」に 倉 化 す る 。こ の よ う な 瀟 亀 亀 感 機 胜 を 持 っ た 蚀 葉 は 、実 質 的 な 意 味から解攟されたため、瀟亀的機胜が果たせるかぎり圢を倉え続け、それに䌎い機胜特 にポラむトネスも倉化しおいく。 本皿は、定型化瀟亀蚀語の生成を「ファティック化」、その埌の倉化を「ファティック 化が進む」ずし、䞡珟象を広い意味での「ファティック化 phaticalization 」ずいう蚀 葉で衚しおいる。これらの甚語は、本論文執筆者ず指導教授からの瀺唆による新しい抂 念である。

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259

「明海日本語」第 18号 増刊 (2013.11)

<論 文>

あいさ぀蚀葉の倉化

Transformation of Aisatsu Words

倉持くらもち

益子た す こ

早皲田倧孊日本語教育研究センタヌ

キヌワヌド あいさ぀こずば 蚀語倉化 定型化 ファティック化 堎の共有意識

芁旚

本皿は、あいさ぀蚀葉を通しお二぀のこずを明らかにするこずを目的ずしおいる。䞀

぀目は、人間関係の良奜化を目的ずした蚀葉が、どのように遞択され、䜿甚されおいっ

たのかを明らかにするこずである。すなわち、あいさ぀蚀葉がコミュニケヌションの入

門的地䜍に眮かれおいながら、時ずしお非垞にデリケヌトな遞択に迫られる実態ず理由

を明らかにするこずである。

もう䞀぀は、定型化された蚀葉が、倉容しおいく様態ず原因を明らかにするこずであ

る。この倉容を本論文では「圢匏 form」ず「内容 (contents)」に分けお芋おいる。た

ずえば、「おはようございたす」が「おす」に倉化するのは圢匏䞊の倉容であるが、江戞

期気の眮けない仲間同士のあいさ぀だった「こんにちは」が、知識人をはじめ広く䜿わ

れるようになるず内容の倉化になる。これら䜿甚法の実態ず倉化の様盞を芋るこずによ

り、日本語のあいさ぀蚀葉の特城や蚀語ず瀟䌚ずの関係が明らかなる。これこそが最倧

の目的ずいえる。

倚くのあいさ぀蚀葉は、か぀お実質的な意味を持っおいた文の䞀郚が決たり文句ずし

お繰り返し䜿われるうちに、他の郚分が省略され、その郚分だけで圹割を果すようにな

るこずで生たれた。䟋えば、「さようならばこれにお倱瀌いたしたす等」が、別れを

衚す「さようなら」になったこずが圓おはたる。その「さようなら」はさらに「さよな

ら」「さいなら」に倉化する。このような瀟亀亀感機胜を持った蚀葉は、実質的な意

味から解攟されたため、瀟亀的機胜が果たせるかぎり圢を倉え続け、それに䌎い機胜特

にポラむトネスも倉化しおいく。

本皿は、定型化瀟亀蚀語の生成を「ファティック化」、その埌の倉化を「ファティック

化が進む」ずし、䞡珟象を広い意味での「ファティック化phaticalization」ずいう蚀

葉で衚しおいる。これらの甚語は、本論文執筆者ず指導教授からの瀺唆による新しい抂

念である。

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abstract

This purpose of this paper is intended to prove the two facts through Aisatsu words.

First, among the words which aims as good relationship, how it is selected and how it is being

used will be discussed.

It is clarified that though Aisatsu words acts an introduction in communication,

sometimes it will force you for a delicate choice in the actual situation and reason.

Another fact that the behavior and cause in the transformation of stylized words are

clarified. This transformation is divided into "contents" and "form" in this paper to be

discussed. For example, the change of "Ohayogozaimasu" to "Osu" is a transformation of

form. "Konnichiwa" which was used as a greeting among affable fellows in Edo period but it

had been widely used among the knowledgeable people later which shows a change in

contents. By looking at the reality of usage and situation of change, the relationship between

characteristics of Japanese Aisatsu words and language and society can be clarified which is

the main purpose of this paper.

Most Aisatsu words was used repeatedly as a determined phrase of part of sentence

with substantial meaning. By omitting other parts, it also works for that part only. For

example, "Sayonaraba" had become "Sayonara" which has a meaning of parting. "Sayonara"

is then transformed to "Sayonara" and "Sainara". For this wording with social (phatic)

functions, as the substantial meaning was released, the form was transformed to fulfill the

social functions while the according functions (especially politeness) is also transformed.

In this paper, the generation of standardized social language is under phaticalization.

After that, the change is treated as "processing of phaticalization". This two phenomenon was

expressed as phaticalization in wide meaning. These terms is a new concept suggested by the

author of this paper and professor.

はじめに

人にあいさ぀するずいう行為が人間関係に倧きな圹割をしおいるこずは、孊校教育におけるあ

いさ぀指導や、そこかしこで芋かけるあいさ぀奚励のポスタヌを芋れば明らかである。しかし、

この身近で重芁なあいさ぀蚀葉が、時には䞍快感を䞎えおしたう。その原因は、拙皿倉持(2013)

で觊れたが、幎霢、属する集団、階局等であいさ぀蚀葉の䜿い方が異なっおいるからである。そ

こには、送信者ず受信者双方が気付きにくい「蚀語倉化」が存圚する。

本皿の目的は、定型化されたあいさ぀蚀葉が倉容しおいく様態ずその原因を明らかにするこず

である。この倉容を本皿では「圢匏form」ず「内容(contents)」に分けお芋おいる。たずえば、

「おはようございたす」が「おす」に倉化するのは圢匏䞊の倉容であるが、江戞期気の眮けない

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仲間同士のあいさ぀だった「こんにちは」が、知識人をはじめ広く䜿われるようになるず内容の

倉化になる。これら䜿甚法の実態ず倉化の様盞を芋るこずにより、日本語のあいさ぀蚀葉の特城

や蚀語ず瀟䌚ずの関係が明らかなる。これこそが最倧の目的ずいえる

あいさ぀蚀葉ずは䜕か

あいさ぀蚀葉は、日本語文法の品詞では感動詞に分類される。感動詞ずは、自ら発する感動感

嘆の蚀葉ず他者ぞの呌びかけからなる自立語である。したがっお、あいさ぀蚀葉は、他者ぞの

呌びかけを目的ずした自立語ず定矩づけられるであろう。しかし、この定矩付けには「機胜」ず

いう抂念が抜けおいる。蚀葉であり、他者を意識しお投げかけられたものであるならば、䜕らか

の機胜が備わっおいなければならないはずである。

あいさ぀蚀葉ずは䜕かを考えるには、機胜を䞭心ずした定矩付けがさらに必芁になる。井出

2003では、あいさ぀を「察人関係の維持や倉化を瀺し確認するもの」ずしおいる。このよう

に察人関係の維持や倉化を瀺し確認する蚀語掻動を、マリノフスキヌ1923は「亀感的蚀語䜿

甚」、すなわち「ファティックコミュニオンphatic communion」ず名付けた。

あいさ぀蚀葉は亀感的蚀語であるず定矩づけるこずができる。したがっお、情報のやり取りを

第䞀の目的ずするものではない。亀感的蚀語行動であるならば、䜿甚圢匏はさたざたな可胜性が

考えられる。䟋えば、出䌚いの堎面でなら、「鈎朚」「先生」等ず盞手の名前や職䜍を呌ぶ行為、

「よう」「やあ」等の呌びかけ、「めし食った」「今から」等の質問、「お぀かれ」「ごくろうさ

ん」等の劎い等倚皮倚様にわたる。その䞭でも、「おはよう」「こんにちは」のように、特に倚く

䜿われる決たった衚珟がある。すなわち、「定型化亀感蚀語」である。

定型化亀感蚀語の倉化ファティック化

3.1. あいさ぀蚀葉の圢匏の倉化

倚くのあいさ぀蚀葉は、か぀お実質的な意味を持っおいた文の䞀郚が決たり文句ずしお繰り返

し䜿われるうちに、他の郚分が省略され、その郚分だけで圹割を果すようになるこずで生たれた。

䟋えば、「さようならばこれにお倱瀌いたしたす等」が、別れを衚す「さようなら」になった

のが挙げられる。その「さようなら」はさらに「さよなら」「さいなら」に倉化する。

沢朚・杉戞(1999)は、その圢匏の倉化に぀いお以䞋のように述べおいる。

あいさ぀蚀葉はいったん定型化するず、その語圢・音圢はどんどん「摩滅する」傟向が

芋られる。䞭略その堎でコミュニケヌションを実珟するための察人的なふれあいを

䜜り䞊げるこずに䞻県のある phatic な蚀語行動があいさ぀であっおみれば、そこでの

あいさ぀蚀葉は、きちんずした語圢、本来的な語圢をいちいち䞁寧に蚀われなくおも機

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胜を果たしうる。

( 沢朚・杉戞, 1999 : 131 )

このような瀟亀亀感機胜を持った蚀葉は、実質的な意味から解攟されたため、瀟亀的機胜

が果たせるかぎり圢を倉え続け、それに䌎い機胜特にポラむトネスも倉化しおいく。

以䞊のような蚀語の生成ず倉化の過皋は、他の蚀語からも芋぀けるこずができる。英語の「バ

むバむ」がその䟋である。本皿は、定型化瀟亀蚀語の生成を「ファティック化」、その埌の倉化を

「ファティック化が進む」ずし、䞡珟象を広い意味での「ファティック化」ずいう蚀葉で衚す。

3.2. 文法化ずの違いずファティック化の定矩

ファティック化に近い抂念ずしお「文法化」が挙げられる。倧堀壜倫(2004)によるず、文法化ず

は、それたで文法の䞀郚ではなかった圢が、歎史的倉化の䞭で文法䜓系圢匏論・統語論に組

み蟌たれるプロセスであるずする。

「自立性」を持った語が、付属語化するこずであるずいう「文法化」に察し、ファティック化

は、ある状況䞋でよく䜿われおいた句が自立性を持ち䞀語化し、亀感蚀語の機胜を担うようにな

るこずである。付属語化する文法化ずは方向性が逆であろう。したがっお、「文法化」ずは分けお

考えるべきである。

以䞋にファティック化の抂念を定矩付ける。

ファティック化ずは、それたで亀感機胜に特化した独立語ではなかったものが、亀感目的の語

ファティックコヌドずなるプロセスである 。

あいさ぀蚀葉等の定型化瀟亀蚀語が生成される過皋は、今たで特定の呌び名のない珟象であっ

た。その珟象は、いわゆる「文法化」ずは異なる。「ファティック化phaticalization」ずいう抂念

が成り立぀こずを提唱したい。

定型化ず日本語あいさ぀蚀葉の倉化

4.1. 「さあらば」の定型化

繰り返されおいた衚珟が定型化し、䞀぀の感動詞ずなっおいくこずも倉化である。日本で最も

早く定型化したのは、別れの蚀葉であるず蚀われる。それは、平安時代に䜿われるようになった

「さあらば」から成った「さらば」である可胜性が高い。ここでは、平安時代以降、定型化しお

は次なる蚀葉ずの亀代を繰り返しおきた別れの蚀葉を䟋ずしお蚀語倉化を芋おみたい。

前田 (1985)に以䞋の蚘茉がある。

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「別れの時のあいさ぀蚀葉は比范的早く発達しおいたらしい。䞭略

䞭叀前期にはすでに“さらばよ”ずいう別れの蚀葉が成立しおいたこずが分かるの

である。」

( 前田 , 1985 : 83 )

では、その「さあらば」の「さ」ずは、䜕かを指す蚀葉である。珟圚語では「そ」に圓たるで

あろう。では、䜕を指しおいるのだろうか。それは、察面しおいる盞手ずの「時の倉化」である。

状況から、別れるのにいい頃合いを感じ取り、それを「さ」で衚しおいる。しかし、これは、二

人あっおのこずであるから、䞀方的に宣蚀はできない。「あなたもそうであるならば」ず仮定の圢

で提案しおいる。よく阿吜の呌吞ずいうが、状況を倉えるタむミングを蚈り、それを「どうです

か」ず盞手に持ちかけるずいうのが、日本人の奜む別れのパタヌンではないだろうか。

これ以降、このように空気を読み合い、お互いに呌吞があったず芋るや、䞀぀の時間の終り時

には䜕かの始たりを指す語は、別れの蚀葉の定番ずなった。「さようなら」「そんなら」「それで

は」「じゃあ」「ほな」「したら」等、時代、䜿甚地域が違えど、やはり、共有した時間ず堎所を意

識し、阿吜の呌吞で区切りを付ける別れの方法は同じである。

「さ」も「そ」も䜿っおいない別れの蚀葉ずしおよく䜿われるのは、「倱瀌したす」ず「お疲れ

さたでした」であろう。

たず、「倱瀌したす」ず蚀っお退出するのはなぜなのか。これは、共に同じ堎で過ごした安定し

た時間を砎るこずぞの倱瀌である。たた、仕事終了時の「お疲れさた」も、同じ堎で時間を過ご

し、盞手が疲れおいるのを知っおいるから掛ける蚀葉である。どちらも、「さようなら」タむプず

共通しおいる点がある。

したがっお、日本人の別れのあいさ぀は、堎を共有しおいたこずを認識し、雰囲気から時間の

区切りを読み、お互いの了解の䞋に別れを宣蚀するこずであるずいえる。

4.2. 別れの蚀葉が定型化する時

次に、別れの蚀葉がいかに「区切りの機胜」から定型化しおきたか芋おみたい。江戞期の半分

以䞊は東西ずもに、「さらば」系の別れのあいさ぀を䜿っおいた。「さらば」から掟生語が次々に

珟れる。「あば」「あばあば」「あばよ」「さらばぞ」等である。これらの倉化は、「さらば」が時を

区切る機胜が垌薄化され、単なるあいさ぀の蚘号ず化しおしたったこずを衚しおいる。

日本人は、別れを告げるのに、盞手ずの呌吞を蚈り、区切りを衚す儀匏を行わないず別れられ

ない性分らしい。そのため、この「さらば」系がその機胜をなくした時、さらなる区切りの蚀葉

が必芁ずされた。これが、「さようならば」である。

「さらば」の系譜以倖には、階局を超えお広く「ごきげんよう」が䜿われおいた。この語に前

出の「さようなら」が付いおくるようになる。以䞋の衚は、発行時順に別れの蚀葉の䜿甚䟋を䞊

べたものである。

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è¡š 1江戞期「さようなら」の䞻な䜿甚䟋

発行時期 著者名 䜜品名 䜿甚䟋

1 1769 臌岡先生 郭䞭奇譚 「さよなら埡きげんより」

2 1770 北巊蟲山人 南江駅話 袖「モりペルマむ」茶「サペりナラ 埡機嫌

ペり」

3 1775 銬糞䞭咲菖蒲倧

田南畝 甲駅新話 「巊様なら、埡きげんよう」

4 1779 山手銬鹿人 道䞭粋語録 巊様なら埡きげんよう。お静かにめした

し」

5 1787 山東京䌝 瞜籬そうたが

き

「さやうなら、おいらん」「おやかたしうござ

りいした」「どなたもごきげんよう」

6 1788 唐掲 曟我糠袋

さく「埳蔵埡䟛にでやアさやうなら、埡きげ

んよふ」時「い぀おたゐりやせう」さよ「お

さくさん。さようなら」

7 1795 南杣笑楚満人 敵蚎矩女英 「さようならば道䞭ごきげんよく」

8 1802 十返舎䞀九 東海道䞭膝栗毛 「皆さんこれにボハむ、さようなら」

9 1813 匏亭䞉銬 浮䞖床 「ハむ、さやうなら」

10 1826 葊廌屋高振 色深猍睡倢 「平さん、さやうなら」

18 䞖玀に圓たるには、「さようなら」が「ごきげんよう」ずいっしょに䜿われおいる。

しかし、19䞖玀に入ったころ「さようなら」は「ごきげんよう」ずいっしょずはいえなくなる。

18 䞖玀から 19 䞖玀になる頃、すなわち寛政から享和の頃にほが定型化した感動詞になったず

芋る。その理由は、さようならの前に「ハむ」等、時間を区切る衚珟が䜿われるようになるから

である。「さようなら」は、その堎の頃合いを読んで、時間の区切りを告げるための接続衚珟であ

る。その蚀葉の前に、さらに区切りの蚀葉を付けるずいうこずは、埌ろの「さようなら」に区切

りの機胜がなくなったこずを意味する。

この「ハむ」ずいう掛け声は、意味のある蚀葉ではないが、盞手の泚意を喚起するこずで、䞀

皮の区切りの機胜を持぀ず考えられる。この語は、この頃より以前から、あいさ぀蚀葉に付けお

䜿われおいる。

䟋 1 『曟我糠袋』

「ハむ、埡きげんよふ」

( 唐掲 , 1788 )

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これずほずんど同時期に出されたものにこのようなものがある。

䟋 2 『瞜籬そうたがき』

「さようなら、埡きげんよふ」

( 山東京䌝 , 1787 )

すなわち、「ハむ」ず「さようなら」は䌌たような機胜を持っおいたず芋られる。しかし、それ

が「ハむさようなら」ずなったこずで、「さようなら」は別れを告げる機胜を持぀感動詞であり、

定型化したあいさ぀蚀葉ずするこずができる。

4.3. 別れの蚀葉「では」「じゃ」の登堎

4.3.1. 巊様じゃではの登堎

「では」ずそこから掟生した「じゃ」以䞋「じゃ」系は、どちらも江戞期に発生し、別れの蚀

葉に䜿われるようになったず芋られる。前田(1979) 『江戞語の蟞兞』の初出玹介では、享和 2 幎

(1802 幎)「さよじゃ」の圢である。登堎の時期は「さようなら」系から少し遅れる。䞊方での蚘

茉がないこずから、江戞かその呚蟺から出おきたものであろう。

さようなら系ずの䜿い分けは、さようなら系に瀟䌚的身分の䞊䜍者や改たった堎での䜿甚が目

立぀こずから、そのような堎ではないずころでの䜿甚ず考えられる。すなわち、珟圚別れの蚀葉

の代衚を成す「さようなら」系ず「じゃ」系は、同じ時代、同じ地で䜿われ広がったず芋られる。

4.3.2. 「それではじゃ」ぞの倉化明治期

明治期以降、文孊䜜品からは別れの蚀葉ずしお「巊様では」「巊様じゃ」ひらがな衚蚘も含む

は、むンタヌネット資料「青空文庫」からは芋いだせなかった。

明治期以降は、「それでは」「それじゃあ」ずいう珟圚ず同じ圢が䜿われるようになった。し

かし、明治期ではただ、か぀おの「さようなら」ず同じ意味で、別れを衚すマヌカヌには成りき

っおいない。前蚀たたは堎の状況から、次の展開ぞ導く接続衚珟ずしお䜿われおいる。それ

は、文孊䜜品で「それではじゃあ。」のみで別れを告げる堎面が芋いだせないこず別れの堎

面で䜿われるこずさえ数少ない、「じゃあね」等終助詞ずの接続がただ珟れないこずからいえる。

4.3.3. 別れの蚀葉ずしおの「それではじゃ」の登堎倧正期

倧正期、別れの堎面で倚くの「それでは」が䜿われるようになる。さらに、「じゃあ」単独で別

れの蚀葉ずする䟋が珟れる。

䟋 3 雪枡り

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「それでは、さようなら」

宮沢賢治 , 1921 

䟋 4 氷蔵の二階

圌女は、頭で、じゃあ、ず䌚釈し、倖に出た。

宮本癟合子 , 1926 

4.3.4.感動詞「じゃあね」の誕生

これたでの「ではじゃ」は、あくたでも接続衚珟ずしお、その文脈の䞭で別れの蚀葉の機胜

を果たしおいた。しかし、か぀お「さようなら」が接続衚珟から感動詞ぞの倉化したように、こ

れらも新たな感動詞ず倉化しおいく。

昭和に入るず、少数ではあるが「じゃ」に終助詞の「ね」を付け「じゃ、ね」ずいう別れのあ

いさ぀が出おくる。

䟋 5 富士

「もういいわ。じゃ、ね」女が恋人らしき男に別れを告げる

( 岡本かの子 , 1910幎代前半)

これらは珟圚では、最もよく䜿われる別れのあいさ぀蚀葉になっおいる。これは、1960幎代の

終わりから「よく䜿う新しい別れの衚珟」ず認識されおいたこずが、1969幎の雑誌からもわかる。

䟋 6 週刊朝日. 昭和 44幎 6月 20日号. ミニ字評

じゃあね

圓節の子䟛たちは「サペナラ」の代わりに「じゃあね」ずいうようだ。

 奥山 , 1969 .: 70

1950幎以降の調査は、電子資料がただ十分ではないため、怜玢䜿甚ができず、芥川賞受賞䜜品

党集ず、星新䞀党集、倧孊や地域図曞通で、この時代に該圓する䜜品集を䞀぀䞀぀芋おいく方法

を取らざるを埗なかった。その調査に結果、「じゃあね」は小説の䞭でも、1970 幎前埌から䜿甚

が増えおいる。

䟋 7 内灘倫人

「じゃあね」19歳の少女が店の老人ず幎䞊の女性に別れを告げる

( 五朚寛之 , 1968 幎 : 291 )

䟋 8 䌚瀟の女

「じゃネ」22歳の OLが同じ䌚瀟の幎䞊の男に別れを告げる

( 枅氎䞀行 , 1971 )

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では、なぜ「じゃ(あね」が、感動詞化しおいるずいえるのか。それは、このひず固たりの語の

前に、区切りを衚す語が付けられるからである。

珟圚では、「じゃヌね」の前にさらに、「そんじゃ」「それじゃあ」等を付けるこずがはやっおい

る。

䟋 9 その日のブログの最埌の蚀葉

「そんじゃ今回はこれでじゃヌねヌ」

ブログ Always by “shin” new Diarysintaitatu.blog3.fc2.com

䟋 10 その日のブログの最埌の蚀葉

「それじゃじゃヌねヌ」

http://blogs.yahoo.co.jp/kikkun55/57795335.html

か぀お 19䞖玀の江戞期に「さようなら」が区切る機胜を倱い「ハむ、さようなら」のように䜿

われおいたのず同じように、「じゃね」にも区切りを衚す蚀葉が぀くようになっおきた。これは、

「じゃね」が区切りを衚す接続衚珟ずいうより、定型化したあいさ぀蚀葉ず捉えられる根拠であ

る。

4.4. 圢匏ず内容の倉化

別れの蚀葉は、時を区切り、堎の共有意識を持぀などの内容の共通性を持ちながらも、「さあら

ば」「さらば」「さようならば」「あば」「では」「じゃあね」等ず様々な圢を取っおきた。

他のあいさ぀蚀葉にも、圢匏ず内容の倉化が認められる。しかし、その皋床はそれぞれによっ

お異なる。たずえば、「おはよう」は圢匏䞊の倉化は小さいが、内容には倉化が認められるなどで

ある。

次に、それぞれのあいさ぀蚀葉のどこがどのように倉化したのかを詳しく芋おいきたい。

圢匏ず内容の倉化の芁因

5.1. 倉化した点は䜕か

倉化を匕き起こす芁因を抜出するために、以䞋の手順を螏んだ。

定型化した基本圢を決める堎合によっおは䞁寧圢ずぞんざい系の 2皮になる

基本の圢が敬䜓ず普通䜓の二皮になるもの衚には※印を付けた

「おはよう」「おはようございたす」

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268

「埡苊劎」「埡苊劎様」+です・でした

「お疲れ」「お疲れさた」+です・でした

本論文で扱った䞻なあいさ぀蚀葉にどんな倉化があったのか、たたはなかったのか衚にする。

衚のデヌタを分析しお、個々の倉化の芁因を導き出す。

挚拶の倉化のポむントずしお倧きく二぀に分け、さらにそれぞれ 3 ぀ず぀、蚈぀の項目を挙

げた。以䞋に衚に䜿われた項目名に぀いお䟋ず共に説明を加えたい。

A 圢匏音声・衚蚘的圢に関するもの

短瞮化「こんにちは」が「こんちは」のように短くなる珟象

音の入れ替わり「さようなら」が「さいなら」ずいうように他の音玠に眮き換わる珟象。

付け足し「こんにちは」が「こんにちわっす」ずいうように、䜕かが付けたされる珟象。

B内容機胜等に関するもの

䜿甚者時代ずずもに、今たで䜿わなかった人がその蚀葉を取り入れるずいった䟋

意味の拡倧劎い蚀葉の「お疲れさた」が出䌚いのあいさ぀に䜿われるような䟋。

ポラむトネスストラテゞヌブラりンレビン゜ンの分類を利甚。同じあいさ぀蚀葉がポ

ゞティブ機胜が匷くなったり、ネガティブ機胜が匷くなったり等ポラむトネス機胜が倉わるこず。

以䞋に各あいさ぀蚀葉は、䜕が倉化したかを瀺す衚を茉せる。

ポラむトネスストラテゞヌの「P」はポゞティブポラむトネスを衚す。「N」はネガティブポラむ

トネスを衚す。

è¡š 2あいさ぀蚀葉の䜕が倉化したか

A1

短瞮化

A2

音の入れ替え

A3

付け足し

B1

䜿甚者

B2

意味の拡倧

B3

ポラむトネススト

ラテゞヌ

おはよう ○ × ○ △ △ PN)

こんにちは ○ × ○ ○ × P→N

こんばんは × × △ ○ × P→N

さようなら ○ ○ △ ○ × N

ごくろう × × ○ ○ × P

お぀かれ ○ × ○ ○ ○ P

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△は少数の䜿甚たたは䜿甚の可胜性があるこずを衚す

補足

短瞮化の䟋「おはよ」「おは」「おす」「こんちは」「ちわ」「さよなら」「お぀」

音の入れ替わりの䟋 「さいなら」

付け足しの䟋 「おはよっす」「こんにちわっす」△「こんばんわっす」△「さよならっす」△

「ごくろうさたっす」「お぀かれヌす」

補足

「おはよう」の䜿甚者の倉化に぀いお

家族間でさほど䜿甚されなかった「おはよう」が、家族間の朝のあいさ぀になった。

補足「おはよう」の意味の倉化に぀いお

「おはよう」は元々、朝に限定したあいさ぀ではなかったが、孊校で指導項目に入れられおか

ら、朝のあいさ぀ずいう意識が高たったず芋られる。しかし、近幎、状況は限られるものの、時

間に関係なく出䌚いに䜿う傟向が出おいる。「語源」に垰るような珟象のため、他ず区別しお△マ

ヌクを付けた。

5.2. 衚から分かるこず

共通点ずしお、ここに挙げた党おに「っす」を付けるこずができるずいうこず。さらに、定

型化から今たでに䜿甚局に倉化が芋られるずいうこずである。

たた、「今晩は」ず「埡苊劎」以倖は、䜕らかの圢匏倉化を起こしおいる。明らかな意味の拡倧

は、「お疲れ」系のみである。他は、定型化されたずきのほが同じように、出䌚いや別れの意味を

保っおいる。

ポラむトネスストラテゞヌから芋るず、「こんにちは」ず「こんばんは」がポゞティブストラテ

ゞヌ以䞋 PPからネガティブストラテゞヌ以䞋 NPに倉化しおいる。これは、気のおけな

い粋なあいさ぀や、新しい時代を象城するようなあいさ぀から、だれでも䜿えるあいさ぀ずなり、

無暙化しおしたったこずから、PP ストラテゞヌが機胜しなくなっおしたったず考えられる。

ただし、「おす」「ちわ」「お぀」等ず短瞮すれば、芪しさや仲間意識を増すこずができる。たた、

「っす」を付けた圢にするず、敬意や芪しさ等を衚すこずができる。

珟圚、基本の圢のたたでは PP が機胜しないものずしお、「こんにちは」「こんばんは」「さよう

なら」がある。他のあいさ぀蚀葉が機胜しお、なぜこれらは機胜しないのであろうか。

それは、メッセヌゞを䌝える力の匱さに起因しおいるず考えられる。

䟋えば、「おはよう」には時間に遅れず勀勉に掻動するこずをほめる意味が、蚀葉に珟れおいる。

「埡苊劎」は、苊劎したこずを理解し、その頑匵りを評䟡したり同情する気持ちが字面から芋え

る。「お疲れ」も、疲れるたで頑匵ったこずぞの共感が芋える。しかし、「こんにちは」からは、

出䌚ったこずを認める意味しか䌝わっおこない。か぀おは、遊里出自のかっこよさや、欧米の匂

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270

いがする先進性があったが、それがすっかり忘れられた今は、䌝えるべきメッセヌゞを倱っおい

る。

5.3. 圢匏倉化の芁因

では、倉化を起こす芁因ずは䜕か。圢匏䞊の倉化は、A2音玠の眮き換えよりも A1短瞮

化ず A3付け足しによるものが倚かった。そこで、この二぀の倉化から考えおみたい。

5.3.1. なぜ短くするのか

その理由は、二぀挙げられる。䞀぀は、必芁以䞊に劎力を割きたくないからである。もう䞀぀

は、短くするこずでコミュニケヌション䞊の効果が埗られるからである。

蚀語の経枈性

Zipf(1949)以䞋ゞフず衚蚘は、人間の行動には”principple of effort”すなわち最小限の劎力で

行動しようずする原則が働いおいるずしおいる。ゞフは、この法則を蚀語孊にも圓おはめ、語圙

の䜿甚頻床、圢匏音韻、衚蚘を䟋にした。

ゞフの蚀う最小限の劎力をあいさ぀蚀葉の遞択においおみる。「こんにちは」は「こんちは」ず

なったずころで、意味を間違える人はいない。それがさらに「ちわ」ずなっおも、盞手ぞの心蚌

を損なわない限り、問題はないわけである。

では、なぜ「こんばんは」は短瞮化しないのか。珟圚は仮説しか出せる状態ではないが、䞀぀

には、䜿甚頻床ずの関係が考えられる。よく䜿うからこそ短瞮する。しかし「こんばんは」は、

個々の人間がたびたび同じ盞手に口にするあいさ぀ではないのかもしれない。たた、音韻論的な

理由も考えられる。消すべき音玠が芋぀けにくいのではないだろうか。

ポラむトネスずしおの効果

あいさ぀蚀葉を短くするこずで、ポラむトネスの機胜はどう倉わるのであろうか。短瞮化によ

っお倧きく圢を倉えた語源の異なる䞉぀の語、「オス」「チワ」「オツ」を比范したい。これらの共

通点は、芪しい間柄か䜕かの集団内でのあいさ぀である。すなわち、基本の圢から離れおも、気

持ちは通じるこずを確信しおいなければ䜿えない。したがっお、短瞮するこずで、PP が機胜する

ようになる。

以䞊のこずから、短瞮(A3)の理由は、最小限の劎力でコミュニケヌションしようずいう人間本

来持っおいる行動本胜ずポラむトネス䞊の効果ぞの期埅によっお、起こるず芋られる。

5.3.1. なぜ付け足すのか

わざわざ完成されたあいさ぀蚀葉になぜ語を付け足すのか。この語末の語の倚くは「っす」

である。その他は、盞手ぞの敬意を蟌めた劎いである「埡苊劎」に江戞期埌半に「様」を付ける

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甚䟋が増えおきた。いずれにしおも、これらには以䞋に挙げるポラむトネス䞊の理由が考えられ

る。

ⅰ敬意䜎枛の法則

すでに完成されおいた「埡苊劎」に「様」が぀いたのは、第六章で述べたずおり、敬意䜎枛の

法則が働いたものである。䜿われおいるうち、「埡」だけでは敬意が物足りなくなっおしたう。こ

れはいわば特別の埅遇を衚したかったのに、その敬語がありきたりになっおしたい「無暙」に近

いレベルになっおしたうずいうこずである。そのために、新たな敬意の指暙を加える必芁があっ

た。これが「様」であったず芋られる。

ⅱ新敬語の利甚

敬意衚珟の付いた「おはようございたす」「ご苊劎様です・でした」「お疲れさたです・で

した」を陀くず、「こんにちは」「こんばんは」「さようなら」には、適圓な敬意を衚す付属語が

今たでなかった。しかし、普通䜓の語尟に「っす」を付けるいわゆる新敬語が流行り、それが

あいさ぀にも付くようになった。この䞭で特に「こんにちは」はよく䜿われ、それに䌎っお、「こ

んちわっす」「ちわっす」ずさらなる圢匏倉化も起こしおいる。

ただし、他の「こんばんは」「さようなら」は、あたり新敬語ず共に䜿われない。敬意を衚した

い堎合は、他の蚀葉を䜿う、この語を単独では䜿わず、他の蚀葉に敬意を含たせるずいったスト

ラテゞヌを䜿っおいる。

新敬語を䜿うこずで、敬意だけではなく芪しさ、たたは所属意識を高めるこずができる。した

がっお、「おはようございたす」ず「おはよヌっす」は、敬意衚珟でも機胜は異なる。

ⅲ経枈性劎力の削枛

元々敬䜓を持぀「おはよう」「お疲れ」には、「おはよヌっす」「お疲れヌっす」のように新敬語

もよく䜿われる。では、敬意を衚す圢を持ちながら、あえお新敬語を䜿うのであろうか。理由は

二぀考えられる。䞀぀は、先に述べたずおり、芪しさや所属仲間意識を衚すためである。も

う䞀぀は、ゞップの「最小限の劎力」意識が働いおいる。「おはようございたす」より「おはよヌ

す」で枈めばその方が簡単でいい。最近、筆者にこのような簡䟿あいさ぀を䜿う倧孊生が増えた。

因みに授業終了時には、「あざっす」たたは「お぀かれヌす」が、ありがずうやさようならに混じ

っおいる。

普通䜓に新敬語を付けるこずによっお、敬意衚珟の省゚ネを図っおいるず芋られる。

ⅳ䜿甚者の倉化ロゞャヌズの S 字曲線

衚では、党おの項目に䜿甚者局の倉化が挙げられおいた。それは、第䞉章のロゞャヌズの普及

における S 字曲線から説明できる。最初は、取り入れた人数は少数であり、埮増状態が続く。そ

の埌、急速に䌞び、やがお安定期に入る。これはたさに、新しい蚀葉の普及にも蚀える。

ⅎポラむトネスストラテゞヌ(B3)の倉化

「こんにちは」「こんばんは」のポラむトネスストラテゞヌが、PP から NP に倉化しおいる。こ

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れは、先に述べたように、ありふれたあいさ぀になっおしたったため、仲間意識を衚せなくなっ

おしたったこずに原因がある。

では、「おはよう」「お疲れ」は、ありふれおいながらどうしお PP を保っおいるのであろうか。

それは、その圢が残す盞手を高く評䟡するメッセヌゞ性であろう。「早い」「疲れた」ずいう語源

の意味を衚す郚分がはっきり盞手に䌝わるこずが、これらの PP を保っおいる理由である。

内容倉化の芁因

内容の倉化には、䜿甚者の倉化があげられる。䟋えば、江戞時代庶民、それも倧人の間で䜿わ

れおいた「こんにちは」が倧正時代、小孊読本に乗るたでになった。たた、劎いの蚀葉であった

「おはよう」が家族間でも䜿われるようになった。これらは、教育事情や、倖囜語の蚳語ずしお

の必芁性が関係する可胜性がある。

たた、意味の拡倧があげられる。「お疲れさた」は、幎に広たりだした戊埌間もなくのころは、

劎いの蚀葉か別れのあいさ぀それも芞胜・攟送業界などのであった。しかし、1980幎代以降

急速にその意味を広げ、「こんにちは」の代わりの出䌚いのあいさ぀などになっおいる。これは、

「お疲れさた」の持぀仲間意識等が他の語にはない䟿利さを生み、時代の䞭で受け入れられおい

ったものずみられる。

このように、内容の倉化には、瀟䌚的芁因が関わっおいる可胜性が高い。次に、瀟䌚ず蚀語倉

化ずのかかわりを芋おいきたい。

「倧儀」の終焉ず「ご苊劎の党盛」

江戞時代、歊士階玚は䞋䜍者を劎う時「倧儀」を䜿っおいた。しかし、この語は明治期に入る

ず、早々に消えおしたった。その理由は、歊士階玚の象城的な蚀葉ず芋なされたためず思われる。

城兵制による近代的囜軍ずいう新しい時代の重芁事項は、歊士の吊定からはいらなければならな

かった。ずりわけ、この軍制床を掚し進めおいったのが、非歊士階玚の倧村益次郎ずその埌を継

いだ元奇兵隊指揮官山瞣有朋であった。「倧儀」はたさに远攟された蚀葉ずいっおもよい。

軍隊の他、公の堎所で採甚された劎い蚀葉は「埡苊劎」である。この語が軍隊甚語ずしお正匏

採甚された蚘録は芋぀かっおいない。しかし、日露戊争回顧録である盞銬基線(1935)においお、皇

族将校が郚䞋に「ご苊劎であった」ず声をかけ、その郚䞋が感激したずいう蚘述がある。日露戊

争時には、この語が郚䞋を劎うものずしお䜿われおいたのは間違いない。

「埡苊劎」は、「ご苊劎様」の圢で、䞊䜍者にも芪しいものにも、芋知らぬ者にも、すなわち、

だれにでも䜿えた。明治から昭和 50 幎頃たで、「埡苊劎」系の党盛期ずいっおよいだろう。この

時代を振り返るならば、実際生掻の苊劎が絶えなかった時代であった。盞次ぐ戊争ず敗戊、埩興

ず高床成長の䞭で、日本人は苊劎をし続けた。そんなお互いの苊劎を讃え、同情し合っおいた時

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代であった。

7.2.「お疲れ」の䌞匵

「お疲れさた」等の「お疲れ」系は、叀くからあったようが、䞻に名詞での䜿甚で、感動詞ず

しおは、䞊方・江戞等ではほずんど䌚話で芋いだせない。䞭郚地方等の方蚀ずしお䜿われおいた。

芞胜界特に歌舞䌎界、攟送業界にあいさ぀ずしお䜿われおいた。

別れのあいさ぀ずしお広がるのは、映画や攟送業界が盛んになっおからのこずであるから、昭

和に入っおからではないか。劎いずしおは、昭和の終わりたで「ご苊劎様」ずうたく䜿い分けら

れおいた。この語は、1980幎代、埡苊劎以䞊に䟿利な劎いずしお認識されるようになり、1990幎

代には、非垞な広がりを芋せ、意味の拡倧を芋おいる。

7.3. 「じゃあね」ず若者文化

「じゃあね」は、昭和の初期からあったずしおも、新たな別れの感動詞ずいえるほど、定型化

されるのは、1960 幎代埌半昭和 40 幎代である。この時代、戊埌に教育を受けた子䟛たちが

成長し、朝鮮戊争、䞭華人民共和囜の成立、日米安保、それに続く孊生運動など、叀い䟡倀芳が

保おない時代であった。この時代の䞭、若者たちは既成の瞛りを次々に砎り、新しい蚀葉を暡玢

しおいた。

「じゃあね」が若者の別れのあいさ぀ずしお、人気を博したのも、そのような背景が圱響しお

いるのではないだろうか。

7.4. あいさ぀蚀葉が消える新興類䌌衚珟の登堎

あいさ぀においお、蚀葉を亀わす傟向は増え続けおいる。か぀お、無蚀の䌚釈が普通であった

職堎の廊䞋でのすれ違いも、今では「声をかけないのは倱瀌」ずいう意識に倉わっおしたった。

そのような時代にありながら、「ご苊劎様」が絶滅の危機にひんしおいる。他にも「ごきげんよう」

も絶滅危惧皮に入れられるかもしれない。絶滅ずはいかないたでも「さようなら」は、孊校以倖

では䜿う機䌚があたりない。

これらの衰退の原因ずしお考えられるのが、類䌌衚珟の勢力拡倧である。か぀お「倧儀」は政

策が絡んでいたずはいえ「埡苊劎」に远われた。その「埡苊劎」も「お疲れ」系によっお、特に

若い局の䜿甚者を枛らしおいる。「こんにちは」も「おはようございたす」の午埌進出ず、「お疲

れさた」の汎甚化、さらに、自らの掟生語である「ちゃす」等によっお、䜿甚の機䌚を枛らしお

いる。「さようなら」は、公の堎䜿える「倱瀌したす」ず日垞的で家族にも䜿える「じゃあね」に

よっお、肩身の狭い立堎にいる。今埌、「さようなら」は「さらば」ず同じように感動詞から名詞

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さらに連䜓詞的甚法に倉わっおいく可胜性も考えられる。

瀟䌚に䜕らかの倉化があれば、それに合わせお遞ばれる蚀葉も倉わっおくる。わずか 10 幎埌、

あいさ぀蚀葉に倉化が起きおいるかもしれない。

7.5. あいさ぀蚀葉を倉化させる芁因ずは

これたでの圢ず内容の倉化の分析結果から、倉化をもたらすものは内的芁因ず倖的芁因に分け

られる。

内的芁因

最小の劎力で行動しようずする意識蚀語の経枈性

ポラむトネスP ず略䞊の効果を求める意識䞻にポゞティブ P

敬意䜎枛の法則

䞻にネガティブ P.である。 無暙化を恐れ、敬意を瀺す付属語を付け足す

倖的芁因

䜿甚局の倉化普及の S字曲線ずそれに䌎う無暙化ポラむトネス機胜の倉化

瀟䌚からの圱響

類䌌語衚珟の勢力拡倧

誀解の定着

これらの芁因をさらにみるず、人間関係䞊の効果を求めお語を倉圢させるからたでず、

時代の倉化の圱響を受けお語が倉わっおいくからたでに二分される。は普及ずいう

いわば瀟䌚的な芁因でもあるため、はっきりず分けられるものではない。したがっお䞡者の䞭間

に䜍眮しおいる。前者の倉化は個々人の内偎から発するものであり。埌者は倖郚からの圱響によ

るずころが倧きい。たた、これらの芁因は互いに関係しあっおいる。たずえば、敬意䜎枛の法則

は、敬意が無暙化されるこずでもある。たた、蚀語の経枈化は、蚀葉を短くしお元の圢を厩しお

も蚱される関係であるこずが前提ずなるこずが倚いため、ポゞティブ P の効果にも぀ながる。

以䞊、さたざたな芁因を挙げたが、これらが耇雑に圱響しあい、蚀語倉化に぀ながるず考えら

れる。

. あいさ぀蚀葉の終焉

8.1. 意味ず機胜の垌薄化から無暙化ぞ

最も叀い可胜性が高い定型化あいさ぀である「さらば」をモデルに、あいさ぀蚀葉の終焉を芋

おみたい。

「さらば」は、時間を区切る機胜のゆえに、別れのあいさ぀に䜿われるようになった。しかし、

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275

定型化によっおその意味は薄れ、単なる別れを告げる音の連なりずなっおいった。しだいに、あ

りふれたあいさ぀ずなり、そのたたの圢基本圢は、無暙化しおいく。この無暙化ずほが同時

に「さらばぞ」「あば」等の掟生語が生たれるようになる。そしお、実際に時間を区切る機胜を持

った新衚珟「さようなら」に代わられる。

8.2. 珟圹を退いた埌のあいさ぀語甚途ず品詞の倉化

8.2.1. 感動詞から名詞ぞ

䜿い叀されたあいさ぀蚀葉は、もはや感動を呌ばない感動詞になり、他の類䌌衚珟が力を埗れ

ば、実甚的なあいさ぀蚀葉の座を降りなければならなくなる。しかし、䞀床定型化されたものは

簡単には消えない。そこには二぀の道が残される。

䞀぀は、文孊的な衚珟になり、人の心情に蚎える働きをする。我々は文を曞く時、敢えお叀語

を䜿うこずがある。その時この叀語は、珟代の衚珟に察しお有暙であるがゆえに、心情を匷調す

る効果がある。たずえば、平安時代から江戞期たで䜿われた「さらば」が、日垞のあいさ぀蚀葉

ずいうステヌゞでは珟圹を終えたものの、SFアニメの䞻題歌になるほど、その存圚感は確かであ

る1974幎からテレビで攟送が始たったアニメ「宇宙戊艊ダマト」の䞻題歌の冒頭が「さらば地

球よ」。

もう䞀぀は、品詞を倉えお生き残るこずである。平安時代の「さあらば」が」「さらば」ずいう

定型化された感動詞になった。それが、あいさ぀蚀葉の座を「さようなら」に譲っおから、「おさ

らば」のように、䞻に名詞ずしお䜿われるようになった。たた珟圚、別れのあいさ぀を代衚する

はずの「さようなら」も、「サペナラする」「さよならだけが人生だ」のように名詞ずしお䜿われ

るこずが珍しくない。たた、サペナラヒット、さよならパヌティヌのように名詞を修食する連䜓

詞のように䜿われるようにもなっおいる。

8.2.2. 元が名詞の語倧儀

では、定型化する前の状態が名詞の堎合はどうなるか。「倧儀」がこの䟋に圓たる。歊家瀟䌚で

䞻君が家来や䜿甚人をねぎらう「倧儀」は明治維新埌、歊家瀟䌚の消滅ず共に消させおしたった。

しかし、江戞以前から党囜的に広がっおいたこの語には敬意を瀺す「埡倧儀」ずいう䜿い方もあ

った。これは、消されるこずはなく、方蚀ずしお今でも残っおいる。ただ、感動詞ずしおの䜿い

方はさほど倚くはないのではないか。「埡倧儀ぶるたい」のように名詞の䞀郚ないし、名詞を修食

する連䜓詞の働きをしおるものが倚いようである。

他に名詞から来おいるものには「埡苊劎」「お疲れ」があるが、倧儀ず異なり、あいさ぀以倖に

も普通に䜿える蚀葉なので、感動詞ずしお忘れられおいっおも、元の名詞ずしおの機胜は倱われ

ないであろう。

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276

たずめ

あいさ぀蚀葉の倉化は、圢匏ず内容の二぀の面からずらえられる。そしお、その倉化の芁因は、

内郚からの芁因ず倖郚からの芁因に分けられる。

最初に定型化されたず蚀われるあいさ぀蚀葉が別れの蚀葉であったずいうこずは、日本人がそ

れだけ、別れ方に心を砕いおいたずいうこずであろう。「去る」ずいう行為の前には、蚀葉でそれ

を衚し、人間関係の維持に぀なげなければならない。盞手が「ああ、別れを告げおいるのだな」

ずわかるような別れのマヌカヌが必芁ずされたのであろう。

その際、別れのマヌカヌに遞ばれたのは、堎の空気から時間の区切りを行うずいう行為であっ

た。これは䞀方的な宣蚀ではなく、盞手ずの阿吜の呌吞で行われた。これは、「堎の共有意識」に

よるものである。

この堎の共有意識は、別れのずきだけではなく、埌幎生たれ続けた様々なあいさ぀にも圓おは

たる。この背景には、日本人の思想や文化が関係しおいる。

あいさ぀蚀葉は感動詞の䞀぀である。その品詞名の通り、人の心情ず倧きく関わっおいる。そ

のため、あいさ぀蚀葉は時間ず共に様々な倉化を起こす。人は、叀いものを忘れ、新しさを求め

る。個々の蚀葉の持っおいる本来の意味を離れ、飜き、時代によりあった語を歓迎する。

すでに、「さらば」や「倧儀」はあいさ぀蚀葉ずしおは終焉を迎えたず考えおいいだろう。たた、

「ご苊劎様」や「さようなら」もかなり人気に陰りが芋えおいる。しかし、か぀お広く䜿われお

いたあいさ぀蚀葉は、そう簡単には消滅せず、品詞を倉え、名詞や連䜓詞になるこずで残っおい

く。

あいさ぀蚀葉に倉化は付きものではあるが、完党にその存圚を消すこずは難しい。䜿われなく

なったずしおも、その時代の特城や人々の生掻、心情を知る「よすが」ずしお、貎重な存圚であ

り続けるであろう。

尚、本皿は論蚌䞍十分の箇所もある。限られた玙面では十分に衚せなかったが、近幎の拙皿を

合わせ読んでいただけば、䟋や根拠ずなるデヌタをお芋せできる。

謝蟞

6 幎間、私ずいう䞍肖の教え子をご指導くださった井䞊先生に心からの感謝をいたしたす。た

だ、半人前ですが、これからも研究を蟞めずに進んでいきたいず思いたす。どうか今埌ずもよろ

しくお願いいたしたす。

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