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■平成27年10月1日印刷 ■平成27年10月5日発行 ■オイスカ ■毎月1回5日発行 ■通巻627号 ■昭和42年12月27日第三種郵便物認可 オイスカ便り 国際協力の現場から TOPIC グローバル「子供の森」サミット in 山梨 レポート 私たちが学んだこと 伝えていきたいこと 2015 OCTOBER 10

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  • ■平成27年10月1日印刷 ■平成27年10月5日発行 ■オイスカ ■毎月1回5日発行 ■通巻627号 ■昭和42年12月27日第三種郵便物認可

    オイスカ便り国際協力の現場から

    TOPICグローバル「子供の森」サミット

    in 山梨 レポート私たちが学んだこと 伝えていきたいこと

    2015OCTOBER10

  • 2Contents | October 2015 OISCA

    今月の表紙写真

    活動現場でカメラを向けると一目散に逃げる子どもがいるが、こうしてポーズをとってくれることも。デジカメが主流になってからは、撮影後に「見せて、見せて」とせがまれることも多い。「ほら、カッコよく撮れたよ」 (タイ・スリン県)

    What's OISCAオイスカ・インターナショナルは、「すべての人々がさまざまな違いを乗り越えて共存し、地球上のあらゆる生命の基盤を守り育てようとする世界」を目指して1961年に創立され、現在34の国と地域に組織を持つ国際協力NGOです。

    公益財団法人オイスカは、1969年にオイスカ・インターナショナルの基本理念を具体的な活動によって推進する機関として生まれ、主にアジア・太平洋地域で農村開発や環境保全活動を展開。特に人材育成に力を入れ、オイスカの研修を修了した現地の青年は、各地で地域開発に取り組んでいます。国内では農林業体験やセミナー開催などを通して啓発活動を積極的に進めています。

    オイスカの世界観がこの標章に象徴的に表さ

    れています。天(青)、火(赤)、水(水色)、地

    (黄)、それにこの4要素を調和的に活動さ

    せ、人類万物のいのちを生成発展させる源で

    ある「宇宙」を表す黒です。

    人間の生存に不可欠な三要素“産業・精神・

    文化”のバランスを大事にした発展を世界規

    模で推進していくことを目的として、このよ

    うに名付けられました。

    OISCAの標章

    OISCAという名称の意味

    O rganization 機構I ndustrial 産業S piritual 精神C ultural 文化A dvancement 促進

    Photo by Prayat Savangsookh

    Contents3 OISCA NEWS

    6

    8 TOPIC

    中部日本研修センター/四国研修センター/西日本研修センター/沖縄事務所

    10 国際協力の現場から オイスカと共に歩んだ20年

    12 オイスカ広場 われらがオイスカ!/思い出写真館/研修生の素顔/スタッフ日記

    14 情報交差点 新着情報 ほか

    TOP NEWS/海外/国内

    インドネシア・スカブミ研修センター 所長 ムハマッド・ハリッド

    私たちが学んだこと 伝えていきたいこと

    グローバル「子供の森」サミット in 山梨 レポート

    オイスカ便り

    創 立 者 の こ と ば

    産業精神の教育 「今日、理論闘争によって、いがみ

    合い、敵視し合っている悲観的状況は、

    口論・論議・論争を能事とする教育が

    世界を風靡している結果である。

     この悲観すべき世界の現実にかんが

    みて、第5回精神文化国際会議におい

    ては精神教化の必要を強調し、宇宙意

    思に基づいて宇宙霊界を観察し、精神

    産業を霊覚して精神的教養の基本とな

    すとともに、これに基礎を置く正しい

    産業精神の啓発に力を注いで、人類の

    真の福祉を実現することに衆智を集め、

    世界に寄与すべき大本を打ち立てるこ

    とを主題としている。

     この会議は、各国の全力を傾けてい

    る産業の開発を成功に導かんとするも

    のであり、産業開発の大事業に当面す

    る幾多の困難性を克服するものは産業

    知識よりも、この正しい産業精神の力

    であることを宣明する会議である。結

    論的にいえば、精神産業並びに産業精

    神を真実に理解することによって産業

    をたましいのある産業となし、山積し

    ている障害を突破する国際会議なので

    ある。

     精神的な教養が心を開き発動する霊

    力を活用するならば、産業開発に必要

    な実行方法が自然に自覚されてくるの

    である。この故に精神産業に基礎を置

    く正しい産業精神の教育を、明日のよ

    り良い世界のために提唱し、これを第

    一議題とするものである。」

    (1964年、創立者・中野與之助翁のことばより)

    2015OCTOBER10

  • オイスカの最新ニュースを3ページにわたってご紹介します。

    TOP NEWS

    3 October 2015 OISCA | OISCA NEWS

    上半期海外ボランティア

    10ヵ国で250名が海外の現場を訪問

    感動体験を地域に広げる動きも

    フィリピン・アブラ州の「ネクスタの森」

    大歓迎を受けた後、植林の輪に加わる日本人ボランティア(スリラン

    植林後の記念の一枚(カンボジア)

     

    オイスカでは、各国のプロ

    ジェクトで日本から多くのボ

    ランティアを受け入れ、植林

    をはじめとするさまざまな活

    動への参加機会を創出してい

    ます。今年度も全国のオイス

    カ支部や支援組織、会員企業

    などがボランティアツアーを

    企画し、上半期に10ヵ国で約

    250名の参加者がオイスカ

    の現場での活動を体験しまし

    た。

     

    静岡県支部では7月30日〜

    8月3日、「第23回地球環境

    再生フォーラム」を開催、県

    内の中高生をはじめとする22

    名がカンボジアを訪問しまし

    た。日本人駐在員を派遣して

    いない同国での活動は、研修

    生OBの手による「子供の森」

    計画(以下、CFP)が中心

    です。今回は隣国タイの日本

    人駐在員が同行し、ボランテ

    ィア受け入れのサポートと、

    長年CFPを実施してきた経

    験の共有が行われました。カ

    ンボジアでは、近隣諸国同様、

    急速な発展に伴う森林破壊が

    問題になっており、また20年

    以上続いた内戦による森林の

    劣化も看過できない状況にあ

    ります。そのような中で進め

    られているCFPは森林の回

    復だけではなく、次世代の育

    成を目指しているプログラム

    であることから国内での注目

    度も高く、今回のような日本

    人の訪問によりさらに国民の

    関心が高まることが期待され

    ています。

     

    関西研修センターが企画し

    て今年21回目を迎え

    た「フィリピン植林

    フォーラム」では、

    第1回の開催からア

    ブラ州を継続的に訪

    問しています。関西支部賛助

    会員のネクスタ㈱は2002

    年より従業員を同フォーラム

    に派遣し、植林に参画してき

    ました。本年7月、活動地で

    あるアブラ州に〝ネクスタの

    森〞を設置し、これまで以上

    に積極的に活動を展開してい

    くことを決定。参加した従業

    員からは、「現地を訪れて、

    日本での生活がいかに恵まれ

    ているかを知ることができた」

    「世界の平和、発展のために

    もっと自分たちにできること

    があるのではないかと考える

    機会となった」といった声が

    聞かれました。また、同社の

    担当者は「従業員が自分の子

    どもが通う小学校でフィリピ

    ンでの体験を語り子どもたち

    への環境教育につなげている

    事例なども報告されており、

    フォーラム参加の意義を強く

    感じている」と話しています。

     

    夏以降、ボランティアツア

    ーのピークは過ぎましたが、

    下半期もインドで開催される

    「第17回アジア太平洋青年フ

    ォーラム」(10月30日まで受

    け付け)など、各種プログラ

    ムが企画されています。今後

    も日本人が駐在する海外拠点

    を中心に、現地との調整を進

    め、より多くの皆さんにオイ

    スカの国際協力活動に肌で触

    れる機会をつくり、その輪を

    広げていきます。

  • OISCA NEWS | October 2015 OISCA 4

    海 外

    海 外

    インドネシア

    マングローブ植林調整員が

    大統領表彰を受賞!

    右/ボゴール宮殿で大統領(右)にトロフィーを授与されるマスハディ氏(中央は林業・環境大臣)

    下/大きく育ったマングローブ林の前でテレビ局の取材を受ける

    事業予定地を望む(タイ)

    養蜂は一度技術を習得すればそれほど手をかけずに収穫が得られ、需要も高い(フィジー)

    プロジェクト地で広がる持続可能な取り組み

    植林から保全・活用へ

    森を活かした生計向上を目指す

    ※植えられた木々の間の土地で農作物を栽培す

     

    る手法。森林の保護と作物栽培の両面が見込

     

    まれる。

     

    オイスカはインドネシアで、

    これまでに2600ha以上の

    マングローブ植林を実施して

    います。養魚場造成のためマ

    ングローブ林が伐採され、そ

    れに伴い海岸の土壌浸食が深

    刻化するジャワ島で、地域住

    民と力を合わせ再生に取り組

    んできました。現在は成長し

    たマングローブを活かし保全

    する活動も進めています。

     

    そんな中、2014年度か

    ら新たに植林を開始したブレ

    ベス県のプロジェクト調整員

    マスハディ氏が、「KALP

    ATARU」と呼ばれる大統

    領表彰を受賞しました。氏は

    以前より地域でグループを組

    織し、マングローブ林の回復

    に力を注いでいました。オイ

    スカが活動を行う上で、環境

    に対する意識を持ち積極的に

    行動する住民がその地に存在

    することは、非常に大きな意

    味を持ちます。オイスカは同

    氏を調整員に抜てきし、住民

    グループを応援しながらプロ

    ジェクトを進めています。

     

    マスハディ氏はこの植林を

    きっかけに、インドネシア・

    スカブミ研修センターの9ヵ

    月にわたる農業研修に子息を

    参加させました。マングロー

    ブの保全にとどまらず、規律

    訓練や有機農業の技術、子ど

    もたちへの環境教育やコミュ

    ニティを巻き込んだ取り組み

    を学ばせることで、ブレベス

    県における〝ふるさとづくり〞

    の後継者を育てたいという願

    いが込められています。

     

    大統領表彰を今後のさらな

    る活動への糧として、同国で

    の取り組みは続いていきます。

     

    8月11〜15日、本部海外事

    業部の職員2名が、外務省「日

    本NGO連携無償資金協力」

    (N連)の申請にかかわる案

    件調査のためタイに出張しま

    した。事業予定地は、周辺国

    や一部住民による野焼きの煙

    害に苦しむタイ北部チェンラ

    イ県。オイスカは同地で、長

    きにわたり多くの企業・団体

    と森づくりを進めています。

    現地では、そこに暮らす山岳

    民族を中心とした住民が、木

    の伐採や焼畑ではなく今ある

    森を持続可能なかたちで活用

    しその恵みを活かした生計向

    上が図れるよう、案件を進め

    ていくことが確認されました。

     

    調査では、現地駐在員らと

    共に対象地域の3つの村の住

    民から聞き取りを実施。その

    結果、キノコ栽培や養蜂、ア

    グロフォレストリーでのコー

    ヒー栽培が有効と判断しまし

    た。併せて、すでに実践され

    ている仔豚や仔牛などの家畜

    を貸し付けて肥育し、販売し

    た収益で返済と貯蓄を行うマ

    イクロクレジット方式の生計

    向上も効果的であるとし、案

    件に組み込んでいく予定です。

     

    タイで予定される養蜂は、

    すでに他国でも取り組みが始

    まっています。フィリピンで

    は、同じくN連より供与を受

    け台風被害復興支援の一環と

    して進んでいる養蜂普及プロ

    グラムで、5月に初めて蜜が

    収穫されました。またフィジ

    ーでは、元オイスカ開発団員

    の前原卓之氏がJICAのシ

    ニアボランティアとして国立

    青年研修センターに赴任、昨

    年から養蜂専門家として活動

    しています。同センターはオ

    イスカ・フィジーの拠点であ

    り、現地スタッフからの強い

    要望を受け、中断していた養

    蜂を再開、収穫した約6ℓの

    蜜はすぐに完売となりました。

    今後、在留邦人や観光客にマ

    ーケットを拡大していけば、

    研修生への学びの提供に加え、

    自助努力でのセンター運営に

    向けた大きな一助となること

    が見込まれます。

     

    養蜂は豊かな緑がある場所

    で行われます。オイスカが本

    格的に植林プロジェクトに着

    手して35年、世界各地に植え

    られた木々は大きな成長を見

    せています。育った森を保全

    しつつ住民の生計向上を図る

    上で、養蜂は持続可能な産業

    の代表例となります。今後、

    各国のプロジェクト地周辺の

    住民を対象に養蜂の普及を進

    める予定です。

  • 国 内

    国 内国 内

    5 October 2015 OISCA | OISCA NEWS

    「子供の森」計画子ども親善大使交流事業

    4ヵ国の子どもたちが集結

    ふるさとへの思いを込め活動を報告

    「学校の森・子どもサミット」in

    岡山

    代表10校の児童らが取り組み披露

    オイスカも実行委員として参画

    谷津干潟(千葉県)では、自然観察を通じて環境保全活動に取り組む日本の子どもたちと交流

    伝統衣装に身を包んで発表をするインド代表のサクシャン君(左)とレアさん

    ※8月2・3日に実施した「グローバル『子供

     

    の森』サミットin山梨」については、8・9

     

    ページで紹介しています。

    真鶴町「魚つき保安林保全プロジェクト」

    多様なステークホルダーと協働

    地域の価値を高める森づくり

    松の幹の太さを測定する参加者

    服が濡れるのも気にせず沢歩きを体験

     

    7月30日〜8月9日、「子

    供の森」計画(以下、CFP)

    子ども親善大使として、イン

    ド、マレーシア、ミャンマー、

    パプアニューギニアの4ヵ国

    から、代表の児童・生徒とコ

    ーディネーターおよび教員の

    計14名を招聘し、東京都、山

    梨県、千葉県、北海道で交流

    事業を行いました。

     

    8月4日には、地球環境パ

    ートナーシッププラザ(東京)

    で報告会を開催。親善大使ら

    は、「深刻化する環境汚染や

    森林伐採に対し、自分の学校

    では植林活動のほか、ポスタ

    ーをつくり自然の大切さを訴

    えたり街頭での啓発活動にも

    取り組んでいる。環境を守る

    大切さを伝えることで、少し

    ずつ地域全体を巻き込んだ活

    動に発展してきている」(イ

    ンド)「母国では、森林伐採

    により貴重な生物多様性が失

    われ、土砂崩れや洪水などの

    被害が毎年起こるようになっ

    た。地域を、そして地球を守

    るために一本一本大切に木を

    植えている」(パプアニュー

    ギニア)など、活動の成果や

    ふるさとへの思いを語りまし

    た。

     

    今後もより多くの方に、こ

    うした現地の声や子どもたち

    の成長の様子を伝える機会を

    設けていきます。

     

    2014年度にスタートし

    た神奈川県真鶴町における「魚

    つき保安林保全プロジェクト」

    で8月4日、町民やオイスカ

    会員らがボランティアとして

    参加して、 

    森林総合研究所

    の監修により樹木の基礎調査

    が行われました。同町の魚つ

    き保安林は、江戸時代に植え

    られた樹齢350年以上のマ

    ツやクスノキが生い茂る〝御

    林〞と呼ばれています。プロ

    ジェクトでは同町のプランに

    基づき、この〝御林〞を漁業

    振興にとどまらず、地域活性

    化の資源として活用できるよ

    う保全を進めています。

     

    今回行われた調査は健全な

    森づくりの推進には欠かすこ

    とのできないもので、まずは

    全員で〝山の神〞に参拝し、

    樹種構成や各樹木の成長度を

    調べました。地元の参加者か

    らは「こんなにたくさんの樹

    種があるとは知らなかった。

    みんなで大切に守っていきた

    い」といった感想が聞かれま

    した。こうした調査のほか、

    KDDIや多摩美術大学と連

    携した大学生ワークショップ

    を開催するなど、自治体と住

    民が多様なステークホルダー

    と一体となり、地域の新たな

    価値の創造が進められていま

    す。

     

    オイスカが実行委員会のメ

    ンバーとして携わっている

    「学校の森・子どもサミット」

    (主催:同実行委員会/構成:

    林野庁、 

    国土緑化推進機構

    ほか)が8月3・4日に岡山

    県で開催されました。全国か

    ら10校の児童代表をはじめ環

    境教育に関心を持つ市民ら2

    16名が参集、オイスカが学

    校林活動の調整を担う八王子

    市立由木西小学校の児童らも

    取り組みを発表しました。今

    回、本サミットを誘致した西

    粟倉村立西粟倉小学校は、「何

    か日本の役に立つ道を考えて

    ほしい」との村長の話を受け、

    授業を通して「百年の森林公

    園の村」を提案、2008年

    に村が「百年の森林構想」を

    議会で採択したことを紹介し

    ました。

     

    参加した文部科学省幹部は、

    「一つの活動が本物の〝学習〞

    として進歩している」と講評

    し、新学習指導要領案の軸と

    なる「アクティブラーニング」

    を紹介。これは、子どもたち

    が自らテーマを掲げ、体験や

    意見交換を経て

    アイデアをまと

    め、発信してい

    く主体的な学習

    の質の向上を目

    指すものです。

    そのモデルとも

    なる本サミット

    は、来年は宮城

    県での開催が決

    まっています。

    はやし

    公社国研

  • 6オイスカ便り | October 2015 OISCA

    1

    1中部日本研修センター

    子どもたちが英語漬けキャンプ

    研修生も頑張りました!

     (中部日本研修センター研修担当課長/

    宗像ジュイエ)

    (四国研修センター課長/矢野耕平)

    最終日にはみんな仲良く、笑顔がキラキラ輝いていました。キャンプの様子はこちらでも→https://www.youtube.com/watch?v=U3b7HBbfxHQ

    雨の中、畑と田んぼを見学中

    日本全国、各地方のオイスカのイベントや

    活動をご紹介します。

    2四国研修センター

    韓国の農業関係者が

    センター来訪

     

    7月1日、有機農業と、そ

    の加工品の製造や流通販売を

    見据えた六次産業化について

    学ぶため四国を訪れていた韓

    国の農業関係者がセンターに

    やってきました。有機農業の

    ほか養鶏や食品加工を手がけ、

    センターからも生産物を出荷

    している取引先の紹介です。

    当日は畑や田んぼの見学、堆

    肥・肥料づくり、養鶏の餌の

    配合や鶏糞の利用、また卵や

    野菜、果物を用いたケーキや

    ジャム、漬物といった加工品

    づくりについて説明しました。

     

    参加者はほとんどが有機農

    業に携わる人たち。韓国では、

    手をかけて農薬を使わない安

    全な野菜を作っても、流通コ

    ストが高いなどの問題がある

    ほか、ニーズもまだ少ないた

    め、それほどメリットはない

    ということでした。販売でき

    ない規格外の野菜を加工し商

    品にすることがそういった問

    題の解決につながるとはいえ

    ませんが、日本では同じよう

    な状況で六次産業化に取り組

    む例が増えていることを理解

    してもらいました。

     

    今回は韓国の現状を勉強す

    ることができました。こちら

    からも韓国に出向いて、相互

    に学べる環境を築いていくの

    も、おもしろいかなと感じま

    した。

     〝多文化英語コミュニケー

    ションキャンプ〞と聞いて、

    どんな印象をもたれますか?

    5歳から13歳まで、総勢47名

    の子どもたちが「すごく楽し

    かった。来年も絶対に参加す

    る!」と語ったプログラムは

    こんな感じです。7月30日〜

    8月1日、4ヵ国(インドネ

    シア、フィジー、フィリピン、

    マレーシア)それぞれの国旗

    を作り、それらの国のゲーム

    やダンスに親しみ、海外のお

    やつや食事をとり、そのほと

    んどを英語で行いました。

     

    子どもたちに負けないくら

    い頑張ったのが、今回ファシ

    リテーターとして大活躍した

    「国際ボランティア」研修生

    のルテとアン、「農業指導」

    研修生のガリ。ほかのコース

    の研修生たちも、夜「怖い」

    と泣く子どもに寄り添い、一

    緒にご飯を食べ、英語で自己

    紹介ができない子どもの横で

    ささやき、自分の弟妹の世話

    をするように関わってくれま

    した。その姿に心から感動!

    小さな世界の輪が広がった3

    日間でした。センターの人的・

    知的財産と施設を利用すると

    ともに、英語学習のニーズの

    高まりに沿って企画されたこ

    のキャンプ。会員のお子さん

    やお孫さんの参加が半数以上

    あり、次世代のオイスカ理解

    にもつながりそうです。

    オイスカ

  • 7 October 2015 OISCA | オイスカ便り

    3

    4沖縄事務所

    技能実習生5名が帰国

    ふるさとで後輩のお手本に

    2

    3

    4

    西日本研修センター

    今年も盛り上がりました!

    センター恒例「地球体験村」

    (西日本支部啓発普及担当/   

    安東幸太郎)

    (沖縄事務所所長/新屋敷道保)

    お天気にも恵まれました

    最終日は「サマーナイトフェスティバル」。研修生と一緒に踊りを披露

    修了証には「責任」の文字が。事務局からは記念品の贈呈も

     

    7月23〜25日、西日本研修

    センター恒例の「集まれ! 地

    球体験村」を開村、2泊3日

    でキャンプを実施しました。

    小学2年生から高校3年生ま

    で49名が集まり、農業体験や

    川遊び、天体観測をはじめ、

    ゴミの不法投棄の現場や主基

    齋田跡といった場所も見学。

    地元の老人クラブの方々から

    は筑前地方の郷土食〝がめの

    葉もち〞作りを、またボーイ

    スカウトの皆さんからは勾玉

    作りを教えていただきました。

    今年はネイチャーゲームを取

    り入れるなど、盛りだくさん

    のプログラムとなりました。

     

    参加した子どもたちは、10

    ヵ国・地域からやってきたオ

    イスカの研修生たちと一緒に、

    流しそうめんをしたり、彼ら

    のふるさとの料理をつくった

    り、伝統的なダンスや歌を教

    わったり。たくさんの仲間も

    できて、思い出に残る夏の日

    となったことでしょう。小さ

    な〝地球〞を体験しに、皆さ

    んもぜひセンターにお越しく

    ださい。

     

    7月30日、沖縄で3年にわ

    たり実習に励んだフィリピン

    出身の実習生5名の修了式を

    那覇市内で開催しました。

     

    渡嘉敷島の當山農場で実習

    したブライアン君。村の人た

    ちみんなから慕われて、古く

    からの村の一員のような存在

    でした。いつも黙々と頑張る

    姿が印象に残っています。お

    姉さんは家政研修生でした。

    ㈱サザンプラントで野菜や果

    樹の接ぎ木・育苗の腕をみが

    いたヘスタ君とルディ君は二

    度目の訪日。社員の皆さんと

    も気持ちが通じ合い、明るく

    人気者でした。「接ぎ木の技

    術はどこへいっても通用する」

    と太鼓判を押されています。

    ㈲沖縄ファームのクリスチャ

    ン君とユッセル君は当初は幼

    さも見えましたが、3年で体

    も精神も逞しくなりました。

    体から土のにおいがするよう

    な〝農業人〞に育ちました。

     

    受け入れ先からも代表の方

    が参加され、感謝と激励の言

    葉をいただきました。今も実

    習を続ける後輩たちの手本や

    励みになるよう、全員がふる

    さとで頑張ってくれることを

    期待しています。

    すき

    さいでんあと

  • 8TOPIC | October 2015 OISCA

    8/2

    エルシー(マレーシア)ア)

    ワワ(マレーシア)

    キャシー(パプアニューギニア)

    ワワ

    メイ(ミャンマー)

    シンタン(ミャンマー)

    サクシャン(インド))

    レア(インド)

    ニア)

    ザック(パプアニューギニア)

    7月30日から8月9日までの11日間、「子供の森」計画子ども親善大使交流事業のため、インド、マレーシア、ミャンマー、パプアニューギニアから子どもたちの代表8名が来日しました。今回、初の試みとして日本の子どもたちとの合宿スタイルでのサミットを山梨県南巨摩郡早川町で開催。親善大使たちが日本の森から、日本人の友達から学んだこと、母国の友達に伝えたいこととは―。      (構成 月刊「OISCA」編集部)

    サミット in 山梨 レポート

    今回子どもたちの学びの舞台となったのは山梨県早川町の大自然。親善大使たちは、閉校した中学校の建物を活用してつくられた町営の宿泊施設“ヘルシー美里”で、日本の子どもたちとご対面。みんなで入る温泉や納豆の“ネバネバ”を体験した親善大使たちも!

    START!

    ランチのあとは森の散策。ガイド

    さんの案内で森に生える木やそこ

    に住む動物について学びました。

    また地元の方の指導で竹とんぼ

    作りも体験しました。

    こうやって飛

    ばすんだよ!

    川の水が透明でびっくり。ミャンマーの川はいつも茶色く濁っています。山に木がたくさん生えているから川の水がきれいなんだと教えてもらいました。ミャンマーの友達にも見せたくてたくさん写真を撮りました。水は冷たくて気持ちがよかったです!

    メイ

    ~参加した親善大使たち~

    竹から作ったかごやざるなど、生活の道具を見せてもらいました。竹とんぼのようなおもちゃも作れるし、植物は私たちの生活に欠かせないものだと学びました。どんな植物も無駄にしないで活用することは自然を守ることにつながるのだと伝えていきたいです。

    エルシー

  • 9 October 2015 OISCA | TOPIC

    8/3

    グローバル「子供の森」

    最後は体育館でまとめセッション。森で見つけたものを木のプレートに描きました。たくさんの自然に触れながら、友情を深めた子どもたちはプレートにサインをし合って思い出を共有しました。

    「動物かんきょう会議」とのコラボレーション企画で行われたグローバルワークショップでは、それぞれの国の動物のキャラクターを考えました。動物の気持ちになって、困っている環境問題や人間をどう思っているかを紹介し合いました。

    2日目はオイスカが三菱自動

    車工

    業㈱と協働で活動している「パ

    ジェ

    ロの森」を見学。木材の活用か

    新たな植林まで、森の循環につ

    て学びました。また集落のお年

    りから、昔と今の森の違いや

    生活

    の変化などのお話も伺いました

    私たちが学んだこと 伝えていきたいこと

    GOAL!

    いつかまた会

    おうね!

    本事業は(一財)地球産業文化研究所の愛・地球博成果継承発展助成事業により実施されました。 

    TOPIC

    日本人は森を庭のように手入れしているのですね。美しい自然の中で、暮らしの知恵やお祭りなどの伝統的な文化や、地域の人たちとの絆を大切にしながら生活をしていることが感じられました。

    キャシー

    早川町の森はもともと畑として活用していたところにつくられたものだと聞いて驚きました。ミャンマーには木が生えていない土地がたくさんあります。そこにもこんなふうに青々とした森ができたらいいなぁ。日本の森のことを友達にも話して、「子供の森」計画でもっとたくさん木を植えます!

    シンタン

    私はワークショップでライオンのキャラクターを考えました。彼の名前はカイラ。両親が人間に殺されてしまって家族はいません。でもいつか森の中で人間とも一緒に仲良く平和に暮らしていきたいと思っているの。だから、私も動物と自然が共に暮らす方法を考えていきたいです。

    レア

  • オイスカと私

    センターの人材育成

    プロジェクト開始に当たり住民対象の集会を行う筆者

     

    私が研修生としてオイスカ・

    ボゴール研修センター(現ス

    カブミ研修センター)で学ん

    でから20年が過ぎました。私

    は幼い頃からテレビで日本の

    時代劇に親しんでいたため、

    日本に深い関心を持っていま

    した。親近感を抱くその国の

    NGOが農業研修を行ってい

    ると聞き、オイスカで学ぶこ

    とを決めたのは自分にとって

    ごく自然のことでした。当時

    は所長をはじめ複数の日本人

    スタッフが開発団員として駐

    在していました。彼らの勤勉

    で真面目な姿勢は深く印象に

    残り、今でも仕事に取り組む

    際の模範としています。

     

    翌年、訪日研修の機会をい

    ただきました。滞在中は西日

    本研修センターのスタッフだ

    けではなく、地域の会員さん

    たちにも本当にお世話になり

    ました。いつも感心していた

    ことは、日本人の順法精神で

    す。もちろんインドネシアに

    も法律があり、さまざまなル

    ールがありますが、それを守

    らない人が多く存在していま

    す。ただ、それがインドネシ

    ア人の発想の自由度の高さに

    もつながっているのかもしれ

    ないと感じています。日本人

    は守るものが多すぎて、ユニ

    ークな視点で物事を考えるこ

    とが苦手に思えます。また、

    農業をしたり畑で体を動かし

    ているのはお年寄りが多いよ

    うに見受けられ、都市化、近

    代化が進んだせいか、若い世

    代には甘えがあるように感じ

    ていました。しかし、今とな

    っては我が国でも同じような

    傾向が見られるようになり、

    少し心配をしています。

     

    帰国後は農業指導に携わる

    べく、ボゴール研修センター

    に就職、翌年からは農場長や

    副所長という重責を担うこと

    になりました。まだ経験の少

    ない20代半ばですから、同年

    代のスタッフをどうまとめて

    いったらいいか分からず、と

    ても苦労をしました。苦しい

    思いをしながらその時期を乗

    り越えてきた経験が、

    今では

    自分の日々の仕事を支えてく

    れています。

     

    私が2007年より所長を

    務め、日々業務を行っている

    現在のスカブミ研修センター

    (以下、センター)について

    少し説明させてください。セ

    ンターでは9ヵ月の長期研修

    と1週間から4ヵ月ほどの短

    期研修の主に二つの研修コー

    スで人材を育てています。長

    期研修では年間30名ほどがイ

    ンドネシア全土から集まり、

    稲作や蔬菜を中心とした農業

    研修のほか男性は木工職業訓

    練、女性は生活改善(洋裁や

    食品加工、保健衛生など)と

    オイスカと共に歩んだ20年

    インドネシア・スカブミ研修センター 

    所長 

    ムハマッド・ハリッド

    国際協力の現場から 131回

    訪日研修から戻った翌年にはセンターの農場長を任され、

    二度目の訪日研修を経て2007年に所長に就任。

    農業技術の高さに加え、研修生やスタッフを束ねるリーダシップが備わった筆者は、

    自らの後継者となる青年の育成に力を注ぐ。

    20年の歩みを振り返り、センターの今、そしてこれからを語る。

    10国際協力の現場から | October 2015 OISCA

  • スカブミ県農業局より支援を受けたグアバの苗木に実がついた。現地政府と良好な関係を築きながら活動を展開している

    仕事をしながら大学でアグリビジネスを学んだ(2014年)

    11 October 2015 OISCA | 国際協力の現場から

    各種プロジェクトも

    展開

    これからのセンター像

    ムハマッド・ハリッド1994年に高校を卒業。翌95年に当時ボゴール県にあったオイスカのセンター(現スカブミ研修センター)で農業を学ぶ。96年の訪日研修でさらに農業技術を高め、帰国後は同センターのスタッフに。98年に農場長と副所長に就任。2002年、農業指導コースで学ぶため二度目の訪日を果たす。07年より現職。一男二女の父。今月、家族が一人増える予定。

    いった科目を学んでいます。

    短期研修は高校生や大学生の

    ほか、農業学校の先生や農家

    グループなどから年間200

    名前後を受け入れています。

    以前はセンターのあるスカブ

    ミ県周辺の若者だけだったの

    が、今ではインドネシア東部

    のパプア州や西ヌサテンガラ

    州、スマトラ島からも来るよ

    うになりました。日頃センタ

    ーの研修の様子をよく見てい

    る自治体や各種団体からは「オ

    イスカは農業研修を通じて若

    者の規律訓練や人格形成をし

    ている」と評価いただくこと

    が増え、私たちスタッフも自

    信を持って人材の育成に当た

    っています。

     

    センターが評価されている

    理由として、研修にとどまら

    ず地域の発展につながるさま

    ざまな活動にも力を入れてい

    ることが挙げられると思いま

    す。環境教育や女性生活改善

    といったプロジェクト推進が

    それです。オイスカで育った

    人材がスタッフとなり、直接

    地域に出向いてこれらのプロ

    ジェクトを実施しています。

    さらに、センターを巣立ち自

    分の農場や会社を運営してい

    る研修生OBたちが、地域住

    民の雇用を促進している点も

    大きいでしょう。人を育てる

    ことは大切なことだと実感し

    ています。

     

    多くのプロジェクトは日本

    からの支援により実施されて

    きました。例えば味の素㈱に

    よる「『食と健康』国際協力

    支援プログラム」や三菱商事

    ㈱支援による緑化活動などが

    あります。味の素のプログラ

    ムは、農村女性のエンパワー

    メントを通じた食生活環境の

    改善と地場産業の育成を目的

    としたもので、昨年度終了は

    しましたが、日本の外務省の

    「日本NGO連携無償資金協

    力」による大型プロジェクト

    に発展しました。「主婦の能

    力強化を通した地域の生活改

    善と生計向上支援事業」です。

     

    イスラム教徒が多いインド

    ネシアでは都市部を除き、多

    くの既婚女性は家にいるべき

    との考えが根強く、社会との

    関わりが薄い彼女たちにとっ

    て、

    自分の持つ可能性を見出

    すことは簡単ではありません。

    そのような女性たちを対象に

    したこのプロジェクトでは、

    家族の健康的な生活を支える

    のは女性であることの自覚を

    促し、そのための知識や技術

    を身に付けてもらっています。

    例えば自宅の土地を活用した

    家庭菜園で家族が食べる野菜

    を育て、栄養や食品加工につ

    いて学びます。食生活の改善

    と家計の節約も実現できるよ

    うになると女性たちは自信を

    持ち始め、よりよい人生を歩

    み始めます。こうした活動は

    地域全体の発展にとても効果

    的だと考えています。

     

    かつてセンターの主な活動

    は、研修生への農業指導でし

    たが、今ではこうした地域開

    発プロジェクトも大きな柱と

    なっています。それは地域の

    ニーズに応えようとしてきた

    結果であり、また私たち現地

    スタッフがそれらを担う力を

    付けてきた結果であるともい

    えると思います。運営のすべ

    てを日本人スタッフに委ねて

    いた時代を経て、今では日本

    人に頼りすぎることなく、し

    かもオイスカの活動目的から

    外れることなく、自分たちの

    アイデアを活かしながらセン

    ター運営ができるようになっ

    ています。これは大きな成長

    ですが、資金的にはまだ日本

    からの支援に頼っているのが

    実情です。これからは所長と

    して、本当の意味でのセンタ

    ーの自立を目指していきたい

    と思っています。

     

    まずやらなければならない

    のは土地の購入です。センタ

    ーの土地はスカブミ県から借

    りたもので、長期使用権を取

    得することは法的に難しく、

    将来にわたり使用できる保証

    がないためです。そこで、オ

    イスカとして土地を購入し、

    スタッフやOBたちとアグリ

    ビジネスに取り組み、自立の

    ための資金源を確保していき

    たいと考えています。次に不

    可欠なのはスタッフの能力開

    発です。私も昨年、自らのス

    キルアップのため、業務の傍

    ら大学でアグリビジネスを学

    びましたし、現在も2名のス

    タッフが、大学で学士あるい

    は修士の取得を目指していま

    す。より多くのスタッフが個

    人の資質を高めることで、セ

    ンター全体が向上し、地域の

    発展に貢献していけるものと

    信じています。これからもス

    タッフ一丸となって、頑張っ

    ていきます。

  • 12オイスカ広場 | October 2015 OISCA

    いつもの協力隊仲間と(前列右から2人目)

    オイスカ★広場OISCA SQU

    ARE会員さん、ボランティアさん、職員、研修生などオイスカ活動に関わる人たちのための「広場」です

    がオイスカ!わ られ

    植林ツアーは

    仲間との再会の場

    竹嶋伸一さん(富山県支部賛助会員)

    確かに自分たちが植えた木でした。あん

    なふうに大きくなっているのを自分の目

    で確かめることができ、本当にうれしく、

    感激しました」

    ―事務所でのボランティアもありがとう

    ございます。毎日来てくださっているの

    ですか

     「たいしたことはしていないんですよ。

    平日は何もない限り毎日出てきています。

    40周年記念式典の準備をはじめ、日常の

    業務で忙しくしている事務局スタッフを

    少しでもサポートできればと、ただその

    思いだけです。式典では駐日インドネシ

    ア大使の講演を予定しています。オイス

    カは国内外でさまざまな活動に取り組ん

    でいますが、地元でなかなか支援の輪を

    広げられずもどかしく感じています。啓

    発やPRというのは本当に難しいですね。

    それでも微力ながら一人でも二人でも会

    員になってもらったり、オイスカへの理

    解を深めてくれる人を増やしたりできれ

    ばという気持ちでお手伝いをしています。

    支部では、海外の植林支援以外にも県内

    で『森のつみ木広場』や地域での森づく

    りに取り組んでいますから、より多くの

    人に参加を呼びかけていきたいです。40

    周年を機に、大きく飛躍できるよう願っ

    ています」

     

    富山県支部が毎年海外に派遣している

    「緑の植林協力隊」(以下、協力隊)にオ

    イスカ入会以来、参加を続ける竹嶋さん。

    11月に40周年記念式典を控え多忙な同支

    部のスタッフを支えるため、事務局に赴

    いてボランティアも続けてくださってい

    ます。

    ―今年の協力隊はいかがでしたか

     「今回はスリランカを訪問してきました。

    9回目の参加です。現地の人たちとの出

    会いや子どもたちとの植林なども印象に

    残っていますが、県内外の仲間と顔を合

    わせて一緒に作業ができたことが何より

    うれしかったです。顔なじみのメンバー

    との再会を楽しみに出かけています」

    ―これまでで一番印象に残っていること

    を教えてください

     「3年前、フィリピン・ネグロス島で見

    た光景です。実は、オイスカに入会した

    2004年に初めて参加した際の訪問地

    がネグロス島でした。その時に植林をし

    た場所に8年ぶりに連れていってもらい、

    本当に驚きました。あんなに小さかった

    苗木が私の予想をはるかに超える大きさ

    に成長していて、すっかり森の姿になっ

    ていたのです。初訪問の際に撮影した写

    真を持参していたので間違いありません。

    Vol.2

    1978年10月の一枚

     1978年10月、インドネシアで第5回アジア太平

    洋地域開発青年フォーラム(第12回よりアジア太

    平洋青年フォーラムに改称)が開催されました。

    バングラデシュ、フィジー、香港、パキスタンな

    ど13ヵ国・地域から240名が集いアジア太平洋地域

    の発展を自らが担うことを確認し合い、その輪を

    世界に広げるため国際青年年の制定を国連に訴え

    ていくことを決定。これを契機に国連および国際

    社会への活発なアピールを続け、翌年の国連総会

    で85年を国際青年年とすることが決議されました。

    フォーフォーフォーラムでラムでラムでは会議は会議は会議は会議場での場での場での話し合話し合話し合いだけいだけいだけいだけではなではなではなはなく、屋く、屋く、屋、屋屋

    外で互外で互外で互外で互互いに協いに協いに協に協力し合力し合力し合力し合合って作って作って作業をし業をし業をし業 、汗を、汗を、汗を、 流すの流すの流すのすのすのが定番が定番が定番

    となっとなっとなっていまていまています。す。す。

    第5回アジア太平洋地域開発青年フォーラム

  • 13 October 2015 OISCA | オイスカ広場

    次回は

    母国の農業振興に役立つ仕事がしたいやさしくて楽しい背が高くてきれいな人クラシック

    将 来 の 夢

    性 格好きなタイプ好きな音楽

    :::

    洋裁指導の作品と研修生と一緒に(最後列右)

    西日本研修センター彦坂美保です

    地元の人たちとの交流も楽しい!

    ※ヘインの記事は2014年6月号「TOP IC」に 掲載しています。

    TRAINEE CLO

    SE UP!

    研修生の素顔

    「センターの自立を目指して」

    アオック・ヨン(愛称:ヨン)西日本研修センター(指導者育成〈MUFG〉コース)●研修期間2015年4月~2016年3月●カンボジア

     こんにちは! 私はヨンです。

    カンボジアから来ました。今、西

    日本研修センターで農業の勉強を

    しています。オイスカは、カンボ

    ジアでもとても有名です。

     日本語は最初とても難しく、先

    生たちの話していることが理解で

    きませんでした。それでも、新し

    い言葉を覚えていくうちに、少し

    ずつ分かるようになってきました。

    センターでは、いつも日本語で話

    をしています。たくさんの仲間が

    いて、毎日がとても楽しいです。

    私はみんなが楽しくなることが好

    きなので、たくさん話をします。

    でも、時々先生たちに話すのを止

    められてしまいます。ちょっと残

    念です。

     日本に来て驚いたことは、どこ

    へ行っても道が整っていて、立派

    な橋や長いトンネルがたくさんあ

    ることです。そして大きくてきれ

    いな家がいっぱいあります。

     国に帰ったら、職業訓練学校で

    農業を教えます。私は日本に来る

    前、そこでボランティアで子ども

    たちに英語を教えていました。ま

    た、2年前に中部日本研修センタ

    ーで農業の研修を受けたヘインさ

    ん※もいて、頑張っています。皆

    さん、 カンボジアに来たら、ぜひ

    お立ち寄りください。

    ミャン

    ミャン

    ミャン

    ミャン

    ミャン

    ミャン

    ミャン

    ミャン

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    ミャャャンンンンマー北

    マー北

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    マー北

    ママー北北ー北ー北北北北北北部カチ

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    ----

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    農林業

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    タッッ

    。。。。。。

    っています。来年はセンター設立20周

    年のセレモニーがあります。日本から、

    たくさんの支援者の皆さんがきてくだ

    さるのをお待ちしています。

     

    私の担当は、会計と、女性研修生に

    洋裁を教えることです。やりがいを感

    じ仕事に熱中しているうちに、10年も

    過ぎてしまいました。センターでは研

    修のほか、国連世界食糧計画(WFP)

    のプロジェクトや、日本の外務省から

    支援をいただいているプロジェクトも

    進んでいます。会計は、間違ってはい

    けません。それぞれの科目や各担当ス

    タッフの報告をチェックして、センタ

    ー全体の会計をまとめています。

     

    ミャンマーは私のふるさとです。ふ

    るさとを愛し、オイスカ活動を通じて

    もっともっといい仕事ができるよう、

    自立できるよう頑張っていきたいと思

     

    私は2005年から、DOA|

    OI

    SCA農林業研修センター(以下、セ

    ンター)で働いています。今年の研修

    生は男女合わせて21名です。朝の7時

    から11時半までは実習、午後は2時か

    ら2時間ほど講義で、科目には、稲作、

    野菜栽培、養豚、養鶏、食品加工、日

    本語、洋裁、農業機械修理などがあり

    ます。そのあとはまた実習です。研修

    生は集団生活の中で規律も学びます。

    バウン・タンDOA-OISCA農林業研修センター

    こんにちは!(クメール語)

    ソム チュン リュ ツゥー

  • 14情報交差点 | October 2015 OISCA

    情報交差点INFORMATION CROSSROAD

    ミャンマー洪水被害

    緊急支援募金

    ご協力のお願い

    DOA-O I SCA農林業研修センター周辺の村々も被害を受けた。洪水直後にはスタッフ、研修生総出で炊き出しに協力

    右/米や油などの配給を受ける村人たち左/「日本の人々からの支援」と明記されたWFPの支援物資

    ネパール地震緊急支援募金寄附者名簿期間中、皆さまから寄せられた支援金の総額は127万4580円となりました。ご協力いただいた方は次の通り。(2015年4月29日~7月29日の間。敬称略、順不同)

    イベントや植林ツアーの情報など、オイスカの最新情報をお伝えします。

    新着情報

     

    ミャンマーでは、7月中旬から

    発生した大規模な洪水により深刻

    な被害を受けています。国連人道

    問題調整事務所によると被災者は

    135万人に上り、少なくとも1

    06人が死亡しました(8月14日

    現在)。日本政府も8月14日、3

    億円超の緊急無償資金協力を決定、

    国連世界食糧計画(WFP)など

    を通じ食料や水の援助を行ってい

    ます。オイスカもWFPからの援

    助物資を各村に配給するなど緊急

    支援に協力しました。

     

    現地では農地や泥に埋まった灌

    漑設備の復旧といった農業分野の

    支援を期待する声が高まっており、

    オイスカでは過去の災害復興支援

    の経験を活かし、種もみの配布な

    ど住民のニーズに合わせた支援を

    実施していく予定です。

     

    緊急支援募金は10月30日まで受

    け付けます。皆さんのご協力よろ

    しくお願いします。

    ※本支援募金は、税控除の対象と

     

    なります。

    ■お問い合わせ・連絡先

     

    公益財団法人オイスカ

     

    海外事業部 

    担当/藤井

     

    〒168ー

    0063

     

    東京都杉並区和泉2ー

    17ー

    5

     3(03)3322

    5161

     

    5(03)3324

    7111

     

    E-mail kaiin@

    oisca.org

    ■郵便振替00170-8-386605オイスカ海外災害支援募金

    ■銀行振り込み三菱東京UFJ銀行 永福町支店普通 1163833公益財団法人オイスカ

    ■クレジット決済https://www.oisca.org/        support/total.html

    ※郵便振替、銀行振り込みの場合は、上記連 絡先にメールまたはFAXで住所、氏名、金額、 ミャンマー募金である旨をお知らせください。

    ミャンマー洪水被害 支援金募金のお願い

    【北海道】田村有宇子、片岡麿理【宮城県】

    ㈲日向養豚、仙台トヨペット㈱【埼玉県】舩

    渡政道【東京都】市川優子、味の素労働組

    合、高山亜美、寺川自子、古澤アイコ【神奈

    川県】二階堂信夫【長野県】上原かづみ、

    鳥居國男、神田正壽【愛知県】谷口隆、中村

    浩之、水野カナエ、森田惣一、福田香緒里、

    村上金守、(特活)水とみどりを愛する会有

    志、内藤保次、岩瀬京子、酒向貞子、中根正

    美、荒井久美子、月山和江、稲垣鉃夫、片岡

    遥、NPO法人グリーングラスロッツ、吉村

    淳子、小林敦子、板倉小夜子、石松雅子、

    田中由佳里、㈱磯貝コンクリート工業所、

    豊田市立寺部小学校、杉浦亜紗比、三宅

    学、近藤将喬【三重県】大和知佐【岐阜県】

    松野守男、大橋克幸、吉田孝【大阪府】矢

    田浩之、藤本康子【香川県】冨田保廣【福

    岡県】福迫隆、黒木一徳、福岡リバティラ

    イオンズクラブ、ハートフィールドさかも

    と、岩崎建設㈱、(特養)宝珠の郷、狩野隆

    一、二宮喜久江【熊本県】㈱シアーズホー

    ム、貝井善次【大分県】匹田昭洋

    ※意見欄に「ミャンマー募金」とご記入ください。

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    15 October 2015 OISCA | 情報交差点 

    NOVEMBER11 TOPIC42.195㎞にかける思い(仮)

    〒168-0063 東京都杉並区和泉2-17-5TEL(03)3322-5161 FAX(03)3324-7111E-mail [email protected]

    お問い合わせや資料請求のお申し込みは

    OISCA NETWORK

    国内支部

    国内研修センター

    「OISCA」 10月号 定価160円

    ■ 発行人永石安明

    ■ 発行所オイスカ・インターナショナル〒168-0063 東京都杉並区和泉2丁目17番5号TEL(03)3322-5161 FAX(03)3324-7111E-mail [email protected]

    ■ 編集:OISCA松井孝司/林久美子/井上聖子

    ■ アートディレクション土肥幹人

    ■ デザイン土肥幹人/坂巻貴行

    ■ 印刷・製本株式会社ケープリント

    本誌掲載の記事・写真・イラストなどの無断転載を禁じます。

    アタリ

    ご支援ありがとうございます!

    ●東京海上日動火災保険株式会社

    /インドネシア、タイ、フィリピ

    ン、フィジー、バングラデシュで

    のマングローブ植林事業に384

    6万円

    ●UAゼンセン/海外開発協力事

    業と「子供の森」計画に合わせて2

    70万円

    ●株式会社ビームス/「子供の森」

    計画に174万3900円

    ●日本航空株式会社/「子供の森」

    計画

    in

    タイ 

    チャリティ・マイ

    ルとして170万1000円

    ●株式会社グリフィンインターナ

    ショナル/「子供の森」計画とパプ

    アニューギニアでの里山保全活動

    に合わせて250万円

    ●公益財団法人ベルマーク教育助

    成財団/「子供の森」計画に150

    万円

    ●一般財団法人山梨県森林土木コ

    ンサルタント/啓発普及事業に1

    50万円

    ●全日本空輸株式会社/「海岸林

    再生プロジェクト」に129万円

    ●ルネサスエレクトロニクス労働

    組合玉川・相模原支部/「海岸林

    再生プロジェクト」に50万円

    ●九州電力労働組合/タイでのマ

    ングローブ植林事業に100万円

    新しく会員になられた方は次の通

    り。(6月24日〜8月7日までの間、

    本部登録済分。順不同、敬称略)

    ■維持法人

    【宮城県】キクニ株式会社、庄司建

    設工業株式会社【東京都】細田木材

    工業株式会社【大阪府】TSP株式

    会社【香川県】石井事務機株式会

    社、極東貿易有限会社【沖縄県】有

    限会社南陽花き生産組合

    ■維持個人

    【宮城県】佐々木康廣、伊藤久【東

    京都】許仁伯【富山県】松元俊美、

    穴田甚朗【静岡県】鈴木英夫【愛知

    県】児玉裕幸、小川浩二郎、石川

    博雄、松本佳栄、野場慶徳、杉山

    朗、山田幹夫、石川博英【広島県】

    皆本恭介【香川県】宇賀寛、稲木健

    造【徳島県】川辺信郎【高知県】宗石

    敦子、福永一郎【福岡県】柴田照雄、

    武田耕次、大重悦子【沖縄県】新垣

    正則

    6月16日〜8月9日までにいただ

    いた寄附は次の通り。(順不同、

    敬称略)

    ●株式会社東芝/海外開発協力事

    業に240万円

    ●村上金守(愛知県)/フィリピ

    ン・アホイでのデイケアセンター

    建設事業に222万円

    ●株式会社大江鉄工/啓発普及事

    業と「海岸林再生プロジェクト」に

    合わせて55万円

    ●株式会社プロネクサス/山梨県

    道志村での森林保全活動と「海岸

    林再生プロジェクト」に合わせて

    131万円

    ●株式会社東急ストア/「海岸林

    再生プロジェクト」に33万538

    円●東銀リース株式会社/「子供の

    森」計画に33万61円

    ●全国化学労働組合総連合/「子

    供の森」計画に30万円

    ●一般財団法人ジャパンギビング

    /「海岸林再生プロジェクト」に25

    万円

    ●香川テレビ放送網株式会社/オ

    イスカの活動に30万円

    ●有限会社ムラタ/啓発普及事業

    に27万円

    ●信濃化学工業株式会社/啓発普

    及事業に25万円

    ●株式会社髙島屋/「海岸林再生

    プロジェクト」に11万1130円

    ●水野宏幸(愛知県)/「海岸林再

    生プロジェクト」に10万円

    ●仙台トヨペット株式会社/「海

    岸林再生プロジェクト」に23万6

    025円

    ●在日本大韓民国民団宮城県地方

    本部/「海岸林再生プロジェクト」

    に20万円

    新会員の紹介

    寄附

    中部日本研修センター関西研修センター四国研修センター西日本研修センター

    〒470-0328 愛知県豊田市勘八町勘八27-56 30565-42-1101 50565-42-1103 〒563-0101 大阪府豊能郡豊能町吉川120 3072-738-3699 5072-738-3901〒761-2103 香川県綾歌郡綾川町陶5179-1 3087-876-3333 5087-876-3334〒811-1112 福岡県福岡市早良区小笠木678-1 3092-803-0311 5092-803-0322

    〒062-0931 札幌市豊平区平岸1条1丁目9-6 ラルズビル3F 3011-867-9684 5011-867-9685  〒980-0014 仙台市青葉区本町2-10-28 カメイ仙台グリーンシティビル6F 3022-265-3350 5022-265-3350〒168-0063 東京都杉並区和泉2-17-5 (公財)オイスカ内 303-3322-5161 503-3324-7111〒400-0032 甲府市中央4-11-9 3055-231-6699 5055-231-6699〒380-0838 長野市県町584 長野県経営者協会総務部内 3026-235-3522 5026-234-0667 〒939-2251 富山市下大久保2412-9 3076-468-7120 5076-468-7128〒435-0036 浜松市南区渡瀬町87 3053-464-0339 5053-463-0316〒470-0328 豊田市勘八町勘八27-56 オイスカ中部日本研修センター内 30565-42-1162 50565-42-1103 〒500-8384 岐阜市藪田南5-14-12 岐阜県シンクタンク庁舎本館1F 3058-216-2463 5050-7544-2377〒541-0058 大阪市中央区南久宝寺町4-4-1 新御堂ビル 306-6244-2366 506-6244-9422 〒730-0041 広島市中区小町4-33 中国企業㈱内 3082-242-7804 5082-242-4706〒760-0017 高松市番町2-17-15 第2讃機ビル2F 3087-821-1503 5087-821-1536〒795-0064 大洲市東大洲1220-1 CELCO JAPAN内 30893-25-0033 50893-25-7333 〒811-1112 福岡市早良区小笠木678-1 オイスカ西日本研修センター内 3092-803-0311 5092-803-0322

    北海道支部宮城県支部 首都圏支部山梨県支部長野県支部 富山県支部静岡県支部愛知県支部 岐阜県支部関 西 支 部広島県支部四 国 支 部愛媛県支部西日本支部

    福 島 茨 城 神奈川 三 重 奈 良岡 山徳 島 高 知 佐 賀 長 崎 熊 本 大 分 宮 崎 鹿児島 沖 縄

    〒963-0534 郡山市日和田町字大窪50-8 ㈲根本産業内 3024-958-2643 5024-958-3741〒311-0113 那珂市中台852-9 3029-298-2539 5029-298-2539〒231-0003 横浜市中区北仲通3-33 関内フューチャーセンター 3045-274-8682 5045-330-6484〒510-1241 三重郡菰野町大羽根園新林町4443-50 3059-393-4461 5059-393-4461〒630-8444 奈良市今市町53-6 30742-63-6277 50742-63-6277〒700-0011 岡山市北区学南町2-6-11 PORTA美容室内 3086-252-3027 5086-252-3027〒770-8555 徳島市寺島本町東2-29 四国電力㈱徳島支店総務部内 3088-656-4593 5088-656-4511〒780-0870 高知市本町1-6-24 高知商工会議所総務企画部内 3088-875-1177 5088-873-0572〒840-0826 佐賀市白山2-1-12-4F 30952-28-1368 50952-28-1368〒858-0908 佐世保市光町109 ㈱堀内組内 30956-47-2127 50956-48-5069〒865-0055 玉名市大浜町2173-1 丸光グループ本社内 30968-76-2161 50968-76-2162〒870-0002 大分市浜の市1-3-7 ㈲大地企画内 3097-533-2101 5097-533-5040〒880-0843 宮崎市下原町227-6 30985-26-5673 50985-26-5673 〒892-0843 鹿児島市千日町1-12 高島屋開発㈱タカプラ内 3099-801-6700 5099-801-6700〒900-0013 那覇市牧志2-18-17 NTT牧志ビル1F 3098-943-2871 5098-943-2881

    ●有限会社日向養豚/「海岸林再

    生プロジェクト」に10万円

    ●三菱樹脂株式会社/インドネシ

    ア・スカブミ研修センターの研修

    事業に12万8476円

    ●株式会社東急ホテルズ/「子供

    の森」計画と啓発普及事業に合わ

    せて475万9301円

  •  NECフィールディングは主に企業・自治体を対象にICTシステムに関する企画・設計から運用、保守に至るまですべての領域でサービスを提供するITサポートサービスと、オフィス用品などのネットショップの運営を行っています。 2011年の東日本大震災後、企業として復興支援の取り組みを考えていたところ、新聞で「海岸林再生プロジェクト」を目にしたことがきっかけとなり、12年に支援を決定。また、特別法人会員としてもオイスカの活動を支えています。

     同プロジェクトへは、法人向けネットショップ“い~るでぃんぐ”の会員に、買い物で貯まったポイントの寄附を呼びかけ、お客様からの寄附額に同社からの寄附金をマッチングして支援しています。お客様からはポイントについて、「法人だと買い物に使いにくい。寄附に役立てられないか」といった要望が以前から寄せられていたそうです。企業とお客様の思いが一つになった、二人三脚のプロジェクト支援が進められています。

    Vol.31 NECフィールディング

    お客様と“二人三脚” ネットショップのポイントで復興支援を!

    「海岸林再生プロジェクト」で育つクロマツの苗

    買い物でポイントが付与されるネットショップ“い~るでぃんぐ”の商品カタログ

    オイスカへのさまざまな支援のかたちをご紹介しますオイオイオイオイオイオイオイオイオイオイオイオイオイオイオイオイオイオオイオイオイオイオイイスカスカスカスカスカスカスカスカスカスカスカスカスカスカスカスカスカスススカスカスカへのへのへのへへのへのへのへのへのへのへのののへのへのへのへのへのへのへのへのへへ さまさまさまさまさまさまさままさまさまささまさまさまさまさまささまざまざまざまざまざまざまざまざまざまざまざままざまざまざまざまざまざ なななななななななななななななななオイオイオイオイオイオイオイオイオイオイオイオイオイオイオイオイオイオイオイオイオイオオオ スカスカスカスカスカスカスカスカスカスカスカスカスカスカスカスカスカスカスカスカスカカへのへのへのへのへのへのへのへのへのへのへのへのへのへのへのへのへのへのへのへのののへ ささまさまさまさまさまさまさまさまさまさまさまさまさまさまさまさまさまさまさまさまままざざまざまざまざまざまざまざまざまざまざまざまざざまざまざまざまざまざまざまざまざざまななななななななななななななななななななな

    支支支支援支援支援支援支援支援支援支援支支援支援支援支援支援支援支援支援支援支援支 のかのかのかのかのかのかのかのかのかのかのかのかのかかのかのかのかのかのかのかのかのかの たちたちたちたちたちたちたちたちたちたちたちたたちたちたたちたちたちたちたちたちたちちちをごをごをごをごをごをごをごをごをごをごをごをごをごをごをごをごをごをごをごをごををを 紹介紹介紹介紹介紹介紹介介介介介介介紹介紹介介紹介紹介紹介紹介紹介紹介紹介紹 しましましましましましましましましましししましましましましましましましましまままますすすすすすすすすすすすすすすすすすすすすすすすオイスカへのさまざまな

    支援のかたちをご紹介します

    ■平成27年10月1日印刷

    ■平成27年10月5日発行 ■オイスカ

    ■毎月1回5日発行

    ■通巻627号

    ■昭和42年12月27日第三種郵便物認可

    2015OCT10

    10-表1-表4_091710-P2_091710-P3_091710-P4_091710-P5_091710-P6_091010-P7_091010-P8_091710-P9_091710-P10_091710-P11_091710-P12_091710-P13_091710-P14_091710-P15_091710-表4_0917