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Title CEAとCA19-9が高値を示した前立腺癌の1例 Author(s) 門間, 哲雄; 木村, 哲; 斉藤, 史郎; 小野田, 登 Citation 泌尿器科紀要 (1998), 44(3): 187-191 Issue Date 1998-03 URL http://hdl.handle.net/2433/116141 Right Type Departmental Bulletin Paper Textversion publisher Kyoto University

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Page 1: Title CEAとCA19-9が高値を示した前立腺癌の1例 泌尿器科 ......なわち,PSAとCEA,CA19-9で 癌細胞は染め分け られた.転 移した骨髄のHE染 色とPAP,PSA,

Title CEAとCA19-9が高値を示した前立腺癌の1例

Author(s) 門間, 哲雄; 木村, 哲; 斉藤, 史郎; 小野田, 登

Citation 泌尿器科紀要 (1998), 44(3): 187-191

Issue Date 1998-03

URL http://hdl.handle.net/2433/116141

Right

Type Departmental Bulletin Paper

Textversion publisher

Kyoto University

Page 2: Title CEAとCA19-9が高値を示した前立腺癌の1例 泌尿器科 ......なわち,PSAとCEA,CA19-9で 癌細胞は染め分け られた.転 移した骨髄のHE染 色とPAP,PSA,

泌 尿 紀 要44:187-191,1998 187

CEAとCAl9-9が 高 値 を示 した前 立腺 癌 の1例

国立東京第二病院泌尿器科(医 長:斉 藤史郎)

門 間 哲 雄,木 村 哲,斉 藤 史郎

国立東京第二病院病理検査科(医 長:竹 内 廣)

小 野 田 登

PROSTATE CANCER WITH HIGH SERUM LEVEL

OF CEA AND CA19-9 : A CASE REPORT

Tetsuo MOMMA, Satoru KIMURA and Shiro SAITO

From the Department of Urology, the Second Tokyo National Hospital

Noboru ONODA

From the Department of Pathology, the Second Tokyo National Hospital

We report a case of primary adenocarcinoma of the prostate cancer producing carcinoembryonic antigen (CEA) and carbohydrate antigen 19-9 (CA19-9). An 80-year-old man admitted to our hospital with the complaint of appetite loss. Serum CEA and CA19-9 levels were increased to 28.9 ng/ml (normal <3.5) and 271 U/ml (normal <37), respectively. Serum PSA level was also high

(33 ng/ml ; normal <3.6). Computed tomography (CT) demonstrated para-aortic lymph node swelling and bone scan revealed multiple bone metastasis. Prostate biopsy was performed and the specimen showed no evidence of malignancy. However endocrine therapy was started because of the strong suspicion of prostate cancer. In spite of the treatment, the patient died 2 months after the treatment. Histology of autopsy specimen demonstrated primary prostate cancer (poorly

differenciated adenocarcinoma) and metastases to multiple organs, such as lungs, liver, thyroid, bone marrow and adrenals. Immunohistochemical staining for CEA, CA19-9 and PSA demonstrated the existence of each protein at both primary and metastatic sites.

(Acta Urol. Jpn. 44: 187-191, 1998) Key words : CEA, CA19-9, Prostate cancer

緒 言

前 立 腺 癌 の 特 異 的 腫 瘍 マ ー カ ー と して,PSA,

PAPな どが 一 般 的 で あ るが,稀 に他 の腫 瘍 マ ー カ ー

が 高値 を示 す 症例 もあ る.今 回,CEA,CAI9-9が 高

値 を示 し,急 速 に進 展 した前 立 腺 癌 の1例 を経験 した

の で報 告 す る.

症 例

患 者:80歳,男 性

主 訴:食 思 不 振

既往 歴 家 族 歴:特 記 す べ きこ とな し

現病 歴:以 前 か ら食が 細 か った が,1996年 初 め 頃か

ら,急 に食 思 不 振 が 強 くな り,体 重 も4カ 月 で4kg

減 少 した ため,1996年7月19日,当 院 内科 受 診 し精 査

加 療 目的 に て 入 院 とな っ た.胃 透 視,胃 カ メ ラ,注

腸,大 腸 フ ァイ バ ー にて,消 化 管 を精 査 す る も異 常 は

認 め られ な か った.排 尿 障 害 をは じめ と した 泌尿 器 科

系 の症 状 は な か ったが,骨 シ ンチ に て多 発性 骨 転 移 を

認 め た た め,泌 尿器 科 紹 介 とな った.

入 院 時 現 症:身 長166cm,体 重43kg,胸 腹 部 所

見 に異常 は認 め なか っ た。 直腸 診 で 前立 腺 は軽度 肥 大

を認 め た が 明 らか な腫 瘤 は触 知 しなか っ た。

検 査 成績:末 梢 血 は 正 常.血 液 生 化 学 で は,ALP

5151U/1(215~490),LDH7101U/1(215~490)と

異 常 値 を し め し た.腫 瘍 マ ー カ ー で は,AFP<l

ng/ml(正 常 値;〈20),CEA28.9ng/ml(〈3.5),

CAl9-9271U/m1(<37),PSAは33ng/ml

(〈3.6),PAPは44ng/ml(<3.0)と 高 値 を しめ し

た.

検 尿 所 見;黄 色 透 明,pH5.0,潜 血(一),糖

(一),蛋 白(一),沈 渣;RBC1~3/hpf,WBC1~

3/hp£ 尿 細 菌培 養;陰 性,尿 細 胞 診;陰 性.

画 像 検 査:CTに て 肝臓,膵 臓,に 異 常 は な か っ た

が,大 動脈 周 囲 の リンパ 節 腫 脹 が 著 明 で肝 門 部 リ ンパ

節 に も腫 脹 が認 め られ た.ガ リウム シ ンチ 施 行 す る も

悪 性 リ ンパ腫 を示 唆 す る よ うな集 積 所 見 は 得 られ な

か っ たが,骨 シ ンチ で は 肩,椎 体,仙 骨 な どに,多 発

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188 泌尿紀要44巻3号1998年

性骨転移が認められた.

入院後経過:前 立腺には触診上明らかな異常は認め

なかったが,経 直腸的前立腺針生検を前立腺両葉から

3カ 所ずつ施行 した.病 理組織学的には採取検体に異

型細胞の散在は認めるものの悪性所見はみとめられな

かった.原 発巣の検索のため,全 身的な検索を施行 し

たが不明であった.検 査が続く間にも食思不振が増悪

し衰弱が進行 したために前立腺癌の確定診断はできな

かったが,臨 床的には前立腺癌が最 も疑わ しいとし

て,LH-RHア ナログによる内分泌療法を開始した.

しか し,治 療開始後も病態 は悪化 し,腫 瘍マーカー

も,PSA230ng/ml,PAP43ng/ml,CEA64.2ng/

ml,CA19-9480U/mlと 上 昇 をつ づ け,11月6日 死

亡 した.解 剖 所 見 で は前 立腺 の腫 大 は軽 度 で あ り,病

理 組 織 学 的 に そ の一 部 に低 分 化 腺 癌 を認 め た.大 動 脈

周 囲 か ら腸 間 膜 に か け て リ ンパ 節 の 著 明 な 腫 脹 が あ

り,前 立 腺 癌 の転 移 と診 断 され た.肺,肝 臓,甲 状

腺,骨 髄,副 腎 に転 移 が 認 め られ た が,腸 管,膵 臓,

胆 嚢,腎 臓 な どの臓 器 に転 移 は認 め られ なか った.

病 理 組 織 染 色:前 立 腺 癌 のHE染 色 とPAP,

PSA,CEAお よ びCAI9-9に よ る 免 疫 特 殊 染 色

(Fig.Dを 示 す 病 理学 的 に は充 実 性胞 巣状 構 造 を主

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門 間,ほ か:前 立 腺 癌 腫 瘍 マ ー カー 189

体 と した腺 管 構 造 に乏 しい低 分化 型 腺 癌 で あ った.免

疫 組 織 染 色 で はPAPに よ り癌 細 胞 の 上皮 性 成 分 の ほ

とん ど が強 い 陽 性 所 見 を示 し たが,PSAで は一 部 の

細 胞 だ けが 弱 く染 色 され た だ けで あ った,そ れ らの細

胞 をCEAとCAI9-9と で染 色 した と こ ろ,両 者 に

よっ て,ほ ぼ 同 じ細 胞 が 染 色 さ れ,ま た そ れ ら と

PSAに よ って 染 色 され る細 胞 と は異 な って い た.す

な わ ち,PSAとCEA,CA19-9で 癌 細 胞 は染 め分 け

られ た.転 移 した 骨 髄 のHE染 色 とPAP,PSA,

cEA,お よびcA19-9に よ る免 疫 特 殊 染 色(Fig.2)

を示 すPAPに よ りほ ぼす べ て の腫 瘍 細 胞 が 染 色 さ

れ た.PSAに よっ て も,ほ ぼす べ て の腫 瘍細 胞 が 染

色 されたが,一 部の細胞には強い染色性が認められ

た.原 発巣に比較してCEAとCAI9・9陽 性細胞はま

ばらに存在 していた.こ れらの所見から,前 立腺癌の

原発巣と転移巣では組織を構成する細胞の免疫組織学

的性質が異なることが推察された.

考 察

CEA,CA19-9は 胃癌,膵 臓 癌,胆 管 癌,大 腸癌 な

どの 消化 器 系 癌 に比 較 的特 異 的 な腫 瘍 マ ー カー で あ る

が,泌 尿 器 科 系臓 器 癌 で 上昇 す る こ とは少 な い と考 え

られ て い る.飯 泉 ら1)の 報 告 に よ る と,血 清CEA,

CAl9-9の 泌 尿 器 科 系 臓 器 癌 全 体 の 陽性 率 は,と も に

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Fig.2.Bonemarrowmetastasisofprotatecancer;histology(H&E,×58)(A):immuno-

histochemicalstainingfbrPAP(B),PSA(C),CEA(D)andCA19,9(E).

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茎§奪 泌尿 紀 要44巻3号 葦998年

12.5%と 低 い が,前 立 腺 癌 だ け に か ぎ れ ば さ ら に低

く,と も に7.7%で あ っ た.ま た外 由 ら2}は 葡 立 腺 癌

107例 の 血清CEAは 陽性 率 を32.7%と 報 告 して い る.

林 ら3)は 前 立腺 液 中CEA濃 度 を測 定 し,単 独 で は腫

瘍 マ ー カ ー と して の 意義 は な いが,血 清 中PSA上 昇

鰐 に おい て灘 定 す る と良得 な診 断 能 を有す る と して い

る.

CA19-9は 泌 尿 器 科系 癌 の,特 に移行 上 皮癌 に お い

て 陽性 を添 す こ とが あ り,石 井 ら4}に よ る とそ の 鶴牲

率 は,免 疫組 織 化 学 的検 索 にて58%,血 清 値 にて51%

で あ った.能 登 ら5)に よれ ば,尿 路 上 皮 癌 にお い て尿

中 のCAI9-9は そ の綴 清 値 に比 べ 高 い 感 受 性 を示 す

とい う.ま た非 担 癌 患者 にお い て,尿 管結 篇 に よ る水

腎 症 に対 して経 皮 的 腎痩 施 行 した ところ,術 後 に一過

性 に 壷 中CA}9-9の 上昇 を きた した報 告6)も あll,移

行 上 皮 とCAI9-9と の 関 連 は癌 に 限 る もの で は な さ

そ うで あ る.一 方,前 立 腺 癌 のCAI9-9陽 性 率 につ

いて 検討 した文 献 は,前 述 の 飯 泉 らDの13症 例 を ま と

めた 報吉 以 外 に は なか った.

前 立腺 癌 でCA19-9はCEAの 両 者 が上 昇 して い る

症 例 は い くつ か報 欝 され て い る7・8)牧 ら9)は 蔑 立 腺

粘 液 癌 で 塩 清CAig-9の みが 上 昇 を認 め た 症 樋 を経

験 して い るが,そ の 症 例 にお い て は 血 清CEAは 正

常 で あoた が 免 疫 組 織 染 色 で はCEAが 陽 性 で あ っ

た.立 花 ら8)の 報 岩 したCEA,CA}9-9の 薦 者 が 上

昇 した前立 腺 癌症 例 で は,治 療 に よ り一時 的 に は病状

が 回復 し両 マ ーカ ーが 下 降 は した もの の,そ れ が 正常

化 す る こ とは な かoた.PSA,?APが 叢 立 線 癌 に お

い て は腫 瘍 マ ーカ ー と して は特 異性 が 高 い が,そ れ 以

外 の マ ~ カ ーが上 昇 す る とい う こ とは,腫 瘍 の分 化 度

の低 さ を示す ことが 推 察 され る.そ れ は粘 液癌9),小

繧 鞄 癌 謝,低 分 化 型 線 癌$),な ど分 化 度 の 低 い 癌 に

CEAやCAI9-9の 薩 生 能 が 高 い とい う報 告 か ら も裏

付 け られ る.Okadaloら は 小 細胞 癌 症 例 にお い て,

CEAやCAI9-9だ け で な く,塩 清neuron-specific

enolase(NSE)の 上 昇 と免 疫 組 織 学 的 に 強 陽 性 所 見

を認 め,そ れ が神 経 内 分 泌細 胞(neuroendocrine)の

性 質 を麿 す る低 分 化 の腫 揚 総 胞 と して い る.ま た姦 清

値 は測 定 し て い な い が,扁 平 上 皮 癌 蓋2},印 環 細 胞

(Signet-ringcell)癌13)な ど の分 化 度 の 低 い特 殊 な 組

織 型 に対 して もCEAは 免 疫組 織 学 鈎 に陽性 を示Lて

い る こ とが 報 告 されて い る.

本 症 例 の よ う に癌 細 胞 が,PSAと,CEAお よ び

CAI9-9で 染 め分 け る こ とが で きた こ とは非 常 に興 味

深 く,こ の よ うな藩 晃 と今 画の よ うな治 療 抵抗 性 の 前

立 腺癌 との関 連が 存 在 す る可 能 性 を示 唆 す る もの と思

われ る.GuthmaRら14)は,前 立 腺 癌 の駐 転 移 を生 じ

てい る症 例 に お い て血 清PSA値 が正 常 で あ る に も関

わ らず血 清CEAが 異 常 高 値 を示 した こ とか ら,免 疫

組織染色を行った結果,原 発部位の癌細胞がPSAと

CgAに よって染め分けられただけでな く,¥ン パ簾

転移巣での細胞が免疫組織染蝕にてPSA陽 性,CEA

陰性の染色性を有 し,一 方肝転移巣における細胞 は

PSA陰 性,CEA陽 性の染色性を示 し,転 移部位によ

る染色性の差 を報告 した.低 分化の癌繕鞄 のため

PSA産 生 とCEA産 生のクローンに分化 し,後 者の

方が悪性度が高 く内分泌治療に低抗性を示 したとの考

察をしている.

今回の症例の臨床的な特徴 としてD進 行が非常に

急速であ り,2)転 移巣が大 きな割には原発巣の病変

が微小で不明瞭であe?,3>ホ ルモン療法にまったく

反応 しなかったことが挙げられる.初 発前立腺癌のほ

とんどは内分泌療法に反応性するが,時 折,ま ったく

治療に反癒せず急速に不幸な転機をたどる症弼 を経験

することがあるが,そ のような症例に血滴のCEA,

CA19-9が 高値のものがあるのか,免 疫組織学的に陽

性のものがあるのか,あ るいは内分泌療法に抵抗性 と

なった症網でこれらが上昇することぶあるのか,な ど

今後検討 していきたいと考えている.

結 語

血清CEAお よびCAI9-9の 上昇を伴った前立腺癌

の1例 を若 干の文献的考察を加えて報告 した.

文 献

1)飯 泉 達 夫,雨 窟 裕,秦 亮 輔,ほ か:尿 路 性 器

癌 紅お 娃 る1奮溝IA?,C£A,CA玉9-9の 検 討 。E

泌 尿 会 誌79:1448-1452,lg88

2)外 山恵 郎,板 倉 宏 尚,上 野 正 紀,ほ か:化 学 療 法

が奏 功 したCEA高 値 の進 行 性 前 立 腺癌 の1例.

9泌 尿 会誌82:327,1991

3)林 哲 夫,山 内昭 正,細 田和 成:前 立 腺癌 の診 断

に お け る前立 腺 液 中癌胎 児 性 抗 原 測 定 の 意 義.泌

尿 紀 要41:52ひ52s,至995

4)石 井 龍,岩 崎 宏,菊 池 昌弘,ほ か:尿 路癌 に

お け る癌 関 連 糖 鎖 抗 原CA19-9.病 理 と 臨6:

ll93-1200,1988

5)能 登 顕 承,藤 黛 真,磯 部 英行,ほ か:尿 路 上 皮

癌 に お 縁 る尿CAig-9値 の 灘 定一 そ の診 断 霞勺役 割

の検 討一 一 日泌尿 会 誌88二406-413,1997

6>中 原 由紀 子,巾 原 保 治,河 南 昌樹 ,ほ か:水 腎 症

(尿路 結 石「に よる)に 対 す る経 皮 的腎 痩 術 後,一 ・

過 性 血 中CAI9-9急 上 昇 を き た した1例 .医 療

46:844-846,1992

7)東 新,松 田公 志 ,伊 藤 哲 之,ほ か:CAI9-9

とCEA高 値 を示 した再 燃 麟 立 膝 癌 の 翌携 .E泌

尿 会誌82:859,1991

8)立 花 裕 一,吉 野 修 司 ,小 林 剛,ほ か:血 清

CAI9-9とCgAが 高 値 を示 した叢 立線 癌 の 王倒 .

泌 尿 器外 科3:881-884,1990

9)牧 佳 男,高 松 正 武,那 須 保 友,ほ か:CAI9-9

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門 間,ほ か:

が 高 値 を 示 し た 前 立 腺 粘 液 癌 の1例.西 日 泌 尿

57=1054-1057,1995

10)加 藤 正 博,神 田 静 人,高 橋 洋 一,ほ か:癌 胎 児 性

抗 原 の 高 値 を 伴 っ た 前 立 腺 原 発 小 細 胞 癌.臨 泌

48:247-250,1994

11)OkadaH,GotohA,OgawaT,etal.:Twocasesof

smallcellcarcinomaoftheprostate.scandJurol

Nephrol30=503-508,1996

12)WernertN,GoebbelsR,BonkhoffH ,etal,:

Squamouscellcarcinomaoftheprostate.Histo-

pathology17:339-344,1990

前 立 腺 癌 腫 瘍 マ ー カ ー191

13)skodrasG,wangJandKragelpJ:Primary

prostaticsignet-ringcellcarcinoma.Urology42:

338-342,1993

14)GuthmanDA,FarrowGM,MyersRP,eta1,:

Adenocarcinomaoftheprostateinvolving2cell

types(prostatespeci丘cantigcnproducingand

carcinoembryonicantigenproducing)withselgctive

metastaticspread.JUrol146:854-856,1991

(ReceivedonJuly22,1997AcceptedonJanuaryl2,1998).(迅速掲載)