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THE TALK SESSION 1 12 若手が語る国立印刷局の魅力 国立印刷局だからこそ、 体感できる喜びと誇りがある。 N.A 東京工場情報印刷部 情報印刷第2課輪転印刷係 平成29年入局 機械科 卒業 T.N 東京工場印刷部 印刷第1課印刷第1係 平成29年入局 電子制御工学科 卒業 報の仕事は、スピーディなイメージがあります。 N.A そうですね。官報は校了後すぐに印刷 をして納品するという、納期が非常に短いも のです。だからこそ、機械を安定稼働させる 必要があるので、入念なメンテナンスが欠か せません。法律などの政府情報を世の中に発 信する重要なツールに携われていることへの 喜びは、ここでしか味わえないものだと思い ます。 印刷のスペシャリストになるべく 研鑽を積んでいきたい T.N お互い責任のある仕事を担当していま すが、入局したばかりの新人であっても製造 に関われるのはありがたい環境ですよね。 N.A 印刷に関する知識が全くなくても、学 びながら業務に取り組める教育環境は素晴ら しいですね。新規採用研修は、社会人として のマナーや安全管理など充実した内容になっ 13 国立印刷局でしか経験できない やりがいのある仕事 N.A T.Nさんは一万円札の印刷を担当して いるんですよね。お札をつくるという仕事は 特殊に思えますが、どのような意識で取り組 んでいるのでしょうか。 T.N お札というよりは製品、という意識で すね。日本銀行券には様々な偽造防止技術が 盛り込まれており、他国と比較しても偽造券 の流通を低く抑えることができています。こ のクオリティを維持し、さらに高めていくこ とを目標として日々仕事に励んでいます。 N.A 日頃慣れ親しんだお札を製造するとい う仕事は、ほかでは経験できませんよね。 T.N ええ。この仕事をしていると、自分が 製造に携わった一万円札が何の支障もなく流 通している、ということに感慨深いものを感 じます。N.Aさんは官報の印刷に携わってい ますよね。休日を除き毎日発行されている官 ていて新人には心強い研修でした。局内の雰 囲気のよさも、入局当初から魅力的に映りま した。 T.N 先輩たちは明るい方が多いですし、業 務外でも一緒にスポーツをしながら親交を深 められるので、仕事だけでなく、プライベー トなことも相談しやすいですよね。働きやす さという面でも、国立印刷局に入ってよかっ たと感じています。 N.A T.Nさんはこれから先の目標などお持 ちですか。 T.N 私はこれからも日本銀行券の印刷業務 に携わっていきたいと考えています。入局2 年目から4年目にかけてはフォローアップ研 修があるので、これを活かしてさらにスキル を高めていきたいですね。N.Aさんは? N.A 目指すは印刷業務のスペシャリスト。機 会があれば官報以外の印刷物にも携わって、 現在の業務に留まらない広域な知識と技術を 身に付けていきたいと考えています。 THE TALK SESSION 2 女性の目線で見た国立印刷局の魅力 女性が定年まで働ける 魅力的な職場環境 M.T 東京工場材料部 インキ課インキ管理係 係長 平成15年入局 工学研究科応用分子化学専攻 修了 N.O 本局総務部人事課研修係 平成25年入局 文学部文学科 卒業 キリのいいところまで仕事が終わっていなく ても「時間なんだから帰っていいんだよ」と 上司が声を掛けてくれたことがうれしかった です。温かい家庭を築きたいという夢と、定 年まで働き続けたいという夢。国立印刷局は、 この 2 つを無理なく両立させることができる 組織だと思います。 ゼロベースからものづくりを行う ユニークな組織 N.O 私は4,000名を超える職員の研修制度 の企画等を担当していますが、研修の中にも 女性の活躍を推進するものがあります。 M.T 女性の役職者を増やしていこうという、 方針がありますからね。バリバリと第一線で 働きたいという方は、昇進が望める環境でも あると思います。 N.O 環境ということであれば、製造部門に いたときは、女性として体力的に不安のある 家庭と仕事 無理のない両立が可能 M.T 国立印刷局は、女性にとって働きやす い職場環境が整っていますよね。 N.O 結婚・出産・育児というライフステー ジを経て、ほとんどの方が復職をされていま す。働きやすい環境があるからこそ、定年ま で在籍される女性職員が多いのだと思います。 M.T 私自身、子どもが小さい頃は育休や出 勤・退勤時間をずらせる制度を活用しながら 子育てを行っていました。育児に関する様々 な休暇制度や勤務時間制度を利用できるのは、 子どもが小さい頃は特に助かります。 N.O 育児に関する制度は皆さん活用されて いますよね。誰かが育児中なら、一体となっ てその部分をカバーしようという雰囲気があ るので、復職のプランを練るのもスムーズだ と先輩から伺っています。 M.T 育児に関する制度を活用しているとき、 部門でも、常に作業環境が改善されて、仕事 がしやすいと思いました。職種を問わず、女 性が活躍できる職場は多いですね。 M.T N.Oさんの職場は、局全体を俯瞰して 見ることができる立場にあるのかなと思いま すが、国立印刷局はどんな職場だと思います か。 N.O 製造業という大きな括りの中でも、特 色豊かな職場だという印象です。版面、イン キ、紙の製造から印刷、仕上までを一貫して 行っている組織は、日本でも数少ないのでは ないでしょうか。職場にその道のスペシャリ ストがいたり、様々な職場を経験して多角的 な見識を持っている人もいます。ものづくり に深く携わりたい方には、ぜひ就職先として 候補に入れていただきたいです。 M.T 男女を問わず、前向きに頑張りたいと いう意欲があれば、ちゃんと評価されて活躍 できる職場ですよね。これからの国立印刷局 を担う若者の登場に期待しています。

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Page 1: THE TALK SESSION 1 2THE TALK SESSION 1 12 若手が語る国立印刷局の魅力 国立印刷局だからこそ、 体感できる喜びと誇りがある。N.A 東京工場情報印刷部

THE TALK SESSION

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若手が語る国立印刷局の魅力

国立印刷局だからこそ、体感できる喜びと誇りがある。

N.A東京工場情報印刷部

情報印刷第2課輪転印刷係平成29年入局機械科 卒業

T.N東京工場印刷部

印刷第1課印刷第1係平成29年入局

電子制御工学科 卒業

印刷業務のスペシャリストを

目指して︑広域な知識と技術を

身に付けていきたい︒

対  談

お札=﹁製品﹂︒

何の支障もなく流通することに

喜びを感じています︒

報の仕事は、スピーディなイメージがあります。N.A そうですね。官報は校了後すぐに印刷をして納品するという、納期が非常に短いものです。だからこそ、機械を安定稼働させる必要があるので、入念なメンテナンスが欠かせません。法律などの政府情報を世の中に発信する重要なツールに携われていることへの喜びは、ここでしか味わえないものだと思います。

印刷のスペシャリストになるべく研鑽を積んでいきたい

T.N お互い責任のある仕事を担当していますが、入局したばかりの新人であっても製造に関われるのはありがたい環境ですよね。N.A 印刷に関する知識が全くなくても、学びながら業務に取り組める教育環境は素晴らしいですね。新規採用研修は、社会人としてのマナーや安全管理など充実した内容になっ

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国立印刷局でしか経験できないやりがいのある仕事

N.A T.Nさんは一万円札の印刷を担当しているんですよね。お札をつくるという仕事は特殊に思えますが、どのような意識で取り組んでいるのでしょうか。T.N お札というよりは製品、という意識ですね。日本銀行券には様々な偽造防止技術が盛り込まれており、他国と比較しても偽造券の流通を低く抑えることができています。このクオリティを維持し、さらに高めていくことを目標として日々仕事に励んでいます。N.A 日頃慣れ親しんだお札を製造するという仕事は、ほかでは経験できませんよね。T.N ええ。この仕事をしていると、自分が製造に携わった一万円札が何の支障もなく流通している、ということに感慨深いものを感じます。N.Aさんは官報の印刷に携わっていますよね。休日を除き毎日発行されている官

ていて新人には心強い研修でした。局内の雰囲気のよさも、入局当初から魅力的に映りました。T.N 先輩たちは明るい方が多いですし、業務外でも一緒にスポーツをしながら親交を深められるので、仕事だけでなく、プライベートなことも相談しやすいですよね。働きやすさという面でも、国立印刷局に入ってよかったと感じています。N.A T.Nさんはこれから先の目標などお持ちですか。T.N 私はこれからも日本銀行券の印刷業務に携わっていきたいと考えています。入局2年目から4年目にかけてはフォローアップ研修があるので、これを活かしてさらにスキルを高めていきたいですね。N.Aさんは?N.A 目指すは印刷業務のスペシャリスト。機会があれば官報以外の印刷物にも携わって、現在の業務に留まらない広域な知識と技術を身に付けていきたいと考えています。

THE TALK SESSION

2女性の目線で見た国立印刷局の魅力

女性が定年まで働ける魅力的な職場環境

M.T東京工場材料部

インキ課インキ管理係 係長平成15年入局

工学研究科応用分子化学専攻 修了

N.O 本局総務部人事課研修係

平成25年入局文学部文学科 卒業

育児中の職員を職場が

一体となってカバーしようという

雰囲気がありがたかったです︒

対  談

職種にかかわらず︑

女性が活躍できる職場が多いです︒

キリのいいところまで仕事が終わっていなくても「時間なんだから帰っていいんだよ」と上司が声を掛けてくれたことがうれしかったです。温かい家庭を築きたいという夢と、定年まで働き続けたいという夢。国立印刷局は、この2つを無理なく両立させることができる組織だと思います。

ゼロベースからものづくりを行うユニークな組織

N.O 私は4,000名を超える職員の研修制度の企画等を担当していますが、研修の中にも女性の活躍を推進するものがあります。M.T 女性の役職者を増やしていこうという、方針がありますからね。バリバリと第一線で働きたいという方は、昇進が望める環境でもあると思います。N.O 環境ということであれば、製造部門にいたときは、女性として体力的に不安のある

家庭と仕事無理のない両立が可能

M.T 国立印刷局は、女性にとって働きやすい職場環境が整っていますよね。N.O 結婚・出産・育児というライフステージを経て、ほとんどの方が復職をされています。働きやすい環境があるからこそ、定年まで在籍される女性職員が多いのだと思います。M.T 私自身、子どもが小さい頃は育休や出勤・退勤時間をずらせる制度を活用しながら子育てを行っていました。育児に関する様々な休暇制度や勤務時間制度を利用できるのは、子どもが小さい頃は特に助かります。N.O 育児に関する制度は皆さん活用されていますよね。誰かが育児中なら、一体となってその部分をカバーしようという雰囲気があるので、復職のプランを練るのもスムーズだと先輩から伺っています。M.T 育児に関する制度を活用しているとき、

部門でも、常に作業環境が改善されて、仕事がしやすいと思いました。職種を問わず、女性が活躍できる職場は多いですね。M.T N.Oさんの職場は、局全体を俯瞰して見ることができる立場にあるのかなと思いますが、国立印刷局はどんな職場だと思いますか。N.O 製造業という大きな括りの中でも、特色豊かな職場だという印象です。版面、インキ、紙の製造から印刷、仕上までを一貫して行っている組織は、日本でも数少ないのではないでしょうか。職場にその道のスペシャリストがいたり、様々な職場を経験して多角的な見識を持っている人もいます。ものづくりに深く携わりたい方には、ぜひ就職先として候補に入れていただきたいです。M.T 男女を問わず、前向きに頑張りたいという意欲があれば、ちゃんと評価されて活躍できる職場ですよね。これからの国立印刷局を担う若者の登場に期待しています。