the meaning of halloween

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This is a translation of the meaning of Halloween in Japanese. It was done by my several years ago, and used in all my classes with the English version. It will help your students understand the rather complex festival's history before having them read something in English. Good luck and.... Happy Halloween!!

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Page 1: The meaning of Halloween

10月31日はHALLOWEENです。みなさんは、HALLOWEENの意味を知っていますか?

1. なぜ仮装をして近所の家を回るのか?2. なぜハロウィーンの色は、黒とオレンジなのか?3. なぜ”TRICK OR TREAT”(「お菓子をくれないと、いたずらするぞ」)と言ってお菓子をもらいに行くのか?

4. なぜ JACK O’LANTERN(カボチャに怖い顔を彫って中にろうそくを入れたもの)を窓際や玄関に置くのか?

① HALLOWEENは、非常に古く深い意味のある歴史的なお祭りです。  今から約2,200年前、Celtic People(ケルト民族)は、アイルランドやスコットランド、フランス北部などで暮らしていて、当時の HALLOWEENは異教徒のお祭りとされていました。当時、ケルト民族の古いカレンダーでは、1年が10ヶ月しかなく、ケルトの人たちは冬が近づくことを怖がっていました。なぜなら、その季節に悪魔や幽霊、亡くなった親戚や友人たちの魂がこの世に戻ってくると信じていたからです。そのため、10月31日の夜に Druid

Priests(ケルト民族の牧師や先生たち)は、町の郊外にある丘や山の上で大きなたき火をたき、その町に住んでいる者みんなでお化けの仮装をして山に登り、たき火の周りで踊ったり、悪魔を鎮めるためにその年に収穫した食物や動物などをそのたき火の火の中に投げ入れたりしたのです。つまり、たき火にはお化けたちを天国や地獄に帰すための道具という意味もあるのです。日本で言えばちょうどお盆のかがり火と同じです。(京都の大文字焼きも同じ意味があります。) お化けの仮装をすれば、本当のお化けが仲間だと思って、自分の体がお化けにのっとられないだろうと考えたのです。 これが仮装の習慣の始まりです。

② HALLOWEENという名前は、835年(平安時代)頃にできました。この時代、ヨーロッパではイタリアのローマ帝国がイギリスやアイルランドなどに攻め込んで植民地にし、キリスト教を広めていたために、異教徒の祭りであるケルト民族の HALLOWEENは、快く思われていませんでした。そのため HALLOWEENの翌日(11月 1日)に“All Saints Day”(聖人の日)を作り、カトリックの信者たちは教会へ行き、亡くなった親戚や友人たちなどの魂が天国に行けるようにお祈りしました。HALLOWEENという言葉は“ALL HALLOWS EVE”(オール・セインツ・デイの前日、の意味)の省略なのです。この時代にケルト民族が信仰していた冬のSAMHAIN神(死の神。色は黒)と、イタリアの POMONA女神(収穫の神。色はオレンジ)がミックスされ、HALLOWEENの色は黒とオレンジになったのです。

③ 毎年HALLOWEENの祭りを続けるために、農家の人たちは近所の家を回って、祭りのための寄付(お金以外のもの)を集めました。たくさんの物を寄付してくれた家には幸運が来るよう

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にお祈りしたり、称えたりしました。一方、寄付をしてくれないケチな家にはいたずらをしました。典型的ないたずらは、窓に石鹸で悪い言葉を書いたり、玄関や壁にクレヨンで悪い言葉を書いたり、ゴミ箱をひっくり返したり、フェンスを倒したりというものでした。 19~20世紀にアイルランドなどからアメリカへ移住した、ケルト民族系ヨーロッパ人たちがHALLOWEENの習慣を広めました。その時からHALLOWEENは主に子どもの祭りになり、子どもだけが仮装したり、近所を回ってお菓子をもらったりして、昔の習慣を少し残しながら現代風に変化してきました。現在の TRICK OR TREATINGでは、留守の家やお菓子をくれない家に対して、昔のような本格的ないたずらをあまりやらなくなりましたが、それでも鍵穴にガムを詰めたり、ドアベルに針やペーパークリップを入れたりします。 

④ Jack O’ Lanternもケルト民族の習慣であり、お化けが自分たちの家に入らないように魔よけとして作ったものです。しかし当時はヨーロッパにカボチャがなかったため(カボチャは北米の特産物です。)、Turnip(カブ)を使っていました。

 アメリカでは、HALLOWEENの頃に収穫が終わって、神様に感謝の気持ちを表すために、家の前の芝生にトウモロコシを収穫した後の茎を束ねてそれを立て、カボチャやリンゴなどの秋の野菜や果物をその周りに置きます。日本のお正月の鏡餅と少し似ています。

現代のHALLOWEENは、子どもから大人までがとても楽しめるお祭りになっていますが、ケルト民族をルーツとした、長い歴史を持つお祭りという真面目な面もあるのです。それでは……

HAPPY HALLOWEEN!!!

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