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はじめに

この度は、SVF for TEC/Java Edition をお買い上げいただき、誠にありがとうございます。

SVF for TEC/Java Edit ion は、印刷データを東芝テック社のラベルプリンタに出力するた

めのソフトウェアです。

本マニュアルには、SVF for TEC/Java Edit ion の詳細機能が記載されています。

本製品は、SVFX-Designer により作成された様式ファイル(.xml)、Super Visual Formade

設計部で作成された様式ファイル(.frm)に対応しています。

SVFX-Designer を使用したグラフィックモードに対応しているプリンタ機種は次の通りとなり

ます。

・PDF

・PostScript

・LIPS4

・RPCS

・EMF

・XPS

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ii

1 製品概要 1

動作環境........................................................................................................................................................................... 2

環境設定を表示するクライアント環境...........................................................................................................2

2 セットアップと解除 3

Windows 版のセットアップ ...................................................................................................................................... 3

Windows 版の解除...................................................................................................................................................... 6

Windows 版で登録されるサービス.................................................................................................................... 8

SVF Java PRODUCT WEB Server Service.............................................................................................9

SVF Print Spooler Service .................................................................................................................................. 10

UNIX 版と Linux 版のセットアップ.................................................................................................................... 13

UNIX 版と Linux 版の解除................................................................................................................................... 14

UNIX 版と Linux 版で使用するデーモンプロセス.................................................................................. 15

Simple Httpd service ............................................................................................................................................... 15

SVF's Print Spooler services............................................................................................................................. 15

スプーラステータスをアプリケーションから操作する方法............................................................ 16

3 環境設定 18

環境設定の起動........................................................................................................................................................ 18

環境設定のメニュー概要...................................................................................................................................... 20

環境設定詳細機能.................................................................................................................................................. 21

SVF 環境設定.............................................................................................................................................................. 21

動作環境.......................................................................................................................................................................... 22

プリンタ ............................................................................................................................................................................... 27

機種別基本設定........................................................................................................................................................ 35

4 サンプルプログラム 40

5 注意事項と制限事項 42

注意事項........................................................................................................................................................................ 42

制限事項........................................................................................................................................................................ 46

6 FAQ 51

7 エラーコード 52

索 引 索引-1

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1 製品概要

1

1 製品概要

SVF for TEC/Java Edit ion は、東芝テック社のラベルプリンタからの出力を可能にするソフ

トウェアです。ユーザアプリケーションから API 関数を呼び出すことで、上位アプリケーションか

らの印刷データと、SVF 設計部*で作成した様式ファイルやクエリーファイルとを、設定した

内容に組み合わせ、TEC B474 ラベルプリンタに対応した印刷データファイル(.spl ファイル)

を出力します。関連製品である Universal Connect/X と組み合わせることによって、ノンプロ

グラミングでの実行環境を構築することも可能です。

SVF for TEC /Java Edit ion を使用するには次のいずれかの製品が必須となります。

・SVF for Java Print

・SVF for PDF

・SVF for XPS

SVF 設 計 部 :本 マニュアルでは、Super Visual Formade フォーム設 計 部 、および

SVFX-Designer の Form Designer を総称して「SVF 設計部」と呼びます。

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SVF for TEC/Java Edition ユーザーズ・マニュアル

2

SVF for TEC/Java Edition の動作環境は以下のとおりです。

動作可能な JDK

Sun MicroSystems J2EE、および J2SE 準拠 JDK1.5.0 (32bit)

IBM J2EE、および J2SE 準拠 JDK1.5.0 (32bit)

HP J2EE、および J2SE 準拠 JDK1.5.0 (32bit)

OS

Microsoft○R Windows ServerTM2003 Standard Edition、Enterprise

Edition(x86 互換 32bit、EM64T 64bit)

Microsoft® Windows Server™2003 R2 Standard Edition、Enterprise

Edition(x86 互換 32bit、EM64T 64bit)

SUN○R Solaris○R、9(SPARC)、Solaris○R 10(SPARC)

HP○R HP/UX11i V2(IPF)、

IBM○R AIX5L Ver5.3、

Red Hat Enterprise Linux AS4.0(x86 互換 32bit、EM64T 64bit)

Red Hat Enterprise Linux ES4.0(x86 互換 32bit)

Red Hat Enterprise Linux 5.0 Advanced Platform (32bit)

Red Hat Enterprise Linux 5.0 (Server 32bit)

最小動作メモリ 512MB*1

推奨実装メモリ 1GB*1

HDD Windows 版:約 120Mbyte UNIX/Linux 版:約 50Mbyte

高速ドライバ 対応 東芝テック ラベルプリンタ B474

*1 実際の運用形態にあわせて設定するようにしてください。

環境設定を表示するクライアント環境 ························································

OS Microsoft® Windows® XP Professional Microsoft® Windows Vista™

必須アプリケーション/

プラグイン

Internet Explorer 6.0、7.0

Java Plug-in 1.5.0、1.6.0(International バージョン)

最小動作メモリ OS、および Java Plug-in が動作する最小メモリサイズ

動作環境

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2 セットアップと解除

3

2 セットアップと解除

ここでは、SVF for TEC/Java Edition のセットアップと解除について説明します。

SVF for TEC/Java Edition には Windows 版、UNIX 版、Linux 版の 3 種類が用意されて

います。それぞれの SVF for TEC/Java Edition のセットアップと解除の方法、起動方法に

ついて説明します。また、登録されるサービスの種類とその操作方法、起動方法についても

説明します。

SVF for TEC/Java Edition をセットアップする前に、SVF for Java Print、SVF for PDF、

SVF for XPS のいずれかのセットアップを完了しておきます。各製品のセットアップについて

は、各製品のユーザーズ・マニュアルを参照してください。

SVF for TEC/Java Edition の Windows 版のセットアップは、つぎの手順でおこないます。す

でに他の SVF Java PRODUCT 製品群をセットアップしている場合、SVF Java PRODUCT

はセットアップされた状態となっていますので、直接 SVF for TEC/Java Edition のセットアッ

プ画面が表示されます。

1 SVF for TEC/Java Edition の CD‐ROM を CD‐ROM ドライブにセットします。自動的に、

セットアップ画面が表示されない場合は、エクスプローラで CD‐ROM の「Setup.exe」をダ

ブルクリックします。

「Instal lShield ウィザード」が実行され、開始画面が表示されます。

<[Instal lShield ウィザード]の開始画面>

Windows 版のセットアップ

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SVF for TEC/Java Edition ユーザーズ・マニュアル

4

2 [次へ]ボタンをクリックします。

[ファイルコピーの開始確認]画面が表示されます。

<[ファイルコピーの開始確認]画面>

3 現在設定されている内容でよければ、[次へ]ボタンをクリックします。

CD‐ROM からハードディスクへのファイルのコピーが開始されます。

<[セットアップステータス]画面>

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2 セットアップと解除

5

コピーが終了すると、[Instal lShield ウィザードの完了]画面が表示されます。

<[Instal lShield ウィザードの完了]画面>

4 [完了]ボタンをクリックします。

セットアップが終了します。

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SVF for TEC/Java Edition ユーザーズ・マニュアル

6

SVF for TEC/Java Edition の Windows 版の解除について説明します。

SVF Java 実行部製品が複数セットアップされている場合、いずれかの SVF Java 実行部

製品を解除すると、その他すべての SVF Java 実行部製品も解除されます(SVF Java

PRODUCT も含む)。

次の製品のいずれかがセットアップされている場合は、SVF Java 実行部よりも先にこれらの

製品を解除する必要があります。

・Universal Connect/X

・Universal Connect/X Mail Edition

・Report Director Enterprise

1 [スタート]-[設定]-[コントロールパネル]-[アプリケーションの追加と削除]を選択します。

[アプリケーションの追加と削除]画面が表示されます。

<[アプリケーションの追加と削除]画面>

2 「SVF for TEC/Java Edition」を選択し、[変更と削除]ボタンをクリックします。

「Instal lShield ウィザード」が実行され、[アンインストール内容の確認]メッセージが表示され

ます。

<[アンインストール内容の確認]メッセージ>

3 現在セットアップされているすべての SVF Java 実行部製品を解除してよい場合は[は

い]ボタンをクリックします。

SVF Java 実行部ごとに、作成したプリンタ情報の削除確認メッセージが表示されます。

Windows 版の解除

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2 セットアップと解除

7

4 各メッセージについて、作成したプリンタ情報を削除する場合は[はい]を、削除しない場

合は[いいえ]を選択します。

すべての SVF Java 製品についてのプリンタ情報の保存・破棄を指定後、ハードディスクか

らアプリケーションとすべてのコンポーネントの削除が開始されます。

削除が終了すると、[メンテナンスの完了]画面が表示されます。

<[メンテナンスの完了]画面>

5 [完了]ボタンをクリックします。

SVF for TEC/Java Edition、および SVF Java PRODUCT の解除が終了します。

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SVF for TEC/Java Edition ユーザーズ・マニュアル

8

SVF for TEC/Java Edition のセットアップが終了すると、自動的に、SVF Java PRODUCT

WEB Server Service と、SVF Print Spooler Service の2つのサービスが登録されます。

[スタート]-[設定]-[コントロールパネル]-[管理ツール]-[サービス]で表示される[サー

ビス]画面において起動状況の確認をおこなったり、起動・停止などを手動でおこなったり

することができます。

<[サービス]画面>

登録されるサービスのデフォルトのポートは、つぎの通りです。

SVF Java PRODUCT WEB Server Service 44080

SVF Print Spooler Service 44081

ポートの変更をおこなう場合は、SVF Java PRODUCT WEB Server Service のポートは、

serverconfig.properties の 「 port= 」 、 SVF Print Spooler Service の ポ ー ト は 、

vfreport.splooer.properties の「Spooler.DaemonPort= 」を変更します。変更後、それぞれ

のサービスの再起動が必要になります。

Windows 版で登録されるサービス

serverconfig.properties と vfreport.spooler.properties の保存先ディレクトリは次 の通

りです。

・serverconfig.properties セットアップディレクトリ\SVFJP\SimpleHttpd

・vfreport.spooler.properties セットアップディレクトリ\SVFJP\svfjpd\lib

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2 セットアップと解除

9

SVF Java PRODUCT WEB Server Service ·········································

SVF Java PRODUCT WEB Server Serviceとは、環境設定などを起動する際に、Webサー

バを介さなくても動作できるように起動しておくWebサーバのサービスです。

SVF Java PRODUCT WEB Server Service の操作は、つぎの手順でおこないます。

1 [スタート]-[プログラム]-[SVF Java PRODUCT]から、実行するメニューをクリックします。

選択したメニューが起動されます。

<SVF Java PRODUCT WEB Server Service の操作>

WEB サービスコマンドウィンドウ起動

WEB サービスコマンドウィンドウを起動します。WEB サービスコマンドウィンド

ウでは、処理の流れを確認することができます。

コマンドウィンドウを停止するには[Ctrl]キー+[C]キーをおします。

WEB サービスの起動

WEB サービスを起動します。

WEB サービスの停止

WEB サービスを停止します。

SVF Java PRODUCT WEB Server Service がすでに起動している場合や、サービス起

動している場合は手動による起動は必要ありません。

スプーラステータスについては、次項の「SVF Print Spooler Service」を参照してください。

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SVF for TEC/Java Edition ユーザーズ・マニュアル

10

SVF Print Spooler Service ······························································· ········

SVF Print Spooler Service は SVF 独自の専用スプール機能です。セットアップをおこなう

とサービスに登録され、デフォルトでは自動で起動します。

SVF Print Spooler Service は、TCP/IP(LPR ポート)での接続がおこなえるかどうかを判断

し、スプールデータをプリンタに送ります。印刷を実行する時には、かならず起動しておきま

す。

スプール状況を確認したり制御したりするには、メニューから[スプーラステータス]を選択し

ます。

スプーラステータスの操作は、次の手順でおこないます。

1 [スタート]-[プログラム]-[SVF Java PRODUCT]-[スプーラステータス]をクリックしま

す。

[スプーラステータス]画面が表示され、画面に SVF for TEC/Java Edition で登録し現在

スプールをおこなっているプリンタ名が表示されます。

2 "No. ?:"と表 示 されますので、スプールの状 況 を確 認 するプリンタ名 の番 号 を入 力 し、

[Enter]キーをおします。

”localhost:xxxxxx> Commands(s,p,j ,d,a,r,h,q) ?: ”と表示されます。xxxxx はプリンタ名

です。印刷データが無い場合は unknown と表示されます。

3 実行するコマンドを選択します。

コマンドが実行されます。

<[スプーラステータス]画面の例-NEC2300(No1)のプリンタのスプール状況(j)を確認>

プリンタ名は環境設定で登録しただけでは表示されません。印刷処理(スプール)をお

こなったプリンタ名 のみが表示されます。また、ファイルへの出力 をおこなった場 合は表

示されません。

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2 セットアップと解除

11

s : Change server.

SVF for Java Print が複数台のコンピュータにセットアップされている場合

などに、サーバの切り替えをおこないます。

p : Change printer.

プリンタを切り替えます。

j : Show job lists.

選択したプリンタの印刷ジョブ一覧を表示します。

d : Delete jobs. 選択したプリンタの印刷ジョブを削除します。この後に、削除する番号を

入力します。

a : Abort printer.

選択したプリンタを一時停止します。スプールは可能です。また、スプール

途中のデータを停止する事もできます。

r : Restart printer.

タイムアウトしたり、リトライ回数が過ぎたりしたスプールデータを、再度出

力するようにします。

一時停止中のプリンタを再開し、印刷中に一時停止したジョブは再印刷

します。再印刷をおこなった場合は、1 ページ目から印刷します。

h : Help. ヘルプが表示されます。

q : Quit. スプーラステータスを終了します。

印刷を実行する時は、事前にSVF Print Spooler Serviceを起動する必要があります。

起動していない場合、印刷がおこなえません。

スプーラステータスは、スプール状況を確認したり制御したりするときのみに使用します。

SVF Print Spooler Serviceのサービスを終了すると、スプールデータは削除されません

が、印刷対象のデータとは認識されなくなります。

inactiveと表示された場合は、プリンタとの通信が正常におこなわれていません。

まずプリンタに接続できる状態であるかを確認し、正常に通信を確立できる状態にした

上で処理をおこなうようにしてください。

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SVF for TEC/Java Edition ユーザーズ・マニュアル

12

≪LPR 接続の確認≫

応答モードにより LPR 接続できるかどうかを確認する設定、および接続できない場合に、ス

プールした Raw ファイルを削除するかどうかの設定をすることができます。

この設定は一括設定となります。プリンタごとの設定ではありません。

接続確認の設定

vfreport.properties の「Spooler.CheckLprConnection=」に true/false で

設定します。

true 確認します。

false 確認しません。デフォルトは「false」に設定されています。

「true」に設定した場合は、印刷データのスプール時に LPR 接続できるか

を確認し、接続できない場合は例外を返します。例外は IOException と

なります。

接続エラーの場合の処理設定

接続確認してエラーになった場合、スプールした Raw ファイルを削除する

かどうかを設定します。

vfreport.properties の 「 Spooler.DeleteIfLprConnectionFailed= 」 に

true/false で設定します。

true 削除します。

false 削除しません。デフォルトは「false」に設定されています。

≪LPR 接続時の発信元ポート番号の指定≫

LPR 接続をおこなう場合に、発信元ポート番号を指定することができます。

発信元ポート番号の指定は、各プリンタのプロパティ上で指定します。

設定例 Spooler.LprPortRange=721-731

vfreport.spooler.propertiesは、セットアップディレクトリ\SVFJP\svfjpd\libに保存されま

す。

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2 セットアップと解除

13

SVF for TEC/Java Edition の UNIX 版と Linux 版のセットアップは、つぎの手順でおこない

ます。すべてのシェルスクリプトは、Born shel l で実行してください。

1 ソースメディアのアーカイブファイル SVF_for_TEC-8.0.tar を任意のディレクトリにコピー

します。

例: cp /mnt/cdrom/unix/ SVF_for_TEC-8.0.tar /opt/SVFJP

2 アーカイブファイルを展開します。

例: tar xvf SVF_for_TEC-8.0.tar

以下のファイルが展開されます。

JpbUtils.jar

SvfInstaller.jar

install- SVF_for_TEC.sh

svfptxt.jar

3 コマンドラインから実行できるようにするため、Java のサーチパスを追加します。

例: PATH=$PATH:/usr/j2se/bin

export PATH

4 製品のインストールディレクトリを環境変数に設定します。

例: FIT_PRODUCTS_BASE=/opt/SVFJP

export FIT_PRODUCTS_BASE

UNIX 版と Linux 版のセットアップ

すでに他の Java 実行環境製品のセットアップをおこない、設定してある場合は必要あ

りません。

この設定は、現在ログインしているセッションの中でのみ有効となります。次回以降のロ

グイン時にも有効とするため、ログインする際に参照するファイル(.profi le、. login、.cshrc

など)に記述してください。記述するファイルの詳細については、各 OS のマニュアルなど

を参照してください。

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SVF for TEC/Java Edition ユーザーズ・マニュアル

14

5 シェルスクリプトを実行します。

例: ./install-SVF_for_TEC.sh

環境変数 FIT_PRODUCTS_BASE に設定したディレクトリ(例:/opt/SVFJP)が作成され、

サブディレクトリ、ファイルが配置されます。

また、$FIT_PRODUCTS_BASE/bin に SimpleHttpd、spooler、svfpstat という 3 つのシェル

スクリプトが作成され、セットアップが終了します。

SVF for TEC/Java Edition の UNIX 版と Linux 版の解除は、つぎの手順でおこないます。

1 インストールディレクトリ$FIT_PRODUCTS_BASE 以下を、ディレクトリごとすべて削除し

ます。

ハードディスクからアプリケーションとすべてのコンポーネントが削除され、解除が終了します。

すでに他の Java 実行環境製品のセットアップをおこない、設定してある場合は必要あ

りません。

サーチパス、および環境変数のシェルスクリプトの設定例は、sh の例となります。csh など

では設定方法が異なるため、環境にあわせて設定をおこなってください。

UNIX 版と Linux 版の解除

他の Java 実行環境製品とともにセットアップされている場合は、SVF for TEC/Java

Edition のみの解除はできません。SVF Java PRODUCT すべてが解除されます。

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2 セットアップと解除

15

SVF for TEC/Java Edition のセットアップが終了すると、Simple Httpd service と SVF's

Print Spooler services が起動可能となります。

Simple Httpd service ······························································· ··················

Simple Httpd service の操作は、次のようにおこないます。

起動 シェルスクリプト SimpleHttpd に引数 start をつけて実行します。

例: $FIT_PRODUCTS_BASE/bin/SimpleHttpd start

停止 コンソールにバージョン情報が表示されている場合は[Enter]キーを押し

て一旦コマンドプロンプトを表示させます。コマンドプロンプトが表示されて

いる状態でシェルスクリプト SimpleHttpd に引数 stop を付けて実行し

ます。

例: $FIT_PRODUCTS_BASE/bin/SimpleHttpd stop

再起動 シェルスクリプト SimpleHttpd に引数 restart をつけて実行します。

例: $FIT_PRODUCTS_BASE/bin/SimpleHttpd restart

動作状態表示 シェルスクリプト SimpleHttpd に引数 status をつけて実行します。

例: $FIT_PRODUCTS_BASE/bin/SimpleHttpd status

SVF's Print Spooler services ······························································· ·

SVF's Print Spooler services の操作は、次のようにおこないます。

起動 シェルスクリプト spooler に引数 start をつけて実行します。

例: $FIT_PRODUCTS_BASE/bin/spooler start

停止 コンソールにバージョン情報が表示されている場合は[Enter]キーを押し

て一旦コマンドプロンプトを表示させます。コマンドプロンプトが表示されて

いる状態でシェルスクリプト spooler に引数 stop を付けて実行します。

例: $FIT_PRODUCTS_BASE/bin/spooler stop

再起動 シェルスクリプト spooler に引数 restart をつけて実行します。

例: $FIT_PRODUCTS_BASE/bin/spooler restart

動作状態表示 シェルスクリプト spooler に引数 status をつけて実行します。

例: $FIT_PRODUCTS_BASE/bin/spooler status

UNIX 版と Linux 版で使用するデーモンプロセス

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SVF for TEC/Java Edition ユーザーズ・マニュアル

16

スプーラステータスの操作

シェルスクリプト svfpstat を実行します。

例: $FIT_PRODUCTS_BASE/bin/svfpstat

スプーラステータスをアプリケーションから操作する方法 ·························

スプーラステータスをアプリケーションから操作する方法について説明します。

使用法 : java -jar svfpstat.jar [オプション] コマンド [パラメータ]

オプション -h or --help

ヘルプメッセージを表示します。.

-v or --version

プログラムバージョンを表示します。

-s server or --server server

接続するサーバを変更します。

-p port or --port port

サーバのポート番号を指定します。

コマンド list プリンタの一覧を表示します。

job プリンタ名

指定したプリンタのジョブ一覧を表示します。

delete プリンタ名 ジョブ番号

指定したプリンタの指定したジョブを削除します

delete-all プリンタ名

指定したプリンタのすべてのョブを削除します。

abort プリンタ名

指定したプリンタの処理を中断します。

restart プリンタ名

指定したプリンタの処理を再開します。

実行例について記載します。

ヘルプを表示する

> java -jar $FIT_PRODUCTS_BASE/svfjpd/lib/svfpstat.jar --help

プリンタ一覧を見る

> java -jar $FIT_PRODUCTS_BASE/svfjpd/lib/svfpstat.jar --server 192.168.127.128

list 1,IPSIO

ジョブ一覧を見る

> java -jar $FIT_PRODUCTS_BASE/svfjpd/lib/svfpstat.jar --server 192.168.127.128 job IPSIOup.

1,2005/01/01 11:11:49,hachusho.xml,1,16856

印刷を実行する時は、事前にSVF's Print Spooler servicesを起動する必要がありま

す。起動していない場合、印刷がおこなえません。

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2 セットアップと解除

17

1 番の文書を削除する

> java -jar $FIT_PRODUCTS_BASE/svfjpd/lib/svfpstat.jar --server 192.168.127.128

delete IPSIO 1 > java -jar $FIT_PRODUCTS_BASE/svfjpd/lib/svfpstat.jar --server 192.168.127.128 job IPSIOup.

Empty.

すべての文書を削除する

> java -jar $FIT_PRODUCTS_BASE/svfjpd/lib/svfpstat.jar --server 192.168.127.128

delete-all IPSIO

> java -jar $FIT_PRODUCTS_BASE/svfjpd/lib/svfpstat.jar --server 192.168.127.128 job IPSIOup.

Empty.

プリンタを停止する

> java -jar $FIT_PRODUCTS_BASE/svfjpd/lib/svfpstat.jar --server 192.168.127.128

abort IPSIO

> java -jar $FIT_PRODUCTS_BASE/svfjpd/lib/svfpstat.jar --server 192.168.127.128 job IPSIO

down.

2,2005/01/01 11:36:09,hachusho.xml,1,16856

3,2005/01/01 11:36:19,hachusho.xml,1,16856

プリンタを再開する

> java -jar $FIT_PRODUCTS_BASE/svfjpd/lib/svfpstat.jar --server 192.168.127.128 restart IPSIO

> java -jar $FIT_PRODUCTS_BASE/svfjpd/lib/svfpstat.jar --server 192.168.127.128 job IPSIO up.

2,2005/01/01 11:36:09,hachusho.xml,1,16856

3,2005/01/01 11:36:19,hachusho.xml,1,16856

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SVF for TEC/Java Edition ユーザーズ・マニュアル

18

3 環境設定

ここでは、SVF for TEC/Java Edition の環境設定について説明します。環境設定は、ブラウ

ザ上で Java アプレットを利用しておこないます。

環境設定では、同一プリンタ上に異なる環境設定を必要なだけプリンタ名を変えて登録し

ておくことができるため、帳票の種類に応じた印刷をおこなうことができます。

環境設定をおこなうには、まず SVF Java PRODUCT WEB Server Service が起動してい

る必要があります。

1 ブラウザを起動します。

2 ブラウザのアドレスに次の URL を入力します。

http://(IP アドレス、またはマシン名):44080/

[OUTPUT Environment Setting Menu]が表示されます。

<[OUTPUT Environment Setting Menu]画面>

環境設定の起動

URL に入 力 するポート番 号 のデフォルトは「44080」ですが、「SVF Java PRODUCT

WEB Server Service(Simple Httpd service)」のポート変更をおこなった場合は、変更

したポート番号を入力してください。ポートの変更については、p.8 を参照してください。

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3 環境設定

19

3 [Environment Setting]ボタンをクリックします。

[環境設定]画面が表示されます。

<[環境設定]画面>

[OUTPUT Environment Setting Menu]画面は Java アプレットで作成されているため、

コンピュータに Java 実行環境(1.5.0、または 1.6.0)が必要です。

OUTPUT Environment Setting Menu では、セットアップされている製品名が太字で表

示されます。

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SVF for TEC/Java Edition ユーザーズ・マニュアル

20

環境設定には、大きく 4 つのメニューがあります。

<[環境設定]画面>

SVF 環境設定 SVF ディレクトリの指定をおこないます。

動作環境 バーコード、リンクフィールド、環境変数、デバッグの設定など、印刷全体に

関する動作を設定します。

プリンタ プリンタとその機種を登録し、個別に環境設定をおこなうことができます。

同一の物理プリンタに対して、異なるプリンタ名で登録することによって、

複数の環境設定をおこなうことができます。

また、プリンタごとに、印字位置や制御コードなどの設定値を調整すること

ができます。

機種別基本設定

機種ごとにデフォルトの環境設定を登録することができます。ここで登録

した値が[プリンタ]で[機種]を追加したときの環境設定の初期値として

使用されます。

環境設定のメニュー概要

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3 環境設定

21

環境設定メニューの詳細機能について説明します。

SVF 環境設定 ······························································· ································

ここでは、SVF ディレクトリの指定をおこないます。

1 [環境設定]画面を表示させます。

2 左側のツリー表示の[SVF 環境設定]を選択します。

[SVF ディレクトリの指定]欄に、vfreport.properties.ja があるディレクトリが指定されていま

す。通常はデフォルト設定のまま使用します。インストールをおこなったディレクトリからの移

動はおこなわないでください。

<[環境設定]画面>

環境設定詳細機能

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SVF for TEC/Java Edition ユーザーズ・マニュアル

22

動作環境 ······························································· ·········································

ここでは、バーコード、リンクフィールド、環境変数、デバッグ設定など、印刷全体に関する動

作を設定します。

1 [環境設定]画面を表示させます。

2 左側のツリー表示の[動作環境]から設定をおこなう項目を選択します。

3 各種設定をおこない、[適用]ボタンをクリックします。

<[環境設定]-[動作環境]画面>

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3 環境設定

23

≪バーコードの設定≫

バーコードを帳票に印刷する際の書式を設定します。

<[動作環境]-[バーコード]の設定画面>

データ長チェック

する 設計されている桁数より出力データの桁数(スタート/ストップを

含む)が大きい場合、バーコードの印字はおこなわれません。印刷

は続行されますが、バーコードは出力されません。

しない 桁数によらず、バーコードを出力します。

設計桁数とデータ長が異なる時の印字

設計桁数と出力データの桁数が異なる場合の印字方法を指定します。

B474 で出力する場合は、プリンタの仕様上、エレメント幅は固定で印刷さ

れます。

バーコード長を基準にエレメント幅を調整して印字

出力桁数に関係なく設計時のバーコード幅に納まるよう各エレメ

ントの太さを調整し印字します。したがって、ほぼ一定の幅でバー

コードが印字されます。ただし[データ長チェック]が[しない]モード

で、出力桁数が設計桁数より大きい場合は、エレメントの太さが

細くなり、基準値以下になるとバーコードの印字をしません。

B474 で出力する場合は、設定しても無効となります。

設計時のエレメントの幅で印字

常に設計時のエレメントの太さで印字するため、出力データ桁数

によってバーコード幅が変化します。

B474 で出力する場合でも、設定内容は有効となります。

縦書き印字の方向(反時計方向)

90° 1 桁目が下になります。

270° 1 桁目が上になります。

ヒューマン文字の印字

B474 で出力する場合、ヒューマン文字の出力自体は可能ですが、環境

設定での指定はすべて無効となります。

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SVF for TEC/Java Edition ユーザーズ・マニュアル

24

スタートストップ文字

NW7 や CODE39 の様にスタート/ストップ文字がある場合の印

字を制御します。

チェックキャラクタ

JAN やチェック付き CODE39 の場合、チェックキャラクタの印字

を制御します。

≪リンクフィールドの設定≫

リンク先が設定されているフィールドに文字列を出力すると、印字桁数/データ桁数を超え

た場合にあふれたデータはリンク先に出力します。特殊文字でデータを分割する場合は、

デリミタの指定をおこないます。

<[動作環境]-[リンクフィールド]の設定画面>

デリミタの設定 [する]を選 ぶと、デリミタの条 件 設 定 ができます。リンクフィールドでは

フィールドからデータがあふれた時にあふれた分をリンク先のフィールドへ

移動します。区切り文 字を明示的に指定 する場合にデリミタ(区切り文

字)を指定します。

区切り文字 デリミタに使用する文字を指定します。

複数指定すると OR 条件で処理されます。その他を選択すると任意の文

字または文字列を指定することができます。

区切り方法 デリミタで指定された文字の扱いを指定します。

[SVF 環境設定]画面での設定内容は Java 実行部で共通して使用します。そのた

め、TEC プリンタへ出力する際に、制限によりここでの設定が有効にならない場合があり

ます。制限事項については 「第 5 章 注意事項と制限事」を参照してください。

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3 環境設定

25

≪環境変数の設定≫

<[動作環境]-[環境変数]の設定画面>

検索パス 使用する

検索パスを指 定します。ここで指定されたパスを優先して検索

します。設計時にイメージファイルを設計時の固定で貼り付ける

と、フォーム上に設計時のイメージファイルのフルパスが指定され

ます。ただし、出力実行時に設計時と同じパスにイメージファイル

がない場合に、実際にイメージファイルの入っているパスを[検索

パス]に指定すると、そこのパスから検索を開始します。

パスを複数指定する場合は、半角のカンマ(,)で区切ります。

使用しない

検索パスを指定しません。

半角のカンマ(,)をパスの区切りとみなすため、パス名に半角のカンマを含むことはでき

ません。

設計時にイメージファイルを固定で貼り付けた帳票を出力する場合は、環境によってこ

の欄に実行環 境でのイメージファイルの入っているパスを設定する必要があります。実

行環境が UNIX/Linux の場合にはディレクトリ構成が異なるので、かならず指定してくだ

さい。設定しない場合は、帳票出力時にイメージが出力されません。

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SVF for TEC/Java Edition ユーザーズ・マニュアル

26

≪デバッグ設定≫

<[動作環境]-[デバッグ設定]画面>

デバッグモード デバッグモードの ON、OFF を設定します。

出力先ディレクトリ

デバッグログを出力するディレクトリ名を指定します。変更する場合は、右

の をクリックして表 示される[ディレクトリ選 択 ]画面 で選 択 し、[決

定]ボタンをクリックます。

デバッグログは指定したディレクトリに「svf_*****.txt」というファイル名

で実行されたインスタンスごとに出力されます。ディレクトリの指定がない

場合や無効なディレクトリを指定した場合は、Java 実行環境のシステム

プロパティ java.io.tmpdir の示すディレクトリに出力されます。

デバッグ設定を ON にすると、帳票の出力に通常の数倍の時間を要する場合がありま

す。

「java. io.tmpdir」は Java の起動オプションで指定するシステムのプロパティです。

デフォルトは Windows の場 合 %windir%\Temp、UNIX/Linux の場 合 /tmp、または

/var/tmp です。

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3 環境設定

27

プリンタ ······························································· ············································

出力したいプリンタの設定をおこないます。かならず 1 つはプリンタを作成する必要がありま

す。SVF for PDF がセットアップされている環 境 では 「PDF」という プリンタが、Report

Director Enterprise がセットアップされている環境では「RDSpool」というプリンタがデフォル

トで作成されています。

同一の物理プリンタに対して複数のプロパティ設定をしたい場合は、プリンタを必要に応じ

て追加し、各々にプロパティの設定をしてください。

新規にプリンタを設定するには、次の手順で操作をおこないます。

1 左のツリーから[プリンタ]を選択します。

[プリンタ]画面が表示されます。

<[環境設定]-[プリンタ]画面>

2 [プリンタ名]に新規に作成するプリンタの名前を入力します。

<[プリンタ名]に、任意のプリンタ名を入力>

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SVF for TEC/Java Edition ユーザーズ・マニュアル

28

3 [機種の選択]欄の[▼]をクリックして表示されるドロップダウンリストから、対応する機種

を選択します。

<[機種の選択]欄のドロップダウンリストから機種を選択>

4 [追加]ボタンをクリックします。

[プリンタ名]には全角文字は使用できません。また、大文字、小文字も区別されません。

[プリンタ名]では、次のような登録はできません。

例) プリンタ 1 RICOH NX920 ← 半角スペースで区切る

プリンタ 2 RICOH_NX920 ← アンダースコアで区切る

上記例のように、半角スペースとアンダースコアの差しかない 2 つのプリンタ名を登録す

ることはできません。

[プリンタ名]には各プラットフォームがファイル名として制限している文字は使用できま

せん。

[機種の選択]欄に表示される機種一覧は、セットアップされている製品によって異なり

ます。

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3 環境設定

29

左のツリーに新規に作成したプリンタ名が表示されます。

<左のツリーに新規に作成したプリンタ名が表示される>

5 左のツリーから新規に作成したプリンタ名を選択します。

選択したプリンタの[詳細設定]画面が表示されます。

<登録したプリンタの[詳細設定]画面>

6 [出力先]でドロップダウンリストからプリンタ、またはファイルを指定します。

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SVF for TEC/Java Edition ユーザーズ・マニュアル

30

7 出力先がネットワークに直接接続され、印刷データを LPR プロトコルで受信可能なプリ

ンタの場合は、[出力ポート]に「IP アドレス:キュー名」の形式でプリンタのポート名を設定

します。プリンタによってキュー名が指定されているものがありますので、プリンタ本体付属

のマニュアルなどで確認してください。また、キュー名が指定されていないプリンタの場合

でも、適当な値を設定する必要があります。プリンタのキュー名を設定しない場合は出力

されません。

出力先がファイルの場合は、[出力ディレクトリ]にファイルの出力ディレクトリ名を設定しま

す。設定したディレクトリに印刷データがファイルとして作成されます。

8 [LPR 接続リトライ間隔(秒)]に、タイムアウトの時にリトライする間隔を秒単位で設定しま

す。通常はデフォルト値で使用します。

9 [LPR 接続最大リトライ回数]に、リトライする最大回数を設定します。通常はデフォルト値

で使用します。

10 [TCP タイムアウト時間(秒)]に、タイムアウトとする時間を秒単位で設定します。通常は

デフォルト値で使用します。

[出力先]がファイルの場合でも[出力ポート]の設定が必須入力事項となります。設定

しないまま[適用]ボタンをクリックすると、エラーメッセージが表示されます

<エラーメッセージ>。

キュー名が指定されていないプリンタの場合でも、「lp」など適切な値を設定する必要が

あります。プリンタのキュー名がない場合は出力されません。

PAlite を使用して出力する場合は、次の書式に従って設定してください。

[PA サーバのアドレス:PA で使用するポート:Windows に登録されたプリンタ名]

例 192.168.1.141:44201:RICOH IPSIO NX920

※PAlite の使用には SVF for Java Print のライセンスが必要となります。

[出力先]がファイルの場合で、VrSetSpoolFi leName2 関数を発行せずに出力をおこ

なった場合は、[出力ディレクトリ]にて指定したディレクトリにユニークな名前で印刷デー

タが作成されます。

出力時に、タイムアウト時のリトライが規定回数を超えても出力されない場合や、TCP タ

イムアウト時間を超えた場合は、SVF Print Spooler に印刷データがスプールされている

状態になっています。

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3 環境設定

31

11 その他の設定項目についても設定をおこないます。

設定項目の詳細については、「機種別基本設定」(p.35)を参照してください。

12 [適用]ボタンをクリックします。

確認メッセージが表示されます。

<確認メッセージ>

13 [はい]をクリックします。

設定した内容が登録されます。

ここで作成したプリンタ名を、VrSetPrinter 関数で指定します。なお、VrSetPrinter 関

数でプリンタ名・機種名を設定する場合は、大文字・小文字は区別します。

プリンタのポートの変更をおこなった場合は、SVF Print Spooler Service を再起動する

必要があります。

SVF Print Spooler に印刷データがたまっているのに出力されない場合は、出力ポートで

設定している IP アドレスやキュー名に不備があるか、ネットワークの接続性に問題が発生

している可能性があります。

かならず一つ通常使うプリンタ(次ページを参照)が設定されている必要があります。通

常使うプリンタがない場合は実行時に[-3]や[-32]のエラーが発生します。

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SVF for TEC/Java Edition ユーザーズ・マニュアル

32

≪作成したプリンタの操作≫

作成したプリンタは、右クリックして表示されるメニューから操作をおこなうことができます。

<操作するプリンタ名を選択して右クリック>

プリンタの操作は、つぎの手順でおこないます。

1 操作するプリンタを選択し、右クリックをします。

メニューが表示されます。

2 実行するメニューを選択します。

通常使うプリンタにする

通常使用するプリンタにします。通常使用するプリンタとして設定すると、

プリンタ名横のプリンタマークにチェックが表示されます。

プリンタ名の変更

プリンタ名を変更します。

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3 環境設定

33

プリンタの削除 プリンタを削除します。選択すると、確認メッセージが表示されます。削除

をする場合は、[はい]ボタンをクリックします。

≪プリンタ機種詳細画面の操作≫

作成したプリンタの詳細設定画面および機種別基本設定での各機種 別の設定画面で

は、画面上で列幅を変更したり表示色を変更したりすることができます。

列幅の変更

列幅を変更するには、つぎの手順でおこないます。

1 列幅を変更する列の項目名欄の境界線にカーソルをあてます。

カーソルの形状が になります。

<カーソルの形状がかわる>

実行時に VrSetPrinter 関数を指定しない場合は、「通常使うプリンタ」に設定されたプ

リンタから出力されます。

[機種別基本設定]に表示される機種一覧は、セットアップされている製品によって異

なります。

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SVF for TEC/Java Edition ユーザーズ・マニュアル

34

2 任意の幅に合わせてカーソルを左右に移動します。

列幅が変わります。

表示色の変更

詳細設定画面内の文字表示色を変更するには、つぎの手順でおこないます。

1 画面右側の詳細設定画面上で右クリックします。

[表示色の設定]メニューが表示されます。

2 [表示色の設定]メニューを選択します。

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3 環境設定

35

[テーブル表示色の設定]画面が表示されます。

<[テーブル表示色の設定]画面>

3 画面上部のパレットから、設定する色を選択します。

[HSB]タブ、[RGB]タブではより細かく表示色を設定することができます。

画面下部の[プレビュー]に現在選択している表示色が表示されます。

4 [了解]ボタンをクリックします。

設定した表示色に変更されます。設定した内容を取消すときは[取消し]ボタンを、デフォ

ルトの表示色に戻す場合は[リセット]ボタンをクリックします。

機種別基本設定 ······························································· ····························

環境設定では、同一プリンタ上に異なる環境設定を必要なだけプリンタ名を変えて登録

することができますが、その際に「機種別基本設定」で該当プリンタ機種のデフォルトの環

境設定を登録することができます。

ここで登録した値が[プリンタ]で[機種]を追加したときの環境設定の初期値として使用

されます。

ここでは、TEC B474 の各設定項目について説明します。

1 [環境設定]画面を表示させます。

2 左側のツリー表示の[機種別基本設定]から[TEC B474]を選択します。

3 各種設定をおこない、[適用]ボタンをクリックします。

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SVF for TEC/Java Edition ユーザーズ・マニュアル

36

<[機種別基本設定]-[TEC B474]画面>

スプールファイル既定拡張子

出力ファイルのデフォルト拡張子を指定します。

VrSetSpoolFi leName2 にファイル名を指定しない場合、ここで設定した

内容が有効になります。

印字位置調整量(横)(mm)

調整値を 0.1mm 単位で入力します。右方向へはプラス、左方向へはマ

イナスの値を指定します。

印字位置調整量(縦)(mm)

調整値を 0.1mm 単位で入力します。下方向へはプラス、上方向へはマ

イナスの値を指定します。

線幅(実線) 極細、細、中細、中、中太、太の順に mm 単位で指定します。

線幅(破線 1) 極細、細、中細、中、中太、太の順に mm 単位で指定します。

SVF for TEC/Java Edition では無効となります。

線幅(破線 2) 極細、細、中細、中、中太、太の順に mm 単位で指定します。

SVF for TEC/Java Edition では無効となります。

線幅(破線 3) 極細、細、中細、中、中太、太の順に mm 単位で指定します。

SVF for TEC/Java Edition では無効となります。

線幅(一点鎖線) 極細、細、中細、中、中太、太の順に mm 単位で指定します。

SVF for TEC/Java Edition では無効となります。

線幅(二点鎖線) 極細、細、中細、中、中太、太の順に mm 単位で指定します。

SVF for TEC/Java Edition では無効となります。

プリンタの指定 B474、B-SX8R、その他から選択します(B-SX8R:リライタブルプリンタ)。

フィードの指定 印刷開始した 1 枚目をフィードしてから印刷するかどうか指定します。

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3 環境設定

37

センサーの選択 センサーの種別を、無し、反射、透過、透過(プリ印刷)、反射(スレッショ

ルド)の 5 種類から指定します。

ラベル発行スピードの選択

ラベルの出力スピードを ips 単位で指定します。次の 6 つから選択します。

デフォルトは 5ips(B474)です。

2ips(B-SX8R,その他)

3ips(B474,その他)

4ips(その他)

5ips(B474)

6ips(その他)

8ips(B474)

インクリボン有り/無しの選択

インクリボンの有無およびリボンセーブの指定を、リボン無し、リボン有り(リ

ボンセーブ有り)、リボン有り(リボンセーブ無し)の 3 種類から選択します。

ローテーションの指定

ラベルの出力方法を、[尻出し]、[頭出し]、[尻出し(ミラー印字)]、[頭

出し(ミラー印字)]の 4 種類から指定します。

フィード位置微調整(正)の指定

フィード量が前方、後方に最高 50.0mm まで微調整が可能です。

前方にフィードする場合には「-」(マイナス)を先頭に付加してください。

-500~500 以外の値を設定した場合は、「0」に設定した時と同じ動作に

なります。

フィード位置微調整(カット)の指定

カット位置を前方、後方に最高 50.0mm まで微調整が可能です。

前方にフィードする場合には「-」(マイナス)を先頭に付加してください。

-500~500 以外の値を設定した場合は、「0」に設定した時と同じ動作に

なります。

フィード位置微調整(逆)の指定

バックフィード量が前方、後方に最高 9.9mm まで微調整が可能です。

前方にフィードする場合には「-」(マイナス)を先頭に付加してください。

-99~99 以外の値を設定した場合は、「0」に設定した時と同じ動作にな

ります。

プリンタの仕様上、環境設定の変更をおこなってから、2 度目以降の印刷で初めて変

更した内容が反映されるため、設定の変更が多い場合には、フィード指定を「フィードす

る」と指定してください。

感熱紙を利用する場合には、[リボン無し]を選択してください。

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SVF for TEC/Java Edition ユーザーズ・マニュアル

38

バーコードの 1 モジュール幅の指定

バーコードの 1 モジュール幅を 1~15 ドットの範囲で指定します。デフォル

トは 4 ドットです。

適 応 バーコードは JAN 短 縮 、JAN 標 準 、UPC-A、UPC-E、CODE128、

EAN128、CVS-EAN128 になります。

カット機能の指定

カット機能を使用するかどうかをドロップダウンリストから指定します。

なし

カットをしません。

キーブレイク

キーブレイクごとにカットをおこないます。

常にカット

常にカットします。

JOB 毎

JOB ごとにカットします。

ラベルピッチの指定(0~9990)

ラベルピッチとは現ラベルの先頭位置から次のラベルの先頭位置までの

長さを指します。プリンタにセットしているラベルのサイズに合わせて、かな

らず設定してください。

ラベルピッチは最高 999.0mm まで指定可能です。0~9990 以外の値を

設 定 した場 合 は、帳 票 設 計 の用 紙 の長 さと同 じ値 に設 定 されます。用

紙の長さより小さい値を設定した場合は、プリンタ側でコマンドエラーとな

りますので、用紙の長さ以上の値を設定してください。

PDF417 バーコードのイメージ印刷

PDF417 バーコードをイメージで印字する場合、「印字する」を指定します。

回転させたい場合に利用できます。

PDF417 バーコードの 1 モジュール幅の設定

[PDF417 バーコードのイメージ印刷]を「印字しない」にした場合に、17 モ

ジュールで構成される PDF417 の列(コードワード)の 1 モジュールのサイズ

を 1~10 ドットの範囲で設定します。デフォルトは 3 ドットです。

PDF417 バーコードの列数(コードワード数)の設定

[PDF417 バーコードのイメージ印刷]を「印字しない」にした場合に、17 モ

ジュールで構成される PDF417 の列(コードワード)の列数を 1~30 列数

の範囲で設定します。デフォルトは 2 です。

PDF417 バーコードの 1 行の高さの設定

[PDF417 バーコードのイメージ印刷]を「印字しない」にした場合に、1 行

の高さを 1~100(0.1mm 単位)の範囲で指定します。デフォルトは 10 で

す。

明朝フォントの指定

設計 で全 角 フォントに明朝が指定されている場合 に明 朝 フォントを使う

かどうか指定します。

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3 環境設定

39

半角フォントの指定

半角フォントの種類次の8つから選択します。

Times Roman

Helvetica

Presentation

Letter Gothic

Prestige El ite

Courier(デフォルト)

OCR-A

OCR-B

フォントによりサイズが異なるので、様式ファイルの設計時に注意が必要

です。

白文字の横方向反転領域サイズ指定

白文字の反転領域の横幅調整値を 1~99 ドットの範囲で指定します。

デフォルトは 1 ドットです。

白文字の縦方向反転領域サイズ指定

白文字の反転領域の高さ調整値を 1~99 ドットの範囲で指定します。

デフォルトは 1 ドットです。

文書終了時にフィード出力有無

印字する

文書終了時にフィードを印字します。

印字しない

文書終了時にフィードを印字しません。

[カット機能の指定]で「常にカット」、または「JOB 毎」が設定されている場

合、[文書終了時にフィード出力有無]を「印字する」に設定してもフィード

されません。

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SVF for TEC/Java Edition ユーザーズ・マニュアル

40

4 サンプルプログラム

ここでは SVF for TEC/Java Edition を使用してのサンプルプログラムを記載します。このサ

ンプルプログラムでは、SVF の API 関数を使用して、印刷データファイル「hachusho.spl」を

作成します。

Java プログラムから実行する場合は、classpath に「svf.jar」を通す必要があります。

/**

*

* SVF for TEC / Java Edition

*

* Sample Program

*

*/

import jp.co.fit.vfreport.*;

public class Sample {

public static void main(String[] args) {

int ret;

Vrw32 svf = new Vrw32();

ret = svf.VrInit();

//SVF 環境設定で作成した、プリンタ名を第2パラメータで指定します。

//TEC の機種を選択したプリンタを、事前に作成しておく必要があります。

ret = svf.VrSetPrinter("","TEC");

// 印刷データファイル名を指定します。

ret = svf.VrSetSpoolFileName2("hachusho.spl") ;

ret = svf.VrSetForm("hachusho.xml", 4);

ret = svf.VrsOut("発行年月日", "2001/7/18 00000");

ret = svf.VrsOut("発注番号", "1000476");

ret = svf.VrsOut("仕入先名", "ウイングアーク テクノロジーズ 株式会社");

ret = svf.VrsOut("仕入先郵便番号", "〒111-1111");

ret = svf.VrsOut("仕入先住所", "東京都○○区□□町△△1-1-1");

ret = svf.VrsOut("仕入先電話番号", "03-1234-5678");

ret = svf.VrsOut("支払条件", "納入翌月末現金払");

ret = svf.VrsOut("納品場所", "〒222-2222 東京都○△区□○町 2-2-2");

ret = svf.VrsOut("発注明細番号", "1000522");

ret = svf.VrsOut("商品名", "Super Visual Formade 設計部");

ret = svf.VrsOut("単価", "700000.00");

ret = svf.VrsOut("数量", "2.00");

ret = svf.VrsOut("金額", "1400000.00");

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4 サンプルプログラム

41

ret = svf.VrsOut("仕入先製品番号", "SVF01");

ret = svf.VrEndRecord();

ret = svf.VrsOut("発行年月日", "2001/7/18 00000");

ret = svf.VrsOut("発注番号", "1000476");

ret = svf.VrsOut("仕入先名", "ウイングアーク テクノロジーズ 株式会社");

ret = svf.VrsOut("仕入先郵便番号", "〒111-1111");

ret = svf.VrsOut("仕入先住所", "東京都○○区□□町△△1-1-1");

ret = svf.VrsOut("仕入先電話番号","03-1234-5678");

ret = svf.VrsOut("支払条件", "納入翌月末現金払");

ret = svf.VrsOut("納品場所", "〒222-2222 東京都○△区□○町 2-2-2");

ret = svf.VrsOut("発注明細番号", "1000523");

ret = svf.VrsOut("商品名", "Super Visual Formade 実行部");

ret = svf.VrsOut("単価", "30000.00");

ret = svf.VrsOut("数量", "25.00");

ret = svf.VrsOut("金額", "750000.00");

ret = svf.VrsOut("仕入先製品番号", "SVF02");

ret = svf.VrEndRecord();

ret = svf.VrsOut("発行年月日", "2001/7/18 00000");

ret = svf.VrsOut("発注番号", "1000476");

ret = svf.VrsOut("仕入先名", "ウイングアーク テクノロジーズ 株式会社");

ret = svf.VrsOut("仕入先郵便番号", "〒111-1111");

ret = svf.VrsOut("仕入先住所", "東京都○○区□□町△△1-1-1");

ret = svf.VrsOut("仕入先電話番号", "03-1234-5678");

ret = svf.VrsOut("支払条件", "納入翌月末現金払");

ret = svf.VrsOut("納品場所", "〒222-2222 東京都○△区□○町 2-2-2");

ret = svf.VrsOut("発注明細番号", "1000524");

ret = svf.VrsOut("商品名", "Visual Formade for Report 設計部");

ret = svf.VrsOut("単価", "500000.00");

ret = svf.VrsOut("数量", "1.00");

ret = svf.VrsOut("金額", "500000.00");

ret = svf.VrsOut("仕入先製品番号", "SVF01");

ret = svf.VrEndRecord();

ret = svf.VrPrint();

ret = svf.VrQuit();

}

}

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SVF for TEC/Java Edition ユーザーズ・マニュアル

42

5 注意事項と制限事項

SVF for TEC/Java Edition を使用する際の注意事項と制限事項について説明します。

自由ピッチ対応について

フィールドのピッチの設 定 で、「自 由 」を選 択 した場 合 に有 効 になります。設 計 上 での

フィールドの開始位置から、文字を出力します。

自由ピッチの場合、固定ピッチとは異なり、一文字ごとに座標指定をおこないます。

固定ピッチについて

固定ピッチで出力するためには、次の 3 つの条件をすべて満たす必要があります。

1.フィールドの設定で固定ピッチにチェックを入れます。

2.フィールドの文字の方向で「横」を選択します。

3.フィールドの回転角度で「0」を選択します。

上記の固定ピッチの 3 つの条件すべてが満たされない場合は、自由ピッチで出力され

ます。

出力可能な文字列数について

出力可能な文字列数は 200 文字列です。自由ピッチの場合は 1 文字が 1 文字列と

なりますので注意が必要です。

半角フォント

次のフォントを使用する場合は、設計時のサイズに注意が必要です。

・ Times Roman 8 ポイント(中)

条件:設計サイズが 10 ポイント未満の場合

設計内容と結果を同様にするためには 8 ポイントで設計してください。

・ Times Roman 10 ポイント(中)

条件:設計サイズが 12 ポイント未満の場合

設計内容と結果を同様にするためには 10 ポイントで設計してください。

・ Times Roman 12 ポイント(肉太)

条件:設計サイズが 14 ポイント未満の場合

設計内容と結果を同様にするためには 12 ポイントで設計してください。

注意事項

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5 注意事項と制限事項

43

・ Times Roman 12 ポイント(イタリック)

条件:設計サイズが 14 ポイント未満で、イタリックの指定がある場合

設計内容と結果を同様にするためには 12 ポイントで設計してください。

・ Times Roman 14 ポイント(肉太)

条件:設計サイズが 14 ポイント以上の場合

設計内容と結果を同様にするためには 14 ポイントで設計してください。

・ Helvetica 6 ポイント(中)

条件:設計サイズが 10 ポイント未満の場合

設計内容と結果を同様にするためには 6 ポイントで設計してください。

・ Helvetica 10 ポイント(中)

条件:設計サイズが 12 ポイント未満の場合

設計内容と結果を同様にするためには 10 ポイントで設計してください。

・ Helvetica 12 ポイント(イタリック)

条件:設計サイズが 14 ポイント未満で、イタリックの指定がある場合

設計内容と結果を同様にするためには 12 ポイントで設計してください。

・ Helvetica 12 ポイント(肉太)

条件:設計サイズが 14 ポイント未満の場合

設計内容と結果を同様にするためには 12 ポイントで設計してください。

・ Helvetica 14 ポイント(肉太)

条件:設計サイズが 14 ポイント以上の場合

設計内容と結果を同様にするためには 14 ポイントで設計してください。

・ Presentation 18 ポイント(肉太)

条件:なし

設計内容と結果を同様にするためには 18 ポイントで設計してください。

・ Letter Gothic 9.5 ポイント(中)

条件:なし

設計内容と結果を同様にするためには 9.5 ポイントで設計してください。

・ Prestige El ite 7 ポイント(中)

条件:設計サイズが 10 ポイント未満の場合

設計内容と結果を同様にするためには 7 ポイントで設計してください。

・ Prestige El ite 10 ポイント(肉太)

条件:設計サイズが 10 ポイント以上の場合

設計内容と結果を同様にするためには 10 ポイントで設計してください。

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SVF for TEC/Java Edition ユーザーズ・マニュアル

44

・ OCR-A 12 ポイント

条件:なし

設計内容と結果を同様にするためには 12 ポイントで設計してください。

・ OCR-B 12 ポイント

条件:なし

設計内容と結果を同様にするためには 12 ポイントで設計してください。

・ Courier

5、10、12、20 ポイントを使用することができます。

設計内容と結果を同様にするためには各ポイントで設計してください。

使用半角フォントの切り替えは、SVF 環境設定の機種別基本設定の[半角フォントの

指定]でおこないます。デフォルトは「Courier」です。

半角フォントを利用するには、設計部で、フィールドの「フォント」の半角の設定で、「クーリ

エ」を選択する必要があります。

また、「OCRB」を指定した場合は、環境設定の[半角フォントの指定]での設定内容に

かかわらず、「OCRB」フォントで出力されます。

全角フォント

次のフォントを使用する場合は、設計時のサイズに注意が必要です。

・ 漢字 24×24 ドット明朝体

条件:設計サイズが 7.6 ポイント未満の場合

設計内容と結果を同様にするためには 5.7 ポイントで設計してください。

・ 漢字 32×32 ドット明朝体 条件:設計サイズが 7.6 ポイント以上の場合

設計内容と結果を同様にするためには 7.6 ポイントで設計してください。

全 角 フォントを利 用 するには、設 計 部 で、フィールドの「フォント」の全 角 の設 定 で、「明

朝」を選択し、かつ環境設定の[明朝フォントの指定]で「使用する」を指定する必要が

あります。

全角、半角、全角半角混在のすべてに対して、白文字での出力が可能です。

利用する場合は、設計部でフィールドの「文字修飾」の白文字にチェックを入れます。

ただし、プリンタの仕様で文字列領域に対して反転をおこなうようになっているため、自

由ピッチで文字列を出力する場合は、1 文字のセル幅、高さでのみの白文字となり文

字の印字基点とセル幅との間+設計時の文字間隔分の隙間ができます。

環境設定の[白文字の横方 向反転領域サイズ指定]、[白文字の縦方 向反転領域

サイズ指定]である程度の調整は可能ですが、白文字反転領域の黒色同士が重なっ

た場合は XOR され、重なった部分が白になります。ただし、B474 を使用している場合、

黒文字に対して 6×文字倍率ドット分、上下左右反転するため(倍率は縦、横倍率のう

ち大きい方が使われる)、環境設定の補正に影響されません。

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5 注意事項と制限事項

45

文字の回転に対応しています。

利用する場合は、設計部でフィールドの「回転」で角度を指定します。

使用できるバーコードは次のものです。いずれも回転に対応しています。

・NW7

・ITF

・JAN 標準

・JAN 短縮

・CODE128

・EAN128

・CVS-EAN128

・CODE39

・CODE39(チェック付き)

・QR(二次元バーコード)

・PDF417(二次元バーコード)

バーコードオプションの密度で「高密度」の設定がされていると出力されないバーコードが

あります。次のバーコードを出力させたい場合は、密度はデフォルトの「標準」のままで利

用してください。

・NW7

・ITF

・JAN 標準

・JAN 短縮

バーコードが PDF417 の場合、バーコードコマンドの処理とイメージデータでの処理の 2 パ

ターンを選択できます。

環境設定の[PDF417 バーコードのイメージ印刷]を「印字する」にした場合、イメージで

出力をおこないます(デフォルト設定)。

「印字しない」にした場合は、環境設定の[PDF417 バーコードの1モジュール幅の設定]

(デフォルト 3 ドット)、[PDF417 バーコードの列数(コードワード数)の設定](デフォルト 2

列)、[PDF417 バーコードの1行の高さの設定](デフォルト 10 ㎜)の設定で調整をおこな

います。

バーコードの手動設定(一次元バーコード)

バーコードに対して手動設定値で反映される内容は、次のとおりです。

・NW7、CODE39(チェック付を含む)、ITF:手動設定値がすべて反映されます。

・JAN 標準、JAN 短縮、CODE128、EAN128、CVS-EAN128:

細 バー幅 を、1 モジュール幅 として反 映 されます。自 動 設 定 の場 合 は、環 境 設 定 の

[バーコードの 1 モジュール幅の指定]で設定してください。

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SVF for TEC/Java Edition ユーザーズ・マニュアル

46

SVF for TEC/Java Edition を使用する際の制限事項は、つぎのとおりです。

SVF Java 実行部製品が複数セットアップされている場合、いずれかの SVF Java 実行

部製品を解除すると、その他すべての SVF Java 実行部製品も解除されます(SVF

Java PRODUCT も含む)。

次の製品のいずれかがセットアップされている場合は、SVF Java 実行部よりも先にこ

れらの製品を解除する必要があります。

・Universal Connect/X

・Universal Connect/X Mail Edition

・Report Director Enterprise

svf.jar および properties のセットアップ後のディレクトリ変更はできません。

従来の frm 様式ファイルに加え、SVFX-Designer で作成された XML 様式ファイルに対

応しています。ただし、XML 様式ファイル用の新しいオブジェクト(グラフィックオブジェク

ト)には対応していません。

B474 を使用する場合、明朝フォントは使用できません。

≪設計時の用紙設定での制限≫

用紙サイズ

「連帳」のみに対応しています。

用紙方向

用紙方向は出力時には認識されません。すべて縦となります。

縮小モード

縮小モードは出力時には認識されません。すべて設計されている用紙サイズでの印刷

となります。

印字位置調整

縦方向のみ-50mm~50mm の間で指定することが可能です。横方向の位置調整につ

いては、プリンタにセットするラベル位置をずらすことで対応できます。

部数

1~9999 枚の間で指定が可能です。

ANK/漢字比率

使用できません。設定しても、すべてプリンタフォントでの比率で出力されます。

制限事項

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5 注意事項と制限事項

47

≪設計時のフィールド・固定文字での制限≫

全角フォントサイズ(ゴシック)

ゴシックの全角フォントサイズはプリンタ仕様として「1.9 ポイント」、「2.9 ポイント」、「3.8

ポイント」、「5.7 ポイント」、「7.6 ポイント」、「11.5 ポイント」、「15.2 ポイント」、「22.8 ポイン

ト」の 8 種類です。

設 計 時 のフォントサイズは以下 のように変換 されます。明朝 については「注 意 事 項」の

p.44 を参照してください。

SVF の全角サイズ TEC の全角サイズ

1~2.8 ポイントの範囲 1.9 ポイント(16×16 ドット×0.5)

2.9~3.7 ポイントの範囲 2.9 ポイント(24×24 ドット×0.5)

3.8~5.6 ポイントの範囲 3.8 ポイント(16×16 ドット)

5.7~7.5 ポイントの範囲 5.7 ポイント(24×24 ドット)

7.6~11.4 ポイントの範囲 7.6 ポイント(32×32 ドット)

11.5~15.1 ポイントの範囲 11.5 ポイント(48×48 ドット)

15.2~22.7 ポイントの範囲 15.2 ポイント(32×32 ドット×2)

22.8 ポイント以上 22.8 ポイント(48×48 ドット×2)

半角フォント種類

半角フォント(1 バイト文字)出力時は、プリンタのフォントをもちいて出力します。クーリエ

指定も可能です。

半角フォントサイズ(クーリエ)

半角フォントサイズは基本的に全角フォントサイズと同じですが、半角フォントの種類と

して「クーリエ」を指定した場合のみ、以下の文字ポイントで設計をおこなう必要があり

ます。その他の半角フォントについては「注意事項」の p.42 を参照してください。

SVF のクーリエサイズ TEC のクーリエサイズ

1~5.9 ポイントの範囲 5.0 ポイント(10.0 ポイント×0.5)

6.0~9.9 ポイントの範囲 6.0 ポイント(12.0 ポイント×0.5)

10.0~11.9 ポイントの範囲 10.0 ポイント

12.0~19.9 ポイントの範囲 12.0 ポイント

20.0 ポイント以上 20.0 ポイント(10.0 ポイント×2)

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SVF for TEC/Java Edition ユーザーズ・マニュアル

48

フォントの縦横倍率指定

全角/半角フォントサイズ(クーリエ指定なし)の「1.9 ポイント」「2.9 ポイント」と、半角フォ

ントサイズ(クーリエ指定あり)の「5.0 ポイント」「6.0 ポイント」利用時には縦横倍率ともに

「0.5」の指定はおこなえません。その他の倍率指定はすべて可能です。

出力文字列の組み合わせについて

プリンタの仕 様上、出力 データの文字 列 の組み合 わせで出 力されるフォントの種類 に

制限があるため、下表のような出力結果となります。

SVF で出力する文字列 TEC で出力される文字列

全角(2 バイト文字)のみ すべて全角のフォントサイズで印刷

半角(1 バイト文字)のみでクーリエ指定なし すべて全角のフォントサイズで印刷

半角(1 バイト文字)のみでクーリエ指定あり すべてクーリエのフォントサイズで印刷

全角、半角混在 すべて全角のフォントサイズで文字列を印刷

文字修飾

ボールド(強調印刷)、および白文字のみ出力可能です。その他の文字修飾は、プリン

タの仕様上存在しないため、無効となります。

文字の印刷方向

縦書き・横書きともに出力可能です。

文字の編集スタイル

無編集・右詰め・左詰めのみ利用可能です。ただし、印字するフォントサイズの大きさを

考慮して編集をおこなうため、文字列配置の設計位置と実際に出力される位置が変

わる場合があるので、注意が必要です。

≪設計時の罫線に関する制限≫

線種

プリンタに搭載されている線種が「実線」のみのため、どの線種を指定しても、出力時は

すべて「実線」で出力されます。

線幅

すべて設定可能です。

通常、プリンタに搭載されている文字サイズで出力をおこないますが、帳票設計時には

文字ポイントサイズに幅があるため、設計時と出力結果にズレが発生する可能性があ

ります。

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5 注意事項と制限事項

49

≪設計時の矩形に関する制限≫

枠線の有無

すべて枠線「あり」として出力されます。

線種

プリンタに搭載されている線種が「実線」のみのため、どの線種を指定しても、出力時は

すべて「実線」で出力されます。

線幅

すべて設定可能です。

塗りこみ

プリンタの仕様上、矩形の塗りこみはおこなえません。指定してもすべて無効となります。

コーナー

コーナー指定はプリンタの仕様上、下表のとおりとなります。

SVF の矩形コーナー指定 TEC の出力結果

コーナー選択 無効(4 辺すべてが同一の指定である必要

があります)

コーナースタイル(丸め・カット) すべて丸めの状態で出力されます。

コーナーサイズ 有効(指定可能)

≪設計時のバーコードに関する制限≫

バーコード幅

バーコード幅の指定については、下表の通りとなります。

SVF で設定されている幅 TEC 出力時の幅

環境設定(プリンタ機種別)の設定 桁数幅(縦・横方向の幅を別々に指定可能)

設計幅 桁数幅

桁数幅 桁数幅

バーコードオプションのエレメント定義 桁数幅(ただし、エレメントサイズの指定は有

効になります)

印字方向

縦・横とも有効です。

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SVF for TEC/Java Edition ユーザーズ・マニュアル

50

ヒューマン文字

ヒューマン文字の印刷は有効となります。ただし、SVF 環境設定アプレット画面の動作

環境:バーコード内にあるヒューマン文字の印字設定は無効となります。

Java プログラムから実行するには、ライブラリを classpath に追加する必要があります。

実行時に classpath に追加する必要があるライブラリの種類は、使用する様式ファイ

ル、プリンタの機種、API 関数に左右されます。詳細は次の通りです。

■frm 様式ファイルを使用する場合に、classpath に追加するライブラリ

svf.jar

■XML 様式ファイルを使用する場合に、classpath に追加するライブラリ

・グラフィックモードで使用可能なアイテム/図形、属性を設定していない場合

svf.jar

svfgrph.jar

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6 FAQ

51

6 FAQ

SVF for TEC/Java Edition を使用する際に、よくある質問とその答え(FAQ)について説明します。

Q Java プログラムから実行できません。

A Java プログラムから実行するには、「svf.jar」に classpath を通す必要があります。

Q クエリーを実行するとエラーになります。

A Java プログラムからクエリー(.vrq)機能を JDBC 経由で使用して実行する場合は、か

ならず JDBC ドライバを classpath に通す必要があります。JDBC ドライバは、大抵の場

合データベースに付属としてついていますので、詳細についてはデータベースのマニュ

アルを参照してください。

Q 解除時にファイルが使用中という警告メッセージが表示されます。

A Web Appl ication Server で classpath を通している場合などに、使用中という警告

メッセージが表示されることがあります。Web Application Server を停止してから再度

実行してください。

Q -32 のエラーが発生して、正常動作しません。

A 実行時に VrSetPrinter 関数で指定したプリンタが[OUTPUT Environment Setting

Menu]の[プリンタ]に存在していない可能性があります。[プリンタ]に設定されている

名称は、大文字・小文字も合致している必要があります。

また、[OUTPUT Environment Setting Menu]の[プリンタ]にプリンタが一つも登録さ

れていない場合、通常使うプリンタが存在しない場合も-32 のエラーが発生します。

Q VrInit の戻り値として、-1 というエラーコードが返されます。

A エラー「-1」は、vfreport.properties.ja ファイルが見つからない場合に発生します。

通常は、vfreport.properties.ja ファイルが svf.jar と同一フォルダに存在すれば問題あ

りませんが、利用している Web Application Server によっては、独自に PATH を保有し

ていることがあり、任意のフォルダを参照することができないものがあります。その場合に

は、Web Application Server 起 動 時 の java コマンドに-D オプションを使 用 して

vfreport.properties.ja ファイルが存 在 するフォルダを明 示 的 に指 定 するか、Web

Application Server で設定されている PATH に、vfreport.*.properties.ja ファイルをす

べてコピーする必要があります。

Q 環境設定で指定した出力先にファイルが出力されません。

A VrSetSpoolFi leName2 関数を使用した場合は、環境設定の出力先フォルダは有効

になりません。

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SVF for TEC/Java Edition ユーザーズ・マニュアル

52

7 エラーコード

ここではエラーコードについて説明します。該当するエラーコードを参照してください。

エラー

コード エラー内容 原因と対処方法

-1 設定ファイル読み込みエラーです。 [原因 ]

実行時に JavaProducts の設定ファイル

「vfreport.properties.ja」の読み込みに失敗しまし

た。本エラーが発生した場合でも、CLASSPATH 指

定されている svf.jar ファイル内に Pack されている

デフォルト状態の vfreport.properties.ja を読み込

み、実行されます。ただし、環境設定アプレット画面

で指定した内容は反映されません。

[対処方法 ]

WebAppl icationServer にて CLASSPATH 指定さ

れている svf.jar ファイルと同一のフォルダに

vfreport.properties.ja が存在するかを確認して

ください。

存在しない場合は、WebAppl icat ionServer 起動

時の Java オプションとして「-D」オプションを利用

し、properties.ja ファイルが存在するパスを指定

するか、WebAppl icationServer で指定されている

PATH へ properties.ja ファイルすべてをコピーして

ください。

-3 プリンタ初期化エラーです。 [原因 ]

指定されたプリンタのドライバクラスの初期化に失

敗しました。

[対処方法 ]

主に Report Director Enterprise を利用している

場合に発生します。

Report Director Enterprise へスプールする際に

指定する「RDSpool」プリンタから Report Director

Enterprise へ接続することができません。ネット

ワークなどを確認してください。

-21 不正フィールド名が指定されてい

ます。出力されたデータは無視さ

れます。

[原因 ]

様式ファイル上に存在していないフィールド名に

データが出力されました。

[対処方法 ]

Warning レベルのエラーです。出力されたデータ

は無視して出力がおこなわれます。

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7 エラーコード

53

エラー

コード エラー内容 原因と対処方法

-22 フィールド数が不足しています。出

力されたデータは無視されます。

[原因 ]

様式ファイル上で繰り返し機能を利用している場

合に、アプリケーションから指定された行数が設計

上の繰り返し数をオーバーしました。

[対処方法 ]

Warning レベルのエラーです。出力されたデータ

は無視して出力がおこなわれます。

-23 様式ファイルが読み込まれていな

いのにデータが出力されました。

[原因 ]

様式ファイルの読み込みがおこなわれていない状

態で、フィールドに対して出力されました。

[対処方法 ]

VrSetForm メソッドで指定された様式ファイルが

存在しません。

指定された様式ファイル名およびパス名を確認し

てください。

また、様式ファイルが存在するフォルダが、アプリ

ケーションを実行しているユーザで参照・書き込

みが可能であるかを確認してください。

-30 書式ファイルの読み込みエラーです。 [原因 ]

VrSetForm メソッドで指定された様式ファイルが

見つかりません。

[対処方法 ]

VrSetForm メソッドで指定された様式ファイルが

存在しません。

指定された様式ファイル名、およびパス名を確認

してください。

また、様式ファイルが存在するフォルダが、アプリ

ケーションを実行しているユーザで参照・書き込

みが可能であるかを確認してください。

-31 ビットマップファイルのオープンエ

ラーです。

[原因 ]

様式ファイル内に設計してあるビットマップファイ

ル、およびビットマップフィールドに対して指定され

たビットマップファイルがオープンできません。

[対処方法 ]

実行時にビットマップファイルが存在するパスが

異なる場合は、環境設定アプレット画面の環境

変数指定で、ビットマップファイルが存在するパス

を指定してください。

また、指定したフォルダにアプリケーションを実行し

ているユーザで参照可能であるかを確認してくだ

さい。

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SVF for TEC/Java Edition ユーザーズ・マニュアル

54

エラー

コード エラー内容 原因と対処方法

-32 プリンタの設定ファイルの読み込

みに失敗しました。

[原因 ]

VrSetPrinter メソッドにて指定されたプリンタが存

在しません。または、環境設定アプレット画面で作

成されたプリンタ内に「通常使うプリンタ」に指定

されているプリンタが存在しません。

[対処方法 ]

実行時に指定されたプリンタが環境設定アプレッ

ト画面上で存在していない可能性があります。指

定されたプリンタ名を大文字・小文字もあわせて

確認してください。また、環境設定アプレット画面

で作成されたプリンタのどれか 1 つを通常使うプリ

ンタとして指定してください。

「-1」のエラーと同様、プリンタの properties. ja ファ

イルが読み込めない場合にも発生しますので、

「-1」の対処方法を参照し、properties.ja ファイル

の存在場所などもあわせて確認してください。

-33 作業用ファイルの作成に失敗しま

した。

[原因 ]

テンポラリファイルの作成に失敗しました。

[対処方法 ]

OS 上で定義されているテンポラリフォルダが存

在するかを確認してください。また、テンポラリフォ

ルダが OS 上で定義されているかを確認の上、指

定されているテンポラリ領域に十分な空き容量が

あるかを確認してください。

-34 調整値の書き込みに失敗しました。 [原因 ]

VrAdjustd/VrAdjustm メソッドで様式ファイルに

印字位置調整値を書き込むのに失敗しました。

[対処方法 ]

指定した様式ファイルにアプリケーションを実行し

ているユーザで書き込み可能であるかを確認し

てください。

-35 印刷されませんでした。 [原因 ]

印刷すべきデータがありませんでした。

[対処方法 ]

少なくとも一つのフィールド(レポートライターモード

の場合は、明細レコードのフィールド)にデータが与

えられていることを確認してください。

-40 メソッドの引数に誤りがあります。 [原因 ]

使用されたメソッドの引数に誤りがあります。

[対処方法 ]

マニュアルを確認し、引数の数や型を確認してく

ださい。不明の場合には、サポートセンターまで連

絡をしてください。

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7 エラーコード

55

エラー

コード エラー内容 原因と対処方法

-81 スタックファイル作成エラーです。 [原因 ]

スタックファイルの作成がおこなえませんでした。

[対処方法 ]

OS 上で定義されているテンポラリフォルダにス

タック用一時ファイルを作成します。そのフォルダ

に書きこみ権限があるか等を確認してください。

-102 スプーラへの書き込みエラーです。 [原因 ]

印刷実行時にスプーラへ書き込みがおこなえま

せんでした。または、VrSetSpoolFi leName2 メソッ

ドで指定されたファイルを書き込むことができませ

んでした。

[対処方法 ]

JavaProducts の Spooler サービスが起動している

かどうかを確認してください。

または、VrSetSpoolFi leName2 メソッドで指定した

パスが存在するか、ファイル名に OS の禁則文字

が含まれていないか、指定されたフォルダにアプリ

ケーションを実行しているユーザに書き込み権限

があるかどうかを確認してください。

-120 該当するフィールド名がありません

(属性変更)。指定した属性変更

は無視されます。

[原因 ]

VrAttribute/VrAttributen メソッドで指定された

フィールド名が、様式ファイル内に存在しません。

[対処方法 ]

Warning レベルのエラーです。指定された内容は

無視して出力がおこなわれます。

-121 該当する項目名がありません(属

性変更)。

[原因 ]

VrAttribute/VrAttributen メソッドで指定された

属性変更内容が存在しません。

[対処方法 ]

API 関数マニュアルを参照し、属性変更項目を

修正してください。

-122 変更内容に誤りがあります(属性

変更)。

[原因 ]

VrAttribute/VrAttributen メソッドで指定された

内容に誤りがあります。

[対処方法 ]

API 関数マニュアルを参照し、属性変更項目を

修正してください。

-131 サブフォームが無いにも関わらずレ

コードが指定されました。

[原因 ]

様式ファイル内にサブフォームが設計されていな

いにも関わらずレコードが存在しています。

[対処方法 ]

様式ファイルを確認の上、サブフォームを作成し

てください。

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SVF for TEC/Java Edition ユーザーズ・マニュアル

56

エラー

コード エラー内容 原因と対処方法

-132 指定のレコードが存在しません。 [原因 ]

キーブレイク時に出力する様に指定されているレ

コードが存在しません。

[対処方法 ]

様式ファイルを確認の上、存在するレコード名を

指定してください。

-133 指定のレコードを出力すると現在の

サブフォームを越してしまいます。

[原因 ]

レコードが増え、自動的に改ページをおこなう際に

内部的にエラーが発生しました。

[対処方法 ]

Warning レベルのエラーです。出力には問題あり

ません。

-150 Report Director Enterprise にス

プールする際、文書データの生成

に失敗しました。

[原因 ]

Report Director Enterprise にスプールする際、

文書データの生成に失敗しました

[対処方法 ]

デバッグファイルを出力し、-150 以外のエラーが

発生していないか確認してください。

-153 Report Director Enterprise サー

バとの接続に失敗しました。

[原因 ]

Report Director Enterprise へスプールする際に

指定する「RDSpool」プリンタから Report Director

Enterprise へ接続することができませんでした

[対処方法 ]

ネットワークなどを確認してください。

-155 Report Director Enterprise サー

バでエラーが発生しました。

[原因 ]

Report Director Enterprise へスプールする際に、

Report Director Enterprise サーバでエラーが発

生しました

[対処方法 ]

Report Director Enterprise サーバのログを確認

してください

-501 単体項目に対して項目番号を指

定した、または配列項目に対する

項目番号が不正です。

[原因 ]

VrSetForm メソッドで指定されたモードが 4、また

は 5 であった場合に、様式ファイル上繰り返し

フィールドに対してアプリケーションから指定された

行数が設計上の繰り返し数をオーバーしました。

[対処方法 ]

Warning レベルのエラーです。出力されたデータ

は無視して出力がおこなわれます。

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7 エラーコード

57

エラー

コード エラー内容 原因と対処方法

-505 フィールド名が存在しません。 [原因 ]

VrSetForm メソッドで指定されたモードが 4、また

は 5 であった場合に、様式ファイル上に存在して

いないフィールド名にデータが出力されました。

[対処方法 ]

Warning レベルのエラーです。出力されたデータ

は無視して出力がおこなわれます。

-506 レコード名が存在しません。 [原因 ]

様式ファイル内に存在しないレコード名が

VrAttribute メソッドで指定されました。

[対処方法 ]

様式ファイルを確認し、アプリケーションを修正し

てください。

-530 ソートオブジェクトの作成エラーです。 [原因 ]

テンポラリファイルが作成できないか、または様式

ファイル内にフィールドが1つも定義されていませ

ん。

[対処方法 ]

OS 上で定義されているテンポラリフォルダが存

在するかを確認してください。また、テンポラリフォ

ルダが OS 上で定義されているかを確認の上、指

定されているテンポラリ領域に十分な空き容量が

あるかを確認してください。

または、様式ファイルを確認の上、フィールドを 1 つ

以上作成してください。

-531 ソートインデックスの作成エラーです。 [原因 ]

テンポラリファイルを作成できません。

[対処方法 ]

OS 上で定義されているテンポラリフォルダが存

在するかを確認してください。また、テンポラリフォ

ルダが OS 上で定義されているかを確認の上、指

定されているテンポラリ領域に十分な空き容量が

あるかを確認してください。

-532 ソートレコードの作成エラーです。 [原因 ]

テンポラリファイル作成中に、テンポラリフォルダの

空き容量がなくなりました。

[対処方法 ]

テンポラリフォルダ内の不要なファイルを削除して

から、再度実行してください。

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SVF for TEC/Java Edition ユーザーズ・マニュアル

58

エラー

コード エラー内容 原因と対処方法

-550 DB 接続エラーです。 [原因 ]

クエリーファイル実行時にエラーが発生しました。

[対処方法 ]

デバッグファイルを出力し、エラーが発生した際に

利用した様式ファイルとクエリーファイル・デバッグ

ファイルをサポートセンターまで送付してください。

-551 様式ファイルが読み込まれていな

いのに実行しようとしました。

[原因 ]

様式ファイルが読み込まれていない状態で、クエ

リーファイルを実行しようとしました。

[対処方法 ]

VrSetForm メソッドで指定された様式ファイルが

存在しません。指定された様式ファイル名および

パス名を確認してください。

また、様式ファイルが存在するフォルダが、アプリ

ケーションを実行しているユーザで参照・書き込

みが可能であるかを確認してください。

-552 クエリーファイルが読み込まれてい

ないのに実行しようとしました。

[原因 ]

VrSetQuery メソッドで指定されたクエリーファイル

が存在しません。

[対処方法 ]

VrSetQuery メソッドで指定された vrq ファイルが

存在しません。指定された vrq ファイル名およびパ

ス名を確認してください。

また、vrq ファイルが存在するフォルダが、アプリ

ケーションを実行しているユーザで参照・書き込

みが可能であるかを確認してください。

-554 データベース結果行が存在しま

せん。

[原因 ]

クエリーファイル実行時におこなった SQL 問い合

わせ結果として指定されたデータベース内に合致

する結果行が存在しませんでした。

または、VrCondit ion メソッドにて指定された条件

に合致する結果行が存在しませんでした。

[対処方法 ]

データベース内に条件に合致するデータレコード

が存在するかを確認してください。

-555 データベース結果列名と同じ印

刷項目名が存在しません。

[原因 ]

クエリー項目名と様式ファイル内のフィールド名が

1 つも合致しませんでした。

[対処方法 ]

指定した様式ファイル・クエリーファイルを再度確

認します。

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7 エラーコード

59

エラー

コード エラー内容 原因と対処方法

-4971 JavaVM 内に不正な処理がありま

した。

[原因 ]

何かしらの原因で JavaVM にて予期せぬ例外が

発生しました。

[対処方法 ]

JavaVM がエラーを返している場合は、エラー発

生時のデバッグファイル・様式ファイルをサポート

センターまで送付してください。

-7474 使用不可能なメソッドが利用され

ています。

[原因 ]

購入されている Java Product では利用できない

メソッドが呼び出されています。

[対処方法 ]

ご購入されている製品をご確認の上、API 関数マ

ニュアルを参照し、指定されたメソッドが利用可

能であるかを確認してください。

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SVF for TEC/Java Edition ユーザーズ・マニュアル

60

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索引-1

索引 ··································································································································································································

ANK/漢字比率 ..................................................46

Java プログラム ...............................................51

LPR 接続 ..........................................................12

[OUTPUT Environment Setting Menu] ......18

Simple Httpd service.......................................15

spl ファイル........................................................1

SVF Java PRODUCT WEB Server Service......9

SVF Print Spooler Service ..............................10

SVF's Print Spooler services...........................15

SVF 環境設定 ...................................................21

SVF 設計部 .........................................................1

インクリボン ....................................................37

印字位置 ...........................................................46

印字位置調整量.................................................36

エラー ...............................................................51

エラーコード ....................................................52

解除

UNIX 版と Linux 版 .................................... 14

Windows 版 ................................................... 6

カット機能 ....................................................... 38

環境設定........................................................... 18

環境変数........................................................... 25

機種別基本設定 ................................................ 35

検索パス........................................................... 25

コーナー........................................................... 49

固定ピッチ ....................................................... 42

サービス............................................................. 8

サンプルプログラム ......................................... 40

自由ピッチ ....................................................... 42

縮小モード ....................................................... 46

出力文字列 ....................................................... 48

白文字 .............................................................. 44

白文字の縦方向反転領域サイズ指定 ................ 39

白文字の横方向反転領域サイズ指定 ................ 39

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索引-2

スプーラステータス .........................................16

スプールファイル既定拡張子 ...........................36

制限事項 ...........................................................46

製品概要 .............................................................1

セットアップ

UNIX 版と Linux 版.....................................13

Windows 版 ....................................................3

全角フォント ....................................................44

全角フォントサイズ .........................................47

センサー ...........................................................37

線種 ............................................................48, 49

線幅 ......................................................36, 48, 49

注意事項 ...........................................................42

通常使うプリンタにする ..................................32

デバッグ ...........................................................26

動作環境 .......................................................2, 22

塗りこみ ...........................................................49

バーコード ........................................... 23, 38, 45

印字方向........................................................... 49

バーコード幅.................................................... 49

半角フォント.................................................... 42

半角フォントサイズ ......................................... 47

半角フォント種類 ............................................ 47

半角フォントの指定 ......................................... 39

ピッチ .............................................................. 42

ヒューマン文字 ................................................ 50

表示色 .............................................................. 34

フィード........................................................... 36

フィード位置.................................................... 37

フィード位置微調整 ......................................... 37

フィード出力.................................................... 39

フォントの縦横倍率指定.................................. 48

部数 .................................................................. 46

プリンタ........................................................... 27

プリンタの削除 ................................................ 33

プリンタ名の変更 ............................................ 32

文書終了時にフィード出力有無 ....................... 39

ポート ................................................................ 8

明朝フォントの指定 ......................................... 38

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索引-3

文字修飾 ...........................................................48

文字の印刷方向.................................................48

文字の編集スタイル .........................................48

戻り値 ...............................................................51

用紙サイズ........................................................46

用紙方向 ...........................................................46

ライブラリ........................................................50

ラベル発行スピード .........................................37

ラベルピッチ.................................................... 38

リンクフィールド ............................................ 24

列幅 .................................................................. 33

ローテーション ................................................ 37

枠線の有無 ....................................................... 49

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SVF for TEC/Java Edition ユーザーズ・マニュアル Ver.8.0

2008年 8月 第1版 販売元: ウイングアーク テクノロジーズ株式会社 [本社]〒108-0075 東京都港区港南 1-8-15 W ビル 14F

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ホームページ:http://www.wingarc.com

開発元: 株式会社エフ・アイ・ティ

〒102-0071 東京都千代田区富士見 2-14-37 FUJIMI EAST 2F

※本マニュアルに記載されている社名および商品名は、一般に各社の商標および登録商標です。 ※本マニュアルは予告なく変更することがあります。