soba 2017.8-12 親子そば体験soba 2017.8-12 親子そば体験...
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soba 2017.8-12
親子そば体験たねまき・つちよせ・花見
収穫・だっこく・粉挽き
そばうち(本格江戸打) 健全育成委員会
たね
まき
Vol.1 OYAKO SOBA TAIKEN 8/26
開講式
たねまきのコツ
8月26日(土)、緑小の会議室にて19組の「親子そば体験」第一日目が始まりました。栽培からそば打ちまでの全7工程は、元緑小栄養士さん・現教育委員会学務課の杉山雅之先生に、ご指導頂きます。杉山先生が教えてくださる色々な「工夫」や「コツ」を良く聞いてください。「なるほど」って思えたら、きっとおいしいお蕎麦が作れますよ。
ぱらぱらぱらと、種がかたまらないように「すじまき」します。かたまって蒔いてしまうと、密集して育ってしまい、陽があたりづらくなったり、養分が行き届かなくなったりと、まるまるふとった美味しそうな実が生らなくなってしまいます。
種を蒔いたら土をかけて、ちょこちょこ歩きで土を固めます。雨がふっても流れないようにそして、鳥が食べてしまわないように!「育て!育て!」と念じながら土踏みをしている子もいました!
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緑ケ丘産のそばの種です
つち
よせ
Vol.2 OYAKO SOBA TAIKEN 9/9
くさむしり
つちよせ
種をまいてから2週間たちました。かわいらしい双葉も 20 センチくらいの高さになりました。細い茎はほんのり赤い色をしています。気をつけないとすぐにぽきりと折れてしまいそうですね。。。
9月9日(土)は「草むしり」と「土寄せ」をしました。暑い中大変でしたが、最後まで丁寧に土を寄せることができました!
台風に注意!秋口には台風がとても多くなります。つよい風や雨に負けないようにするためにも土寄せは大切です。それでも、おおきな台風が来たら…そばは倒れてしまいます。でも、「かわいそう!」と、無理矢理おこさないでください。茎が折れたらおしまいです。倒れたそばは、再び太陽に向かって伸び始め、実をつける
ことでしょう。だから…畑のそばを通った時には見守ってくださいね!
なぜ「土寄せ」をするの?土寄せをするのとしないのでは、収かく量があきらかに違うそうです。ちゃんと育つように、細くてひょろりとした茎に土を寄せていきます。
土を寄せることで、倒れにくくなり、水はけも良くなります。たねまき後は水分が必要ですが、これからは雨に湿らせてもらい、太陽に育ててもらいます。
そばの栽培に「除草」はあまり必要ありませんが、土寄せの時に雑草が生えていたら、取り除いておきましょう。草につちの養分がとられないようにしたいですね。でも…草らしきものは、生えていませんでしたね!
まき方がちがうのがよくわかりますね。
お友達が見つけたせみのぬけがら
土寄せの後、虫に食われた葉っぱもありました。
お花見
Vol.3 OYAKO SOBA TAIKEN 10/14
元気に育ってます!
そばの花
そばがき
超大型台風上陸!お花見土寄せの後に、虫食いのある苗を見つけたので、1回薬をまきました。雨ふりばかりの8月でしたが、すくすく育ってくれました。お友達よりうんと背が高くなりました。
木島平のそばの粉で、そばがきを試食しました。そば粉に熱湯を入れたら、急いでかき混ぜて、しっとりしたらできあがり。そばの香りがして…。おしょうゆを垂らしたら美味しくなりました。
22 日未明、超大型台風 21 号が調布にも上陸しまし、外側に植えた苗が倒れていました!そっとしておいてください。そばはまた、太陽に向かって伸びていくと思います!
そばの花は6ミリくらいの白くて(ピンクもあります)かわいい花ですね。花びらのように見えるのは、萼片(ガク)で、普通は5枚くらいあります。おしべは8本です。花の後に出来る実がそばの種です。よく見ると花のうらに、生まれたてで、やわらかそうな実がありました。
ちょうちょやトンボなどの虫たちが花粉を運んで、実がなります。ふっくらと美味しそうな実がたくさんなるといいですね!お天気になれ!
ここに生まれたての種が
たおれてる!!
脱穀
Vol.5OYAKO SOBA TAIKEN 11/25
実りの秋に! 昔の農具
カラカラに乾いていました!
ゴミを取るのが大変です!
唐箕でゴミを飛ばします。
さらにおいしくするために!
校庭のイチョウの葉っぱがあざやかな黄色になりました。今日が最後の農作業です。2 週間干したそばから実を落とします。今年の 8 月は 20日以上雨降りでした。たくさん採れるか心配です。
竹の棒でバシバシ叩いて実を落とします。よく乾いているとポロポロと落ちますが、全部取れたか心配です。みんな一本づつ確認して、残っていたら手でしごいて採りました。
大きなゴミが取れたら、唐箕にかけます。横についているハンドルを回すと、風が起こり、ゴミを後ろに飛ばして、実と分けます。
唐箕では取れないこびりついた土や、小さな石は、実を一粒づつ確かめるように、丁寧にゴミを取り、みがいておきました。手間をかけるほど良い味になります。香りの良いおいしいお蕎麦になりますように!
そばは70日で育ちます。70日たつと、季節は夏から冬に変わりました。畑仕事は大変でしたが、丁寧な仕事がおいしいお蕎麦を作ります。どの仕事もみんな一生懸命でした。「根性」がありましたね!!
落とした実を、折れた幹や砂の中から取り出すのが結構大変な作業です。何回もふるいにかけて、大きなゴミを取り除きました。
お天気が良く、空気が乾燥していたのか、そばはよく乾いていました。そばを運んで…みんなで脱穀の準備をしました。種はどのくらい採れるのでしょうか、楽しみです!
くるり棒は昔の農具。クルンと回してそばを叩いて実を落とします。唐箕は古く、1680 年代の書物にも書かれているそうです。昔の絵がありました。
毎日 1週間以上かかりました〜