presentation agenda プレゼンテーションの課題 - 一般社団法人 pmi ... · 2016. 12....
TRANSCRIPT
最近のGACおよびEFの動向について
本間利久
北海道大学
講演内容
1. GACミッション、活動、目的
認証の価値、概要、
認証プロセス:趣意書、自己評価、現地訪問、決定
運営、活動、窓口
2. 認証事例1: シアトル市立大学
3. 認証事例2: ミズーリ州立大学
4. EF活動
5. フリップド授業
GAC: PMI Global Accreditation Center for Project Management Education Programs
• 独立した運営組織体:2001年PMI理事会により創設
• ミッション:世界的に卓越したPM教育の先進化:
• 学術的機関との協力とその支援
• 学術プログラムの認証
• 活動:• 学士、修士、博士レベルでの学術的PM学位プログラムを認
証するための方策、手続き、標準を維持すること
GACの目的
• 目的1:• PM分野で働く有資格専門家の現在および今後のビジ
ネス・政府機関の必要性に合わせるために、PMにおけるGAC認証教育プログラムにより、学生に適切に準備することの保障
目的2: PMの高品質な認証プログラムが全ステークホルダーに利用できることの保障プログラムの質の確定と承認プログラムのPMカリキュラムの改善の援助専門分野の適切な教育とキャリア形成の奨励
GAC認証の価値
• PM専門分野の推進
• PMカリキュラムの卓越性の推進
• 計画と改善努力のための外部品質標準の提供
• GACによるプロバイダー認定
• プログラム間および教員間のコミュニケーションの活性化
• 認証プログラム修了者は、PMPおよびPgMP認定のためにの実務経験1500時間を受け取る。
• 厳密な認証プロセス
申請プログラムをとおしてPM教育の卓越さへの貢献
• 所要時間: 認証までに12ケ月+α月
• 4段階
• 趣意書/執行概要書
• 自己評価報告の準備
• 現地訪問評価
• GACの決定
GAC 認証の概要
趣意書の内容
• GACへの趣意書の申請によりプロセスを開始し、それにともなう申請プログラムの執行概要書の内容:
プログラムの題目とその要約
確定すべき学位名とその内容
プログラムが2年以上実施され、少なくとも一つのクラスが修了していることの記述
機関認証を証明する記述
GAC認証を求める理由
申請費用の支払い
自己評価報告書
• 申請プログラムには、その目的と有効性が反映・報告されている。
• 認証プロセスにおいて多く労力を集中する面:• 報告書は100~150頁で、GAC認証標準との適合性またはそ
の会合について明らかにする。
• 付録として含むものは、担当教員の業績、コースとプログラム評価手法、カリキュラム例、将来構想等
• 認証費用の支払い
自己評価報告書(2)
• プログラムがGAC認証の基準に適合している根拠を、つぎのことを含めて示す:
ミッションと目的、期待される成果の査定
学術的組織/教員・スタッフ
公共分野における学生支援サービス/情報
学生選抜
プログラムの成果/PMのコア学習の成果
学生の評価基準
図書館/学習教材
財源, 施設と設備
現地訪問評価
• 自己評価書をGAC委員会で審査し、承認した後、現地評価チームにより、申請プログラムの現地訪問がスケジュールされる。
• 訪問日数は2~3日間で、費用は申請者負担
• 現地訪問チームのメンバーは2~3人で、GACとプログラム申請者の両者で相互に合意する。
現地訪問評価(2)
• 現地訪問期間のチーム活動:自己評価報告書内容の検証
プログラム代表責任者との面談
自己評価報告書を基にしたGACの質問への回答
出口調査結果の発表(推薦でなく)
• チームはGAC委員会に推薦書を添えて報告
GACの決定
• GAC 委員会は、次回開催の会合で現地報告書と推薦書を検討・評価する。
• GAC認証決定はつぎの収集根拠データを基に行う。趣意書/執行概要自己評価報告書現地訪問報告書と推薦書
• 決定は、可、延期、否
• 最初のGAC認証期間は最大7年間
GACの運営と活動
• GAC 委員会:11 名のボランティアメンバー(米国4、英国2、ドイツ1、スウフェーデン1、ブラジル1、オーストラリア1、中国1)
• 86 GAC 認証PM学位プログラム(40アカデミック機関):2011年8月時点• 19 申請プログラム• 30 認証希望表明プログラム
• 現地訪問チーム:30名のボランティメンバー• プログラムの事務対応:PMI アカデミック協
力部門のPMIスタッフ
GACの対応窓口
• John H. Cable, RA, PMP, GAC Chairperson & Director, Center for Excellence in Project Management, University of Maryland• Phone +1 301 405‐8935• Email: [email protected]
• Saul Spivack, PhD, Manager, PMI Academic Relations• Phone +1 610 356‐4600 Ext. 1070• Email: [email protected]
• Leslie Higham, PMI Accreditation Programs Specialist• Phone +1 610 356‐4600 Ext. 5003• Email: [email protected]
事例1: シアトル市立大学
• 大学の概要、PM修士プログラム
• 大学の認証プロセス
– 認証の特典
– 日程
– 経験
– 洞察、教訓とアドバイス
– 認証チーム
• 米国北西部の大規模な公立系大学のひとつ
• 卒業生数:46,000名+ 世界中の同窓生
• 年間登録学生数:5903 名
• 留学生:11 カ国
• 学生の60%は、卒業プログラムを履修
• オンライン登録学生:米国40州、4地域、海外軍事基地
大学の概要
• ミッション学習を望むひとへの高品質な教育と関連する生涯教育を提供することにより、善のために生き方を変えること
• コア価値柔軟性: 学生にとって便利なプログラムとサービスの企画と提供
利便性: どこにいる人にも教育的な機会の提供
革新性: 絶えざる新しい教育機会の創造
社会性: 今日の学びが明日への実践
グローバル性: グローバルな思考の身近な実践
PM修士プログラムの理念
• Teaching the skills students need for leadership o
• ある組織環境においてプロジェクトに焦点を当てた活動における、学生の必要とするリーダーシップスキルの修得。
• PM専門職のコミュニティのように学習できる場において、専門家と学生とが一堂に会する。
• 今日の学びは、明日の実践
PM修士プログラム概要
• PM修士課程– 45 単位
– MBA研究の一部としてPM重視の分野
• 講義の提供方法―授業での cohort モデル (レントン(WA),エヴァレット
(WA), ピレウス(ギリシャ)) – On Cohort 17
– オンライン
• 2002年からPMI Registered Education Provider (REP)
大学院PMプログラムの背景
•1995年1期cohort:PM修士プログラム開始– 2000年オンライン提供
– 2004年Greeceプログラム
• 学生の聴講
- 産業界の広い分野からの社会人
– 様々な理由による大学への復帰:経済的要因、キャリアの変更、専門資格の更新、職業的個人的充足度
日程
• 2010年1月: 趣意書提出
• 2010年3月: 自己評価報告書提出
• 2010年11月: 現地訪問評価
• 2011年3月: GAC認証
• 2011年~: 毎年、継続的な改善
経験
• 学内外でのプログラムの認知と信用• 地元のPMI支部と企業との大きな提携• プログラムの長期と短期目標と目的の明確化• プログラム強化と不一致への行動的顕在的批判洞
察のための計画:目標達成、責任遂行、機会認識、欠陥表明に向けた明確な道筋の認識
• より高位のマネジメントで目標達成に貢献• ベースラインの確立• 毎年継続的な質の改善• 実務のコミュニティが認証チームで始まる
洞察、教訓とアドバイス
• プロジェクトとして処理 - 何がプロジェクト計画か
• 真実であれ
• 挑戦と機会の予想
• プログラムに完全はなく、全てのプログラムはユニーク
• 訪問と報告を事務にニーズを知らしめる好機
• フィードバックに価値
• コミュニティと共有する最善な実務の一部
認証チーム
• プログラムについての熟知度の個人とグループインタビュー
• PM学位プログラムの適切さの判断のための構内視察:図書館、講義室・セミナー室の広さ、教員室の広さ、関連する担当支援室の広さ等
• 本質的なデータ―収集機能の評価
• 出口インタビューセッション期間での評価チームの申請者への所見の講評
• 認証状況に関して、チーム推薦はしない
事例2: ミズーリ州立大学
• 大学概要、ビジネス学部、PM修士
• プログラム申請– 申請経緯
– 授業の形態
– 履修状況
– 授業担当者
– 認証プロセス
– 現地訪問
– 学習成果
– 特典
大学概要
•1905年:4番目の地区普通学校として創設当初、公立学校教員養成学校
•1970年:南西ミズーリ州立大学
•2005年:ミズーリ州立大学公共的業務を理念とする多目的大学学生数およそ23,000 ビジネス学、理工学系、教育学、健康医療学
ビジネス学部テクノロジー・コンストラクション
マネジメント学科
学位:
• 学士
– テクノロジーマネジメント
– コンストラクションマネジメント
– ファシリティマネジメント
• 修士
– プロジェクトマネジメント
プログラムの申請経緯
• 2005:工学系修士プログラムのオプション
• 2007:諮問委員会・大学の単独PM修士設置支援
• 2009:PM修士プログラム開始
• 2011:自己評価報告書提出
• 2012:プログラムのGAC認定修了
プログラムの提供方法
• 希望学生には100%オンライン履修可能
• PMのコスト解析以外の全てのコアコースはオンラインで提供
• 希望学生には選択講義を含め全講義の約50%は普通の授業で履修可能
2012年夏時点での全修了生数 64
PM修士
主専修 登録学生数
Industry of Student Employment
PM修士 履修学生の分野
割合履修学生の分野
学生建設ビジネス計算機情報生産工学/建築金融/会計その他マーケットイング通信教育
プログラム履修学生の場所
スプリングフィールド・近郊の市スプリングフィールド地域外のミズーリ州
ミズーリ州以外の米国 場所
• 人口
市: 160,000
周辺: >400,000
• 経済健康医療不動産教育生産観光/娯楽
授業担当者
大学院では、大学院レベルのコース担当者全員が、大学院教員の地位に達していなければならない。
PMコースのおよそ70%の担当者は、正規教員
残りの30%担当者は、産業界または教育界での広い経験を有している非正規教者
修士を有する実務経験者が大学院教員資格者として認定される。これからの機会となる。
認証プロセス
•2005年: 当初のプログラムはPMBOKについて企画
•2007年: GACアカデミックフォーラムに出席開始
•2010年: GAC提出のデータ収集
•2011年7月: 趣意書提出
•2011年12月: 自己評価報告書提出
•2012年5月: 現地訪問
•2012年8月1日: GAC 認証確定
現地訪問評価
• 学生によるプログラムの評価
• GACで認められた学習成果物を基にしたプログラム試験(5分野に限定)
• 学生の出口調査
• 同窓生と大学との調査
• コース担当者による特別なコースデータの解析と評価フォーマットの完成
• 大学院委員会による定期的なデータレビューとプログラム改善の監視
1. 記憶: 学生による情報の思い出しあるいは記憶
2. 理解: 学生によるアイディアまたは概念の説明
3. 適用: 学生による新たな情報の利用
4. 解析: 学生による異なるパーツ間の識別
5. 評価:学生による 基準の正当化
6. 創出: 学生による新しい成果物あるいは見方の創出
コア学習の成果
創出
評価
解析
適用
理解
記憶
GAC認証の特典
• 評価と絶えざる改善のプロセス
• GACによる認められた学習成果は、期待の水準を保障
• GAC 認証プログラムの他との差別化
Project Management Institute Educational Foundation (PMIEF)
• PMIEF 重視している観点: 世界の70億人のためのプロジェクトマネジメント
PMの専門分野への架橋:
大学生、教員、若手リーダー、災害救助隊、NPO/NGO
• PMI 重視している観点: 2000万人のプロジェクトマネジメント
PMIEFの3重点領域
将来の成功のためのより良く準備された社会を創る
将来の良く準備された労働力を創る
将来のニーズのより良い対応を創る
PMIEFの無償教材
• Careers in PM
• PM skills for LifeSM
• PM Methodology for Post Disaster Reconstruchion
• PM Toolkit for YouthSM
• Getting Unemployed Professionals Back to Work
• PM for Nonprofits
• PM Workshop for K-12 Educatiors
PMIEF 戦略的重点: 中学・高校生のPM
戦略とグローバル化
• 研究
• 新カリキュラムと教材
• 教員研修
• カリキュラムの多言語化
• 戦略的連携
• 文部科学省での仕事
21世紀のプロジェクト学習:幼稚園・小学校でのPMIEFの動き
課題
• 21世紀で成功するために学生の必要なスキルは何か
• 学習向けPM
• 学校でのPMIEFの動き
20世紀のメディア
21世紀のメディア
21世紀のスキルの枠組み
学習と革新
– クリテフィカルシンキング・課題-解決
– 創造・革新
– コミュニケーション
– 協力
デジタルリテラシ
– 情報リテラシ
– メディアリテラシ
– ICT リテラシ
人生・専門職
– 柔軟性・適応性
– 主導性 & 自己方向性
– 社会・クロスカルチャスキル
– 生産性・説明責任
– リーダシップ・応答性
www.p21.orgwww.p21.org/route21
学習向けPM
• 人生のため
• 学習のため
• 専門職のため
学習向けPM プロジェクト・サイクル
教員車輪生徒車輪
生徒席
教員椅子
学習装置とツール
課題
質問
評価/査定
進行
共同マネジメント
学習向けPM プロジェクト・サイクル
逆風:学校・コミュニテフィからの支援欠如
順風:学校・コミュニテフィからの支援
共同構築案内指示
目的地
21世紀のツール
学習向けPM 学習プロジェクト
• 質疑 – 質問 & 回答
• 企画 – 課題 & 解決
• 討論 – 論点& 立場
• 表明 – 個人的見解&評価
学習向けPM 学習プロジェクト
プロジェクトフェーズ 規範 探求
定義 自己同定 想像
計画 企画 発見
実行 創造 モデル
レビュー 評価 進化
• 定義 – プロジェクトの定義, チームの同意
• 計画 – 作業計画 (範囲, タスク, スケジュール, リスク,他)
• 実行 – チェックイン会議 (作業の質, 工程通り)
• レビュー – 評価: 終結結果、学習成果、プロジェクト方法
学習向けPM学習プロジェクトのマネジメント
学校でのPMIEFの動きプロジェクツールとテンプレイト
フリップド 授業
• 教室での学習をてこ入れするために、インターネット技術の利用を取り入れて作った学習形態がフリップド授業である。
• その結果、教師は講義をする代わりに、生徒との対話に多くの時間をかけることができる。
目標
• フリップドPM授業をした経験について述べる。
• なぜフリップド授業を利用したか。
• フリップド授業の教え方
• 何の課題を彼等に与えるか。
• フリップド授業で教える時はいつか。
経験
• オンラインと対面方式とを組み合わせて教える。
• 柔軟な方法で教えることのできるコースウエア(LMS)にアクセスすることができる。
• 投資すべき教材は、
– ビデオ
– フラッシュアニメーション
– 良質なコンテンツ
何故(1)
• 一連の教育ビデオと良いチュートリアルにより、完全なカリキュラムが提供できる。
• 学生は、教室で質問するより少ない混乱で、家庭で講義を中断したり繰り返すことができる。
• 学生が基礎を知らないからといって、恥ずかしがらせてはいけない。学生は基本的情報を検索できるから。
何故(2)
• 学生は我々の時間を浪費させることを悪く感じている。
• 学生は個々のペースで学習する。
• 自身の快適な部屋で。
• 自身のスケジュールで。
• 柔軟な方法で授業の日程を決めることを認める(例、第3週毎、または他の週毎)
何故(3)
• 今日、多くの有用な教材がオンライン化されている。
• もし、教材あるいはビデオを調べるために、講義中にラップトップの使用を許すとカオス状態になる。
• 我々は会議で旅行し、学生は病気になる。
如何に
• 授業時間外に学生が観るビデオや他の良質なweb教材を教師がつくることは、ごく普通になされている。
• 学生がビデオまたはwebsiteを見てる時に、専念し
ていることを示すため、ノートを取ることを要求しなさい。
• 宿題が講義中の教室でなされる。
フリップド授業は、
• オンラインビデオの別称でないし、教師がビデオにとって代わることでもない。
• オンラインコースでない。
• コンピュータ画面で始まる授業の全時間を学生が過ごすことではない。
• 学生が孤立して作業することでない。
フリップド授業は、
• 対面授業の時間に生じる相互作用であり、意味のある学習活動です。
• 学生が自分自身の学習に責任を果たせる環境です。
• 教師は教壇上の賢人ではなく、傍にいるガイドである。
フリップド授業は、
• 病気や仕事のために欠席した学生が、取り残されることのない教室です。
• 講義内容が復習や補習のために常時完成されている授業です。
• 学生全員が自身の学習に参加し、個人的な教育を受けることのできる授業です。
Green