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ヘザーさんと語る会2013 年 11 月 11 日(月) 1 9: 00 ~沖縄県議会会議室
河村 雅美 (沖縄・生物多様性市民ネットワークディレクター)
KAWAMURA Masami
基地汚染の現実に向き合う:沖縄市サッカー場ドラム缶発見から学ぶこと
はじめに
1. 取り組みは沖縄の枯れ葉問題から 2 沖縄市サッカー場でのドラム缶発見から学ぶこと 1) 調査のあり方 2) 基地汚染・調査の実態
3. 現在の状況・目の前の課題
むすびにかえて –ジョン、ヘザーの努力と沖縄をつなぐ
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はじめにはじめに
話の流れ
- 外務省、沖縄県への要請、陳情
- 退役軍人や枯れ葉剤 2 世被害者とのネットワーク構築
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取り組みは「枯れ葉剤」の問題から
2 沖縄市サッカー場でのドラム缶発見から
沖縄市諸見里サッカー場工事現場でドラム缶発見
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2013.6.13 沖縄市諸見里サッカー場工事現場で米軍遺棄物と 思われるドラム缶が 19 本発見( 7.2 新たに 7本発見) 現場は 旧嘉手納飛行場跡地 1987 年に返還
枯れ葉剤製造会社ダウ・ケミカルの印章
沖縄市議 桑江直哉撮影
1) あるべき調査とは何か 2) 沖縄の基地汚染の性質
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22 沖縄市サッカー場ドラム缶発見から 沖縄市サッカー場ドラム缶発見から1. 2 つ学べたこと
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22 沖縄市サッカー場でのドラム缶発見から 沖縄市サッカー場でのドラム缶発見から
1) あるべき調査とは何か~調査のあり方を提言
調査体制(透明性・専門性の保持)の問題を提起 メディア
市民団体、沖縄市議会 調査体制の危機感を共有
琉球朝日放送
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2. 沖縄市サッカー場でのドラム缶発見から 1) あるべき調査とは何か~調査のあり方を提言 6.20 に要請文関係機関に提出 (沖縄県知事、沖縄市長、沖縄市教育庁、沖縄市議会議長、沖縄防衛局長) 要請事項 1. 調査指針・手順等の透明化
2. 米国政府への基地使用履歴の公開要求
3. 調査における留意事項 ①全面的な掘り起こし ② 第三者性が確保された、独立の専門機関への依頼 ダイオキシンの調査に関しては高度な専門機関の選定 ③工事現場全体の土壌調査 採取したサンプルは、同一サンプルを市民側に同量提供。調査の透
明性の担保の確保 ④分析項目についての事前協議 ⑤米軍、沖縄側の関係者の聞き取り ⑥分析結果の公表と評価の透明性の確保
琉球朝日放送
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22 沖縄市サッカー場でのドラム缶発見から 沖縄市サッカー場でのドラム缶発見から1) あるべき調査とは何か~ 沖縄市のクロスチェック調査実施 ・自治体による透明性ある独自調査、かつ行政へのカウンター調査の実現 ・調査体制 (国、沖縄県、沖縄市) ◎沖縄防衛局 ドラム缶内容物、埋設土壌、仮置土、埋設場所から採取した水試料 ◎沖縄市教育委員会 ドラム缶内容物、埋設土壌、仮置土、埋設場所から採取した水試料 埋設場所土壌、サッカー場表層土壌、サッカー場残土、北谷町への搬出土壌 愛媛大学 本田克久教授(ベトナムでの調査経験有)の意見 ・沖縄市市民部環境課 サッカー場周辺地下水 ・沖縄県環境保全課 サッカー場と嘉手納基地内地下水、サッカー場からの排水経路大道川河口低
質、暗渠排水
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22 沖縄市サッカー場でのドラム缶発見からサッカー場でのドラム缶発見から
1) あるべき調査とは~結果公表 (沖縄市調査結果よ
り)
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2 沖縄市サッカー場でのドラム缶発見から
1) あるべき調査とは何か ~防衛局と沖縄市比較
沖縄防衛局 沖縄市
結果発表 メディアブリーフィング /記者への切り出し資料で2,3,7,8-TCDD について触れていない
市長会見 メディア
報告書公開 防衛局で現物公開のみウェブサイトにはこのサッカー場問題の記載もなし
市のウェブサイトによる全結果公開
説明会 なし 教育委員会による関係者への説明。プレゼン資料ウェブ公開。
専門家評価 メディアブリーフィング 報告書とともに公開
評価 本調査をもってオレンジ剤由来と断定することはできない
2,4,5-T を含む枯葉剤及びその他の除草剤 PCP から由来したダイオキシン類とその他の有害物質による複合汚染
沖縄・生物多様性市民ネットワーク 沖縄市の独自調査の位置づけ 「沖縄市サッカー場調査監視・評価プロジェクト」 →専門家の意見
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22 沖縄市サッカー場でのドラム缶発見から 沖縄市サッカー場でのドラム缶発見から1) あるべき調査とは何か~沖縄市の調査の位置づけ
・ダイオキシン専門家宮田秀明氏 (摂南大学名誉教授)による分析 沖縄県と沖縄市の調査の値の差 →ドラム缶の内容物 : 一種類でない re-filling
re-drumming
「複合汚染」 ・・・沖縄の基地汚染の性質の1つ
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22 沖縄市サッカー場でのドラム缶発見から 沖縄市サッカー場でのドラム缶発見から
2) 沖縄の基地汚染の実態~ダイオキシン専門家から
ベトナムの汚染調査、浄化に携わった Dr. Wayne Dwernychuk からのコメント
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22 沖縄市サッカー場でのドラム缶発見から 沖縄市サッカー場でのドラム缶発見から
2) 沖縄の基地汚染の実態~ベトナムと沖縄市の比較
Comprehensive Assessment of Dioxin Contamination in Da Nang Airport, Viet Nam: Environmental Levels, Human Exposure and Options for Mitigating ImpactsNovember 2009
ドラム缶内容物のTCDD レベル 枯れ葉剤ランチ・ハンド作戦が展開されたダナン空港の北部区域の土壌汚染度に匹敵
ベトナムの調査では被曝経路や影響を受ける可能性のある人々を挙げ、対処法を提言
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2 沖縄市サッカー場でのドラム缶発見から
2) 沖縄の基地汚染の実態~調査・安全基準 池田こみち:環境総合研究所「旧嘉手納基地返還跡地から発見された有害物質分析調査 についての暫定評価報告書-沖縄防衛局と沖縄市の調査の比較を中心に-」 ( 2013.8.30 )を関係機関に提出・問題提起
国内の調査基準、安全基準への問い
・日本 土壌ダイオキシン環境基準 1000pg-TEQ/g
ドイツ 子どもの遊び場 100pg-TEQ/g 以下
1)あるべき調査とは何か 調査は誰の/何のためのものか 安全・環境・健康 2)沖縄の基地汚染の性質 「複合汚染」 国内の調査基準の限界 →安全基準
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22 沖縄市サッカー場ドラム缶発見から 沖縄市サッカー場ドラム缶発見から1. 2 つ学べたこと
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3 現在の状況・目の前の課題
現在の状況 ・10.29 沖縄防衛局主導の全面調査開始 調査策定過程など明らかにしていない
・沖縄市はクロスチェック費を補正予算として確保 (磁気探査・ドラム缶)
・沖縄県 地下水調査を予定 (*基地汚染対策室新設予定)課題 - 汚染範囲の確定 -適切な措置 -原状回復・安全確保 (→サッカー場としての使用) 安全宣言をどの基準で誰が行うのか
沖縄市議 桑江直哉撮影
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3 現在の状況・目の前の課題
跡地返還の問題 「利用」前の「汚染」の把握・除去へ
・ 2013.4.5 日米両政府は、嘉手納飛行場以南の施設の返還について、具体的な返還時期及び区域等を公表。・一方、跡地利用促進法( 2012 )など法制度、知識、経験が沖縄の基地汚染に対応していない現実
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枯れ葉剤使用の可能性マップ(退役軍人などの証言より)
普天間基地における使用を示す写真(退役軍人クリス・ロバーツによる)
・目の前の現実から学び、そこから枠組み・制度を作り上げる 例 : 沖縄市のクロスチェック体制 市町村、県のレベル
・汚染の事実・現実に向き合う
市民・住民が「向き合う」という意思を明確に示す 目を背ける力との闘いがある:沖縄の中の問題
・COVVHAのデータ収集、政策提言に学ぶ (自ら聞き取る) ↓ 沖縄を安心して暮らせる環境に +沖縄の退役軍人の希望に、救済につながる
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むすびにかえてむすびにかえて
ここから足もとで何ができるか
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Thank you!