oracle cloud デザイン・パターン -dbcs disaster recovery to cloud-

Copyright © 2014 Oracle and/or its affiliates. All rights reserved. |Copyright © 2016 Oracle and/or its affiliates. All rights reserved. |

Oracle Cloud デザイン・パターン-DBCS Disaster Recovery to Cloud-

2016 年 8 月 23 日日本オラクル株式会社クラウド・テクノロジー事業統括南野英梨子

Copyright © 2016, Oracle and/or its affiliates. All rights reserved. | 2

Safe Harbor StatementThe following is intended to outline our general product direction. It is intended for information purposes only, and may not be incorporated into any contract. It is not a commitment to deliver any material, code, or functionality, and should not be relied upon in making purchasing decisions. The development, release, and timing of any features or functionality described for Oracle’s products remains at the sole discretion of Oracle.


Document Control

• 本資料は、 Oracle Database 12cR1 ならびに Database Cloud Service 16.3.3 を前提に説明します–製品・サービスのアップデートに伴い、内容が変更される可能性があります–最新情報は、各製品・サービスのマニュアルやドキュメントをご確認下さい


Document Control

Date Version 変更箇所2016/08 1.0 DB 12.1 + DBCS 16.3.3 で資料作成2016/10 1.1 DR to Cloud と DR in Cloud で資料分割

Copyright © 2016, Oracle and/or its affiliates. All rights reserved. |

Agenda

5

デザイン・パターンの位置づけ

DBCS Disaster Recovery Overview DBCS Disaster Recovery to Cloud

1

2

3


Agenda

6



1

2

3


デザインパターンの位置づけ

設計ガイド構築ガイド運用 Tipsアーキテクチャー設計時に生じる典型的な課題

• サービス構成図• 解決したい課題• 解決方法• メリット• 補足事項• 関連パターン

• Step by Step の操作手順

• 留意点• ノウハウ• How To

解決策・設計方法実装方法・操作手順各種要件に応じた対応策

※ 記載粒度：お客様が「自力で行える手順書」として活用できるレベル


Agenda

8



1

2

3


アーキテクチャー設計時に生じる典型的な課題

• Database Cloud Service のデータベースを、 DR 構成にするにはどうしたらいいの？

• メンテナンスの停止時間や障害時の RTO(Recovery time Objective)/RPO(Recovery Point Objective) を短くするには、どうしたらいいの？

• オンプレミスの Oracle Database の DR 構成を、 Database Cloud Service にとるにはどうしたらいいの？

• DR 環境を設けて高い ROI も得たいけれども、コストは抑えたい

• DR を設けるのは大事なのはわかっているけれども、普段使用しない ( スタンバイ ) 環境になかなかコストはさけない

Oracle Cloud を検討してくれているお客様の声

設計課題


DBCS Disaster Recovery

10

設計ガイド

Oracle DatabaseCloud Service



Data Center

Data Center

Reporting

Backup

Sandbox

On-PremisesDatabase

On-PremisesDatabase on Exadata

Oracle Exadata Cloud Service


Reporting

Backup

Oracle Cloud では、クラウド to クラウドとオンプレミス to クラウドの２種類の方式がとれます


DBCS Disaster Recovery

11

設計ガイド




Data Center

Data Center

Reporting

Backup

Sandbox

On-PremisesDatabase




Reporting

Backup

本資料では、 Disaster Recover(DR) to Cloud を説明します


Agenda

12



1

2

3


• 解決したい課題– オンプレミスのデータベースの可用性の

ために、「 DR( 災対 ) 環境を設けて高いROI を得たいが、コストは抑えたい」と考えられるケースは多いと思います。一方で、停止時に切り替えをすることを考慮すると、本番同等の環境または縮退稼働を検討する必要があります

– また、大切なデータを扱うために、オフサイト DR でもセキュリティを担保していることが必要とされます

– ストレージ・ミラーでは、データ破損もコピーされてしまう可能性があるため、データ破損に気付けない可能性があります

DBCS Disaster Recovery to Cloud

13

設計ガイド

On-PremisesDatabase




Reporting

Backup


• Oracle Cloud での解決方法– Database Cloud Service 上に、オンプレミ

スのデータベースの Data Guard を構築してスタンバイを作成することで、 DR 環境を用意できます。それにより、障害時の RTO/RPO を短くすることが可能です

– 計画 / 計画外停止時に、データベースのロールを切り替えてプライマリとして使用可能です

– スタンバイの状態の間はリソース ( コア数など ) を抑えて運用し、計画 / 計画外停止時の必要な時に必要なだけ柔軟に拡張することが可能です

– Database Cloud Service 上のデータベースはデフォルトで暗号化されるように設定されているので、スタンバイ・データベース作成時に暗号化の設定を行うことで対応可能です

• メリット：– 常に切り替え ( スイッチオーバー / フェイルオー

バー ) が可能なスタンバイ・データベースを保持します

– 障害時の RTO/RPO を短くすることが可能です– メンテナンス時の停止時間を短くすることが可能

です– クラウド上に構築するためコストを抑えられます– スナップショット・スタンバイに切り替えること

より、一時的に読み書き可能モードにできます– (Active Data Guard) 参照専用として使用するこ

とで、処理のオフロード先として有効活用できます

– (Active Data Guard) 自動ブロック・メディアリカバリ機能により、データ破損を自動的に修復します

• 補足事項– オンプレミスとの Data Guard 構成の構築は、現在は手動のみになります

DBCS Disaster Recovery to Cloud設計ガイド


スタンバイ・データベース作成手順

15

構築ガイドDBCS Disaster Recovery to Cloud

# オンプレミス側作業( プライマリ )

クラウド側作業( スタンバイ )

手順

1 ✓ クラウド側インスタンス作成2 ✓ クラウド側ネットワーク設定3 ✓ オンプレミス・ネットワークと DB 設定4 ✓ ✓ クラウド - オンプレミス間ネットワーク疎

通設定5 ✓ スタンバイ・データベース構築6 ✓ ✓ Data Guard 運用監視設定手順の詳細は下記にまとめていますので、併せてご参照ください

[DBCS] DR to Cloud (Data Guard) 手順書 / Disaster Recovery to the Oracle Cloud http://www.oracle.com/technetwork/database/availability/dr-to-oracle-cloud-2615770.pdf )



16

Step 1. Database Cloud Service インスタンス作成

前提 : オンプレミス側でプライマリ・データベースがある状態

1. Database Cloud Service のインスタンスを作成

‒ サービス・レベルの選択‒ 今回の手順では、 Automated を選択

‒ ソフトウェア・バージョンの選択‒ オンプレミスと同じバージョンを選択

‒ ソフトウェア・エディションの選択‒ 詳細の設定 ( インスタンス構成、データ

ベース構成、バックアップおよびリカバリ構成 )

‒ バックアップおよびリカバリ構成に関しては、後から変更も可能

‒ 今回の手順では、データベースはスタンバイ作成 (step5) 前に削除する




17

Step 2. クラウド側ネットワーク設定

1. 環境に合わせて、ネットワークの設定をCompute Cloud Service から行いますi. デフォルトで作成されるリスナーの

セキュリティ・ルールを削除ii. セキュリティ・リストを作成iii. セキュリティ IP リストを作成iv. セキュリティ・アプリケーションの

作成v. セキュリティ・ルールの作成

2. Oracle Net 暗号化の設定をするために、 $ORACLE_HOME/network/admin/sqlnet.ora を編集します


SQLNET.ENCRYPTION_SERVER = required SQLNET.ENCRYPTION_TYPES_SERVER = (RC4_256, AES256)SQLNET.ENCRYPTION_CLIENT = requested SQLNET.ENCRYPTION_TYPES_CLIENT = (RC4_256, AES256)

設定例

On-PremisesDatabase


Fire

wal

l 22

1521

xxxx



18

Step 2. クラウド側ネットワーク設定


セキュリティ・リスト8

1

セキュリティ・ルールn

n n

セキュリティ・アプリケーション1

セキュリティIP リスト

1

インスタンスn

1

IP 予約1

インスタンスDatabase Cloud Service や Java Cloud Service が稼働する仮想マシン

セキュリティ・ルール接続を定義する中核の設定アクセスを許可する通信についてセキュリティ・リスト単位で指定することができる

セキュリティ・リストインスタンスをグループに分けるためのもの。一つのインスタンスは複数のセキュリティ・リストに所属できる。また同じセキュリティ・リストに所属するインスタンス間では、基本的にすべての通信が許可される

セキュリティ・アプリケーション通信プロトコルとポート範囲を定義するもの、主要なものは事前定義済

セキュリティ IP リストIP範囲に名称をつけて定義するもので、クラウド内外いずれも指定できる。例えば顧客の社内ネットワークのセグメントを指定することで、社内ネットワークと社外ネットワークを識別することができる。

IP予約インターネットからインスタンスに直接アクセスするための IP アドレスを定義する。 IP予約によりアドレスを固定することもできる ( 有料 )



19

Step 3. オンプレミス側のネットワークと DB 設定

1. オンプレミス側ネットワーク設定• オンプレミス → クラウド : クラウド IP に対

して名前解決と FW アクセス・コントロール• クラウド → オンプレミス : クラウド IP に対

してポートの開放• オンプレミス DB サーバとクラウド VM 間で

のプロンプトレス SSH• Oracle Net の暗号化設定

2. プライマリ・データベースの設定• ARCHIVELOG モードの有効化• スタンバイ・データベースの構成前に、スタ

ンバイ REDO ログを作成


On-PremisesDatabase

SQL> ALTER DATABASE ARCHIVELOG;

SQL> ALTER DATABASE ADD STANDBY LOGFILE THREAD 1 2 GROUP 4 SIZE <n>G, 3 GROUP 5 SIZE <n>G, 4 GROUP 6 SIZE <n>G, 5 GROUP 7 SIZE <n>G;

On-PremisesDatabase


Fire

wal

l 22

1521

xxxx

22

1521

xxxx



20

Step 4. クラウド - オンプレミス間ネットワーク疎通設定

• ロール変換後の REDO転送のために、クラウド→オンプレミスへの通信 ( プロンプトレス ) ができる必要があります

• 下記のいずれかの方法を使用します• Oracle Net で直接インターネット通信

• オンプレミス側データベースにグローバル IP アドレスが付与されている

• オンプレミス側の Firewall の Listener ポートが空いている

• SSH トンネリング ※推奨


On-PremisesDatabase

SQL> ALTER DATABASE ARCHIVELOG;

SQL> ALTER DATABASE ADD STANDBY LOGFILE THREAD 1 2 GROUP 4 SIZE <n>G, 3 GROUP 5 SIZE <n>G, 4 GROUP 6 SIZE <n>G, 5 GROUP 7 SIZE <n>G;

On-PremisesDatabase


Fire

wal

l 22

1521

xxxx

22

1521

xxxx



21

Step 5. スタンバイ・データベース構築

下記のいずれかの方法で構築します

From オンプレミス・データベース• RMAN DUPLICATE を使用

( プライマリ・データベースからの複製 )

From Database Backup Cloud• Oracle Database Backup Cloud Service

に作成したバックアップを使用( バックアップファイルからの作成 )


On-PremisesPrimary Database

Oracle Cloud Standby Database

RMAN DUPLICATE

Oracle DatabaseBackup Cloud





22

Step 5. スタンバイ・データベース構築 (From オンプレミス・データベース )

1. ( クラウド )既存インスタンスを削除します2. (両方 )tnsnaes.ora に接続先の情報を追記しま

す3. ( クラウド )静的リスナーの登録をします4. ( クラウド ) Audit ディレクトリを作成します5. ( オンプレミス ) パスワードファイルを作成しま

す6. ( クラウド ) プライマリ・データベースのパスワードファイルをコピーしてきます

7. ( クラウド ) pfile を作成します8. ( クラウド ) インスタンスを nomount モードで起動します

9. ( クラウド ) RMAN の DUPLICATE コマンドでスタンバイ・データベースを作成します




RMAN DUPLICATE



23

Step 5. スタンバイ・データベース構築 (From Database Backup Cloud)

1. ( オンプレミス ) Database Backup Cloud にバックアップをとります

2. ( クラウド )既存インスタンスを削除します3. ( クラウド ) インスタンスを強制 nomount モー

ドで起動します4. ( クラウド ) パラメータ・ファイルをリストアし、

環境に合わせて編集します5. ( クラウド ) 環境に合わせて、スタンバイ・デー

タベース用のディレクトリを作成します6. ( クラウド )制御ファイルをリストアします7. ( クラウド )Database Backup Cloud に取得し

たバックアップからデータベースをリストアします


Oracle DatabaseBackup Cloud




Data Guard 関連情報確認

24

確認方法

オンプレミス – クラウド間 (Hybrid Cloud) の Data Guard 構成は、下記のいずれかの方法で監視・運用が可能です SQL*Plus DGMGRL ユーティリティ (Data

Guard Broker) Oracle Enterprise Manager

Cloud Control

コマンドベースの監視・運用は、簡素化のために Data Guard Broker (DGMGRL) を推奨します

運用 TipsDBCS Disaster Recovery to Cloud

ロール変換• スイッチ・オーバー• フェイル・オーバー• スナップショット・スタンバイへの変換

監視• 構成情報の確認• REDO 転送宛先の状態• REDO 転送・適用ラグ• REDO 適用関連プロセス• REDO 適用処理 etc…



25

DGMGRL ユーティリティ

DGMGRL ユーティリティを使用して、 Data Guard の構成情報確認や操作が可能

事前に Broker を有効化・作成が必要構成情報確認$ dgmgrl show configuration [VERBOSE|property-name];


DGMGRL> show configuration;

Configuration - fsc

Protection Mode: MaxPerformance Members: ORCL_01 - Primary database ORCL_02 - Physical standby database

Fast-Start Failover: DISABLED

Configuration Status:SUCCESS (status updated 47 seconds ago)

構成情報 ( 実行例 )

DGMGRL> SHOW CONFIGURATION VERBOSE;

Configuration - fsc

Protection Mode: MaxPerformance Members: ORCL_01 - Primary database ORCL_02 - Physical standby database

Properties: FastStartFailoverThreshold = '30' OperationTimeout = '120' TraceLevel = 'USER' FastStartFailoverLagLimit = '30' CommunicationTimeout = '180' ObserverReconnect = '0' FastStartFailoverAutoReinstate = 'TRUE' FastStartFailoverPmyShutdown = 'TRUE' BystandersFollowRoleChange = 'ALL' ObserverOverride = 'FALSE' ExternalDestination1 = '' ExternalDestination2 = '' PrimaryLostWriteAction = 'CONTINUE'


Configuration Status:SUCCESS

構成情報詳細 ( 実行例 )



26

DGMGRL ユーティリティ


DGMGRL> show database 'ORCL_01';

Database - ORCL_01

Role: PRIMARY Intended State: TRANSPORT-ON Instance(s): ORCL

Database Status:SUCCESS

DGMGRL> show database 'ORCL_02';

Database - ORCL_02

Role: PHYSICAL STANDBY Intended State: APPLY-ON Transport Lag: 20 seconds (computed 7 seconds ago) Apply Lag: 21 seconds (computed 7 seconds ago) Average Apply Rate: 2.00 KByte/s Real Time Query: ON Instance(s): ORCL


DGMGRL> show database verbose 'JPDG_01';

Database - JPDG_01 Role: PRIMARY Intended State: TRANSPORT-ON Instance(s): JPDG

Properties: DGConnectIdentifier = ‘ORCL_01' ObserverConnectIdentifier = '' LogXptMode = 'ASYNC' RedoRoutes = '' DelayMins = '0' Binding = 'optional' MaxFailure = '0' MaxConnections = '1' ReopenSecs = '300' NetTimeout = '30' RedoCompression = 'DISABLE' LogShipping = 'ON' PreferredApplyInstance = '' ApplyInstanceTimeout = '0' ApplyLagThreshold = '0' TransportLagThreshold = '0' TransportDisconnectedThreshold = '30' ApplyParallel = 'AUTO' StandbyFileManagement = 'AUTO' ArchiveLagTarget = '0' LogArchiveMaxProcesses = '4' LogArchiveMinSucceedDest = '1' DbFileNameConvert = '' LogFileNameConvert = 'dummy, dummy' FastStartFailoverTarget = ‘ORCL_02'・・・・ ( 略 ) StaticConnectIdentifier = ‘ORCL_01' StandbyArchiveLocation = 'USE_DB_RECOVERY_FILE_DEST' AlternateLocation = '' LogArchiveTrace = '0' LogArchiveFormat = '%t_%s_%r.dbf' TopWaitEvents = '(monitor)'


プライマリ・データベース情報　 ( 実行例 )

スタンバイ・データベース情報　 ( 実行例 )

プライマリ・データベース情報詳細　 ( 実行例 )


Data Guard スイッチ・オーバー

27

DGMGRL からの実行


1. 現在の Data Guard 構成を確認します

2. スイッチ・オーバーが可能な状態か確認します

実行例## 1. 現在の Data Guard 構成を確認DGMGRL> show configuration;

Configuration - fsc

Protection Mode: MaxPerformance Members: ORCL_01- Primary database ORCL_02- Physical standby database

Fast-Start Failover: DISABLEDConfiguration Status:SUCCESS (status updated 34 seconds ago)

## 2. スイッチ・オーバーが可能か確認DGMGRL> validate database 'ORCL_02'; Database Role: Physical standby database Primary Database: ORCL_01

Ready for Switchover: Yes Ready for Failover: Yes (Primary Running)

Current Log File Groups Configuration: Thread # Online Redo Log Groups Standby Redo Log Groups Status (ORCL_01) (ORCL_02) 1 3 2 Insufficient SRLs Future Log File Groups Configuration: Thread # Online Redo Log Groups Standby Redo Log Groups Status (ORCL_02) (ORCL_01) 1 3 2 Insufficient SRLs


Data Guard スイッチ・オーバー

28



3. スイッチ・オーバーを実行します

4. Data Guard 構成情報から、各データーベースのロールが切り替わっているか確認します

## 3. スイッチ・オーバーを実行DGMGRL> switchover to 'ORCL_02';Performing switchover NOW, please wait...Operation requires a connection to instance "ORCL" on database "ORCL_02"Connecting to instance "ORCL_02"...Connected as SYSDBA.New primary database "ORCL_02" is opening...Operation requires start up of instance "ORCL" on database "ORCL_01"Starting instance "ORCL_01"...ORACLE instance started.Database mounted.Switchover succeeded, new primary is "ORCL_02“

## 4. 現在の Data Guard 構成を確認DGMGRL> show configuration;

Configuration - fsc




実行例


Data Guard フェイル・オーバー

29




2. フェイル・オーバーが可能な状態か確認します

実行例## 1. 現在の Data Guard 構成を確認DGMGRL> show configuration;

Configuration - fsc



## 2. スイッチ・オーバーが可能か確認DGMGRL> validate database 'ORCL_02'; Database Role: Physical standby database Primary Database: ORCL_01

Ready for Switchover: Yes Ready for Failover: Yes (Primary Running)

Current Log File Groups Configuration: Thread # Online Redo Log Groups Standby Redo Log Groups Status (ORCL_01) (ORCL_02) 1 3 2 Insufficient SRLs Future Log File Groups Configuration: Thread # Online Redo Log Groups Standby Redo Log Groups Status (ORCL_02) (ORCL_01) 1 3 2 Insufficient SRLs


Data Guard フェイル・オーバー

30



3. フェイル・オーバーを実行します

4. Data Guard 構成情報から、各データーベースのロールが切り替わっているか確認します• 旧プライマリ・データベース

は、回復が必要なデータベース状態 (reinstate) となります

## 3. フェイル・オーバーを実行DGMGRL> failover to 'ORCL_02';Performing failover NOW, please wait...Failover succeeded, new primary is “ORCL_02"

## 4. 現在の Data Guard 構成を確認DGMGRL> show configuration;

Configuration - pri

Protection Mode: MaxPerformance Members: ORCL_02- Primary database ORCL_01- Physical standby database (disabled) ORA-16795: the standby database needs to be re-created



実行例


Data Guard 旧プライマリ・データベースの回復

31




2. データベースの回復を実行します3. Data Guard 構成情報から、旧

プライマリがスタンバイ・ロールに変わっているかを確認します

## 1. 現在の Data Guard 構成を確認DGMGRL> show configuration;Configuration - pri

Protection Mode: MaxPerformance Members: ORCL_02- Primary database ORCL_01- Physical standby database (disabled) ORA-16795: the standby database needs to be re-created


## 2. データベースの回復を実行DGMGRL> reinstate database 'ORCL_01';Reinstating database “ORCL_01", please wait...

## 3. 現在の Data Guard 構成を確認DGMGRL> show configurationConfiguration - pri



実行例


Data Guard スナップショット・スタンバイへの変換

32




2. スナップショット・スタンバイへの変換を実行します

3. Data Guard 構成情報から、スタンバイ・データベースのロールがスナップショット・スタンバイに切り替わっているか確認します

## 1. 現在の Data Guard 構成を確認DGMGRL> show configuration;Configuration - fsc



## 2. スナップショット・スタンバイへの変換を実行DGMGRL> convert database 'ORCL_02' to snapshot standby;Converting database “ORCL_02" to a Snapshot Standby database, please wait...Database “ORCL_02" converted successfully


Protection Mode: MaxPerformance Members: ORCL_01- Primary database ORCL_02- Snapshot standby database


実行例


Data Guard スナップショット・スタンバイへの変換

33



3. R/W モードでの処理完了後、再度スタンバイ・データベースに戻します

4. Data Guard 構成情報から、スタンバイ・データベースのロールが、フィジカル・スタンバイに切り替わっているか確認します

## 3. フィジカル・スタンバイデータベースへの変換を実行DGMGRL> CONVERT DATABASE 'ORCL_02' to physical standby;Converting database “ORCL_02" to a Physical Standby database, please wait...

Operation requires shut down of instance “ORCL" on database “ORCL_02"Shutting down instance “ORCL"...Database closed.Database dismounted.ORACLE instance shut down.Operation requires start up of instance “ORCL" on database “ORCL_02"Starting instance “ORCL"...ORACLE instance started.Database mounted.Continuing to convert database “ORCL_02" ...Database “ORCL_02" converted successfully




実行例


参考資料リンク

• White Paper: Disaster Recovery to the Oracle Cloud http://www.oracle.com/technetwork/database/availability/cloud-to-cloud-dr-3046095.pdf (日本語版 : ※ 最新情報は英語版 )

• Oracle Database Cloud Data Guard 機能にいついてhttp://www.slideshare.net/oracle4engineer/oracle-database-cloud-data-guard

• Oracle Maximum Availability Architecture http://www.oracle.com/technetwork/jp/content/maa-094615-ja.html


Oracle Cloud Service 30日間無料トライアル　

35

トライアルのお申し込みサイト　

トライアルのお申し込みサイトはコチラ　- 上記サイトより、ご利用したいクラウドサービスを選択し、お申し込み頂けます。- Oracle PaaS の各サービスは「プラットフォームとインフラ」項目をご参照ください。

https://cloud.oracle.com/ja_JP/tryit

Database Cloud トライアル申し込みご案内

お申し込みは数ステップでカンタン！ 30日間お試し放題！！

- Database Cloud Service のトライアルを申し込むと、 Database Backup Service や Java Cloud Service などもトライアル可能です！- 上記 FAQ サイトにてチュートリアルも提供しております：

- Oracle Database Cloud Serviceを使ってみよう- Oracle Database Cloud Service 体験チュートリアル　- トライアル環境を使用したAPEXアプリケーション作成

DBCS の詳細なお申込み方法は FAQ にてご案内しております。

https://faq.oracle.co.jp/app/answers/detail/a_id/2809 へアクセス


https://faq.oracle.co.jp/app/answers/detail/a_id/2890










oracle cloud デザイン・パターン -dbcs disaster recovery to cloud-

Technology