open vzでdr hbstudy
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OpenVZで始めるDR
id:fujya(ATNDではfujya.sh)
このたびの東関東大震災により犠牲になられた方々とご遺族の皆様に対し、深くお悔やみを申しあげるとともに、被害に遭われた皆様及びご家族の皆様に心よりお見舞い申しあげます。
今回の震災で関東全域で電力不足となり「停電という脅威」から、事業継続性が求められるようになりました。
今日は震災後の13日(日)に、明日から停電するかもしれないと噂されていた時、私がその時とった行動を紹介したいと思います。
(結局は停電しなかったんですが。。。)
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はじめに
3月13日(日)のできごと 「明日停電するかもしれない」
そんなツイートがたくさん流れてる中
とあるサイトが古(イニシエ)のサーバ(Vine3.x Kernel2.4.xx 物理サー
バにインストール)で、都内(非DC内)に設置されている事を思い出す
停電したら余裕で止まる
まずネットワークが止まる
というか止めたら起動しないかもしれないなぁ・・・
何年稼働したまま放置してるんだろう・・・5年ぐらい?ホコリすごいよなぁ。
とりあえず、上司に現状を報告しておこう すると・・・
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※注意※ vine3.xは脆弱性がたくさん残されてるのですぐに止めましょう
上司は言う
その
サイトを
絶対に
止めたくない!
ダカラマエカライコウシヨウッテイッテタノニ・・・
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移行しよう そうしよう どうしよう・・・
移行の課題:
1日以内で移行を完了させなければいけない
1. DNSの伝播の関係もあるから早めにやりたい
構築した人がドキュメント残さずに数年前に退職してる
1. 中に何が入っててどういう風にインストールされたか分からない
2. ソースインストールされてるのがもっさり
カーネル2.4.xなvine3.xなんていまさら・・・
仮想化されてない
正直ダルイ(モチベーション湧かない)
面倒なこと抜きにして移行しよう
震災で僕も疲れてるし、細かいところなんて詰めてられないし
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そんな時はOpneVZ使うと良いよ(天の声)
サーバをOpenVZイメージ化してEC2に乗っけてDNS変更 以上!
OpenVZ=OSレベルの仮想化ソフト
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解説
前提条件として
OpenVZは(少々強引に)P2Vができる(P2V = Physical to Virtual = 物理を仮想に)
EC2はOpenVZが使える
手順は4ステップ
1.EC2をOpenVZ化する
2.サーバをtar.gzで固めて(P2V) EC2に転送する
3.tar.gzを展開した後VZで仮想サーバとして起動
4.DNS変更
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EC2をOpenVZ化する話は株式会社シャノン技術ブログ:AmazonEC2を何倍もお得に使う方法を見てね♪
-> http://wiki.openvz.org/P2V
CentOS5.5(OpenVZカーネル)上でVine3.xが動かして解決
CentOS5.x(kernel2.6)の上でvine3.xがキモイけど動く
親から子へのネットワーク経路はブリッジとiptablesで解決
1. それか親サーバにapache立ててporxyでも良い(mod_rpaf入れれば幸せになれる)
apacheとかperlとかphpとか普通に動く
1. さすがにvmstatとかはセグメンテーション違反おこす
OpenVZはEC2以外にもxen/kvmベースのサーバ動いてくれる
1. IIJ GIO動いた
2. BizHosting動いた
3. EC2動いた
OpenVZ動くならイメージはどこにでも持っていける!!
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だいたいのサーバでもはtar.gzでおk
OpenVZ動く場所はたくさんあるから、tar.gzで転送すればすぐに引越し可能
OpenVZでDRできるよ!
皆さんも古(イニシエ)のサーバは夏までに全部tarで固めて、
クラウド上のサーバに移動してしまえば良いと思うよ!
これが僕の13日夜に実施したDRでした。終わり
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