「地理総合」における gisに関する 教員研修・教育...
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GISに関する教員研修・教育実習
自己紹介• 神奈川県立横浜翠嵐高等学校卒業→筑波大学第1学群自然学類地球科学専
攻卒業→教育研究科社会科教育コース修了、、、、(人間総合科学研究科学校教育学専攻社会科教育学在籍中、、、、)
• 千葉県高等学校教諭(地歴科地理担当):柏陵高等学校→小金高等学校→沼南高柳高等学校→松戸国際高等学校→県立千葉高等学校
• 所有免許状:高等学校社会科(地歴科・公民科)・理科・情報科、中学校社会科・理科
• 所属学会:日本地理学会、日本地図学会、日本地理教育学会、地理空間学会、地理情報システム学会、地理教育研究会、中等社会科教育学会、日本社会科教育学会
• 日本学術会議:地域研究委員会地球惑星科学研究委員会合同地理教育分科会 地図/GIS教育小委員会委員・地球惑星科学委員会地球惑星科学人材育成分科会地学・地理学初等中等教育検討小委員会
• 日本オリエンテーリング協会:公認イベントアドバイザー、公認ディレクター1級、競技者登録
GISに関する教員研修・教育実習
GISの地理教育への導入の課題
• 課題(谷・斎藤 2019)…PC教室、機材、時間割、生徒の実情、学習内容・方法、、
• →実際に指導する教員のGISについての知識技能
→教員研修→現職教員向け研修会
→教育養成→教育実習地理教員の世代交代期→地理教員養成課程におけるGIS関連カリキュラム→地理教授に際してのGIS…学習指導の中の扱いの観点の必要性=GISについての技能・知識だけでは済まされない
GISに関する教員研修・教育実習
活動
• 組織:千葉県高等学校教育研究会地理部会教育GIS 研究グループ
• 活動内容:GIS ソフトウエア(Desktop、Web)の操作、作成教材データの交換会、授業アイディアなど
• 形式:ワークショップや発表など
• 時期:期末考査返却時(3月、7月、12月)午後(14:00~16:00)
• 場所:千葉県立千葉高等学校…県内各地のからの利便性、コンピュータ教室GISソフトウエア環境(ArcGIS、QGIS、MANDARA、Google Earth)
GISに関する教員研修・教育実習
活動経過
日時 回 テーマ 担当 内容2016/12/8 1 紙上でのGIS 小林岳人(県立千葉高校) 地図作業学習とGIS
2017/3/14 2Web GISDesktop GIS
佐藤宏昭先生(Esriジャパン)鈴木瑛莉先生(Esriジャパン)小林岳人(県立千葉高校)
ArcGIS onlineとArcGIS desktopの操作方法と授業実践報告
2017/7/12 3 地形図作業とWeb GIS 小林岳人(県立千葉高校) 地形図、Google Map Google Earth2017/12/13 4 Desktop GIS 斎藤竜太先生(二宮書店) QGISの操作方法とその応用2018/3/13 5 Desktop GIS 鈴木佐知先生(柏井高校) MANDARA の操作方法と授業実践報告
2018/7/10 6 教材交換会小林岳人(県立千葉高校)鈴木佐知先生(柏井高校)黒川仁紀先生(東葛飾高校)
EXCELを利用した地図投影法の理解MANDARA 利用のPC上・紙上でのGIS 的教材(航空交通)紙上でのカルトグラム作成教材(千葉県人口カルトグラム)
2018/12/12 7地図サイト紹介Web GIS(官製地図)スマホ地図アプリ紹介
小林岳人(県立千葉高校)鈴木佐知先生(柏井高校)
交通関係ビッグデータを利用したweb地図サイトの紹介地理院地図とswisstopoの操作方法と授業への応用スマートフォン用地図アプリの紹介
2019/3/12 8 Web GIS(官製地図) 小林岳人(県立千葉高校) 各国の官製地図サイトの紹介と授業実践報告2019/7/9 9 デジタル伊能図 七澤博史先生(河出書房新社) デジタル伊能図の紹介とその利用
GISに関する教員研修・教育実習
参加者回 1 2 3 4 5 6 7 8⼈ 13 13 10 15 10 5 12 10
教員1 8 〇 〇 〇 〇 〇 〇 〇 〇教員2 7 〇 〇 〇 〇 〇 〇 〇教員3 4 〇 〇 〇 〇教員4 3 〇 〇 〇教員5 6 〇 〇 〇 〇 〇 〇教員6 8 〇 〇 〇 〇 〇 〇 〇 〇教員7 1 〇教員8 6 〇 〇 〇 〇 〇 〇教員9 6 〇 〇 〇 〇 〇 〇教員10 3 〇 〇 〇教員11 2 〇 〇教員12 2 〇 〇教員13 1 〇教員14 2 〇 〇教員15 4 〇 〇 〇 〇教員16 6 〇 〇 〇 〇 〇 〇教員17 2 〇 〇教員18 2 〇 〇教員19 1 〇教員20 2 〇 〇教員21 5 〇 〇 〇 〇 〇教員22 3 〇 〇 〇教員23 2 〇 〇教員24 0教員25 1 〇教員26 1 〇
• 30歳代前半まで…12/26• 女性…7/26• 30歳代前半までの女性
…6/12
GISに関する教員研修・教育実習
この教員研修の課題
• 年3回各回2時間一話完結…参加しやすい→研究グループメンバー相互の交換会を目指しているが、なかなか話題がでてこない。
→話題がなくなってきた…繰り返しも良いか?
• 継続性に欠ける、一貫して習得ができない
→GISソフトウエアの習得など、自在に地図を作成するというようなことはできない。
→GISの他、地図のロジックも交えたものも必要と思われる。
県千葉高の地理授業でのGIS• PC教室はArcGISがインストール済(ESRIジャパ
ン社小中高支援プログラムによる)
• 地理A2単位1年生必修(8クラス)
• 週2回中1回はPC教室利用可能な時間割設定
• 各学期末に生徒全員がGISによる作成地図を発表
• GISは教材作成に利用、配布・提示・考査問題の
他、野外学習の際に専用地図や学習アプリの作成に使用
GISに関する教員研修・教育実習
県千葉高教育実習(前半)
• 1回目…オリエンテーリング(大縮尺一般図学習)アクティブラーニング形式授業…授業事前準備見
学、授業直前準備体験、教授者見学、学習者観察、学習者体験、アシスタント体験、教授者体験、授業片付け体験
• 2回目…考査返却と実習のまとめ(PC室)
考査問題作成・採点・評価方法など研修
実習のまとめ…GoogleEarth上のオリエンテーリング地図上に学習者各自ルート記入授業の見学・体験
GISに関する教員研修・教育実習
県千葉高教育実習(後半)
• 1回目…GIS操作を取り入れた地誌授業
ArcGISで学習者がエストニア地域別ロシア系住民比率などの主題図作成
• 2回目…教室での講義形式の地誌授業
学習者各自が作成した主題図を用いて、エストニア地誌についての内容の講義形式授業
→考査問題作成(大問2問分)
GISに関する教員研修・教育実習
早大教育学部のGISカリキュラム
早稲田大学教育学部社会科地理歴史専修
「地理学研究法1・2」
• GIS講義…地理系学生を対象に開講
• 1年間通年講義
• 地理学の研究法の一環としてArcGISの扱い方の学習
• 機材限定のため履修に際して予備登録必要
• 自由利用可の教育学部PCにGISインストール済
GISに関する教員研修・教育実習
「教育実習におけるGIS」要点
• 1.大学の講義にGISが含まれていたこと
• 2.実習校の地理授業にGISが含まれていたこと
• 3.実習校のPC室にGISソフトウエアがインストールされていたこと
→教育実習における大学と高校の連携
→逆に、そうでないとできない。2,3があって1がない場合、どうするか?
GISに関する教員研修・教育実習
この教育実習でのGISの効果
• 地理総合→地理探究
• コンピュータ教室…生徒の主体的能動的な学習
• 階級区分図作成…地理的な見方考え方
• 講義形式授業へのGIS利用
• 考査問題へのGIS利用
GISに関する教員研修・教育実習
教育実習の地歴公民科での反省会
• 他科目の先生方からこのような見方はない。
• →GIS、次期学習指導要領地理、コンピュータ教
室での授業、考査問題の作り方などについて関心はない。
• →それは、スムースに授業に溶け込んでいて、そ
れが目立つこともなく、良い授業だったということかもしれない。
GISに関する教員研修・教育実習
GISに関する教員研修・教育実習
12年前の立ち上げ研修会
千葉県高等学校教育研究会地理部会
GIS 教育研究グループ立ち上げ研修会 1.期日 平成17年12月26日(月)9:30~16:30 2.会場 千葉県立沼南高柳高等学校 コンピュータ教室 3.主催 千葉県高等学校教育研究会地理部会 4.講師 石塚耕治先生(財団法人地域開発研究所研究部 日本大学非常勤講師 教育GISフォーラム事務局
地理情報システム学会所属) 佐藤宏昭先生(ESRIジャパン株式会社ソリューション推進グループ教育機関担当) 5.プログラム 受 付 9:30~10:00 説 明 10:00~10:10 今回の研修及び研究グループについて(沼南高柳高校 小林岳人) 講演1 10:10~10:30 「GISの利用の実際について」(千葉西高校 小関勇次教諭) 講演2 10:30~10:50 「教育現場にGISが普及するには」(教育GISフォーラム 石塚先生) 実習1 11:30~12:30 GISソフトウエアとその利用(ESRIジャパン 佐藤先生) 昼食 12:30~13:30 実習2 13:30~15:00 コンテンツ作成・実践 意見交換 15:30~16:30 発表・討論 まとめ 16:30~16:35 6.参加者(敬称略) 小関勇次(千葉西)、佐藤光紀(千葉西(情報科))、高野芳智(幕張総合)、小西薫(八千代西)、小泉啓三(船橋
二和)、杉浦和義(船橋法典)、津田雅和(国分)、辛島宏二(我孫子)、石毛一郎(松尾)、小林岳人(沼南高柳)
7.視察者(敬称略) 伊藤智章(静岡県立長泉高等学校)
千葉県高等学校教育研究会地理部会 GIS 教育研究グループ立ち上げ研修会趣旨説明
小林岳人(千葉県立沼南高柳高等学校)
この研修会は将来的に千葉県高等学校教育研究会地理部会内における GIS 教育研究グループを目指すもので
す。GIS教育研究グループはGIS(地理情報システム)の地理教育への導入のための受け皿としての位置づけと
考えています。平成 16 年度以降のコンピュータ教室の更新によって、各パソコン内には、地理部会で要望した
GIS(地理情報システム)のソフトウエア(ArcExplorer)がインストールされており、設備・機能等も少しずつ
そろってきています。これらの活用を含めて 1.地理教育へのGIS(地理情報システム)の導入のための地理教員の基礎的技術の向上 2.地理授業におけるGIS利用の実践研究及び情報交換 3.地理教育を含めた高等学校教育全般におけるGISの応用的利用についての研究 等についての年数回の会合等の活動を考えております。また、GIS教育研究グループ設立の際には代表者および、
メンバーを確定していきます。
GISに関する教員研修・教育実習
千葉県高等学校教育研究会地理部会
GIS 教育研究グループ立ち上げ1.期日 平成17年12月26日(月)9:30~16:30 2.会場 千葉県立沼南高柳高等学校 コンピュータ教室 3.主催 千葉県高等学校教育研究会地理部会 4.講師 石塚耕治先生(財団法人地域開発研究所研究部 日本大学非常
地理情報システム学会所属) 佐藤宏昭先生(ESRIジャパン株式会社ソリューション推進グ
5.プログラム 受 付 9:30~10:00 説 明 10:00~10:10 今回の研修及び研究グループについ
講演1 10:10~10:30 「GISの利用の実際について」(千葉
講演2 10:30~10:50 「教育現場にGISが普及するには」