ご機嫌ポップ・ロック・バンド“smash mouth”から6年ぶり...

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ご機嫌ポップ・ロック・バンド“SMASH MOUTH”から 6 年ぶりの新作リリース! 超絶ポップでキャッチー、最高にハッピーな夏仕様の今作は TUBEをも超える(笑)!? Steve Harwell (Vo) インタビュアー:ムラオカ Translator : Yuga -まずはあなたがたに一言言わせてください!“お帰りなさい!!” ありがとう。でも、僕たちはどこにも行ってなかったと考えたいかな。確かに前のアルバムを 出してからしばらく経ってしまったけど 、ノン・ストップでツアーはしていたんだ。 -2006 年に『Summer Girl』をリリースしてから、今に至るまでのメンバー・チェンジなど のバンド内の状況を詳しく教えてもらえますか? Greg Camp が 2009 年に一度復帰しま したが、また 2011 年に再度脱退しましたね。その点についても詳しく教えてください。 バンドは 順調に活動しているよ。ツアー三昧だったんだ。米軍支援のためにイラク、グアム、 グアンタナモ湾、アフガニスタンなどでも演奏する機会に恵まれたよ。ホント素晴らしい経 験だったね。Greg ついてなんだけど、彼は曲制作に対して情熱を失ってしまったんだ。僕た ちは新しいアルバムをどうしても作りたかったんだけど、今までは Greg がバンドのメインの ソングライターだったから、その彼が情熱をなくしてしまったことで、グループに新しい風を 吹き込む必要があると感じたんだ。これは、ここ数年の SMASH MOUTH の決断の中で一 番重要なものであったと言わなければいけないね。 -『Magic』リリースおめでとうございます。アルバムが完成しての今の気持ちを教えてくだ さい。 ものすごく興奮しているよ。個人的にもすべての曲が大好きで、世界中でリリースされるのが 待ちきれないんだ。 -アルバム・タイトルには深い意味がありそうですが、実際この“Magic”にはどういった意 味が込められているのでしょうか? 最初のシングルも“Magic”という名前なんだ。このアルバムのために最後に書いた曲のひと つでね。制作のプロセスを振り返ってみて、すごく特別な経験を、ある意味でマジカルな経験 をしたと感じているよ。だからタイトルとして使うのが相応しいと考えたんだ。 -オリジナル・アルバムのリリースが 6 年も空いてしまったのはなぜでしょうか? 主な理由は、バンドの中でクリエイティブ面での相違があったことと、さっきも言ったように メンバー・チェンジが必要だったことに時間をとられたんだ。その間はノン・ストップでツアー をしていたけどね。 -6 年ぶりの作品ですが、いい意味で変わらない SMASH MOUTH でいてくれて嬉しかっ たです。やはりファンの期待に応えたいという気持ちはありましたか? もちろん。僕たちは長いこと、ファンのみんなから新しい曲を聴きたいと聞いていたし、僕た ちも届けてあげたいと思っていたんだ。今作は待った甲斐のあるものになっているはずだよ。 みんなも同じように思ってくれるといいんだけど。 -あなた方の作る曲は基本的に聴いていて、 “HAPPY”や“FUN”になる曲ばかりですね。自 分たちの作る音楽はみんなに“HAPPY”や“FUN”になってもらいたいというようなポリ シーがあるのでしょうか? ある意味でそうだね。僕たちは、そういった“Fun In The Sun”アプローチが好きなんだ。た まにより深い意味を持つトラックでそのアプローチから離れたりもするけど、ほとんどの場 合は音楽は良い“楽しさ”を届けるという意味でのエンターテイメントであるべきだと考えて いるんだ。 -「Magic」 「Flippin' Out」の 2 曲で J-Dash というラッパーが参加していますが、彼はど ういった繋がりでこのアルバムに参加したのでしょうか? 僕たちのプロデューサーが J-Dash のソロ・プロジェクトの件で一緒に仕事をしていて、彼 にちょっと参加してもらったら面白いんじゃないかって考えたんだ。彼はすごくイイヤツで、 彼の音楽も大好きだよ。だから参加してくれて嬉しいよ。 -「Justin Bieber」というタイトルの曲は非常に気になります。この曲はどういった内容に ついて歌っているのですか?もちろんアイドルの Justin について歌っているのでしょうが、 内容を教えていただければと思います。 この曲は基本的に、未来から 10 年前のことを振り返ることなんだ。今ポピュラーなもののこ とを考えた時に、 “みんなが年をとったときに、これらのことを少しでも気にしたりするか?”っ インタビューの続きは 激ロックウェブサイトをチェック!!>>GEKIROCK.COM て聞くんだ。Justin Bieber は偶然この曲の中で出てきた最初の人物だったから、曲に彼の 名前を付けようかってことになったんだ。 -過去作はすべて“All songs by Greg Camp”でしたが、今作はどなたが作曲、作詞を 行っているのでしょうか? Greg は曲の中で誰かとコラボレートすることについて問題を抱えていたんだ。彼は、全部自 分でやらなきゃいけないと考えていたんだよ。今回 Greg 抜きでの制作となったことで、僕 たちはもっとコラボレーションのあるアプローチをしたいと思ったんだ。だからこのアルバム のそれぞれの曲には、たくさんのソングライターがいるよ。バンドとしてメンバーみんなが、 様々な方法で貢献したんだ。 -今作が 429 Records からリリースすることになった経緯を教えてください。 僕たちのキャリアの中で現時点では、大きなレーベルのシステムに組み込まれて彼らのプロ セスに従うというのはやりたくなかったんだ。429 は僕たちのバンドに対しての素晴らしい 情熱を示してくれて、新しい音楽を早くリリースするために僕たちとパートナーになることを 望んでいたんだ。 -Greg Camp に代わって加入した Mike Krompass は新加入にもかかわらず、今作の プロデュースも行っているそうですね。彼についてどういう人物か紹介してください。 もちろん。ぜひ彼のことをよく知ってくれ。彼は SMASH MOUTH の新しいギタリスト、ソ ングライター、プロデューサーだよ。彼は素晴らしい仲間で、僕たちは彼が大好きだよ。 -また Randy Cooke (Dr) についてもどういうプレイヤーか紹介いただけますか? 彼は僕たちの新しいドラマーだ。彼はこのアルバムのうちで何曲かでもコラボレートしている よ。彼が来てくれてとても嬉しいんだ。 -アルバム・ジャケットはどういったものになる予定でしょうか?またジャケット・デザイン のコンセプトも教えてください。 『Magic』という名前がついているから、マジカルなテーマでいくことにしたんだ。カバーはマ ジシャンの手とステッキ、帽子だよ。パッケージ全体にこのマジックというテーマは散りばめ られているんだ。 -アルバム・タイトルに掛けて聞きますが、現メンバーの 5 人でアルバム制作やライヴで “Magic”を感じることはありますか? 毎晩さ。僕の音楽キャリアの中で今以上に満足していたことはないよ。今のメンバーのライン ナップはこれまでで最高だよ。何千人もの観客の前で演奏することで、それを毎晩思い知ら されるよ。 -あなたがたにとって音楽とは人生においてどういった意味を持っているのか教えていただ けますでしょうか? 音楽は僕にとって全てを意味するよ。いつでも音楽を通して自己表現ができるし、それが僕 たちの一番得意なことなんだ。 米カリフォルニア州北部にあるサンノゼ出身のポップ・ロック・バンドSMASH MOUTH が、約 6 年振りにオリジナル・アルバムをリリース。今作は様々な ソングライターを招き制作されたとのことで、多種多様なナンバーが聴き手 を楽しませてくれる。どの曲もキャッチーなメロディが印象的で、思わず口 ずさんで手拍子したくなってしまうほどハッピーだ。美しいピアノをフィー チャーした壮大なミディアム・ナンバー「Out Of Love」はSteve Harwell (Vo) のしゃがれ声が放つ包容力に胸が熱くなる。バンドのメイン・ソング ライターだった Greg Camp が昨年脱退し、心配していたファンも少なく ないだろう。だが今作は変わらぬ SMASH MOUTH らしさが貫かれた、 夏にピッタリのマジカルなアルバムだ。 沖 さやこ SMASH MOUTH Magic 2012.8.22 ON SALE!! LABEL : 日本コロムビア GENRE : POP ROCK, MIXTURE FOR FANS OF : BOWLING FOR SOUP, SUBLIME, ZEBRAHEAD

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ご機嫌ポップ・ロック・バンド“SMASH MOUTH”から 6 年ぶりの新作リリース!

超絶ポップでキャッチー、最高にハッピーな夏仕様の今作はTUBEをも超える(笑)!?

Steve Harwell (Vo) インタビュアー:ムラオカ Translator : Yuga

-まずはあなたがたに一言言わせてください!“お帰りなさい!!”

ありがとう。でも、僕たちはどこにも行ってなかったと考えたいかな。確かに前のアルバムを出してからしばらく経ってしまったけど 、ノン・ストップでツアーはしていたんだ。

-2006 年に『Summer Girl』をリリースしてから、今に至るまでのメンバー・チェンジなどのバンド内の状況を詳しく教えてもらえますか? Greg Camp が 2009 年に一度復帰しましたが、また 2011 年に再度脱退しましたね。その点についても詳しく教えてください。

バンドは 順調に活動しているよ。ツアー三昧だったんだ。米軍支援のためにイラク、グアム、グアンタナモ湾、アフガニスタンなどでも演奏する機会に恵まれたよ。ホント素晴らしい経験だったね。Greg ついてなんだけど、彼は曲制作に対して情熱を失ってしまったんだ。僕たちは新しいアルバムをどうしても作りたかったんだけど、今までは Greg がバンドのメインのソングライターだったから、その彼が情熱をなくしてしまったことで、グループに新しい風を吹き込む必要があると感じたんだ。これは、ここ数年の SMASH MOUTH の決断の中で一番重要なものであったと言わなければいけないね。

-『Magic』リリースおめでとうございます。アルバムが完成しての今の気持ちを教えてください。

ものすごく興奮しているよ。個人的にもすべての曲が大好きで、世界中でリリースされるのが待ちきれないんだ。

-アルバム・タイトルには深い意味がありそうですが、実際この“Magic”にはどういった意味が込められているのでしょうか?

最初のシングルも“Magic”という名前なんだ。このアルバムのために最後に書いた曲のひとつでね。制作のプロセスを振り返ってみて、すごく特別な経験を、ある意味でマジカルな経験をしたと感じているよ。だからタイトルとして使うのが相応しいと考えたんだ。

-オリジナル・アルバムのリリースが 6 年も空いてしまったのはなぜでしょうか?

主な理由は、バンドの中でクリエイティブ面での相違があったことと、さっきも言ったようにメンバー・チェンジが必要だったことに時間をとられたんだ。その間はノン・ストップでツアーをしていたけどね。

-6 年ぶりの作品ですが、いい意味で変わらない SMASH MOUTH でいてくれて嬉しかったです。やはりファンの期待に応えたいという気持ちはありましたか?

もちろん。僕たちは長いこと、ファンのみんなから新しい曲を聴きたいと聞いていたし、僕たちも届けてあげたいと思っていたんだ。今作は待った甲斐のあるものになっているはずだよ。みんなも同じように思ってくれるといいんだけど。

-あなた方の作る曲は基本的に聴いていて、“HAPPY”や“FUN”になる曲ばかりですね。自分たちの作る音楽はみんなに“HAPPY”や“FUN”になってもらいたいというようなポリシーがあるのでしょうか?

ある意味でそうだね。僕たちは、そういった“Fun In The Sun”アプローチが好きなんだ。たまにより深い意味を持つトラックでそのアプローチから離れたりもするけど、ほとんどの場合は音楽は良い“楽しさ”を届けるという意味でのエンターテイメントであるべきだと考えているんだ。

-「Magic」「Flippin' Out」の 2 曲で J-Dash というラッパーが参加していますが、彼はどういった繋がりでこのアルバムに参加したのでしょうか?

僕たちのプロデューサーが J-Dash のソロ・プロジェクトの件で一緒に仕事をしていて、彼にちょっと参加してもらったら面白いんじゃないかって考えたんだ。彼はすごくイイヤツで、彼の音楽も大好きだよ。だから参加してくれて嬉しいよ。

-「Justin Bieber」というタイトルの曲は非常に気になります。この曲はどういった内容について歌っているのですか?もちろんアイドルの Justin について歌っているのでしょうが、内容を教えていただければと思います。

この曲は基本的に、未来から10 年前のことを振り返ることなんだ。今ポピュラーなもののことを考えた時に、“みんなが年をとったときに、これらのことを少しでも気にしたりするか?”っ

インタビューの続きは激ロックウェブサイトをチェック!!>>GEKIROCK.COM

て聞くんだ。Justin Bieber は偶然この曲の中で出てきた最初の人物だったから、曲に彼の名前を付けようかってことになったんだ。

-過去作はすべて“All songs by Greg Camp”でしたが、今作はどなたが作曲、作詞を行っているのでしょうか?

Greg は曲の中で誰かとコラボレートすることについて問題を抱えていたんだ。彼は、全部自分でやらなきゃいけないと考えていたんだよ。今回 Greg 抜きでの制作となったことで、僕たちはもっとコラボレーションのあるアプローチをしたいと思ったんだ。だからこのアルバムのそれぞれの曲には、たくさんのソングライターがいるよ。バンドとしてメンバーみんなが、様々な方法で貢献したんだ。

-今作が 429 Records からリリースすることになった経緯を教えてください。

僕たちのキャリアの中で現時点では、大きなレーベルのシステムに組み込まれて彼らのプロセスに従うというのはやりたくなかったんだ。429 は僕たちのバンドに対しての素晴らしい情熱を示してくれて、新しい音楽を早くリリースするために僕たちとパートナーになることを望んでいたんだ。

-Greg Camp に代わって加入した Mike Krompass は新加入にもかかわらず、今作のプロデュースも行っているそうですね。彼についてどういう人物か紹介してください。

もちろん。ぜひ彼のことをよく知ってくれ。彼は SMASH MOUTH の新しいギタリスト、ソングライター、プロデューサーだよ。彼は素晴らしい仲間で、僕たちは彼が大好きだよ。

-また Randy Cooke (Dr) についてもどういうプレイヤーか紹介いただけますか?

彼は僕たちの新しいドラマーだ。彼はこのアルバムのうちで何曲かでもコラボレートしているよ。彼が来てくれてとても嬉しいんだ。

-アルバム・ジャケットはどういったものになる予定でしょうか?またジャケット・デザインのコンセプトも教えてください。

『Magic』という名前がついているから、マジカルなテーマでいくことにしたんだ。カバーはマジシャンの手とステッキ、帽子だよ。パッケージ全体にこのマジックというテーマは散りばめられているんだ。

-アルバム・タイトルに掛けて聞きますが、現メンバーの 5 人でアルバム制作やライヴで“Magic”を感じることはありますか?

毎晩さ。僕の音楽キャリアの中で今以上に満足していたことはないよ。今のメンバーのラインナップはこれまでで最高だよ。何千人もの観客の前で演奏することで、それを毎晩思い知らされるよ。

-あなたがたにとって音楽とは人生においてどういった意味を持っているのか教えていただけますでしょうか?

音楽は僕にとって全てを意味するよ。 いつでも音楽を通して自己表現ができるし、それが僕たちの一番得意なことなんだ。

米カリフォルニア州北部にあるサンノゼ出身のポップ・ロック・バンドSMASH

MOUTH が、約6年振りにオリジナル・アルバムをリリース。今作は様々な

ソングライターを招き制作されたとのことで、多種多様なナンバーが聴き手

を楽しませてくれる。どの曲もキャッチーなメロディが印象的で、思わず口

ずさんで手拍子したくなってしまうほどハッピーだ。美しいピアノをフィー

チャーした壮大なミディアム・ナンバー「Out Of Love」はSteve Harwell

(Vo) のしゃがれ声が放つ包容力に胸が熱くなる。バンドのメイン・ソング

ライターだった Greg Camp が昨年脱退し、心配していたファンも少なく

ないだろう。だが今作は変わらぬ SMASH MOUTH らしさが貫かれた、

夏にピッタリのマジカルなアルバムだ。 沖 さやこ

SMASH MOUTHMagic2012.8.22 ON SALE!!

LABEL : 日本コロムビアGENRE : POP ROCK, MIXTUREFOR FANS OF : BOWLING FOR SOUP,SUBLIME, ZEBRAHEAD