「寄居町の公共空間を考えるシンポジウム」を開催...

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1 中心市街地活性化に向けたさまざまな事業の内容や進捗状況、市街地の各町会の活動、 株式会社まちづくり寄居の活動等について、皆さまにわかりやすく伝えていくため、市街 地区長会では、株式会社まちづくり寄居と連携し、「市街地まちづくり通信」を発行して います。 「寄居町の公共空間を考えるシンポジウム」を開催します!! 現在、市街地の住民と寄居町が連携して、街路樹や緑地の整備・維 持管理のあり方を検討しています。 中心市街地の街路樹や緑をどのように整備し維持管理していくの か、整備された駅前広場や中央通り線などの公共空間をどのように活 用して魅力的なまちづくりを行っていくのか、さらに、そこに住民は どのように関わることができるのかを考える内容です。 〔シンポジウム開催概要〕 ◆寄居町の公共空間のあり方を考えるシンポジウム 『市街地の「緑」と「公共空間」と私たちの「暮らし」』 ~日本一の街路樹のある町を目指して~ ◆日 時:2020 2 17 日(月)19:0021:00 ◆会 場:寄居町勤労福祉センター(よりい会館)2 階大会議室 ◆パネリスト: 福岡 孝則 氏(東京農業大学 地球環境科学部 造園科学科 准教授) 正木 氏(ガーデンデザイナー) 三浦 詩乃 氏(横浜国立大学 都市イノベーション大学院 助教) ◆定 員:100 名(申込み先着順) ◆参加費:無料 ◆申込み:下記担当まで、お申し込みください。 [email protected] 080-9434-8584(担当:宇田川) ※お電話は 19 時以降でお願いいたします。 ◆主 催:寄居の緑と空間を楽しむ会 ◆後 援:寄居町 ◆協 力:寄居町商工会、株式会社まちづくり寄居 Yorii あらかわめっせ、市街地区長会 1年中桜に出会える町寄居実行委員会 第4号:令和 2 年2月 福岡 孝則 正木 三浦 詩乃

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Page 1: 「寄居町の公共空間を考えるシンポジウム」を開催 …machizukuri-yorii.com/wp-content/uploads/2020/03/0c07e...3 や、ひとりひとりの個性を受入れ、共生していく場になっていきます。寄居町に住

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中心市街地活性化に向けたさまざまな事業の内容や進捗状況、市街地の各町会の活動、株式会社まちづくり寄居の活動等について、皆さまにわかりやすく伝えていくため、市街地区長会では、株式会社まちづくり寄居と連携し、「市街地まちづくり通信」を発行しています。

「寄居町の公共空間を考えるシンポジウム」を開催します!!

現在、市街地の住民と寄居町が連携して、街路樹や緑地の整備・維持管理のあり方を検討しています。 中心市街地の街路樹や緑をどのように整備し維持管理していくの

か、整備された駅前広場や中央通り線などの公共空間をどのように活用して魅力的なまちづくりを行っていくのか、さらに、そこに住民はどのように関わることができるのかを考える内容です。

〔シンポジウム開催概要〕 ◆寄居町の公共空間のあり方を考えるシンポジウム 『市街地の「緑」と「公共空間」と私たちの「暮らし」』 ~日本一の街路樹のある町を目指して~ ◆日 時:2020年 2月 17日(月)19:00~21:00 ◆会 場:寄居町勤労福祉センター(よりい会館)2階大会議室 ◆パネリスト: 福岡 孝則 氏(東京農業大学 地球環境科学部 造園科学科 准教授) 正木 覚 氏(ガーデンデザイナー) 三浦 詩乃 氏(横浜国立大学 都市イノベーション大学院 助教)

◆定 員:100名(申込み先着順) ◆参加費:無料 ◆申込み:下記担当まで、お申し込みください。

[email protected] 080-9434-8584(担当:宇田川) ※お電話は 19時以降でお願いいたします。

◆主 催:寄居の緑と空間を楽しむ会 ◆後 援:寄居町 ◆協 力:寄居町商工会、株式会社まちづくり寄居 Yoriiあらかわめっせ、市街地区長会 1年中桜に出会える町寄居実行委員会

第4号:令和 2年2月

福岡 孝則 氏

正木 覚 氏

三浦 詩乃 氏

Page 2: 「寄居町の公共空間を考えるシンポジウム」を開催 …machizukuri-yorii.com/wp-content/uploads/2020/03/0c07e...3 や、ひとりひとりの個性を受入れ、共生していく場になっていきます。寄居町に住

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住民主体で中心市街地と農村部の連携による緑の管理を検討しています!!

2019年 12月 28日(土)に、市街地の落ち葉清掃体験、堆肥づくり見学を行いました。これは、今後整備される中心市街地の街路樹や緑地から出る落ち葉や小枝を、農村部の有機農家さんの協力を得て堆肥にする試みです。 今回は、男衾地区で有機農業を営む井伊農場の井伊

誠さんの堆肥づくりを見学させていただきました。落ち葉と米ぬかと水による「踏込温床」と呼ばれる堆肥場で自然の発酵熱を使って春に植える苗を育て、堆肥は土にすき込んで使用します。すべて土に返る自然素材を使った農法は、地球にも人にも優しい農法です。 市街地の落ち葉が、農村部で堆肥になり、有機野菜

となって市街地に返ってくる。町内で循環する、この緑の管理が実現したら、画期的な取組となります。

中心市街地のまちづくりの指針となる「まちづくり宣言」を作成しました!!

2019 年 2 月~3 月に、株式会社まちづくり寄居が主催した「寄居町未来デザインワークショップ」において、中心市街地の住民、株式会社まちづくり寄居メンバー、寄居若者会議有志メンバー、寄居町商工会青年部有志が話し合い、中心市街地のまちづくりの指針となる「まちづくり宣言」を作成しました。

はじめに 都心から 90 分の立地で、寛容性があって、多世代の交流があって、自然が豊かで、

おいしいグルメがある、寄居町の中心市街地にはたくさんの魅力があります。中心市街地の人口・来訪者は減り続け、商店街には空き店舗が目立つ状況になっています。住民の中心市街地への想いも、どこか離れてしまっているように感じることがあります。では、この状況に対し、私たちは何ができるのか。どんな町を目指すのか。 寄居町中心市街地活性化基本計画の認定を契機として、寄居町のひとりひとりが中

心市街地に対する考え方、関わり方を見つめ直して、挑戦を歓迎し、失敗を恐れず、ありたい未来に向かって常に変わり続ける中心市街地の実現を目指していきます。 従来の行政に頼るまちづくりではなく、住民が自ら町に関わり、町を変えていく原動

力になることを目指し、ここに「寄居町中心市街地まちづくり宣言」を宣言します。 ①あなたが、あなたでいていい町 寄居町は、その名の通り、人が寄り集まり、居ついたことから生まれました。この町

には、町外から来る人を受け入れる寛容性があります。そこが、この町のいちばんの魅力です。 これからの中心市街地は、さらに多様性のある人を受け入れ、国内外の人との交流

市街地の落ち葉拾いの様子

井伊農場で堆肥づくりを学ぶ

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や、ひとりひとりの個性を受入れ、共生していく場になっていきます。寄居町に住むすべての人が「自分がここにいていい」と思える環境を実現していきます。

②やりたいことを実現できる町 今、中心市街地では、空き店舗活用の促進や創業支援に力を入れ、少しずつプロジェ

クトが動き始めています。新しい取り組みを応援する雰囲気が、寄居町にはあります。 これからは、多くの人の「やりたい」を形にする仕組みを作って支援していきます。

世代を超えて想いを語れる場、想いに賛同する人を見つける場、想いの実現を様々な人が支えることのできる仕組みを作っていきます。 ③多様な人たちが快適に過ごせる町 中心市街地は、空き家・空き店舗の増加、歩きづらい歩道、暗い電灯、駐車場の不

足など、魅力的な中心市街地としての基本的なインフラが不足しています。 そこで、行政とも連携しながら、空き家・空き店舗活用の促進、中心市街地の電灯

の整備、歩きやすい歩道の整備、未利用空地の駐車場活用などを促進していきます。

④自然・くらし・しごと・あそびが融合した町 寄居町は、都内から 90 分の距離にありながら、三方を山々に囲まれトレッキング

が盛んで、寄居駅から徒歩ですぐに荒川(玉淀河原)にたどり着けるなど自然豊かな町です。また、紅葉のメッカの雀宮公園、国指定史跡の鉢形城公園などの魅力が中心市街地にコンパクトに集積しています。 中心市街地に子どもが走り回れる広場があったり、仕事終わりに河原で BBQ した

り、中心市街地のさまざまなこところでマルシェが日常的に行われたり、皆が町を楽しみながら暮らしていける、そんな町にしていきます。

⑤ひとりひとりがメディアになる 寄居町にはたくさんの魅力があり、寄居町を愛する人はたくさんいるのに、それを、

町外の方々は気づいていません。とてももったいないことです。 そこで、若者や子育て世代など、一定の世代に選ばれ続ける町にするために、住民

ひとりひとりが広告塔となって、情報発信を行っていきます。何より、中心市街地に住む私たちが、楽しそうに過ごすこと、その姿を見せることがいちばんの魅力発信になります。「寄居町にくると、みんな本当に楽しそうに過ごしてるね」と言われる町を目指していきます。

⑥みんなが必要とされる町 町は、そこに住むひとりひとりがつくり、育み続けるものです。誰一人、町に不要

な人はいません。 私たちの何気ない日常の中の行動が、まちを作っていることを知り、私たち自身が

町に対する意識を変えていきます。意識が変わると、行動が変わり、町が変わっていきます。私たちひとりひとりが、寄居町に誇りと愛着を持って行動していきます。中心市街地に住むすべての人が「この町が好き」と言えるように。

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みなさん写真を撮りましょう!! 〔花町区長 浅見 恒雄さん〕

皆さん写真は好きですか。子供や孫の写真はいいですよねぇ。やがて時間経過とともに孫も成人します。その時、変わり行く姿に感動です。そして、その頃の写真には歴史という価値が知らぬ間に付いてきます。 寄居町は今、中心市街地活性化事業で、駅前広場や

中央通り線、雀宮公園の遊歩道などの整備が進み、ここ数年で市街地が大きく変わろうとしています。 既に建物の取り壊しも進んでおり、変化が目に見え始

めています。新しくできる施設にも興味はありますが、これから消えていく町の姿もある事を忘れてはいけません。さまざまなイベントで昔の写真など飾っている光景があります。時代をさかのぼる大事な宝として、私はこのような写真に出くわすと写真を残した人の素晴らしさに敬意を感じてとても感動するのです。 市街地の皆さん、何気ない生活の中、駅前や駅前か

ら山﨑屋さん付近を歩いた折、携帯カメラ、デジタルカメラに関係なく一枚の写真を撮ってみませんか。市街地の皆さん一人ひとりが気軽に、ここ数年の変わり行く町の様子を撮り、自分の心に記憶として欲しいと思うのです。やがて時が経ち、聞いた事があるような台詞ですが、どこかで誰かが「昔の写真展したいなぁ」なんて呼びかけがあるかもしれません。そんな時、皆さんが撮った一枚の写真が見事に歴史的価値のある写真に変わっているはずです。自分が知らぬ間に わが町の歴史をつなぐ一員となっている事に気がつく事でしょう。町中を通った折には、何はともあれ変わり行く町並みの写真を撮り、歴史の証人となりましょう。

発行者より 市街地に関するまちづくりの相談窓口を設置します!!

まちづくりに対してご意見や質問を募集しています。いただいたご意見につきましては、次回以降の市街地まちづくり通信でご紹介・回答をしていく予定です。 【問合せ先】株式会社まちづくり寄居 相談窓口

369-1203 埼玉県大里郡寄居町寄居 1267-2寄居町商工会内 TEL:048-581-2161(寄居町商工会と共用です) E-mail : [email protected]

発行者:市街地区長会長 浅見 恒雄

株式会社まちづくり寄居 タウンマネージャー 上田 嘉通 「まちづくり通信」は、まちづくり寄居のウェブサイトでも公開しています。

http://machizukuri-yorii.com/

寄居駅南口のお店も廃業や移転をします。この風景もあとわずか

取り壊しの進む山崎屋旅館