nsdipa設立の背景と目的 - gsi · 2 7 改めて、「統合型gisとは」 1....

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1 1 統合型GISの現状と将来 ~住民の利用と支援~ 平成151016国土空間データ基盤推進協議会 主任研究員 伊藤 晋作 GIS普及セミナーin鳥取 2 阪神・淡路大震災(平成7年1月) 「空間データの社会基盤整備に関する提言書」 (地理情報シ ステム学会、平成7年) NSDIPAは、本内容の実現を政府、自治体、各機 関に求める活動を行うとともに、国土空間データ 基盤の整備・普及を通じて産業経済の振興を 図ることを目的に発足した。 NSDIPA設立の背景と目的 NSDIPA設立の背景と目的 空間データは、社会資本としての役割を果たすものであると認識し、 そのうち社会基盤として重要であるものについては、その整備と流通国家事業として速やかに、且つ効果的に推進して頂きたい (以下略) 平成15年5月:公益的役割を強化するため、NPO3 総務省統合型GISの流れ 調査研究・実証実験(平成9年~)⇒指針(平成13年~) 統合型GISの言葉は周知された 共用空間データ構築によりデータ費用削減(約4割削減) まちづくり、環境、福祉、教育等の新たな分野への活用事例 各種マニュアル、事例パンフレット作成中 整備 整備 指針 指針 運用 運用 指針 指針 活用 活用 指針 指針 共用空間データ 共用空間データ 基本仕様書 基本仕様書 全体指針 全体指針 共用空間データ 共用空間データ 調達仕様書 調達仕様書 県域 県域 市域 市域 道路 管理道 0.7m 都計内 1.75m 都計外 3.5m 建物 都計内 1.75m 都計外 3.5m 軌道 都計内 1.75m 都計外 3.5m 街区 境界杭 基準点 道路中心線 車歩道境界 河川水涯線 湖池 海岸線 水部 構造物 標高 画像 行政区域 都市計画区域 16項目の共用空間データ品質 4 統合型GISの利用例1(H13~14個別GISではなく、共用空間データ整備を意識した 整備を行うことにより、新たな利活用分野が開く 環境分野 不法投棄を例に、NPO、住民からの問合せに対し、直ちに処置状 態を回答する電話対応の支援 教育分野 総合的な学習、社会科、情報等の授業で地域の情報を共用空間 データ上に書き込み、地域の理解を深める 安全分野 共用空間データ上に防災情報を載せ、組織間、住民への伝達に 活用 まちづくり分野 都市計画案作成時に共用空間データ上に住民意見を書き込む 掲示板を設置することで、より広い住民から具体的提案を得る 5 統合型GISの利用例2(H13~14観光分野 行政の保有する観光情報を提供し、その情報に対する住民、観 光客の意見を載せ、より深く地域を知ってもらう 福祉分野 福祉施設情報、点字ブロック、スロープ等バリアフリー情報を共 用空間データ上に載せ住民からの情報もあわせて、web上に公 開し、障害者向けイベントに活用 森林管理分野 都道府県、市町村、森林組合の3者間で行われる申請、許認可 業務に適用し、打ち合わせの簡素化や情報の品質向上を果たす 6 統合型GISの置かれている現状 個別GISの普及は約1000団体弱、一方統合型GIS普及は約100団体強 個別GISから統合型GISへのスムーズな移行が課題 職員が置かれている状況 意識の問題 調整が大変だ 技術・法律の問題 専門的、根拠法がない 財源がない 本当に必要な道具となる ブレークスルーの必要 本当に必要な道具となる ブレークスルーの必要 良くわからない 事例を研究 良くわからない 事例を研究 住民・コミュニティの 利用と支援が必要 統合型GISで示していること ・限られた資源を最大に(BPR・人:民間の活用 ・物:既存環境、民間データの 活用 ・金:段階的整備

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Page 1: NSDIPA設立の背景と目的 - GSI · 2 7 改めて、「統合型gisとは」 1. トップの理解と横断組織の重要性 トップが重要性を理解する⇒住民に見えるgisの実現

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統合型GISの現状と将来

~住民の利用と支援~

平成15年10月16日国土空間データ基盤推進協議会

主任研究員 伊藤 晋作

GIS普及セミナーin鳥取

2

阪神・淡路大震災(平成7年1月)

「空間データの社会基盤整備に関する提言書」 (地理情報システム学会、平成7年)

NSDIPAは、本内容の実現を政府、自治体、各機関に求める活動を行うとともに、国土空間データ基盤の整備・普及を通じて産業経済の振興を図ることを目的に発足した。

NSDIPA設立の背景と目的NSDIPA設立の背景と目的

空間データは、社会資本としての役割を果たすものであると認識し、

そのうち社会基盤として重要であるものについては、その整備と流通を

国家事業として速やかに、且つ効果的に推進して頂きたい (以下略)

平成15年5月:公益的役割を強化するため、NPO化

3

総務省統合型GISの流れ

調査研究・実証実験(平成9年~)⇒指針(平成13年~)

統合型GISの言葉は周知された

共用空間データ構築によりデータ費用削減(約4割削減)

まちづくり、環境、福祉、教育等の新たな分野への活用事例

各種マニュアル、事例パンフレット作成中

整備整備

指針指針運用運用

指針指針

活用活用指針指針

共用空間データ共用空間データ基本仕様書基本仕様書

全体指針全体指針

共用空間データ共用空間データ調達仕様書調達仕様書

県域県域

市域市域

道路管理道 0.7m都計内 1.75m都計外 3.5m

建物都計内 1.75m都計外 3.5m

軌道都計内 1.75m都計外 3.5m

街区境界杭

基準点道路中心線

車歩道境界

河川水涯線

湖池

海岸線

水部構造物

+標高

画像

行政区域

都市計画区域

16項目の共用空間データ品質

4

統合型GISの利用例1(H13~14)個別GISではなく、共用空間データ整備を意識した

整備を行うことにより、新たな利活用分野が開く

環境分野不法投棄を例に、NPO、住民からの問合せに対し、直ちに処置状

態を回答する電話対応の支援

教育分野総合的な学習、社会科、情報等の授業で地域の情報を共用空間データ上に書き込み、地域の理解を深める

安全分野共用空間データ上に防災情報を載せ、組織間、住民への伝達に活用

まちづくり分野都市計画案作成時に共用空間データ上に住民意見を書き込む掲示板を設置することで、より広い住民から具体的提案を得る

5

統合型GISの利用例2(H13~14)  

観光分野

  ・ 行政の保有する観光情報を提供し、その情報に対する住民、観

     光客の意見を載せ、より深く地域を知ってもらう

福祉分野・ 福祉施設情報、点字ブロック、スロープ等バリアフリー情報を共 用空間データ上に載せ住民からの情報もあわせて、web上に公

開し、障害者向けイベントに活用

森林管理分野・ 都道府県、市町村、森林組合の3者間で行われる申請、許認可

業務に適用し、打ち合わせの簡素化や情報の品質向上を果たす

6

統合型GISの置かれている現状

 個別GISの普及は約1000団体弱、一方統合型GISの普及は約100団体強

 個別GISから統合型GISへのスムーズな移行が課題

 個別GISの普及は約1000団体弱、一方統合型GISの普及は約100団体強

 個別GISから統合型GISへのスムーズな移行が課題

職員が置かれている状況

 ・ 意識の問題

 ・ 調整が大変だ

 ・ 技術・法律の問題

 ・ 専門的、根拠法がない

 ・ 財源がない

職員が置かれている状況

 ・ 意識の問題

 ・ 調整が大変だ

 ・ 技術・法律の問題

 ・ 専門的、根拠法がない

 ・ 財源がない

本当に必要な道具となるブレークスルーの必要

本当に必要な道具となるブレークスルーの必要

良くわからない

事例を研究

良くわからない

事例を研究

住民・コミュニティの利用と支援が必要

統合型GISで示していること

・限られた資源を最大に(BPR)

・人:民間の活用

・物:既存環境、民間データの

 活用

・金:段階的整備

統合型GISで示していること

・限られた資源を最大に(BPR)

・人:民間の活用

・物:既存環境、民間データの

 活用

・金:段階的整備

Page 2: NSDIPA設立の背景と目的 - GSI · 2 7 改めて、「統合型gisとは」 1. トップの理解と横断組織の重要性 トップが重要性を理解する⇒住民に見えるgisの実現

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改めて、「統合型GISとは」

1. トップの理解と横断組織の重要性トップが重要性を理解する⇒住民に見えるGISの実現

単にデータの重複排除による効率化だけではなく

情報共有を生かした組織改革BPRに結びつける

特に情報政策部門が財政部門と協力(例:横須賀、浦安)

住民とトップの意見交換の場、行政評価に活用

2. 個別GISと統合型GISの区別共用空間データの構築と各部局の横断的利用

ビジョンを掲げ、段階的整備計画を持つ

3. 地域へ展開(コミュニティGIS)住民の利用

NPO活動での活用

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住民

民間企業教育・研究機関

行政と住民との情報共有(CRM)

生活の中での利用

(NPOの利用)

便利な道具

地元産業の振興安全を守る道具

好奇心を満たす道具

ワンストップサービス

参画・協働行政

窓口(苦情対応)支援

地域のブランド化と情報発信

ソフトウエア産業と

コンテンツビジネス

巡回サービスと

オンデマンドサービス

電子自治体の実現

共用空間データ

(地域のインフラ)

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生活の中での利用場面

好奇心を満たす道具地域に対する興味を深め、知識を習得する

昔の地図を通して歴史を学ぶ

便利な道具としてカーナビなど、道案内や待ち合わせの道具として

飲食店の案内を知る道具として

旅行先の情報を得る道具として

安全を守る道具緊急通報や救助の道具として

防災活動の道具として

食品の安全を守る道具として

交通安全や犯罪から守る道具として

10

行政と住民との情報共有参画・協働行政の道具として

住民の意見を地図付きで提案

浦安:e-マップ、散歩マップ

仙台:まち資源データベース

行政評価に利用

対策マップとその効果マップ

住民説明会での活用

対話の道具として

行政のワンストップサービスの道具として転居の事務処理の一括化

転居に伴う処理を地図情報上で一括に

窓口(苦情処理)支援場所に応じた状況把握と相談対応

都市計画相談

苦情場所の確認と対応策の把握

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地元産業の振興地域サービスとオンデマンドサービスへの適用

人の移動:コミュニティバス、福祉バス、タクシー等

物の移動:ごみ収集、移動販売、宅配、出前等

点検:検針、ライフライン、消耗品の点検等

緊急サービス:消防、警察、病院、ライフライン等の対応

ソフトウエア産業とコンテンツ産業ソフトウエア、システム化:地域サービスソフト開発

コンテンツ産業:地元情報の高付加価値化

地域のブランド化と情報発信地域のブランド化:地域資源の発見、地元特産品発見

情報発信:イベント情報発信、観光情報発信

グリーンツーリズム:農家レストラン、宿泊施設紹介

12

コンテンツの相乗効果(行政、民間、住民、NPO)

住民・NPO情報 行政情報 民間情報

地元情報

環境情報

福祉情報

郷土史情報

共用空間データ

公共施設情報

防災・安全ネガティブ情報

福祉情報

教育情報

不動産情報

観光情報

医療情報

ショッピング情報

交通情報

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NPO活動と統合型GISの活用

地元情報を始めとする地域コンテンツの収集と利用に

は行政、NPO、民間事業者の協力が不可欠1. 関係者のみの流通

活動自体の活性化組織内で、活動内容の情報共有

NPO間の情報共有と連携

同じ地域で活動している団体における情報共有

2. 広く流通を図る行政や民間情報との相乗効果を期待

公的な情報や娯楽情報などと一緒にNPO活動情報を載せ、地域イメージの向上など、相乗効果を期待する

公益活動のアピールと協力の要請市民に対しては、内容をアピールし参加を募る

行政、民間企業に対しては、成果に対し、資金援助を募る

14

地方公共団体の提供する情報ふるさと地理情報センター(岐阜県)

Mie Click Maps(三重県)

犯罪マップ(警視庁)

よこすかわが街ガイド(神奈川県横須賀市)

とよなかわがまち(大阪府豊中市)

e-まちうらやす(千葉県浦安市)

道知る兵衛(兵庫県西宮市)

仙台まち資源データベース(宮城県仙台市)

土地情報提供システム(岩手県盛岡市)

15

シカゴ市のコミュニティ情報

犯罪多発地区火災多発地区

不動産価格

住宅の選択には、物件の価格情報だけでは不十分 ・地域情報、ネガティブ情報の重要性

犯罪や火災が多いため、価格が安い

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ふるさと地理情報センター(岐阜県)

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観光情報(岐阜県)

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ヒヤリマップ(岐阜県)

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Mie Click Maps(三重県)

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警視庁犯罪マップ(さまざまな犯罪タイプ)

車上狙い 住居侵入盗

粗暴犯 事務所侵入盗

21

よこすかわが街ガイド(横須賀市)

22

仙台まち資源データベースhttp://www2.info-mapping.com/sendai/index.html

仙台市は市の持つまち情報約1万点のコンテンツを載せ、 2月8日より市民向け試験提供を開始

コミュニティ向け掲示板

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仙台まち資源データベースコンテンツ例

ホテルの前庭、入り口の右側にある.移植されたものという。仙台領内には17ケ所の温泉があったが、「名取御湯(秋保温泉の湯)」は最古の歴史を誇り、佐藤家

は古くからこの「湯守」を勤めていた。

太白区秋保町湯元字薬師28 所在地

182(第四次指定)

指定番号

1.2m幹周

ホテル佐勘

所有者6.0m樹高

250年推定樹齢

キャラボク(イチイ科)

樹種

ホテル佐勘のきゃらぼく

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道知る兵衛(兵庫県西宮市)

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NPO,コミュニティ活動の情報

阪神・淡路大震災時

尾道ケータイ観光ナビ

鎌倉シニアネット

島根県中山間地域研究センター

富士山クラブ

グリーンマップ

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阪神・淡路大震災時の生活情報(平成7年1月22日時点にニフティに流れたボランティア情報)

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尾道ケータイ観光ナビの地域コンテンツhttp://www.onomichi.ne.jp/~navi/

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鎌倉シニアネットワークの地域コンテンツ

所在地

●山中稲荷社は北鎌倉駅前の交番から県道を大船に向かい、数十メートルして左に入る(自動車が一台通れるほどの)道を進むと間もなく正面に見えてきます。また、交番の右側の細い道から、右にカーブしながら進んでも、稲荷社に向かう道の途中にでることが出来ます。●庚申塔は境内の左手にあります。

庚申塔の概要

2基•駒型•唐破風付笠塔婆型

庚申塔の現状記録の通り2基あります。(平成15年1月12日)

全  景

詳細ページへリンク(写真をクリックしてください)

今月の庚申塔めぐり -(43) 山中稲荷境内-

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島根県中山間地域研究センター参照マップ(26種166主題図)

●けもの道マップ●いのししグループ●シカグループ

●神戸川環境マップ●総合学習マップ●ニュース

●江の川グループ●高津川100景マップ

●斐伊川くらぶ

●子育て支援●木造建築●地域活動ニュースマップ

発見発信マップ(37種)

● 地図で見る新聞記事

● 地図で見る地域別文献・報告書

● 統計データベース

●  少子化グループ

●  集落データグループ

●  鳥獣被害グループ

●  人口予測グループ

●  バス交通研究グループ

●  気象グループ  

これらの情報の

総合窓口http://www.chusankan.jp/

けものダス

スクールダス

森~川~海つなぐダス

地域活動ダス

30

情報ステーション例:スクールダス:神戸川環境マップ

神戸川流域1市4町(赤来町・頓原町・佐田町・出雲市・大社町) 29校が、神戸川とその支流などで指標生物や水質を学校教育の

中で調査し、さまざまな地図をつくり、発表している

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不法投棄防ぐためGPSでパトロール(富士山クラブ)

• 富士山をごみの不法投棄から守ろうと、非営利組織(NPO)「富士山クラブ」が12日、カメラ付き携帯電話とGPS(全地球測位システム)を使って監視パトロールをした。乗用車や冷蔵庫、れんがなどを発見し、撮影した。13日からごみマップとして、画像と位置を同クラブのホームページに掲載する。(毎日新聞)

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グリーンマップ(http://greenmap.jp)

 グリーンマップはニューヨークのデザイナー、ウエンディ・ブラウアー(Wendy Brawer)によって作られました。その都市の環境にいいもの、悪いものを地域の住民と調査しながら、世界で共通化した100個以上のアイコン(絵文字)を使って地図に表す環境マップです。現在世界中で130以上もの都市が参加しています。グリーンマップは環境に優しい都市作りを考えるためのメディアです。

夙川をはさんで、東側を御前浜、西側を香櫨園浜とよびます。阪神間に残る数少ない砂浜で、市民の憩いの場所となっています。国指定史跡「西宮砲台」があります。

御前浜(11)西宮グリーンマップ(西宮香風高校)

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グリーンマップ・アイコン例商業活動関連

産地直売店

エコ農場

有機作物・自然食品店

自然食レストラン・喫茶店

環境ビジネス

環境優良店

エコショップ

フェアートレード

文化施設

博物館・環境学習施設

アートスポット

音楽スポット

史跡・文化財

伝統的生活区域

エコデザイン事例

環境配慮建築

重要建築物

手作り住宅・スラム街

エコデザイン情報源

子供にやさしい場所

高齢者にやさしい場所

安らぎの場

文化・デザイン関連 情報関連

環境情報センター

環境テレホンサービス

環境ネットサービス

環境センター

環境スクール

コミュニティセンター

環境ツアー案内

エコツーリスト案内

主な環境活動組織・NGO

行政機関・公共機関

伝統医療・健康法

環境科学研究機関

公害モニター

抗議運動拠点 34

光が丘walker(http://www.hikarigaoka.jp/)

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集積された地域の情報の活用と今後

あちこちで位置情報がリアルタイムに取得される携帯電話:GPS機能や基地局

デジカメ

街頭カメラ映像、監視カメラ映像

ICタグと読み取り装置の位置

情報家電のセンサー情報

カー・テレマティクスのセンサー情報

地域を知る

新たな切り口、

産業創出の種

①リアルタイム情報共有

 ・庁内のコミュニケーション

 ・異なる組織間

 ・行政と住民との間

 ・コミュニティのコミュニケーション

②リアルタイム行動

 ・巡回・パトロール

 ・点検

 ・緊急時の現場急行

 ・誘導、案内、集客

 ・出前、配達、配送

 ・調査

共用空間データ

(土台となる情報)

地域の情報

さまざまなコンテンツ

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地元情報案内所の提案

地域組織・N

PO

地域のニーズ地元情報案内所①通報サービス  緊急通報②集配サービス  物流③巡回サービス  機器点検  バスロケ④誘導サービス  災害誘導⑤案内サービス  タウンガイド カーナビ提供⑥福祉サービス バリアフリーマップ⑦地域おこし まちづくり地図

情報の流通拡大

付加価値の提供

地域サービスの拡大

個別情報コンテンツ

既存の組織

国地方自治体

民間

教育研究機関

住民住民組織

NPO地域の個別情報の集積と流通

メタデータ

地域の住民

地域ポータルサイトクリアリングハウス

研修・啓蒙活動ベースマップ管理  

行政情報

観光娯楽

環境

ニュース

教育情報

ビジネス

福祉

メーラ

ベースマップ

 地元に観光案内所に代わる「地元情報案内所」を置き、地元

 情報の拠点として地域の情報流通を促す。さらに緊急時利

 用においても、同じ仕組みが生かされることを目指す

同じ仕組み

の活用

平常時利用

緊急時利用

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地元情報の収集のしくみ

人気スポットにきたら配信

地元情報のアーカイブ(地元ならではの蓄積)

定期的な情報(保守サービス)

災害現況情報収集のしくみ

危険地域を知らせる配信

緊急情報のアーカイブ(緊急時に必要な情報)

災害支援の情報(物流、物資支援)

災害発生で意味が変化

平常時 災害時

状況判断 災害情報センター地元情報案内所

地元情報案内所と災害情報センター

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統合型GISが定着、発展するためには統合型GISの真の理解へ

効率化によるコスト削減から、組織改革のBPRの道具へ

内部での利用から住民からみえるGIS利用

トップの関心あるテーマや社会的課題の解決に利用する

高精度位置情報社会における重要性リアルタイムの位置情報が活用される

コンテンツの重要性(ネガティブ情報の重要性)

地域における統合型GISの活用へ行政、地域のNPO、コミュニティ、民間とが連携する仕組み

GISを利用した事例の発表とその成果に対する行政の支援

地元情報案内所の必要災害情報センターと連携し、市民生活をサポート

最新情報の蓄積と流通の拠点

新たな地域ビジネスの種(地域情報の活用)