no.105 spring (pdf:6.5mb)

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サイバネットニュース 光学設計CODE V CODE Vのビーム伝搬解析(BPR)の適用例 技術編 1 4 5 e-ラーニング支援ツール「epiplex」日本語版発売開始 光源測定装置「GENESIA Gonio/Far Field Profiler」販売開始 Electronic Design and Solution Fair 2003出展報告 新サービス開始のご案内~デバイスモデリングサービス 新サービス開始のご案内~MEMS試作サービス ANSYS最新版7.0リリース MATLAB Expo 2002開催報告 MATLAB製品ファミリSimMechanics2 e-ラーニング支援ツールepiplex epiplexのご紹介 メカニカルシステムのモデリングとシミュレーション MEMSCAP社提供MEMS試作サービス 新サービス開始のご案内~MEMS試作サービス 4 イベント情報 19 技術セミナー ユーザを対象とした専門的な知識・技術の習得コース各種 20 紹介セミナー ソフトウェアの機能と特徴の無料紹介コース各種 EDEX2003電子ディスプレイ展、自動車技術展などに出展 3 2 3 2 4 Mapleで実践する論理式の操作~デジタル回路の基礎:論理演算の操作~ 数式処理プログラムMaple 17 Active-Xを使用した自動検査 輝度・照度測定システムProMetric 18 Data KeyServer機能説明 情報資産管理ソリューションData KeyServer Bee Technologies社の解析モデルの優位性 新サービス開始のご案内~デバイスモデリングサービス NEWS インフォメーション 14 8-9 12-13 ディジタル信号処理システム開発のためのプロトタイプテスト環境SignalMaster 通信/マルチメディア分野向けプロトタイプテスト環境 10-11 汎用有限要素法解析プログラムANSYS ANSYS7.0新機能紹介 6-7 15 16 e-ラーニング支援ツール「epiplex」日本語版発売開始 この度サイバネットシステム株式会社では、米国epianceが開発する、業務プロセス最適化ならびに、 e-ラーニング支援 ソフトウェア『epiplex』日本語版の発売を開始しました。 2月3日には、発売開始にあたっての記者発表会を東京国際 フォーラムで開催し、新聞、雑誌25社の参加を頂きました。 epiance社長 R.Shanker氏による製品説明や弊社の製品デ モへの活発な質問があり、 IT業界におけるe-ラーニング、プロ セス改善への興味の度合いを感じました。 製品コンセプト epiplexは、システム上で模範となるプロセス手順や操作を 一度収録するだけで、自動的にソフトウェア操作ガイドやラー ニング(シミュレーション)コンテンツ、更に実際のソフトウェア 操作手順にあわせたコーチングシステムを作成するe-ラーニ ングシステム支援ツールです。また、ユーザインターフェース 部分のプロセス削減を可能にする包括的なプロセスコーディ ネイトツールでもあります。 XMLテクノロジーを利用した画期 的なアーキテクチャ(特許申請中)を採用しています。 製品がもたらす利益 このように画期的なepiplexは、昨今の企業を悩ます「業務プ ロセスの効率化」「ソフ トウェア教育、社員教育 の効果拡大」といった問 題を解決するための支 援ツールです。高価で複 雑な企業アプリケーショ ンの知識を集約する時 間とコストの大幅削減、 データ変更の手順の自 動化、社員トレーニング を作成する労力と手法開発の軽減や教育費の削減などを実現 することで、企業の生産性を高めTCO削減に大きく貢献します。 事例顧客 米国での主要顧客は、 SBCテレコミュニケーション、エクソン モービル社等、大手企業、政府機関などとなっています。 事例の紹介及び製品詳細は、本誌技術編(P6~P7)をご参 照下さい。本製品に関するお問い合わせは、ネットワークソリュ ーション営業部までご連絡下さい。 TEL 03-5978-5453, E-Mail: [email protected]NEWS Spring 2003 no.105 e-ラーニング学習画面例 1 CYBERNET NEWS Spring 2003 no.105

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サイバネットニュース

光学設計CODE V CODE Vのビーム伝搬解析(BPR)の適用例

技術編

1

4

5

e-ラーニング支援ツール「epiplex」日本語版発売開始

光源測定装置「GENESIA Gonio/Far Field Profiler」販売開始

Electronic Design and Solution Fair 2003出展報告

新サービス開始のご案内~デバイスモデリングサービス

新サービス開始のご案内~MEMS試作サービス

ANSYS最新版7.0リリース

MATLAB Expo 2002開催報告

MATLAB製品ファミリSimMechanics2

e-ラーニング支援ツールepiplex epiplexのご紹介

メカニカルシステムのモデリングとシミュレーション

MEMSCAP社提供MEMS試作サービス 新サービス開始のご案内~MEMS試作サービス

4イベント情報 19技術セミナー ユーザを対象とした専門的な知識・技術の習得コース各種 20紹介セミナー ソフトウェアの機能と特徴の無料紹介コース各種

EDEX2003電子ディスプレイ展、自動車技術展などに出展

3

2

3

2

4

Mapleで実践する論理式の操作~デジタル回路の基礎:論理演算の操作~ 数式処理プログラムMaple

17Active-Xを使用した自動検査 輝度・照度測定システムProMetric18Data KeyServer機能説明 情報資産管理ソリューションData KeyServer

Bee Technologies社の解析モデルの優位性 新サービス開始のご案内~デバイスモデリングサービス

NEWS

インフォメーション

14

8-9

12-13ディジタル信号処理システム開発のためのプロトタイプテスト環境SignalMaster 通信/マルチメディア分野向けプロトタイプテスト環境

10-11

汎用有限要素法解析プログラムANSYS ANSYS7.0新機能紹介

6-7

15

16

e-ラーニング支援ツール「epiplex」日本語版発売開始  この度サイバネットシステム株式会社では、米国epiance社が開発する、業務プロセス最適化ならびに、e-ラーニング支援ソフトウェア『epiplex』日本語版の発売を開始しました。 2月3日には、発売開始にあたっての記者発表会を東京国際フォーラムで開催し、新聞、雑誌25社の参加を頂きました。 epiance社長 R.Shanker氏による製品説明や弊社の製品デモへの活発な質問があり、IT業界におけるe-ラーニング、プロセス改善への興味の度合いを感じました。 製品コンセプト  epiplexは、システム上で模範となるプロセス手順や操作を一度収録するだけで、自動的にソフトウェア操作ガイドやラーニング(シミュレーション)コンテンツ、更に実際のソフトウェア操作手順にあわせたコーチングシステムを作成するe-ラーニングシステム支援ツールです。また、ユーザインターフェース部分のプロセス削減を可能にする包括的なプロセスコーディネイトツールでもあります。XMLテクノロジーを利用した画期的なアーキテクチャ(特許申請中)を採用しています。 製品がもたらす利益  このように画期的なepiplexは、昨今の企業を悩ます「業務プ

ロセスの効率化」「ソフトウェア教育、社員教育の効果拡大」といった問題を解決するための支援ツールです。高価で複雑な企業アプリケーションの知識を集約する時間とコストの大幅削減、データ変更の手順の自動化、社員トレーニング

を作成する労力と手法開発の軽減や教育費の削減などを実現することで、企業の生産性を高めTCO削減に大きく貢献します。 事例顧客  米国での主要顧客は、SBCテレコミュニケーション、エクソンモービル社等、大手企業、政府機関などとなっています。  事例の紹介及び製品詳細は、本誌技術編(P6~P7)をご参照下さい。本製品に関するお問い合わせは、ネットワークソリューション営業部までご連絡下さい。(TEL 03-5978-5453, E-Mail: [email protected]

NEWS

Spring 2003 no.105

e-ラーニング学習画面例

1 CYBERNET NEWS Spring 2003 no.105

Page 2: No.105 Spring (PDF:6.5MB)

2CYBERNET NEWS Spring 2003 no.105

新サービス開始のご案内~デバイスモデリングサービス NEWS

 この度サイバネットシステムでは、株式会社ビー・テクノロジーが提供する、アナログ回路シミュレータPSpice向けのデバイスモデリングサービスの販売を開始致しました。(デバイスモデル=電子部品の電気的振る舞いをコンピュータ上に表現したもの)  本サービスでは各種電気的素子の特性を実際に測定し、得られたデータに基づいてデバイスをモデリングするため、より正確なシミュレーションモデルをご提供できます。  これまでの設計環境では、EDAツールを使用する際、使用したいシミュレーションモデルが手に入らない場合には、メーカから提供されるデータシートを元に各自でモデリングを行う事が一般的でした。しかし、データシートの値はロット毎の特性のばらつきを考慮しているため、これを用いたモデリングの精度には限界があります。ご存知のように、シミュレーション結果の精度は使用するモデルの正確さに大きく左右されるため、より実測に近い結果を求める回路設計者の方には、正確なシミュレーションモデルは必要不可欠です。 しかしこれまでのデバイスモデリング市場は、国家レベルの研究機関及び大企業の研究所を対象としており、価格も高額なため、回路設計者が利用できるサービスがありませんでした。  そこでビー・テクノロジー社では、電子回路技術やデータ解析技術、計測機器制御技術を駆使したデバイスモデリングサービスを開始しました。このサービスでは、回路設計者が利用しやすい価格帯で、かつタイムリーにデバイスモデルをお届けできます。  作成したモデルはPSpiceでモデリングし、動作確認する為、PSpiceユーザの手を煩わせません。また納品時には、モデリング結果を記載した「モデリングレポート」もお届けしますので、精度保障面でも安心してご使用いただけます。加えて納品後のサポートに関しても、弊社のPSpiceアプリケーションエンジ

ニアがお手伝いさせて頂きます。 本サービスが、PSpiceの更なる有効活用のお役に立てられれば幸いです。  詳細は本誌技術編(P14)またはWEB(http://www.cybernet.co.jp/beetech)をご参照ください。

 本サービスに関するお問合せはEDA部営業グループまでお願い致します。(TEL 03-5978-5460, E-Mail: [email protected]

新サービス開始のご案内~MEMS試作サービス NEWS

 この度サイバネットシステムでは、仏国MEMSCAP社が提供するMEMS(通称メムス。マイクロ・エレクトロメカニカル・システム)試作サービスMUMPs(通称マンプス。Multi-User

MEMS Processes)の販売を開始いたします。 MEMSとは MEMSとは、半導体製造プロセスを応用して、シリコン基板上に3次元機構と電子回路を製造する微細加工技術です。MEMSはすでに車載センサ、インクジェットプリンタ、液晶プロジェクタ、携帯型ゲーム機などで採用され、今後は無線通信、光通信、バイオメディカル分野での応用が期待されております。 MUMPSとは MUMPsはサービス開始からすでに10年間が経過しており、これまで55回を超える試作が行われているMEMS試作サービスです。製造プロセスを標準化することにより、短納期、低コストを実現しており、世界中の企業、研究機関、大学など150サイト、800名以上の幅広いユーザーが利用しております。 ユーザーはMEMSCAPホームページで公開されているデザインルールに従いマスクデータを設計します。設計したマスクデータをサイバネットシステム経由で、MEMSCAP社に送付した後、約2ヶ月後に最大15個のチップが納品されます。 利用可能なプロセスMUMPsでは以下3つの製造プロセスがご利用可能です。●Poly MUMPs…3層ポリシリコンの表面マイクロマシニングプロセス

●SOI MUMPs…SOI(Silicon On Insulator)の表面マイクロマシニングプロセス

●METAL MUMPs…メタル層(ニッケルめっき)の表面マイクロマシニングプロセス

マスク設計CAD MUMPsのためのマスク設計CADとしてMEMS Pro(メムスプロ)がご利用いただけます。MEMS Proはマスクレイアウトデザイン機能のほか、3次元モデルの生成、クロスセクション表示機能(断面ビューワ)、スプライン曲線生成、スティッキング防止のホール生成、自動アレイ生成などMEMS設計者に有用な機能が豊富に揃っております。 本製品についてお問い合わせはEDA部営業グループまでお願い致します。(TEL 03-5978-5460、E-Mail: [email protected]

Poly MUMPSダイロケーション

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ANSYS最新版7.0リリース  構造、伝熱、電磁場、圧電、音響、熱流体、落下・衝撃などの各

解析とそれらを組み合わせた連成解析に定評のある汎用有限

要素法解析プログラムANSYSの最新版7.0がリリースされました。

ANSYS Workbench Environment これまで、ANSYSは解析機能の拡充と共に、操作環境の向

上にも努めてまいりました。最新版の7.0からは既存のGUIに加

え、新しいGUIとしてANSYS Workbench Environmentが追加

されました。このGUIは特に高い操作性で評価されている設計

者向けCAE「DesignSpace」と同等のもので、解析手順のナビ

ゲーション機能が搭載されたウィザードが大きな特徴です。こ

のGUIでは材料非線形解析や周波数応答解析など、特にニーズ

の高い解析を行えますが、利用できる解析機能は今後も増えて

いく予定です。なお、従来のGUIも引き続きご利用いただけます。

3次元CADとの親和性 これまでもANSYS ConnectionシリーズによりUnigraphics、

Pro/ENGINEER、CATIAV4、Parasolid、ACISデータを

ANSYSでの解析モデルとして利用することが可能でしたが、

さらにCATIA V5への対応、また上述したANSYS Workbench

Environmentの利用によりAutodesk Inventor SeriesやSolidWorks、

SolidEdgeデータの利用も可能となりました。

ANSYS FEMXplorer 近年注目度の高い解析機能の1つに設計最適化があります。

ANSYSではこれまでにも一部最適化機能をサポートしており

ましたが、設計最適化用の別モジュールとしてANSYS

FEMXplorerが用意されました。設計最適化を行うためには通常、

何百、何千と繰り返し計算を行わなければならないため膨大な

時間、工数が必要とされてきました。ANSYS FEMXplorerでは

1度の計算で結果を得ることが出来るため、大幅な工数削減へ

とつながります。

ANSYS DesignSpace7.0 3次元CAD専用設計者向けCAE DesignSpace7.0ではメッシ

ュ不具合の可視化や結果の座標系の表示、Excelへのデータ出

力などの機能強化が図られています。またDesignSpaceのオプ

ションプロダクトである設計最適化ツール A N S Y S

DesignXplorerも応答曲面以外に感度チャートやスパイダーチ

ャートのグラフ表示が可能となりました。なおDesignSpaceは

7.0よりANSYSシリーズの1プロダクトとしてご提供することに

なり、名称もANSYS DesignSpaceと変更されます。

 詳細はメカニカルCAE営業部までお問い合わせ下さい。

(TEL 03-5978-5420, E-Mail: [email protected]

NEWS

新しいGUI-ANSYS Workbench Environment

光源測定装置「GENESIA Gonio/Far Field Profiler」販売開始 NEWS

 この度、サイバネットシステムでは、照明解析用光源測定装置

「GENESIA Gonio/Far Field Profiler」の販売を開始しました。

 近年、携帯電話の軽量小型化、LCD(液晶ディスプレイ)の大

型高輝度化などによる液晶発光の主要部品である導光板の開

発、LED(発光ダイオード)の多波長化によるアプリケーション

の多様化が進むことにより、照明解析のシミュレーションニー

ズは益々増えています。

 こうした状況に対応し、既に米国ORA社製照明解析プログラ

ム「LightTools」を販売し、照明機器製品の開発において広く利

用されていますが、より正確な値や最適解を求めるためには、

信頼性の高い光源のモデル化が重要となっています。

 「GENESIA Gonio/Far Field Profiler」は、光学系コンサルテ

ィングで長年の実績を誇る株式会社ジェネシアにより開発され

た汎用的な光源測定装置システムです。光源のθ(シータ)、φ(フ

ァイ)角のそれぞれの出射光強度を測定し、照明解析プログラ

ム「LightTools」の光源モデルとなる光源配光分布を出力します。

 従来、ユーザは光源メーカーごとに提供されるデータを参照

し、モデルごとに光源を合わせ込む必要がありましたが、「GENESIA

Gonio/Far Field Profiler」を用いることにより、任意の光源を正

確に、かつスピーディーに定義することが可能です。LightToolsと

ダイレクトインターフェースを持つ世界で初めての測定装置です。

GENESIA Gonio/Far Field Profiler仕様 ●構成:測定器本体、制御ボックス、データ記録用PC●外形: W400 × D400 × H430(測定器本体のみ)●測定可能光源:大きさが発光点を中心にφ50以下であること(光源の種類については制限なし)

●走査角度:0 ≦ θ ≦ 95  -180 ≦ φ ≦ 180●波長 :400~850 nm(シリコンダイオード検出器利用)●角度分解能:1°

詳細については、応用システム第2営業部までお問い合わせく

ださい。

(TEL 03-5978-2481, E-Mail: [email protected]

(http://www.cybernet.co.jp/optical/gonio/feature/)

3 CYBERNET NEWS Spring 2003 no.105

Page 4: No.105 Spring (PDF:6.5MB)

Electronic Design and Solution Fair 2003出展報告  サイバネットシステムは、1月30日、31日にパシフィコ横浜で

開催された日本エレクトロニクスショー協会主催による「Electronic

Design and Solution

Fair 2003」に出展致

しました。

 今回は、「EDAソ

リューション・トータ

ルサプライヤー」が

出展コンセプトであり、

弊社が扱うOrCADプ

ロダクトファミリを始

め、伝送線路解析、パッケージ解析、マイクロマシン設計、高周

波回路設計、およびLSI上流設計のための各種ソフトウェアを

展示しました。

 開催中にはユーザを始め、多くの設計・研究に携わる方々に

弊社ブースまで足をお運びいただき、非常に盛況な出展となり

ました。ご来場、誠にありがとうございました。

 Time to Marketの短縮、コスト削減のために、弊社製品がこ

れからも皆様のお役に立つことを心より祈念致します。

 弊社のEDA(エレクトロニック・デザイン・オートメーション)

製品につきましては、EDA営業部までお問い合せください。

(TEL 03-5978-5460, E-Mail: [email protected]

NEWS

MATLAB Expo 2002開催報告 NEWS

 サイバネットシステム、The MathWorks, Incは、2002年12月

10日(火)、11日(水)の2日間、東京ドームプリズムホールにお

いて、MATLAB Expo 2002を開催致しました。MATLAB総合カ

ンファレンスとして2度目の開催となる今回は、30社の協賛パ

ートナー企業にご協力いただき、2日間で約2,300名と、前回を

上回る多くの方々にご来場いただきました。

 12月10日のDSP&通信カンファレンスでは、次世代の通信

技術として注目を集めているUltraWidebandの技術をはじめ、

多くの最先端テクノロジーに関するご講演を、多数のユーザ様

からいただきました。11日のモデルベース制御系設計カンファ

レンスではユーザ様の講演に加え、MATLAB製品の開発元で

あるThe MathWorks, Inc.が提唱する「モデルベースデザイン」

のコンセプトと今後の開発計画をご紹介いたしました。モデル

ベースデザインとは、システムのモデリングからシミュレーショ

ン、設計の最適化、組込ソフトウェアの実装、検証に至る制御系

設計プロセスをMATLABの統合環境下で行うことにより、制御

系設計プロセスを短縮するというものです。国内でも既にこの

モデルベースデザインへの移行を進めている企業もあり、今後

の動向が注目されています。また、メインカンファレンスと並

列で、協賛パートナー企業によるパートナーセミナー、技術セ

ミナー会社によ

る特別セミナー、

MATLABの操作

環境を実際に体

験していただく

MATLAB体験セ

ミナー、展示エ

リアオープンス

ペースでのプレ

ゼンテーション

など、2日間で計100以上のセッションが行われました。

 今回の「MATLAB Expo 2002」での講演、セミナーの発表資

料の一部は、弊社MATLABホームページ上にてPDF形式でご

覧いただくことができます。サイバネットシステムでは、今後も

技術者、研究者の方々への技術情報発信の場として、MATLAB

Expoを開催する予定です。今後弊社主催セミナー、カンファレ

ンスのご案内をご希望の方は、応用システム第1営業部営業推

進グループまでご連絡下さい。

(TEL 03-5978-5410, E-Mail: infomatlab@cyberenet.co.jp)

新しいGUI-ANSYS Workbench Environment

初日の受付のもよう

CYBERNET NEWS Spring 2003 no.105 4

イベント情報 インフォメーション

EDEX2003 電子ディスプレイ展

日程 6月19日(木)~20日(金) 場所 工学院大学(東京・新宿区) 主催 日本光学会 製品 CODE V、LightTools、    OptiFDTD、OptiBPM

日程 6月25日(水)~27日(金) 場所 東京ビッグサイト 主催 リードエグジビションジャパン(株) 出展 ANSYS、DesignSpace、    LMS製品各種、EnSight

日程 5月21日(水)~23日(金) 場所 パシフィコ横浜 主催 (社)自動車技術会 出展 MATLAB/Simulink、ANSYS、    DesignSpace、LMS製品各種、EnSight

日程 6月4日(水)~6日(金) 場所 東京ビッグサイト 主催 (社)日本プリント回路工業会 出展 HyperLynx、HyperPlan、    Microwave Office2002

日程 4月16日(水)~18日(金) 場所 幕張メッセ(日本コンベンションセンター) 主催 (社)日本能率協会 出展 ANSYS、DesignSpace、PakSi-TM、PakSi-E、    MicrowaveOffice2002、OrCAD

日程 4月9日(水)~11日(金) 場所 東京ビッグサイト 主催 (社)電子情報技術産業協会(JEITA) 出展 ProMetric

日程 4月16日(水)~18日(金) 場所 幕張メッセ(日本コンベンションセンター) 主催 (社)日本能率協会 出展 SignalMaster

2003年4月~6月の主なイベントをご案内いたします。 (最新情報は、弊社ホームページをご参照下さい。http://www.cybernet.co.jp/event/、http://www.cybernet.co.jp/seminar/s-semi.shtml)

TECHNO-FRONTIER2003 第12回ボード・コンピュータ展 TECHNO-FRONTIER2003 特別企画「開発・設計を支援する解析技術」

自動車技術展:人とくるまのテクノロジー展 2003 JPCA Show 2003 2003年 第28回光学シンポジウム 第14回 設計製造ソリューション展

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5 CYBERNET NEWS Spring 2003 no.105

数式処理プログラムMaple 技 術 編

 ANDやORなどの論理演算子を使った論理演算は、デジタル

回路設計の基礎として利用される操作です。Mapleでは論理演

算子として"and"や"or"コマンドが標準関数として提供され、基

本的な論理演算が行えますが、Maple Application Center

(http://www.mapleapps.com)に登録されているLogicパッケ

ージを用いると、より応用的な操作が可能になります。ここで

はLogicパッケージを用いた論理式操作について説明します。

Logicパッケージの基本 Logicパッケージの論理演算では、ANDやOR演算は、Maple

の組み込み関数の"and"、"or"と区別するため、&記号をつけて

表記します。つまり、ANDは"&and"、ORは"&or"と記述します。

このパッケージでは、&and, &or, &not, &iff, &nor, &nand, &xor,

&impliesの演算子が利用可能です。表記の変換は、convertコ

マンドで可能ですが、ここでは&記号をつけた形を基本にして

説明をしていきたいと思います。convertコマンドはfrominert

オプションをつけると"and"、"or"表記への変換、toinertオプショ

ンをつけると"&and"、"&or"表記への変換されます。

 なお、一番最初のwith(logic)コマンドはLogicパッケージ読

み込むためのコマンドです。

論理式の簡単化 まず、論理式の簡単化を行ってみましょう。bsimpコマンドは、

与えられた論理式をシンプルな論理式へ変換を行います。い

くつかの論理式をシンプル化してみます。

 なお、必ずしも最もシンプルな論理式への変換したことを保

障するわけではないことに注意してください。

標準形への変換 次に標準形への変換を行ってみたいと思います。canonコマ

ンドは与えられた論理式を各標準形に変換します。以下の2つ

の書式に変換することが可能です。

①主加法標準形(和積標準形, conjunctive normal form): CNF

②主乗法標準形(積和標準形, disjunctive normal form): DNF

 オプションCNFをつけると主加法標準形に、DNFをつけると

主乗法標準形になります。指定しない場合は、DNFです。

ブール式への変換とブール演算(ブール代数) ブール代数の広い定義は、集合Lが与えられ、その任意の元(要

素)A、Bに対して、2つの演算「*」、「+」が定義される場合の演

算をさします。具体的には2値、"0"と"1"をとる論理関数はブー

ル代数となります。convertコマンドはMOD2コマンドを用いる

と論理式をブール式に変換することが可能です。

 Mapleでは式のあとに"mod 2"をつけるとModule 2(2を法と

する)での演算を行います。以下のコマンドではsubsコマンド

でa,bにa=0,b=1を割り当て、10進数の演算とModule 2での演

算を行っています。

正論理と負論理の変換 デジタル回路におけるON/OFFの状態は、電圧の状態から

"High(H)","Low(L)"であらわし、"H"を"1","L"を"0"に対応づけて

考える場合があります。これを正論理といいます。逆に、"H"を

"0"、"L"を1に対応づけて考える場合もあり、これを負論理とい

います。正論理と負論理は、ド・モルガンの定理を使って変換

が可能で、Mapleではdistribコマンドを使って実践することが可

能です。例えば正論理で"and"の演算を負論理で表してみます。

 正論理を負論理にするとANDがORとして機能することがわ

かります。

 詳細は応用ソフトウエア第2営業部までお問い合わせください。

(TEL 03-5978-2481, E-Mail: [email protected]

Mapleで実践する論理式の操作   ~デジタル回路の基礎:論理演算の操作~

> canon (a &xor b, {a, b}, CNF) ;

> canon (a &xor b, {a, b}, DNF) ;

> canon (a &and b, {a, b, c}) ;

(&not (a) &or &not (b)) &and (a &or b)

(a &and &not (b)) &or (b &and &not (a))

&and (a, b, c) &or &and (a, b, &not (c))

> convert (a &or b, MOD2) ;

> convert (a &or b, MOD2, 'expanded') ;

1+(1+a) (b+1)

ab+b+a

> with (logic) ;

[bcomb, bequal, bsimp, canon, canonterm, distrib, dual, environ, init, irred, isboolean, primeimp, randbool, remexp, remnull, satisfy, tautology]> convert (&and (a, b, c) &or b, frominert) ;

> convert (a and b or c, toinert) ;

a and b and c or b

c &or (a &and b)

> bsimp (a &or (a &and b)) ;

> bsimp ((a &and b) &or (a &and (&not b))) ;

> bsimp (a &iff (a &or b)) ;

> bsimp (&or (a &and b, (&not a) &and c, b &and c)) ;

a

a

a &or &not (b)

(a &and b) &or (c &and &not (a))

> f:=convert (a &and b &or a, MOD2) ;

> subs ({a=1, b=0}, f) ;

> subs({a=1, b=0}, f) mod 2 ;

f:=1+(ab+1) (1+a)

3

1

> distrib (&not (a &and b)) ;

&not (a) &or &not (b)

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6CYBERNET NEWS Spring 2003 no.105

e-ラーニング支援ツールepiplex 技 術 編

epiplexの概要 epiplexは、米国epiance社が開発、所有する業務プロセス最

適化ならびにe-ラーニング支援ソフトウェアです。サイバネット

システムでは、このepiplexの日本語化をepiance社と共同で行

い、平成15年2月3日から販売を開始しました。

 昨今、企業では、経営効率推進のために、エンタープライズ・

リソース・プラニング(ERP)、エンタープライズ・アプリケーシ

ョン・インテグレーション(EAI)やその他知的情報管理システ

ムへのIT投資を積極的に進めています。しかしながら、導入し

たシステムの研修、定着化に多くの時間、労力を費やしている

のが現状です。epiplexは、業務プロセスを改革し、システムの

研修を支援することで、これらの問題を解決するソフトウェア

です。

 epiplexには、大きく二つの機能があります。一つはシステム

上で模範となるプロセス手順や操作を一度収録するだけで、自

動的に操作ガイド(マニュアル等)やラーニング(シミュレーシ

ョン)コンテンツ、更に実際のアプリケーション操作手順にあわ

せたコーチングシステムを作成するe-ラーニングシステムとし

ての機能です。もう一つは、収録した操作手順を基に、ユーザ

がアプリケーション操作を介在する部分のプロセス削減を可能

にし、業務システムの最適化を行なうツールとしての機能です。

これにより、システム開発や教育費用の軽減、専門的な知識を

必要とせずに個人ニーズへの対応を実現し、経営者が望む業

務改革を可能にします。

epiplexのアーキテクチャ epiplexの現在のバージョンは、3.5となっています。epiplex

に用いられる技術(特許申請中)は、ターゲットとなるアプリケ

ーションの操作を自動的に収録してXMLプロセス・スクリプト

として抽出し、それを操作ガイドやe-ラーニング等の複数のコ

ンテンツに活用できる仕組みになっています。

 epiplexには、開発環境と利用者環境があり、開発者環境には

右の表に示すようなツールがあります。

 利用者は、開発用の各ツールで出力されたデータを基にプ

ロジェクトエディタで生成されたコンテンツを、Webブラウザを

介して使用します。

epiplexの特徴epiplexアーキテクチャは、タスク・モデリングに基づいています

 epiplexでは、XMLでデジタル化したタスクモデル(ユーザが

操作したタスクをXMLでモデル化し、プロセス・スクリプトとし

て記述すること)を基盤として用いています。下記のすべての

ユーザアクション、システム出力を自動的に追跡し、XMLに変

換して記録します。

 ●キー入力、マウスクリック

 ●ユーザインターフェースのオブジェクトプロパティ

 ●スクリーンショットイメージ

epiplexのご紹介

図1 epiplex 3.Xのアーキテクチャ

ユーザが、ターゲットとなるアプリケーション上で操作したイベントやビジネスフローを、リスナーを用いキャプチャし、それをXMLプロセスファイルとして抽出する、製品の核となるテクノロジーです。スクリーンショットイメージを含む操作情報のキャプチャは、アプリケーションを操作するだけで自動的に行われ、その内容は、プロセスエディタを用い簡単に確認/編集することができ、操作の最適手順を作成することができます。

●プロセッサ

XMLプロセスファイルとして得られたアプリケーションの操作を、実アプリケーションに対し自動実行させる機能です。簡単で使いやすい入力インターフェースを作成することで、再生時の入力データを変更することも可能です。

●インテグレータ

XMLプロセスファイルを用い操作手順のガイダンスウィンドウを自動生成し、それを実際の実行しているアプリケーションに表示/連携させることで、必要なときに必要なトレーニングやステップバイステップガイダンスを実現します。操作支援、トレーニングシステムとして利用することができ、e-ラーニングのレベルアップが可能です。表示されるガイダンスには、自動的に生成される操作手順の情報だけでなく、URLリンクやテキストを用い、社内のノウハウや、規定条項などのアドバイスも盛り込むことができます。

●コーチング

XMLプロセスファイルを文書化する機能です。XMLプロセスファイルを指定し、ウィザード内で幾つかの選択を行うだけで、ユーザマニュアル、操作ガイド、実施マニュアル、テストガイドなどを自動的に作成することができます。現在は、Word、HTML、XML形式での文書出力をサポートしています。文章の構成はテンプレートファイルとして管理され、操作を表す文章表現もデータベースとして登録されており、それぞれがカスタマイズ可能となっていますので、ユーザのニーズに合った文書を作成することができます。

●ドキュメンタ

XMLプロセスファイル内の操作手順をアニメーションで見たり、実際に操作を体験シミュレーションするようなe-ラーニング用コンテンツを作成する機能です。シミュレーションはHTML形式、アニメーションはMacromediaのFlash形式でコンテンツを出力できるので、利用者はWebブラウザだけでこれらを使っていただけます。

●シミュレータ&アニメータ

上記のツールで作成したコンテンツ/オブジェクトに分岐、ループの条件を組み合わせることで、エンドユーザが希望する学習用コンテンツや自動化オブジェクトを作成する機能です。インテグレータ、コーチングで作成したコンテンツをエンドユーザに配布するためには、この機能を使っていただく必要があります。

●プロジェクトエディタ

Page 7: No.105 Spring (PDF:6.5MB)

7 CYBERNET NEWS Spring 2003 no.105

 これにより、アプリケーションを操作できる人なら、どなたで

も正確に素早く最善の業務やシナリオをモデル化できます。

単一のタスクモデルから多くの出力を作成できます

 タスクモデルは、様々な出力を生成するための基盤になって

います。コンテンツは、フィルタ、テンプレート、スタイルシート、

文章データベースにより、自動的に生成できます。また、これら

を編集することで、簡単にユーザニーズに合ったコンテンツを

作成できます。さらに、ユーザは、自身のXSLTプログラムを追

加し、より多くの機能を追加することもできます。

 タスクモデルを用いることで、保守も単純化されます。タス

クモデルは、編集することができ、編集後の内容でコンテンツ

を再生成できますので、すべての表現に一貫性をもたせること

ができます。

オープンなXML規格を用いています

 キャプチャファイルは、XMLフォーマットで作成されます。他

のアプリケーションに対しては、キャプチャした内容にアクセス

するためのAPIが用意されています。

epiplexのもたらす主な利益●マニュアル作成、e-ラーニングコンテンツ作成における業務

速度を10~50倍改善します。

●単一のソースから複数の出力を得ることができ、再利用が可

能です。

●オープンなXML標準規格を採用し、柔軟性、拡張性に優れて

います。

●パラダイムシフトにより、ビジネスユーザに簡単に使える一方、

専門家には強力なツールとなります。

●アプリケーションの多言語対応ドキュメントや操作ガイドを自

動で作成できます。(日本語版には、日本語および英語でドキ

ュメントやガイドを作成できるデータベースが含まれています。)

●e-ラーニングコンテンツ作成およびアニメーションによるト

レーニングや、ライブアプリケーションのステップ・バイ・ステ

ップコーチングシステムを容易に実現できます。

●トラブルサポートのためのユーザ操作の再現を可能とします。

●繰り返し処理が多かったり、複雑な操作手順をシンプルなイ

ンターフェースで再構築できます。

●プロセスを簡素化し、フローを考慮した知識を組み込み、余

分な人的操作を取り除いた業務プロセスの最適化を図れます。

導入顧客および事例紹介 米国でのepiance社の主要顧客は、SBCテレコミュニケーシ

ョン(米国地域通信最大手)、IRS(米内国税歳入局)、エクソン・

モービルやピープルソフト等の大手民間企業、政府機関やソフ

トウエア会社等で、ITオペレーションや研修費用の大幅な削減

を実現しています。

エクソン・モービル社

 epiplexのe-ラーニングおよびドキュメンテーション機能の組

み合わせにより、言語の違う各国におけるERPパッケージSAP

の導入を短時間でしかも低コストで達成しました。

ジェネラル・モーターズ

 競合に対抗するため、2週間以上かかっていた自動車製品の

作業手順書の作成を4時間以内に短縮する必要性に迫られて

いました。epiplexは、ユーザー・インタフェースの自動化により、

この目的を達成しました。

動作環境 ハードウェア

  CPU : Pentium300MHz 以上(700MHz推奨)

  メモリ : 64MB 以上(128MB推奨)

  HDD : 300MB 以上

  OS : Microsoft Windows2000, Windows XP

 ソフトウェア

  Microsoft Internet Explorer 5.0 以上

 上記以外のシステムについてはご相談ください。

 本製品に関するお問い合わせは、ネットワークソリューション

営業部までお問い合わせください。

(TEL 03-5978-5453, E-Mail: [email protected]

図2 e-ラーニングコンテンツの実行例

図4 インテグレータで使用する入力フォームの編集

図3 epiplexのプロジェクトエディタ

Page 8: No.105 Spring (PDF:6.5MB)

8CYBERNET NEWS Spring 2003 no.105

汎用有限要素法解析プログラムANSYS 技 術 編

 広範囲の解析分野に適用可能な汎用有限要素解析プログラ

ムとしてご好評をいただいておりますANSYSの最新版である

ANSYS Release7.0(以下、ANSYS7.0と記述)における新機

能と改善点のいくつかに関してご紹介いたします。

ANSYS FEMXplorer モジュール 静的線形構造に関する有限要素解析結果から応答曲面を求

め設計最適化を行うための新たなモジュールです。本モジュー

ルの最大の特長は一回の拡張解析手法によって応答曲面が作

成されることにあります。

 この手法では、ソリューション自体は一回のみであり、結果処

理としての演算により応答曲面が作成されるため、通常の一回

のソリューションの2―3倍の時間で応答曲面が作成されます。

この応答曲面を用いて最適化を行うことが可能なため、従来の

方法のように設計変数を変動させて多数のソリューションを実

行し多くの設計セットを作成するためのループファイルも必要

とせず、多大な処理時間も必要としないため非常に高速に設

計最適化を行うことができます。ただし、ANSYS7.0の段階では、

解析分野は線形静的構造解析に限定され、設計変数も材料特

性値、板厚および要素の不連続性(要素の有無)に限定され、

材料特性の温度依存性、熱荷重、拘束方程式等の使用も許さ

れておりません。

新規点-面接触要素 点-面および線-面の間での接触とスライドを扱うために

CONTA175が新たに要素ライブラリに追加されました。2次元

および3次元の接触問題に適用できます。点-面および線-面の

接触問題に適用した際の面-面接触要素に関する制約を緩和す

る接触要素であり、従来の点-面接触要素である、CONTAC26、

CONTAC48およびCONTAC49に比べ、内部要素が遥かに少

なくて済むため収束性に優れています。

電気的接触機能 面-面接触要素に電気的接触を扱うための機能が追加され

要素オプションの設定あるいは接触ウィザードにより用いるこ

とができます。接触面を介しての電気伝導を扱うことができます。

多点拘束(MPC)剛体リンク/ビーム要素

 新たに導入された多点拘束要素MPC184は、二つの変形体

の間での剛体拘束あるいは力やモーメントを伝達するための

剛体要素として用いることができます。また、剛体ではあるが

熱膨張のみを考慮することができます。要素オプションにより

並進方向3自由度を持つ剛体リンク要素あるいは6自由度を持

つ剛体ビーム要素として、線形、大回転は無論のこと大ひずみ

非線形解析モデルに含めることができます。

超弾性材料モデル 超弾性材料モデルとして新たに、Gent、Yeoh、Blatz-Koおよ

びOgden(フォーム材)の4つの材料モデルが追加され、超弾

性材料モデルは都合10種類となりました。Blatz-KoとOgden(フ

ォーム材)は高圧縮性エラストマー材を扱うために適しています。

超弾性材料モデルのためのデータ補間 多種多様な超弾性材料モデルからどのモデルを採用するか

を判断するための機能です。実験から得られた応力-ひずみ曲

線と、これから算出されるさまざまな超弾性モデルに関する応

力-ひずみ曲線を比較検討し、どの超弾性モデルがソリューシ

ョンに適しているかを決定できます。ANSYS7.0では、このデ

ータ補間機能は、Mooney、Ogden、Neo-Hookean、Polynomial、

Aruda-Boyce、GentおよびYeohの7種類の材料モデルに適用

できます。データ補間による超弾性モデルの比較検討はウィザ

ードに従いGUI上で行われます。

ANSYS7.0新機能紹介

図1 FEMXplorerによる応答曲面

図2 設計変数の例─板厚は連続変数、4つのリブは不連続変数 図3 超弾性材料 - 実験データからのデータ補間

Page 9: No.105 Spring (PDF:6.5MB)

9 CYBERNET NEWS Spring 2003 no.105

リンク要素とビーム要素への粘弾性材料モデルの適用 リンク要素LINK180、ビーム要素BEAM188、BEAM189にお

いて粘弾性材料モデルを適用できるようになりました。

要素コンポーネントへの角速度/角加速度の設定 モデル中の任意グループを意味する要素コンポーネントへ

任意の軸廻りの角速度と角加速度を設定できるようになりまし

た。コンポーネントの個数は100までとなっておりますが、これ

によってモデルの部分毎に異なる角速度/角加速度を設定可

能となりました。これらは、従来の全体直交座標軸廻りの角速

度/角加速度の設定あるいは任意の局所直交座標軸廻りの角

速度/角加速度の設定のいずれかと併用できます。

周期対称解析 初期応力を考慮しての線形固有値解析に周期対称性を活用

することが可能となりました。 

積層伝熱シェル要素 新たに導入された伝熱シェル要素であるSHELL131(4節点)

とSHELL132(8節点)は、面内および板厚方向の伝熱を扱える

3次元積層シェル要素です。板厚方向の温度勾配を表現でき、

この温度分布を構造解析において熱荷重による曲げ変形をモ

デル化するための構造シェル要素へ引き渡すことができます。

節点において32個までの温度自由度を持つことが可能であり、

この個数は指定された積層数に依存します。

表面効果要素による複素圧力の設定 周波数応答解析を実施する際、表面効果要素SURF153およ

びSURF154を用いることで圧力荷重の虚数成分を設定できる

ようになりました。

静電場-構造連成解析 マイクロエレクトロメカニカルシステム(MEMS)に関する

静電場-構造連成解析を効率的に処理するために静電場解析と

構造解析から縮合マクロモデル(ROM:Reduced Order Model)

を作成し縮合マクロ要素ROM144として利用するためのツー

ルが用意されました。縮合マクロモデルは、構造の変位応答が

モード形状で表現できることをベースにしており、変位形状は

モード形状(固有ベクトル)の重ね合わせとして記述されます。

多くの構造物の動的挙動は少数の固有モードによって精度良

く表現できるためMEMS分野においてはこの手法は効率的と

言えます。MEMSデバイスは支配的な1自由度方向に動作しま

すが、この挙動には横方向のみならず曲げや旋回のモードも寄

与します。材料特性は弾性であり温度依存性は考慮できませ

んがストレススティフニングと初期応力を考慮することができ

ます。

ANSYS/LS-DYNA ALE定式化 ALE(Arbitrary Lagrangian-Eulerian)定式化が適用可能と

なり、自動メッシュリゾーニングにより押し出し成形や鍛造のよ

うな大ひずみ問題を効率的に解くことができます。アダプティ

ブメッシュよりも遥かに有効な手法です。

ソルバーの改善 領域分割法によるDDSソルバーが高速化され、拘束方程式

と自由度カップリングを適用可能となり、面-面接触と点-点接

触を扱えるようになりました。

 サブストラクチャ解析の生成パスにスパースソルバーを適

用できるようになりました。

 複素非対称スパースソルバーが並列処理に適用可能となり、

フル法周波数応答解析を効率的に処理できるようになりました。

CATIA Version5モデルのサポート ANYS 7.0ではCATIA Version 5.0の形状ファイル(.CATpart)

を取り込むことができます。従来通り、CATIA Version4.0の形

状ファイル(.model)の取り込みも可能です。

CIFファイルのインポート 積層ICデバイスのためにMEMS業界で用いられるCIF(Caltech

Intermediate Format)ファイルをインポートできるようになり

ました。

 記載しました以外にもさまざまな新機能、改良がなされてお

ります。詳細は弊社メカニカルCAE技術部までお問い合わせく

ださい。

(TEL 03-5978-5423, E-Mail: [email protected]

図4 非ALE(上図)とALE(下図)の違い

図5 ANSYS6.1とANSYS7.0でのDDSソルバー

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10CYBERNET NEWS Spring 2003 no.105

MATLAB製品ファミリSimMechanics2 技 術 編

概要 SimMechanicsはSimulinkの機能を用いて、プラント記述向

けにマルチボディモデリング環境を提供し、コントローラ設計

に利用できます。

 ボディ、ジョイント、拘束要素、座標系、アクチュエータ、セン

サなどの物理的なコンポーネントに対応したブロックにより

Simulinkモデルを構築します(図1)。これらのブロックで、複雑

なメカニカルシステムを容易にグラフィカルに表現でき、また

それをSimulink既存ブロックと結合し、メカニカルなコンポー

ネントを組み込んだ動的モデルの相互シミュレーションを行う

ことが可能です。制御系を組み込んだモデル、摩擦のあるモデ

ルなども精度よく解析できます。

主な機能●Simulink上で剛体メカニカルシステムのモデリングとシミュ

レーションを実行

●ブロックタイプ別のグルーピングを可能にするモデリング階

層構造を提供

●Simulinkのソルバを使用した高精度な3次元運動学解析

●豊富なジョイント要素(図2)、拘束要素等のライブラリを提供

●制御システム設計のための線形化、平衡点解析機能を提供

●Virtual Reality Toolbox又はMATLABグラフィックス(Handle

Graphics)を使用したメカ二カルシステムの可視化及びアニ

メーション表示が可能

●最高の計算効率Order(N)を実現するリカーシブ定式化アル

ゴリズムを採用

●モデルを定義するマルチプルローカル座標系の提供

製品の特徴●Simulinkとの接続

 SimMechanicsのライブラリにはアクチュエータブロック及

びセンサブロックが用意されています(図3)。これらのブロッ

クは、SimMechanicsにて定義される力/トルク信号や位置/

速度/加速度信号をSimulink標準のブロックと連結します。

●シミュレーションにおける時間刻みと解析の精度

 Simulinkの可変ステップソルバにより、メカニカルシステム

の高精度なシミュレーションを実行することが可能です。加えて、

ゼロクロッシング検知機能により、コンピュータの最高精度(倍

精度浮動小数点)で不連続点の検出や解析を確実に行えます。

ゼロクロッシング検知機能は、静摩擦と動摩擦の切り替えを考

慮したモデルの解析や物体の衝突解析において非常に有効です。

●適用可能な解析手法

①システム全体の幾何学的挙動や各構成要素の位置、速度、加

速度を計算する運動学解析

②機構に力、トルクを加えたときの機構全体の挙動を解析する

動力学解析

③駆動拘束による機構全体の挙動を実現するのに必要なアク

チュエータの力、トルクを求める逆動力学解析

④システムの内部状態とシステムへの入力、解析時の摂動レ

ベルを指定しての線形化

新機能-Real-Time WorkshopによるCコード生成 オプションのReal-Time WorkshopによりSimMechanicsモ

デルからCコードを生成することができます。これによってリア

ルタイムハードウェア上でモデルを実行することもできます。

現在サポートされているターゲットは3タイプあり、下記のよう

な用途があります。

●汎用リアルタイムターゲット(GRT)によるスタンドアロンア

プリケーションの生成

●Rapid Simulation Targetによるシミュレーション高速化

●オプションモジュールxPC Targetを利用したHardware-in-

the-loop simulation(HILS)

SimMechanicsモデル例 挟み込み防止機構を装備したパワーウィンドウ開発モデルの

機構部をSimMechanicsによりモデル化した例をご紹介します。

図4は機構部のSimMechanicsモデルと、その3次元アニメーシ

ョンをVirtual Reality Toolboxにより作成した例です。

メカニカルシステムのモデリングとシミュレーション

図1 SimMechanicsブロックライブラリ

図2 ジョイント要素ライブラリ

図3 センサ・アクチュエータ要素ライブラリ

Page 11: No.105 Spring (PDF:6.5MB)

11 CYBERNET NEWS Spring 2003 no.105

 図中、赤色で示されるブロックがパワーウィンドウの機構モ

デルであり、青色で示されるブロックがSimulink標準ブロックと

連結するためのアクチュエータ/センサに相当します。

 ウィンドウに異物を挟み込んだ時、DCモータの過大トルクを

検出する代わりに電流値の過大信号を検出し、モータを反転し

てウィンドウを開きます。(図5)

適用分野 SimMechanicsに含まれるコンポーネントにより、車両(エン

ジン,サスペンション)、航空機、宇宙構造物、製造機器、重工業

用設備、といった多くの物理システムに見られる複雑なメカニ

カルシステムのモデリングが可能になります。その他モデル例

として、遊星ギヤモデル(図6)、衝突モデル(図7)を示します。

3次元CADインタフェイス 次期リリースより3次元CADインタフェイスが備わります。

 このインタフェイスにより、3次元CADで作成したモデルから

SimMechanics提供のブロックで記述したモデルに自動変換で

きます。すなわち3次元CADのソリッド形状より各部品の重心

位置や回転慣性を自動認識し、さらに拘束条件からはジョイン

トを自動認識します。

 詳細は応用システム第1技術部までお問い合わせください。

(TEL 03-5978-5411, E-Mail: [email protected]

(Web: http://www.cybernet.co.jp/matlab/)

図4 パワーウィンドウ機構部モデル

図5 DCモータの電流値(左上)、ウィンドウ位置(右下)

図6 2つのGear拘束ブロックを用いた遊星ギヤモデル

図7 エアバッグ衝突モデル

Page 12: No.105 Spring (PDF:6.5MB)

12CYBERNET NEWS Spring 2003 no.105

ディジタル信号処理システム開発のためのプロトタイプテスト環境SignalMaster 技 術 編

SignalMasterの概要 「SignalMaster」は、TI社の高速DSP、及びXilinx社の高集積

FPGA“VIRTEXシリーズ”を搭載したプロトタイプテスト環境で、

DSP/FPGAの組合せと豊富なオプション製品によって、市販

のボードでは従来実現できなかったハードウエアパフォーマン

スと自由度のある実験環境を実現できます。

ハイパフォーマンスなハードウエア仕様

 C67x/VIRTEX-based SignalMasterは、下記のDSP、

FPGAをサポートしています。

●DSP

・TMS320C6701(浮動小数点:150MHz)

 ※167MHzへのアップグレード可能

●FPGA

・VIRTEX XCV300(30万ゲート)

 ※XC2V6000(600万ゲート)へのアップグレード可能

●オンボードデータ転送速度

・160MB/sec(C6xバス採用)

●データI/O

・アナログ:24bit/96kHz/入出力各2ch

 ※オプション製品追加により、Max.65MHzのサンプリング

  まで可能

・ディジタル:60bit GPIO標準装備

 その他、音響や画像処理用のオプションボードも提供してお

り、様々な分野でのご利用が可能です。

Simulink/System Generatorとのインターフェース

SignalMasterはMATLABのコアプロダクトであるSimulinkと

のインターフェースを提供しており、Simulink上でアルゴリズ

ム設計/シミュレーションを行った後、“DSPプログラムの生成

(Cプログラム)→SignalMaster上のDSPへの実装→プロトタ

イプテスト”の一連の処理をSimulinkのウインドウメニューから

簡単に行うことができます。

 またXilinx社「System Generator」により、FPGAシステムの

設計(アルゴリズム設計)、及びシミュレーションをSimulink上

で行うことができ、また構築したSimulinkモデルからXilinx

FPGA用のVHDLコードを生成することができます。

 SignalMasterは、このSystem Generatorとのインターフェー

スも提供しておりますので、DSP同様に、FPGAによるプロトタ

イプテストを行うことができます。

教育機関向け信号処理ボード(SBC6x) Single-Board C6x SignalMaster(SBC6x)は、教育機関向け

の、ローコスト、ハイパフォーマンスなプロトタイプテスト環境

です。

 研究用途だけでなく、大学等の信号処理の授業等でのご利

用をお勧めします。

 C67x/VIRTEX-based SignalMaster同様、TI社DSP(C6701)、

Xilinx社FPGA(VIRTEX)を搭載しており、かつADC/DACは最

大4ch入力12ch出力(24bit/96kHz)まで拡張することが可能

です(標準構成:2ch入力/6ch出力)。

 また価格面も、通常ボード価格の約3分の1となっており、大

学の授業等で複数台必要になる場合もお求めやすくなってお

ります。

通信/マルチメディア分野向けプロトタイプテスト環境

図1 SignalMasterマザーボード

図2 Simulinkとのインターフェース

図3 SBC6x

Page 13: No.105 Spring (PDF:6.5MB)

13 CYBERNET NEWS Spring 2003 no.105

プロトタイプテスト Simul inkとの高い親和性により、Simul ink/System

Generatorで構築したアルゴリズムを非常に簡単に、DSPまた

はFPGAに実装でき、実製品で使用する信号を用いてシステム

の検証を行うことができます。

 オプションボードも豊富ですので、ベーシックなフィルタ設計

から、ハードウエア能力を必要とするアレーアンテナ、ソフトウ

エア無線等まで、様々なアプリケーションでのアルゴリズム検

証が可能です。

アプリケーション例ビデオ・プロセッシング

 オプションボードのGPIO-Video(NTSC/PAL、キャプチャ:30fps)

により、画像処理システムのプロトタイプテストを行うことがで

きます。

 取り込んだ画像データは、オプションソフトウエアである

Videolinkにより、DSP(Simulinkモデル)に転送することができ

ます。

 また、FPGAで画像処理を行なわれる方々のためには、

GPIO-VideoとFPGA、SDRAMとFPGA、DSPとFPGA等のI/O

インターフェースをVHDLコードとしてご提供します。

通信システム設計

 オプションADC/DACボードのADACMaster(65MHz/14bit)

とXilinx社System Generatorにより、Simulink環境で構築した

アルゴリズムを、簡単にSignalMasterのFPGAを用いてハード

ウエア試験することが可能です。

 下図モデルは、BPSKの変復調モデル(FPGAモデル)のハ

ードウエアテスト例です。

 FPGAには、Xilinx社のVIRTEX-II XC2V1000(100万ゲート)

を使用しています。

オプション製品 上記製品以外にも、ディジタルオーディオインターフェース

カード「Quad AES/EBUカード」(ステレオ4ch入出力)や、音

響用マルチチャンネルADC/DACカード「GPIO-Audio」(8ch

入力24ch出力)等のマルチメディア分野をターゲットとした製

品をご提供できます。

 製品に関する詳細は、弊社SignalMasterグループまでお問合

せください。

(TEL 03-5978-5408, E-Mail: [email protected]

図7 画像処理結果

図8 BPSK変復調モデル(FPGA)

図4 SignalMasterによるラピッド・プロトタイプ環境

図5 GPIO-Videoカード

図6 画像処理モデル(DSPモデル)

オリジナル画像(カラー)

モノクロに変更 コントラスト変更後

Page 14: No.105 Spring (PDF:6.5MB)

図1 SignalMasterマザーボード

14CYBERNET NEWS Spring 2003 no.105

新サービス開始のご案内~デバイスモデリングサービス 技 術 編

解析モデルについて  特筆すべきは解析モデルを実測データとEDAツールを併用

してモデリングすることです。これはデバイスの実測データを

基にモデリングを行うことで、ロット誤差を考慮します。一般的

に半導体メーカより配布されているデータシートだけを基にモ

デリングを行うより遥かに良い精度で解析モデルを作成するこ

とが可能です。PSpice Model Editorでモデリングを行う際、十

分精度よく、合わせ込みたい特性にフィッティングしないことが

起こり得ます。多くの場合、等価回路で示されるマクロモデル

の限界がこれらの問題に起因します。Bee Technologies社で

は独自のマクロモデル(ビヘイビアモデル、PSpiceの組み込み

デバイスによる等価回路)としてモデリングする事で、これらの

不具合を解消しています。モデル作成後、回路設計者へ①

PSpice解析モデル②モデリング・レポートが納品されます。①

の記述形式はPSpiceを標準としておりPSpiceユーザの手を一

切煩わせません。②はデバイスの各特性におけるモデリングの

結果(Model Editorの特性フィッティンググラフ、①を使用し実

際にPSpiceにて解析を行った結果等)をレポートしたものにな

ります。このレポートはモデリングの精度の保証を端的に表す

もので回路設計者はモデリングの精度を確認した上で安心し

て回路解析にご利用頂けます。

製品ラインナップ

シミュレーションモデルの入手まで Bee Technologies社のPSpiceシミュレーションモデルをご利

用頂くまでのフローを以下に示します。

 詳細は弊社EDA技術部までお問い合わせ下さい。

(TEL 03-5978-5412, E-Mail: [email protected]

(URL: http://www.cybernet.co.jp/beetech.html)

Bee Technologies社の解析モデルの優位性

ユーザ情報、モデル作成を希望するデバイスの

型番などをご入力頂きます。

作成可能なデバイスかどうかビーテクノロジー

社とサイバネットシステムで判断し、結果につ

いてユーザ様にご連絡差上げます。

回路設計者

回路設計者

Bee Technologies社

サイバネットシステムビーテクノロジーズ モデル作成サービスのホームページ

サイバネットシステム 技術サポート

実測用のサンプルデバイスを3つ及びデータシ

ートをご用意頂き、直接Siam Bee Technologies

(タイ国)へご送付頂きます。

回路設計者

シミュレーションモデルの使用方法などサイバ

ネットシステムがサポートします。技術的なお

問い合わせの窓口としてご利用下さい。

デバイス到着後10日以内にユーザ様へシミュ

レーションモデルとモデリング・レポートを送付

します。

■アナログデバイスモデル 製品ラインナップ

CATEGORY CODE

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102

103

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106

107

110

111

DIODE/GENERAL PURPOSE RECTIFIER

DIODE/SCHOTTKY RECTIFIER

DIODE/ZENER DIODE

MOSFET

POWER MOSFET

BIPOLAR JUNCTION TRANSISTOR

POWER BIPOLAR JUNCTION TRANSISTOR

INSULATED-GATE BIPOLAR TRANSISTOR

DARLINGTON TRANSISTOR

VOLTAGE REFERENCE

VOLTAGE REGULATOR

SIDAC

SHUNT REGULATOR

PHOTOCUPLER

VARISTOR

CAPACITOR/CERAMIC

CAPACITOR/ELECTROLYTIC

CAPACITOR/FILM

INDUCTOR

RESISTOR

TRANSFORMER/REAL

COMMON MODE CH

CHOKE COIL/REAL

SEMICONDUCTORS

PASSIVE COMPONENTS

CLASS

Page 15: No.105 Spring (PDF:6.5MB)

15 CYBERNET NEWS Spring 2003 no.105

新サービス開始のご案内~MEMS試作サービス 技 術 編

 MEMSCAP社が提供するMEMS(マイクロ・エレクトロメカ

ニカル・システム)試作サービスMUMPs(Multi-User MEMS

Processes)は短納期、低価格でMEMSチップが試作できるサ

ービスです。

利用可能な製造プロセス MUMPsでは3つの製造プロセスがご利用可能です。

①Poly MUMPs

 過去に55回(2003年2月19日現在)のRUNの実績がある3

層ポリシリコンの表面マイクロマシニングプロセスです。

 1cm×1cmのダイロケーションで最大15個のチップが製造で

きます。Poly MUMPsでは、Poly-Siを構造層、SiNを絶縁層、酸

化層を犠牲層として用いております。ユーザーはMEMSCAP

ホームページから設計ルール(デザインルール)や使用頻度

が高いデバイス要素が豊富に用意されているC a M E L

(Consolidated Micromechanical Element Library)をダウンロ

ードして設計を進めることができます。

 標準で納品されるチップは犠牲層の除去は行われておりま

せんが、オプションとしてサブダイシング(Subdicing)、フッ化

水素による犠牲層除去(HF Release)、犠牲層除去のあとの静

電吸着を防止するためのCO2による乾燥処理が選択できます。

②SOI MUMPS

 2002年後半から始まり、過去2回のRUNの実績があるSOI

(Silicon On Insulator)の表面マイクロマシニングプロセスです。

 0.9cm×0.9cmのダイロケーションで最大15個のチップが製

造できます。SOI MUMPsでは、表面Si層(10μm)、下層Si基

板(400μm)の間に絶縁層である酸化層(1μm)が形成されて

いる基板を使用します。厚い構造体の形成が可能であるため、

安定した機械特性を得ることができます。アプリケーションと

して静電アクチュエータ、サーマルアクチュエータや1~2自由

度を持つミラーデバイス、VOA(Variable Optical Attenuators)

などに適しております。

 Poly MUMPsと同様にMEMSCAPホームページから設計ル

ールをダウンロードして設計を進めることができます。

③METAL MUMPS

 2003年から開始した新サービスです。(1回目RUNは2003

年1月3日)

 メタル(ニッケルめっき)を使用した表面マイクロマシニン

グプロセスです。

 0.9cm×0.9cmのダイロケーションで最大15個のチップが製

造できます。METAL MUMPsでは、高いアスペクト比が実現で

きるニッケルめっき層を構造層や電気的コネクト層として使用

します。また、ドープされたPoly-Si層は抵抗や機械構造や電気

配線に使用され、SiNは絶縁層として使用されます。アプリケ

ーションとして、マイクロリレー、クロスコネクトスイッチなどに

適しております。

 他サービスと同様にMEMSCAPホームページから設計ルー

ルをダウンロードして設計を進めることができます。

申込みフロー 日本国内のユーザーは下記のようなフローでサイバネットシ

ステム経由でMUMPsをご利用できます。

①ユーザーによるマスクレイアウト設計

MUMPsデザインルール、試作スケジュール、価格などをサイ

バネットシステム、MEMSCAPホームページからダウンロー

ドし、どのサービスにお申し込みになるかご検討下さい。

●MEMSCAP社MUMPSホームページ

   http://www.memsrus.com/CIMSsvcs.html

●サイバネットシステムMUMPsホームページ

   http://www.cybernet.co.jp/memscap/service

②サイバネットシステムへの申込み

 弊社から見積書の発行させていただきご発注いただきます。

③デザインのご提出

デザインをGDS IIもしくはCIFフォーマットで弊社にご提出

下さい。

④試作

世界中のユーザーから提出されたデザインからマスクを作

成して、MEMSCAP社でチップを試作いたします。

⑤納品

約2ヶ月後にサイバネットシステム経由で貴社にチップを納

品いたします。

 本製品についてお問い合わせはEDA部営業グループまでお

願い致します。

(TEL 03-5978-5460、E-Mail: [email protected]

図2 SOI MUMPSレイヤ構成

MEMSCAP社提供MEMS試作サービス

図3 METAL MUMPSレイヤ構成

図1 Poly MUMPSレイヤ構成

Page 16: No.105 Spring (PDF:6.5MB)

16CYBERNET NEWS Spring 2003 no.105

光学設計CODE V 技 術 編

 本掲載ではCODE Vの既存機能であるビーム伝搬解析(BPR

オプション)をレンズアレイエレメントに適用した例でご紹介し

ます。

 ご存知のようにCODE Vではレンズアレイエレメントを定義

した面間ではビーム伝搬解析を実行することはできません。た

だし、この範囲は幾何光学的な光線追跡を実行し、その出力面

における位相差から等位相波面を算出してこれを元に後の面

へのビーム伝搬解析を実行することは可能です。下記は3×3

矩形レンズアレイモデルの一例です。

 レンズアレイエレメント通過直後の位相分布と、その後の集

光位置における強度分布をビーム伝搬解析により求めた結果

を以下に示します。

 このように個々のアレイを通過するビームではなくアレイエ

レメント全体の強度/振幅/位相分布を観察する際にはビー

ム伝搬解析は非常に有効な機能です。

 次に、この手法を使用した具体的な適用例としてDigital

Mirror Device(DMD)をCODE Vでモデリングした例をご紹介

します。このモデリングには基本的にはレンズアレイ面定義(ARR

面)を使用しますが、個々のミラー形状やその傾きの表現方法

にはいくつかの方法があります。

 それぞれの方法に対応したモデリング例はCODE V開発元

のORA社が提供しておりますが、本掲載ではARR面とXY多項

式面(SPS XYP面)を使用した例をご紹介します。

 個々のミラー形状と傾きは、XY多項式のX,Yの項に係数を

指定することにより表現しています。ミラーから任意位置での

強度分布をビーム伝搬解析で求めると、その形状が反映され

ることが良くわかります。

 このDMDは1×1mmサイズのミラーが5×5の配列で構成さ

れています。

 同様のモデリングをユーザ定義面(UDS面)やノンシーケン

シャル(NSS)にて行うことも可能ですのでお試しください。ま

た、これらの手法によるORA作成のDMDモデリング例につい

ては、弊社応用システム第2技術部へお問い合わせください。

(TEL 03-5978-5414, E-Mail: [email protected]

CODE Vのビーム伝搬解析(BPR)の適用例

図1 3×3レンズアレイエレメント

強度分布

位相分布

図4 DMDモデリング例の断面図

図2 位相分布(アレイ直後) 図3 強度分布(3.5mm通過後)

図5 ビーム強度分布(ミラーより10mm通過後)

強度分布

DMD:レンズアレイとXY多項式面で表現。

Page 17: No.105 Spring (PDF:6.5MB)

17 CYBERNET NEWS Spring 2003 no.105

輝度・照度測定システムProMetric 技 術 編

 各種ディスプレイの製造検査は、長年にわたり目視によって

行ってきましたが、検査官の主観が入り統一性がないため、検

査装置による自動判定に移りつつあります。輝度、照度、色度

の面測定が可能なProMetricでは、Active-Xを使用することに

より、製造工程での自動判別を行うことが可能です。ここでは、

有機ELのマスターパネルとテストパネルの比較を行い、テス

トパネルの合否を自動で出力するプログラムを紹介いたします。

 現在の有機ELは、携帯電話などのQVGA(240*320ピクセル)

程度の小型が主流で、高解像度のCCDを用いて検査を行う場合、

同時に複数のサンプルを評価できます。有機ELでは、LCDと異

なり視野角特性が無いため、複数のサンプルを並べても、効率

良く評価できます。

 測定を行う際、検査装置側で隣合うサンプルの境界を自動で

認識することが必要になります。ProMetricには、測定範囲から

しきい値を設けて自動でクリッピングをかけるコマンドが用意

してあります。この機能を用いて、図1のような縦横に9つ並べ

たサンプルを、1つ1つ評価することが可能になります。

 全サンプルの評価範囲が求まりましたら、各サンプル内での

評価点を指定します。評価点はANSIやVESAが定める9点法が

有名で、測定範囲を縦3点横3点で評価します。ProMetricでは

検査点を自由に決められますので、ANSIやVESA、またユーザ

独自の評価点についても指定できます。

 また、各点における評価寸法も重要で、直径何ミリを対称と

するかによって結果が大きく変わります。

 図2は、有機ELを自動で評価するActive-Xサンプルです。評

価点および評価寸法を指定し、合否規格も輝度、色度で独立し

た数値で設定できます。マスターパネルを測定し、その輝度、

色度に対して規格から外れた点を検出します。この評価を行っ

た結果が図3および図4で、規格外の点は“否”とし赤いセルで

表示しています。

 図3では、左側のマスターパネルに対して右側のテストパネ

ルが、上部ほど青暗くなっています。その為、上部6点はほとん

どが“否”となっています。

 図4では、左側のマスターパネルと右側のテストパネルがほ

ぼ同様に見えますが、テストパネルでは右上および左下にシミ

があります。その為、テスト点に被さる右上のシミが“否”とな

って現れています。

 今回は有機ELの製造判定例を紹介しましたが、用途毎に仕

様を決めることにより、ProMetricとActive-Xを使用して様々な

検査を行うことが可能になります。

 詳細は応用システム第2技術部までお問い合わせください。

(TEL 03-5978-5414, E-Mail: [email protected]

図1 任意に並べた検査サンプル

図3 サンプル1の評価結果

図2 Active-Xプログラムインターフェース

Active-Xを使用した自動検査

図4 サンプル2の評価結果

Page 18: No.105 Spring (PDF:6.5MB)

18CYBERNET NEWS Spring 2003 no.105

情報資産管理ソリューションData KeyServer 技 術 編

情報を守りつつ、積極的に公開するために Internet環境、中でもブロードバンド環境の浸透により、企業

が持つ情報を公開する相手は、企業から個人へと拡大してい

ます。そうした中、より安全に、正しい人へ的確に情報を伝える

手段として、Data KeyServerへの注目度が上がってきています。

 今回は、Data KeyServerの機能をおさらいするとともに、

Ver 1.2以降で新しく追加された機能についてご紹介いたします。

Data KeyServer とは Data KeyServer(以後DKS)は、電子文書として一般的に流

通するようになったPDFファイルに鍵を掛け、決められた人に

対し、決められた操作(閲覧や印刷など)のみを許可するシス

テムです。(便宜上、鍵をかけたPDFファイルを DKS文書と呼

びます)

 一般的な文書セキュリティ製品は、文書ファイルそのものや

フォルダ単位にアクセス権を設定して管理を行います。そのた

め、持ち出された後の管理が難しく、複製が作成された場合は

それぞれのファイルを管理する必要があります。対してDKSは、

サーバ上でアクセス権の管理を行うため、DKS文書を配布した

後も権限の変更ができ、複製に対しても権限が継承されるとい

う特徴があります。予期せぬ人にDKS文書が渡ったとしても、

アクセス権がなければ何もできません。また、パスワードが漏

れてもサーバ上のアクセス権を変更することで、情報漏洩の被

害拡大を防ぐことができます。更に元がPDFであるため、文書

の原本性を確保できるという利点もあります。

 こうした特長により、相手への送付方法に悩むことなく、また、

ファイル(DKS文書)の流出におびえる必要もありません。

DKSは、「必要な人にだけ積極的に情報を公開する」という、こ

れからのビジネスに必須となる業務を確実にこなすことがで

きるのです。加えて、必要な人にはPDF以外のファイルを渡せ

るという機能もあります。

細分化された作業の役割 以前のDKSでは、利用者は「サーバ管理者」、「DKS文書作

成者」、「DKS文書利用者」の3つの役割に分類されていました。

Ver1.2以降では、「Admins」、「Console Access」、「Document

Authors」、「Doc Admins」、「Group Admins」、「Policy Admins」、

「User Admins」、「DKS文書利用者」の8つの役割に細分化さ

れ、より細かな運用ポリシーを構築、運用することができます。

 セキュリティに関する業務では、「何でも可能な管理者」とい

う役割が、問題視されることがあります。ですが、上記のように

役割を細分化しお互いに監視するという体制を築くことで、抑

止力を生み出し、的確な運用を行うことができるようになります。

ログの細分化 役割の細分化に加え、ログの内容も細分化されました。一つ

のくくりでしかなかったログが、「ドキュメントログ」「ユーザロ

グ」「管理ログ」の3つのくくりで管理されるようになっています。

また、文書の参照や管理作業などの日常作業も、「誰が」という

情報に加え、「何処から(IPアドレス)」という情報が残るように

なりました。

 誰が、何時、どこで(どこから)、何をしたのかという、セキュ

リティ確保に必要な情報を、より的確に、より簡単に得られるよ

うになっています。

DKS LockによるDKS文書作成 DKSでは、DKS文書の作成にAcrobatが必要となります。し

かし、DocuCom PDF Driverをはじめとする、安価なPDF作成

ツールが出回っている昨今、Acrobatを利用する必要性は薄れ

てきています。このため、Acrobatが無い環境でもDKS文書を

作成可能にするDKS Lockが提供されています。

 DKS Lockは、単にPDFをDKS文書に変換するツールという

だけではありません。一度の操作で複数のPDFファイルやフォ

ルダ単位でDKS文書を作成することができます。結果、多数の

PDFファイルからDKS文書を作成する際の作業効率も飛躍的

に向上させることができます。

他のシステムとの連動 DKS Ver1.2以降では、Active DirectoryやNotesのグループ

情報を取り込むことが可能になっています。既存の環境ですで

に実施されている管理体系を、そのままDKSに組み入れるわ

けです。Notes環境では、Notesに添付するPDFファイルを自動

的にDKS文書に変換する連携機能も持っています。

 また、お客様のシステムに合わせて組み込めるよう、SDKの

提供も予定されています。お客様独自のユーザ認証との連動や、

他の文書管理システムへのDKSの組み込みも可能になります。

例えば、DocuCom PDF Driverのサーバ版と組み合わせ、特定

フォルダに置かれたファイルを、自動的にPDFに変換し、さらに

DKS文書に変換するような仕組みが考えられます。こうした、

文書管理やセキュリティ管理で問題になる“手間”を省くことで、

より確実にポリシーを浸透させシステム導入の効果を上げるこ

とができるのです。

最後に 社内にある情報は、今後さらに外部に公開する機会が増える

ことでしょう。また、社外から受け取った情報に関しても、その

扱いは慎重に行わなければなりません。自分達の情報資産を

守るためにも、社外からの信頼を得るためにも、情報の取り扱

いは、もっと慎重になるべき事柄なのです。

 情報をしっかりと管理しつつ積極的に公開するために、ぜひ、

DKSをご検討いただきたいと思います。

 本製品のお問合わせは、ネットワークソリューション営業部

までお願い致します。

(TEL 03-5978-5453, E-Mail: [email protected]

Data KeyServer機能説明

ドキュメントログの例

Page 19: No.105 Spring (PDF:6.5MB)

ANSYS中級

ANSYS動解析

ANSYS熱解析

ANSYS構造非線形解析

ANSYS磁場解析

ANSYSソリッドモデリング

ANSYS/LS-DYNA

FLOTRAN技術

APDL入門

DesignSpaceトレーニング

設計者のためのCAE入門

有限要素法基礎理論

有限要素法振動解析入門

有限要素法熱解析入門

音響解析セミナー

SYSNOISE入門

SYSNOISE中級

DADS入門

DADS/Plant入門

DADSアドバンスト 機能アップコース

DADSアドバンスト 弾性体解析コース

ベーシックトレーニング Stateflowコース

アドバンストトレーニング MATLABプログラミングコース

アドバンストトレーニング MATLAB GUI構築コース

アドバンストトレーニング Simulinkコース

アドバンストトレーニング MEXコース

アドバンストトレーニング S-Functionコース

アプリケーショントレーニング 制御システム設計コース

アプリケーショントレーニング 信号処理システム設計コース

アプリケーショントレーニング 通信システム設計コース

PSpiceトレーニングセミナー

CODE V入門

LightTools入門

Captureトレーニングセミナー

Layoutトレーニングセミナー

ANSYS入門

ベーシックトレーニング MATLABコース

ベーシックトレーニング Simulinkコース

インフォメーション 技術セミナー セミナー名 内  容 西日本支社

(大阪) 時間 中部支社 (名古屋)

本社・本社別館 (東京)

下記ソフトウェアのユーザを対象に、それぞれの目的にあった具体的な利用方法について説明します。 最新情報はホームページをご参照下さい。http://www.cybernet.co.jp/seminar

19 CYBERNET NEWS Spring 2003 no.105

対象 ANSYSを初めて利用される方、有限要素法ソフト    ウェアをご存知でない方 内容 機能とコマンドの説明および実習 費用 ¥60,000/名またはセミナー受講券 対象 ANSYS入門セミナーを受講済の方、ANSYSの基本操作をご存知の方 内容 機能とコマンドの説明および実習 費用 ¥60,000/名またはセミナー受講券

対象 ANSYS入門セミナーを受講済の方 内容 機能とコマンドの説明 費用 ¥60,000/名 対象 ANSYS入門セミナー、中級セミナーを受講済の方 内容 機能とコマンドの説明 費用 ¥30,000/名 対象 ANSYS入門(初級)セミナーとソリッドモデリングセミナーを受講済の方 内容 機能とコマンドの説明および実習 費用 ¥60,000/名 対象 ANSYS入門セミナーを受講済の方 内容 機能とコマンドの説明および実習 費用 ¥30,000/名 対象 DesignSpaceを始めて利用される方で、DesignSpaceと併用する3次元CADの基本操作方法を習得済みの方 内容 基本的な機能とコマンドの説明および実習 費用 ¥30,000/名 対象 有限要素解析をこれから始められる方、または検討中の方 内容 有限要素解析システムの基礎知識 費用 ¥60,000/名 対象 有限要素解析の基礎理論を学び、レベルアップしたい方 内容 有限要素解析の基礎理論 費用 ¥60,000/名 対象 振動解析をこれから始められる方 内容 振動解析の基礎理論と解析技術の説明 費用 ¥60,000/名 対象 熱解析をこれから始められる方 内容 熱解析の基礎理論と解析技術の説明 費用 ¥30,000/名 対象 音響解析をこれから始められる方 内容 音響解析に必要となる物理量、解析の進め方、固有値解析周波数応答解析の基礎の説明(実習はありません) 費用 ¥30,000/名   対象 SYSNOISEをこれから利用される方 内容 基本モジュールの使用方法解説と実習 費用 ¥60,000/名 対象 SYSNOISEを既に使用されている方 内容 組み合わせによる連成解析の説明と実習 費用 ¥30,000/名 対象 SYSNOISEを既に使用されている方 内容 BEMによる放射音問題への適用 費用 ¥30,000/名 対象 DADSをこれから利用される方 内容 機能と基本操作方法の説明と実習 費用 ¥60,000/名 対象 MATLAB/Simulinkの基本操作をご存知の方 内容 DADS/Plantの利用方法と実習 費用 ¥30,000/名 対象 DADSの基本操作をご存知の方 内容 ユーザ定義サブルーチン等の利用方法と実習 費用 ¥30,000/名 対象 DADSの基本操作をご存知の方 内容 弾性体を含む機構のモデル化と実習 費用 ¥30,000/名 対象 MATLABビギナー 内容 データの定義・入出力、プログラミング、グラフィックスの説明と実習 費用 ¥30,000/名 対象 線形システムの基礎知識を持つSimulinkビギナー 内容 線形システムを中心に、基本操作とモデリング法を修得 費用 ¥30,000/名 対象 MATLAB/Simulinkの基本操作がわかるStateflowビギナー 内容 フローチャートとステートチャートの作成 費用 ¥30,000/名 対象 MATLABユーザ(MATLABの基本操作をご存知の方) 内容 M-ファイルプログラミング/高速化テクニックの習得 費用 ¥40,000/名 対象 MATLABユーザ(M-ファイルプログラミング概念をご存知の方) 内容 Handle Graphic機能の習得とGUIアプリケーション構築実習 費用 ¥40,000/名   対象 ベーシックセミナー受講者もしくは基本操作修得者 内容 非定常、ディジタルシステムなどアドバンスなモデリング法を修得 費用 ¥40,000/名 対象 MATLABユーザ(MATLABベーシックトレーニングコース修了者) 内容 MEX-ファイル作成の習得 費用 ¥30,000/名 対象 Simulinkユーザ(Simulinkベーシックトレーニングコース修了者)C言語でのプログラム経験のある方 内容 S-Functon作成方法の習得 費用 ¥40,000/名 対象 MATLAB/Simulinkユーザの制御系エンジニア 内容 線形制御理論に基づくコントローラ設計の演習 費用 ¥40,000/名 対象 MATLAB/Simulinkの基本操作のわかる信号処理系エンジニア 内容 信号/画像処理のプログラミングとシミュレーション方法の習得 費用 ¥40,000/名 対象 Simulinkの基本操作を取得した通信システムエンジニア 内容 基礎的な通信システムを例に、M-fileとSimulinkでモデリング 費用 ¥40,000/名 対象 Pspiceの操作を基礎から学びたいPspiceユーザの方 内容 Orcad PSpice を使用し、回路解析の基礎から応用までを、実際に操作いただきながら習得 費用 ¥30,000/名 対象 Captureの操作を基礎から学びたいCaptureユーザの方 内容 Orcad Captureでの回路図入力、デザイン処理、パーツ作成などを実際に操作いただきながら習得 費用 ¥30,000/名 対象 Layoutの操作を基礎から学びたいLayoutユーザの方 内容 Orcad Layoutでの基板作成、自動配線の設定、後工程などの基板設計全般を実際に操作いただきながら習得 費用 ¥30,000/名 対象 CODE Vをこれから利用される方 内容 結像光学系におけるCODE Vの基本的な使用方法 費用 ¥30,000/名 対象 LightToolsをこれから利用される方 内容 LightToolsの基本的な使用方法 費用 ¥30,000/名

9:30~17:00 9:30~17:00

9:30~17:00 9:30~17:00 9:30~17:00

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10:00~17:00

4月1日(火)~2日(水) 4月15日(火)~16日(水) 5月13日(火)~14日(水) 5月27日(火)~28日(水) 6月5日(木)~6日(金) 6月17日(火)~18日(水) 4月17日(木)~18日(金) 5月15日(木)~16日(金) 6月19日(木)~20日(金)

5月8日(木)~9日(金)

6月12日(木)~13日(金) 5月29日(木)~30日(金) 4月3日(木)~4日(金) 6月9日(月) 4月10日(木)~11日(金) 4月23日(水) 5月21日(水) 6月25日(水) 4月14日(月)~15日(火) 5月12日(月)~13日(火) 6月16日(月)~17日(火) 6月18日(水) 4月8日(火)~9日(水) 5月6日(火)~7日(水) 6月10日(火)~11日(水) 5月12日(月)  

4月14日(月) 6月16日(月) 4月22日(火)~23日(水) 5月20日(火)~21日(水) 6月24日(火)~25日(火)

4月25日(金) 6月27日(金) 5月23日(金) 4月24日(木) 5月22日(木) 6月26日(木) 4月2日(水) 4月21日(月) 5月1日(木) 5月28日(水) 6月2日(月) 6月16日(月) 4月3日(木) 4月22日(火) 5月2日(金) 5月29日(木) 6月3日(火) 6月17日(火)

4月4日(金) 6月4日(水)

4月7日(月) 6月5日(木) 5月6日(火)

4月8日(火) 6月6日(金) 5月7日(水) 5月8日(木)

4月25日(金) 6月18日(水)

4月23日(水) 6月19日(木)

4月24日(木) 6月20日(金) 4月11日(金) 5月9日(金) 6月13日(金) 4月22日(火) 5月20日(火) 6月24日(火) 4月23日(水) 5月21日(水) 6月25日(水)  

4月17日(木) 6月19日(木) 5月15日(木)

4月10日(木)~11日(金) 5月8日(木)~9日(金) 6月12日(木)~13日(金) 5月20日(火)~21日(水)

6月3日(火)~4日(水) 4月3日(木)~4日(金) 4月8日(火)~9日(水) 5月27日(火)~28日(水) 6月10日(火)

4月1日(火) 6月5日(木)~6日(金) 4月16日(水)~17日(木) 6月16日(月)~17日(火)

4月8日(火) 6月10日(火)

4月14日(月) 6月16日(月) 4月15日(火) 6月17日(火)

6月10日(火)~11日(水)

4月8日(火)~9日(水) 5月6日(火)~7日(水) 5月2日(金)

5月20日(火)~21日(水) 4月16日(水)~17日(木) 6月18日(水)~19日(木) 5月16日(金)

平成15年4月~6月

Page 20: No.105 Spring (PDF:6.5MB)

紹介セミナー

セミナー申込用紙 サイバネットニュース編集行  FAX 03-5978-5441

芳名 フリガナ

貴社名 所属/役職

ご住所 〒

受講セミナー名 月    日 東京 大阪 名古屋

インフォメーション

FAX E-mailTEL

通信欄

〒112-0012 東京都文京区大塚2-9-3住友不動産音羽ビル2F FAX 03-5978-6081~2

弊社取扱い製品の概要についてはインターネットでもご覧頂けます。http://www.cybernet.co.jp

西日本支社 〒540-0028 大阪市中央区常盤町1-3-8中央大通FNビル FAX 06-6940-3601中部支社 〒460-0003 名古屋市中区錦1-6-26富士ソフトABCビル3F FAX 052-219-5970

FAX 03-5978-5441本社別館

〒112-0012 東京都文京区大塚2-15-6ニッセイ音羽ビル 東京本社

セミナー名 内  容 西日本支社 (大阪) 時間 中部支社

(名古屋) 本社・本社別館 (東京)

平成15年4月~6月

最新バージョンの機能概要を事例・デモンストレーションを もとに紹介 デモを交えた機能紹介と実際にマシンを利用した体験実習

大規模FEMモデルを高速で処理する プリポストシステムの紹介と体験実習

音響解析ソフトを使用するメリットと 機能紹介&コンピュータを使ったデモ実演  

機能紹介とデモ実演 機能紹介とモデル化からアニメーションまでのデモ実演 MATLAB環境におけるプログラミング/データ解析機能の紹介 データの取り込み、様々な数値解析、ビジュアライゼーション、 GUIアプリケーション構築、スタンドアロン化の流れをデモ実演 非線形・位相面解析、非定常、モードが複数存在するシステム、逆問題、 モンテカルロシミュレーション等、様々なシステムのシミュレーションと、 モータシステム、サーボバルブ等の工学問題紹介 制御設計エンジニアを対象に、コントローラ設計例の紹介と 制御対象やユーザ作成アプリケーションとの インタフェース機能の紹介 MATLAB/Simulinkによる信号処理システム設計主な機能紹介と デモ実演音声、画像処理、A/D変換、フィルタ設計、 SimulinkモデルのDSP実装例 ディジタル移動体通信系エンジニアを対象。MATLABの機能、 利用法、通信システム例題(変復調、誤り訂正符号、スペクトル 拡散など)をデモンストレーションを交えて紹介 システム設計(Simulink)からプロトタイプテストまでを一貫して 行う、優れた統合開発環境をご提案、デモによる製品紹介 結像光学系及び照明光学系のモデル化、評価及びデモ実演

照明系、結像系等の各種光学系の3次元のモデル化、 評価及びデモ実演 概要紹介及び実際の照度・輝度測定の実演 光通信デバイス設計ソフトの最新機能紹介と実演 回路設計から基板設計までの一連の流れを紹介

Mapleの基本的な操作法や数学機能についての紹介・デモン ストレーション、及び実際にマシンを利用して操作方法を実習 PC資産管理の代表的なツール、QND Plus の紹介。 実際のPCを利用したハードウェアやソフトウェアの情報収集の 体験、活用の紹介

4月11日(金) 5月9日(金) 6月13日(金)

4月21日(月) 5月19日(月) 6月23日(月)

4月10日(木) 5月8日(木) 6月12日(木)

4月16日(水) 6月24日(火)

4月21日(月) 5月19日(月) 6月23日(月)

4月14日(月) 5月12日(月) 6月9日(月)

4月15日(火) 5月13日(火) 6月10日(火)

4月16日(水) 5月14日(水) 6月11日(水)

4月17日(木) 5月15日(木) 6月12日(木)

4月18日(金) 5月16日(金) 6月13日(金)

5月26日(月)

5月19日(月) 6月23日(月)

4月9日(水) 5月7日(水) 6月11日(水)

4月9日(水) 5月7日(水) 6月11日(水)

4月8日(火) 5月6日(火) 6月10日(火)

4月10日(木) 5月8日(木) 6月12日(木)

4月24日(木) 5月22日(木) 6月26日(木)

4月18日(金) 5月16日(金) 6月20日(金)

4月24日(木) 5月22日(木) 6月26日(木)

5月23日(金) 6月27日(金)

6月19日(木)

4月7日(月)

4月21日(月) 5月13日(火) 6月23日(月)

4月22日(火) 5月14日(火) 6月24日(火)

5月15日(木)

5月29日(木)

5月9日(金)

4月11日(金) 6月13日(金)

4月11日(金) 6月13日(金)

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5月23日(金)

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