ninja パネル技術積算資料...4 3. 積算 【解説】(3)...

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NINJA パネル技術積算資料 NINJA パネル研究会

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Page 1: NINJA パネル技術積算資料...4 3. 積算 【解説】(3) 控除面積は受圧板設置面積である。(1)地山補強土工の積算は、標準として市場単価にて積算をおこなう。(2)NINJA

NINJA パネル技術積算資料

NINJA パネル研究会

Page 2: NINJA パネル技術積算資料...4 3. 積算 【解説】(3) 控除面積は受圧板設置面積である。(1)地山補強土工の積算は、標準として市場単価にて積算をおこなう。(2)NINJA

目次

1. 設計 ................................................................................................................................. 2

2. 施工 ................................................................................................................................. 2

3. 積算 ................................................................................................................................. 4

第 1 版(平成 26 年 4 月)

Page 3: NINJA パネル技術積算資料...4 3. 積算 【解説】(3) 控除面積は受圧板設置面積である。(1)地山補強土工の積算は、標準として市場単価にて積算をおこなう。(2)NINJA

1. 設計

(1)地山補強土工の設計

盤工学会」に従っておこなう

(2)NINJA パネルののり

(3)受圧面積は、0.244m

【解説】(2)

NINJA パネルののり面工低減係数

き算出する。のり面工低減係数

(図1-1)。図より NINJA

りとなる。

のり面工低減係数 : μ=T

T0 : 補強材引張力

Tmax : 設計引張力

表1-1 NINJA パネル

のり面工低減係数

図1-1

(NEXCO

1

設計は、「地山補強土工法設計・施工マニュアル:

っておこなう。

パネルののり面工低減係数は、標準として 0.7~1.0 を採用

0.244m2/枚である。

面工低減係数は、NEXCO「切土補強土工法設計・

面工低減係数は、のり面工係数(fa=L2/BS)との相関性

NINJA パネル S ののり面工低減係数を算出した結果

=T0/Tmax のり面工係数 : fa=L

補強材引張力 L : 補強材長

設計引張力 B : 受圧面積

S : 補強材間隔

パネル S ののり面工低減係数(μ:補強材設置間隔

補強材長さ

2.0m 3.0m 4.0m

1.0 0.9 0.8

1 のり面工低減係数とのり面工係数との関係

NEXCO「切土補強土工法設計・施工要領」から引用)

:公益社団法人地

採用する。

・施工要領」に基づ

相関性が示されている

結果、表1-1の通

fa=L2/BS

補強材長さ

受圧面積^1/2

補強材間隔

補強材設置間隔 1.5m の場合)

5.0m

0.7

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2. 施工

(1)地山補強土工の施工

盤工学会」に従っておこなう

(2)NINJA パネルの設置面

きるだけ平滑に整形

(3)NINJA パネルと補強材

(4)NINJA パネルはプレートとナットで

に設置することを標準

(5)NINJA パネル表面に

(6)植生ネット(ひし形金網

必要に応じて表面としてもよい

【解説】(2)

不陸が多い場合、補強材の

変形の恐れがある。不陸調整材

タル吹付等をおこなうことにより

対策を検討する。

【解説】(3)

NINJA パネルと補強材との

モルタル等にて充填する(下

2

施工は、「地山補強土工法設計・施工マニュアル:

っておこなう。

設置面は、補強材の軸力を適切に地盤へ分散伝達

整形をする。

補強材との間は、補強材の劣化を防ぐためモルタル

パネルはプレートとナットで補強材に固定する。またプレートは

標準とする。

には、標準として植生基材吹付工を施さない。

形金網等)の設置位置は、NINJA パネルの背面を

としてもよい。

の軸力が適切に地盤へ分散伝達されず、NINJA

不陸調整材の使用やモルタル吹付等による表面処理を

をおこなうことにより植生不良が懸念される場合には、吹付厚

との間は空隙が生じ補強材の劣化要因となる可能性

下図)。

モルタル等で充填

:公益社団法人地

分散伝達させるため、で

ぐためモルタル等で充填する。

またプレートは、ひし形

を標準とするが、

NINJA パネルの破損・

を検討する。モル

吹付厚を厚くする等の

可能性があるため、

充填

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【解説】(4)

プレートの種類は設計書に

図のようにひし形に設置する

プレートをひし形に設置した

なお、四角型に設置しても、

【解説】(5)

NINJA パネルの表面に植生基材

表面への吹付はおこなわず、

NINJA パネルよりも厚い場合等

【解説】(6)

植生ネット(ひし形金網等

置することが必要である。したがって

パネルの背面)になじみよく

の吹付をおこなう場合には、

し、補強材の設置間隔が狭く

に設置すると、吹付厚が NINJA

るので注意する。

3

に従い選定する。また、四角型のプレートを採用

することを標準とする。これは、NINJAパネルの形状特性

した方が、四角型よりも耐力が増加することによるものである

、NINJA パネルの設計強度に影響は無い。

植生基材を吹き付けた場合、基盤材が剥離する

、開口箇所のみとする。ただし、植生基材吹付工

場合等においては、表面への吹付を検討してもよい

形金網等)は、緑化基礎工の役割を果たすため、地山

したがって、NINJA パネルの施工においても

になじみよく設置することを標準とする。ただし、NINJA

、表面に植生ネット(ひし形金網等)を設置しても

く、NINJA パネルの設置間隔が狭い場合に、植生

NINJA パネルよりも薄い場合には吹付ロスが多くなる

ひし形に設置

吹付箇所

採用する場合、下

形状特性として、

することによるものである。

する恐れがあるため、

植生基材吹付工の設計厚さが、

してもよい。

地山になじみよく設

においても、地山(NINJA

NINJA パネルの表面へ

してもよい。ただ

植生ネットを表面

くなる可能性があ

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3. 積算

【解説】(3)

控除面積は受圧板設置面積である。

(1)地山補強土工の積算は、標準として市場単価にて積算をおこなう。

(2)NINJA パネルの設置歩掛かりは、下表を標準とする。不陸調整が必要な場合は、

別途計上する。

表 NINJA パネル設置歩掛かり(一日あたり)

名称 規格 数量 単位 適用

NINJA パネル S 50kN 用 75 枚

土木一般世話役 1 人

法面工 2 人

普通作業員 2 人

(3)植生基材吹付工の積算において、NINJA パネル表面の面積を控除する。控除面積

は 0.25m2/枚とする。表面に吹付をおこなう場合は、必要に応じて別途計上する。

控除面積 0.25m2/枚