mct e e-mct」は、mct システム標準型1...
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MCT<E>シリーズ「E-MCT」は、MCT システム標準型
と同じ保護機能があるほか、稲妻や高高度核爆発に
よる電磁パルス(EMP)、電磁波障害(EMI)および静
電気から大切な機器を保護する機能があります。
その秘密は、シーリングブロックに特殊加工した
金属板にあります。金属板は、ケーブル沿いに通過し
てくる電流をきちんと停め、シール全面を遮蔽して、
壁状の遮蔽板のような働きをします。
E-MCTの特徴
潤滑剤塗布済みのシーリングブロックにより迅速に
施工可能かつ高い耐久性を得られます。
電磁パルス(EMP)、電磁波障害(EMI)および静電気
から大切な機器を保護します。
壁状の遮蔽板のような働きをします。
火災、水、ガス、音、自然災害等から機器を守ります。
写真にあるようにケーブルの被覆を壁貫通部中央部で
10㎜幅で取り除き、E-MCTを貫通部に施工すると、シーリ
ングブロック内金属板→ステープレート→貫通部フレー
ムと電気的接触が構成され、一体化したスクリーンが形
成されます。貫通部フレーム経由で構造物躯体鉄筋等へ
とアースされることにより、電磁パルス(EMP)、電磁波障
害(EMI)およびその他電気的なサージを効果的に遮蔽し、
減殺することができるのです。
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E-MCT構成部品
E-STG エンドパッキン
E-MCTスペアブロック
E-PTG くさび型圧縮プレート
ステープレート E-MCT圧縮プレート
E-MCT マーキングテンプレート
E-MCTインサートブロック
E-MCTシーリングブロック
※E-MCTの各部構成部品の寸法は
全てMCTシステム標準型の部品と同一です。
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E-RGB/E-RGP(円型鋼製スリーブ管用) E-RGBは埋め込み、はめ込みタイプの E-MCTシステムの標準フレームです。
電磁的障害から機器を保護のためにフレームはアース接続を要し、構造物
躯体内の鉄筋に溶接します。
E-RGBは高さが異なる RGB2、RGB4、RGB6、RGB8の 4サイズで、幅の寸法は
120mm、奥行き 60mmと全て同じです。
フレームのリブの幅は 60 mmで、材料の厚さは 6 mmです。
ケーブルがすでに設置されている場合、フレームの一部が開閉可能な
E-RGBOフレームを使用します。
E-RGPは、円形鋼製スリーブ管に施工するための円形
のライクロンフレームです。円形ライクロンに組み込
まれた銅シートは、シーリングブロックと円形鋼製ス
リーブ管との間に電気的接触を確保し、スクリーンを
形成します。
サイズは E-GP50/L60、70、100、125、150、200の
6サイズがあります。
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E-RGB施工要領
E-RGP施工要領
フレーム内側を清掃し金属板
とフレームとの良好な電気的
接触を確保します。
ケーブルの取付位置を決め、フレー
ムの角(手前側)から 30mm奥に線を引
き、その線から両側へ 5mm ずつケー
ブル被覆を剥がします。(10mm 露出)
シーリングブロックの各層
(行)毎にステープレートを挿
入します。
最後の層を入れる前に圧縮プ
レートを挿入します。(くさび
型圧縮プレートで代用可能)
最後の層は必要に応じ専用の
ピンセットを使用します。
圧縮プレートをエンドパッキンが
挿入できるまでボルトを締めます。フ
レーム内側から圧縮プレート最上部
まで 32mm になるまで締めます。
エンドパッキンを挿入しナット
を締めます。約 10~12mm ネジが
出てきたら施工完了です。
スリーブ内側を清掃し金属板とスリーブ
との良好な電気的接触を確保します。
スリーブの内径寸法が正しいか確認します。
E-RGP をセットします。
ナットを締めます。約 10~12mm
ネジが出てきたら施工完了です。
最後の層は必要に応じ専用の
ピンセットを使用します。
Ver.17-10
施工する際全てのシーリングブ
ロックの「E」マークが施工者側
の方向に見えるようにします。
ケーブルの取付位置を決め、フレー
ムの角(手前側)から 30mm奥に線を引
き、その線から両側へ 5mm ずつケー
ブル被覆を剥がします。(10mm 露出)
施工する際全てのシーリングブ
ロックの「E」マークが施工者側
の方向に見えるようにします。
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