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LODチャレンジ Japan 2011 を振り返って LODチャレンジの開催概要/国内のLODインフラ整備 長野 伸一 LODチャレンジ実行委員会/東芝

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LODチャレンジ Japan 2011 を振り返って

LODチャレンジの開催概要/国内のLODインフラ整備

長野 伸一

LODチャレンジ実行委員会/東芝

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LODチャレンジ開催経緯(1/2) • 2006年頃から海外でLinking Open Data運動が広がり始める

• ネット上で多くの人々が情報を出し合って繋ぎ合わせることで,価値ある新しいサービス創造への期待が高まる

• 2009-10年度 セマンティックWeb委員会で海外動向を調査し,情報処理学会誌の特集記事にまとめる

• 海外動向に比べ,日本での立ち上がりの遅さを痛感

• データの作成や活用に興味を持った人のコミュニティづくりを通して,日本からの発信を!

• セマンティックWebコンファレンス2011でチャレンジ開催を宣言し,実行委員の募集を開始

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LODチャレンジ実行委員会 実行委員長

萩野達也 (慶応義塾大学)

副委員長

長野伸一 ((株)東芝)

事務局長

乙守信行 ((株)MetaMoJi)

実行委員(五十音順)

飯塚京士 (日本電信電話(株))

生島高裕 ((株)数理先端技術研究所)

大沼宏行 (沖電気工業(株))

加藤文彦 ((共) 情報・システム研究機構 新領域融合研究センター/国立情報学研究所)

亀廼井千鶴子 ((株)富士通総研)

粂照宣 ((株)富士通研究所)

古崎晃司 (大阪大学)

小林巌生 ((有)スコレックス)

齊藤孝広 ((株)富士通研究所)

斎藤博昭 (慶応義塾大学)

佐藤宏之 (NTTレゾナント(株))

澤村正樹 (NTTレゾナント(株))

渋谷健 ((株)ゼンリン)

鈴木孝幸 (神奈川工科大学)

其田譲治 ((株)博報堂プロダクツ)

高梨益樹 (富士通(株))

田崎裕二 (富士通(株))

年岡晃一 (中部大学)

豊田哲郎 ((独)理化学研究所)

中野圭 ((株)数理先端技術研究所)

細見格 (日本電気(株))

本多裕美

光石豊 ((株)富士通研究所)

森田大翼 (日本電信電話(株))

湯本正典 (東京大学)

和田康宏

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チャレンジを支えて下さった皆さま

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開催の趣旨

• 本チャレンジやLOD運動の参加者が利用でき

るデータづくり,データの活用アイデア,データを共有する仕掛けなどの作品発表の場を提供

• 作品を応募していただき,応募者参加型コンテストを実施

• チャレンジに係わるすべての人とデータとアイデアがつながるコミュニティづくりを目指す

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実行委員会の運営 • 実行委員会の開催(月1回)

– 議論を重ねながら手探りでの運営

• ソーシャルメディアの活用(Twitter,facebook)

• チャレンジデーの開催(計4回)

– チュートリアル,ハンズオン,ワールドカフェなど

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応募作品数

データセット部門

21作品 アイデア部門

34作品 アプリ部門

18作品

• 応募総数 73作品 • 84名の個人,団体,グループからの応募(重複を除く)

– 参考:欧州で2011年に開催の「Open Data Challenge」では24ヶ国から430件の応募があり,1ヶ国あたり20件程度

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LODチャレンジ各賞 • 部門賞 7作品

– アプリケーション部門 最優秀賞・優秀賞

– データセット部門 最優秀賞・優秀賞

– アイデア部門 最優秀賞・優秀賞(2作品)

• スポンサー・データ提供パートナー賞 4作品 – CiNii賞(国立情報学研究所) – BioLOD賞(理化学研究所) – Goo賞(NTTレゾナント株式会社)

– ヒューマンセントリック賞(富士通株式会社)

• 審査員特別賞 9作品 – ワールドカフェ賞 – チャレンジデー賞 – オープン・ガバメント賞 – 公共LOD賞 – モバイル賞 – ビジュアライゼーション賞 – メディア・イノベーション賞 – ライフカフェ賞 – カルチャー賞

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部門賞 最優秀作品 データ部門

saveMLAK(NII 加藤氏) ミュージアムなどの施設に関する 被災・救援情報サイト

アプリ部門 LinkData.jp(理研 下山氏,他) テーブルデータをRDF形式で変換し, 公開できる支援サイト

アイデア部門 つながる教科書(南雲氏) 教育コンテンツをリンクして提供 する実践的な教科書の提案

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応募作品の総括 • ミュージアム・ライフサイエンスに関連する作品

– CiNii,BioLODの協力

– saveMLAK,LODACがデータのハブに

• ローカルガバ・地域情報に関連する作品 – 横浜,鯖江

– 地域情報×サブカルチャー

• LinkData.jpがデータホスティングに – データ作成・公開の敷居が下がった

• 人のつながり⇔データのつながり – ワールドカフェ,ハンズオン

– 作品どうしのコラボ:データ×アプリ

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LODインフラへの期待(1/2)

データ アプリ

PinQA

ヨコハマ・アートLOD Yokohama Art Spot

LODAC Museum

saveMLAK

ミュージアム へ行こう!

LinkData.jpへの投稿作品からチャレンジへの応募も

応募作品データを利用した アプリの応募も

LOD普及に向けて,データを公開する場,

データ所有者と利用者とをマッチメイクする場として,ホスティングの存在が重要に

チャレンジ応募作品

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LODインフラへの期待(2/2) • データ公開

– データ所有者が容易に公開できる場を – データ公開に対するインセンティブ(貢献の見える化) – ライセンスに関する相談窓口

• データ検索 – データ利用者が使いたいデータセットを検索 – 統計データは可視化するなどして探しやすく

• データ利用 – 公開データのRDF変換,SPARQLエンドポイントの提供 – APIの提供も

• コミュニティ – データに係わるユーザどうしの交流の場を