コミュニティ主導linux ディストリビューションと関わっていくには?
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コミュニティ主導 Linux ディストリビューションと関わっていくには?
武山 文信 (@ftake)日本 openSUSE ユーザ会
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自己紹介
● 武山 文信● 日本 openSUSE ユーザ会
– openSUSE の普及活動● OSC でのセミナー、コミケで機関誌の頒布● Twitter (@opensuseja) Facebook (opensuseja)
● 開発者として– 日本語関連のパッケージング
● Mozc, IBus, フォント…– KDE アプリケーションなどのコード修正
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コミュニティ主導 Linux ディストリビューション
● 開発や方針の決定をコミュニティに開放– 特定の企業の雇用者でなくても
● openSUSE● Debian● etc
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openSUSE の紹介 1/2
● SUSE の雇用者もいるが、コミュニティ主導– 商用 Linux、SUSE Linux Enterprise のベースになっている
● 比較的新しいアプリケーション・ライブラリから構成
openSUSE の紹介 ― YaST 2/2
● デスクトップ・サーバーどちらでも使える管理ツール– ネットワーク設定、ユーザー管理、各種サーバー管理
● Samba, VNC, HTTP, NTP
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OSS は安泰か?― 怪しい雲行き
● 重要な OSS の重大な脆弱性– OpenSSL: Heartbleed
● 攻撃対象のサーバーのメモリー内容を読み取れてしまう– GNU Bash: Shellshock
● 攻撃対象で任意のコマンドを実行できてしまう● 誰も保守しなくなった OSS の続出
– 欠陥があっても修正する人がいない
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1. リソースの限界を意識しよう
● リリース方針: 短リリース間隔・短期サポート– 古いバージョンの保守は開発者のモチベーション低– 構成するアプリケーションが必ずしも長期サポートしない
● 最新版にアップデートし続けられる運用上の工夫が必要– アプリケーション側のメンテナンスのタイミングに合わせる
リリース
サポート終了
いくつものバージョンを同時に保守できない
Ver. 1
Ver. 2
Ver. 3
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2. コミュニティの議論を見てみよう
● 長期的な方向性を把握・予想し、使い方を変える– アップデートのタイミング・– どの機能が今後、無くなりそうか・代わりそうか?
● 議論に参加して都合の良い方向に方針を変える
http://lists.opensuse.org/opensuse-factory
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3. 何かできることをしよう
● コミュニティ主導ディストリ (OSS) には「お客様」はいない– ユーザーもコミュニティの一員
● 「森林を守ろう」の森林を OSS に変えると?
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パッケージのアップデートは難しくない
● ファイルを差し替えるだけの単純作業が多い
$ osc branch -c M17N mozc
$ wget http://xxxxxxx.com/mozc-2.1.yyy.xxx.tar.xz
- Version: 2.0.yyy.xxx+ Version: 2.1.yyy.xxx
$ emacs mozc.spec
$ osc build
パッケージを branch して手元にコピー
新しいバージョンの tar を入手
spec ファイルのバージョン番号書き換え
ビルド!(仮想ビルド環境を自動構築)
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続き
● ビルド後、インストール&テストし...
-------------------------------------------------------------------Mon Feb 9 15:11:04 UTC 2015 - [email protected]
- Upstream update to 2.x.xxx.xxx + hoge hoge
$ osc vc
変更ログを入力(ほぼ定型文)
$ osc sr
branch 元に提出!
$ osc commit
OBS のバージョン管理にコミット
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まとめ
● 開かれた議論を見る・参加し、使い方に活用● リソース上、できることとできないことあり● 消費するだけでなく、供給できることがたくさん
– パッケージング以外にもいろいろあります– 例: 良い質問をすること
本スライドで使用されている Oxygen アイコンは LGPL v3 ライセンスで自由に複製できますhttps://techbase.kde.org/Projects/Oxygen/usr/share/icons/oxygen/
特に企業で製品に利用している方