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UDL(学びのユニバーサルデザイン)何を変えるのか 企画・司会:金子晴恵(アンダンテ西荻教育研究所) 話題提供:有澤直人(東京都江戸川区立本一色小学校) 齊藤勝(平成帝京大学) 浦野裕司(東京都杉並区立桃井第三小学校) 指定討論:川俣智路(北海道教育大学) 日本LD学会 27回大会(新潟) 自主シンポジウムJ11

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Page 1: LD 27 自主シンポジウムJ11 UDL(学びのユニバーサル ......UDL(学びのユニバーサルデザイン)は 何を変えるのか 企画・司会:金子晴恵(アンダンテ西荻教育研究所)

UDL(学びのユニバーサルデザイン)は何を変えるのか

企画・司会:金子晴恵(アンダンテ西荻教育研究所)

話題提供:有澤直人(東京都江戸川区立本一色小学校)

齊藤勝(平成帝京大学)

浦野裕司(東京都杉並区立桃井第三小学校)

指定討論:川俣智路(北海道教育大学)

日本LD学会 第27回大会(新潟)

自主シンポジウムJ11

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資料は、こちらのURLからダウンロードできます。データ通信料にご注意ください!

UDL情報センターブログhttp://udl-japan.seesaa.net/

Wi-Fiつながってる?

プレゼンター
プレゼンテーションのノート
注:このスライド上の画像を変更するには、画像を選択して削除します。次にプレースホルダーの [図の挿入] アイコンをクリックして、独自の画像を挿入します。
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UDLの詳細は、HPおよびFacebookも併せてごらんください。

UDL情報センターHPhttp://www.andante-nishiogi.com/udl/

UDL研究会Facebookhttps://www.facebook.com/udljapanese/

動画で川俣先生の「1から学ぶUDL」が

見られるよ

データ通信料ご注意!

プレゼンター
プレゼンテーションのノート
注:このスライド上の画像を変更するには、画像を選択して削除します。次にプレースホルダーの [図の挿入] アイコンをクリックして、独自の画像を挿入します。
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さらに・・・!

このあと 15時30分より 第1会場にてKatie Novak先生の特別講演が予定されています。

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UDLとは?ざっくりいうと・・・

多様なすべての学習者に学ぶ機会を提供し、学びのエキスパートに育てるための、柔軟なカリキュラムデザインである。

脳科学を中心とした科学的根拠に基くガイドラインであり、3つの脳ネットワークに対応した3原則で構成されている。

学習のゴールを明確にし、カリキュラムのバリア(障壁)を見つけ出し、多様なオプションを提供することで対応する。

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教室の中の多様な学習者

多様な認知特性

国籍や母語が多様

不安や意欲の度合い

身体機能の特性

学力や能力

プレゼンター
プレゼンテーションのノート
注:このスライド上の画像を変更するには、画像を選択して削除します。次にプレースホルダーの [図の挿入] アイコンをクリックして、独自の画像を挿入します。
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One-Size-Fits-All(全員一律)なんて無理!!カリキュラム(学習の目的、方法、教材、評価)に多様なオプションを用意し、学習者自身が自分に合った学び方を選び、主体的に学ぶ力をつける

プレゼンター
プレゼンテーションのノート
注:このスライド上の画像を変更するには、画像を選択して削除します。次にプレースホルダーの [図の挿入] アイコンをクリックして、独自の画像を挿入します。
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UDLの視点でどのように授業や学習環境をデザインするか

学習者

GOAL(ねらい・目標)

バリア(妨げるもの)

①学習のねらいを明確にする②学ぶ上でバリアとなるものを洗い出す

③複数の方法(オプション)、代替手段、調整、足場掛け(スキャフォルディング)となるものを提供する

プレゼンター
プレゼンテーションのノート
授業や教材を計画し、「カリキュラムの障害」を見つけ出す際に重要なことは、その学習の「ねらい(GOAL)」を明確にすることです。そして、”ねらい”を達成するためにどのような学習活動を進めるかを検討し、その学習活動における障害を見つけ、対処します。 たとえば、ある算数の授業の”ねらい”が「割合の求め方を理解する」であり、そのために食塩水の濃度を求める問題を解く活動があったとしましょう。でも、ある子は書字に困難があって黒板に示された問題をノートに書き写せないかもしれない。別のある子は、少数の計算が一人でできないために答えを出せないかもしれない。・・・こうした「カリキュラムの障害」が予想されます。(UDLではこのように、「書けない」「計算できない」学習者側の障害ではなく、そうしたことによって誰かが学べなくなってしまうカリキュラム側の障害、ととらえます) カリキュラムの障害に対処する方法(オプション)はたくさんありますが、学習の“ねらい”が損なわれないことが重要です。たとえば、この場合は「電卓の使用」は「割合の求め方の理解」という”ねらい”を阻むものではありませんが、もしも「割り算のひっ算の仕方がわかる」が”ねらい”であれば、電卓は当然目的を果たさないものとなります。
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本シンポジウム企画趣旨

UDL(学びのユニバーサルデザイン)は何を変えるのか

教師の授業”から”学習者の学び”の支援に転換できるのか?

実践の成果と課題は?