kyosan h1h4 1109...2.全学的広報体制の構築 Ⅵ 広報戦略 22 1.キャンパス整備...

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STYLE 2030

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Page 1: kyosan h1h4 1109...2.全学的広報体制の構築 Ⅵ 広報戦略 22 1.キャンパス整備 2.キャンパス整備に伴う環境への対応 Ⅶ キャンパス計画 23 2.教育・学生支援、研究改革、社会貢献・地域連携・

むすんで、うみだす。

京都産業大学

〒603 - 8555 京都市北区上賀茂本山

STYLE2030

Page 2: kyosan h1h4 1109...2.全学的広報体制の構築 Ⅵ 広報戦略 22 1.キャンパス整備 2.キャンパス整備に伴う環境への対応 Ⅶ キャンパス計画 23 2.教育・学生支援、研究改革、社会貢献・地域連携・

はじめに

 京都産業大学は、2015(平成27)年に創立50周年を迎えました。この大きな節目

の年をこれからの50年を見据えたさらなる飛躍への契機と位置づけ、2030(平成

42)年に本学のあるべき姿を描き、我々が目指す大学像を現実のものとするため、

新グランドデザイン「神山STYLE2030※1」を策定しました。

 これから先、日本を取り巻く環境はこれまで以上に目まぐるしく変化するでしょう。

例えば、少子高齢化や東京への一極集中、高度情報化、グローバル化、地球温暖化

などが、さらに進展すると想定できます。今後、大学に求められる使命は、変化の

著しい社会で生まれる課題と向き合う多様な人材の育成であり、大学自体も一層、

多様な課題と向き合うために、不断の改革が求められるのです。

 本学は、こうした危機意識に立ち、15年後にも本学が“選ばれる大学”として日本

を代表する私立大学の一角を担う存在であり続けるために、今後積極的に取り組む

べき施策を「神山STYLE2030」としてまとめました。

 また、2030(平成42)年における京都産業大学のあるべき姿と育成する学生像に

ついても、多くのステークホルダーからの共感を得て、実現に向けてともに前進できる

ような「新たな大学像・学生像」を掲げます。

0 10 2

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はじめに京都産業大学の基本情報

3 .大学管理・運営・財政の課題と改革プラン 1 9

1 . 3 つのメディアを適切に活用した、効果的な広報戦略。2 . 全 学をあげた広報マインドの醸成。

Ⅵ 広報戦略 2 2

1 . 学内施設のほか、サテライトキャンパスなど学外施設も拡充。2 . 地域、日本、世界の一員として、環境に配慮したキャンパス整備を計画。

Ⅶ キャンパス計画 2 3

2 .教育・学生支援、研究改革、社会貢献・地域連携・ ステークホルダー連携の課題と改革プラン

0 9

平成27年11月27日学校法人京都産業大学

理事長 柿野 欽吾

1 .あらゆる増収策によって財政基盤を安定化。2 . 不断の検証によって支出内容の質を向上。3 .グローバル化や情報化など、時代に即した基金の開設。

Ⅴ 財務戦略 2 1

1 . 不断の改革を実行できる意思決定プロセスを構築。2 . 多様な人材の活躍を促進する人事制度。

Ⅳ 組織・人事戦略 2 0

1 . 研究を生かした社会貢献・地域連携。2 . 多様化する地域・社会の教育ニーズに対応。3 . 共生拠点機能を充実し地域活力を向上。4 .モノ、コト、ヒトを新しい発想でむすぶ「むすびわざ連携センター(仮称)」を新設。5 . 1 3 万人を超える卒業生や保護者とも連携を強化。

Ⅲ 社会貢献・地域連携・ステークホルダー連携 1 7

1 8

1 6

1 . 戦略的研究領域によって世界規模の大学ブランディング。2 . 異分野の研究交流を可能にする新たな支援制度。3 .年齢、性別、国籍、キャリアなど、多様で優秀な研究者の確保・育成。4 . 国内外の研究者との共同研究を推進。5 .世界的評価を高めるために研究成果をマネジメント。

Ⅱ 研究改革

1 5

1 4

1 . 社会的ニーズに呼応した、学部学科の新設と積極的再編。2 . 教育の軸は「学生は何ができるようになるか」。3 .キャンパス内外で、国際経験を積む機会を倍増。4 .世界基準を見据えたダイバーシティを実現。5 . 大学と学生一人ひとりの「きずな」を醸成。6 . 生涯のキャリア形成を見据えた就職支援により社会で生き抜く力を育成。7 .世界的評価を受ける研究成果を還元する大学院教育を充実。

Ⅰ 教育・学生支援

1 1

1 2

1 3

1 0

1 .京都産業大学の新しいかたち 0 30 40 6

0 8

・新しいロゴマーク・新しい大学像・学生像・むすびます宣言・「むすぶ人」になろう。・「神山 S T Y L E 2 0 3 0 」概念図

2 4むすびに

I n d e xインデックスSTYLE2030

※1:神山STYLE2030の呼称:「こうやま すたいる にいまるさんまる」

神山STYLE2030 01

Page 3: kyosan h1h4 1109...2.全学的広報体制の構築 Ⅵ 広報戦略 22 1.キャンパス整備 2.キャンパス整備に伴う環境への対応 Ⅶ キャンパス計画 23 2.教育・学生支援、研究改革、社会貢献・地域連携・

はじめに

 京都産業大学は、2015(平成27)年に創立50周年を迎えました。この大きな節目

の年をこれからの50年を見据えたさらなる飛躍への契機と位置づけ、2030(平成

42)年に本学のあるべき姿を描き、我々が目指す大学像を現実のものとするため、

新グランドデザイン「神山STYLE2030※1」を策定しました。

 これから先、日本を取り巻く環境はこれまで以上に目まぐるしく変化するでしょう。

例えば、少子高齢化や東京への一極集中、高度情報化、グローバル化、地球温暖化

などが、さらに進展すると想定できます。今後、大学に求められる使命は、変化の

著しい社会で生まれる課題と向き合う多様な人材の育成であり、大学自体も一層、

多様な課題と向き合うために、不断の改革が求められるのです。

 本学は、こうした危機意識に立ち、15年後にも本学が“選ばれる大学”として日本

を代表する私立大学の一角を担う存在であり続けるために、今後積極的に取り組む

べき施策を「神山STYLE2030」としてまとめました。

 また、2030(平成42)年における京都産業大学のあるべき姿と育成する学生像に

ついても、多くのステークホルダーからの共感を得て、実現に向けてともに前進できる

ような「新たな大学像・学生像」を掲げます。

0 10 2

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はじめに京都産業大学の基本情報

3 .大学管理・運営・財政の課題と改革プラン 1 9

1 . 継 続性のある適切なメディア戦略2 . 全 学的広報体制の構築

Ⅵ 広報戦略 2 2

1 .キャンパス整備2 .キャンパス整備に伴う環境への対応

Ⅶ キャンパス計画 2 3

2 .教育・学生支援、研究改革、社会貢献・地域連携・ ステークホルダー連携の課題と改革プラン

0 9

平成27年11月27日学校法人京都産業大学

理事長 柿野 欽吾

1 .収入増収策2 .支出抑制策3 . 基金の活用

Ⅴ 財務戦略 2 1

1 . 理事長(理事会)・学長のリーダーシップのもと不断の改革を実行できる組織の確立2 . 多様な人材が活躍できる人事制度の確立

Ⅳ 組織・人事戦略 2 0

1 . 大学の研究機能を生かした社会貢献・地域連携2 . 大学の教育機能を生かした社会貢献・地域連携3 . 共生拠点機能としての地域活力向上4 . 社会貢献活動を推進するための新たな仕組みの構築5 . ステークホルダーとの連携

Ⅲ 社会貢献・地域連携・ステークホルダー連携 1 7 1 8

1 6

1 . 戦略的領域の整備2 . 研究体制の整備3 . 多様な研究者の確保・育成4 . 共同研究の推進5 . 研究成果の効果的活用

Ⅱ 研究改革

1 5

1 4

1 . 社会的ニーズと環境変化に対応した専門教育の領域拡大2 . 求める学生像に沿った人材の獲得と育成3 . 豊かな国際感覚と世界に雄飛する行動力のある人材の育成4 .世界基準を見据えたダイバーシティの実現5 . 大学との「きずな」を育み、学びと成長を促す学生支援の充実6 . 卒業後の就業継続までを視野とした階層的かつ多面的な就職支援体制の充実7 .世界的に評価の高い研究力を生かした大学院教育の充実

Ⅰ 教育・学生支援

1 1

1 2

1 3

1 0

1 .京都産業大学の新しいかたち 0 30 40 6

0 8

・新しいロゴマーク・新しい大学像・学生像・むすびます宣言・「むすぶ人」になろう。・「神山 S T Y L E 2 0 3 0 」概念図

2 4むすびに

I n d e xインデックスSTYLE2030

※1:神山STYLE2030の呼称:「こうやま すたいる にいまるさんまる」

神山STYLE2030 01

Page 4: kyosan h1h4 1109...2.全学的広報体制の構築 Ⅵ 広報戦略 22 1.キャンパス整備 2.キャンパス整備に伴う環境への対応 Ⅶ キャンパス計画 23 2.教育・学生支援、研究改革、社会貢献・地域連携・

新しい

 かたち

京都産業大学の

1 2030STYLE

大学の使命は、将来の社会を担って立つ人材の育成

建学の精神

 京都産業大学の学章は、ギリシャ神話に登場する半身半

馬の賢者ケイロンをかたどった星座、サギタリウス(射手

座)をあしらい、その下に大学の文字を配している。

 広大無辺な大宇宙を自由奔放に駆け巡る星々の姿は、新

しい時代に、世界へ雄飛する若者への希望を表している。

学章

創設者・初代総長

荒木 俊馬

 いかなる国家社会においても、大学は最高の研究・教育

の機関である。大学の使命は、将来の社会を担って立つ人

材の育成にある。

 その教育の目標は、高い人格をもち、人倫の道をふみは

ずすことなく、社会的義務を立派に果たし得る人をつくる

ことであり、しかもその職域が国内であろうと海外であろう

と、その如何を問わず、全世界の人々から尊敬される日本

人として、全人類の平和と幸福のために寄与する精神を

もった人間を育成することである。

 このような人間は、日本古来の美しい道徳的伝統を精

神的基盤とし、東西両洋の豊かな文化教養を身につけ、絶

えず変動する国内情勢に関して十分な知識をもち、その科

学的分析によって正しい情勢判断のできる能力を備え、如

何なる時局に当面しても、常に独自の見解を堅持し自己の

信念を貫き得る人間である。

 かかる学生の育成が、本学の建学の精神である。

京都産業大学の基本情報

02 神山STYLE2030 03

A

Page 5: kyosan h1h4 1109...2.全学的広報体制の構築 Ⅵ 広報戦略 22 1.キャンパス整備 2.キャンパス整備に伴う環境への対応 Ⅶ キャンパス計画 23 2.教育・学生支援、研究改革、社会貢献・地域連携・

新しい

 かたち

京都産業大学の

1 2030STYLE

大学の使命は、将来の社会を担って立つ人材の育成

建学の精神

 京都産業大学の学章は、ギリシャ神話に登場する半身半

馬の賢者ケイロンをかたどった星座、サギタリウス(射手

座)をあしらい、その下に大学の文字を配している。

 広大無辺な大宇宙を自由奔放に駆け巡る星々の姿は、新

しい時代に、世界へ雄飛する若者への希望を表している。

学章

創設者・初代総長

荒木 俊馬

 いかなる国家社会においても、大学は最高の研究・教育

の機関である。大学の使命は、将来の社会を担って立つ人

材の育成にある。

 その教育の目標は、高い人格をもち、人倫の道をふみは

ずすことなく、社会的義務を立派に果たし得る人をつくる

ことであり、しかもその職域が国内であろうと海外であろう

と、その如何を問わず、全世界の人々から尊敬される日本

人として、全人類の平和と幸福のために寄与する精神を

もった人間を育成することである。

 このような人間は、日本古来の美しい道徳的伝統を精

神的基盤とし、東西両洋の豊かな文化教養を身につけ、絶

えず変動する国内情勢に関して十分な知識をもち、その科

学的分析によって正しい情勢判断のできる能力を備え、如

何なる時局に当面しても、常に独自の見解を堅持し自己の

信念を貫き得る人間である。

 かかる学生の育成が、本学の建学の精神である。

京都産業大学の基本情報

02 神山STYLE2030 03

A

Page 6: kyosan h1h4 1109...2.全学的広報体制の構築 Ⅵ 広報戦略 22 1.キャンパス整備 2.キャンパス整備に伴う環境への対応 Ⅶ キャンパス計画 23 2.教育・学生支援、研究改革、社会貢献・地域連携・

 ロゴマークのコンセプトは、京都産業大学の「K」、

神山の「K」、むすびわざをデザインした「K」マークと

サギタリウス(射手座)マークを融合させたデザイン

であり、「新たな価値を創造する(むすびわざ)神山

のキャンパスに希望の星が輝く」という思いを込め

ています。

新しいロゴマーク

04 神山STYLE2030 05

Page 7: kyosan h1h4 1109...2.全学的広報体制の構築 Ⅵ 広報戦略 22 1.キャンパス整備 2.キャンパス整備に伴う環境への対応 Ⅶ キャンパス計画 23 2.教育・学生支援、研究改革、社会貢献・地域連携・

 ロゴマークのコンセプトは、京都産業大学の「K」、

神山の「K」、むすびわざをデザインした「K」マークと

サギタリウス(射手座)マークを融合させたデザイン

であり、「新たな価値を創造する(むすびわざ)神山

のキャンパスに希望の星が輝く」という思いを込め

ています。

新しいロゴマーク

04 神山STYLE2030 05

Page 8: kyosan h1h4 1109...2.全学的広報体制の構築 Ⅵ 広報戦略 22 1.キャンパス整備 2.キャンパス整備に伴う環境への対応 Ⅶ キャンパス計画 23 2.教育・学生支援、研究改革、社会貢献・地域連携・

「学問」と「社会」「企業」「自然」

をむすぶ大学

「京都」と「日本・世界の諸地域」

をむすぶ大学

「むすぶ人」をうみだす大学

むすんで、うみだす。

大学像

むすぶ人

学生像

「人」と「人」をむすぶ

「知識」と「実践」をむすぶ

「京都」と「日本・世界の諸地域」

をむすぶ

京都産業大学は1965年に設立されました。産業を「むすびわざ」と読み、当時としては画期的な「学問と企業をむすぶ」ことを建学の理念にしました。京都産業大学のアイデンティティは、まさにこの「むすぶ」に集約されるのです。

「むすぶ」は「むす」から派生した語であり、「うみだす」という意味をもちます。何かと何かをむすぶと、化学反応がおきて、新しい何かがうみだされます。地球も、人も、あらゆる生物も、人類がうみだしてきた文化や発明も天地、万物はすべて、何かと何かがむすびついてうみだされました。

創立50周年を迎えた今、私たちはこの原点に立ち戻ろうと思います。京都産業大学は、改めて徹底的に「むすぶ」ことを宣言します。

「学問」と「社会」「企業」「自然」をむすぶ。「京都」と「日本・世界の諸地域」をむすぶ。何かと何かをむすぶ拠点となる大学を目指します。そして「むすぶ人」をうみだすことも、重要な責務です。

「京都産業大学=むすび大学」と言われるまで徹底的にやります。そうすることで、思いもよらなかった成果がうまれると信じるから。

あなたも京都産業大学と、むすんで、うみだしませんか?

むすんで、うみだす。 上賀茂・神山 京都産業大学

“むすび”ます宣言改めて徹底的に

京都産業大学は、「むすぶ人」を求めています。「え?『むすぶ人』って何?」ときっとあなたは思ったはずです。

京都産業大学の産業は「むすびわざ」という読みに由来しています。「むすぶ」は「むす」から派生した語であり、「うみだす」という意味をもちます。つまり「むすぶ人」とは、何かと何か、誰かと誰か、自分と誰かをむすんで、新しい物や価値をうみだす人のことです。

人と人。学問と社会。過去と未来。京都と日本・世界の諸地域。いろいろとむすびつけることで、新しい何かをうみだしていく。そんな学生に来て欲しいのです。

もしあなたが京都産業大学に進学してくれたら「むすぶ人」になれる舞台は私たちが十分に用意しています。だからぜひ、むすびのパワースポット上賀茂・神山へ来てください。

もしあなたが京都産業大学に進学しなかったとしてもいつかどこかで、むすばれることを祈っています。

「むすぶ人」になろう。

06 神山STYLE2030 07

Page 9: kyosan h1h4 1109...2.全学的広報体制の構築 Ⅵ 広報戦略 22 1.キャンパス整備 2.キャンパス整備に伴う環境への対応 Ⅶ キャンパス計画 23 2.教育・学生支援、研究改革、社会貢献・地域連携・

「学問」と「社会」「企業」「自然」

をむすぶ大学

「京都」と「日本・世界の諸地域」

をむすぶ大学

「むすぶ人」をうみだす大学

むすんで、うみだす。

大学像

むすぶ人

学生像

「人」と「人」をむすぶ

「知識」と「実践」をむすぶ

「京都」と「日本・世界の諸地域」

をむすぶ

京都産業大学は1965年に設立されました。産業を「むすびわざ」と読み、当時としては画期的な「学問と企業をむすぶ」ことを建学の理念にしました。京都産業大学のアイデンティティは、まさにこの「むすぶ」に集約されるのです。

「むすぶ」は「むす」から派生した語であり、「うみだす」という意味をもちます。何かと何かをむすぶと、化学反応がおきて、新しい何かがうみだされます。地球も、人も、あらゆる生物も、人類がうみだしてきた文化や発明も天地、万物はすべて、何かと何かがむすびついてうみだされました。

創立50周年を迎えた今、私たちはこの原点に立ち戻ろうと思います。京都産業大学は、改めて徹底的に「むすぶ」ことを宣言します。

「学問」と「社会」「企業」「自然」をむすぶ。「京都」と「日本・世界の諸地域」をむすぶ。何かと何かをむすぶ拠点となる大学を目指します。そして「むすぶ人」をうみだすことも、重要な責務です。

「京都産業大学=むすび大学」と言われるまで徹底的にやります。そうすることで、思いもよらなかった成果がうまれると信じるから。

あなたも京都産業大学と、むすんで、うみだしませんか?

むすんで、うみだす。 上賀茂・神山 京都産業大学

“むすび”ます宣言改めて徹底的に

京都産業大学は、「むすぶ人」を求めています。「え?『むすぶ人』って何?」ときっとあなたは思ったはずです。

京都産業大学の産業は「むすびわざ」という読みに由来しています。「むすぶ」は「むす」から派生した語であり、「うみだす」という意味をもちます。つまり「むすぶ人」とは、何かと何か、誰かと誰か、自分と誰かをむすんで、新しい物や価値をうみだす人のことです。

人と人。学問と社会。過去と未来。京都と日本・世界の諸地域。いろいろとむすびつけることで、新しい何かをうみだしていく。そんな学生に来て欲しいのです。

もしあなたが京都産業大学に進学してくれたら「むすぶ人」になれる舞台は私たちが十分に用意しています。だからぜひ、むすびのパワースポット上賀茂・神山へ来てください。

もしあなたが京都産業大学に進学しなかったとしてもいつかどこかで、むすばれることを祈っています。

「むすぶ人」になろう。

06 神山STYLE2030 07

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より質の高い教育・研究を還元

2 0 3 0年 京都産業大学があるべき姿を目指して

「神山STYLE2030」の概念図

教育・学生支援

地域・社会と共生し、大学価値を向上

いかなる時代においても、社会から求められる高度な人材を育成

社会貢献・地域連携・ステークホルダー連携

より強固な大学基盤づくり

財政基盤の安定化と戦略的計画的な増収

“攻め”の組織へと再構築

自然環境にも配慮した教育・研究施設の拡充

組織・人事戦略

財務戦略 キャンパス計画

ブランド力向上を主眼としたメイディア戦略

広報戦略

課題と

改革プラン

教育・学生支援、研究改革、

社会貢献・地域連携・

ステークホルダー連携の

2 2030STYLE

2030STYLE

ニーズを先取りした研究推進のための、多様な研究者の育成と環境整備

研究改革

08 神山STYLE2030 09

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時代がいかに変化しても、常に社会から求められる高度な人材を育成し、日本を代表する私立大学、社会から「選ばれる」大学であり続けます。

◎世界的評価を受ける研究成果を、 「より良い教育」につなげます。

◎新たな学部を設置・再編し、 新たな社会ニーズに応えます。

◎実践力や応用力養成を重視し、 「知識活用型」教育にシフトします。

◎課題解決能力が身につく演習など、 参加型授業の充実を図ります。

◎言語能力を徹底的に鍛え、 世界に通用する人材を育成します。

◎ICTをフル活用した先進的な 教育プラットフォームを拡充します。

◎資格取得や起業支援など、 正課外での成長機会を充実します。

◎4学期制を導入し、多様な学び方を 可能にします。

【基本Vision】

 グローバル化と高度情報化が進展する現在においては、既存の確立された学問領域を体系的

に学ぶだけでは、時代の変化に対応した新たな価値を生み出す人材を育成することは難しく、高等

教育を担う大学には、複眼的な視点により、従来と異なる発想・手法・技術を用いたアプローチで

教育研究を行うことが求められます。

 現在、本学は神山キャンパスに8学部10研究科を設置していますが、今後、新たな社会ニーズや

環境変化に対応し専門教育の領域を拡大していきます。まず、2017(平成29)年4月に現代社会

学部を新設した後は、既存学部・学科の再編に取り組みます。さらには、他の教育研究機関との単

位互換制度などの事業提携を拡充すると同時に、M&Aをも視野に入れて専門教育領域の拡大を

図ります。

1. 社会的ニーズに呼応した、  学部学科の新設と積極的再編。

 本学の建学の精神を体現する「国際社会で活躍できる人材」を育成するため、全学的なグローバ

ル化を推進します。まずは、優秀な留学生を国外から積極的に確保するための入試制度改革、国外

の重点地域出身学生向けの奨学金制度の創設、在学生の海外留学を支援する各種制度の設立に

よって、キャンパス内外で国際的な経験を積む機会を倍増させます。その実現に当たって不可欠な

教職員の国際通用性を向上させるSD・FDおよび採用活動の実施、滞在先の整備・確保などの日

常生活支援も併せて推進し、2030(平成42)年には、世界に選ばれる京都随一のグローバル私立

大学を目指します。

3 . キャンパス内外で、  国際経験を積む機会を倍増。

 社会の仕組みや価値観が大きく変容する現在、大学にますます求められるのは、学生が主体性

をもち多様な人間と協力して問題を発見し、解決策を考える教育です。主体性・多様性・協働性

を育成するために、「何を教えるか(知識偏重型)」にとどまらず、「学生は何ができるようになるか

(知識活用型)」に教育の軸足を移します。

 具体的には、アクティブラーニング型授業の導入を進め、精選された科目による集中的な学びを

行うために3~4単位の科目を増やし、準備学習を徹底させます。さらに、これを実現するための環

境として、個々の学生に対する厳しくかつきめ細かな指導体制の整備や、4学期もしくは、疑似3学

期制を導入します。入学者の選抜方式から、授業、カリキュラム、教学制度、学期制、教育方法ま

で、全体を俯瞰しつつ一体的な見直しを進めます。

2 . 教育の軸は「学生は何ができるようになるか」。教育・学生支援

10 神山STYLE2030 11

Page 13: kyosan h1h4 1109...2.全学的広報体制の構築 Ⅵ 広報戦略 22 1.キャンパス整備 2.キャンパス整備に伴う環境への対応 Ⅶ キャンパス計画 23 2.教育・学生支援、研究改革、社会貢献・地域連携・

時代がいかに変化しても、常に社会から求められる高度な人材を育成し、日本を代表する私立大学、社会から「選ばれる」大学であり続けます。

◎世界的評価を受ける研究成果を、 「より良い教育」につなげます。

◎新たな学部を設置・再編し、 新たな社会ニーズに応えます。

◎実践力や応用力養成を重視し、 「知識活用型」教育にシフトします。

◎課題解決能力が身につく演習など、 参加型授業の充実を図ります。

◎言語能力を徹底的に鍛え、 世界に通用する人材を育成します。

◎ICTをフル活用した先進的な 教育プラットフォームを拡充します。

◎資格取得や起業支援など、 正課外での成長機会を充実します。

◎4学期制を導入し、多様な学び方を 可能にします。

【基本Vision】

 グローバル化と高度情報化が進展する現在においては、既存の確立された学問領域を体系的

に学ぶだけでは、時代の変化に対応した新たな価値を生み出す人材を育成することは難しく、高等

教育を担う大学には、複眼的な視点により、従来と異なる発想・手法・技術を用いたアプローチで

教育研究を行うことが求められます。

 現在、本学は神山キャンパスに8学部10研究科を設置していますが、今後、新たな社会ニーズや

環境変化に対応し専門教育の領域を拡大していきます。まず、2017(平成29)年4月に現代社会

学部を新設した後は、既存学部・学科の再編に取り組みます。さらには、他の教育研究機関との単

位互換制度などの事業提携を拡充すると同時に、M&Aをも視野に入れて専門教育領域の拡大を

図ります。

1. 社会的ニーズに呼応した、  学部学科の新設と積極的再編。

 本学の建学の精神を体現する「国際社会で活躍できる人材」を育成するため、全学的なグローバ

ル化を推進します。まずは、優秀な留学生を国外から積極的に確保するための入試制度改革、国外

の重点地域出身学生向けの奨学金制度の創設、在学生の海外留学を支援する各種制度の設立に

よって、キャンパス内外で国際的な経験を積む機会を倍増させます。その実現に当たって不可欠な

教職員の国際通用性を向上させるSD・FDおよび採用活動の実施、滞在先の整備・確保などの日

常生活支援も併せて推進し、2030(平成42)年には、世界に選ばれる京都随一のグローバル私立

大学を目指します。

3 . キャンパス内外で、  国際経験を積む機会を倍増。

 社会の仕組みや価値観が大きく変容する現在、大学にますます求められるのは、学生が主体性

をもち多様な人間と協力して問題を発見し、解決策を考える教育です。主体性・多様性・協働性

を育成するために、「何を教えるか(知識偏重型)」にとどまらず、「学生は何ができるようになるか

(知識活用型)」に教育の軸足を移します。

 具体的には、アクティブラーニング型授業の導入を進め、精選された科目による集中的な学びを

行うために3~4単位の科目を増やし、準備学習を徹底させます。さらに、これを実現するための環

境として、個々の学生に対する厳しくかつきめ細かな指導体制の整備や、4学期もしくは、疑似3学

期制を導入します。入学者の選抜方式から、授業、カリキュラム、教学制度、学期制、教育方法ま

で、全体を俯瞰しつつ一体的な見直しを進めます。

2 . 教育の軸は「学生は何ができるようになるか」。教育・学生支援

10 神山STYLE2030 11

Page 14: kyosan h1h4 1109...2.全学的広報体制の構築 Ⅵ 広報戦略 22 1.キャンパス整備 2.キャンパス整備に伴う環境への対応 Ⅶ キャンパス計画 23 2.教育・学生支援、研究改革、社会貢献・地域連携・

 現代社会が目指すダイバーシティの実現とは、性別・宗教・年齢・国籍 ・障がいの有無などにお

いて、異なる背景をもつ個人が、各々の能力を最大限発揮できる環境を提供することにあります。

 ダイバーシティ実現に向け大学に求められる使命は、互いに理解・尊重し合い協働することで新

たな発想や価値を創出できる人材を育成することであり、その達成に向け、多様性に配慮した教育

研究体制を整備することです。さらに、こうした取り組みは、教育研究の質的向上にも大いに貢献

するものと期待されています。学内のダイバーシティ推進を目指し、施設のバリアフリー化、障がい

がある学生などへの学習支援充実によって、各々の能力を育成できる教育環境を整えます。 また、

その基盤となる教職員のワーク・ライフ・バランスへの配慮、ダイバーシティ実現とその意義への理

解を学内全体で共有していきます。

4 . 世界基準を見据えたダイバーシティを実現。

 かつての学生支援といえば、奨学金やアルバイト紹介、学生寮や居住施設の紹介など厚生面で

の支援が中心でしたが、大学のユニバーサル化によって、さまざまな学生が大学で学ぶようにな

り、大学に求められる支援の内容も多様化・細分化されるようになっています。このような背景の

なか、学生の多様なニーズを拾い上げ、学生一人ひとりに焦点をあてた支援の充実を目指します。

特に、課外での活動は、学生自身の人間的な成長を促す側面をもっていることから、より充実した

大学生活が送られるように課外における教育支援プログラムの開発を積極的に進めるほか、学生

相談体制や奨学金制度の整備を図ります。

5 . 大学と学生一人ひとりの「きずな」を醸成。

 建学の精神が示す「将来の社会を担って立つ人材の育成」を実現するため、共通教育、学部専門

教育、進路・就職支援のそれぞれの活動と相互連携によって、卒業後求められる能力や資質向上

を促すとともに、社会で生き抜く力の涵養をサポートします。在学各段階での教育が知識・技能の

教授とともに卒業後のキャリア形成支援にも資するよう、教育方法などの充実を図ります。

 また、学生ニーズの多様化に対応し、地方在住卒業生との連携強化やサテライトオフィスの設置

などにより、就職活動支援および卒業後の就業継続支援のための体制づくりも推進します。

6. 生涯のキャリア形成を見据えた就職支援により  社会で生き抜く力を育成。

 本学は科学誌『Nature ネイチャー』および『Science サイエンス』に掲載された年間論文数

(2014(平成26)年4月1日~2015(平成27)年3月31日)において、国内私立大学ランキング第

1位(国内大学別7位)に輝いた研究力を誇ります。この世界的に評価の高い研究力を生かして、

理系・文系を問わず世界に評価されるような大学院教育の充実を図ります。大学院は学部以上に

研究と教育が直結していることから、研究力を教育の充実に生かすことがより容易であり、教育

の充実がひいては研究力のさらなる向上にもつながります。このような観点から新たに設置した

学部・学科については、その完成年度に合わせて、新たな研究科を設置していきます。

7. 世界的評価を受ける研究成果を還元する  大学院教育を充実。

神山天文台 荒木望遠鏡

12 神山STYLE2030 13

Page 15: kyosan h1h4 1109...2.全学的広報体制の構築 Ⅵ 広報戦略 22 1.キャンパス整備 2.キャンパス整備に伴う環境への対応 Ⅶ キャンパス計画 23 2.教育・学生支援、研究改革、社会貢献・地域連携・

 現代社会が目指すダイバーシティの実現とは、性別・宗教・年齢・国籍 ・障がいの有無などにお

いて、異なる背景をもつ個人が、各々の能力を最大限発揮できる環境を提供することにあります。

 ダイバーシティ実現に向け大学に求められる使命は、互いに理解・尊重し合い協働することで新

たな発想や価値を創出できる人材を育成することであり、その達成に向け、多様性に配慮した教育

研究体制を整備することです。さらに、こうした取り組みは、教育研究の質的向上にも大いに貢献

するものと期待されています。学内のダイバーシティ推進を目指し、施設のバリアフリー化、障がい

がある学生などへの学習支援充実によって、各々の能力を育成できる教育環境を整えます。 また、

その基盤となる教職員のワーク・ライフ・バランスへの配慮、ダイバーシティ実現とその意義への理

解を学内全体で共有していきます。

4 . 世界基準を見据えたダイバーシティを実現。

 かつての学生支援といえば、奨学金やアルバイト紹介、学生寮や居住施設の紹介など厚生面で

の支援が中心でしたが、大学のユニバーサル化によって、さまざまな学生が大学で学ぶようにな

り、大学に求められる支援の内容も多様化・細分化されるようになっています。このような背景の

なか、学生の多様なニーズを拾い上げ、学生一人ひとりに焦点をあてた支援の充実を目指します。

特に、課外での活動は、学生自身の人間的な成長を促す側面をもっていることから、より充実した

大学生活が送られるように課外における教育支援プログラムの開発を積極的に進めるほか、学生

相談体制や奨学金制度の整備を図ります。

5 . 大学と学生一人ひとりの「きずな」を醸成。

 建学の精神が示す「将来の社会を担って立つ人材の育成」を実現するため、共通教育、学部専門

教育、進路・就職支援のそれぞれの活動と相互連携によって、卒業後求められる能力や資質向上

を促すとともに、社会で生き抜く力の涵養をサポートします。在学各段階での教育が知識・技能の

教授とともに卒業後のキャリア形成支援にも資するよう、教育方法などの充実を図ります。

 また、学生ニーズの多様化に対応し、地方在住卒業生との連携強化やサテライトオフィスの設置

などにより、就職活動支援および卒業後の就業継続支援のための体制づくりも推進します。

6. 生涯のキャリア形成を見据えた就職支援により  社会で生き抜く力を育成。

 本学は科学誌『Nature ネイチャー』および『Science サイエンス』に掲載された年間論文数

(2014(平成26)年4月1日~2015(平成27)年3月31日)において、国内私立大学ランキング第

1位(国内大学別7位)に輝いた研究力を誇ります。この世界的に評価の高い研究力を生かして、

理系・文系を問わず世界に評価されるような大学院教育の充実を図ります。大学院は学部以上に

研究と教育が直結していることから、研究力を教育の充実に生かすことがより容易であり、教育

の充実がひいては研究力のさらなる向上にもつながります。このような観点から新たに設置した

学部・学科については、その完成年度に合わせて、新たな研究科を設置していきます。

7. 世界的評価を受ける研究成果を還元する  大学院教育を充実。

神山天文台 荒木望遠鏡

12 神山STYLE2030 13

Page 16: kyosan h1h4 1109...2.全学的広報体制の構築 Ⅵ 広報戦略 22 1.キャンパス整備 2.キャンパス整備に伴う環境への対応 Ⅶ キャンパス計画 23 2.教育・学生支援、研究改革、社会貢献・地域連携・

研究改革人文・社会・自然科学および学際分野にわたり社会ニーズに対応した研究活動を行うことによって、社会に貢献し続けます。

 今後の社会ニーズに合った研究成果向上のため、研究者の意欲や能力が十二分に発揮できるよ

う、新たな研究支援制度の整備に着手します。そのうえで、最新の研究成果や国家レベルの研究支援

施策などの情報を収集・分析し、各研究者へ、適切な時期に提供するなどのサポート体制を構築し、

各研究者の研究時間が十分確保できるよう研究体制の整備充実を図ります。

 また、本学研究者の研究成果や活動情報を積極的に交換できる環境を整備し、異分野研究交流の

活性化を図ります。

2. 異分野の研究交流を可能にする新たな支援制度。

 教育者であるとともに、研究者でもある大学教員の研究成果を教育に還元することにより、教育

の質の向上を図るとともに、研究活動の活発化を推進します。

 また、本学の研究者・研究グループや研究所・研究センターなどから生まれる研究成果について、日本

国内にとどまらず世界規模の大学ブランディングに資する研究や将来的社会ニーズを先取りした戦略的

領域を選定。選定した研究活動については、経営資源を優先的に集中し、継続的に支援していきます。

1. 戦略的研究領域によって  世界規模の大学ブランディング。

 社会が求める課題解決に寄与する実効性のある研究成果を創出するためには、既存の研究領

域だけでは対応が困難で、より多様性のある研究活動が肝要となります。そのために、年齢、性別、

国籍、キャリアなど、高い実績をもつ優秀な研究者の獲得・招聘も視野に、さまざまな研究者の確

保・育成を図ります。

 また、研究者の採用だけではなく、本学研究者の育成を促進する仕組みも拡充し、全ての研究者

において、研究活動とライフイベントの両立を支援する制度を構築します。

3 . 年齢、性別、国籍、キャリアなど、  多様で優秀な研究者の確保・育成。

 社会に貢献できる研究を展開するために、国内外を問わず、本学研究者との共同研究を推進し

ます。そのために、学内での研究交流をはじめ、国内、国外での研究交流や共同研究が積極的に展

開できるように、支援制度の充実や研究施設の充実および事務サポートの強化を図ります。

4 . 国内外の研究者との共同研究を推進。

 研究成果の発信や競争的資金の獲得など、社会的評価を得るためには、全ての研究者・研究

グループの最新の研究状況を正確に把握する必要があります。一方で、研究者の事務的負担を増

やさないよう、情報の一元管理を行うことも重要です。このことから、まず、本学の全ての研究成果

を一元的に把握する仕組みを構築。そのうえで、把握した研究成果を適切に評価し、より研究活動

が活性化する仕組みを構築します。

 また、研究成果は、世界の大学ランキングの指標の1つとなっていることから、世界的評価を視野

に入れた、より効果的な情報発信を積極的に進めます。

5 . 世界的評価を高めるために  研究成果をマネジメント。

◎研究者・教員の質を向上し、 質の高い研究成果を集積します。

◎年齢・性別・国籍・キャリアなど 多様な研究者を確保・育成します。

◎質の高い研究成果にもとづき、 教育の専門性を一層高めます。

◎研究者・教員が成果を発揮しやすい 環境を整備します。

◎世界規模の大学ブランディングに 資する研究に傾注します。

◎将来的社会ニーズを先取りした戦略的 研究領域を定め、研究を支援します。

【基本Vision】

◎本学研究者と国内外の研究者との 共同研究を推進します。

◎研究成果を一元的に把握する仕組みを  構築し、効果的な活用を図ります。

14 神山STYLE2030 15

Page 17: kyosan h1h4 1109...2.全学的広報体制の構築 Ⅵ 広報戦略 22 1.キャンパス整備 2.キャンパス整備に伴う環境への対応 Ⅶ キャンパス計画 23 2.教育・学生支援、研究改革、社会貢献・地域連携・

研究改革人文・社会・自然科学および学際分野にわたり社会ニーズに対応した研究活動を行うことによって、社会に貢献し続けます。

 今後の社会ニーズに合った研究成果向上のため、研究者の意欲や能力が十二分に発揮できるよ

う、新たな研究支援制度の整備に着手します。そのうえで、最新の研究成果や国家レベルの研究支援

施策などの情報を収集・分析し、各研究者へ、適切な時期に提供するなどのサポート体制を構築し、

各研究者の研究時間が十分確保できるよう研究体制の整備充実を図ります。

 また、本学研究者の研究成果や活動情報を積極的に交換できる環境を整備し、異分野研究交流の

活性化を図ります。

2. 異分野の研究交流を可能にする新たな支援制度。

 教育者であるとともに、研究者でもある大学教員の研究成果を教育に還元することにより、教育

の質の向上を図るとともに、研究活動の活発化を推進します。

 また、本学の研究者・研究グループや研究所・研究センターなどから生まれる研究成果について、日本

国内にとどまらず世界規模の大学ブランディングに資する研究や将来的社会ニーズを先取りした戦略的

領域を選定。選定した研究活動については、経営資源を優先的に集中し、継続的に支援していきます。

1. 戦略的研究領域によって  世界規模の大学ブランディング。

 社会が求める課題解決に寄与する実効性のある研究成果を創出するためには、既存の研究領

域だけでは対応が困難で、より多様性のある研究活動が肝要となります。そのために、年齢、性別、

国籍、キャリアなど、高い実績をもつ優秀な研究者の獲得・招聘も視野に、さまざまな研究者の確

保・育成を図ります。

 また、研究者の採用だけではなく、本学研究者の育成を促進する仕組みも拡充し、全ての研究者

において、研究活動とライフイベントの両立を支援する制度を構築します。

3 . 年齢、性別、国籍、キャリアなど、  多様で優秀な研究者の確保・育成。

 社会に貢献できる研究を展開するために、国内外を問わず、本学研究者との共同研究を推進し

ます。そのために、学内での研究交流をはじめ、国内、国外での研究交流や共同研究が積極的に展

開できるように、支援制度の充実や研究施設の充実および事務サポートの強化を図ります。

4 . 国内外の研究者との共同研究を推進。

 研究成果の発信や競争的資金の獲得など、社会的評価を得るためには、全ての研究者・研究

グループの最新の研究状況を正確に把握する必要があります。一方で、研究者の事務的負担を増

やさないよう、情報の一元管理を行うことも重要です。このことから、まず、本学の全ての研究成果

を一元的に把握する仕組みを構築。そのうえで、把握した研究成果を適切に評価し、より研究活動

が活性化する仕組みを構築します。

 また、研究成果は、世界の大学ランキングの指標の1つとなっていることから、世界的評価を視野

に入れた、より効果的な情報発信を積極的に進めます。

5 . 世界的評価を高めるために  研究成果をマネジメント。

◎研究者・教員の質を向上し、 質の高い研究成果を集積します。

◎年齢・性別・国籍・キャリアなど 多様な研究者を確保・育成します。

◎質の高い研究成果にもとづき、 教育の専門性を一層高めます。

◎研究者・教員が成果を発揮しやすい 環境を整備します。

◎世界規模の大学ブランディングに 資する研究に傾注します。

◎将来的社会ニーズを先取りした戦略的 研究領域を定め、研究を支援します。

【基本Vision】

◎本学研究者と国内外の研究者との 共同研究を推進します。

◎研究成果を一元的に把握する仕組みを  構築し、効果的な活用を図ります。

14 神山STYLE2030 15

Page 18: kyosan h1h4 1109...2.全学的広報体制の構築 Ⅵ 広報戦略 22 1.キャンパス整備 2.キャンパス整備に伴う環境への対応 Ⅶ キャンパス計画 23 2.教育・学生支援、研究改革、社会貢献・地域連携・

高評価を受ける研究成果・教育機能を、社会教育の分野にも発信していくとともに、地域との連携・交流を強化することによって、活性化をともに協力し合い、共生を図ります。社会ニーズを的確に把握し、その期待に応えるとともに、本学の研究・教育成果を、それぞれの学部・大学院の特色・魅力として積極的に発信していきます。

 本学は創立以来、他大学に先駆けて積極的に産学連携を進め、その成果において、実社会か

ら高い評価をいただいています。一方で近年、グローバル化、IT化、少子高齢化などの社会経済

構造の変化が進み、大学に対する社会のニーズも大きく変容してきているのも事実です。

 今後は、この環境変化に迅速に対応し、研究機能を生かした社会や地域との連携を強め、地域

の共生拠点となることを目標に、行政や経済団体、企業、NPOなどの各種団体とこれまで以上に

連携・協力し、社会が抱えるさまざまな課題の解決を担います。さらに、各分野の政策課題につい

て提言していくとともに、政策審議委員などに教員が積極的に参画し、大学における研究成果を

社会に還元していきます。 また、これらの目標を円滑に推進するために、社会貢献と地域連携の

ための学内体制(組織)を再構築します。

1. 研究を生かした社会貢献・地域連携。

◎教員、学生による地域活性化事業への 参画を活発化します。

◎地域の教育・文化・スポーツ振興に 貢献します。

◎地域への学内施設の開放や、教職員の 知的・人的貢献を活発化します。

◎知の創造や人材育成を担う共生拠点 機能として地域活力向上を一層推進 します。

◎地域との共同活動を積極化する 「むすびわざ連携センター(仮称)」を 新設します。

【基本Vision】

 本学は長年にわたり、教員の派遣や学生の活動参加、本学施設の地域への開放というかたち

で、高度で最新の研究成果を還元し地域社会の要請に応えてきました。

 今後も、社会貢献が変化・多様化するなか、地域や社会が抱える課題に気づき、どのように向き

合うかをともに考え行動する「学びとしての協働」の場としての機能を高めます。具体的には、高齢

者の知識欲を満たすものから現役の社会人のための専門知識の学び直し、さらには初等・中等教

育における専門教育への関心や一貫性の保持による学習効果の向上など、多岐にわたる地域の教

育ニーズに応えていきます。

2. 多様化する地域・社会の教育ニーズに対応。

 全学をあげて地域との共同活動に取り組むとともに、地域の安全・安心・地域防災拠点としての

機能拡充を図ります。加えて、これまで以上に地域行事への参加などを通して共同活動を推進し、

併せて、共同活動拠点も整備します。 同時に、地域との連携活動を積極的に行う教職員・学生を

支援する制度や組織体制を整えます。

3. 共生拠点機能を充実し地域活力を向上。

社会貢献・地域連携・ステークホルダー連携

 大学に対する社会の要請は、年々高まりを見せ、期待される社会と大学との連携のあり方も多岐

にわたりますが、その根底にあるのは、本学が創立時より大切にしてきた人材の育成であり、モノ、

コト、そしてヒトを新しい発想で結びつけ、これまでにない価値を社会に産み出す「むすびわざ」

です。

 今後も「むすびわざ連携センター(仮称)」を設置するなどして、研究活動を通した地域社会との

協働活動や、教育活動の正課・課外の両側面から推進・支援するための体制を強化し、今まで以上

に社会との連携を強化し、地域に根差した大学を目指します。

 また、継続的で健全な社会貢献活動を維持するために、同窓会や企業、地域社会ほか多様なステ

ークホルダーに協力を求め、ネットワーク化するなど重層的な支援体制の構築を図ります。

4 . モノ、コト、ヒトを新しい発想でむすぶ  「むすびわざ連携センター(仮称)」を新設。

16 神山STYLE2030 17

Page 19: kyosan h1h4 1109...2.全学的広報体制の構築 Ⅵ 広報戦略 22 1.キャンパス整備 2.キャンパス整備に伴う環境への対応 Ⅶ キャンパス計画 23 2.教育・学生支援、研究改革、社会貢献・地域連携・

高評価を受ける研究成果・教育機能を、社会教育の分野にも発信していくとともに、地域との連携・交流を強化することによって、活性化をともに協力し合い、共生を図ります。社会ニーズを的確に把握し、その期待に応えるとともに、本学の研究・教育成果を、それぞれの学部・大学院の特色・魅力として積極的に発信していきます。

 本学は創立以来、他大学に先駆けて積極的に産学連携を進め、その成果において、実社会か

ら高い評価をいただいています。一方で近年、グローバル化、IT化、少子高齢化などの社会経済

構造の変化が進み、大学に対する社会のニーズも大きく変容してきているのも事実です。

 今後は、この環境変化に迅速に対応し、研究機能を生かした社会や地域との連携を強め、地域

の共生拠点となることを目標に、行政や経済団体、企業、NPOなどの各種団体とこれまで以上に

連携・協力し、社会が抱えるさまざまな課題の解決を担います。さらに、各分野の政策課題につい

て提言していくとともに、政策審議委員などに教員が積極的に参画し、大学における研究成果を

社会に還元していきます。 また、これらの目標を円滑に推進するために、社会貢献と地域連携の

ための学内体制(組織)を再構築します。

1. 研究を生かした社会貢献・地域連携。

◎教員、学生による地域活性化事業への 参画を活発化します。

◎地域の教育・文化・スポーツ振興に 貢献します。

◎地域への学内施設の開放や、教職員の 知的・人的貢献を活発化します。

◎知の創造や人材育成を担う共生拠点 機能として地域活力向上を一層推進 します。

◎地域との共同活動を積極化する 『むすびわざ連携センター(仮称)』を 新設します。

【基本Vision】

 本学は長年にわたり、教員の派遣や学生の活動参加、本学施設の地域への開放というかたち

で、高度で最新の研究成果を還元し地域社会の要請に応えてきました。

 今後も、社会貢献が変化・多様化するなか、地域や社会が抱える課題に気づき、どのように向き

合うかをともに考え行動する「学びとしての協働」の場としての機能を高めます。具体的には、高齢

者の知識欲を満たすものから現役の社会人のための専門知識の学び直し、さらには初等・中等教

育における専門教育への関心や一貫性の保持による学習効果の向上など、多岐にわたる地域の教

育ニーズに応えていきます。

2. 多様化する地域・社会の教育ニーズに対応。

 全学をあげて地域との共同活動に取り組むとともに、地域の安全・安心・地域防災拠点としての

機能拡充を図ります。加えて、これまで以上に地域行事への参加などを通して共同活動を推進し、

併せて、共同活動拠点も整備します。 同時に、地域との連携活動を積極的に行う教職員・学生を

支援する制度や組織体制を整えます。

3. 共生拠点機能を充実し地域活力を向上。

社会貢献・地域連携・ステークホルダー連携

 大学に対する社会の要請は、年々高まりを見せ、期待される社会と大学との連携のあり方も多岐

にわたりますが、その根底にあるのは、本学が創立時より大切にしてきた人材の育成であり、モノ、

コト、そしてヒトを新しい発想で結びつけ、これまでにない価値を社会に産み出す「むすびわざ」

です。

 今後も「むすびわざ連携センター(仮称)」を設置するなどして、研究活動を通した地域社会との

協働活動や、教育活動の正課・課外の両側面から推進・支援するための体制を強化し、今まで以上

に社会との連携を強化し、地域に根差した大学を目指します。

 また、継続的で健全な社会貢献活動を維持するために、同窓会や企業、地域社会ほか多様なステ

ークホルダーに協力を求め、ネットワーク化するなど重層的な支援体制の構築を図ります。

4 . モノ、コト、ヒトを新しい発想でむすぶ  「むすびわざ連携センター(仮称)」を新設。

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 本学がこれまでに輩出した13万人を超える卒業生は、各界において活躍し、重責を担う立場に

ある方もますます増えています。第1期生の卒業後、時をおかずに設立された同窓会も、現在、国内

36支部・5OB会・海外3支部からなる組織になり、大学と連携を図り精力的に活動しています。

これら大学にとって最も身近なステークホルダーである、卒業生や保護者との連携強化を図ること

によって、教職員や在学生だけでは成しえない成果を得ることが可能になります。

5 . 13万人を超える卒業生や  保護者とも連携を強化。

課題と

改革プラン

大学管理・運営・財政の

3 2030STYLE

18 神山STYLE2030 19

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 本学がこれまでに輩出した13万人を超える卒業生は、各界において活躍し、重責を担う立場に

ある方もますます増えています。第1期生の卒業後、時をおかずに設立された同窓会も、現在、国内

36支部・5OB会・海外3支部からなる組織になり、大学と連携を図り精力的に活動しています。

これら大学にとって最も身近なステークホルダーである、卒業生や保護者との連携強化を図ること

によって、教職員や在学生だけでは成しえない成果を得ることが可能になります。

5 . 13万人を超える卒業生や  保護者とも連携を強化。

課題と 改革プラン

大学管理・運営・財政の

3 2030STYLE

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Ⅳ教職員一人ひとりが、業務を通じて躍動できる環境を整備し、社会環境の変化に反応する“待ち”の組織から、環境の変化を好機と捉え、積極的に活用する“攻め”の組織へと再構築します。

Ⅴ収入・支出の中身を徹底的に精査するとともに、計画的な基金づくりによって、未来志向の大学づくりが継続的に遂行できる健全な財政基盤を築きます。

 未来志向の大学づくりを推進するために、さまざまな改革を実行に移しますます激しくなる環境

の変化を機敏に捉え、あらゆる変化に即応できる柔軟な組織の確立を目指します。

 また、従来にないプロセスを再構築し、意思決定のスピード化・効率化を徹底的に図ったスマー

トな組織を構築します。

1. 不断の改革を実行できる  意思決定プロセスを構築。

 本学が現在保有する、研究基金、教育研究設備整備基金、課外活動援助基金、奨学基金の4つ

の基金に加えて、新たにグローバル基金および情報化基金を設け、計画的な基金づくりを図り、進

展する国際化(グローバル化)および、情報化に対応します。

3 . グローバル化や情報化など、  時代に即した基金の開設。

 困難な課題解決に立ち向かう組織を運営するには、それらを運用する人材の質がさらに重要に

なります。そのため、今後も多様な人材が活躍し、より高い能力を発揮することができる制度を拡充

していきます。併せて、男女共同参画の観点や国際化への対応とともに、ダイバーシティやワーク・

ライフ・バランス、メンタルヘルスケアなど、喫緊の課題だけでなく、今後出現する社会の要請に対

しても、弾力的に制度の整備を図ります。不断の組織改革が想定されるなか、さまざまな組織に適

応した人事制度を構築し運用していきます。

2 . 多様な人材の活躍を促進する人事制度。

【基本Vision】 【基本Vision】

 事業活動全般にわたり、支出に見合う実績を残せているのか、費用対効果などの検証に努めあ

らゆる支出内容の質を高めます。また、事業計画の重点施策のための所要資金の確保を優先し、

恒常的な支出の削減、節減に努めます。 そして収支バランスの健全化維持や、今後のキャンパス整

備計画資金ために、基本金を計画的に組み入れていきます。

2 . 不断の検証によって支出内容の質を向上。

 まず、財政基盤を安定させるために、キャンパス整備に伴うハード面の投資や教育研究を充実さ

せるソフト面での経費を賄うに足りる収入を確保します。そのうえで、2016(平成28)年からスタート

する新たなグランドデザインが健全に遂行されるように、補助金など外部資金の受入や資金運用、

保有資産の有効活用を強化し、財務基盤の安定をもたらすあらゆる増収策を策定します。

1. あらゆる増収策によって財政基盤を安定化。

◎教職協働できる組織の再構築と 環境の改善を図ります。

◎教職員の“京都産業大学人としての 誇りと自校愛”を涵養します。

◎在学生・卒業生の“自校愛”を 維持・醸成します。

◎組織体制・意思決定プロセス・ 人事制度を再構築します。

◎収入増収を図る一方、 支出は費用対効果の向上を図ります。

◎基本金を戦略的かつ計画的に 組み入れ財政を安定化します。

◎新たな基金を創設し、 恒常的な支出に対応します。

◎事業計画での重点施策のための 資金配分を優先します。

財務戦略組織・人事戦略

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Ⅳ教職員一人ひとりが、業務を通じて躍動できる環境を整備し、社会環境の変化に反応する“待ち”の組織から、環境の変化を好機と捉え、積極的に活用する“攻め”の組織へと再構築します。

Ⅴ収入・支出の中身を徹底的に精査するとともに、計画的な基金づくりによって、未来志向の大学づくりが継続的に遂行できる健全な財政基盤を築きます。

 未来志向の大学づくりを推進するために、さまざまな改革を実行に移しますます激しくなる環境

の変化を機敏に捉え、あらゆる変化に即応できる柔軟な組織の確立を目指します。

 また、従来にないプロセスを再構築し、意思決定のスピード化・効率化を徹底的に図ったスマー

トな組織を構築します。

1. 不断の改革を実行できる  意思決定プロセスを構築。

 本学が現在保有する、研究基金、教育研究設備整備基金、課外活動援助基金、奨学基金の4つ

の基金に加えて、新たにグローバル基金および情報化基金を設け、計画的な基金づくりを図り、進

展する国際化(グローバル化)および、情報化に対応します。

3 . グローバル化や情報化など、  時代に即した基金の開設。

 困難な課題解決に立ち向かう組織を運営するには、それらを運用する人材の質がさらに重要に

なります。そのため、今後も多様な人材が活躍し、より高い能力を発揮することができる制度を拡充

していきます。併せて、男女共同参画の観点や国際化への対応とともに、ダイバーシティやワーク・

ライフ・バランス、メンタルヘルスケアなど、喫緊の課題だけでなく、今後出現する社会の要請に対

しても、弾力的に制度の整備を図ります。不断の組織改革が想定されるなか、さまざまな組織に適

応した人事制度を構築し運用していきます。

2 . 多様な人材の活躍を促進する人事制度。

【基本Vision】 【基本Vision】

 事業活動全般にわたり、支出に見合う実績を残せているのか、費用対効果などの検証に努めあ

らゆる支出内容の質を高めます。また、事業計画の重点施策のための所要資金の確保を優先し、

恒常的な支出の削減、節減に努めます。 そして収支バランスの健全化維持や、今後のキャンパス整

備計画資金ために、基本金を計画的に組み入れていきます。

2 . 不断の検証によって支出内容の質を向上。

 まず、財政基盤を安定させるために、キャンパス整備に伴うハード面の投資や教育研究を充実さ

せるソフト面での経費を賄うに足りる収入を確保します。そのうえで、2016(平成28)年からスタート

する新たなグランドデザインが健全に遂行されるように、補助金など外部資金の受入や資金運用、

保有資産の有効活用を強化し、財務基盤の安定をもたらすあらゆる増収策を策定します。

1. あらゆる増収策によって財政基盤を安定化。

◎教職協働できる組織の再構築と 環境の改善を図ります。

◎教職員の“京都産業大学人としての 誇りと自校愛”を涵養します。

◎在学生・卒業生の“自校愛”を 維持・醸成します。

◎組織体制・意思決定プロセス・ 人事制度を再構築します。

◎収入増収を図る一方、 支出は費用対効果の向上を図ります。

◎基本金を戦略的かつ計画的に 組み入れ財政を安定化します。

◎新たな基金を創設し、 恒常的な支出に対応します。

◎事業計画での重点施策のための 資金配分を優先します。

財務戦略組織・人事戦略

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Ⅵ「継続性のある適切なメディア戦略を展開」することと、「全学的な広報体制を構築」することを戦略の両輪に、本学のブランド力(価値)向上を主眼とした広報戦略を展開します。

【基本Vision】

◎“認知”するだけでなく、 本学の強みへの“理解”を促します。

◎ブランド力の向上にも資する アイデンティティの浸透を図ります。

◎独自性・新規性・社会性を付加した 情報発信を目指します。

◎「情報」の質と量を高めるために、蓄積 してきたリソースを全学で再認識します。

 新学部設置や学部改編への対応などの教学改革を視野に、「神山自然学園構想」にもとづき、

環境にも配慮した利便性に優れる校舎の建設計画を策定します。これらの校舎整備に加え、本学

にふさわしい正門の設置ほか、課外活動施設の整備や学生寮の拡充といった、正課以外の人間形

成の場にあたる諸施設の拡充に向けた整備計画を推し進めます。

1. 学内施設のほか、サテライトキャンパスなど 学外施設も拡充。

 1997(平成9)年12月に採択された気候変動枠組条約に関する「京都議定書」により、環境問題

は国家間への取り組みに発展しました。そして国際社会は、2015(平成27)年12月末に開かれる第

21回締約国会議(COP21)において、すべての国・地域が参加する枠組みづくりを目指しています。

そうした背景から本学は、キャンパス整備計画においても、地域、日本、世界の一員であるという強

い認識のもと、環境問題の解決に傾注し積極的にかかわっていきます。

2 . 地域、日本、世界の一員として、  環境に配慮したキャンパス整備を計画。

Ⅶキャンパス計画広大で豊かな自然環境を生かすとともに、先端的なキャンパスアメニティーの創造を目指す「神山自然学園構想」にもとづき、教育・研究活動を支援するために校舎の整備を推進します。また、時代に即した総合大学として永続するために、一拠点のメリットを生かしつつも、複数キャンパスへの展開を視野に、戦略的なキャンパス計画を策定します。

【基本Vision】

◎整備計画の方針に「神山自然学園構想」 を策定し、学園庭園化構想を進めます。

◎教育・研究環境などの充実を図る 新校舎の建設や既存校舎の建て替え などを実施します。

◎複数キャンパスを視野に入れた キャンパス計画を策定します。

◎地域との共存、自然環境の保護や 自然との調和に配慮します。

◎多くの共感を得る情報を発信し、 拡散されることにつなげます。

 本学のブランド力を向上させるために、中・長期的な計画性をもって、情報を届けるべき対象に応じ

た適切なメディアを選択し、独自情報を効果的に発信。本学への理解を深める広報展開を行います。

 信頼の高い『アーンドメディア(広告経費を伴わない第三者によるメディア)』による情報発信力の

強化に重点を置き、『オウンドメディア(本学が所有しているリソース)』を活用して情報の拡散を図り

ます。そのうえで、シナジー効果を有効に発揮させるため『ペイドメディア(経費を伴う広告)』を効果

的に活用したクロスメディア展開を行います。

1. 3つのメディアを適切に活用した、 効果的な広報戦略。

 本学のブランド力を向上させる広報戦略のカギとなる「情報」の質と量を高めるために、全学をあげ

て、情報の収集と共有に取り組みます。そのために必要な組織体制や、組織を構成する教職員の広報

マインドを醸成するシステムを構築します。

2 . 全学をあげた広報マインドの醸成。

広報戦略

22 神山STYLE2030 23

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Ⅵ「継続性のある適切なメディア戦略を展開」することと、「全学的な広報体制を構築」することを戦略の両輪に、本学のブランド力(価値)向上を主眼とした広報戦略を展開します。

【基本Vision】

◎“認知”するだけでなく、 本学の強みへの“理解”を促す。

◎ブランド力の向上にも資する アイデンティティの浸透を図ります。

◎独自性・新規性・社会性を付加した 情報発信を目指します。

◎「情報」の質と量を高めるために、蓄積 してきたリソースを全学で再認識します。

 新学部設置や学部改編への対応などの教学改革を視野に、「神山自然学園構想」にもとづき、

環境にも配慮した利便性に優れる校舎の建設計画を策定します。これらの校舎整備に加え、本学

にふさわしい正門の設置ほか、課外活動施設の整備や学生寮の拡充といった、正課以外の人間形

成の場にあたる諸施設の拡充に向けた整備計画を推し進めます。

1. 学内施設のほか、サテライトキャンパスなど 学外施設も拡充。

 1997(平成9)年12月に採択された気候変動枠組条約に関する「京都議定書」により、環境問題

は国家間への取り組みに発展しました。そして国際社会は、2015(平成27)年12月末に開かれる第

21回締約国会議(COP21)において、すべての国・地域が参加する枠組みづくりを目指しています。

そうした背景から本学は、キャンパス整備計画においても、地域、日本、世界の一員であるという強

い認識のもと、環境問題の解決に傾注し積極的にかかわっていきます。

2 . 地域、日本、世界の一員として、  環境に配慮したキャンパス整備を計画。

Ⅶキャンパス計画広大で豊かな自然環境を生かすとともに、先端的なキャンパスアメニティーの創造を目指す「神山自然学園構想」にもとづき、教育・研究活動を支援するために校舎の整備を推進します。また、時代に即した総合大学として永続するために、一拠点のメリットを生かしつつも、複数キャンパスへの展開を視野に、戦略的なキャンパス計画を策定します。

【基本Vision】

◎整備計画の方針に「神山自然学園構想」 を策定し、学園庭園化構想を進めます。

◎教育・研究環境などの充実を図る 新校舎の建設や既存校舎の建て替え などを実施します。

◎複数キャンパスを視野に入れた キャンパス計画を策定します。

◎地域との共存、自然環境の保護や 自然との調和に配慮します。

◎多くの共感を得る情報を発信し、 拡散されることにつなげます。

 本学のブランド力を向上させるために、中・長期的な計画性をもって、情報を届けるべき対象に応じ

た適切なメディアを選択し、独自情報を効果的に発信。本学への理解を深める広報展開を行います。

 信頼の高い『アーンドメディア(広告経費を伴わない第三者によるメディア)』による情報発信力の

強化に重点を置き、『オウンドメディア(本学が所有しているリソース)』を活用して情報の拡散を図り

ます。そのうえで、シナジー効果を有効に発揮させるため『ペイドメディア(経費を伴う広告)』を効果

的に活用したクロスメディア展開を行います。

1. 3つのメディアを適切に活用した、 効果的な広報戦略。

 本学のブランド力を向上させる広報戦略のカギとなる「情報」の質と量を高めるために、全学をあげ

て、情報の収集と共有に取り組みます。そのために必要な組織体制や、組織を構成する教職員の広報

マインドを醸成するシステムを構築します。

2 . 全学をあげた広報マインドの醸成。

広報戦略

22 神山STYLE2030 23

Page 26: kyosan h1h4 1109...2.全学的広報体制の構築 Ⅵ 広報戦略 22 1.キャンパス整備 2.キャンパス整備に伴う環境への対応 Ⅶ キャンパス計画 23 2.教育・学生支援、研究改革、社会貢献・地域連携・

むすびに

 「神山STYLE2030」は、2030(平成42)年に向けて、本学が希求する姿を実現

するための実行計画を宣言したものです。

 より質の高い教育や研究を社会に還元するための改革として、教育・学生支援、

研究改革、社会貢献・地域連携・ステークホルダー連携という3領域において、具体

的な実行計画をまとめました。また、その計画を後押しするため、組織・人事、財務、

広報およびキャンパス計画も改革の視点で見据え、より強固な大学基盤を築いてい

きます。

 2030(平成42)年まで、社会は日々目まぐるしく変化し予断を許しませんが、常に

その変化や社会の要請に的確かつ柔軟に対応し、改革の歩みを止めず前進します。

そして、来るべき2030(平成42)年も、本学が日本を代表する私立大学の一角を

担う“選ばれる大学”として存在し、新しい価値をうみだすことによって、社会に貢献

できる大学であり続けることを宣言します。

平成27年11月27日京都産業大学

学長 大城 光正

24 神山STYLE2030 25

Page 27: kyosan h1h4 1109...2.全学的広報体制の構築 Ⅵ 広報戦略 22 1.キャンパス整備 2.キャンパス整備に伴う環境への対応 Ⅶ キャンパス計画 23 2.教育・学生支援、研究改革、社会貢献・地域連携・

むすびに

 「神山STYLE2030」は、2030(平成42)年に向けて、本学が希求する姿を実現

するための実行計画を宣言したものです。

 より質の高い教育や研究を社会に還元するための改革として、教育・学生支援、

研究改革、社会貢献・地域連携・ステークホルダー連携という3領域において、具体

的な実行計画をまとめました。また、その計画を後押しするため、組織・人事、財務、

広報およびキャンパス計画も改革の視点で見据え、より強固な大学基盤を築いてい

きます。

 2030(平成42)年まで、社会は日々目まぐるしく変化し予断を許しませんが、常に

その変化や社会の要請に的確かつ柔軟に対応し、改革の歩みを止めず前進します。

そして、来るべき2030(平成42)年も、本学が日本を代表する私立大学の一角を

担う“選ばれる大学”として存在し、新しい価値をうみだすことによって、社会に貢献

できる大学であり続けることを宣言します。

平成27年11月27日京都産業大学

学長 大城 光正

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むすんで、うみだす。

京都産業大学

〒603 - 8555 京都市北区上賀茂本山

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