katecs co.,ltd. ·...
TRANSCRIPT
注入式フォアポーリング�
AGF工法�
AGF-P工法�
AGF-S工法�
AGF-E工法�
AGF-WOO工法�
パノラマ工法�
SMALL-P工法�
FBE工法�
レッグパイル・サイドパイル�
KATECS CO.,LTD.
NATMがわが国の山岳トンネル工法の標準工法となってから、いわゆる情
報化施工の発展に伴い、トンネル工法自体の改良や改善が進み、種々の補助
工法が開発、実用化されています。�
その結果、山岳トンネルはより一層合理的な設計・施工が可能となっています。�
土木学会トンネル標準示方書[山岳工法編]・同解説(平成8年改訂版)によれ
ば、補助工法はその目的に応じて切羽安定対策・湧水対策・地表面沈下対策・
および近接構造物対策に分類されています。�
特に、先受工の中にアンブレラ工法の一種である水平ジェットグラウト、長尺
鋼管フォアパイリングが追加され、標準的な補助工法として位置付けられて
います。�
目的別の補助工法の分類表を以下に示します。�
天端�の�安定�
鏡面�の�安定�
切羽安定対策�
施工の安全性確保�
脚部�の�安定�
湧水�対策�
目 的�
地表面�沈 下�対策�
環境の保全�
近 隣�構造物�対策�
硬岩� 軟岩�
対象地山�
土砂�
備
考�
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○�
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(※)�
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※�
◎:比較的よく用いられる工法 ○:場合によって用いられる工法�※:通常のトンネル施工機械設備・材料で対処が困難な対策または施工サイクルへの影響の大きい対策�(ジェオフロンテ研究会発行「注入式長尺先受工法(AGF工法)技術資料(四訂版)」より)�
注)�
鏡面脚部補強�
湧水対策・地山補強�
各種補助工法�
補助工法の分類�
目的別の補助工法の分類表�
various supporting method of construction
工 法�
フォアポーリング(非充填・充填・注入式)�
パイプルーフ�
水平ジェットグラウト(攪拌噴射)�
長尺鋼管フォアパイリング(充填・注入式)�
プレライニング�
鏡吹付けコンクリート�
鏡止めボルト�
仮インバート�
脚部補強ボルト(パイル)�
水抜き坑�
水抜きボーリング�
ディープウエル�
ウェルポイント�
薬液注入�
垂直縫地�
遮断壁�
◎�
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○�
○�
○�
先 受 工�
注入式フォアポーリング�
注入式フォアポーリングは、従来のフォアポーリングに中空ボルトを用い、ウレタン系注入材を注入する工
法であり、確実なボルトの定着とボルト周辺地山の改良によって、トンネル天端部の肌落ち防止、地山の剥
落防止等を目的とした工法です。�
AGF工法(注入式長尺先受工法)�
AGF工法は、Φ100mm程度の鋼管を切羽前方地山に打設して、注入材によってトンネル周辺地山を補
強・改良する工法で、切羽天端の崩落防止および先行地山の緩み防止に高い効果を発揮します。�
鋼管周囲の地山を確実に固結改良することが可能で、未固結地山や断層破砕帯等の不安定地山において
も、鋼管の間からの地山の抜け落ちを防止でき、安全な掘削作業と、掘削に伴う先行変位抑制などの先受
け効果を十分に発揮することができます。�
断面拡幅の有無や打設管の仕様によって、AGF工法、AGF-P工法、AGF-S工法、AGF-E工法、AGF-W
OO工法などの種類があり、地質条件や施工条件によって最適な工法を選択できます。�
■ 注入式フォアポーリングの施工例�
■ 最小拡幅型AGF-P工法の施工例�
注入用ボルト�
CL
S・L
吹付けコンクリート�
履工コンクリート�120゜�
S.L
鋼製支保工�覆工コンクリート�吹付コンクリート�
注入用ボルト�
CL
S・L
吹付けコンクリート�
履工コンクリート�120゜�
AGF-P鋼管�
鋼製支保工�覆工コンクリート�
吹付コンクリート�
鏡吹付コンクリート�
S.L
撤去部�鋼管部�
パノラマ工法�
パノラマ工法は、軟弱地山のトンネル掘削において切羽前方地山のコアに着目し、この変形挙動をコント
ロールすることによって先行変位を最小限に抑制し、トンネル全体の安定性を合理的に維持するための全
方位マルチパターン地山補強工法です。�
トンネル掘削の前後において内空変位を小さく抑え、長期・短期のトンネル荷重を軽減できます。�
鋼管あるいは特殊樹脂管を切羽からの全方位に打設することで、天端部の先受工と長尺切羽補強工を併
せて施工し、切羽前方地山を拘束・補強することができ、切羽の安定性を高め、掘削の安全性を向上させ
ます。�
■ 切羽から前方地山への施工例�
(詳細はパノラマ工法カタログをご覧ください)�
GRP管�
GRP管�
鋼製志保工鋼製志保工�鋼製支保工�覆工コンクリート覆工コンクリート� 吹付コンクリート吹付コンクリート�覆工コンクリート� 吹付コンクリート�
C
S・L
GRP管�
SMALL-P工法�
SMALL-P工法は長尺先受工に使用する鋼管を小口径とし、施工性、経済性を向上させた工法です。�
比較的小容量の削岩機でも施工でき、専用機や特殊作業員が不要です。�
天端の安定化、鏡面の補強、先行緩みの抑制、斜面の崩壊抑制、地表面沈下の防止、先行トンネルへの影
響対策など、さまざまな問題に対応が可能です。�
打設管は鋼管と特殊樹脂管があり、施工目的によって選択できます。�
FBE工法(Face Bolt for Environment)�
切羽・鏡面の安定には、できるだけ長尺で鏡面を補強することが有効となります。�
FBE工法は、2重管方式で長尺施工が可能なため効果の確実性、施工性、経済性に優れています。�
打設管を掘削時に撤去可能なスリット鋼管としているため、掘削時の作業環境を改善でき、廃棄物の分別
処理が容易になります。�
鏡面の補強、先行緩みの抑制、斜面の崩壊抑制などに対応が可能です。�
注入材によって、芯材の定着のみでなく周辺地山の改良も可能で、確実な補強効果が得られます。�
■ 天端、鏡面への施工例�
■ 長尺先受工との併用例�
鋼製志保工�覆工コンクリート� 吹付コンクリート�
S・L
吹付けコンクリート�
履工コンクリート�120゜�
SMALL-P鋼管�CL
Small-Pフェイスボルト�
S.L
撤去部�
鋼管部�
鋼製支保工�覆工コンクリート�吹付コンクリート�
縦断図�
S・L
AGF-S鋼管�
吹付けコンクリート�
履工コンクリート�スリット鋼管�
CL
S.L
撤去部�
鋼管部�
鋼製支保工�
スリット鋼管�
吹付コンクリート�
レッグパイル・サイドパイル�
レッグパイルは、地耐力が不足し支保工脚部の沈下や内空変位が懸念される場合に、支保工脚部にφ
100mm程度の鋼管を下向きに打設し、鋼管周辺を注入材により改良して地山補強を行う工法です。�
鋼管と注入材の注入で形成される地山改良体との複合作用で地山の支持力を増加させ、脚部沈下を抑制
するとともに、地山の変形を拘束し、掘削による地山のゆるみを抑制します。�
■ 作用概念図�
■ 岩盤固結工法�
サイドパイルは、脚部沈下や内空変
位に伴う側壁の押し出しの抑制に効
果を発揮します。�
断面内から横断方向にΦ100mm程
度の鋼管を打設し、鋼管周辺を注入
により改良して地山改良、鋼管の定
着を行います。�
レッグパイルと併用することで相乗
効果を発揮し、トンネルの変形を抑
制します。�
鋼管が引張材として水平荷重に抵
抗し、ゆるみ領域の外に広く地山に
荷重を分散させます。�
その他の工法�
空隙の大きい地山、緩んだ地山などで天端部周囲を所定厚さに改良し、アーチゾーンを形成すること
で地山の安定を図る工法です。�
高強度のウレタン・シリカレジンを注入することにより、安定した強度の改良ゾーンが早期に形成でき
ます。�
■ 空洞充填工�
既設トンネルの覆工裏面などの空洞部に高発泡のウレタンを注入し、空洞を充填して地山の応力分散、
安定化を図る工法です。�
所定の強度を確保できる高発泡ウレタンを使用することにより、確実な充填効果が得られます。�
せん断変形の抑制�
標準支保(無対策)� 脚部補強工�
荷重の分散�水平力への抵抗�
下半堀削時� 下半堀削時�
せん断変形抑制�盤膨れ�
側方移動�
応力集中� 荷重の分散�
サイドパイル�
補助工法の使用用途と適用される工法の一覧を示します。�
これらの工法を単独、または組み合わせて施工することで、確実な地山補強効果が期待できます。�
使用用途�
使用用途�
�
�
�
�
天端の安定�
地山剥落の防止�
先行変位の抑制�
地表面沈下の抑制�
偏圧の防止�
�
�
�
�
�
�
切羽の安定�
鏡面の補強�
先行変位の抑制�
�
��
�
脚部沈下の抑制�
�
内空変位の抑制�
適用工法�
先受工��
�
�
�
�
�
注入式長尺先受工�
�
�
�
�
�
鏡補強工��
�
�
長尺鏡補強工��
�
�
�
脚部補強工�
�
�
工法名�
注入式フォアポーリング��
AGF工法�
AGF-P工法�
AGF-S工法�
AGF-E工法�
AGF-WOO工法�
�
SMALL-P工法�
�
�
パノラマ工法�
�
鏡ボルト工�
�
SMALL-P工法�
�
FBE工法�
�
パノラマ工法�
�
レッグボルト��
レッグパイル�
サイドパイル�
使用ボルト・鋼管�
挿入ボルト�
自穿孔ボルト�
端末鋼管�
端末塩ビ管�
端末スリット鋼管�
端末縦スリット鋼管�
端末塩ビ管�
端末鋼管�
端末スリット鋼管�
端末塩ビ管�
端末鋼管�
端末スリット鋼管�
特殊樹脂管�
GRP挿入ボルト�
GRP自穿孔ボルト�
鋼管�
特殊樹脂管�
�
�
鋼管�
特殊樹脂管�
挿入ボルト�
自穿孔ボルト�
鋼管�
鋼管�
備 考�
�
�
坑口部に適用�
無拡幅AGF工法�
無拡幅AGF工法�
無拡幅AGF工法�
無拡幅AGF工法�
�
φ60.5mm�
�
�
φ76mm�
�
L=3~6m�
�
φ60.5mm�
�
φ60.5mm�
�
φ76mm�
スリット鋼管�
�
注 入 材�
シリカレジン注入材 スーパーSRF
スーパーSRFは特殊珪酸ソーダ(水ガ
ラス)と特殊ポリイソシアネート化合物
(疎水性有機化合物)を1.5ショットで
注入します。�
�
スーパーSRFには以下の特長があります。�
・ボルトや鋼管周囲の限定改良が可能です。�
・浸透性に優れており、地山内の細かい亀裂まで確実に充填・改良できます。�
・強度発現が速く、水ガラス系注入材の中で最も高強度の固結体が得られます。�
・湧水の存在下でも固結し、薬液の希釈分散がありません。�
シリカレジン注入材�
スーパーSRF�
SR-L�
ウレタン注入材�
無機系注入材�
シリカセーフ�
品 名�
タ イ プ�
�
組 成��
�
一般性状�
外 観�
粘 度(mPa・s/25℃)�
比 重(20/4℃)�
配合比(重量比)�
ライズタイム(秒/20℃)��
固結体性状�
自由発泡倍率(倍/20℃)�
圧縮強度(MPa)��
曲げ強度(MPa)�
燃焼性�
危険物区分�
�
適用範囲�
スーパーSRF
A 液�
特殊珪酸ソ-ダ�
特殊改質剤�
触 媒�
�
微白濁液体�
150±30�
1.45±0.03�
�
�
�
�
�
�
�
�
�
非危険物�
B 液�
特殊プレポリマ-�
粘度低下剤�
整泡剤�
�
褐色液体�
190±30�
1.23±0.03�
�
�
�
�
�
�
�
�
�
第4類第4石油類�
A 液�
特殊珪酸ソ-ダ�
特殊改質剤�
触 媒�
�
微白濁液体�
50±20�
1.40±0.03�
�
�
�
�
�
�
�
�
�
非危険物�
B 液�
特殊プレポリマ-�
粘度低下剤�
整泡剤�
�
褐色液体�
75±25�
1.16±0.03�
�
�
�
�
�
�
�
�
�
第4類第4石油類�
標準型�
�
�
�
�
�
�
�
�
A:B=1:1±0.1�
60±15�
120±20 (Sタイプ)�
�
8±2�
3±0.5 (ホモゲル4倍)�
8±1 (サンドゲル)�
3±0.5 (ホモゲル4倍)�
難燃性�
低粘度型�
�
�
�
�
�
�
�
�
A:B=1:1±0.1�
65±15�
150±20 (Sタイプ)�
�
8±2�
1±0.3 (ホモゲル4倍)�
5±1 (サンドゲル)�
1±0.3 (ホモゲル4倍)�
難燃性�
�
崖錐・風化層から亀裂性岩盤まで汎用的に適用可�特に湧水地山で確実な効果を発揮する�
砂層・まさ土、粘性土の互層などの難浸透性地山�
injection materials
当社の注入材はすべて「山岳トンネル工法におけるウレタン注入の安全管理に関するガイドライン」の�「2-3 注入材の選定基準」に適合した安全性の高い成分で構成されています。�
シリカレジン注入材 SR-L
AGF工法や長尺鏡補強工では、注入材の定着効果、地山改良効果や早期の強度発現が要求されます。�
SR-Lは、従来のシリカレジンの発泡性能を維持しながら、無機成分(珪酸ソーダ成分)を多く配合し、固結
体の有機物成分を少なくした注入材です。�
発泡性能を有するため、芯材となるボルトと地山との接着効果、定着効果に優れています。�
反応終了時に直ちに1MPa以上の強度を発現し、地山の変位を抑制します。�
また、有機成分が少ない配合としているため、従来のシリカレジンよりもさらに周辺環境への影響を軽減
でき、安全性に優れています。�
使用用途・目的によってスーパーSRFとの使い分けが可能で、より効果的、経済的な施工ができます。�
品 名�
タ イ プ�
�
組 成��
�
一般性状�
外 観�
粘 度(mPa・s/25℃)�
比 重(20/4℃)�
配合比(重量比)�
ライズタイム(秒/20℃)��
固結体性状�
自由発泡倍率(倍/20℃)�
圧縮強度(MPa)��
曲げ強度(MPa)�
燃焼性�
危険物区分�
�
適用範囲�
SR-L
A 液�
特殊珪酸ソ-ダ�
特殊改質剤�
触 媒�
�
微白濁液体�
300±60�
1.47±0.03�
�
�
�
�
�
�
�
�
�
非危険物�
B 液�
特殊プレポリマ-�
粘度低下剤�
整泡剤�
�
褐色液体�
180±30�
1.17±0.03�
�
�
�
�
�
�
�
�
�
第4類第4石油類�
標準型�
�
�
�
�
�
�
�
�
A:B=2:1±0.1�
80±20��
�
4±0.5�
1.5±0.3 (ホモゲル3倍)�
5±1.0 (サンドゲル)�
1.5±0.3 (ホモゲル3倍)�
難燃性�
崖錐・風化岩層から亀裂性岩盤まで適用可�AGF工法・長尺鏡補強工など、芯材を確実に定着し、周辺地山を改良する必要がある場合�
当社の注入材はすべて「山岳トンネル工法におけるウレタン注入の安全管理に関するガイドライン」の�「2-3 注入材の選定基準」に適合した安全性の高い成分で構成されています。�
ウレタン注入材�
ウレタンはポリオールとイソシアネートを反応させ、1.5ショットで注入します。�
�
・岩塊や土砂を取り込んだ高強度の改良体を形成します。�
・接着性に優れ、剥落防止に効果があります。�
�
また、空洞充填工には高発泡・高強度のウレタン注入材CF-20があります。�
当社の注入材はすべて「山岳トンネル工法におけるウレタン注入の安全管理に関するガイドライン」の�「2-3 注入材の選定基準」に適合した安全性の高い成分で構成されています。�
品 名�
タ イ プ�
�
組 成��
�
一般性状�
外 観�
粘 度(mPa・s/25℃)�
比 重(20/4℃)�
配合比(重量比)�
ライズタイム(秒/20℃)��
固結体性状�
自由発泡倍率(倍/20℃)�
圧縮強度(MPa)��
曲げ強度(MPa)�
燃焼性�
危険物区分�
�
適用範囲�
A 液�
特殊ポリオール�
発泡剤�
整泡剤�
触 媒���
淡黄色液体�
80±30�
1.02±0.03�
�
�
�
�
�
�
�
�
�
第4類第3石油類�
B 液�
ポリイソシアネート�
難燃剤�
�
�
�
黒褐色液体�
80±30�
1.25±0.03�
�
�
�
�
�
�
�
�
�
第4類第4石油類�
A 液�
特殊ポリオール�
発泡剤�
整泡剤�
触 媒���
淡黄色液体�
430±30�
1.08±0.03
B 液�
ポリイソシアネート�
�
�
�
�
黒褐色液体�
210±50�
1.24±0.03
ガンバンスーパーS�
標準型�
�
�
�
�
�
�
�
�
A:B=1:2±0.15�
80±10��
�
10±2�
4±0.5 (ホモゲル4倍)��
4±0.5 (ホモゲル4倍)�
ガンバンCF-20�
低粘度型�
�
�
�
�
�
�
�
�
A:B=1:1.5±0.1�
60±15��
�
20±5�
1.3±0.1 (ホモゲル10倍)��
1.3±0.1 (ホモゲル10倍)�
�
第4類第4石油類�
高い浸透性と高強度が要求される地山 �
空洞充填に適し、トンネル標準示方書のエアモルタル基準値の1MPaを確保する�
自己消火性�
�
無機系注入材 シリカセーフ�
無拡幅AGF工法や長尺鏡面補強工では、掘削時に注入材の固結体を撤去する必要があるため、
より環境に対する影響が小さく、安価な注入材が要求されていました。�
このようなニーズに応えて、無機系注入材シリカセーフを開発しました。�
�
・完全無機系で、有機物の溶出がありません。�
・従来の水ガラス系、セメント系と比較してゲルタイムが短く、限定改良が可能になります。�
・浸透性に優れ、地山の微細な亀裂や砂質土でも確実な固結体を形成できます。�
・ホモゲル強度は4.0MPa/24Hrと高強度です。�
・セメント系と比較して強度発現が速く、掘削時に充分な強度を確保できます。�
・注入は従来からの2液グラウトポンプが使用できます。�
品 名�
組 成��
外 観�
�
配 合�
�
粘度 (mPa/20℃) �
比重 (20℃) ��
pH �
配合比 (容量比)�
�
�
�
�
�
�
�
浸 透 性�
リーク時の対応�
逸 走 性�
安 全 性�
10 ℃�
20 ℃�
30 ℃�
3 hr�
6 hr�
12 hr�
24 hr�
ゲルタイム�(秒)�����圧縮強度�(ホモゲル)�(MPa)��
シリカセーフ�
A 液�
超微粒子セメント系�
灰白色粉体�
100 kg�
165 L�
計 200 L�
250±100�
1.33±0.03�
�
11~13
A�
水�
B�
水�
B液�
水ガラス系 �
微白濁液体�
140 kg�
100 L�
計 200 L�
10±5�
1.20±0.03�
�
11~13
1.26 (混合比重)�
�
A:B=1:1�
115±20�
50±15�
35±15�
0.15±0.05�
0.25±0.05�
2.5±1.0�
4.0±1.0�
良 好�
処置可�
小�
高�
使用資機材�
ウレタン系注入機�
注入機は注入記録計を装備した電動注入機を使用します。�
軽量な機械設備で精度・操作性・機動性に優れています。�
ミキシングユニット�
独特のU字型形状となっているため、注入圧力が小さくなり安全性を高めてい
ます。�
ウレタン系注入機�
ミキシングユニット�
注入式フォアポーリング資材�
PUボルト�
自穿孔ボルト(KATアンカー)�
GRPボルト�
AGF工法・SMALL-P工法・パノラマ工法・MBE工法資材�
ビットシステム�
特殊樹脂管・スリット鋼管�
インサート管�
ステップ注入方式�
(変速機付電動機)��AC200V3相4極 �2.2KW ギヤ比1/5�3600r/min�720r/min(120Hz)��2.2KW�200~230V�0~360Hz��ピストンポンプ�10ml/rev.�1800r/min��周波数検出流量変換システム�デジタル(流速・注入圧力・注入量)�デジタル(時間・注入No・注入量)�チャート記録(流速・注入圧力・注入量)��max 15kg/分�max 5MPa�
KTVP-E(電動式ピストンポンプ注入機)�
ギヤードモーター��全閉外扇型モーター�容 量 �最 大 回 転 数 �軸 出 力 ��インバータ容量�定格出力電圧�定格出力周波数��形 式 �理 論 吐 出 量 �最 高 回 転 数 ��形 式 �表 示 方 式 �記 録 方 式 ���吐 出 量 �吐 出 圧 力 �
出 力 ����仕 様 �
���インバータ仕 様 ���ポ ン プ �仕 様 �
��注 入 �記 録 計 ����注入能力�
use machine parts
注入式フォアポーリング資材�
■ PUボルト�
汎用的に使用される挿入型ボルトです。�
■ 自穿孔ボルト(KATアンカー)�
全ねじタイプの中空ボルトで、孔壁が自立しない崩壊性地山でも削孔と挿入を同時に行えます。�
■ GRPボルト�
ガラス繊維強化樹脂(Glassfiber Reinforced
Plastic)製の中空ボルトです。�
軽量・高強度で切削性・耐腐食性に優れています。�
表面を樹脂コーティングしてあるため、ガラス繊
維特有の刺激や飛散がありません。�
挿入型・自穿孔型があり、地質・用途に応じて使い
分けが可能です。�
挿入型� 自穿孔型�
STKM13C同等��3.0m��27.2mm��17.2mm��120kN <�
材 質��長 さ��外 径��内 径��耐 力�
STKM19A同等��2m、3m、4m、6m��31.6mm��20.4mm��170kN <�
材 質��長 さ��外 径��内 径��耐 力�
挿入型��2m、3m、4m、5m、6m��25.0mm��12.0mm��250kN
自穿孔型��2m、3m、4m��26.5mm��15.0mm��250kN
タイプ��長 さ��外 径��内 径��耐 力�
AGF工法・SMALL-P工法・パノラマ工法・FBE工法資材�
■ ビットシステム�
AGF工法のビットシステムは、地質や施工条件に合わせて回収タイプとロストタイプが選択できます。�
SMALL-P工法、パノラマ工法、FBE工法のビットは、施工性に優れた簡易なロストタイプです。�
■ 特殊樹脂管・スリット鋼管�
AGF-P工法では端末管を塩ビ管(HIVP)、AGF―S工法では端末管をスリット鋼管として断面拡幅
を不要にしています。�
掘削断面の拡幅が不要になるため 地山全体を緩める危険が少なく、掘削・吹付け量支保工形状・2次
覆工とも標準的な施工が可能で経済性に優れています。�
SMALL-P工法、パノラマ工法とも、掘削時に切削・除去可能な特殊強化樹脂管が打設できます。�
FBE工法は、横スリット鋼管・縦スリット鋼管が選択でき、掘削時に発生する産業廃棄物の分別作業を
容易にしています。�
AGF回収タイプ�
SMALL-Pロストタイプ�
AGFロストタイプ�
パノラマロストタイプ�
AGFロストタイプ�
φ76.0mm�
パノラマ特殊強化樹脂管�
φ60.5mm�
FBE工法縦スリット管�
FBE工法ロストタイプ�
■ インサート管�
AGF工法、パノラマ工法の注入には、軽量で高強度な樹脂製インサート管を使用します。�
インサート管の使用により鋼管内の充填に必要な注入材の量を低減でき、効果的に地山内に注
入材を吐出・浸透させることができます。�
■ ステップ注入方式(特許第3413416号)�
注入方式は、鋼管内にパッカーを設けたインサート管を挿入し、パッカーによって鋼管内外と地
山内に複数の仕切り(ステップ)を形成し、その後ステップごとの注入をするステップ方式を採用
しています。�
鋼管内外と地山にステップを形成するため、鋼管周辺地山への確実な限定注入が可能です。
また、インサート管によって鋼管内への注入量を少なくすることができるため、確実な地山改良
効果が発揮され、さらに経済性にも優れています。�
ステップ注入イメージ図�
AGFインサート管�
外径80mm、重量1.4kg/m
パノラマインサート管�
外径50mm、重量0.6kg/m
第1ステップ�
第2ステップ�
第3ステップ�
インサート管�
改良ゾーン�
パッカー薬液による地山内の仕切り�
パッカー�
鋼管�
注入管理は注入圧と注入量により行います。 �
多くの現場では奇数孔の注入終了後、偶数孔の打設、注入をする方法が採
用されており、 この施工手順における奇数孔・偶数孔の基本的な注入管
理を示します。 �
①先行注入側では、基本的に設定注入量を目標注入量とし、注入量の増減
は行わない。�
ただし、注入圧が急上昇した時(初期圧+2.5MPa以上)はその時点で
注入を完了する。�
②後行注入側では、注入圧をある程度(初期圧+0.5~2.5MPa)まで上
昇させることを基本とする。�
設定注入量を越えても圧力が上がらない場合(初期圧+0.5MPa以下)
や注入圧が急上昇した時(初期圧+2.5MPa以上)、先行注入時の注入
圧と注入量の状況をもとに、注入量の増減を検討する。�
なお、増量の場合、設定量の1.5~2倍を上限としている場合が多い。�
注
入
管
理
�注 入�
�
�
�
�
�
設定注入量まで注入�
�
END
〈 先行注入側 〉�
注入圧�
初期圧+2.5MPaに達したか�Yes
No
注 入�
�
圧 力�
初期圧+�
0.5~2.5MPa�
�
注入量�
�
�
�
�
�
�
END
初期圧+�
0.5MPa以下�
�
�
�
�
�
�
増量検討�
�
END
初期圧+�
0.5MPa以下�
�
�
設定量以下�
�
STOP�
�
減量検討�
�
END
設定量�
〈 後行注入側 〉�
Yes NoNo Yes
injection management�
�
当社の注入材は『山岳トンネル工法におけるウレタン注入の安全管
理に関するガイドライン』の「2-3 注入材の選定基準」に適合し
た注入材で生体系に安全なよう設計されていますが、合成化学品
ですので使用時にはMSDS(製品安全データシート)をお読みいた
だき、必ず下記の注意事項を守って作業してください。�
取
扱
注
意
�
① 消防法の危険物該当について�注入材は消防法上の危険物に該当するものがあるため、火気の取扱い、貯蔵保管は消防法にしたがって取扱ってください。�
② 保護具の着用�注入機での取扱い作業者、注入作業担当者はゴーグル型保護メガネ、ゴム手袋、防毒マスク (有機ガスマスク)を必ず着用してください。�皮膚に付着したり、目・鼻・口に入ったときは大量の清水でよく洗ってください。�アレルギー症状や痛みを感じたときには専門医の診察を受けてください。�
③ 注入作業中の換気について�注入作業中は坑内に局所換気装置を設け、換気を充分に行う処置を講じてください。�B液はMDI系イソシアネートを主成分(4.4ジフェニルメタン・ジイソシアネート1%以上含有)としており、皮膚に付着したり蒸気を吸入した場合、中毒を起こす恐れがあります。�また、アレルギー体質の方は発疹症状をみることもあり、作業前に保護クリームを塗ることをおすすめいたします。�
④ 薬液の使用形態について�薬液は噴霧状、吹付け、蒸気の状態での使用は避けてください。�A液とB液の混合物は発熱反応により約100℃まで昇温し、熱ガスの発生がありますのでガスを吸わないよう注意してください。�また、薬液注入中は注入圧力および反応による発泡圧力により注入ボルトが飛び出すことがあるので注入ボルト後方で作業しないよう、また、リーク物が飛散することもあるので飛沫がかからぬよう注意してください。�
⑤ 注入ボルトの切断�注入後のボルトのガス溶断は、燃えたり有害ガスが発生するので絶対に行わないでください。�切断にはパイプカッターかディスクカッターを使用してください。�
⑥ 保管について�保管は直射日光、雨水を避けてください。�空管や残った薬液はみだりに捨てないで、まとめて適切な場所で保管してください。�
⑦ 貯蔵期間�密栓の状態では通常6ヵ月位は品質の変化はありませんが、開缶後は早急に使用ください。�
handling attention
主要営業品目�
トンネルの補助工法資材�
注入式フォアポーリング/AGF工法/AGF-P工法�
AGF-S工法/AGF-E工法/AGF-WOO工法�
Small-P工法/パノラマ工法/FBE工法/脚部補強工�
注入材(シリカレジン・ウレタン・無機系)/関連商品�
自穿孔ボルトKATアンカー・GRPロックボルト・ツイストロックボルト・�
異形ロックボルト�
膨張型ロックボルト『タイムリーアンカー』�
モルタル注入ポンプ・ドライモルタル�
防水シート『カテックススーパーシート』�
アルカリフリー急結剤『AFK-777J』�
高性能減水剤『X504』シリーズ�
濁水処理プラント�
トンネル関連資機材 �
1�
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※本カタログ記載の仕様は改良のため予告なく変更することがあります。�
TEL 052-331-8821 FAX 052-332-0164�
TEL 03-3260-8321 FAX 03-3266-1648�
TEL 06-6578-3235 FAX 06-6578-3237�
TEL 092-574-0856 FAX 092-574-0846�
TEL 011-821-5868 FAX 011-821-6644
■ 本社�■中部営業部
■ 東京支店
■ 関西営業所
■ 九州営業所
■ 北海道地区 株式会社エイチ・アール・オー�
〒460-8331 名古屋市中区上前津1丁目3番3号�
〒112-0014 東京都文京区関口1丁目47番12号 江戸川橋ビル403B�
〒550-0015 大阪府大阪市西区南堀江4丁目1番18号 十川産業西長堀ビル7階 �
〒816-0932 福岡県大野城市瓦田623-4 リバーサイド大野城A号�
〒003-0011 札幌市白石区中央1条5丁目8番2号�
株式会社 カテックス�建設資材事業部�