iugonetと他プロジェクトとの比較
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IUGONET と他プロジェクトとの比較
IUGONET 第 2 回全体会議 / 平成 21 年度中間報告会 ( 極地研 ) 2009/11/11
*1 京大・生存圏研究所、 *2 京大・理・地磁気センター、 *3 京大・理・附属天文台、 *4 九大・宙空環境研究センター、 *5 名大・太陽地球環境研究所、 *6 国立極地研究所、 *7 東北大・惑星プラズマ大気研究センター
林寛生 *1 、堀智昭 *5 、吉田大紀 *2 、金田直樹 *3 、鍵谷将人 *7 、阿部修司 *4 、上野悟 *3 、三好由純 *5 、小山幸伸 *2 、河野貴久 *5 、田中良昌 *6 、岡田雅樹 *6
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VMO
調査したプロジェクト IPYDIS
PDS STARTS IUGONET
GCMD
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VMO
NASA によって運営。磁気圏の衛星観測を中心とした観測データ (WDC などの地上観測も含む ) を扱う
メタデータ・データベース
メタデータのフォーマットは SPASE データモデル
検索インターフェースは UCLA 版 ( データセットを対象 ) と GSFC 版 ( 個々のデータファイルが対象 ) の2つ
データによっては autoplot( 可視化ツール )が利用できる
< UCLA 検索インターフェース >
< GSFC 検索インターフェース >
Virtual Magnetospheric Observatory
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IPYDIS / GCMD
NASA によって運営。 IPYDIS は IPY( 極域を対象とした調査・観測・研究の国際事業 ) 関連データを扱う。 GCMD は地球科学全般の衛星観測および現場観測データを扱う
メタデータ・データベース ( データファイルではなくデータセットが対象 )
将来的には実データのアーカイブも目指している (IPYDIS)
< IPY Portal のトップページ >
< GCMD のトップページ >
International Polar Year Data Information Service / Global Change Master Directory
メタデータのフォーマットは IPY メタデータプロファイル / DIF(Data Interchange Format)
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PDS
NASA の惑星探査ミッション、周回衛星、地上望遠鏡、実験データのアーカイブ・検索システム
Planetary Data System
5つのサイエンスノード(大気、ジオサイエンス、惑星プラズマ相互作用、リング、小天体)、3つのサポートノード(工学、イメージング、航行)から成る
各ノードごとで様々なツール ( 表示、フォーマット変換、 etc.) が存在
メタデータ・データベースも内包( フォーマットは PDS 独自 )
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STARS
< メインダイアログ >
< データ表示ダイアログ >
Solar-Terrestrial data Analysis and Reference System
村田さん ( 愛媛大→ NICT) 作成
個人の Windows PC にインストールし、ユーザ登録をして使う (Web ベースのツールではない ) 。
データを検索、ダウンロード、表示、解析するための総合ツール。
メタデータ・データベースも内包( フォーマットは STARS 独自 )
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メタデータ・データベース メタデータ・データベースであるか?
データファイルも検索対象IUGONET VMO
総合解析ツールSTARS
PDS
観測データベース
IPYDIS GCMD
データセットのみが検索対象
メタデータ・データベースを内包 メタデータ・データベースそのもの
IPYDIS は将来的には観測データベースを目指す
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メタデータフォーマット
メタデータのフォーマットはいろいろ
IPYDIS
IPY metadata profile
GCMD
DIF
マッピングできる
STARS
STARS 独自フォーマット
PDS
PDS 独自フォーマット
PDS 独自フォーマット
VMO
SPASE
IUGONET
データファイルも扱える 要素が多く、スーパー
セットになり得る VxO で採用されている
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SPASE 改(?)
可視化・解析ツール 統一した可視化・解析ツールを持つか?
?
IUGONET
統一したツールがある
STARS VMO
STARS でダウンロードできるデータは可視化できる
autoplot でクイックルック表示できるデータもある
PDS
統一したツールは無い
GCMDIPYDIS
各ノードでは可視化やフォーマット変換ツール等がある
•ERG-SC との共同開発•各観測 DB での開発
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まとめ
IUGONET は
データセットとデータファイルの両方を対象にしたメタデータ・データベースである
SPASE をメタデータのフォーマットとする
解析・可視化ツールを
機能的には VMO が最も近い
• 各観測 DB で独自に開発する ( 開発環境はIDL)• ERG-SC と共同開発する ( いくつかのデータフォーマットには共通に使えるもの )
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