itx災害会議発表資料(rcf復興支援チーム 藤沢烈氏)2013年10月6日
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2013年10月6日に行われたITx災害会議におけるRCF復興支援チーム 藤沢烈氏の発表資料。TRANSCRIPT
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情報を復興に活かす 3 つのキーワード
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・復興においてこそ、情報が必要である
・キーワード 1 「ラストワンマイル」 ~地域コ
ミュニティ形成
・キーワード 2 「 One to One 」 ~産業復
興
・キーワード 3 「テーマ別プラットフォーム」 ~人材支
援
まとめ
RCF 復興支援チーム代表理事 藤沢 烈
この文書の著作権は一般社団法人 RCF復興支援チームに属しています。この文章の無断転載、複写等はご遠慮下さい。Copyright © 2012 All Rights Reserved by RCF.復興コーディネーター採用説明会・活動報告会Page ... 2
復興においてこそ、情報が必要である
資料:復興庁「住民意向調査速報版(富岡町)の公表について」 http://www.reconstruction.go.jp/topics/main-cat1/sub-cat1-4/ikoucyousa/20130927_ikouchousa.pdf
刻一刻とコミュニティが崩壊に向かっている。その理由の一つに、情報が質量ともに届きにくい状況がある
現時点で戻りたい
現時点で判断がつかない
現時点でまだ戻らないと決めている
2012 年 12 月 2013 年 8 月
帰還の意向 ( 福島県富岡町 ), n=3,866
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キーワード 1 「ラストワンマイル」~地域コミュニティ形成
情報を必要な被災者ほど、情報を受け取れていない。ラストワンマイルをつなぐために、現地にコーディネイター ( 復興支援員 ) が必要となる
• 自治体による復興情報が住民に届いていない。また仮設住宅と借上住宅住民に情報の差
• 釜石市では 14 名の復興支援員が、地域テーマ別に復興の推進を行う
• 双葉町では 6 名が仮設•借り上げ住宅の情報格差の解消及び広報発信
• 「ラストワンマイル」を乗り越え情報が届くために、現地コーディネイターが必要となる
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キーワード 2 「 One to One 」~産業復興
資料: http://www.innovationtohoku.com/
被災者・被災事業者と支援者が、 One to One で結ばれることが、意味があり持続的な関わりために求められる
• 被災地の外からは、「有名な事業者」「古いニーズ」を受け取ってしまい、必要な事業者に、正しい支援ができない
・被災事業者と支援者が一対一でつながる「 One to One 」の仕組みが求められる
•Google 社等が進めるイノベーション東北は、現地コーディネイターを通じ、事業者と全国サポーターを結ぶ
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キーワード 3 「テーマ別プラットフォーム」 ~人材支援
今回の震災は、被災地も多く、支援も多い。被災地のニーズと支援側のニーズを集約し、見える化するテーマ別のプラットフォームが必要
• 被災自治体や事業者・NPO では、復興をすすめられる人材が圧倒的に不足
•10 月 4 日 ( 金 ) 、復興庁は被災地の人材不足を解消させる復興人材プラットフォーム「 WORK FOR 東北」を開始
・復興庁、総務省、三県、経済団体、 NPO が一同に会し、人材ニーズを一覧できるプラットフォームになることを目指す
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まとめ
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・復興において情報は必要だが、届いてはいない。
・情報を届けきるために「ラストワンマイル」を乗り越えることが必要・正しくニーズを捉え、継続的に支援するために「 One to One 」の関係を構築する・多対多な情報を整理するためにも、人材支援など「テーマ別プラットフォーム」が求められる
・ 10 年以上続く復興はまだ入り口の段階。引き続き東北を支えるためにも、情報を復興に活かしきりたい