iso31000のフレーム活用による 外見リスクマネジ...
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ISO31000のフレーム活用による外見リスクマネジメント推進の可能性
外見リスクマネジメント研究会 中間報告
2016年10月29日 北海道大学にて
広報コンサルタント 石川慶子
本日の内容
1. 研究会立ち上げの背景
2. 研究目的と活動進捗
3. 現時点の課題
1.研究会立ち上げの背景
① 採用広報のリッチコンテンツ化(トップの姿、動画)
② トップブランディングにおける外見アドバイス能力は広報担当者に必須(特に女性リーダー)
③ しかし、外見に関する広報研究少ない
④ 自ら実践したところ、メリットを実感(外見→体力)
1-1.16名へのアンケート結果
直近1年間の外見と見られたい自分について事前アンケート結果
男性エグゼクティブ:10名
・見られたい姿:信頼3、カッコイイ2、誠実、清潔、落ち着いている、若い
・気になる部分:腹7、姿勢4
女性エクゼクティブ:6名
・見られたい姿は:信頼3、経営者らしさ2、女性らしさ2、誠実
・気になる部分:足、首、身長、お尻、姿勢、後ろ姿
2.研究会としての目的
1. 外見リスクマネジメントを定義する
2. 外見リスクマネジメントの必要性を論理的に説明する
3. 外見リスクマネジメントの具体的手法を確立する
4. 外見リスクマネジメントが有効であることを立証する
2-1.定義
外見リスクマネジメントとは、
「自分がこう見られたいと思っている姿と実際に相手に与えている印象が一致していない状況をリスクととらえ、そのギャップを埋めること」
(石川慶子、2015年3月提唱)
現在メンバー各自が実践して定義する準備
2-1-1.定義を深めるための実践日本リスクマネジャー&コンサルタント協会主催の「外見リスクマネジメント体験セミナー」への無料参加研究会メンバー、スタイリストやウォーキングインストラクター、仕事ができる体づくりトレーナーによる個別アドバイス
2-2.必要性を論理的に説明する
まだ、道半ば
男性から
「見てもわからない」「数字が欲しい」
未発表のメンバー写真
©Keiko Ishikawa 無断転載禁止 11
リスクマネジメント国際的ガイドラインISO31000フレーム活用を考えた
企業だけでなく、団体、家族、個人が実践することを提唱
組織状況の確認
リスクの明確化
リスク分析
リスク評価
リスク対応
コミュニケーション及び協議
モニタリング及びレビュー
2-3.具体的手法
©Keiko Ishikawa 無断転載禁止 12
ISO31000を外見リスクマネジメントに置き換える
自分の姿に向き合う
自分の姿をどう見せたいか
ギャップの課題はどこか
どのような手順で行うか
実践
改善を続ける
周囲の評判を聞いて自己評価
2-3-1.具体的手法
2-4.立証する
「やせた」「歩くのが楽になった」
「周囲から服(立ち姿、姿勢、歩き方)を褒められるようになった」
「夕方以降にコーヒーを飲むのをやめた(睡眠の質をよくするため)」「服で悩むことがなくなった。効率的に買い物ができるようになった」
「売上が上がった」「プレゼンで自信がみなぎるようになった」「人から声をかけられる回数が増えた」
姿の変化評判の変化
ライフスタイルの変化
仕事の変化
変化を数値化できないか
2-4-1.変化設問の組み立て
1)設問項目は実践者へのインタビュー
2)専門家へのインタビュー
2-4-2.立証の組み立て方
外見の変化が仕事とライフスタイルにどのような影響を与えたかの相関関係を数値化する
2-4-3.立証完成イメージ
+仕事、ライフスタイルへの影響度合い(現在検討中)
3.現時点での課題
・必要性について論理的に説明するための組み立て
・変化の数値化アンケート設問設計に適切な手法
10月29日聴講者からの意見
1)広告の評価手法が使えるのではないか
2)政治家の外見リスク診断を勝手ランキングしてはどうか
3)海外の先行研究があるはずなので調べてはどうか