iijmio meeting 12 みおふぉん教室「子供の格安スマホデビュー」
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みおふぉん教室
子どもの格安スマホデビュー
株式会社インターネットイニシアティブ
宮垣 遼平
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はじめに
自己紹介
• 宮垣 遼平(みやがき りょうへい)
• MVNO事業部 MVNO技術開発部
• 現在は営業支援を担当。入社・配属後からIIJmioのSIMやひかりのサービス運用・技術サポートに携わってきた
• IIJmio meetingには第4回以降、相談コーナーの人として参加
今日お話したいこと
• 「格安スマホ」で家計の通信費を抑えられるようになった
• 費用が減ったので子どもにもスマホを持たせてあげたい
• でも、子どもに「格安スマホ」を持たせても大丈夫だろうか?
• 子どもに「格安スマホ」を渡すために気をつけたいこと
• 安心・安全なスマホとして、どんな機能が必要?
• 機能だけじゃない大切なこと!
※ この資料では、MVNOのサービスで利用するスマホという位置づけで「格安スマホ」と表現しています
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安心・安全なスマホとして、どんな機能が必要?
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「安心・安全なスマホ」を考える
ポイントとなる4つの機能• 「位置情報」を確認できる機能
- 子どもが今どこにいるのか?を把握したい
• 「アクセス制限」機能(フィルタリングサービス)
- 有害サイトの閲覧を防ぎたい
• 「端末利用制限」機能(ペアレンタルコントロール)
- 不適切なアプリの利用、不用意な課金、を防ぎたい
• 「ウイルス(不正アプリ)駆除」機能
- 個人情報やスマホを守りたい
参考:キャリア各社の子ども用スマホの機能・サービス• NTTドコモ:https://www.nttdocomo.co.jp/product/kids_junior/
• KDDI:http://www.au.kddi.com/mobile/product/junior/
• SoftBank:http://www.softbank.jp/mobile/products/mimamori-keitai/
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「位置情報」を確認できる機能
iPhone/Androidとも、標準的な機能で実現可能
• 端末に設定しているアカウントでログイン
すれば、位置情報を確認できる
おまけ:ロック画面にメッセージ表示(紛失時対策)
• iPhone:iCloud.com にログインし、iPhoneを探す>紛失モード
• Android:設定→セキュリティ→ロック画面メッセージ
iPhoneを探す Androidデバイスマネージャー
※子どもがある程度の年齢になったらとても嫌がる機能です…
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アクセス制限(フィルタリング)サービスとは
• 有害サイトへのアクセスを遮断(制限)するサービス
• オススメは「アプリで制御」
インターネット
「アクセス制限(フィルタリング)」機能
DPI機器
アプリで制御
○ 通信に依らず遮断△ 設定が必要
ネットワークで制御
○ 設定がほぼ不要× Wi-Fiなどで回避
有害サイト
LTE/3G
Wi-Fi
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どんなサービス(アプリ)があるのか
• i-フィルター for マルチデバイス(有償)
IIJmioでもお申し込み可能
• ウイルスバスター モバイル(有償)
IIJmioでもお申し込み可能
• ノートン ファミリー(無償)
• Yahoo!あんしんねっと(無償)
「アクセス制限(フィルタリング)」機能
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「青少年インターネット環境整備法」への対応
• 「青少年が安全に安心してインターネットを利用できる環境の整備等に関する法律」
• 実際の利用者が18歳未満の場合は、原則アクセス制限サービスを提供しなくてはいけない
• キャリアはこの法律施行当初より、「利用者の確認」と「利用者の年齢」確認を実施して対応済み
• MVNO委員会でもこの法律に対応するガイドラインを策定
• IIJmioでは、2016年6月1日より回線ごとの利用者登録に対応
提供するアクセス制限サービスが有償なので注意が必要
参考:
一般社団法人 テレコムサービス協会 MVNO委員会
MVNOにおける青少年へのフィルタリングサービスの加入奨励に関する指針(ガイドライン)
http://www.telesa.or.jp/wp-content/uploads/committee/mvno/pdf/mvno_FIL_GL_20150317.pdf
「アクセス制限(フィルタリング)」機能
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「端末利用制限」機能
iPhone:OSに付属のペアレンタルコントロール機能
• https://support.apple.com/ja-jp/HT201304
• iPhoneは、OSに付属の機能で「アプリ」「コンテンツ」「デバイス」「アカウント」など、多種多様な設定が可能
• 「設定」→「一般」→「機能制限」
アプリの許可 コンテンツの許可 プライバシー 変更の許可
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「端末利用制限」機能
Android:機能制限アプリの導入
• OSレベルでのペアレンタルコントロール機能は少なそう
• 各アプリごとに設定を行う
- Google Play(レイティング(年齢制限))※購入制限は不可
- Google検索(セーフサーチ)
- YouTube(セーフモード)
• Androidは有償無償の機能制限アプリを導入するのがよい
- i-フィルター for マルチデバイス(有償)
- Yahoo!あんしんねっと(無償)
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「ウイルス駆除」機能
iPhone(iOS)は基本的にウイルス感染の心配は少なそう
• 勝手にアプリをインストールできないよう制限すれば更に安心
Androidは必要に応じてアプリを導入する
• 有償無償いくつかアプリがある
• 無償のものにはセキュリティアプリを騙った有害アプリもあるので注意
• ある程度有名なものや評価のあるものを選ぶ
IIJmioでもお申し込み可能
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機能だけじゃない大切なこと!
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最後に:大切なこと
親子で決めることが大切
• たとえばペアレンタルコントロール
- ガチガチに制限してしまえば安心、ですか?
- 使いたい(使わせたくない)機能・アプリを話し合って決めよう
- 利用制限機能 = 親子のルールを守らせるための機能
「ゲームがしたい」 → 例)課金は出来ないように設定する
「夜遅くまで使ってしまう」→ 例)利用時間制限を設定する
「友達とLINEがしたい」 → 例)注意すべきことを教える
• たとえばフィルタリングサービス
- 「フィルタリングサービスを使っていれば安心」が一番危険
なぜフィルタリングを行う必要があるのか
なぜそのサイトはフィルタされたのか
フィルタされていないサイトはすべて安全なのか
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最後に:大切なこと
ぜひ親子で考えてみてください
• スマホに詳しくなくても教えてあげられること
社会には子どもにとっての脅威(子どもを騙したい大人)がいる
スマートフォンが相手を傷つける武器になることもある
• 子どもが困っているときに気付いてあげられる、子どもが困ったときに親に相談できる環境(信頼関係)をつくること
• そのためにも、日頃からスマートフォンの利用について親子で話し合うことが重要
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まとめ
子どもでも安心・安全に格安スマホを使える!
• スマホ標準の機能やアプリを使って、「安心・安全」のために必要となる機能を設定してあげましょう
• 設定は子どもの成長に合わせて見直しも必要です
親子で話し合うことも大切
• 機能制限やフィルタリングを導入すること自体はわりと容易
• なぜその機能・アプリを使いたい・使わせたくないのか
• どういうことに気をつけて利用すればいいのか
気になることはお気軽に
@iijmioまでご相談ください!