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2G29 www.connect.co.jp ICパッケージのはめ込みと引き抜きの方法 このガイドブックは、ICパッケージをグリッパーソケット(Grypper Socket)にはめ込む時、又は、引き抜く時の注意 事項について記載しています。 次のような表記を使って説明をすることがあります。 必要な部品、ツールなど 1.プリント基板 2.アライメントフレーム(G40のとき) 3.デバイスプレス(オプション) 4.引き抜き工具(オプション) 5.ICパッケージ 6.真空ペン(オプション) 7.圧縮空気(ドライで清潔) 8.きれいな布 9.眼の保護メガネ 10.10倍以上の顕微鏡 NOTEは重要な情報を示します。危険情報は除きます。 NOTE CAUTIONは、それが無視されたときに、人の軽度のケガ、機材の損傷がありえることを示しま す。 CAUTION DANGER WARNING WARNINGは、それが無視されたときに、人の重大なケガ、死亡、機材の致命的な損傷がありえる ことを示します。 DANGERは、それが無視されたときに、人の重大なケガ、死亡、機材の致命的な損傷がありえるこ とを示します。 グリッパーソケット ハンダボールなし グリッパー G40ソケット ハンダボール付 グリッパー G80ソケット ハンダボールなし デバイスプレス 引き抜き工具 アライメントフレーム (G40用) Grypperソケット群 ツール群

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Page 1: ICパッケージのはめ込みと引き抜きの方法 - connectこのガイドブックは、ICパッケージをグリッパーソケット(Grypper

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ICパッケージのはめ込みと引き抜きの方法

このガイドブックは、ICパッケージをグリッパーソケット(Grypper Socket)にはめ込む時、又は、引き抜く時の注意事項について記載しています。次のような表記を使って説明をすることがあります。

必要な部品、ツールなど     1.プリント基板     2.アライメントフレーム(G40のとき)     3.デバイスプレス(オプション)     4.引き抜き工具(オプション)     5.ICパッケージ     6.真空ペン(オプション)     7.圧縮空気(ドライで清潔)     8.きれいな布     9.眼の保護メガネ     10.10倍以上の顕微鏡

NOTEは重要な情報を示します。危険情報は除きます。

NOTE

CAUTIONは、それが無視されたときに、人の軽度のケガ、機材の損傷がありえることを示します。

CAUTION

DANGER

WARNING

WARNINGは、それが無視されたときに、人の重大なケガ、死亡、機材の致命的な損傷がありえることを示します。

DANGERは、それが無視されたときに、人の重大なケガ、死亡、機材の致命的な損傷がありえることを示します。

グリッパーソケットハンダボールなし

グリッパー G40ソケットハンダボール付

グリッパー G80ソケットハンダボールなし

デバイスプレス 引き抜き工具

アライメントフレーム(G40用)

Grypperソケット群

ツール群

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ICパッケージを、グリッパーソケットにはめ込む時は、プリント基板にグリッパーソケットが実装されている必要があります。

WARNING

ICパッケージを、基板に実装されていない、グリッパーソケットにはめ込むと、グリッパーソケットが損傷することがあります。

WARNING

1.圧縮空気を、グリッパーソケットに吹き付けて、ホコリ、異物をとります。2.ICパッケージのボール配列と、グリッパーソケットのピン配列の方向をそろえます。

3.ICパッケージを丁寧に、グリッパーソケットの表面にあてがいます。

4.指を使い、ゆっくりと少しずつ、ICパッケーシをX方向とY方向に動かして、ICパッケージの ハンダボールが、グリッパーソケットのコンタクト位置に合うようにします。

5.10倍以上の顕微鏡により、ハンダボールが適性位置にあることを見て確認します。6.プリント基板の”ソリ(屈曲)”がないように、プリント基板の裏側で、グリッパーソケットの真下に 十分な度のサポート板(当て板)を用意しておきます。7.デバイスプレスを、ICパッケージの上に乗せます。

8.親指で、ICパッケージに下方向(Z方向)の力をかけます。”スナップ”した音が 聞こえることを確認します。

乾燥材を、グリッパーソケットに事前に添付して密閉しておくと、湿気防止になるのでご推奨します。

圧縮空気を扱うさいは、眼の保護に留意してください。

力が不足と思われる時はハンドプレスを使ってください。ただし、部品が損傷しないように気を付けてください。

NOTE

グリッパーソケットの使い方、はめ込みと引き抜き

はめ込み方法

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グリッパーソケットの使い方、はめ込みと引き抜き

NOTE

9.デバイスプレスを、ICパッケーシからはずす。10.10倍以上の顕微鏡により、ICパッケージが十分に、グリッパーソケットにはめ込まれていることを  確認する。斜め上から観察します。

1.引き抜きツールを用意します。2.引き抜きツールの先端を、プリント基板の方向に合せます。3.引き抜きツールの先端を、ICパッケージの側面のひとつの、下側のエッジに挿入します。    引き抜きツールの2つの内側エッジは、寸法が異なっています。     短い側:ハンダボールのピッチが、0.4mm,又は、0.5mmのとき     長い側:ハンダボールのピッチが、0.5mm以上のとき

4.引き抜きツールの上先端を、丁寧にゆっくりと、ICパッケージがコンタクトからはずれるように 回転させます。

    ICパッケージに重大な損傷がないように、コンタクトからはずすときに、手をICパッケーシの

    上に軽く乗せて、感触を確認しながら、行うことをご推奨します。

    ICパッケージが大きいときは、引き抜きツールをICパッケージの向かい側から回転させる    ことも含めて、これらのステップを繰り返し行ってください。

5.真空ペンを使ってデバイスプレスを、ICパッケージからとりはずします。

NOTE

引き抜き方法