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ハーバード社会起業大会スタディプログラム 2016

帰国後勉強会

2016年3月27日ワールドスタディ

田辺　大

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本日の進行

10:30 開会

10:30 DC 訪問先の振り返り

12:00 頃 ランチ休憩

13:00 頃 DC 訪問先の振り返り〜大会の振り返り

16:00 修了証授与

16:30 閉会、懇親会へ

（時間は目安であり、前後する可能性があります）

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DC 訪問と大会を通じた学び

• システミック・プロブレム (Systemic Problem) は何か？

• 変革の最小単位である個人が変革者 (Everyone a changemaker.) になるには？

• 変革理論 (Theory of change) をどう創るか？

• 集合的インパクト (Collective Impact) をどう創るか？

• どうシステミック・チェンジ (Systemic Change) を興すか？

一気通貫

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なぜ日本の SB は伸び悩むのか？

• 鍵となるのはセオリー・オブ・チェンジです。HSP2015ではくしくも数々の団体から言及がありました。動画必見。

https://www.youtube.com/watch?v=gMOw3XSA3Vs

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「変革理論」（セオリー・オブ・チェンジ , Theory of Change ）

• 「変革理論」とは、事業がどう社会変革に寄与するかを、理想から逆算で因果関係で説明した体系です。

• いわば、非営利団体の事業の「背骨」の役割を果たします。アメリカで大きな仕事をする NPO は「変革理論」を定めています。日本の NPO が今後伸びるために必須です。

• 事業の方向性や取り組みの優先順位を可視化できることから、メンバーの動機を向上し、外部からの協力を得やすくなります。

身体（事業）

背骨（変革理

論）今までの日本の大多数の

非営利団体は事業の「背骨」を持たず、

伸び悩んできました。

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変革理論の構造

長期成果(Vision, Long-term

Outcome)

究極成果(Ultimate Outcome)

説明責任の境界線(Accountability Ceiling)

途中成果(Preconditions /

Outcome)

途中成果(Preconditions /

Outcome)

途中成果(Preconditions /

Outcome)

途中成果（介入 Intervention を記す事例もある）

究極成果を実現するには？

長期成果を実現するには？

途中成果を実現するには？

社会的影響 (Impact)

仮説 A

介入 3介入 1

介入 4介入 2仮説 B

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2. 「集合的インパクト」（コレクティブ・インパクト , Collective Impact ）

孤立した影響力(Isolated Impact)

集合的インパクト(Collective Impact)

共有されたアジェンダ (Shared Agenda)共有された評価指標

(Shared Measurement)相互の関係を強化する活動

(Mutually Reinforcing Activity)持続的なコミュニケーション

(Continuous Communication)縁の下の力持ちを担う団体

(Backbone Organizations)

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「集合的インパクト」の浸透度の日米の差• 2011年3月23日にスタンフォード大学にて開催されたコレクティブインパクトのセ

ミナー（主催：FSG & SSIR) http://www.fsg.org/tabid/191/ArticleId/332/Default.aspx?srpush=true

「コレクティブインパクトをすでに実践されている方は挙手してください」（ John Kania, Managing Director, FSG)

2011 年 3 月

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単純な課題(Simple)

煩雑な課題(Complicated)

複雑な課題(Complex)

3つの課題- 社会課題はどれでしょうか？ -

「ケーキを焼く」(Baking a cake)

「ロケットを月に飛ばす」(Sending a rocket

to the moon)

「赤ちゃんを育てる」

(Raising a child)

出典： “ Getting to maybe” (邦訳：『誰が世界を変えるのか』（英治出版） )

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「弾丸」 VS 「散弾銃」( 集合的影響力の前提 )

“Essential Mindset Shifts for Collective Impact” (John Kania, et al. SSIR)http://www.ssireview.org/articles/entry/essential_mindset_shifts_for_collective_impact

とても、一発の弾丸(Silver Bullet: 「特効薬」 )

で社会課題は解決できず、特効薬はありません。

社会課題は複雑であり、散弾銃 (Silver Buckshot) のように、事業体が集合して

まとめ撃ちをするしかありません。

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「集合的影響力」の構造

「行動理論」(Theory of

Action)

共有された議題 (Shared Agenda)

共有された評価指標(Shared Measurement)

相互関係を強化する活動(Mutually Reinforcing

Activity)

持続的なコミュニケーション(Continuous

Communication)

縁の下を担う事務局団体(Backbone Organizations)

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アメリカで代表的な「集合的影響力」事例（ストライヴ・トゥギャザー , StriveTogether ）

• ストライヴは「行動理論」に合意する団体によるネットワークであり、シンシナティをはじめ全米 90地域で活動。「ゆりかごから就職へ」の道筋（ロードマップ , Roadmap ）に基づいた成果を追求している。

初等教育への準備

小学生の読解力

中学生の数学力

高校卒業 大学等入学 大学等卒業

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「行動理論」（セオリー・オブ・アクション , Theory of Action ）

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シンシナティにおけるstrivetogether のネットワーク

シンシナティ教職員連合

シンシナティ小児科中央病院

シンシナティ商工会議所

シンシナティ公立学校連絡会 シンシナティ

州立大学

コヴィントン独立公立学校

ヘイリー USバンク財団

シンシナティYMCA

JPモルガンチェース（金融機関）

P&G（製造業）

ユナイテッド・ウェイシンシナティ

シンシナティ大学 ★データ管理

ソフトを開発

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シンシナティの全公立学校

初等教育への準備

小学 4 年生の読解力

中学 2 年生の数学力

高校卒業

大学等入学

エコシステム（事業の生態系）

実践者

中間支援組織

大学研究機関

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マジョリタス 2016.3.2.

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アショカ 2016.3.3.

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20https://www.youtube.com/watch?v=fNxkCt9Pm3o

参考 : Roots of Empaty

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ホワイトハウス 2016.3.3

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ポインツ・オブ・ライト 2016.3.3

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• Activate Volunteers　ボランティアを奨励• Volunteer Solutions　ボランティアによる解決策を提供• Volunteer Expertiseボランティアによる専門性を提供

• Volunteer Recognitionボランティアの認知

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25https://www.youtube.com/watch?v=g_3MoJSIOX0

全米で最も市民性に富んだ50 社を調査し発表

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76% はボランティア参加を通じてより健康になった。

92% は専門性あるボランティア参加を通じ関係性マネジメントスキルを向上。

人事部員の 91% はリーダーシップスキルをアップした。

「ボランティアをすることで会社にどのような利益があるかを説明できねばならない」として紹介されたスライド

81% は専門性あるボランティアを通じて対人スキルを向上。

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ホワイトハウスお土産店

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ティーチ・フォー・アメリカ (TFA) 2016.3.3

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Gala （資金調達パーティ）

https://www.youtube.com/watch?v=WFxwHlK_X4k

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寄付の決め手は、ミッションやムーブメントへの共感。

自分のおばあちゃんに訴えかけるよう、わかりやすく！

TFA へ入社したい人に対して厳正な審査を設定し

ています。

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ユニオン・キッチン 2016.3.3

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https://vimeo.com/136017669

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DC セントラルキッチン 2016.3.4

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ハーバード社会起業大会 2016• 本大会のミッションステートメント– To inspire participants to engage in

truthful dialogue about the past and to dare to embrace the challenges of the future.

–私たちは大会参加者を、過去についての真の対話に務め、そして未来の難局を受容する勇気を持つよう、触発します。

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ハーバード社会起業大会 2016４つのトラック

1. 都市を変えていくこと (Transforming Cities) デトロイトとボストンの地域再生の取り組み等を議論。 2. 目的を持った利益 (Purposeful Profit) ベンチャー・フィランソロピーや、インパクト投資など、社会課題

の解決を目指す投資等を議論。 3. 環境と持続可能性 (Environment & Sustainability) 地球環境問題、気候変動、民間企業の役割、自然エネルギー等を議

論。 4. 機会の分断 (Opportunity Divide) 貧困問題、格差、教育、社会的包摂 (インクルージョン )等が議論。

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大会 1 日目 2016.3.5

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大会受付

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2010 年にお二人は参加して 7 年ぶり

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サンダース・シアターサンデル教授「正義」の収録会場

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Keynote - Andrea Jung, CEO Grameen America

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Keynote - Marcus Shingles, CEO, XPRIZE Foundation

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Keynote - Casey Gerald, Co-Founder and CEO at MBAs Across America

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Innovation in Government

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Pitch Competition

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ハーバード大学生協

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大会 2 日目 2016.3.6

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朝食

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Occulus Rift Virtual Reality Demo

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Starting Up: My Story

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Education Hackathon

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Human Centered Design Workshop

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Meditation Class

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Keynote - Daniel A. Koh, Chief of Staff to Mayor Martin J. Walsh of Boston

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Keynote - Gerald Chertavian, Founder & CEO, YearUp

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