親建築：VitraHaus

建築者：Herzog & de Meuron

<VitraHausの特徴>

まず第一に、いくつもの「家」が組み合わさってできている。

長屋のような、細長い形をした三角屋根の「家」が複雑に組みあって構成されてい

る。

室内はカフェ・展示場として利用されている。内部は至ってシンプルな構造で、壁と平行に展示

棚が設置してあり、巻貝の中身のような螺旋階段が印象的である。第二に、両端が窓。「家」

の両端はガラス張りになっており、「家」の中をまっすぐ見渡せる。また、地上から見

上げると、各「家」が複雑に入り組む様子が頭上に見られる。

今回の小建築のテーマである「他者と暮らす空間」には、

VitraHausのように、複数の個別な「家」が組み合わさっていることで、他者と同じ地

を共有しつつ自分の領域を持てる要素が必要と思い、この建築を選んだ。

<内装の様子>

↑巻貝の内側のような螺旋階段 カフェの様子↑

内装がシンプルで、「家」の両端がガラス張りのため明るく、開放的である。