ghpの新省エネ制御サービス...
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GHPの新省エネ制御サービス
適用による費用対効果
2018.3.8 国立大学法人 名古屋大学
施設管理部 施設管理課 機械エネルギー管理係
花 井 貴 浩
GHP空調の省エネルギーに関する取り組み(現状)
・高効率機器の採用
・機器の容量設計法の見直し
・中央制御による設定温度管理・消し忘れ防止機能
名古屋大学 東山キャンパス全体にて既に展開
次なる省エネ対策として
新たな省エネ制御サービスの適用
GHP省エネ対策
⇒
GHP新省エネ制御サービスの概要
・遠隔監視機能・・・故障時の自動通報サービス
・パトロール機能・・・消し忘れ防止,設定温度一定管理
・日報作成機能・・・エネルギーの見える化
従来型サービス(2002年~)
新省エネ制御サービス追加機能(2012年~)
・省エネ制御機能・・・使用状況に応じた省エネ運転
・間引き制御機能・・・運転台数制御(※本学では未実施)
30℃
29℃
28℃
27℃
26℃
目標省エネ度
0%
室温
目標省エネ度
30%
目標省エネ度
20%
目標省エネ度
10%
室温が高い場合、自動的に
省エネモードを外して通常運転
室温により、自動的に
省エネモードへ切替え
(省エネモードは3段階)
通常制御
省エネ制御ON
設定温度に向け、
出力を抑えて空調
急発進!!
急停止!!
省エネ制御における室温推移イメージ
急発進!!
▲ ▼
冷房
27℃
の場合
省エネ制御
省エネ制御機能
・事務系建物(2015年度夏期・2014年度冬期)
夏期
冬期
制御「なし」
7/31(金) 17.2㎥
制御「弱」
7/28(火) 9.1㎥
制御「なし」
1/15(木) 17.1㎥
制御「弱」
1/26(木) 11.1㎥
制御「強」
1/30(水) 13.3㎥
ガス削減率 夏期:最大47% 冬期:最大36%
0
5
10
15
20
25
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35
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0
2
4
6
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20
2015/07/07
2015/07/08
2015/09/09
2015/09/08
2015/09/11
2015/07/23
2015/08/25
2015/07/02
2015/08/28
2015/07/03
2015/07/10
2015/09/03
2015/08/20
2015/09/10
2015/07/22
2015/08/26
2015/09/01
2015/09/04
2015/08/21
2015/08/27
2015/09/02
2015/08/19
2015/07/21
2015/07/24
2015/07/30
2015/07/15
2015/07/14
2015/07/31
2015/08/06
2015/08/18
2015/07/28
2015/07/29
2015/08/05
2015/08/04
2015/08/07
平均室外機吸込温度:℃
ガス消費量:㎥
事務局 2015夏期
ガス消費量 平均室外機吸込温度
0
2
4
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8
10
12
0
5
10
15
20
25
02月13日
02月10日
12月16日
12月19日
01月29日
01月28日
01月30日
12月26日
01月15日
01月22日
12月24日
01月14日
02月03日
02月04日
12月25日
01月20日
01月21日
02月06日
02月05日
01月13日
01月23日
01月16日
02月12日
01月27日
平均室外機吸込温度:℃
ガス消費量:㎥
2015年度夏季
2014年度冬季
条件類似日同士の比較(2014~2015年度)
※昨年度発表内容
条件類似日同士の比較(2014~2015年度)
・室内状態
例:事務局本部棟 平均室温
制御「なし」
7/31(金) 27.8℃
制御「弱」
7/28(火) 27.6℃
制御「なし」
1/15(木) 22.4℃
制御「強」
1/30(水) 22.3℃
25
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9:00
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室温:℃
制御なし
制御弱
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15:20
15:40
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16:40
室温:℃
制御なし
制御強
夏期
冬期
夏期・冬期ともに
制御あり・制御なしの室温はほぼ同等 制御ありの室温は安定化し快適性が向上
条件類似日同士の比較(2014~2015年度)
※昨年度発表内容
サービス適用スキームと対象施設
・検証を2年間行い学内水平展開を見据えた試行へ
・省エネ推進経費にて試行(導入可能な全建物に適用)
建物名 用途 延床面積
(㎡) GHP室外機台数(台)
情報学研究科棟 教育系 8,674 16
農学部B館 教育系 5,967 14
国際棟 教育系 2,098 5
減災館 事務系 2,898 1
IB電子情報館 研究系 21,970 24
合計60台
検証期間 2017/1/1~2017/12/31
省エネ性・費用対効果(年間)
導入前ガス量:2017年1月~12月の名古屋市平均気温に対し,
±1℃であった2013年4月~2016年3月の各月の使用量の平均値を使用
建物 室外機 台数(台)
サービス 利用料金
(円)
省エネ制御 運転割合
ガス 削減率
費用対効果 (円)
情報学研究科棟 16 240,000 58% 28% -1,263,845
農学部B館 14 210,000 38% 18% -202,863
国際棟 5 75,000 49% 21% -112,270
減災館 1 12,500 95% 19% -28,615
IB電子情報館 24 270,000 42% -8% 628,153
合 計 60 807,500 45% 14% -979,440
(費用対効果)=(サービス利用料金)+(ガス料金差額)
※
※
※減災館の検証期間は10ヶ月間,IB電子情報館の検証期間は9ヶ月間
検証期間
2017/7/1~2017/9/30
省エネ性・費用対効果(季節別)
検証期間
2016/12/1~2017/3/31
※1 導入前ガス量:2017年7月~9月の名古屋市平均気温に対し,
±1℃であった2013年~2015年の7月~9月の使用量の平均値を使用
※2 導入前ガス量: 2016年12月~2017年3月の名古屋市平均気温に対し,
±1℃であった2014年1月~3月,2015年1月~2月の使用量の平均値を使用
建物 室外機 台数(台)
夏期※1 冬期※2
省エネ制御 運転割合
ガス 削減率
費用対効果 (円)
省エネ制御 運転割合
ガス 削減率
費用対効果 (円)
情報学研究科棟 16 61% 28% -401,941 47% 39% -691,050
農学部B館 14 48% 10% -34,884 23% 35% -189,308
国際棟 5 49% 32% -65,553 50% 32% -90,691
減災館 1 94% 23% -13,047 96% 10% -4,557
IB電子情報館 24 54% -6% 134,783 37% 6% -25,775
合計 60 54% 14% -380,644 38% 27% -1,001,381
まとめ
まとめ
GHPにおける新省エネ制御の効果検証 GHPの新たな運用支援ツールである省エネ制御を大学の建物に導入し 制御による費用対効果について検証を行った
省エネ制御運転によるガス消費量の削減効果
年間ガス削減率:14%(47%)
年間費用対効果:979,440円(1,607,593円)
()内…稼働率が大きく変化したIB電子情報館を除いた場合
約4ヶ月で年間投資費用回収が可能
・年間を通じて,ガス消費量を削減することにより費用対効果が出ること を確認 ・夏季よりも冬季の方がガス消費量の削減効果が大きいことを確認
【今後について】 ・未実施の団地(鶴舞・大幸)にも適用していく ・新営工事や空調更新を実施する際に導入していく
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