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G-Force GUITAR EFFECTS PROCESSOR 日本語マニュアル

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G-ForceGUITAR EFFECTS PROCESSOR

日本語マニュアル

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パラメータリスト - OUTPUT

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造 PAN + TREMOLO

TREMOLO

PANNER

PITCH ピッチシフト

INTELLIGENT 2 VOICE

FIXED 1 & 2 VOICE

2 VOICE 2 OCTAVE

DETUNE

DELAY ディレイ

STEREO DELAY

DUAL DELAY

DUAL TWO TAP DELAY

ONE TAP DELAY

QUAD TAP DELAY

DRIVE ドライブ

CHORUS/FLANGER コーラス/フランジャー

CLASSIC CHORUS

ADVANCED CHORUS

CLASSIC FLANGER

ADVANCED FLANGER

REVERB リバーブ

REVERB

SIMPLE REVERB

OUTPUT アウトプット

RESETメニュー仕様及び性能トラブルシューティングMIDIインプレメンテーションチャート自己診断テスト

はじめにG-FORCEの基本的な構造クイックレファレンスフロントパネルリアパネルシグナルフロー操作法概要配線について操作方法

RECALL プリセットの呼び出し

STORE プリセットの保存

EFFECTS エフェクトの編集

I/O SETUP 入出力関連設定

MODIFIERS モディファイア

UTILITY ユーティリティ

TEMPO テンポ

TUNER チューナー

パラメータリスト全アルゴリズム共通のパラメータ

GATE ゲート

COMPRESSOR コンプレッサー

FILTERS フィルター

PARAMETRIC EQUALIZER

RESONANCE

WAH WAH

FORMANT FILTERS

PHASER

tmn/ym-v200

3

目次

5678

10111216

1719202226293132

333435

3536363738

3839

40424243

434445464647

48484950

5153545657585960

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ご購入にあたってこの度は、G-FORCEをお買い上げいただき、誠にありがとうございます。

G-FORCEは、8系統の独立したエフェクト処理を音質の妥協なく同時に施すこ

とができるギター・マルチエフェクト・プロセッサーです。G-FORCEは、自由

に各エフェクトの接続順を変更でき、複雑なルーティングも可能にします。また、

24bit A/D-D/A コンバーターを採用したことで、ギター・トーンを忠実に再現でき

ます。加えて、G-FORCEには、モディファイア・マトリクス・セクションに充

実したリアルタイム・コントロールを備えており、お持ちのMIDIペダルやエキス

プレッション・ペダルなどのコントローラから複数の内部パラメータのリアルタイ

ム・コントロールを可能とします。

このマニュアルについてマニュアルを通してお読みになる時間がない場合、まずページ 7のクイックレファ

レンスをご参照下さい。

G-FORCEをご使用になられる前に使用法を詳しく把握されたい場合、このマニュ

アルは G-FORCEの全機能をステップごとに解説しております。

このマニュアルでは、ボタンを本体表示に従い、英文大文字で記します。液晶表

示の各ページの名称は、英文で、頭文字のみ大文字の表記となっています。例え

ば、各パラメータについての表記は日本語で「パラメータ」、PARAMETERホイー

ルは「PARAMETER」と表記されます。

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はじめに

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プリセット

G-FORCEは、フロントパネル中央にある 9種類のエフェクトを組み

合わせて一つの混合エフェクトを作ります。エフェクトの接続順、各

エフェクトの設定、そしてペダルを踏み込んだ時にどの様に音が変る

か、などの設定を含めたものを「プリセット」と呼びます。工場出荷

時には、100のファクトリープリセットが準備されています。ユーザ

がこれらファクトリープリセットに変更を加えたもの、あるいは一か

ら作成して保存されたプリセットは、本体に保存する場合は「ユーザ

ープリセット」、カードに保存する場合は「カードプリセット」と呼

ばれます。

エフェクト/エフェクトブロック

一つのプリセットは、9種類のエフェクトの組み合わせから構成され

ます。フロントパネル中央部分にある灰色のボタンが各エフェクトの

種類を示しますが、これら一つ一つを「エフェクトブロック」と呼び

ます。エフェクトブロックは個別にON/OFFできます。エフェクトブ

ロックの組み合わせと接続順は、プリセットに保存されます。

パラメータ

各エフェクトブロックは、一つのコンパクトエフェクト機の様に、い

くつかの要素をコントロールすることができます。たとえば、トレモ

ロの効果を得る場合には、トレモロのスピード、かかり具合の深さ、

入出力レベルなどが調節できます。これらの、コンパクトエフェクト

でいえばツマミに当たる調節可能な要素のことを「パラメータ」と呼

びます。コンパクトエフェクトの種類によりツマミの数と内容が違う

のと同様、G-FORCEの各エフェクトには幅広いパラメータが準備さ

れています。パラメータの設定値は、プリセットに保存されます。

アルゴリズム

エフェクトには、用途と種類により音とパラメータの異なる複数の

「アルゴリズム」を持っている場合があります。例えば、フィルター

のエフェクトは、EQ・レゾナンス・ワウワウ・フォルマントフィル

ター・フェーザーの 5種類のアルゴリズムから一つを選択できます。

選択するアルゴリズムにより、得られる効果と調節できるパラメータ

が異なります。エフェクトブロックは一つの分類であり、複数のアル

ゴリズムに細分化されているとお考えいただければ分かりやすいかも

しれません。

モディファイア

G-FORCEでは、外部 MIDIフットコントローラやエキスプレッショ

ン・ペダルから指定したパラメータを調節するためのモディファイア

機能を装備しています。モディファイア機能は、プリセット毎に別の

設定が保存できるため、一つのエキスプレッション・ペダルで、一つ

のプリセットではワウワウのペダルとして機能し、別のプリセットで

はコーラスの効き具合を調節するなど、複数の用途に使用することが

できます。さらに、一つのペダルを複数のパラメータに割り当てるこ

とも可能なため、ペダルを踏み込んだ時にのみにディレイ音が聞こえ、

原音がこもり、コーラスのスピードが下がる...などといった、従来で

は不可能に近かった複雑な効果も得られます。G-FORCEでは、8つ

までの外部モディファイアを同時に使用することが可能です。さら

に、入力信号の音程や音量などによりエフェクトのパラメータを変更

するための内部モディファイアも搭載しています。

メニューとページ

操作を素早く行える様、G-FORCEでは操作画面を内容別に分類して

います。フロントパネルに CONTROLと記されている部分がその役

目を果たし、たとえば RECALLボタンを押すとプリセットの呼び出

しに関連する操作、EFFECTSはエフェクトの編集、I/O SETUPは本

体の入出力に関する操作、といった具合に分類されています。

CONTROLセクションのボタンを押すと、画面左上に押したボタンと

同じ文字列が表示されます。例えば、EFFECTSを押すと画面左上に

「Eff.」と表示され、エフェクト関連の編集を行っていることが確認で

きます。エフェクトの設定は各エフェクトのミックスレベルの設定、

各エフェクトのパラメータ編集、エフェクトブロックの接続順の変更

などに細分化されます。G-FORCEでは、大分類をメニュー、細分化

されたものをページと呼びます。上記の例では、Effectsメニューは

Mix・ Edit・ Routing・ Layoutページに分割されている、というこ

とになります。

G-FORCEの基本的な構造

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基本的な操作方法

G-FORCEのコントロールは、パラメータの変更を PARAMETERホイールで、値の変更を VALUEホイールで行いま

す。多くのメニューでは、矢印ボタンで表示させるページを選択できます。例えば、Recallメニュー上からは、Mix、

Edit、Routing、Layoutが選択でき、ENTERを押すとそのページにアクセスできます。

プリセットの呼び出し

RECALLボタンを押します。カーソルが Presetの位置にあることを確認して、VALUEホイールを回して呼び出した

いプリセットを選択します。ENTERを押すと、プリセットが呼び出されます。

クイック・ストア

G-FORCEは、プリセットを編集した後、その設定を同一の名称ですばやく保存するためのクイック・ストア機能を

装備しています。ファクトリープリセットを編集後に STOREを押し、ENTERを押すと、G-FORCEは自動的にユー

ザバンクの最初の空きスペースに設定を保存します。ユーザープリセットを変更した後に保存を行う場合、通常は以前

と同じプリセット番号を提示してきます。古いプリセットに上書きしたくない場合、VALUEホイールで別のプリセッ

ト番号を選択して ENTERを押します。

編集

EFFECTSを押し、矢印ボタンで編集するエフェクトを選択するか、編集したいエフェクトブロックのバイパスボタン

をダブルクリックします。

MIDIフットコントローラの設定

I/Oボタンを押して、矢印ボタンでMIDIページを選択します。MIDIベーシック・チャンネルを調節して、フット・コ

ントローラとチャンネルを一致させます。このとき、プログラム・チェンジが Enable(可能)の状態にあることを確

認してください。これで、G-FORCEのプログラムをフット・コントローラ変更できます。

エキスプレッション・ペダルの設定

I/Oを押して、矢印ボタンで Controlを選択します。エキスプレッション・ペダルがコントロールできる機能が表示さ

れます。ここでは、メイン・ボリュームのコントロールを設定してみましょう。カーソルをMain Volに合わせて、

ENTERを押し、ペダルを動かしてみます。これで、G-FORCEは自動的にペダルの動きをメインボリュームに連動さ

せます。Ext.1-8の設定は、Modifiersメニューで行います。

入出力の設定

フロントパネルの左上にあるツマミで、入出力のレベルを調整します。モノ入力で G-FORCEを使用する場合は、I/O

を押し、矢印ボタンで Audioページを表示、L-onlyを選択します。G-FORCEを他のライン・ミキサーを使用してパラ

レル接続する場合は、G-FORCEに入力される原音を絞りエフェクト音のみを出力したいため、Killdry機能をオンにす

る必要があります。

クイックレファレンス

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POWER このボタンを3秒以上押すと、電源をオン/オフすることができます。(リアの電源スイッチがオンの時)

IN/OUT ツマミINで入力レベルを調整します。一般的に、-3~-6dBの LEDが点灯するように設定します。OUTは出力レベルを調整します。

カードスロットPCMCIAカードからプリセットを直接保存・読み込みができます。最低 64KB、最高 2MBまでのタイプ1 PCカードが使用できます。

ビルボードこのビルボードは、プリセット番号と名称、テンポ、チューナーやグローバル・メッセージを表示します。ビルボードの下には、プリセット・エディット、MIDIインフォメーション、インターナル・オーバーフローの4つのLED表示があります。それらの下には、コンプレッサーとエキスパンダーのゲインリダクション・メーターを備えています。こちらは、チューナー作動時にはチューナーのメーターとしてご使用いただけます。

レベルメーターメーターは L/Rそれぞれのレベルを表示します。

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フロントパネル

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BYPASSG-FORCEの全てのエフェクトをバイパスします。I/O Setupページの K i l l d r y が O N の状態でBYPASSを押すと、全ての出力はミュートされます。

TUNERチューナー・モードに入ります。

TEMPOこのボタンをタップすることで、テンポを入力できます。この機能は、現在使用しているプリセットに反映します。TEMPOボタンを押すことによって、Tempoポップアップ・メニューが表示されます。このメニューは2秒後に表示が取り消されますが、メニューが表示されていない状態でも設定されたテンポに合わせてボタンが点滅します。

矢印ボタンいくつかのメニューでは、矢印ボタンを押すことにより表示されるページを切り替えることができます。例えば、Effectメニューからは、Mix、Edit、Routing、Layoutページが選択できます。

PARAMETERホイールディスプレイ中の変更したい部分(黒く表示される部分)を選択します。

VALUEホイールパラメータの値を変更します

ENTER操作を確定する場合に使用します。ユーザの確認が必要な場面で、ボタンが点滅します。

EXIT操作のキャンセル時、あるいは特定のメニューから抜け出す場合に使用します。

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EFFECT BYPASS各エフェクトを個別にオン/オフすることができます。

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メイン・パワースイッチ

ハイ・インピーダンス入力

バランス出力

シリアルナンバー

S/PDIF入出力

MIDI In、Thru、Out

外部コントローラ入力

メモ

G-FORCEの入力は、アンバランスです。出力ジャックはバランスです。

出力から他の機材にステレオ・プラグを使用してアンバランス接続する必要がある場合、G-FORCEの接続先側のジャックでリングとスリーブをハンダ付けしてください。

アンバランス接続の場合、通常のギター・ケーブルを使用できます。

EXTERNAL CONTROL INジャックには、ラッチ/アンラッチタイプのフットスイッチ、あるいはエキスプレッション・ペダルが接続できます。

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リアパネル

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シグナルフローについて

アナログとデジタル出力は、常に同時に使用できます。

G-FORCEのデジタル入力は、44.1kHzのサンプリングレートのみをサポートしています。

デジタル入力

アナログ入力

入力ゲイン

入力セレクター バイパス

出力ゲイン

デジタル出力

アナログ出力

(バランス)

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シグナルフロー

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ユーザープリセットの作り方プリセットの作り方を、操作の順を追って説明します。まず、ファクトリ

ープリセット 225番「Empty Routing」を呼び出します。

- RECALLを押します。

- VALUEホイールを回してプリセット 225番に合わせます。

- ENTERを押します。

エフェクトの追加

エフェクトブロックを挿入するには2つの方法があります。ここでは、リ

バーブを追加してみます。

- EFFECTを押します。

- 矢印ボタンで Routingページを選択します。

- PARAMETERホイールでカーソルを最上段のコラムの三番目の

ポジションに移動します。

- REVERBをダブルクリックします。画面上にリバーブの

ブロックが挿入されます。

別の手順で同じ操作を行えます:

- EFFECTを押します。

- 矢印ボタンで Routingのページを表示します。

- VALUEホイールを回して REVを選択します。

- ENTERを押します。

エフェクトの編集

特定のエフェクトブロックのパラメータを表示するには二つの方法があり

ます。まず、最も早く簡単な方法を紹介します。

- EFFECTを押します。

- 矢印ボタンで Editページを選択します。

- REVERBをダブルクリックします。

- PARAMETERホイールで編集するパラメータを選択し、

VALUEホイールで値を変更します。

他の方法:

- EFFECTを押します。

- 矢印ボタンで Editページを選択します。

- PARAMETERホイールでカーソルを Reverbのブロックに

移動し、ENTERを押します。

- PARAMETERホイールで編集するパラメータを選択し、

VALUEホイールで値を変更します。

12

複数のエフェクトがプリセット内にある場合も、同様の方法

で、各エフェクトの編集を行うことができます。

プリセットのレベル設定

プリセットのレベルを設定するには二つの方法があります。

いずれの場合にも、後からレベルを上げる可能性を考慮して若干のヘッド

ルームを確保しておく必要があります。一つの方法は、最後に来るブロッ

クの入力あるいは出力レベルを下げることです。複数のエフェクトブロッ

クをパラレル接続している場合には、他の最終ブロックのレベルも同じ量

変更しないと、エフェクト音のバランスが変ってしまいます。

もう一つの方法は、Inセクションの Levelを変更することです。このレベ

ル設定は、内部配線上、ノイズ・ゲートの後で他のエフェクトブロックの

前に位置しています。このレベルは、Modifier Matrixの中で設定すれば、

エキスプレッション・ペダルでのコントロールも可能です。

ルーティングにブロックを追加する方法

ルーティングにディレイを追加してみましょう。追加する方法には、シリ

ーズ(直列)とパラレル(並列)がありますが、ここではパラレル接続を

してみます。この作業は Routingメニューから行います。

- PARAMETERホイールでカーソルを最上段、二番目の

ポジションに移動します。

- DELAYボタンをダブルクリックします。

パラレル設定の場合は、エフェクト間のバランスを十分に考える必要があ

ります。MIXを 100%にして相互のレベルを In/Outで調節します。

サブ・アルゴリズムの変更

左右のディレイ・タイムが同じステレオ・ディレイをインサートしたとし

ます。ここでは、左右のディレイ・タイムを変更します。

- PARAMETERホイールでカーソルを Delayブロックに

合わせます。

- ENTERボタンを押すと、Parameterページが表示されます。

- 左矢印ボタンを押すと、サブ・アルゴリズムが選択できます。

- PARAMETERホイールで「Dual」を選び、ENTERを押

します。

これで、左右のディレイ・タイムを別々に設定することが可能となりま

す。(二つのディレイのパン設定を忘れないようにしてください。)

操作法概要

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Layoutページでブロックを移動する方法

ディレイとリバーブの前にコンプレッサーを入れてみましょう。まず、デ

ィレイとリバーブのブロックを移動することが必要です。

- 矢印ボタンで Layoutページに入ります。

- VALUEホイールで「Move R」を選択します。

- PARAMETERホイールを左に回し、ENTERボタンを押して

ブロックを二つ右に移動させます。

- 矢印ボタンで Routingページに入ります。

- カーソルを動かして最上段、二番目のポジションに合わせ、

COMPRESSボタンをダブルクリックします。

これで、リバーブとディレイの前にコンプレッサーが設定されました。

ブロックのエフェクト変更と削除

ブロックを削除したり、ブロック内のエフェクトをリバーブからコーラス

に変更したい場合は、以下のような手順で行うことができます。

- EFFECTを押します。

- 矢印ボタンで Routingのページを表示します。

- PARAMETERホイールを使って、ブロックを移動させます。

- VALUEホイールを左に回し、新しいエフェクトを指定して

ENTERを押すか、好みのエフェクトをダブルクリック

します。これで、ブロックの変更と削除は完了します。

新しいプリセットの保存

これで、コンプレッサー、ディレイ、リバーブのプリセットが完成しまし

た。このプリセットを保存しましょう。

次が簡単な方法です。

- STOREを押します。

- VALUEホイールで保存するスペースを探します。(自動的に

空きスペースが表示されます。)

- 同じ名前で保存する場合には、STOREボタンを押します。

もし、名前を変更する場合は、以下の操作を行います。

- PARAMETERホイールをName(名前)のラインに

合わせます。

- VALUEホイールで文字を選びます。選択されている文字を

入力するには、ENTER を押します。

- 名前の変更が終ったら、DONEに移動して ENTERボタン

を押します。

プリセットの変更後もエフェクト音を維持する

二つのプリセット間で同じサブ・アルゴリズムを使用時、正しい Mute

Modeを使用することで、エフェクト音が途切れることなくプリセットの

変更を行うことができます。

ここでは、ディレイ音を残したまま、同じディレイを使用した別のプリセ

ットへ変更を行う例を解説いたします。

- 最初のプリセットのディレイの Paramページに入ります。

- Mute Modeパラメータを FX Inに設定します。

- これをプリセットの1に保存します。

- 次のプリセットに、全く同じ設定で、Delayブロックがバイ

パスされたものをプリセット2に保存します。

これで、ディレイ音を残したままプリセット1から2へ切り換えることが

できます。

モディファイアG-FORCEには、使用しているエフェクトのパラメータを可変させるため

のモディファイア機能を装備しています。外部 MIDIコントロールや G-

FORCE背面に直接接続できるエキスプレッション・ペダル、さらにエン

ヴェロープ・フォロアー、ADSR、ピッチ検出などのモディファイアを装

備しています。この機能により、ご使用のエフェクトの特定のパラメータ

を、たとえば入力信号の音量や音程により可変させることが可能です。こ

こでは、その設定方法を一部紹介します。ROMの# 21を使用して説明

を行います。

ダッキング・ディレイの設定方法

通常のディレイでは、演奏内容を問わず均一にエフェクトが鳴ってしまい

ますいますが、演奏を止めた時にだけディレイ音が鳴る様にしてみましょ

う。

- MODボタンを押すとMatrixページが表示されます。

- VALUEホイールを回すと、横軸にカーソルが移動します。

ENV(エンベロープ)にカーソルを移動します。

- PARAMETERホイールを回すと、縦軸にカーソルが移動

します。Delay Out levelと ENVが交わるポイントにカーソ

ルを移動します。

- ENTERボタンを押すと、二つのパラメータが連動されます。z

この時点で、ディレイ・レベルは入力信号のレベルの変化にしたがいま

す。これでは、逆にディレイ音が演奏の邪魔をしてしまうため、演奏を止

めた時にディレイが出力されるように設定します。

操作法概要

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- 接続されたポイントに合わせて再度 ENTERボタンを押すと、

Linkページが表示されます。

- カーブを変更します。プレイ中にディレイが出力されない様

にするには、Low Inputを 100%、High Inputを0%に設

定します。

EXITボタンを押して Linkディスプレイから出ることができます。リンク

を使用したくないときは再度 EXITボタンを押してください。

Matrix上のすべてのリンクを取り除く場合には、EXITボタンを

二回押します。すると、ポップアップ・ボックスが現れ、

ENTERボタンで確定するか、EXITボタンで中止するかを選択できます。

モディファイアを用いてオートパンニング・

ディレイ・エフェクトを創る

オートパンニング・ディレイを行うには、ディレイの後に Pan/Tremolo

ブロックを設定する方法がありますが、モディファイア・マトリクスで

LFOを設定することでも可能です。

- MODを押します。Matrixページが表示されます。

- LFO1のアウトプット1と Delay Pan 1/2を連動させます。

- 矢印ボタンでModifierページに入り、LFO1にスクロー

ルし、ENTERを押して LFOの設定を行います。

- Speed、Depth、Curveなどを設定して、ディレイパンニン

グの音をチェックします。

これでは二つのディレイが左右ともに同じパンニングをおこなうため、左

右交互にパンニングするように設定を変更します。

- EXITを押して LFOの編集画面から出ます。

- 矢印ボタンを押してMatrixページに戻ります。

- LFO 1を Delay pan 1に戻し、再度 ENTERボタンを押し、

Linkディスプレイに入ります。

- Low inputを 100%、High inputを 0%に設定します。

これで左右交互にパンニングするディレイが設定できました。

エキスプレッション・ペダルの設定G-FORCEは、ペダルやMIDIコントローラを使用して同時に 8種類以上

のパラメータをリアルタイムコントロールできます。

接続

エキスプレッション・ペダルの接続方法には、本機のリアパネルにある

EXTERNAL CONTROLジャックとMIDIフットコントローラを使用する二

つの方法があります。

ペダルのキャリブレーション

G-FORCEは、異なるタイプのペダルを使用できます。UTILITYでペダル

のタイプを自動設定できます。エキスプレッション・ペダルを使用する際

は、Alternatingを選択しておいてください。

エキスプレッション・ペダルを本機のリアパネルにある EXTERNAL

CONTROLジャックに接続する場合は、以下の方法で調整を行う必要が

あります。

- UTILITYを押します。

- PARAMETERホイールで Pedal calibrationを選択します。

- ENTERボタンを押すと、「Move pedal to max. position

and press ENTER to continue, EXIT to abort」と表示さ

れます。

- ペダルを最大値まで踏み込み、ENTERを押します。

- 「Move pedal to min. position and press ENTER to

continue, EXIT to abort」と表示されます。

- ペダルを最小値にし、ENTERを押します

- 「Calibration done. Press ENTER」と表示されます。

ENTERを押します。

ペダルの機能基本的な考え方として、ペダル等を G-FORCEで使用するには、コント

ロールしたいパラメータを EXT1-8に割り当て、EXT 1-8に使用するペ

ダルやMIDIコントロールナンバーなどのコントローラを指定する必要が

あります。手順は次の通りです。

- I/Oボタンを押します。

- 矢印ボタンを押し、Controlページを表示させます。

- PARAMETERホイールで Ext.1にカーソルを移動します。

- ENTERを押してペダル学習機能(Learn pedal)を作動

させます。ペダルを動かすと、データの種類を自動的に検知

します。

この機能はリアパネルのジャックまたは、MIDIコントローラのどちらで

も使用できます。メイン・ボリューム、チューナー、テンポなど、特定の

エフェクトブロックに属さないパラメータを外部からコントロールするこ

とも可能です。

このセットアップで EXT.1のペダル・コントロールができるように設定さ

れました。コントロールするパラメータの設定を行います。

操作法概要

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- ROM #17の「Stereo Harmony C-maj」を呼び出します。

- MODを押してMatrixページを表示させます。

- Ext.1と Pitch In Levelが交差するポイントにカーソルを

移動します。

- ENTERを押して二つのパラメータを連動させます。

これでピッチシフトへの入力レベルをペダルでコントロールすることがで

きます。この機能は、プリセットに保存されます。多くの ROMプリセッ

トには、Ext.1を用いた機能が保存されています。

MIDIフットコントローラの設定市販のMIDIフットコントローラでG-FORCEをコントロールすることが

可能です。

- リアパネルのMIDI INにボードを接続します。

- I/Oボタンを押します。

- 矢印ボタンでMIDIページを表示させます。

- Basic ChannelをMIDIフットコントローラのチャンネルに合わ

せます。

これでG-FORCEのファクトリープリセットのプログラム・チェンジがで

きます。

MIDIフットコントローラからのユーザープリセット変更

MIDIフットコントローラからユーザープリセットを変更するには、以下

の操作を行います。

- I/Oボタンを押します。

- 矢印ボタンでMIDIページを表示させます。

- PARAMETERホイールでMapping Modeにカーソルを移

動します。

- VALUEホイールで User Bankを選択します。

これで、G-FORCEのユーザープリセットのプログラム・チェンジができ

ます。

G-FORCEの機能をMIDIフットコントローラで

コントロールする

G-FORCEでは、次のような機種のデフォルト設定を簡単に行うことがで

きます。

ADA MXC

ART X-15 Ultrafoot

Digital Music Corp. Ground Control

Lexicon MPX-R1

Rocktron All Access

Roland FC-200

Custom Audio Electronics RS-10

もし、いずれかのフットコントローラをお持ちの場合は、以下の方法で設

定を行うことができます。

- I/O SETUPボタンを押します。

- PARAMETERホイールでModelパラメータまでカーソルを

移動します。

- ボード名を選びます。

このリストに表示されていないボードは、以下のように設定を行います。

- I/O SETUPボタンを押します。

- コントロールしたい機能にカーソルを合わせます。

- ENTERボタンを押して学習機能を作動させます。

- その機能に連動させたいフットスイッチあるいはペダルを踏

みます。G-FORCEは、入力情報の種類を自動的に検知します。

Control画面中のどのパラメータにも学習機能を使用することが可能です。

プリセット内の特定のブロックの設定をリコールする方法G-FORCEは、他のプリセットで使用されている一つのブロックの内容の

みをリコールすることができます。ROMプリセット #23の「Stereo

Touchwah」を呼び出してください。ここで、Filterのみを #12の「Mono

Farout Phaser」のものに変更してみます。

- RECALLを押します。

- PARAMETERホイールで Selectを選択します。

- VALUEホイールでマトリクス表示中の FILにカーソルを

合わせます。

- カーソルを Presetに戻し、#12を選択して ENTERボタ

ンを押します。

これで #23から #12のフィルターに変更されます。

操作法概要

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ステレオ・ギター・システム

二台のコンボ・アンプかスタックを用いると、G-FORCEのステレオ・エフェクトを最大限に生かすこと

ができます。その場合、G-FORCEはエフェクト・ループかプリアンプの後に接続してください。

シリアル・セットアップ

これがG-FORCEの究極のセットアップです。非常に高いクオリティーの 24bitコンバーターが、ライン

ミキサーなしでこの接続方法を可能にしました。シリアル接続がG-FORCEのパワーを最大限に引き出し

てくれます。G-FORCEは、内部でエフェクターのパラレル接続が可能です。

パラレル・セットアップ

G-FORCEを他のラインミキサーと使用する方法です。Killdry(原音を出力しない)の設定を忘れないで

下さい。Killdry機能につきましては、22頁をご参照ください。

接続

G-FORCEの入力はアンバランスで、出力はバランスです。入力には通常のギター・ケーブル、出力には

ステレオケーブルを用いて、バランス接続することができます。

入出力

G-FORCEの入力レベルは、フロントパネルの左にある INPUTボリュームで調整します。24bit ADコンバ

ーターを使用して最良の音質を得るために-6から-3dBの LED表示に合わせるとよいでしょう。出力は

OUTPUTボリュームで調整します。OUTPUTツマミの他に、OUTセクション(EFFECT内の Editペー

ジ)に、MIDI/ペダル・コントロール可能なマスター・レベルがあります。

G-FORCEのセットアップG-FORCEは、ギター・セットアップに必要な全ての基本的なエフェクトを網羅出来るように設計されています。G-FORCEは、数々の接続方法が可能で

すが、その代表的な例を以下で説明します。

MIDIBOARD

Guitar

Pedals Combo

G-Force

Insert

モノ・ギター・システム

コンボ・アンプやモノ・スタックを使用するセットアップの場合は、入出力共に(左チャンネル)を使用

します。(I/O SETUPの Audioページで L-onlyを選択してください。)G-FORCEはセンド/リターン

か、プリアンプの後に接続してください。(ディストーション・ペダルなどのエフェクターの直後でも構

いません。)

PREAMP

POWERAMP

MIDIBOARD

GUITAR

Cabinet Cabinet

G-Force

配線について

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17

RecallページRecallページは、G-FORCEの操作上最も基本となるページです。このページから、プリセットの呼び出しを行います。呼び出しの種類は、Select、Bank、

Presetの三つの分類で構成されています。PARAMETERホイールでカーソルを移動し、それぞれの値の変更には、VALUEホイールを使用します。

Select

リコールするエフェクトブロックを指定します。プリセットの全てのエフェクトブロックを呼び出す場合は、「All」を選択します。

Bank

ROM(ファクトリープリセット)、User、Card(PCカードが挿入されている場合のみ)のうちから呼び出すバンクを選択します。

Preset

VALUEホイールを回して、プリセットをブレビューすることができます。

プリセットの呼び出しプリセットを呼び出すには、VALUEホイールを使ってプリセット

をスクロールし、ENTERを押します。

呼び出したいエフェクトブロックを指定します。プリセット全体を呼び出

す場合は、ALLを選択します

プリセット名

バンク切替(ROM/USER/CARD)

プリセット番号

RECALL プリセットの呼び出し

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ディレイやリバーブの残響音を残したまま

プリセット・チェンジを行う

これらのサブ・アルゴリズムの設定を行う際に、Mute Modeで Fx Inを選

択すると、プリセット・チェンジした際にディレイやリバーブの残響音を

残すことができます。

プリセット・チェンジの上手な行い方

ルーティングやレベルが大きく異なるプリセット間での変更は避けた方が

良いでしょう。例えば、ディレイとリバーブがあるプリセットから、リバ

ーブのみを使用するプリセットへ変更したい場合は、プリセット全体を変

更するのではなくディレイのみをバイパスする方が良い結果を得ることが

できます。

エフェクトブロック単体のリコールプリセット全体を切り替えるのではなく、現在のルーティングを生かした

まま単体のエフェクトブロックのみを他のプリセットから読み込むことが

可能です。例えば、リバーブやディレイを用いた新しいプリセットを作成

中に、昔作成したプリセットで使用していたコーラスを加えたい場合は次

の操作を行ないます:

RECALLを押して、PARAMETERホイールで Selectを選択します。

VALUEホイールで、カーソルを Cho(コーラス)の位置に移動します。

カーソルを Presetに戻し、VALUEホイールで、目的のプリセットまでス

クロールさせます。(リコールするバンクを選択してください。)

※ Selectで ALL以外が選択されている場合、選択されているエフェクト

が含まれるプリセットのみが表示されます。エフェクトを呼び出すには、

ENTERを押します。G-FORCEはそのエフェクトを呼び出しますが、指

定されたエフェクト以外は変更されないため、表示上はリコールを行う前

のプリセット番号が維持されます。

RECALL プリセットの呼び出し

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プリセットの保存- STOREを押します。

- プリセットの保存先を指定します。(G-FORCEでは、100のユーザープリセットを保存可能です)

- カーソルをプリセット名の行まで移動して、新規名称を入力します。PARAMETERホイールで文字や数を選択し、ENTERで文字を確定します。

- カーソルをDONEまで移動して ENTERを押すとプリセットが保存されます。

プリセット名を変更せずに保存する場合

ROMプリセットを名称の変更なしに新たに保存する場合は、STOREと ENTERを押すだけで操作は完了します。G-FORCEは自動的にユーザープリセッ

トの最初の空領域に保存します。ユーザープリセットに変更を加えたものを保存する場合も同様、STOREを押します。G-FORCEは保存先として、編集前

と同じプリセット番号を示します。以前のプリセットとは別の番号で保存を行う場合は、下記図版では USER 1と表記されている行までカーソルを移動し、

VALUEツマミで保存先を指定します。< EMPTY>と表記されているプリセットが、現在未使用です。ENTERを押すと、プリセットが保存されます。

19

レターボックス名称を変更してプリセットを保存したい場合、PARAMETERホイールを

ダイヤルすることにより、レターボックスから新しい名称を入力します。

VALUEホイールで文字や数字を選択し、ENTERボタンを押すと選択さ

れた文字が入力されます。

間違えて文字を入力した場合、DELを選択すると、選択されている位置

の文字が消去されます。スペースを挿入したい場合は、INSを選択しま

す。

名前の入力が終了した場合、DONEを選択し、ENTERを押します。

フロントパネルの他のボタンを押すと、Storeメニューから出られます。

メモリーカードの使用保存先を PCカードとしたい場合の操作は、通常のユーザバンクへの保存

と変りません。カードが挿されている状態では、ユーザープリセット 100

番の次にカードの 1番が表示されます。

カード・タイプ

最小 64MB、上限 2MBまでの Type 1 S-RAM PCMCIAカードがご使用い

ただけます。

プリセットの削除矢印ボタンで、Deleteページを選択します。VALUEホイールで消去した

いプリセットを選択し、ENTERボタンを押します。

保存先(バンク名、プリセット番号)

保存・削除ページの選択

大文字・小文字切替

プリセット名称

レターボックス

DONEでENTERを押すと、プリセットが保存されます

STORE プリセットの保存

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インプットメーター

PARAMETERホイールでエフェクトを選び、

ENTERボタンを押すと、エフェクトを編集できます。

ノイズ・ゲートの編集は、Inブロックから

行います。

ブロックのミックスレベル

ブロックの入力レベル

色の反転は、ページが選択されていることを示します。

スピーカー・フィルターの編集は、Outボックスから行います。

PARAMETERホイールでエフェクトを選択します。ENTERを押すとそのエフェクトを編集できます。

VALUEホイールで新しいエフェクトを選び、

ENTERボタンを押します。

四つ角の枠は、空白のボックスを示します。

色の反転は、ページが選択されていることを示します。

色の反転は、ページが選択されていることを示します。

バイパスされているブロック

20

EFFECTS エフェクトの編集

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MixページMixページでは、エフェクトのミックス・バランスと入力レベルを設定す

ることができます。

エフェクトがバイパスされている場合、そのエフェクトのパラメータはグ

レーで表示されます。バイパス状態でも、エフェクトのレベルやミックス

を変更することは可能です。小さいレベルメーターは、各ブロックへの入

力レベルを示します。もし、レベルメーターがオーバー・ロードした場合

は、そのブロックの In Levelを下げてください。

PARAMETERホイールでパラメータを指定し、VALUEホイールで値の変

更を行います。ENTERを押すと現在のエフェクトが使用可能となり、EXIT

を押すとバイパスされます。

LayoutページRoutingページとは別に、レイアウト・ツールがあります。Layoutページ

の操作は、表計算ソフトウェアと共通しています。Layoutページの表示

は、Routingのミニ・バージョンです。VALUEホイールで、カーソルの位

置を移動します。PARAMETERホイールで機能を選択します。

Column

Move L 選択された列を左に移動します。

Move R 選択された列右に移動します。

Insert 新しい列を挿入します。

Delete 選択された列を削除します。

Row

Move U 選択された行を上に移動します。

Move D 選択された行を下に移動します。

Insert 新しい行を挿入します。

Delete 選択された行を削除します。

ENTERを押すと、選択した機能が実行されます。

21

8つのエフェクトの中の一つをエディットするには、EFFECTを押しま

す。Effectメニューからは、Mix、Edit、Routing、Layoutのページ

が選択できます。矢印ボタンを使って、4つのページを切り換えられま

す。エフェクトがバイパスされると、アンダー・ラインが消えます。

EditページE F F E C T S を押して、矢印ボタンで E d i t ページを選択します。

PARAMETERホイールで、編集するエフェクトブロックを選択します。

In、Outブロックも選択可能です。ノイズ・ゲートは Inセクションで、ス

ピーカー・シミュレーターはOutブロックで編集します。編集したいエフ

ェクトブロックを選択して、ENTERを押します。PARAMETERホイー

ルでパラメータを選択し、VALUEホイールで値を変更します。

Editページから抜け出すには、EXITを押します。

サブ・アルゴリズムの変更

各エフェクトには、パラメータと動作の異なるいくつかのバリエーション

が準備されています。例えば、コーラスでは、Class ic Chorus、

Advanced Chorus、Classic Flanger、Advanced Flangerが選択できま

す。サブ・アルゴリズムを変更する場合、EFFECTSメニューの Editペー

ジからエフェクトの編集ページに入り、矢印ボタンでエフェクトのサブ・

アルゴリズムを選択します。(表示の左上部)PARAMETERホイールで新

しいサブ・アルゴリズムを選択して、ENTERを押すとエフェクトのサブ・

アルゴリズムが変更されます。

Routingページルーティングやエフェクトブロックの接続順を変更したい場合は、矢印ボ

タンを使用し、Routingページを選択します。エフェクトブロックを配置

する位置を指定するには、PARAMETERホイールを使用します。エフェ

クトのバイパスボタンをダブルクリックすると、そのエフェクトが挿入さ

れます。この方法の他に、VALUEホイールで、エフェクトをスクロール

させる方法があります。ENTERを押すと、選択されているエフェクトが

確定します。

音声を単純に次のブロックに直結したい場合は、パイプライン・アイコン

を選択してください。パイプライン・アイコンは、通常のエフェクトブロ

ックの英文字とは異なり、横棒で示されます。ルーティング・マトリクス

の最大サイズは 4x8です。マトリクスのどの位置にもエフェクトを置くこ

とが可能です。

EFFECTS エフェクトの編集

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入力レベル

出力レベル

デジタルクロック表示

ドライ音(原音)をミュート

入力信号入力セレクタ

22

G-FORCEと外部機器との接続に関する設定は、I/O SETUPメニュ

ー内のMIDI、Control、Audioの各ページで行います。矢印ボタンを使

用して、I/O SETUPメニュー内にあるMIDI・Control・ Audioペー

ジを選択します。

I/O SETUPの設定はプリセットには保存されません。

Audioページオーディオの入出力に関連する設定は、Audioページから行います。I/O

SETUPを押して、矢印ボタンで Audioページを選択します。

Source

使用する入力ソースを選択します(アナログ/デジタル)。

Input

G-FORCEをモノで使用する場合、L-Onlyに設定します。ステレオ入力

の場合は、STEREOを選択します。二系統のモノ信号を使用する際は、

LR-Sumを選択します。

Killdry

Killdry機能は、G-FORCEのドライ音(入力原音)をミュートします。他

のライン・ミキサーを使用して G-FORCEをパラレル接続する場合は、

Killdry機能をオンにします。この状態で G-FORCEをバイパスすると、

原音・エフェクト音が共にミュートされてしまうため、音は出ません。

In Level, Out Level, Digital In

このパラメータはフロントパネルの IN/OUTノブを使用して調整したイ

ン/アウト・レベルを表示します。デジタル入力を使用時には、サンプル

レートを表示します。

※ G-FORCEは、最良の S/Nの設定で入力レベルを自動調整します。イ

ンプット・セクションでリレーが行われる際に本体から「カチ」という音

が聞こえる場合がありますが、音声に支障はありません。

MIDIページMIDIセクションでは、プログラム・チェンジ、MIDIマッピングなどのG-

FORCEのグローバルMIDI設定を行います。

Basic Channel

G-FORCEで使用するMIDIチャンネルを設定します。G-FORCEはこの

チャンネルでプリセットを変更するプログラム・チェンジを受信します。

※モディファイアは、ここで指定したチャンネルとは独立して設定可能で

す。

Program Change

プログラムチェンジ信号受信時の反応を決定します。

Diabled プログラムチェンジ信号を無視します。

Preset Recall Basic Channelで設定されたMIDIチャンネルのプログ

ラムチェンジを受信時に、プリセットを変更します。

+Partial Recall Basic Channelのプログラムチェンジはプリセットを

I/O SETUP 入出力関連設定

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Control

Select Setup Bank

ModelCopy to Bank

Main Vol.BypassTunerTempo

Ext 1 - 8

Gate (Gate)Cpr (Compressor)Fil (Filters)Pan (Pan+Tremolo)Pit (Pitch)Dly (Delay)Drv (Drive)Cho (Chorus)Rev (Reverb)

Effect Bypass

Modifier Input

G-Force Control

Board Factory Defaults

Setup Bank

ENTERを押してペダルを動かすと、ペダルの種類を自動検知します。

23

変更し、Basic Channel以降の 8つMIDIチャンネルは、

各エフェクトブロック単位のリコールを行います。例え

ば Basic Channelを 1とした場合、チャンネル 2の

プログラムチェンジはコンプレッサー、チャンネル 3は

フィルター、チャンネル 4はパンのリコールとなります。

Bank Selection

バンクセレクションとは、MIDI規格で定められた 128のプログラムチェ

ンジ番号の上限に、複数の「バンク」を切り替えることにより 128以上

のプリセットを呼び出すための規格です。このパラメータは、G-FORCE

がバンクセレクション信号に反応するか否かを設定します。もし、使用し

ているMIDI機器がこの機能に対応していれば、Fineあるいは Coarseを

選択します。

Bank Size

バンクセレクションを行ない 128以上のプリセットをアクセスする際の、

各バンクのサイズを決定します。一般的には 128で支障はございません

が、Roland FC-200などをご使用の際には 100をご使用ください。

Sysex Device ID

システム・エクスクルーシブ IDを指定します。バルクダンプを行う場合、

G-FORCEとデータの交信先の機器を同じ IDに設定します。

Program Change Offset

受信したプログラムチェンジ番号に、一定数を足した(あるいは引いた)

プリセットを呼び出せます。例えば、+1に設定されていると、プログラ

ムナンバー 79を受信した際に、プリセット番号 80が呼び出されます。

Mapping Mode

受信したプログラムチェンジ番号をどのバンクに割り振るかを指定します

(ROM・ USER・ CARD)。あるいは、カスタムマップを使用することも

可能です。

Custom Map

受信したプログラムチェンジ番号に応じて、任意のプリセット番号を呼び

出すことができます。「Map Program Change No.」(入力されるプログラ

ムチェンジ番号)と、「Into Preset」(呼び出すプリセット番号)の二つ

のパラメータで一対の「マップ」が作成されます。

Map Program Change No. / Into Preset

カスタムマップを作成する際に、MIDI入力される元のプログラムチェン

ジ番号と、その番号に対応して呼び出したいプリセットを選びます。

MIDI

Basic ChannelProgram ChangeBank SelectionBank SizeSysex Device ID.

Program Change OffsetMapping Mode

Map Program Ch. No.Into PresetRetransmit to MIDI OutReset Custom Map

Custom map

Program change map

Global MIDI Settings

Retransmit to MIDI Out

受信プログラムチェンジ情報を、プログラム番号をリマップした後にMIDI

Outから再出力できます。この機能は、受信したプログラムチェンジ信号

のみを出力しますが、MIDI Thruからは、入力したMIDI信号全体が出力

されます。

Reset Custom Map

ここが選択されている状態で ENTERを押すと、カスタムマップが消去さ

れます。

I/O SETUP 入出力関連設定

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G-Force Control

Main Vol. G-FORCEのメイン出力ボリュームを調整します。

Tempo MIDIまたは、ペダル入力でグローバル・テンポを

タップ入力するパラメータです。

Bypass G-FORCEのグローバル・バイパスを設定します。

Tuner チューナーを動作させます。

Modifier Input

Ext. 1-8 外部から、ご使用のプリセットの複数のパラメータをリ

アルタイムにコントロールすることができます。Modifier

Matrixディスプレイで、ご使用のペダルがどのパラメー

タを調節するかを指定します。

Effect Bypass

G-FORCEのエフェクトを個別に外部からバイパスすることができます。

一部のMIDIフット・コントローラは、この用途専用にMIDIノートオン/

オフを送信する機能をもっています。

ご使用のボードがノートオン/オフを送信できない場合は、特定のプログ

ラム・チェンジ信号で各ブロック(個々のエフェクター)をオン/オフす

ることができます。例えば、MIDIチャンネル5のプログラム・ナンバー

10を受信したときにパン・セクションをバイパス、といった設定が可能

です。

Controlページ - 外部コントローラG-FORCEでエキスプレッション・ペダルを使用するには、リアパネルの

ジャックに直接接続する方法と、MIDIフットコントローラを経由して行

う二つの方法があります。

G-FORCEは、ペダルの設定を簡単に行うための学習機能を装備していま

す。コントロールを行うパラメータにカーソルを合わせ、ENTERボタン

を押すと、学習機能が作動します。ここでペダルを踏むと、G-FORCEが

自動的に信号を認識し、ペダルの情報をパラメータに連結します。

以下の様にコントロールを行うパラメータを設定することができます。

一列目

Pedal: リアパネルのペダル入力

MIDI Basic: G-FORCEの基本MIDIチャンネルに応答

MIDI Omni: どのチャンネルにも応答

MIDI 1-16: 特定のチャンネルのみに応答

二列目 (この列は、一列目をMIDIに設定した時にのみ有効です。)

Pitch Bend: MIDIピッチ・ベンド

Aftertouch: MIDIアフタータッチ

Note-On-Key: MIDIノート・オン・キー

Controller 0-127: スタンダードMIDIコントローラ

Prg. Change: 特定のプログラム・チェンジに応答

(ON/OFFのみ)

※MIDI Basic Channelでプログラム・チェンジを指定していると、G-

FORCEがプログラム・チェンジの情報を受信した際にコントロール用途

に使用されるため、プリセットの変更は行われません。

Setup Bank

G-FORCEには、ご使用のセットアップ設定を保存するためのバンクが4

つ装備されています。VALUEホイールでバンクの 1-4を変更します。バ

ンクは即座にストア、リコールされます。Controlメニューでの変更は、

現状のバンク内で記憶され、リコール時に特定のバンクが設定されます。

Board Factory Defaults

Controlメニューで、特定のボード用のディフォルト設定に切り替えられ

ます。VALUEホイールでボードの種類を選択し、ENTERでボード・デ

フォルトを呼び出します。

※この機能は、選択されたボードに関する全ての設定を更新します。

I/O SETUP 入出力関連設定

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モディファイアの接続このセクションでは、内部、外部コントローラの基本を説明します。

G-FORCEには、MIDIコントローラ、MIDIプログラム・チェンジ、G-FORCE Ext.1/4フォーン・ジャックなど、数々の外部コントロールを受ける入力があ

ります。これらの入力は、Ext.1-8と名付けられたバーチャル・ハンドルに接続されなければ、動作しません。これらのハンドルはModifier Matrix上で、多

くのアルゴリズムのパラメータに接続(アサイン)されます(Modifier Matrixの詳しい説明は後のセクションで説明いたします)。これらの設定はG-FORCE

のプリセット毎に保存されるため、一つのペダルをプリセット毎に違うパラメータに割り当てることができます。

このほかにもG-FORCEには、LFO、ADSR、Envelopeなどのモディファイアを備えています。これらのモディファイアも Ext.1-8と同様、アルゴリズム・

パラメータに接続することができます。

エキスプレッション・ペダルの設定例えば、エキスプレッション・ペダル

をディレイ・ブロックの入力レベルに

接続してみましょう。

G-FORCEのリアパネルにある外部コ

ントロール・ジャックにエキスプレッ

ション・ペダルを接続し、ディレイの

入ったプリセットを呼び出します。I/O

SETUPを押して、Controlディスプ

レイを選択します。PARAMETERホ

イールでModifier inputセクションに

スクロールして、 E X T. 1 に行き、

Pedalを VALUEホイールで選択しま

す。

これで、8つのハンドルの中の一つに、

エキスプレッション・ペダルが接続で

きました。次にハンドルをパラメータ

に接続しましょう。MODボタンを押

し、矢印ボタンを使用して、Matrixデ

ィスプレイを選択します。PARAME-

TERホイールでボックスを横に移動さ

せて Ext.1を選び、VALUEホイールで

縦に動かしてディレイの In Levelを選

びます。ENTERボタンを押すと、Ext.1

にディレイの In Levelが接続されます。

I/O SETUP 入出力関連設定

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外部モディファイア

モディファイアとパラメータの接続

パラメータ・リスト

リンク

最も低い値の設定

中間点の設定

最も高い値の設定

カーブの変更

動作タイムの設定

PARAMETERホイールを回して、Ext.1のモディファイアの値を変更することができます。

ENTERボタンを押してExt.モディファイアの値を変更します。EXITを押すとExt.1-8のうちから一つを選択することが可能となります。

VALUEホイールを回して、Ext.2のモディファイアの値を変更することができます。

Matrixページが選択されていることを示します

Dialsページが選択されていることを示します

カーブ表示

26

MODIFIERS モディファイア

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Matrixページ外部ペダルの接続や、内部のモディファイアのパラメータを設定します。

PARAMETERホイールは横に、VALUEホイールは縦にカーソルを動かし

ます。ここで、ENTERボタンを押し、動作を確定します。EXITボタンで

解除することができます。

画面上部に表示されるモディファイアと、右側の列に表示されるプリセッ

ト中のパラメータの接点を指定することによって、コントーラとコントロ

ールするプリセットの関係を確立します。これらの設定は、プリセット毎

にメモリーされます。

例: LFO 1でディレイの In-Levelをコントロールしてみましょう。

PARAMETERホイールで LFO 1にカーソルを移動させます。次に、

VALUEホイールでプリセット・パラメータのディレイ In-Levelにカーソ

ルを移動させ、ENTERボタンで確定します。

Linkページ前のセクションで指定したように、Matrix中で ENTERを押すと、縦と横

の線が交差する位置に点が表示されます。その点にカーソルを指定して、

再度 ENTERボタンを押すと Linkページが現れます。ここで、パラメー

タの実際の動きとモディファイアのカーブの設定を行います。

Low Input

エキスプレッション・ペダルが、最小の位置にある時の値を設定します。

Mid Input

エキスプレッション・ペダルが、中間の位置にある時の値を設定します。

High Input

エキスプレッション・ペダルが、最大の位置にある時の値を設定します。

Slope

パラメータの可変曲線を変更できます。

Glide Time

Glide Timeは、エキスプレッション・ペダルが最大から最小へ移行する際

にかかる時間を設定します。もし、ペダルを非常に速く動かした場合で

も、Glide Timeの設定スピードでパラメータが変化するため、強制的にパ

ラメータを滑らかに変化させることができます。

EXITボタンを押すと、Linkページから出ることができます。

MODIFIERS モディファイア

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VALUEホイールを回して、On/Offを切り替えられます

ENTERを押すと、モディファイアが編集できます

Modifiersページが選択されていることを示します

Modifiersページこのページは内部モディファイアのパラメータを設定するためのものです。PARAMETERホイールで編集するモディファイアを選択します。ENTERボタ

ンを押すと、選択されたモディファイアのパラメータが表示されます。

Envelope FollowerEnvelope Followerはタッチ・ワウ、ダイナミック・ディレイなどの、入

力信号に反応させたいエフェクトに使用します。モディファイアの値は基

本的に入力レベルに連動しますが、アタックとリリースを使用して、反応

を調整することができます。

Attack ENVが入力信号に反応するまでの遅延を設定します。

Release 入力信号が終った後に ENVが作動し続ける時間です。

ADSR 1&2入力レベルに連動して、モディファイアの値が特定の曲線を描きます。

Trigger Level

入力レベル信号がこのレベルを越えると、ADSRが作動します。

Trigger Mode

Always finish 再度トリガーが入力されたり、停止する前に、

ADSRのカーブの動作を終了します。

Retrig at new note トリガー・レベルを越えたり、信号がスレッ

ショルドを下回った場合に、毎回 ADSRカーブ

をリスタートします。

Attack

アタックまたはライズ・タイムのカーブです。最小から最大レベルに移行

する際にかかる時間を表わします。

Decay

ディケイ・タイムです。カーブが最大からサスディン・レベルまで下がる

のにかかる時間です。

Sustain

Sustain Levelを維持する時間です。

Sustain Level

Sustainで指定された時間、維持されるレベルです。その後、入力レベル

をチェックし、入力レベルが Trigger Levelを上回っていると、その信号

がトリガー・レベルを下回るまで、サステインはさらに継続されます。

Release

Releaseとは、ADSRが Sustain Levelからゼロに下がるまでの時間で

す。Release Timeはサステインが終了した時点で変更されます。(入力

信号が継続していると、サステインが延長されます。)

28

MODIFIERS モディファイア

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ピッチ検出レンジの変更ご使用の楽器に合わせて、検出するピッチのレンジを変更できます。

- MODを押し、矢印ボタンでModifiersページを選択します。

- VALUEホイールで Pitchを選択し、ENTERを押します。

- VALUEホイールで Guitar・ Bassを切り替えます。

Guitarは D1~ E5、ベースは A-1~ E4で作動します。

初期設定はギターモードです。

UtilityメニューUTILITYボタンを押すと、Utilityメニューが表示されます。Config.と

Billboardページが選択できます。

Config.ページこのページでは、個別のプリセット内容に依存しない、G-FORCE全体の

動作に関係するパラメータを設定できます。

Display Viewing Angle

LCD画面のコントラストを調整し

ます。

Param. Dial Direction

PARAMETERホイールを時計回り

に回した際にカーソルの移動する方

向を指定します。

Effect Muting

ON時には、プリセット切り替えの

際に短時間出力全体をミュートしま

す。プリセット切り替えの際のあら

ゆるノイズを除去します。

OFF時には、プリセット切り替え

の際に、各エフェクトブロックの

Mute Mode設定に従います。Mute

Modeにつきましては、33ページ

をご参照下さい。

29

LFO 1&2LFOは色々な目的に使用されます。例えば、LFOをバランス・メーター

に接続してパンナーをつくったり、オート・ワウをつくるためにフィルタ

ーをモジュレートすることができます。

LFO1&2には共に二つの出力があります。つまり、LFOを異なる位相や

目的に使用することができるのです。

Speed LFOのスピード

Depth LFOのデプス

Curve 現在の出力に使用するカーブを選択します。Square、

Sine、Triangleから選択できます。

Pulsewidth 使用中のウェーブの上下の比率を変化させることが

できます。図のように Pulsewidthを 75%に設定す

ると、上部のウェーブの 75%がカットされます。

Out2 Phase 出力2の LFO位相です。

Dials編集効率を上げるため、G-FORCEは PARAMETER及び VALUEホイール

を外部コントローラとして使用できる Dials機能を装備しています。

MODボタンを押して、矢印ボタンを用いて Dialsを選択します。ENTER

を押すと、各ホイールが代用する外部コントローラを選択できます。

設定が終わったら、EXITを押します。

この機能は、接続されているエキスプレッションペダルのキャリブレーシ

ョンが正しく行われているか確認するのに使用できます。Dialsページで

エキスプレッションペダルを踏み込むことにより、パラメータが 0から

100%までスムーズに上下するかご確認ください。

Pulsewidth

Square

Triangle

Sine

MODIFIERS + UTILITY モディファイア + ユーティリティ

Config.

Display Viewing AngleParam. Dial Direction

Effect MutingExtern Modifier Input

Pedal TypePedal CalibrationPedal Curve

ProtectProtect Lo-LimitProtect Hi-Limit

User Bank to CardCard to User BankUser Bank to MIDIMIDI to User Bank

User Bank Backup

User Bank Protect

Environment

Preset Change

User Interaction

Page 30: GF/JMym final (Page 1) - Music Tribejp.music-group.com/TCE/Guitar/G-Force/G-Force_Manual_JPN.pdf6 プリセット G-FORCEは、フロントパネル中央にある9 種類のエフェクトを組み

Extern Modifier Input

プリセット切り替えの際の、外部コントロールが行われるパラメータの扱

いを指定します。

Reset 外部コントローラの値は無視し、プリセットに保存され

ている値に復帰します。

Preserve プリセットに保存されている値に関わりなく、外部コン

トロールされているパラメータは現状を維持します。

例:フットペダルでディレイのMixパラメータをコントロールしている場

合で、プリセットを切り替えたとします。呼び出すプリセットのMixパラ

メータは 50%で保存されていてペダルが 100%の値にある場合、ここで

の設定が Resetの場合には 50%、Preserveの場合には 100%になりま

す。

Pedal Type

Momentaryと Alternatingを切り換えます。フットスイッチのラッチ・ア

ンラッチを切り替えます。

Pedal Calibration

ENTERを押すと、リアパネルの外部入力ジャックの調整を行えます。

Pedal Curve

EXTERNAL CONTROL INジャックにペダルを接続した際の、反応カーブ

を調整します。この項目を選択して ENTERを押すと、液晶画面に反応カ

ーブが表示されます。VALUEホイールで曲線を調節します。画面から抜

け出すには、EXITを押します。Pedal Curveはグローバルな設定です。

Protect

プロテクト機能をオン/オフします。不意のプリセット内容の上書き・削

除を防ぎます。

Protect Low/High Limit

プロテクトを行う際の下限・上限を設定します。それぞれ、ここで指定さ

れたプリセット・ナンバーから上下のナンバーがプロテクトされます。

User Bank Backup

G-FORCEのプリセットをカードやMIDIレコーディング機器にバックア

ップすることができます。SRAM PCMCIA、Type1、64KB~ 2MBのカ

ードがご使用いただけます。

User Bank to Card

カード・スロットに PCカードを挿入して、ENTERボタンを2度押しま

す。すべてのユーザープリセットは、メモリーカードに保存されます。

Card to User Bank

プリセットの入った PCカードを挿入して ENTERボタンを二度押すと、

全てのプリセットがユーザーバンクにコピーされます。この操作は G-

FORCEのユーザープリセットを書き換えます。

User Bank to MIDI

G-FORCEのMIDI Outから、他の G-FORCE、シーケンサー、録音機器

などに接続してください。ENTERボタンを二度押すと、全てのプリセッ

トのデータ・ダンプが行われます。

MIDI to User Bank

シークエンサー、他の G-FORCEの MIDI Outを MIDI Inに接続して、

ENTERを押します。これでユーザープリセットを含むMIDIを含むバル

ク・ダンプを受ける準備が完了しました。この操作は G-FORCEのユー

ザープリセットを書き換えますので、ご注意ください。

BillboardページSpeedビルボードの文字が移動するスピー

ドを設定します。

Preset Change

プリセット変更の際にビルボードが

表示する内容を設定します。ネーム

のスライディング、ランニング、現

在のプリセット・ナンバーが選択で

きます。

Always Show Tuner

このパラメータが作動さると、ビルボードには常にチューナー・ノートと

インジケーターが表示されます。このパラメータは Tuner表示からも設定

することができます。

Run Message

G-FORCEには、スクリーン・セーバーのように、グローバル・メッセー

ジを表示する機能が内蔵されています。このパラメータで何度グローバ

ル・メッセージを表示するかを決定します。

Edit Message

グローバル・メッセージのテキストを変更する場合は、ENTERボタンを

押してこのパラメータを選択します。DONEを選択して、ENTERボタン

を押せば完了です。

Billboard

Speed

Preset ChangeAlways Show TunerRun Message

Edit Message

Message String

Activity

Scrolling

30

UTILITY ユーティリティ

Page 31: GF/JMym final (Page 1) - Music Tribejp.music-group.com/TCE/Guitar/G-Force/G-Force_Manual_JPN.pdf6 プリセット G-FORCEは、フロントパネル中央にある9 種類のエフェクトを組み

TempoページTEMPOボタンでグローバル・テンポを設定できます。グローバル・テン

ポは、ディレイ・タイム、コーラス・スピードなど、プリセット中のいく

つかのパラメータを同時にコントロールすることができます。TEMPOを

押すと、Tempoページが表示されますが、何も変更が行われない場合は

数秒で元のページに戻ります。TEMPOがコントロールするパラメータは、

プリセットにより異なります。

Delayへのタッピング・テンポ該当するエフェクトブロックのDelayと Speedパラメータはグローバル・

テンポ・メニューとリンクしています。テンポをタップすることで、値を

変更できます。より細かいタップ指定を容易にするために、タップしたテ

ンポに対するサブディビジョン(拍子、ノートによる分割)を指定できま

す。

例えば、テンポ・スピードに対して、ディレイ・タイムを 1/8三連のタイ

ミングに設定したい場合、まずディレイの Editページを開き 1/8Tを選択

します。ここで、TEMPOボタンをタップすれば、G-FORCEは自動的に

スピードに合うディレイ・タイムを設定します。

スピードのパラメータを含むアルゴリズムも同じように設定できます。

グローバル・テンポを使用できるアルゴリズム

Delay Chorus

Flanger Phaser

Tremolo Panner

グローバル・テンポを使用できるモディファイア

LFO 1 LFO 2

Tempoページ

TEMPOボタンをタップすると、Tempoページが表示され、ビルボード

がタップされたテンポで点滅します。テンポが認識されると、両方のディ

スプレイは数秒後に消えます。

Tempoページは、タップされた bpm(ビート・パー・ミニット)値で表

示されます。この値を変更したい場合は、カーソルを Tempoに移動させ

て、VALUE ホイールで値を変更することができます。テンポは、20~

300bpmの間で設定できます。

プリセット・チェンジ時における

プリセット設定値のオーバーライド

プリセット・チェンジの際にテンポを次のプリセットに受け継ぐか否かを

決めます。例えば、1/4音符のディレイを使用しているとしましょう。120

bpmのテンポをG-FORCEにタップすると、グローバル・テンポは500ms

となります。ここでプリセットを変更し、新しいプリセットは 1/8Tを使

用するとします。新しいプリセットを使用するのに再度タップするか、前

のプリセットのテンポを受け継ぐかを決める必要があります。Yesを選択

すると、プリセットの変更と同時にテンポも前のプリセット・テンポに変

更されます。

外部からのペダル/MIDIでテンポを入力する場合

テンポは EXTERNAL INジャックまたは、外部 MIDIコントローラから入

力することができます。使用コントローラの設定は I/O SetupのControlで

行います。

テンポを bpmで表示します

オーバーライドOn/Off

テンポをmsで表示します

31

TEMPO テンポ

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TunerページTUNERボタンを押すと、Tunerページが現れます。Tunerページには、4

つのパラメータが表示されます。チューニングのガイドは、ビルボードと

ゲイン・リダクション・メーターに表示されます。

Tuning Note

チューニングする弦の音程を自動検知するか、手動で指定するかを選べま

す。Detectに設定すると、演奏された音程を自動的に検知し、ビルボー

ドにチューニングを表示します。この時、ゲイン・リダクション・メータ

ーは、チューニングのズレ幅を表示します。チューニングが合うと、リダ

クション・メーターの二つが点灯します。

Master Tune

チューナーの基準ピッチを指定します。Master Tuneはピッチを検出する

基準になるため、Master Tuneを変更すると、ピッチシフト使用時の音程

が変わります。

Show Always

Show Alwaysがオンの状態にある場合は、ビルボードは常にチューナーを

表示します。ステージ上でチューニングを確認するのに便利です。この機

能の設定は、Utilityで行うことも可能です。

Mute In Tuner

このパラメータを設定することによって、チューナーが使用可能な状態に

ある場合、G-FORCEの出力をミュートすることができます。ステージ上

でチューニングを行う場合に役立ちます。サウンドはチューナーを使用し

ている時のミュートされます。

Detectもしくはマニュアルでノートを選択するかを設定します。

マスター・チューン

チューナー使用時のミュートのオン/オフ

ビルボード表示

32

外部からチューナーをオン/オフする場合

テンポは外部のジャックまたは、MIDI On/Offペダルから入力することがで

きます。I/O Setupの Controlで設定します。

TUNER チューナー

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全アルゴリズム共通のパラメータMute Mode

8個のエフェクトブロックには、異なるMute Modeがあります。そ

れらは、ブロックのパラメータの最後にあります。Mute Modeは、

特定のブロックがバイパスされた時の動作を決めます。(プリセット

を切り換える場合も、この設定によって切り替わり方が決められま

す。)

Mix 0%: エフェクトの出力がミュートされ、原音が 100%の

レベルで出力されます。

FX Out: エフェクトの出力がミュートされ、原音が該当エフェク

トブロックのMixパラメータで指定されたレベルで出力

されます。

Output : エフェクト、ダイレクト信号の両方がミュートされます。

FX In : エフェクトブロックへの入力をミュートします。この

方式を選択すると、切り換え(バイパス)時にエフェク

ト音のみが残ります。例えば、DelayでこのMute Mode

を選択すると、バイパス時にすでに鳴っているディレイ

の減衰音だけが発音し続けます。

Input: エフェクト、ダイレクト入力信号の両方がミュートされ

ます。

※ Input/Outputのミュートを使用すると、そのブロックは完全にバ

イパスされ、信号は通過しません。

33

パラメータリスト 全アルゴリズム共通のパラメータ

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GateG-FORCEのイン・セクションにはノイズ・ゲートが装備されていま

す。ノイズ・ゲートのゲイン・リダクションは、ビルボードの下の

LEDメーターに表示されます。

例:スレッショルドを-25dBに、最大ダンプを 30dBに設定したと

します。G-FORCEに信号が入力されているときには何も起こりませ

んが、入力信号が-25dBより低くなると、最大 30dBまで信号をダ

ンプ(低下させる)させます。ゲートが動作すると LEDメーターに

表示されます。

NOISE GATE

Mode

Modeセレクターで Hard/Softゲートが選択できます。ハード・ダン

プを選択すると、信号がスレッショルド・レベル以下になると即座

にゲートが働き、ソフト・ダンプの場合はゆっくりとゲインが下がり

ます。信号の減衰は非常に自然に行われますから、入力信号のサス

ティンには影響を与えません。

Threshold

入力信号がこの設定レベルになるとゲートが動作します。

Max. Damping

ノイズ・ゲートが信号をダンプする dB最大値(ゲイン・リダクショ

ンと同様)を設定します。Max. Dampingが0 dBの場合、ノイズ・

ゲートは信号を全くダンプしません。(ノイズ・ゲートとして動作し

ていません)ダンプ/ゲイン・リダクションは、ビルボードの下の

LEDメーターで表示されます。

Release Rate

Release rateはノイズ・ゲートが信号をダンプするスピードを決定

します。例えば、100dB/secに設定すると、ゲートは非常に速く信

号をダンプします。

Level

このレベル・コントロールは、各プリセットの入力レベルをメモリー

できます。例えば、普通のプリセットを-6dBに設定しておけば、リ

ード用のプリセットの音量を高く設定できます。MODセクションで

も、この Level(Input)は他のパラメータと同様、外部からコント

ロールできます。

34

パラメータリスト GATE

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CompressorG-FORCEには、シンプルとアドバンス・バージョンのコンプレッサ

ーがあります。コンプレッサーは、設定されたレシオに従って、スレ

ッショルド以上のレベルを下げ、スレッショルド以下のレベルを上げ

る働きをします。

COMPRESSOR

Threshold

このスレッショルド・レベルを信号が越えると、コンプレッションが

動作します。この値を低く設定すると、より高いコンプレッション

が得られます。

Ratio

コンプレッションの深さを調節します。例えば、Ratioが 2: 1に設

定されると、入力信号が2 dB上昇した場合、出力は 1dB上昇しま

す。

Knee Mode (Advancedのみ)

コンプレッサーが、動作を始める部分のカーブを設定します。Soft

は、スムーズなカーブでコンプレッションされるのに対し、Hardは

スレッショルドから直接コンプレッション・カーブに入ります。

Release (Advancedのみ)

Releaseは、入力レベルがスレッショルドを下回った時に、コンプレ

ッションが停止するのに要する時間を意味します。リリース・タイ

ムが 200msecに設定されている場合、入力信号がスレッショルド・

レベル以下になってから、200msecの間コンプレッションが持続さ

れます。

In Level

ブロックの入力レベルを決定します。

Out Level

ブロックの出力レベルを決定します。

Filtersこのブロックは、パラメトリック EQ、ワウワウ、フォルマント、レ

ゾナンス、フェーザーの5つの異なるアルゴリズムが含まれていま

す。

Parametric Equalizerこのパラメトリック・イコライザーには、二つのシェルビング・フィ

ルター(#2、#5)と3つのベル・フィルター/バンドパス・フ

ィルター(#1、#3、#4)が含まれています。ローシェルビン

グ・フィルターは設定した周波数ポイントより低い周波数のレベル

を調整します。これに対して、ハイ・シェルビング・フィルターは、

設定した周波数ポイントより、高い周波数のレベルを調整します。

ベル・フィルターは、これに対してターゲットになる周波数レベルを

調整します。また、そのまわりの周波数も調整する場合は BW

(bandwidth)で調整します。

PARAMETRIC EQ

Freq

コントロールする周波数値を決めます。

Slope/BW (bandwidth)

シェルビング・フィルターの Slope、バンドバス・フィルターの

Bandwidthを設定します。

Gain

設定した周波数を +/-12dBのブースト/カットを行います。

In Level

ブロックの入力レベルを決定します。

Out Level

ブロックの出力レベルを決定します。

Mute Mode

Mute Modeのセクション(33ページ)をご参照ください。

35

パラメータリスト COMPRESSOR + PARAMETRIC EQUALIZER

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Resonanceレゾナンス・フィルターは、基本的には周波数可変のロー&ハイカ

ット・フィルターです。レゾナンス・パラメータ(Q-factor)が増加

すると、カット・オフ周波数でのフィルター・ピークがシャープにな

り、レゾナンス・フィルターの効きが強くなります。

※フィルターのピークでは、レベルが上がり、内部で歪みを起こし

やすくなります。この歪みを避けるには、ブロックの入力レベルを下

げるとよいでしょう。

RESONANCE

Order

このパラメータは、フィルターの深さを調整します。2 nd order=

12dB/oct、4th order= 24dB/octです。

Locut Freq

ローカットのレゾナンス・フィルターの周波数を設定します。

Hicut Freq

ハイカットのレゾナンス・フィルターの周波数を設定します。

Lo Resonance

ローカット・フィルターのレゾナンス量を設定します。

Hi Resonance

ハイカット・フィルターのレゾナンス量を設定します。

LFOやエキスプレッション・ペダルをModifier Matrix上で2つの

周波数パラメータに接続することができます。

Mix

ダイレクトとエフェクトのミックス・バランスを決定します。

In Level

ブロックの入力レベルを決定します。

Out Level

ブロックの出力レベルを決定します。

Mute Mode

Mute Modeのセクション(33ページ)をご参照ください。

Wah Wah

WAH WAH

Freq

ワウワウの周波数レンジを設定します。LFO、ENV、エキスプレッシ

ョン・ペダルを接続してオート・ワウ、タッチ・ワウ、マニュアル・

ワウとして使用することができます。

Instrument Mode

ここでギターとベースのレンジを切り換えることができます。

Mix

ダイレクトとエフェクトのミックス・バランスを決定します。

In Level

ブロックの入力レベルを決定します。

Out Level

ブロックの出力レベルを決定します。

Mute Mode

Mute Modeのセクション(33ページ)をご参照ください。

36

パラメータリスト RESONANCE + WAH WAH

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Formant Filterフォルマント・フィルターは、特別なエフェクトを生み出します。ペ

ダルでワウワウ・サウンドをコントロールするように、ウィーウィー

といったスペシャル・サウンドを生み出し、ペダル・コントロールす

ることができます。また、フォルマントは人のスピーチを真似ること

もできます。周波数帯域をスタート、スルー、エンドの3つに分け

て、ペダルの動きでスピーチに近い表現が可能です。

FORMANT CURVE

Start

フォルマント・カーブのスタート・ポイントを設定します。

Thru

フォルマント・カーブのスルー・ポイント(中間点)を設定します。

End

フォルマント・カーブのエンド・ポイントを設定します。

Age/Sex

フォルマント・カーブのキャラクターを変更します。設定値を変更

してサウンドの変化を試してみましょう。

Sweep

フォルマント・カーブのアップ/ダウン・レンジを決めるパラメータ

です。このパラメータは、エキスプレッション・ペダルやモディファ

イアに接続するとよいでしょう。

Sweepパラメータに LFO 、ENV、エキスプレッション・ペダ

ルを接続してリアルタイム・コントロールを試みましょう。

Mix

ダイレクトとエフェクトのミックス・バランスを決定します。

In Level

ブロックの入力レベルを決定します。

Out Level

ブロックの出力レベルを決定します。

Mute Mode

Mute Modeのセクション(33ページ)をご参照ください。

37

パラメータリスト FORMANT FILTER

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Phaser

PHASER

Speed

フェーザーのスピードを設定します。

Tempo

Tempoパラメータは、グローバル・テンポとの関係を設定します。

例えば、1/4Tに設定すると、タップしたテンポの三連に設定されま

す。1/4= BPMです。Ignoreに設定した場合、パラメータはプリセ

ットの値を使用するので、グローバル・テンポの影響をうけません。

Depth

フェーザーのデプスを設定します。

Order

フェーザーを生み出すフィルターの数を設定します。4 、8、12の

三段階があり、それぞれサウンドが大きく異なります。

Feedback Level

フェーザーがフィードバックする量をコントロールします。このパラ

メータは、位相を反転させることも可能です。

Mix

ダイレクトとエフェクトのミックス・バランスを決定します。

In Level

ブロックの入力レベルを決定します。

Out Level

ブロックの出力レベルを決定します。

Mute Mode

Mute Modeのセクション(33ページ)をご参照ください。

Pan+Trem blockこのパンニング・エフェクトは通常のステレオ・イメージとは異な

り、サラウンド・レベル・パンニングを可能にします。トレモロ・エ

フェクトも同様、他のコンパクト・エフェクターには見られない機能

を備えています。

TREMOLO / PAN

Tremolo Speed

トレモロのスピードを調整します。

Tempo

Tempoパラメータは、グローバル・テンポとの関係を設定します。

例えば、1/4Tに設定すると、タップしたテンポの三連に設定されま

す。1/4= BPMです。Ignoreに設定した場合、パラメータはプリセ

ットの値を使用するので、グローバル・テンポの影響をうけません。

Depth

モジュレーションの深さ(幅)を決定します。

Curve (Advancedのみ)

LFOのカーブを設定します。サイン、トライアングル、スクエアの

三種類から選択します。

スクエア・ウェーブを 100%のWidthに設定すると、トラ

ンスフォーミングと呼ばれるエフェクトが得られます。

Square

Triangle

Sine

パラメータリスト PHASER + TREMOLO

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Pulsewidth (Advancedのみ)

使用中のウェーブの上下の比率を変化させることができます。図の

ように Pulsewidthを 75%に設定すると、上部のウェーブの 75%が

カットされます。

LFO Phase (Advancedのみ)

片チャンネルの LFOを若干ディレイすることにより、位相を変化さ

せます。左右のチャンネルは、同じ波形を共有しながら、片チャン

ネルの始点が設定された角度分オフセットされます。180°に設定

すると、左右が完全逆相となります。

Mix

ダイレクトとエフェクトのミックス・バランスを決定します。

In Level

ブロックの入力レベルを決定します。

Out Level

ブロックの出力レベルを決定します。

Mute Mode

Mute Modeのセクション(33ページ)をご参照ください。

Pulsewidth

PannerSpeed

パンナーのスピードを調整します。シンプル・パンナーは常に左右の

み動作します。

Tempo

Tempoパラメータは、グローバル・テンポとの関係を設定します。

例えば、1/4Tに設定すると、タップしたテンポの三連に設定されま

す。1/4= BPMです。Ignoreに設定した場合、パラメータはプリセ

ットの値を使用するので、グローバル・テンポの影響をうけません。

Curve (Advancedのみ)

LFOのカーブを設定します。サイン、トライアングル、スクエアの

三種類から選択します。

通常、パンニングでは、サイン・ウェーブを使用します。

Pulsewidth (Surround Pannerのみ)

使用中のウェーブの上下の比率を変化させることができます。図の

ように Pulsewidthを 75%に設定すると、上部のウェーブの 75%が

カットされます。

LFO Phase (Surround Pannerのみ)

片チャンネルの LFOを若干ディレイすることにより、位相を変化さ

せます。左右のチャンネルは、同じ波形を共有しながら、片チャン

ネルの始点が設定された角度分オフセットされます。180°に設定

すると、左右が完全逆相となります。

LFO PHASE

Pan Center

このパラメータを使用することによって、パンナーの中心を移動され

ることができます。Centerの値を大きく設定し、Widthを広く設定

するとステレオ・イメージを越えたパンニングが可能です。

90° phasechange

パラメータリスト TREMOLO + PANNER

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Width (Surround Pannerのみ)

パンナーのデプスをコントロールします。Widthを 100%以上に設

定すると、ノーマルのステレオ・イメージを越えて動作します。

Mix

ダイレクトとエフェクトのミックス・バランスを決定します。

In Level

ブロックの入力レベルを決定します。

Out Level

ブロックの出力レベルを決定します。

Mute Mode

Mute Modeのセクション(33ページ)をご参照ください。

Pitchピッチ・ブロックには基本的に2つのタイプがあります。Fixと

Intelligentです。Intelligentはキーとスケール内でピッチシフトが行

われるのに対して、Fixは設定されたピッチを追加します。デチュー

ン・アルゴリズムはわずかなピッチのずれを利用して、ダブリング・

サウンドを生み出します。正確なディテクション(検知)を得るに

は、できる限り入力に近く設定することが必要です。とくに Intelligent

を使用する場合には、正確にチューニングされていることが大切で

す。

INTELLIGENT PITCHER

Intelligent 2 VoiceKey

G-FORCEにプレイするキーを指定します。これは、ピッチャーに

とって大切なインフォメーションです。

Scale

G-FORCEのインテリジェント・ピッチャーが、実際にプレイさせ

ているスケールに追従できるようにスケール(音階)を指定します。

指定後、そのスケールから外れたスケールをプレイすると、音階に

合わない音が再生されるので注意しましょう。

Mode

インテリジェント・ピッチシフターのモードを設定します。

Stepped: このモードでは、スケールとキーで指定された

音のみをプレイします。

Smooth: ピッチャーは入力信号に追従します。ベンディ

ング(チョーキング)を行うと、ピッチャー

もそれに追従します。

Voice 1-2

セットしたキーとスケールに従い、ピッチシフトするステップを設定

します。例えば、Cメジャー・スケールで、3rdをプレイしたい場

合、キーを C、スケールをMaj.ionianを選択し、ボイス 1を 3(ス

パラメータリスト PANNER + INTELLGENT 2 VOICE PITCHER

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めた数に従います。カスタム・スケールは、オクターブ内に設定す

る必要があります。

テップ)に設定します。このような設定を行った場合、Cスケール

の範囲内で何をプレイしても、G-FORCEはそれに追従し、2ステ

ップ・アップ(=3ステップ)を再生します.。この場合、Cをプレ

イすると、G-FORCEは Eをプレイします。最大のピッチシフトは、

上下1オクターブです。

Detune Voice 1-2

2ボイスのデチューン(微妙にピッチをずらす)の調整を行います。

これらのボイスに LFOを使用すると、ピッチ/ボイスにビブラート

を効かせることができます。

Delay 1-2

2ボイスのディレイ・タイムを最大 400msecまで設定することがで

きます。

Pan Position 1-2

2ボイスそれぞれのパンを設定することができます。

Level 1-2

2ボイズそれぞれのレベルを設定することができます。

Mix

ダイレクトとエフェクトのミックス・バランスを決定します。

In Level

ブロックの入力レベルを決定します。

Out Level

ブロックの出力レベルを決定します。

Mute Mode

Mute Modeのセクション(33ページ)をご参照ください。

Custom Scale

ルート・キーと各ノートを設定することでカスタム・スケールをつく

ることができます。

Notes Used

カスタム・スケールで使用する音数を決めます。最小4、最大8音

です。

Tonic

カスタム・スケールのルート・キーを設定します。

Note 2 - 8

カスタム・スケール中の各音を設定します。音数は Note Usedで決

パラメータリスト INTELLIGENT 2 VOICE PITCHER

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Fixed 1 & 2 Voice PitchVoice 1-2

2ボイスのピッチシフト量を、セント単位で上下1オクターブの範

囲で設定します。

Delay 1-2

2ボイスのディレイ・タイムを最大 400msecまで設定することがで

きます。

Level 1-2

2ボイズそれぞれのレベルを設定することができます。

Pan Position 1-2

2ボイスそれぞれのパンを設定することができます。

Mix

ダイレクトとエフェクトのミックス・バランスを決定します。

In Level

ブロックの入力レベルを決定します。

Out Level

ブロックの出力レベルを決定します。

Mute Mode

Mute Modeのセクション(33ページ)をご参照ください。

2 Voice 2 OctaveVoice 1-2

2ボイスのピッチシフト量を、セント単位で上下 2オクターブの範

囲で設定します。

Delay 1-2

2ボイスのディレイ・タイムを最大 400msecまで設定することがで

きます。

Level 1-2

2ボイズそれぞれのレベルを設定することができます。

Pan Position 1-2

2ボイスそれぞれのパンを設定することができます。

Mix

ダイレクトとエフェクトのミックス・バランスを決定します。

In Level

ブロックの入力レベルを決定します。

Out Level

ブロックの出力レベルを決定します。

Mute Mode

Mute Modeのセクション(33ページ)をご参照ください。

パラメータリスト FIXED 1 & 2 VOICE PITCH + 2 VOICE 2 OCTAVE

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DetuneVoice 1-2

2ボイスのピッチシフト量を設定します。+/-50centの範囲で設定

することができます。

Delay 1-2

2ボイスのディレイ・タイムを最大 400msecまで設定することがで

きます。

Pan Position 1-2

2ボイスそれぞれのパンを設定することができます。

Level 1-2

2ボイズそれぞれのレベルを設定することができます。

Mix

ダイレクトとエフェクトのミックス・バランスを決定します。

In Level

ブロックの入力レベルを決定します。

Out Level

ブロックの出力レベルを決定します。

Mute Mode

Mute Modeのセクション(33ページ)をご参照ください。

Delayディレイ・ブロックには、Stereo、Dual、Dual Two-tap、One-

tap、Quad-tapの5つのサブ・アルゴリズムが含まれています。

Stereo Delay

STEREO DELAY

Time

左右両チャンネル最長 740mscのディレイ・タイムを設定すること

ができます。

Tempo

グローバル・テンポとの関係を設定します。例えば、1/4Tに設定す

ると、タップしたテンポの三連に設定されます。bpmは 1/4音符単

位です。Ignoreに設定した場合、パラメータはプリセットの値を使

用するので、グローバル・テンポの影響をうけません。

Feedback

左右のチャンネルのフィードバック量をコントロールします。

Lowcut

ディレイ信号のローカット周波数を決定します。シグナル・カット

は 12dB/octのスロープで行われます。

Highcut

ディレイ信号のハイカット周波数を決定します。シグナル・カット

は 12dB/octのスロープで行われます。

Mix

ダイレクトとエフェクトのミックス・バランスを決定します。

In Level

ブロックの入力レベルを決定します。

Out Level

ブロックの出力レベルを決定します。

Mute Mode

Mute Modeのセクション(33ページ)をご参照ください。

パラメータリスト DETUNE + STEREO DELAY

Page 44: GF/JMym final (Page 1) - Music Tribejp.music-group.com/TCE/Guitar/G-Force/G-Force_Manual_JPN.pdf6 プリセット G-FORCEは、フロントパネル中央にある9 種類のエフェクトを組み

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Dual Delay

Time 1-2

各ディレイ・タップを最大 740msecまで設定できます。

Tempo 1-2

Tempoパラメータは、グローバル・テンポとの関係を設定します。

例えば、1/4Tに設定すると、タップしたテンポの三連に設定されま

す。1/4= BPMです。Ignoreに設定した場合、パラメータはプリセ

ットの値を使用するので、グローバル・テンポの影響をうけません。

Feedback 1 to 1/Feedback 2 to 2

ディレイ1からディレイ1へのフィードバック量と、ディレイ2から

ディレイ2へのフィードバック量をコントロールします。

Feedback 1 to 2/ Feedback 2 to 1.

ディレイ1からディレイ2へのフィードバック量と、ディレイ2から

ディレイ1へのフィードバック量をコントロールします。

Levels

2つのディレイ・ラインのそれぞれのレベルを設定します。

Pan 1-2

2つのディレイ・タップのパンをコントロールします。

Lowcut 1-2

ディレイ信号のローカット周波数を決定します。シグナル・カット

は 12dB/octのスロープで行われます。

Highcut 1-2

ディレイ信号のハイカット周波数を決定します。シグナル・カット

は 12dB/octのスロープで行われます。

Mix

ダイレクトとエフェクトのミックス・バランスを決定します。

In Level

ブロックの入力レベルを決定します。

Out Level

ブロックの出力レベルを決定します。

Mute Mode

Mute Modeのセクション(33ページ)をご参照ください。

パラメータリスト DUAL DELAY

Page 45: GF/JMym final (Page 1) - Music Tribejp.music-group.com/TCE/Guitar/G-Force/G-Force_Manual_JPN.pdf6 プリセット G-FORCEは、フロントパネル中央にある9 種類のエフェクトを組み

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Dual Two Tap DelayDual Two Tap Delayは、それぞれ2つのディレイ・ラインで、2つ

のタップ・ディレイをセットすることができます。2つのディレイ・

ラインは独立した入力設定が可能なため、全く異なるディレイ・ラ

インとして使用することができます。

DUAL TWO TAP DELAY

下記のパラメータが、各タップに準備されています。

Time 1-2

ディレイ・ライン1の2つのタップのディレイ・タイムを設定しま

す。

Tempo

Tempoパラメータは、グローバル・テンポとの関係を設定します。

例えば、1/4Tに設定すると、タップしたテンポの三連に設定されま

す。1/4= BPMです。Ignoreに設定した場合、パラメータはプリ

セットの値を使用するので、グローバル・テンポの影響をうけませ

ん。

Feedback 1-2

ディレイ・ライン1の2つのタップのフィードバックを設定します。

Levels 1-2

2つのディレイ・ラインのそれぞれのレベルを設定します。

Pan position 1-2

2つのディレイ・タップのパンをコントロールします。

Lowcut 1-2

ディレイ信号のローカット周波数を決定します。シグナル・カット

は 12dB/octのスロープで行われます。

Highcut 1-2

ディレイ信号のハイカット周波数を決定します。シグナル・カット

は 12dB/octのスロープで行われます。

Mix

ダイレクトとエフェクトのミックス・バランスを決定します。

In Level

ブロックの入力レベルを決定します。

Out Level

ブロックの出力レベルを決定します。

Mute Mode

Mute Modeのセクション(33ページ)をご参照ください。

パラメータリスト DUAL TWO TAP DELAY

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Quad Tap Delay

QUAD TAP DELAY

Tap 1-4

4つのディレイ・タップを最大 1300msecまで設定することができ

ます。

Tempo 1-4

Tempoパラメータは、グローバル・テンポとの関係を設定します。

例えば、1/4Tに設定すると、タップしたテンポの三連に設定されま

す。1/4= BPMです。Ignoreに設定した場合、パラメータはプリセ

ットの値を使用するので、グローバル・テンポの影響をうけません。

Feedback 1-4

左右のチャンネルのフィードバック量をコントロールします。100%

に設定すると、ディレイ信号はループします。

Levels 1-4

それぞれのタップのレベルをコントロールします。

Pan Position 1-4

4つのディレイ・タップのパンをコントロールします。

Lowcut 1-4

ディレイ信号のローカット周波数を決定します。シグナル・カット

は 12dB/octのスロープで行われます。

Highcut 1-4

ディレイ信号のハイカット周波数を決定します。シグナル・カット

は 12dB/octのスロープで行われます。

Mix

ダイレクトとエフェクトのミックス・バランスを決定します。

In Level

ブロックの入力レベルを決定します。

One Tap DelayTime

ディレイ・タイムを設定します。最大ディレイ・タイムは 1480ms

です。

Tempo

Tempoパラメータは、グローバル・テンポとの関係を設定します。

例えば、1/4Tに設定すると、タップしたテンポの三連に設定されま

す。1/4= BPMです。Ignoreに設定した場合、パラメータはプリセ

ットの値を使用するので、グローバル・テンポの影響をうけません。

Feedback

左右のチャンネルのフィードバック量をコントロールします。100%

に設定されると、ディレイ信号はループされます。

Pan Position

ディレイのパンニングをコントロールします。

Lowcut

ディレイ信号のローカット周波数を決定します。シグナル・カット

は 12dB/octのスロープで行われます。

Highcut

ディレイ信号のハイカット周波数を決定します。シグナル・カット

は 12dB/octのスロープで行われます。

Mix

ダイレクトとエフェクトのミックス・バランスを決定します。

In Level

ブロックの入力レベルを決定します。

Out Level

ブロックの出力レベルを決定します。

Mute Mode

Mute Modeのセクション(33ページ)をご参照ください。

パラメータリスト ONE TAP DELAY + QUAD TAP DELAY

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47

Out Level

ブロックの出力レベルを決定します。

Mute Mode

Mute Modeのセクション(33ページ)をご参照ください。

DriveDriveはポスト・ディストーションです。このエフェクトはディレイ、

フランジャー、フェーザー等をオーバードライブさせる際に有効で

す。また、単にサウンド全体を歪ませることも可能です。

Drive

Driveパラメータは、ディストーション・ユニットのゲイン・コント

ロールと同じ働きをします。エクストラのゲインは、内部で歪みを起

こさないように、アウトプット・レベルを自動的にコントロールしま

す。

Brightness

このコントロールは、歪んだ信号の高周波数を減らす働きをします。

100%でフラットです。

Body

このコントロールは、歪んだ信号の低周波数を減らす働きをします。

Smasher

スマッシャーはハーモニクスの構成を変えて、ディストーションのキ

ャラクターを変化させます。このパラメータを高く設定すると、信号

が破壊された状態になります。

Out Drive

アウト・ドライブはアンプの出力段階で起こる歪みをシュミレーシ

ョンしています。

Mix

ダイレクトとエフェクトのミックス・バランスを決定します。

In Level

ブロックの入力レベルを決定します。

Out Level

ブロックの出力レベルを決定します。

Mute Mode

Mute Modeのセクション(33ページ)をご参照ください。

パラメータリスト QUAD TAP DELAY + DRIVE

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48

Advanced Chorusアドバンス・コーラスは、LFO、Phase、Curveのパラメータが追加

されています。

Speed

コーラスのスピード(通常、レートとして知られている)を設定します。

Tempo

Tempoパラメータは、グローバル・テンポとの関係を設定します。

例えば、1/4Tに設定すると、タップしたテンポの三連に設定されま

す。1/4= BPMです。Ignoreに設定した場合、パラメータはプリセ

ットの値を使用するので、グローバル・テンポの影響をうけません。

Depth

コーラスのデプス(通常、インテンシティーとして知られている)を

設定します。

Delay

コーラス/フランジャーは、ディレイをモジュレートしたエフェクト

です。このパラメータを使用することによって、ディレイ・タイムを

変更することができます。通常、コーラスは 10msec、フランジャー

は 5msec程度です。

Golden Ratio

ゴールデンレシオは、スピードとデプスの相互関係を自動的に調節

し、片方のパラメータを調節した際にもう片方を自動的に補正する

ことにより、コーラス全体の強さを一定に保つ機能です。極端な設

定を行われる場合には、ゴルデンレシオは Offにします。

Phase Reversed

エフェクト信号の右チャンネルの位相を反転させます。この機能は

ステレオ・イメージを広げるのに有効です。

LFO Curve

LFOのカーブを設定します。サイン、トライアングル、スクエアの

三種類から選択します。通常、パンニングでは、サイン・ウェーブ

を使用します。

LFO Phase

片チャンネルの LFOを若干ディレイすることにより、位相を変化さ

せます。左右のチャンネルは、同じ波形を共有しながら、片チャン

ネルの始点が設定された角度分オフセットされます。180°に設定

すると、左右が完全逆相となります。

The Chorus/Flanger Blockこのコーラス・ブロックは、TC2290と TC1210をベースにプログラ

ムされています。

CHORUS/FLANGER

Classic Chorus クラシック・コーラスでは、ゴールデン・レシオと呼ばれる、スピー

ドとデプスのレシオを使用しています。この特徴は TC2290から受

け継いだものです。

Speed

コーラスのスピード(通常、レートとして知られている)を設定しま

す。

Tempo

Tempoパラメータは、グローバル・テンポとの関係を設定します。

例えば、1/4Tに設定すると、タップしたテンポの三連に設定されま

す。1/4= BPMです。Ignoreに設定した場合、パラメータはプリセ

ットの値を使用するので、グローバル・テンポの影響をうけません。

Depth

コーラスのデプス(通常、インテンシティーとして知られている)を

設定します。

Mix

ダイレクトとエフェクトのミックス・バランスを決定します。

In Level

ブロックの入力レベルを決定します。

Out Level

ブロックの出力レベルを決定します。

Mute Mode

Mute Modeのセクション(33ページ)をご参照ください。

パラメータリスト CLASSIC CHORUS + ADVANCED CHORUS

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49

LFO PHASE

Mix

ダイレクトとエフェクトのミックス・バランスを決定します。

In Level

ブロックの入力レベルを決定します。

Out Level

ブロックの出力レベルを決定します。

Mute Mode

Mute Modeのセクション(33ページ)をご参照ください。

90° phasechange

Classic Flangerクラシック・フランジャーには、ゴールデン・レートと呼ばれる、ス

ピードとデプスの比率を使用しています。この特徴は TC2290から

受け継いだものです。

FLANGER CLASSIC

Speed

フランジャーのスピード(通常、レシオとして知られている)を設定

します。

Tempo

Tempoパラメータは、グローバル・テンポとの関係を設定します。

例えば、1/4Tに設定すると、タップしたテンポの三連に設定されま

す。1/4= BPMです。Ignoreに設定した場合、パラメータはプリセ

ットの値を使用するので、グローバル・テンポの影響をうけません。

Depth

フランジャーのデプス(通常、インテンシティーとして知られてい

る)を設定します。

Feedback

フランジャーのフィードバックの量をコントロールします。このパラ

メータを使用して、位相を反転することも可能です。

Mix

ダイレクトとエフェクトのミックス・バランスを決定します。

In Level

ブロックの入力レベルを決定します。

Out Level

ブロックの出力レベルを決定します。

Mute Mode

Mute Modeのセクション(33ページ)をご参照ください。

パラメータリスト ADVANCED CHORUS + CLASSIC FLANGER

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50

通常、位相を反転させて使用します。

LFO Curve

LFOのカーブを設定します。サイン、トライアングル、スクエアの

三種類から選択します。

LFO Phase

片チャンネルの LFOを若干ディレイすることにより、位相を変化さ

せます。左右のチャンネルは、同じ波形を共有しながら、片チャン

ネルの始点が設定された角度分オフセットされます。180°に設定

すると、左右が完全逆相となります。

Mix

ダイレクトとエフェクトのミックス・バランスを決定します。

In Level

ブロックの入力レベルを決定します。

Out Level

ブロックの出力レベルを決定します。

Mute Mode

Mute Modeのセクション(33ページ)をご参照ください。

Advanced Flangerアドバンス・フランジャーには、Cross Feedback、LFO Phase、

Curveのパラメータが追加されています。

Speed

フランジャーのスピード(通常、レシオとして知られている)を設定

します。

Tempo

Tempoパラメータは、グローバル・テンポとの関係を設定します。

例えば、1/4Tに設定すると、タップしたテンポの三連に設定されま

す。1/4= BPMです。

Ignoreに設定した場合、パラメータはプリセットの値を使用するの

で、グローバル・テンポの影響をうけません。

Depth

フランジャーのデプス(通常、インテンシティーとして知られてい

る)を設定します。

Delay

コーラス/フランジャーは、ディレイをモジュレートしたエフェクト

です。このパラメータを使用することによって、ディレイ・タイムを

変更することができます。通常、コーラスは 10msec、フランジャー

は 5msec程度です。

Feedback

フランジャーのフィードバックの量をコントロールします。このパラ

メータを使用して、位相を反転することも可能です。

Golden Ratio

ゴールデンレシオは、スピードとデプスの相互関係を自動的に調節

し、片方のパラメータを調節した際にもう片方を自動的に補正する

ことにより、全体の強さを一定に保つ機能です。極端な設定を行わ

れる場合には、ゴルデンレシオは Offにします。

Phase Reversed

エフェクト信号の右チャンネルの位相を反転します。この機能はス

テレオ・イメージを広げるのに有効です。

Cross Feedback

2チャンネル間のフィードバック量をコントロールします。このパラ

メータを使用することによって、位相を反転させることも可能です。

パラメータリスト ADVANCED FLANGER

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The Reverb BlockG-FORCEのリバーブ・セクションはM5000及びM2000をベースと

して、ギターでの使用を念頭においた設計がなされています。

REVERB

ReverbG-FORCEのリバーブ・セクションは、M5000のみに採用されてい

るルーム・シュミレーションを含んだ数々のリバーブ・サウンドを楽

しむことができます。G-FORCEのリバーブ・セクションを使用する

際に、次の2つのポイントに注意してください。

1. Initial room reflections

2. The Decay

リバーブの最初の 50-200secは、初期ルーム・リフレクションと呼

ばれ、ルームのサイズとシェープによって異なります。実際にホール

やルームで体験する幅や奥行きによって起こるものと同様です。

これに対して、ディケイは自然のリバーブでも経験があると思います

が、サウンド・ソースやダイレクト信号に加えられる減衰信号のこ

とです。このサウンドがルームやホールのスペースを感じさせます。

G-FORCEでは、初期リフレクションを取り除き、短いディケイを設

定すると、非常に深く、広いステレオ・イメージをサウンドに加え

ることができます。また、ディケイ・タイムを長く設定すると、プレ

イの妨げになることがあるので注意しましょう。

まず、初期リフレクションが与える影響をチェックし、ディケイを切

るか、レベルをさげましょう。ここで、マスター・セクションのルー

ムのサイズやシェープを変えて、気に入ったコンビネーションを選択

します。最後に、ルーム・パラメータのカラーでトーンを調整しま

す。

ここでは、ゲート・リバーブのような短いリバーブが聞きとれるはず

です。されに、ディケイ・セッティングのディケイ・レベルを調整す

ると、奥行きのあるリバーブ・サウンドが得られます。

また、XL、Grand、Hugeのルーム・サイズでリフレクションを高く

設定すると、スラップバック・エフェクトが生じます。これに適量の

ディケイとルーム・レベルとのバランスをとることによって、広がり

と奥行きが追加されます。

Square 典型的なリフレクション・パターンのスクエア・ルーム

です。

Round ライブなリフレクションが得られるルームのシュミレー

ションです。

Curved ソフトなリフレクションが得られるルームのシュミレー

ションです。

Room Size

Room sizeを設定すると、イニシャル・ルーム・リフレクションが

シュミレートされます。この時点で、プリ・ディレイ(リフレクショ

ンがスタートするまでの時間)とディケイ(残響音の時間)が自動

的に設定されます。プリ・ディレイとディケイは、ルームとディケ

イ・セクションのアルゴリズムでそれぞれ設定し直すことが可能で

す。Room sizeには、以下の8種類があります。

Box - Tiny - Small - Medium - Large - XL - Grand - Huge

The sizes: Box、Timy、Grand、Hugeは、極端なルーム・サイズを

シュミレートしています。

Reverb Level

ルーム・レベルとディケイ・レベルを一緒に調整するマスター・レ

ベルの働きをします。ルーム・レベルとディケイ・レベルは、それぞ

れアルゴリズムのルーム、ディケイ・セクションで +/-50の範囲で設

定することができます。

High Color

ディケイの高域カラーを設定します。アルゴリズムのルーム・セクシ

ョンが Autoに設定されていると、初期のルーム・リフレクションの

高域要素が自動でコントロールされます。他にパラメータとして、

Wool-Warm-Real-Clear-Bright-Crisp-Glassがあります。

High Factor

High colorのキャラクターの強調や減衰を +/-25の範囲で設定しま

す。

Low Color

ディケイの低域のカラーを設定します。

Thick-Fat-Round-Natural-Light-Tight-Thin-No bass

パラメータリスト REVERB

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ります。

In Level

ブロックの入力レベルを決定します。

Out Level

ブロックの出力レベルを決定します。

Mute Mode

Mute Modeのセクション(33ページ)をご参照ください。

Low Factor

Low colorのキャラクターの強調や減衰を +/-25のレンジで設定し

ます。

Room Parameters

このパラメータを使用して、初期ルーム・リフレクションのレベルを

調整してください。これは、リバーブ・レベルでマスター・コントロ

ールすることができます。リバーブ・サウンドの初期ルーム・リフレ

クションの強調や減衰は +/-50の範囲で設定することができます。

Color

初期リフレクション(初期反射音)のトーン・カラーを設定します。

Autoに設定下場合、High colorとリンクします。

Auto - Wool - Warm - Real - Clear - Bright - Crisp - Glass.

Color Factor

Colorのキャラクターの強調や減衰を +/-50の範囲で設定します。

Predelay

Predelayはルーム・サイズを設定すると、自動的に設定されます。

それに基づいて +/-50の範囲で設定します。

Decay Level

ディケイ・レベルを調整します。このパラメータは、リバーブ・レベ

ルによって、コントロールされています。リバーブ・サウンドのディ

ケイを +/-50の範囲で設定します。

Diffuse

ディケイ(残響音)の密度を調整することができます。このパラメ

ータは、ディケイ・タイムの長さによって、自動的に設定されます。

また、残響音の揺れ最小限にコントロールすることも可能です。コ

ントロール・レンジは +/-25です。

Decay Start

ディケイ(残響音)がスタートする時間を設定することができます。

この値はルーム・サイズを選択すると自動的に設定されます。コン

トロール・レンジは +/-50です。

Mix

このパラメータは、ダイレクト音(ドライ)とエフェクト音(ウェッ

ト)のバランスを調整します。G-FORCEをインサート・エフェクト

として使用すると、ダイレクト音は、G-FORCEを通過することにな

パラメータリスト REVERB

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Simple ReverbSimple Reverbは Advanced Reverbと同じアルゴリズムを使用して

いますが、パラメータの数が5つになっています。パラメータの数が

減るということは、リバーブの設定を簡単に素早く行うことができ

るということを意味しています。

Type

Sリバーブのタイプを選択することができます。このパラメータを設

定することによって、自動的にサイズとプリ・ディレイ、初期反射、

ディケイの関係が設定されます。

Types: Room, Club, Hall, Church, Cathedral, Grand Hall, Fast

Decay, Slow Decay, Plate, Spring.

Decay Time

リバーブのディケイ・タイムを 0.01から 20secdの範囲で設定する

ことができます。

Predelay

Predelayはルーム・サイズを設定すると、自動的に設定されます。

それに基づいて +/-50の範囲で設定します。

Reverb Level

ルーム・レベルとディケイ・レベルを一緒に調整するマスター・レ

ベルの働きをします。ルーム・レベルとディケイ・レベルは、それぞ

れアルゴリズムのルーム、ディケイ・セクションで +/-50の範囲で設

定することができます。

Color

初期リフレクション(初期反射音)のトーン・カラーを設定します。

Autoに設定した場合、High colorとリンクします。

Wool - Warm - Real - Clear - Bright - Crisp - Glass - Extreme.

Mix

このパラメータは、ダイレクト音(ドライ)とエフェクト音(ウェッ

ト)のバランスを調整します。G-FORCEをインサート・エフェクト

として使用すると、ダイレクト音は、G-FORCEを通過することにな

ります。

In Level

ブロックの入力レベルを決定します。

Out Level

ブロックの出力レベルを決定します。

Mute Mode

Mute Modeのセクション(33ページ)をご参照ください。

パラメータリスト SIMPLE REVERB

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パラメータリスト OUTPUT

Outputアウトプット・セクションには、マスター・アウトプットのレベル・

コントロールとスピーカー・フィルターが含まれています。アウトプ

ット・セクション内のすべてのパラメータはグローバルのみです。従

って、プリセットを保存した際に、このセクションの設定は保存さ

れません。

Level

フロントパネルの出力レベル調節用ツマミに加え、アウトプット・

ブロックにも出力レベルコントロールがございます。ここでの設定は

グローバルで、プリセットには保存されません。

Speaker Filters

スピーカー・フィルターは、ギター・キャビネットの働きと同様に、

ロー、ハイの周波数をカットすることができます。この機能は G-

FORCEを用いてのリハーサルに役立ちます。

Filters

スピーカー・フィルターのオン/オフの切り換えを行います。

Locut

50から 100Hzのローカット・フィルターを設定できます。

Hicut

2.5kHz、3kHz、3.5kHz、4kHz、4.5kHz、5kHzのハイカット・フ

ィルターを設定することができます。

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56

RESETメニューへの入り方BYPASSボタンを押しながら電源を投入します。PARAMETERホイール

でパラメータを選択し、ENTERで確定します。設定の終了後、電源を消

します。

Load User Defaults

全システムパラメータを、ユーザーが定義したディフォルトに復帰します。

ディフォルトの定義は、後述の Save User Defaultで行います。この操作

は、ユーザープリセットの削除は行いません。

Store User Defaults

G-FORCEの完全なセットアップが完了している時に、それをデフォル

ト・セットアップとして保存することができます。この機能は、例えば特

別なプロジェクトを終えて、ノーマルに戻したい時に大変役に立ちます。

G-FORCEの完璧なセットアップが得られた時に、OKを押してデフォル

ト・セッティングとして保存します。

Set User Info

本体に、氏名・電話番号を登録できます。ENTERボタンでUser Dataペー

ジに入り、PARAMETERホイールと ADJUSTホイールで氏名と電話番号

を入力します。画面下部のレターボックスの DONEを選択して ENTERボ

タンを押すと設定が確定され、次回の電源投入時にあなたの氏名・電話

番号が表示されます。

Reset System Setup

全てのシステムパラメータを工場出荷時の初期設定に戻します。ユーザー

プリセットは消去されません。

Clear All Presets

ユーザープリセットを全て消去します。

※保存されていたプリセットの復帰はできませんので、ご注意ください。

Run Test Program

「自己診断テスト」セクションをご参照ください。

ディフォルト設定の保存・呼び出し

ユーザ情報ページ

システムパラメータのリセット

全ユーザプリセットの消去

テストプログラムの起動

氏名

電話番号

RESETメニュー

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Analog Inputsコネクター: 1/4" フォーン、アンバランスインピーダンス: 1 MOhm 最大入力レベル: +21 dBu入力感度: @ 15 dB headroom: -26 dBu to +6 dBuA/D変換: 24 bit (1 bit, 128 times oversampling)A/D変換遅延: 0,9 ms @ 44.1 kHzダイナミックレンジ: >105 dBTHD: 0.003% @ 1 kHz, 6 dB below full scale 周波数特性: +0/-0.5 dB (20 Hz - 20 kHz)クロストーク: <-60 dB (20 Hz - 20 kHz)

Analog Outputsコネクター: 1/4" フォーン、アンバランスインピーダンス: 100 Ohm (active transformer)最大出力レベル: +22 dBu出力レンジ: -10 dBu to +22 dBuD/A変換: 24 bit (1 bit, 128 times oversampling)D/A変換遅延: 0.6 ms @ 44.1 kHzダイナミックレンジ: >100 dBTHD: 0.005% @ 1 kHz, 6 dB below full scale周波数特性: +0/-0.5 dB (20 Hz - 20 kHz)クロストーク: <-60 dB (20 Hz - 20 kHz)

Digital Inputs and OutputsS/PDIF入出力: 同軸RCAタイプフォーマット: EIAJ CP-340, IEC 958, S/PDIF (24 bit)サンプリングレート: 44.1 kHz

PCMCIA Interfaceコネクター: PCMCIA Type 1スタンダード: PCMCIA 2.0, JEIDA 4.0カードフォーマット: 2 MB SRAM

Control InterfaceMIDI: イン/アウト/スルー: 5 Pin DINペダル: 1/4" フォーンジャック

General仕上げ: ブラックアナダイズドアルミニウムフェイスプレート及びスティールシャーシLED: 3 LEDメーター, 5 x 14 ドット LEDマトリクスLCD: 56 x 128 ドットグラフィック LCDディスプレイ寸法: 19" x 1.75" x 8.2" (483 x 44 x 208 mm)重量: 2.25 kg電源電圧: 100~240 VAC, 50 to 60 Hz (自動認識)消費電力: <20 Wバックアップ電池寿命: >10年以上

EMCComplies with: EN 55103-1, EN 55103-2 and

Class B limits of FCC rules, part 15

SafetyCertified to: EN 60065, UL 1419

Environment動作可能温度: 30 °C ~ 50 °C保存可能温度: -30 °C ~ 70 °C湿度: 最大 90%

注: 各仕様は告知なしに変更する場合がございます。

仕様及び性能

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バイパスするとG-FORCEから音がでない

- アナログ・インプットを使用している場合に、I/Oメニューのインプット・セレクターでデジタルが選択されているか、または、Killdryがオンの状態になっ

ていませんか?

POWERスイッチを押してもライトが点灯しない

- リアパネルのメイン・パワー・スイッチが OFFになっていませんか?

電源をOFFにすることができない

- POWERスイッチを少なくとも3秒以上押し続けてください。

G-FORCEから音がでない

- アナログで接続を行っているのに、I/Oメニューのインプット・セレクターがデジタルに選択されていませんか?

ダイレクト信号の位相がずれて聞こえる

- G-FORCEがパラレル接続された状態で、Killdryがオンになっていませんか?

右のインプット PPMメーターが点灯しない

- I/Oメニューのインプット・セレクターで L-Onlyを選択していませんか?

左チャンネルからしかエフェクト音が聞えない

- モノラル入力で使用時、I/O Setupメニュー Audioページの Inputパラメータを L Onlyにする必要があります。

ペダルが誤動作をする

- Utilityメニューでペダルのタイプを確認してください。

トラブルシューティング

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MIDIインプレメンテーションチャート

EFFECTS PROCESSOR G-Force - May 23 th, 1997 Version 1.0

Function Transmitted Recognized RemarksBasic Channel Default 1 1

Changed 1-16 1-16Mode Default

Messages X XAltered

Note Number X OTrue Voice X X

Velocity Note ON X XNote OFF X X

After Touch Key’s X OCh’s X X

Pitch Bend X OControl Change 0-127 0-127

Prog Change O OTrue# 0-127 0-127

System Exclusive O Bulkdump O BulkdumpCommon :Song Pos X X

:Song Sel X X:Tune X X

System real time :Clock X X:Commands X X

Aux Messages :Local ON/OFF X X:All Notes OFF X X:Active Sense X X:Reset X X

Notes

O:YESX:NO

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自己診断テスト

BYPASSボタンを押しながら、電源を投入します。表示されたテスト機

能から「RUN TEST PROGRAM」を選択し、ENTERボタンを押します。

以下のテスト項目は、PARAMETERホイールで選択できます。ENTERボ

タンを押すと、選択したテストが開始します。

Key Test

ENTERを押すと、テストが開始します。提示された順番にしたがって、

ボタンを押します。テストを終了するには、EXITボタンを押します。

In/Out Knobs Test

ENTERを押すと、テストが開始します。VALUEと PARAMETERホイー

ルを 30まで回し、0まで戻します。テストを終了するには、EXITボタン

を押します。

LED Test

ENTERを押すと、テストが開始します。ホイールを回し、全ての LEDを

点灯させます。テストが終了すると、全ての LEDが消えます。テストを

終了するには、EXITボタンを押します。

Display Test

ENTERを押し、液晶画面の全ピクセルが正しく作動していることを確認

します。任意のボタンを押すと、ピクセルテストが終了します。テストを

終了するには、EXITボタンを押します。

Analog I/O Test

ENTERを押すと、テストが開始します。テストを行なうために、アナロ

グ・アウトプットをアナログ・インプットに接続し、OKボタンを押しま

す。PPMメーターが-12dBを示せばテストは合格です。テストを終了す

るには、EXITボタンを押します。

Digital I/O Test

ENTERを押すと、テストが開始します。テストを行なうために、デジタ

ル・アウトプットをデジタル・インプットに接続し、OKボタンを押しま

す。AES/EBUアウトプットは、S/PDIFインプットにも接続することがで

き、またその逆の接続もできます。PPMメーターが 0dBを示せばテスト

は合格です。テストを終了するには、EXITボタンを押します。

MIDI I/O Test

ENTERを押すと、テストが開始します。テストを行なうために、MIDIア

ウトプットを MIDIインプットに接続します。MIDIスルーからプログラ

ム・チェンジ情報が送られますので、他のMIDIコントロール可能な機材

を接続し、プログラム・チェンジが正確に行なわれるか確認してくださ

い。テストを終了するには、EXITボタンを押します。

Pedal Socket Test

ENTERを押すと、テストが開始します。モメンタリー・タイプのペダル

を用意し、ペダル・ソケットに接続します。ペダルを押した場合には、

OKが表示され、ペダルを押していない場合には、OKは表示されません。

テストを終了するには、EXITボタンを押します。

PCMCIA Test

このテストを行うには、空の PCMCIAカードが必要です。カードの内容

は全て消去されますので、ご注意ください。空の PCMCIAカードを挿入

し、ENTERを押すとテストが開始します。結果は次の通りです:

Low Battery - PCMCIAカードの電池の交換時期です。

Not OK - 同じテストを別のカードで行って下さい。

テストを終了するには、EXITボタンを押します。

Battery Test

ENTERを押すと、テストが開始します。問題がなければ、OKと表示さ

れます。テストを終了するには、EXITボタンを押します。

System Test

ENTERを押すと、テストが開始します。問題がなければ、OKと表示さ

れます。

Eeprom Not OK - このメッセージが表示されても、本体の動作に

は恐らく影響はありません。

DSP Not OK - TCエレクトロニックジャパンにご相談くださ

い。

テストを終了するには、EXITボタンを押します。

自己診断テストの終了

一度電源を消してから、電源を再度 ONにすると、自己診断テストから

抜け出せます。

Build in test v.2.07