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FileMaker ® Pro 12 FileMaker Pro 12 リモートデスクトップ接続の使用

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FileMaker® Pro 12FileMaker Pro 12 と

リモートデスクトップ接続の使用

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FileMaker, Inc.5201 Patrick Henry DriveSanta Clara, California 95054

FileMaker、ファイルメーカー及び Bento は、FileMaker, Inc. の米国及びその他の国における登録商標です。ファイルフォルダロゴ及び Bento ロゴは、FileMaker, Inc. の商標です。その他のすべての商標は該当する所有者の財産です。

FileMaker のドキュメンテーションは著作権により保護されています。FileMaker, Inc. からの書面による許可無しに、このドキュメンテーションを複製したり、頒布することはできません。このドキュメンテーションは、正当にライセンスされた FileMaker ソフトウェアのコピーがある場合そのコピーと共にのみ使用できます。

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詳細情報については www.filemaker.co.jp をご覧ください。

第 01版

目次第 1 章 リモートデスクトップサービスおよび Citrix XenApp の紹介 4

リモートデスクトップサービスについて 4

リモートデスクトップサービスサーバー 4

リモートデスクトップサービスクライアント(リモートデスクトップ接続) 4

RDP(Remote Desktop Protocol) 4

リモートデスクトップサービスを使用する利点 4

リモートデスクトップサービスのシステム必要条件 5

リモートデスクトップサービスクライアントソフトウェア(リモートデスクトップ接続)のインストール 5

Citrix XenApp について 5

アプリケーションサーバー 5

Citrix ICA クライアント 6

Citrix ICA プロトコル 6

Citrix XenApp を使用する利点 6

Citrix XenApp のシステム必要条件 6

Citrix ICA クライアント必要条件 7

Citrix XenApp のインストールの前に 7

Citrix ICA クライアントソフトウェアのインストール 7

第 2 章 リモートデスクトップサービス、または Citrix XenApp を利用した FileMaker Pro の使用 8

リモートデスクトップサービスサーバーまたは Citrix XenApp への FileMaker Pro のインストール 9

Windows Server 2003 へのインストール 9

Windows Server 2008 へのインストール 10

使用に関する注意事項 10

リモートデスクトップサービスの使用に関する注意事項 10

Citrix XenApp の使用に関する注意事項 11

FileMaker Pro ファイルを使用するための環境 11

FileMaker Server への接続 11

Mac OS Citrix ICA クライアント 11

非共有ファイル 12

FileMaker Pro の機能と制限事項 12

リモートデスクトップサービスクライアントでサポートされない機能 12

Citrix XenApp のクライアントでサポートされない機能 12

FileMaker ナレッジベースの記事 12

付録 Aライセンスの必要条件 13

FileMaker ライセンス条件 13

ボリュームライセンスアグリーメント(VLA) 13

サイトライセンスアグリーメント(SLA) 13

第 1 章 リモートデスクトップサービスおよび Citrix XenApp の紹介

この章では、リモートデスクトップサービス(旧ターミナルサービス)および Citrix XenApp について説明します。

リモートデスクトップサービスについてリモートデスクトップサービスは、あらゆるタイプのネットワーク接続で、多数のコンピュータから Windows

Server 2003 または 2008 コンピュータ上にインストールされているアプリケーションにリモートアクセスすることを可能にする Windows Server 2003 ならびに Windows Server 2008 のコンポーネントです。

リモートデスクトップサービスには、サーバーとクライアントの通信手段として3つのコンポーネント(サーバー、クライアント、およびプロトコル)があります。

リモートデスクトップサービスサーバーリモートデスクトップサービスをアプリケーションサーバーモードで使用する場合、すべてのアプリケーションはサーバー上で実行されます。リモートデスクトップサービスサーバーは画面情報のみをクライアントに送信し、クライアントのマウスおよびキーボードの入力情報のみを転送します。

リモートデスクトップサービスクライアント(リモートデスクトップ接続)リモートデスクトップサービスクライアント(リモートデスクトップ接続)は、シンクライアントテクノロジを使用して Windows デスクトップ環境をユーザに提供します。クライアントは、サーバーとの接続を確立するだけで、仮想装置として動作します。

RDP(Remote Desktop Protocol)リモートデスクトップサービスをインストールすると、RDP(Remote Desktop Protocol)が自動的にインストールされます。RDP は、クライアントをリモートデスクトップサービスサーバーに接続するために設定する必要がある唯一の接続です。ネットワークアダプタにつき1つの RDP 接続を設定できます。

リモートデスクトップサービスを使用する利点1 組織では、ハードウェアサポート対象外の旧システム上でも、Windows ベースのアプリケーションを展開することができます。

1 ユーザは、現在使用している既存のオペレーティングシステムおよびアプリケーションを使い続けることができます。

1 組織では、Windows ベースのアプリケーションを、さまざまなデスクトップ環境に LAN や WAN を通じて配信することができます。

1 システム管理者は、ネットワーク上のすべてのデスクトップコンピュータにアプリケーションを個別にインストールする必要がなく、アプリケーションをサーバーマシンにインストールおよびアップデートするだけです。

1 低速のネットワーク接続でも、ネットワーク接続されたアプリケーションを効率的に実行できます。

第 1 章 | リモートデスクトップサービスおよび Citrix XenApp の紹介 5

リモートデスクトップサービスのシステム必要条件リモートデスクトップサービスに必要なハードウェアは、同時接続するクライアント数とクライアントの使用条件によって異なります。詳細は、www.microsoft.com/japan を参照してください。

このバージョンでは、次のクライアントが FileMaker によってサポートされています。他のクライアントについては

FileMaker® Pro によって現在サポートされていません。

1 Windows:次のいずれか

1 Internet Explorer バージョン 8 で動作するリモートデスクトップサービスクライアント(リモートデスクトップ接続)バージョン 6.1.7600(Windows 7)

1 Internet Explorer バージョン 7.0.5730.11 で動作するリモートデスクトップサービスクライアントバージョン

6.0.6001(Windows XP)またはバージョン 6.0.6000(Windows Vista)

1 Mac OS:Remote Desktop Connection Client for Mac 2.0

リモートデスクトップサービスでは、ユーザ間で実行可能なリソースを共有します。そのため、同じアプリケーションを実行する追加ユーザのメモリの必要条件は、最初のユーザがアプリケーションをロードするときの必要条件よりも少なくなります。

リモートデスクトップサービスクライアントソフトウェア(リモートデスクトップ接続)のインストールリモートデスクトップサービスを使用する必要があるすべてのコンピュータに、リモートデスクトップサービスクライアントソフトウェア(リモートデスクトップ接続)をインストールします。

1 Windows Server 2003 または 2008、Windows XP、Windows Vista、Windows 7:リモートデスクトップ接続ソフトウェアはデフォルトでインストールされています。また、リモートデスクトップ Web 接続も使用できます。

1 Mac OS:Remote Desktop Connection ソフトウェアをダウンロードする必要があります。www.microsoft.com/japan/mac を参照してください。

Citrix XenApp についてCitrix XenApp 5.0 または Citrix XenApp 6.0 は、Microsoft リモートデスクトップサービスとともに実行するサーバーベースのアプリケーションサーバーです。Citrix XenApp では、さらに幅広い種類のプラットフォームやクライアントによるアプリケーションへのアクセスを可能し、アプリケーション透過性、帯域幅のパフォーマンス向上、セキュリティ強化、ロードバランスなど多機能を追加することにより、リモートデスクトップサービスの機能を拡張します。Citrix XenApp には、Windows Server 2003 または 2008 のリモートデスクトップサービスのように、サーバーとクライアントの通信手段として、サーバー、クライアント、および Citrix ICA(Independent Computing Architecture)プロトコルの3つのコンポーネントがあります。

アプリケーションサーバーリモートデスクトップサービスと同様に、Citrix XenApp を使用する場合、すべてのアプリケーションはサーバー上で実行されます。リモートデスクトップサービスのように、サーバーは画面情報のみをクライアントに送信し、クライアントのマウスおよびキーボードの入力情報のみを転送します。

第 1 章 | リモートデスクトップサービスおよび Citrix XenApp の紹介 6

Citrix ICA クライアントCitrix ICA クライアントは、シンクライアントテクノロジを使用して Windows デスクトップ環境またはアプリケーションをユーザに提供します。リモートデスクトップサービスクライアントと異なり、シームレスなアプリケーションが Citrix ICA クライアント用に公開されている場合、アプリケーションはクライアントのデスクトップでローカルに実行されている場合と同じように表示されます。Windows デスクトップとアプリケーションのどちらの場合も、クライアントはサーバーとの接続を確立するだけです。必要な画面情報はサーバーがクライアントに表示し、クライアントはキーボードとマウスの入力情報をサーバーに送信します。アプリケーションの処理はサーバー上で実行され、アプリケーションが実際にクライアントにロードされることはありません。

Citrix ICA プロトコルCitrix XenApp をインストールすると、Citrix ICA プロトコルが自動的にインストールされます。ICA プロトコルによって Citrix ICA クライアントおよび Citrix XenApp 間でデータが転送されます。ICA プロトコルは、Windows アプリケーションの透過性サポート、低帯域幅、データ圧縮および暗号化を目的に設計されています。

FileMaker Pro が Citrix XenApp 上で実行される場合、ICA 接続はテストされ、TCP/IP プロトコルでサポートされます。

メモ リモートデスクトップサービスクライアントがリモートデスクトップ接続(RDP)を利用して Citrix XenApp

にアクセスする場合は、Citrix XenApp 上で TCP/IP プロトコルを使用可能にする必要があります。

Citrix XenApp を使用する利点1 組織では、クライアントのハードウェア、オペレーティングシステム、またはネットワーク接続にかかわらず、異なるコンピュータ環境において Windows アプリケーションを展開できます。

1 ユーザは、現在使用している既存のオペレーティングシステムおよびアプリケーションを使い続けることができます。

1 IT 管理者は1つの場所から特定の Windows アプリケーションをサポートし、アプリケーションの配置、アクセス、パフォーマンス、セキュリティ、および信頼性を管理できます。

1 システム管理者は、ネットワーク上のすべてのデスクトップコンピュータにアプリケーションを個別にインストールする必要がなく、アプリケーションをサーバーマシンにインストールおよびアップデートするだけです。管理者は、Windows デスクトップ全体からアプリケーションウインドウまで、さまざまなアプリケーション環境を作成できます。

1 Citrix XenApp での Citrix Web Interface の動作は、FileMaker Pro 構成モデルでサポートされており、組織では標準 Web ブラウザにアプリケーションを統合できます。

Citrix XenApp のシステム必要条件Citrix XenApp に必要なハードウェアは、同時接続するクライアント数とクライアントの使用条件によって異なります。

第 1 章 | リモートデスクトップサービスおよび Citrix XenApp の紹介 7

Citrix ICA クライアント必要条件このバージョンでは、次のクライアントのみが FileMaker によってサポートされています。他のクライアントについては動作する可能性はありますがテストされていないため現在サポートされていません。

Windows クライアント1 Citrix XenApp 6:

1 Windows 2008 R2

1 Citrix Online Plug-in for Windows 11.2

1 Citrix XenApp 5:

1 Windows 2003 SP2

1 Citrix Online Plug-in for Mac 11.1

Mac OS X クライアント1 Citrix Online Plug-in for Mac 11.1

クライアントは、Citrix 社の Web サイト www.citrix.com から利用できます。

リモートデスクトップサービスおよび Citrix XenApp では、ユーザ間で実行可能なリソースを共有します。そのため、同じアプリケーションを実行する追加ユーザのメモリの必要条件は、最初のユーザがアプリケーションをロードするときの必要条件よりも少なくなります。

Citrix XenApp のインストールの前にCitrix XenApp をインストールする前に、リモートデスクトップサービスをアプリケーションサーバーモードに設定します。リモートデスクトップサービスの有効化の詳細については、www.microsoft.com/japan を参照してください。

Citrix XenApp をインストールする前に、接続するユーザまたはクライアントの数、クライアントにサービスを提供するアプリケーションの種類、Citrix XenApp へのユーザの接続方法を慎重に検討してください。

Citrix ICA クライアントソフトウェアのインストールCitrix ICA クライアントソフトウェアは、Citrix XenApp を使用する必要のあるすべてのコンピュータにインストールする必要があります。リモートデスクトップサービスクライアントはサーバーにアクセスできますが、Citrix ICA クライアントが取得する機能のすべてを所有できるわけではありません。Citrix ICA クライアントのインストールについては、Citrix 社のドキュメントを参照してください。

第 2 章 リモートデスクトップサービス、または Citrix XenApp を利用した FileMaker Pro の使用

この章では、リモートデスクトップサービスサーバーまたは Citrix XenApp に FileMaker Pro をインストールして使用する方法について説明します。

リモートデスクトップサービス上の FileMaker Pro

FileMaker Server

リモートデスクトップサービスクライアント

リモートデスクトップサービスクライアント

標準の FileMaker Pro クライアント

リモートデスクトップサービスサーバーネットワーク接続

Citrix XenApp for Windows Server 2003 または 2008 上の FileMaker Pro

FileMaker Server

Mac OS X Citrix ICA クライアント

Windows Citrix ICA クライアント

標準の FileMaker Pro クライアント

Citrix XenApp for Windows Server ネットワーク接続

第 2 章 | リモートデスクトップサービス、または Citrix XenApp を利用した FileMaker Pro の使用 9

リモートデスクトップサービスサーバーまたは Citrix XenApp へのFileMaker Pro のインストール

メモ 次のセクションで説明するインストールには、FileMaker Pro(ボリュームライセンスまたはサイトライセンス)が必要です。シングルライセンスの FileMaker Pro ソフトウェアのコピーはサポートされていません。テストならびに動作確認は、FileMaker Pro、リモートデスクトップサービスおよび Citrix XenApp の世界的な英語のバージョンを使用して FileMaker, Inc. によって行われています。

Windows Server 2003 へのインストール1. 以下をインストールする場合:

1 リモートデスクトップサービス:リモートデスクトップサービスが Windows Server 2003 SP2 コンピュータにすでにインストールされ、正しく設定されていることを確認し、管理者としてログオンしていることを確認します。

1 Citrix XenApp:リモートデスクトップサービスが Windows Server 2003 SP2 コンピュータにすでにインストールされ、正しく設定されていること、および Citrix XenApp 5.0 がインストールされていることを確認し、管理者としてログオンしていることを確認します。

2. 次のいずれかの操作を行います。

1 ソフトウェアを電子的にダウンロードしている場合は、ダウンロードファイルをダブルクリックしてファイルを解凍します。

1 FileMaker Pro ボリュームライセンス、またはサイトライセンス DVD をお持ちの場合は DVD ドライブに挿入します。

3. [コントロールパネル ] の [プログラムの追加と削除 ] をダブルクリックします。

メモ FileMaker Pro ボリュームライセンス、またはサイトライセンス DVD の [ Setup ] アイコンには直接アクセスしません。

4. [プログラムの追加 ] をクリックします。

5. [ CD または フロッピー ] をクリックし、[次へ ] をクリックします。

ソフトウェアをオンラインで購入した場合は Setup.exe を参照します。

6. セットアップ言語を選択して、[OK] をクリックします。

FileMaker Pro 用の InstallShield ウィザードが表示されます。

7. ソフトウェアライセンスの画面が表示されたら、ソフトウェアライセンスを読みます。[ライセンスの条項に同意します ] をクリックしてソフトウェアライセンスに同意します。

8. 画面の指示に従って FileMaker Pro をインストールします。

インストールの詳細については、FileMaker Pro および FileMaker Pro Advanced の『インストールおよび新機能ガイド』を参照してください。

9. [プログラムの追加と削除 ] がインストールを終了したら、[完了 ] をクリックします。

第 2 章 | リモートデスクトップサービス、または Citrix XenApp を利用した FileMaker Pro の使用 10

Windows Server 2008 へのインストール1. 以下をインストールする場合:

1 リモートデスクトップサービス:リモートデスクトップサービスが Windows Server 2008 R2 コンピュータにすでにインストールされ、正しく設定されていることを確認し、管理者としてログオンしていることを確認します。

1 Citrix XenApp:リモートデスクトップサービスが Windows Server 2008 R2 コンピュータにすでにインストールされ、正しく設定されていること、および Citrix XenApp 6.0 がインストールされていることを確認し、管理者としてログオンしていることを確認します。

2. 次のいずれかの操作を行います。

1 ソフトウェアを電子的にダウンロードしている場合は、ダウンロードファイルをダブルクリックしてファイルを解凍します。

1 FileMaker Pro ボリュームライセンス、またはサイトライセンス DVD をお持ちの場合は DVD ドライブに挿入します。

3. [コントロールパネル] の [リモートデスクトップサーバーへのアプリケーションのインストール] をダブルクリックします。

ソフトウェアをオンラインで購入した場合は Setup.exe を参照します。

4. [次へ ] をクリックしてインストールプログラムを選択します。

5. [次へ ] をクリックしてインストールを開始します。

6. セットアップ言語を選択して、[OK] をクリックします。

FileMaker Pro 用の InstallShield ウィザードが表示されます。

7. ソフトウェアライセンスの画面が表示されたら、ソフトウェアライセンスを読みます。[ライセンスの条項に同意します ] をクリックしてソフトウェアライセンスに同意します。

8. 画面の指示に従って FileMaker Pro をインストールします。

インストールの詳細については、FileMaker Pro および FileMaker Pro Advanced の『インストールおよび新機能ガイド』を参照してください。

9. インストールが終了したら、[完了 ] をクリックします。

使用に関する注意事項

リモートデスクトップサービスの使用に関する注意事項1 メモリを必要とする FileMaker Pro ソリューションを使用する場合、または FileMaker Pro 以外にも複数のアプリケーションを使用する場合は、クライアントごとにより多くの RAM が必要です。

1 高速な最新のプロセッサを使用します。

FileMaker では、リモートデスクトップサービスクライアントで実行する FileMaker Pro ソリューションの使用および開発をサポートしています。リモートデスクトップサービスクライアントを FileMaker Pro ソリューションの開発環境として使用する場合、開発に関するいくつかの面で期待通りに機能しないこともあります。

第 2 章 | リモートデスクトップサービス、または Citrix XenApp を利用した FileMaker Pro の使用 11

Citrix XenApp の使用に関する注意事項1 高速な最新のプロセッサを使用します。

FileMaker では、Citrix XenApp クライアントで実行する FileMaker Pro ソリューションの使用および開発をサポートしています。Citrix XenApp クライアントを FileMaker Pro ソリューションの開発環境として使用する場合、開発に関するいくつかの面で期待通りに機能しないこともあります。

FileMaker Pro ファイルを使用するための環境

FileMaker Server への接続FileMaker Server(または FileMaker Server Advanced)を使用してリモートデスクトップサービスサーバーまたは

Citrix XenApp サーバーでファイルを共有できます。

リモートデスクトップサービス

FileMaker Pro を配置したリモートデスクトップサービスサーバーは、FileMaker Server にアクセスしてローカルの

FileMaker Pro クライアントと同様に、リモートデスクトップサービスクライアントでも FileMaker Server でホストされている FileMaker Pro ファイルを共有できるようにします。リモートデスクトップサービスサーバーで実行している FileMaker Pro をユーザが開くと、標準のネットワーク環境で FileMaker Server へアクセスするのと同様の方法で、FileMaker Server によってホストされている FileMaker Pro ファイルへアクセスすることができます。

Citrix XenApp

FileMaker Pro を配置した Citrix XenApp は、FileMaker Server にアクセスしてローカルの FileMaker Pro クライアントと同様に、ICA クライアントでも FileMaker Server でホストされている FileMaker Pro ファイルを共有できるようにします。Citrix XenApp で実行している FileMaker Pro をユーザが開くと、標準のネットワーク環境で FileMaker

Server へアクセスするのと同様の方法で、FileMaker Server によってホストされている FileMaker Pro ファイルへアクセスすることができます。

詳細については、『FileMaker Pro ユーザーズガイド』の第5章「クライアントとしての共有ファイルの開き方」を参照してください。

メモ FileMaker Server は、Citrix XenApp およびリモートデスクトップサービスと同じコンピュータにインストールしないでください。FileMaker, Inc. では、Citrix XenApp およびリモートデスクトップサービスが稼動する同じマシン上での FileMaker Server の実行はサポートしていません。

Mac OS Citrix ICA クライアントMac OS ICA クライアントから Citrix XenApp を利用して FileMaker Pro にアクセスする際は、そのクライアントから Windows アプリケーションにアクセスしているということを覚えておいてください。Mac OS クライアントで使用されるショートカットキーは Windows のショートカットキーとなり、アプリケーションは Windows アプリケーションのように画面上で表示されます。

第 2 章 | リモートデスクトップサービス、または Citrix XenApp を利用した FileMaker Pro の使用 12

非共有ファイルリモートデスクトップサービスクライアントおよび Citrix XenApp クライアントは、ネットワークで共有されていない

FileMaker Pro ファイルにアクセスできます。非共有の FileMaker Pro ファイルのように、リモートデスクトップサービスクライアントおよび Citrix XenApp クライアントで、非共有ファイルを開発および使用することができます。共有ファイルおよびピアトゥピア環境(FileMaker ネットワーク共有)でのデータベースの共有は、リモートデスクトップサービスクライアントまたは Citrix XenApp クライアントではサポートされません。

メモ 特定のファイルの共有を解除するには、[ファイル ] メニュー > [共有設定 ] > [FileMaker ネットワーク ] を選択します。続いて、ファイルを選択して、[ユーザーなし ] を選択します。

FileMaker Pro の機能と制限事項

リモートデスクトップサービスクライアントでサポートされない機能1 FileMaker Pro ネットワーク共有

1 インスタント Web 公開

1 ODBC/JDBC 共有

1 他社のプラグイン。プラグインの開発者は開発したプラグインがリモートデスクトップサービス上で動作可能かどうかを確認する必要があります。

Citrix XenApp のクライアントでサポートされない機能1 ピアトゥピア環境でのデータベースの共有

1 Web 上でのデータベースの公開

1 JDBC ドライバ

1 xDBC プラグイン

1 他社のプラグイン。プラグインの開発者は開発したプラグインが Citrix XenApp で動作可能かどうかを確認する必要があります。

メモ このバージョンでは、6ページの「Citrix XenApp のシステム必要条件」に示されている ICA クライアントのみがサポートされています。他のクライアントについては動作する可能性はありますがテストされていないため現在サポートされていません。

FileMaker ナレッジベースの記事リモートデスクトップサービスまたは Citrix XenApp での FileMaker Pro の実行に関する記事については、FileMaker

ナレッジベースを参照してください。FileMaker ナレッジベースには http://filemaker-jp.custhelp.com からアクセスできます。

付録 A ライセンスの必要条件

FileMaker ライセンス条件リモートデスクトップサービスまたは Citrix XenApp を利用して FileMaker Pro を使用するには、ボリュームライセンスアグリーメント(VLA)またはサイトライセンスアグリーメント(SLA)ライセンスが必要です。FileMaker Pro 通常製品は、リモートデスクトップサービスまたは Citrix XenApp と共に使用することはできません。

ボリュームライセンスアグリーメント(VLA)5ライセンス以上の導入の際、通常製品よりも割安に一括購入できる、永続的ボリュームライセンスプログラムです。

VLA の詳細については、www.filemaker.co.jp を参照してください。

サイトライセンスアグリーメント(SLA)企業が保有する全 PC 台数または全従業員数が 25 以上の場合に企業内部全体で割安に利用できる、永続的サイトライセンスプログラムです。

ライセンスの詳細については、www.filemaker.co.jp をご覧ください。