ヘリコプター(型式名 kr-832) - 折り紙航空隊p b b k p a g b a e f c h g a p p'...

18
1 d [7] 手前と一番奥のツノを 閉じ、左右のツノを開く。 A B [5] Aは機首先端に、Bは前脚になる。 手前のツノと左右のツノとの間の部分 を左右に引き出す。 b a d a b [3] a~dの折り目をつける。 手前に一度折ればよい。 bは前後に何度か折り、 シャープな折り目にする。 c cとdは一番手前のツノだけ につける。 ↑機首の方向 [2] [1]の結果の図。 残り3つは回転翼になる。 図の上方が機首となる。 手前のツノは胴体と尾翼、 と呼ぶ)を全て折り下げる。 [1] 鶴の基本形から。4つ の大きな突起(以後、ツノ aは、4枚に重なった紙を [6] aを折る。dの折り目を左右に 延長(矢印)。その後、[5]で 開いた部分をもとに戻す。 a 難しいときは一旦全ての 折り目を開くと折り易い。 [4] aの線で手前の2重の 紙を手前に折り、次いでb より先の部分を線bに沿っ て四角くつぶす。 印は、写真を後掲しています。 P P 点Pは次図の点Pと同じ。 ヘリコプター(型式名 KR-832) 初作:平成8(1996)年3月3日 作者:KOMINAMI Hiroshi

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Page 1: ヘリコプター(型式名 KR-832) - 折り紙航空隊P b b k P a g b a e f c h g A P P' 裏返し f a 2 d [15] [14]の結果の図 [16] 左の幅広いツノを開く。[17]

1

d

↓ ↓

[7] 手前と一番奥のツノを

閉じ、左右のツノを開く。

A

B

[5] Aは機首先端に、Bは前脚になる。

手前のツノと左右のツノとの間の部分

を左右に引き出す。

b

a

d

a

b

[3] a~dの折り目をつける。

手前に一度折ればよい。

bは前後に何度か折り、

シャープな折り目にする。

c

cとdは一番手前のツノだけ

につける。

↑機首の方向

[2] [1]の結果の図。

残り3つは回転翼になる。

図の上方が機首となる。

手前のツノは胴体と尾翼、

と呼ぶ)を全て折り下げる。

[1] 鶴の基本形から。4つ

の大きな突起(以後、ツノ

aは、4枚に重なった紙を

[6] aを折る。dの折り目を左右に

延長(矢印)。その後、[5]で

開いた部分をもとに戻す。

a

難しいときは一旦全ての

折り目を開くと折り易い。

[4] aの線で手前の2重の

紙を手前に折り、次いでb

より先の部分を線bに沿っ

て四角くつぶす。

印は、写真を後掲しています。

P

P

点Pは次図の点Pと同じ。

ヘリコプター(型式名 KR-832)

初作:平成8(1996)年3月3日

作者:KOMINAMI Hiroshi

Page 2: ヘリコプター(型式名 KR-832) - 折り紙航空隊P b b k P a g b a e f c h g A P P' 裏返し f a 2 d [15] [14]の結果の図 [16] 左の幅広いツノを開く。[17]

P

b

b

k

P

a

g

b

a

e

f

ch

g

A

P

P'

裏返し

f

a

2

d

[15] [14]の結果の図

[16] 左の幅広いツノを開く。

[17] [16]の結果の図

[8] [4][5]と同様に折る。 [9] 手前のツノを線aで

上に折り、次に線kに沿

うように線bで折り返す。

[10]

① dを谷折り。

[11](左)、[12](上 )

aの輪を開き、dの端点を通るe

を折る。f、gが自動的に決まる。

次いでbを折るとhも決まる。

以上、裏側も同様に。

[13] 点Aを中心に、ツノを

まる。裏側は折らない。

折り目aは自動的に決

正面のツノを閉じる。

[14] 右のツノを開き、

[18] [14]と同様に、

正面のツノを閉じる。

a

回転させる。裏側も同様に。

裏側も同様に。

c

d

② 折り目cをつけ、次に

折り目bを開く。

②は裏側も同様に。

Page 3: ヘリコプター(型式名 KR-832) - 折り紙航空隊P b b k P a g b a e f c h g A P P' 裏返し f a 2 d [15] [14]の結果の図 [16] 左の幅広いツノを開く。[17]

P

Q

方向変換

P P'

c

d

e裏返し

A X

B

C

D

F'

A X B

E

F'

F

AXはABの 1/4

C

D

拡大

① ②

中割り折り

3

[19] [18]の結果の図

[23] [22]の結果。

[25] [24]の結果の図

[20] [14]の点P、[18]の点P'を中心

に、左右のツノを中割り折りする。

左右で微妙に角度が異なることに

注意。

[21] [20]の結果。左右のツノの前縁

は点Qと点Q'とに重なるようにする。

[22] cを山折りし、cをdに重ね合わ

せると、線eが決まる。eを谷折り。

機首は[8]~[9]と同様に折る。

QQ Q' Q'

[26] 全体を中央線で山折り。[27] 線分PQの垂直二等分線(中央線に平行)で谷折り。

G

[24] 点Xを決める。AX:AB=1:4。F付近を持ち

F'方向へ引っ張り、線DXを折る。DXに定規を

当てておくと良い。この時、FB

間の輪が開く。自然にXC間の折り

目が決まる。XC、CGF、XF、CEを

折り、X、F、Cで囲まれる部分を

三角形につぶす。左右同様に折る。

に同じ。

[3]の線c

[20] [14]の点P、[18]の点P'を中心

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裏返し

拡大

a

b

A=D

C

B

c

A

B' B

a

b

拡大

A

B

C

4

[28] [27]に続いて、a、bを折る。[29] [27]~ [28]と同様に折る。

[30] ここまで折ったら、一度[26]に戻る。

[31] 操縦席と前脚を作る。拡大図参照。

Bを中央線に合わせる(B')と折り目b、cが決まる。

[31] Aを通り、中央線と45度の角度をなす線aを折る。

[32](左と上) [27]と同様にdを谷折り。BC間の輪を開き、

d

中央線

[33] [32]の結果の図。AB(=DB)は風防の前縁になる。

d

e

f D

BDを BAに重ねるようにfを谷折り。ここでDは折り目eの端点。

d

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YB

a

D

A

裏返し

ab

A

x

5

[33] 全体図

C

[35] [34]に続いて、a、bを折る。

[37] [34]と同様。 [38] [36]と同様。

拡大

[34] 線BDは線ACの

垂直二等分線。

[36] 中央線に平行な線xを決めて谷折り。同時にaの輪を後

退させて行くと、それ以上後退できない点Yが決まるので、

AYを折る。AB、その他の折り線は自動的に決まる。

B

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方向変換

裏返し

① ②

中割り折り

6

[41] [31]と同様に折る。

[44] [43]の結果。矢印の部分が前脚のもととなる。

[39] [38]の結果の図

以後、3枚の回転翼は

図の①~③の番号で呼ぶ。

[40] [31][32]の

折り目を開く。

[42] [32]と

同様に折る。

[43] 中央線を山折りして背中を合わせる。

同時に、向かって右側も[31]~ [32]と同様に折る。 [45] ②番回転翼を[39]のa、bの線で中割り折り。

a b

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aの平行線

b

a

裏返し

a

7

[47] aは中央線の延長 [48] [47]の結果

[53] 前縁からはみ出ない

様に折りたたむ。

[54] [53]の結果の図。 [56] 成形された③番回転翼。

[46] (拡大図)

以下、①番回転翼の成形。

よりやや内向きとする。

対して、後縁の線bは平行

[49] 回転翼の前縁の線aに

[50] 線bより後ろの部分を

bに沿って谷折り。

[50]~[52]は連続的に折る。

[55] ③番回転翼も[46]~ [54]と

同様に折る(途中の図、省略)。

bb

B

[51] bに続いてAB、BC、

C

A

BA

D

DE

F F

部分を裏返す。

[52] Eは CF上に来るよう

にする。斜線部の袋状の

EC

CD、CEを折る。

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AB

H

裏返し

A

CD

E

F

a

中央線

a

B

A

CD E

b

D' E'

D

E

F

BG

8

拡大

[61] [59][60]の結果。

[63] 完成した水平尾翼。次に垂直尾翼を作る。

[57] 水平尾翼の成形(拡大図参照)

以下、裏側も同時並行的に折っていく。

bを山折りしてDEをD'E'に移す。aとb以外の折り目

は、次図と次々図を参照。

[60] [59]の結果(透視図)。後ろのほうは

このように三角形につぶす。

次に点Dを決める。ここでCD:CE=1:3。aを谷折り、

B

DEより前方の、手前1枚目の紙の裏に潜らせる。

次にDEを山折り、DFを谷折りし、DEFで囲まれる部分を

点Dを求め、BDを折る。

まず点Bを決める。AB:AC=1:4。折り目aの延長線上の

[62] [59]の折り線bが水平尾翼の前縁となるように、前に

はみ出た部分を折り返す。ここでAH⊥AB。裏側も同様。

[58] ∠ FEDを二等分する線をEGとする。BGを谷折り。

次いでEGを折る。当然、EFはDEと重なる。

[59] ABの中点を通り中央線に平行な線aを求める。★ ★

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C

D

A

9

P

k

dc

e f

e f

P

ba

拡大

[64] Aを Bに合わせて折り目CDをつける。

[68] 手前の水平尾翼を上に折る。

[70] kに平行に谷折り。

[71] aと bとのなす角は約90度。

[72] cとdは前出[69][70]の線kに重ねる。

[73] eとfは[71]のaとbに重ねる。

B

k

以下、裏面も同時並行的に折って行く。

[67] [66]の折り目を山折り。このとき、Bより

その中身だけを折る。裏側は折らない。

B

A

BK

[69] 次に左右の主脚を作る。図でKはABの中点。

裏側は折らない。

C

E

[65] Cから後方で中央線の輪を開き、手前側でCDを山折り。

このCDをCD'に移すようCFを谷折り。ここでCD'は水平尾翼

の基線の後端に重なる。CEの折り目は自然に決まる。

C

E

FD

D'

水平尾翼の基線

[66] GBおよびその後方への延長線に折り目をつける。

GB

G

機首寄り(向かって左)では、最外層の紙を残し

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A

B

10

[74] 前出の線kを山折り。

拡大

b

a

中央線に平行

[80] 完成した機首と前脚。

裏返し

置いて水平~やや前傾姿勢となるように設定。

[81] 完成した機首と脚。脚の長さは、水平面に

A B

[78] ABは中割り折り。

[77] 先端を折りこんで丸める。

水平尾翼を折り下げ、垂直尾翼先端を折り曲げる。

k

中割り折り

[81]を参照。

[75] 機首の成形。表裏同様に折っていく。拡大図参照。

[82] 垂直尾翼後縁の成形。

左右(表裏)で折り方が異なる。

a

[84](部分)

[83]の結果

C

[76] 前脚(前輪)の成形。

[83] bの輪を開き、bをaに重ねて、つぶす。両側の

[85] 折り目aは[67]と同様に折り込む。

[79] 機首を丸める。

A-B-Cの中に差し込む。

その陰でポケット状になっている

[75](拡大図) ☆付近をつまみ、

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裏返し

Aa

c

b

約120°

裏面

11

b

a

c

[86] bを山折り。aよりやや急角度とする。

裏側も同様に折る。cを谷折り。

[87] [86]の結果。ほぼ完成した胴体および

垂直尾翼のライン。

[88] ①番、②番回転翼を、それぞれ手前と右に折る。

主脚より後方の胴体下縁をわずかに削ぐように折る。

垂直尾翼後部の折り返し部分の形を整える。 [89] ②番回転翼が垂直尾翼基部の前縁に

接触しないよう、折り縮める。

折り縮め方は裏面図を参照。

[90] 残りの回転翼の長さを調節する。①~③回転翼

の中心線a~c(実際には交わらない)から、軸とする

点Aを決定し、Aからの距離が等しくなるよう回転翼を

折り縮める。その後、①、②番の回転翼をたたむ。

[91] ②番回転翼を反時計周りに約7°回転し、

①番との角度を約120°とする。

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12

約120°

ab

d e

f

c裏返し

裏返し

形状にする。c~fを折り、四角い筒状のエンジン

[95] a、bを折り、②番回転翼を残り二枚と同じ

部分(三面図参照)を作る。裏側も同様。

[93] ABは[92]の ABに同じ。

C

C'D'

G

DE

E'a

BFを折る。BCは自然に決まる。Eは折り線BFでE'に移る。E'が折り目

F

m

BA

A

AB

B

a上にあるようにするとFGは自然に決まる。裏側も同様に。

[94] ABは[92][93]のABに同じ。

①③

k m

中心線

の主脚を「ハ」の字に開いて機体を立たせる。三面図参照のこと。

よう、基線をやや前下がりにして折る。水平尾翼を水平にし、左右

折る。③番回転翼は開いたときに他の翼とのなす角が120°となる

②番回転翼は中心線を開き、機体のやや左方を向くようにk、mを

[96] 各回転翼を水平に開く。①番回転翼は[88]と同じ線で谷折り。

P

[92] Pよりやや上にBを決め、ABを折る。次にmよりやや上にFを決め

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[4]⇒

[20]⇒

(片側)

[24]⇒

Fig. 6

Fig. 1 Fig. 2

Fig. 3 Fig. 4

Fig. 5

Fig. 7 Fig. 8

P

P

Q

X

B

C

D

X

AF

E

CC

13

次頁に続く

a

b

b

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[36]⇒

Fig. 9 Fig. 10

Fig. 11

Fig. 15 Fig. 16

F

B

45°A

B

a

[31]⇒

Fig. 12

Fig. 13 Fig. 14

[32]⇒C

B

d

A

d

B

x

a

Y

B

A

A

D

14

次頁に続く

D

中央線

中央線

ずらす

A

B'

e

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[50]~

[58]⇒

[59]~

[61]⇒

[52]⇒

Fig. 17 Fig. 18

Fig. 19 Fig. 20

Fig. 21 Fig. 22

Fig. 23 Fig. 24

b

A

F

AB

E

D

C

GB

D

a

15

次頁に続く

D

C

E

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[67]

[92]⇒

完成⇒

Fig. 25 Fig. 26

Fig. 27 Fig. 28

Fig. 29 Fig. 30

Fig. 31 Fig. 32

A

F

G

a

A

[75]⇒

E'C'D'

D'

B

E'

P

C

B

16

G

B

折らずに残す

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右側面図(空中姿勢)

左側面図(空中姿勢)

左側面図(地上姿勢)

平面図

正面図

KR-832

17

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[8]

[9]

[7] 折り目をつける。

[1] [2]

できあがり

裏返し

裏返して

方向変換

折り目をつける。

[6] 手前の2枚の紙に

[10] [6]~[9]と同様に折る。

途中図、省略。

鶴の基本形(伝承)

[3] [4] [5]