ジェトロパナマ事務所作成 2007 年 5 月2007 年 5 月...

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i ジェトロパナマ事務所作成 2007 年 5 月 パナマにおける港湾・海運産業の現状

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Page 1: ジェトロパナマ事務所作成 2007 年 5 月2007 年 5 月 パナマにおける港湾・海運産業の現状 ii 目次 1 Panama Ports Company (PPC) 1 Manzanillo Internacional

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ジェトロパナマ事務所作成

2007 年 5 月

パナマにおける港湾・海運産業の現状

Page 2: ジェトロパナマ事務所作成 2007 年 5 月2007 年 5 月 パナマにおける港湾・海運産業の現状 ii 目次 1 Panama Ports Company (PPC) 1 Manzanillo Internacional

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目次 第第第第1111章章章章::::パナマにおける国際港湾施設・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・1Panama Ports Company (PPC) 1Manzanillo Internacional Terminal (MIT) 11Colon Container Terminal (CCT) 20その他  Colon Ports Terminal 26  Petroterminal de Panama 28第第第第2222章章章章::::パナマにおける港湾費用・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・37第第第第3333章章章章::::船会社および路線別の配船表、パナマ発及びパナマ行きの主要市場     に関するリードタイム・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・39第第第第4444章章章章::::パナマにおける海運貨物取扱業者および倉庫会社・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・61TGD Worldwide Group 61Triple D, S.A. 68J. Cain & Co. 71Quality Freight Corp. 76Super Cargo 78DHL Panama 81Euro Line 89Maersk Logistics Panama 93Farmazona 97Panalpina Panama 99Full Logistics, S.A. 103Canal Movers & Logistics Corp. 105Colon Import & Export 107MIT-CFS 109Crowley-Trailmovil Logistics 110Transpan Internacional 111Cava, S.A. 113Fashion Consul International 115Aeroservicios 117Air Ocean Logistics 119Air Sea Worldwide Panama 120APAC(パナマフォワーダー協会) 122第第第第5555章章章章::::貨物運送取扱業者向けの税制上の優遇措置・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・128第第第第6666章章章章::::過去5年間のコンテナ貨物の推移・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・132第第第第7777章章章章::::パナマ運河拡張計画の概要・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・136<<<<参考参考参考参考>>>>関連ホームページ一覧・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・146

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1. パナマにおける国際港湾施設 ((((1111))))PANAMA PORTS COMPANY

Panama Ports Company(PPC) は、Hutchison Port Holdings Groupを構成する会社である。

Panama Ports Companyは、パナマシティにある Balboa港およびコロンにある Cristobal港の 25年以上の営業権を得て 1997年 5月 1日に営業を開始している。

これらの港は、パナマ運河の両端に位置する。PPCは、これらの 2 港を、大西洋と太平洋の貿易ルートの役に立つ主要なハブ港へと変化させることを目指している。PPCは、Balboa港と Cristobal港を営業するにあたって、大西洋および太平洋を横断するユーザーに、アメリカ東海岸と西海岸にいたる連絡路およびこれらの港への戦略的経路を提供している。 こうした戦略的に重要な玄関港には、技術および人への多大な投資が必要となる。PPCは、すべての顧客への優れたサービスと施設の提供という両方の要素を実現することで海運業界とパナマに対する義務を果たしている。

①将来の発展

Panama Ports Companyは、コンテナ港としての発展という意欲的な課題を抱えている。PPCは、Balboa港と Cristobal港向けの 10億米ドルの投資による拡張を公約としている。投資の内容は以下のとおりである。

a. 2008年において Balboa港に 3億米ドルの投資、および Cristobal港に 2億米ドルの投資。これらの案件は、コンテナの取扱量を 400万 TEU(20フィート型コンテナ換算個数単位)に増加させることになる。

b. 2015年における Balboa港と Cristobal港への 5億米ドルの追加投資。その目的は、取扱量 650万 TEUへ増加させることである。

Balboa港は、近代化計画の全工事の完了後には、2,077メートルの岸壁、19基の岸壁クレーン、31基の RTG(ゴムタイヤ付ガントリー・クレーン)を備えることになり、Cristobal港は、9基の岸壁クレーン、22基の RTGを備えることになる。

②2005 年の実績

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Balboa港の第 3期工事は、2005年の初めに着工された。第 3期工事は、Maersk Lineの継続的拡大、および APLやMOLといった新規顧客の参入に寄与した。新桟橋 17でのパナマックス型 APL船舶ターコイズの最初の寄港が、APLの営業開始となった。

2005年に Balboa港で始まった第 4期工事によって、この港は巨大港へと変貌する予定である。同様に、同年に始まった Cristobal 港の第 1期 工事によって、この港は世界クラスの港に変貌し、また短期間で Balboa港のようなもう 1つの巨大港に変貌する予定である。これらの 2 つの開発および近代化プロジェクトはいずれも、5 億米ドル以上の投資を含み、その結果として PPCは、パナマ最大の港湾投資会社となる。こうした新規投資には、継続的な採用と訓練計画、従業員の港湾職への就業を実施することが要求される。それゆえ訓練計画を活用することが非常に重要である。これは、この活用によって、同社が、クレーン 1基/1時間当たり 40回以上の移動を行う生産率とともにワールドクラスのサービスを提供し続けることができるためである。 クル-ズ・ターミナル – 桟橋 6 では、5 年間の営業を記念するにいたった。この桟橋には、現在までに、420隻の船舶、約 75万の乗客と乗務員が寄港してきた。これにより、コロンとパナマシティの観光産業に 1,000万米ドル以上の収益をもたらした。

③位置

凡例凡例凡例凡例 東回りの主要貨物の流れ 西回りの主要貨物の流れ 北東回りの積替え 南西回りの積替え

ペルー

米国 メキシコ

コロンビア

コスタリカ

自由港、Bahama

ブラジル

エクアドル

Cristobal、パナマ Balboa、パナマ

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④提供されるサービス

水 / エネルギーの供給

• ドック上での、または浮動設備経由での船舶への飲料水供給

• 発電所経由での船舶への電気供給 労働力のサービス

• 1以上の港で貨物の荷卸しを可能にするか、またはその他の港での貨物の積込みまたは荷卸しの迅速な処理を可能にするための貨物の船内荷役を行う。

• 船倉に貨物を移動させるか、適切な作業室を確保するか、または貨物が桟橋に陸揚されない場合には、ハッチから別のハッチに貨物を移動させる。

• 貨物を補修し、縛りつけ、固定し、または解く。

• 使用者が要求する場合、または特定運賃対象外の貨物操縦向けに必要な場合には、追加作業を行う。 車両

• 車両の移動。港内の保管用地から船舶への車両の移動、およびその逆の場合も同様。

• 車両の保管

• 輸入 / 輸出車両

• 車両の曳航 / 機械による補助 乗客サービス

• 船舶から桟橋への輸送、およびその逆の場合も同様。 一般貨物

• 一般貨物の移動

• 粒体用バラ荷の穀物食品

• 液体用バラ荷

• 丸太の保管

• その他 ⑤賃貸設備

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• 50 トンのトラック・クレーン

• 80 トンのトラック・クレーン

• ガントリー・クレーン (コンテナ操縦ではない)

• スリング

• フォークリフトの賃貸し

• ヤード・トラクター

• シャーシ / プラットホーム 貨物フレイト・ステーション (Cristobal港に限って、保管用に 6,110平方メートルが利用可能)

• 一般貨物 (受取り / 引渡し)

• 車両

• トラック

• バス

• 金属、コイル

• 木材

• その他

• 積込まれるべき輸出貨物コンテナのバンニング

• 荷卸し後の輸入貨物コンテナの取出し

• ローカル輸入貨物の引渡し

• 空コンテナの検査

• 満載コンテナの検査 (必要に応じて税関当局)

Balboa 港と Cristobal港はパナマ運河鉄道にアクセスしている。列車ターミナルは、コンテナの積込みと荷卸しを容易にするために両港に隣接して建設された。合計時間は 1 時間足らずのため、2大洋間において最速方式の貨物輸送となっている。

⑥Balboa 港の概要

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Panama Ports Company (PPC) は、太平洋側のパナマ運河の先端に位置する Balboa港を運営している。

Balboa 港のコンテナ・ターミナルには、840メートルの岸壁、12基の岸壁クレーンと 24基の RTGを備える 16ヘクタールのコンテナ保管エリアがある。

Balboa港は、近代化計画の全期工事を完了した後には、2,077メートルの岸壁、19基の岸壁クレーン、および 32基の RTGを備えることになる。

PPCの目的は、Balboa 港コンテナ・ターミナルにおけるコンテナの取扱量を 300万 TEU増加させることである。さらに PPCは、同港を太平洋の貿易ルートに役立つ主要なハブ港へと変化させることを公約としている。

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施設

3 コンテナ・バース 1 (2006)

840 m 長さ 280 m (2006)

水深 16 m

多目的バース 2

840 m 長さ 540 m (2006)

水深 7.31 m

9

岸壁クレーン (スーパー・ポスト・パナマックス型) 3 (2006)

24

ゴムタイヤ付ガントリー・クレーン

8 (2006) リーチ・スタッカー 7

コンテナ・トップ・リフター 9

空荷ハンドラー

安全安全安全安全

同港には安全指針(同港のウェブサイト http://www.ppc.com.pa /pdf/Seguridad.pdfに掲載)があり、安全方針に関する概要を提供している。

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Balboa 港港港港

Building 1501, Arnulfo Arias Madrid Ave.

P.O. Box 0843-00574

Panama, Republic of Panama 電話: (507) - 207-5100 ファックス:(507) - 232-5583

⑦Cristobal 港の詳細

Panama Ports Company (PPC) は、大西洋側のパナマ運河の先端に位置する Cristobal港を運営している。

桟橋 6 パナマ運河

コンテナ・ヤード

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Cristobal 港のコンテナ・ターミナルの重要性を反映して、既設施設の開発・拡張計画が着手された。同計画の目的は、2 基の岸壁クレーンを備える、320メートルの岸壁、8.5 ヘクタールのコンテナ保管エリアを提供することである。

Cristobal 港コンテナ・ターミナル開発プロジェクトの第 1 期および第 2 期工事には、7基の岸壁クレーンと 18基の RTGを備える、660メートルの岸壁、6ヘクタールのコンテナ保管エリアの建設が含まれる。同港はまた、あらゆる種類の貨物に対応する自立運転用の2,146メートルにわたる岸壁も提供する。6,110メートルにおよぶ CFS(コンテナ・フレイト・ステーション)が、コンテナの保管とバンニング/取出しのために利用できる。またCFSには、11,809平方メートルにおよぶ屋根付き保管エリアも含まれる。

PPCは、同港を大西洋の貿易ルートに役立つ主要なハブ港へと変化させることを公約としている。

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施設

1 コンテナ・バース 2 (2006年)

320 m 長さ 670 m (2006年)

水深 12.9 m

多目的バース 5

2,146 m 長さ 540 m (2006年)

水深 8.97 m と 10.97 m

クルーズ・バース 2

長さ 690 m

水深 14.32 m

岸壁クレーン・パナマックス型 2 岸壁クレーン (スーパー・ポスト・パナマックス型) 7 (2006年)

港湾クレーン 1

4

ゴムタイヤ付ガントリー・クレーン

18 (2006年) リーチ・スタッカー 3 コンテナ・トップリフター 7 サイドリフター 2

空荷ハンドラー 4

コンテナ・フレイト・ステーション(CFS) 6.110 m2

出典: http://www.ppc.com.pa/cristobal.php

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サービスの質

Panama Ports Company は、http://www.ppc.com.pa/pdf/tariff.pdf にてサービスの完全リストを提供している。

PPC はサービス面については、主として訓練によって生産性の向上を図っており、クレーン 1基/1時間当たり 42回の移を行うに至っている。全般管理者は次のように述べている。 「こうした新規投資には、当社が、継続的な採用と訓練計画、当社従業員の港湾職への就業を実施することが要求されます。それゆえ訓練計画を活用することが非常に重要なのです。これは、この活用によって、当社が、クレーン 1 基/1 時間当たり 40 回の移動という生産率とともにワールドクラスのサービスを提供し続けることができるためなのです1」。

2005年におけるその他の実績は次のとおりである。すなわち、Cristobal港の ガントリー・クレーン生産性の 45%の増加(移動毎時(MPH)23 本から 33 本へ);国全体を通じた最高レベルの安全、監視、および保護を備える港として両港が位置づけられる;2005年は、港内での麻薬取引の密輸および密航者の発生事例なしに終了した;ガントリー・クレーンにおいて fault当たり 2500以上の移動(Balboa と Cristobal);Balboaでの RTGにおいてfault当たり 2500以上の移動; Cristobalでの fault当たり 1000以上の移動である。

Cristobal 港港港港

Building 1010 Roosevelt Ave.

P.O. Box 0301-03240

Colon, Republic of Panama 電話: (507) - 433-7900 ファックス:(507) - 441-46

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((((2)))) Manzanillo International Terminal(MIT)

MIT は、パナマ運河を通過するか、またはカリブ海上諸国と南アメリカ地域を航行する船会社に効率的かつ信頼できる港湾サービスを提供する。意欲が高く、訓練の行き届いた800人以上の従業員の労働力、近代的な施設と設備は、MIT が、ラテンアメリカで最大かつ最も生産的なコンテナ積替ターミナルとなることを促進してきた。

①ゲート

主要ゲート 主要ゲートは、5 本の国内行きレーンと 5 本の外国行きレーンで構成される。輸出の満載移動時のコンテナ重量を点検するために 2 つの国内行き重量計がある。重量計の読取りは、ターミナルシステムに直接連結しており、ゲートの取引データとともに保管されている。税関、検疫、デマレージ用の事務所カウンターが、トラック運転者の迅速な派遣のためにゲートの所に便利よく設置されている。 コロンフリーゾーン(ZLC)ゲート

MIT は、ZLC に隣接するという卓越した立地を確保することによって、直接的で、安全で、無税の連絡路を西半球で最大の自由貿易地域に対して提供できるパナマ唯一の港となっている。保税倉庫から保税倉庫への直接移動によって、港から ZLCへの貨物引渡しが合理化された。これに伴って、トラック運転者の勤務時間、荷送人、荷受人、および船会社に対する全費用が削減した。

コンテナ設備メンテナンス (CEM): IICL 基準の教育を受けた熟練技術者は、コンテナとコンテナ・シャーシのあらゆる種類のメンテナンスと修理(M&R)を行うことができる。

冷凍設備メンテナンス(REM): 冷凍コンテナ用の 1300以上の「沿岸電力」プラグが、1 日24時間生中継で監視されている。コンテナ設備メンテナンスの要件を満たすことによって、「パワー・パック(電源箱、電流変換器)」、「発電機セット」、「クリップ留め式」といった様々な発電機に対する検査、予防的メンテナンス、破損修理を行うことができ

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る。 MIT は、Carrier-Transicoldおよび Daikin のための流通・サービスセンターとしての免許を得ている。

鉄道連絡路: Panama Canal Railway Company (PCRC) (米国に本社を置く Kansas City Southern

Railway & Mi-Jackが所有)が営業・運行するパナマ地峡横断鉄道線路用の近隣複合運送鉄道ランプ。

関係当局: MIT は、コンテナおよび貨物の通関に関わる政府機関と密接に協力している。税関と検疫のいずれも、事務所がターミナルにあり、オンラインで通関を記録するためのMIT のメーンスルシステムに接続している。MIT は、農業開発省(MIDA)によって植虫類衛生区域として証明されている。この証明によって、MIT は、コーヒー、牛革、および他の農産物といったデリケートな貨物を取扱うことができる。 ②ロジスティクス・パークと拡張

MIT における拡張計画には、貨物混載とロジスティクス(戦略物流)活動向けのコンテナ・ターミナルに隣接する、40ヘクタール以上の土地の開発が含まれる。 新しい MIT のロジスティクス・パークによって、荷送人は、カリブ海上諸国および南アメリカ市場に製品を効率的かつ費用効果的に流通させるために、パナマにおいて複数国向けの流通拠点を設けることができるようになる。 戦略的に設置される MIT におけるロジスティクスおよび流通の中心地は、貨物の分類、格付け、梱包、梱包し直し、ラベル表示、保管、通過、組立てのための商業施設を提供することによって多国籍企業の役に立つことになる。

顧客は、コンテナ・ターミナルから、隣接する税関・会計エリア(安全な環境で在庫品を米ドルにて保持することができる)内のロジスティクス・パークに貨物を合理的に移動させることによって利益を得ることになる。 地域におけるロジスティクスの運営はまた、パナマの十分発達した複合運送インフラ(統合された海洋、航空、鉄道施設を提供する)によっても支援されることになる。

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世界の船の交差路におけるパナマの戦略的な位置、MIT の世界クラスの生産性とラテンアメリカにおける積替ハブとしての地位によって、MIT のロジスティクス・パークは、地域のサプライチェーンマネジメントにとって適切な選択となる。

③ 顧客

American President Lines Eukor Car Carriers Mitsui O.S.K. Bulk

Aliança Navegaçao Hamburg Süd Neptune Lines

CCNI Hapag-Lloyd Nordana

CMA-CGM Hyundai Marine Nippon Yusen Kaisha (N.Y.K.)

CP Ships K-Line OOCL

Crowley Liner Services Maersk Line Seaboard Marine

CSAV Marfret Wallenius-Wilhelmsen Lines

China Shipping Mitsui O.S.K. Lines ZIM

④④④④ 施設施設施設施設 総面積 520,000m2 保管能力 37,000 TEU コンテナ修理ヤード 15,000m2 と 1300m2 の屋根付き修理施設 場所 パナマ運河の大西洋入口付近および Colon自由貿易圏の近隣に位置する。 水路 可航水路は、海面ブイから 3.0キロメートルの所である。防波堤の開口は幅 200メートル、可航水路の水深は 14.0 メートルである。船回し場の直径は 600メートルである。 水先案内/曳船

船の代理店は、曳船サービス、水先案内人、および船舶発着に関わるその他の付帯的サービス提供者の契約と通知に責任を負う。 バース(停泊場所)

• 1240 メートルの隣接したコンテナ・バース; 水深 14 メートルの舷側

• 400 メートルのコンテナ・バース; 水深 14 メートルの舷側

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• 300メートルの「地中海スタイル」のロール・オン・ロール・オフ方式バース ; 水深 14 メートルの舷側 全バース +平均海面(MSL)から上方に 2.5 メートル。潮汐変動は 30 センチメートル。

⑤ 設備 船と陸の間で運転するガントリー・クレーン(STS クレーン)

パナマックス型クレーン 2

(甲板横断コンテナ 13 ) ポスト・パナマックス型クレーン 6

(甲板横断コンテナ 17)

スーパー・ポスト・パナマックス型クレーン 5

(甲板横断コンテナ 18) スーパー・ポスト・パナマックス型クレーン 3

(甲板横断コンテナ 22 ) ゴムタイヤ付ガントリー・クレーン (RTGs) 18 RTGs Kone 上部(over)1高さ 6 および幅 6 + トラック・レーン

12 RTGs ZPMC

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上部(over)1高さ 6 および 幅 6 + トラック・レーン

トップピック

24 Taylor TEC-955 高さ 5

サイドピック

13 Taylor SP-155/7 高さ 8

ターミナル・トラクター

トラクター75

ボンブ・カート

ボンブ・カート 78

フォークリフト 19

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3 ~ 30 トンの載貨容積 完全装備された現地工場施設が存在し、熟練した修理工が作業している。MIT は、その貨物取扱設備が常に最適な運転状態で維持されることを確保している。

⑥ 安全

MIT の工業安全部を通じて作業する緊急対策チームは、1日 24時間対応できるようになっている。また同チームは、医療救急処置、危険物流出、火災、油汚染、調査、および事故といった事件や緊急事態を管理する。同安全部はまた、全職員向けに多くの訓練プログラムも提供している。

さらに臨床・医療輸送サービスがMIT 従業員に提供されている。

MIT は、米国税関によって設置されたスーパー・キャリヤー・イニシアテブ協定 (SCIA)、企業密輸防止連合 (BASC) プログラム、および国際船舶・港湾施設安全基準 (ISPS)のすべての要求事項を遵守している。 同港は、以下の事項も提供する。

• ターミナルと船舶の安全保障

• 進入管理および侵入発見システム (IDS)

• 22人以上の安全保障対策用従業員

• K-9 麻薬防止部隊

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• CCTV(専用テレビジョン)、監視・統制センター

• コンテナ・シール・プログラム

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⑦ ターミナル地図

⑧ 統計

2005 年年年年 2004 年年年年 2003 年年年年 2002 年年年年 2001 年年年年

TEUs 1,580,649 1,459,960 1,125,780 943,159 948,635 伸び率 8.3% 29.7% 19.4% -0.6% n/a

Ro-Ro 船による自動車運搬台数 49,907 54,680 26,987 16,167 3,953 伸び率 -8.7% 102.6% 66.9% 309.0% n/a 船舶 2,309 2,206 2,000 1,726 1,602 伸び率 4.7% 10.3% 15.9% 7.7% n/a

鉄道

Colon 自由圏

コンテナ・バース

ロール・オン・ロール・オフ(RO RO)方式

商業パーク

ゲート

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⑨ 連絡先

Manzanillo International Terminal - Panama, S.A.

P.O.Box 0302-00239

Colon, Republic of Panama 電話: (507) 430-9800 ファックス: (507) 430-9809 電子メール: [email protected]

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((((3)))) Colon Container Terminal (CCT)

① 沿革

Evergreen Groupは、パナマおよびカリブ海上諸国におけるコンテナ貨物輸送が持続的に増大していることから、パナマに近代的なコンテナ・ターミナルを建設することを1994年に発案。Evergreen Group は、1995年に用地選定および実行可能性の調査を実施した後で、Coco Solo Northにおける近代的なコンテナ・ターミナル開発計画をパナマ政府に提出した。Evergreen Group は、このプロジェクトを実施し、ターミナルを運営するために Colon Container Terminalと呼ばれる子会社を設立した。

このターミナルは米国の旧海軍基地内に建設され、その第 1期工事の総費用は 1億 1,000万ドルである。CCT は、1997年 10月には営業を開始し、貨物積替用の国際ハブターミナルとしてパナマにおいて数多くの機会を提供している。

② 施設 の概要と能力

第 1段階

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» 25 ヘクタール。

» 612 メートルの埠頭。

» 14 メートルの水深。

» 2 隻のパナマックス型船舶または4隻の荷役船舶を同時に運行させる能力。

» 500,000 TEUを取扱う能力。

» 検疫コンテナ用のハイリスクエリア。

» 冷凍コンテナ用の 180個のプラグ。

» 3 機の発電機(一つ一つの容量は 2000 KVA)によって適応する発電所。この発電所は、連続 2週間まで遮断せずにターミナルの全施設に給電することができる。

第 2段階

» 12 ヘクタール。

» 370 メートルの新埠頭。

» 新埠頭における 15 メートルの水深。1隻のポスト・パナマックス型船舶を運行させる能力を備える。

» 300,000 TEUを取扱う能力。

» 2 機の新発電機(2000 KVA)。

» 検疫コンテナ用のハイリスクエリアの拡張。

» 冷凍コンテナ用の 180個の新プラグ。

CCTは、上記の 2つの段階によって、コンテナ保管用の合計 800.000の TEUs、冷凍コンテナ用プラグ 360個、ターミナルに電流を補充する 2000 KVAの発電機 4機、および 982メートルの船舶停泊用埠頭を備える。

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③ 設備

港湾設備港湾設備港湾設備港湾設備

»5基のパナマックス型 ガントリー・クレーン (14 列)

» 5基のスーパー・ポスト・パナマックス型 ガントリー・クレーン(18 列)。

» 26基の RTG 6 +1 ヤード・クレーン。

» 10基のMi-Jack 3+1 ヤード・クレーン。

» 5基のリーチ・スタッカー。

» 7基の空荷スタッカー。

» 59台のトラック。

» 3基の 2.5 トンのフォークリフト。

»1 基の 10 トンのフォークリフト。

»1基の 3.5トンのフォークリフト。

• CCT は、メンテナンス・修理工場を備えている。この工場は、顧客が求めるコンテナの小規模な修理サービスを 1日 24時間提供している。メンテナンス部には、すべての港湾設備への修理を行い、適切なメンテナンスを提供する技術者、専門修理工、および電気技術者が待機している。設備の円滑な機能は、顧客が求めるサービスを確実に満足できるものとするために絶えず監視されている。

• 冷凍コンテナのメンテナンス。

• 航海前のサービス。コンテナ 160個用のハイリスクエリア。

• 農業開発省によって証明される、農産物を含むコンテナの取扱いのための植虫類衛生区域。

ゲートハウス

» ゲートハウスには、6 つのレーン(3 つはコンテナ用入口、3 つは出口)、入口レーンの隣にはゲージ外貨物のための特別レーンがある。

» 2つの入口レーン内にある電子重量計 2セット。

» 国内で貨物の引渡しと受取りを行う政府税関事務所とMIDA。

» コンテナ検査スロープ。

» コンテナ引渡しシステムは、コンテナを引取る人物の画像、またその IDナンバー、およびコンテナの引取日を記録する。

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④ 安全

Colon Terminal Containerの安全保障システムは、以下に関してスーパー・キャリヤー・イニシアテブ協定 の基準を満たすように計画されてきた。

• 安全保障要員の訓練

• ターミナルへの進入

• 貨物の安全保障

• 車両の管理 先進技術が、貨物輸送産業の要求を満たすために使用されてきた。米国港湾安全保障の独立コンサルタントが、安全保障と危険に関して補足的助言を行うための調査を実施してきた。米国運輸省、パナマ税関、出入国管理、および関係当局の協力を得た定期調査が行われてきた。

CCT は、複数の施設を備えた完全な安全保障システムを有する。このシステムは安全効率プログラムを補完する。これらの施設は以下のとおりである。

• CCT は、港湾安全保障の専門家によって訓練された自社の安全保障担当官を有し、施設内での不法活動を防止し、こうした活動がない状態を維持する権限をパナマから受けている。

• 港には、ターミナル内部および周囲の麻薬密輸防止のための K-9 部隊がある。

• ターミナルとその周辺を監視する回路閉塞カメラシステム。

• ターミナル周辺を保護するバイクパトロールシステム。

• 埠頭周辺を保護するボートパトロール。 すべての入口には安全ゲートがある。こうした協調的なあらゆる努力は、顧客に最高のサービスを提供するため、また顧客の貨物の安全を確保しつつ、海上輸送による麻薬密輸対策として他国と協力するために行われる。

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ポスト・パナマックス型 ガントリー・クレーン

パナマックス型船舶

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コンテナ・ヤード ⑤ 連絡先

Mss. Ragbir Singh K. 電話: (507) 430-9517/9518 ファックス: (507) 430-9532 電子メール: [email protected]

Colon Container Terminal, S.A.

Coco Solo Norte

P.O. BOX 0301-04335 Colon

Republica de Panama 電話: (507) 430-9500 ファックス : (507) 430-9530

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((((4)))) そのそのそのその他他他他のののの港港港港

A. Colon Port Terminal

Manzanillo International Terminal (MIT)と Colon Container Terminal(CCT)の間に位置するこの港では、小型の沿岸船舶、および中央アメリカ、コロンビア、およびカリブ海上諸国と貿易を行うこのような沿岸船舶が運行している。この港はまた、過去の政府の時代に民営化も行われた。同港の事業者はまた、施設を近代化し、最低でも 1 基のコンテナ・クレーンを設置することも計画している。

Colon Port Terminal, S.A. は、1998年 1月 6日に営業を開始した会社で、高質で迅速なサービスを顧客に提供するための港湾サービスの開発を探求している。現在では、Central

American Lines グループの一員であり、米国系パナマ企業である。

Colon Port Terminal, S.A. は、8,000コンテナを保管できる 21 ヘクタールの拡張エリア(陸と海)を有する。同港の全拡張部分は、次のように振り分けられている。長さ 117mと水深 8.5mの拡張部分を伴う周縁部 2、長さ 150mと水深 9.5mの拡張部分を伴う埠頭 3、100mの拡張部を有する周縁部 3、長さ 340mと水深 7mの拡張部分を伴う埠頭 4である。こうした拡張は、埠頭 4に対しては 110m、中型船舶用には 250m、50000 トン以上の船舶用には 200mの拡張で終了する。

自由地域、海外、およびカリブ海上諸国のばら荷の積込みの取扱いについては、周縁部2、埠頭 3、周縁部 3、および埠頭 4の一部が使用される。埠頭 4のその他の部分は、コンテナの取扱い用に使用される。 今のところ取扱われている荷物の種類は以下のとおりである。

* コンテナ荷物

* バラ荷

* 油製品

* あらゆる種類の軽量および重量車 今後の見通しとしては、800万の投資に言及することができる。この投資の目的は、埠頭施設を拡張し、より大型のボートを収容するために水深を延長し、バラ荷保管用、コンテナ保管用倉庫を建造し、クレーンと必要な貨物エレベーターを購入することである。

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Colon Port Terminal の利点

パナマの他港の提供内容と比較した場合、この港の使用には小型ボートを低費用で使用できるという大きな利点がある。さらに同港は、海流によって有利となる戦略的位置を占めている。 この会社は約 920人を雇用する。このうち 120人は常勤職員で、800人は船内作業員である。

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B. Petroterminal de Panama

Petroterminal de Panama, S.A.は、パナマ共和国の大西洋および太平洋沿岸上に原油処理施設、オイル・パイプライン(パナマ海峡を 131kmにわたって貫通する)、大西洋沿岸上にエネルギー発生用発電所と一般貨物桟橋を有する。Statia Terminals Inc.は、北アメリカとカリブ海上諸国においてターミナルを所有し、運営する会社で、この事業におけるパートナーである。

位置位置位置位置

Petroterminal de Panamá, S.A. は、4つの戦略的作業センターに分割される。これらのセンターはすべてパナマ共和国にある。本社事務所は、パナマのパナマシティにある。大西洋ターミナルおよび一般貨物港は、Bocas del Toro州の Chiriqui Grandeタウンにある。太平洋ターミナルは、 Chiriqui州の Puerto Armuellesタウン付近の Charco Azulにある。 また管理事務所は、同じく Chiriqui州の David にある。

施設施設施設施設 太平洋オイル・ターミナル

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太平洋オイル・ターミナルは、原油およびその他の石油副産物の処理に充てられる 2 つの積込みおよび荷卸しドックで構成される。パイプライン経由で太平洋から大西洋沿岸へとパナマ海峡を横断する製品の混合、積替えおよび輸送を行っている。

ターミナルはパナマ共和国の太平洋沿岸に位置する。具体的には、Charco Azul湾の西側および Burica Peninsulaの東側で、Chiriqui州 Puerto Armuellesタウンの南約 3.5マイルの北緯 8度 12.5分および西経 82度 53分の所にある。

積込みと荷卸し作業向けに使用されている桟橋 No. 1は、最高平均干潮位(MLW)80フィートおよび最大長さ 1100フィートを備え、28,000 ~300,000 DWT(総重量)の容量を備えるタンカーを扱うことができる。このドックは、16インチの軸継ぎ手を持つ 4つの積込みアームを通じて 100,000バレル b.p.h. (1時間当たりのバレル)の最大吐出し量が見込まれる。製品の最大積込み率は約 40,000b.p.h. である。この積込み率は、タンク場エリア付近にある遠心ブースター・ポンプを用いて達成される。より低い積込み率にすることも可能である。

積込みと荷卸し作業向けに使用されている桟橋 No. 2は、最高平均干潮位(MLW)78フィートを備え、25,000 ~300,000 DWTの容量を備えるタンカーを扱うことができる。この桟橋は、16、14、または 12インチの軸継ぎ手(船のマニホルドに連結可能)を持つ 3つの積込みアームを備える。このドックは、100,000b.p.h.の最大吐出し量が見込まれる。2,500~4,000 DWTの艀(はしけ)は、バース N°.2の南フェンダー上で収容できるが、10、8、または4インチのホースのみを通じた吐出し/積込みに限られる。

ターミナルは、石油製品の区分された貨物を受取ることができる。石油製品用に使用できる総貯蔵容量は約 2.9 メガバレル(MB)である。石油製品は、以下の公称容量で非加熱タンク内において貯蔵・区分される。

v 3 つのタンク。ミキサーを備えた、各 833,000バレルの浮屋根式タンク (総貯蔵容量250万バレル) 。

v 3つの タンク。各 125,000バレルの円錐屋根式タンク。

v 1 つのタンク。各 25,000バレルの浮屋根式タンク。

v 2つの タンク。各 5,000 バレルの円錐屋根式タンク。

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ターミナルは柔軟に導管される。これには、タンクとバースを相互連結する様々なサイズのパイプラインが用いられる。

中級の燃料は、規定製品の完全性と均質性を確保するタンク混合システムによって得ることができる。製品と原油は、異なるパイプラインのサイズ(48、 36、30、24、12、8、4 インチ) (タンクとバースを相互連結する)を通じて船または艀から受取られるか、あるいはそれらへとポンプ注入されることができる。

ターミナルは、加熱が必要でない限りにおいて、広範な密度と粘度を持つ製品を受入れることができる。吐出し量は、使用される船のポンプと管路によって 7,000 ~25,000 b.p.h.、積込み量は、使用される製品と管路によって 2,000 ~10,000 b.p.h.とそれぞれ変動する可能性がある。ターミナルの波止場への水先案内およびターミナルの波止場からの水先案内は義務である。水先案内は、24時間体制で利用可能であり、ターミナル水先案内契約(すべての船長が署名しなければならない)で規定された条件でターミナルによって提供される。曳船は、現地の船積代理店を通じて作業用に連絡されるか、または賃貸しされることができる。

すべてのターミナルタンクは、最大限の防火を行うためにパイプ正面に消化泡用品を装備している。水道の主管と給水栓は、どんな火災にも迅速に対応するために施設のいたる所で経路が定められている。曳船は不可欠である。

サービス

• 艀による運送

• 混合

• 貯蔵

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艀による運送の完全な設備 (ブイ、ホースなど) は、沖合いまたはドックとドックの間の運転用に利用することができる。このエリア内で利用できるその他のサービスには、汽艇の賃貸し、船舶代理店、検査会社、船具商などが含まれる。

施設のいたる所で、様々な防火および環境保護システムが、特に消化泡システムを含めて即座に使用できるようになっている。

PTP は、エリア内に最良の汚染防止手段を備える。このエリアには、2 隻のスキマーボート、7,000フィート以上におよぶ競争音(contention booms)、いくつかの種類の回収設備、および吸収材料である。同様に、フロリダ州 Fort Lauderdaleを本拠地とする協同組合である米国の Clean Caribbean Corporation(PTPはその積極的なメンバーである)から付加設備を持込むことができる。Clean Caribbean Corporationは、油流出非常時設備と備品を備蓄し、関連会社にこれらを直ちに引き渡す。

太平洋ターミナルを操業するのに必要なエネルギーは、PTP保有の発電機セットによって提供されるか、または 115Kvの送電線を通じて国内の配電網に供給される。操業は、1日 24時間、年間 365日行われている。

現場職員の大部分は、石油事業において 20年以上の経験を持ち、油計量、油流出、防火、およびいくつかのメンテナンスのテーマといった関連分野の訓練を海外および現地で受けてきた。水先案内と曳航の補助は船舶停泊および停泊解除のために義務となっている。

大西洋オイル・ターミナル

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大西洋オイル・ターミナルは、環境に優しく効率的な手法で原油およびその他の石油製品を貯蔵し、積替ることを目的としている。

施設は、パナマ共和国における Bocas del Toro州の大西洋沿岸に位置する。ターミナルは、"Laguna de Chiriquí"と呼ばれる広大な封鎖水域上に位置する。この水域は、Chiriquí

Grande 村の真西の北緯 8度 56分および西経 82度 07分にあたる。船は、広大な自然水路を通って保護水域に入る。

施設

石油は、太平洋オイル・ターミナルからパイプライン経由、または水深 70フィート以上の所にある 2つの CALM (懸垂式アンカー・レッグ係留)ブイの一方 を通じて受取られる。容量 150,000 DWTまでの油槽船は、貨物の積込みまたは荷卸しのためにブイに投錨する。これらの船は、45,000 bph (毎分 31,500ガロン(gpm))までの割合で積込みまたは吐出しを行うことができる。大規模パイプライン(直径 36インチまで)は、船と沿岸タンク貯蔵との間で石油を輸送する。

使用できる総石油貯蔵容量は約 2.9メガバロン(MB)である。石油製品は、以下の公称容量を持つ非加熱タンク内で貯蔵・区分されることができる。

· それぞれが約 833,000 バレルの 3つのタンク(合計 250万バレル)。これらのタンクは、浮屋根とミキサーを装備している。これらのタンクは、海岸線から 3.5キロメートルおよび海抜 250メートルの丘の中腹に位置しているため、積込先船舶への製品の重力による流入を可能にする。

· 125,000バレルの追加的な 3つの円錐屋根式タンクと容量 5,000バレルの 2つのタンク。これらのタンクは、ディーゼル車などの精製品を貯蔵するために使用される。ターミナルの多目的性によって、タンクの割当て(貯蔵石油製品の等級)変更が直ちに可能になる。このタンク場には、寄港する燃料給油船に適した一般貨物桟橋に通じるパイプラインがある。ポンプは、タンク間の移動または約 12,000 b.p.h..で船積みを行う。

すべてのターミナル・タンクは、最善の防火対策としてパイプ正面に消化泡用品を装備している。水道の主管と給水栓は、どんな火災にも迅速に対応するために施設のいたる所で経路が定められている。

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製品は、太平洋ターミナルからパイプライン経由、桟橋経由、またはブイ経由のいずれかによって受取られ、ターミナルのタンク場内に貯蔵される。これらのタンクから、直径

36インチの 2 本のパイプラインが、海岸線のマニホルドに未精製品を流送する。このマニホルドから、この未精製品は、36インチの 2本の海底管路経由で、沖合約 1マイルの 2つの CALM (懸垂式アンカー・レッグ係留)ブイ(容量 150,000 DWTまでの油槽船を扱うことを目的とする)まで続く。これらの船は、45,000 bphまでの割合で積込みを行うことができる。

サービス

• 艀による運送

• 混合

• 貯蔵

これらのタンク内への荷卸し作業については、4つの 1,900馬力(hp)のディーゼルエンジン駆動ポンプを持つ沿岸のブースター・ポンプ場が、加熱が必要でない限りにおいて、約28,000b.p.h.の割合で広範な密度と粘度を持つ製品または原油を移動させることができる。将来においては、使用者の要請があれば、太平洋沿岸に製品をポンプ注入するためにパイプラインの逆流送を可能とする 2か所の新規ポンプ場の設置が予測される。

ターミナルは、それぞれ 125,000バレルの 2つの円錐屋根式タンク内で 30,000b.p.h.以下でダーティバラストを収容することができる。その後、水混合物は、毎時約 5,000~8,000バレルの割合でバラスト・システム・セパレーター内において処理される。

タンク場には、寄港する船舶の燃料補給作業に適した一般貨物桟橋に通じるパイプラインがある。

ポンプは、タンクの移動、または約 3,000 b.p.h..の割合での積込みを目的として利用することができる。艀による運送の完全な設備 (ブイ、ホースなど) は、沖合作業用に利用することができる。このエリア内で利用できるその他のサービスには、汽艇の賃貸し、船舶代理店、検査会社、船具商などが含まれる。 施設のいたる所で、様々な防火および環境保護システムが、特に泡消化システムを含めて即座に使用できるようになっている。

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PTP には、エリア内に最良の汚染防止手段がある。このエリアには、2 隻のスキマーボート、7,000フィート以上におよぶ競争音(contention booms)、いくつかの種類の回収設備、および吸収材料である。同様に、フロリダ州 Fort Lauderdaleを本拠地とする協同組合である米国の Clean Caribbean Corporation(PTPはその積極的なメンバーである)から付加設備を持込むことができる。Clean Caribbean Corporationは、油流出非常時設備と備品を備蓄し、関連会社にこれらを直ちに供給する。

大西洋ターミナルを操業するのに必要なエネルギーは、PTP保有の発電機セットによって供給される。操業は 1日 24時間行われている。

一般貨物港施設

一般貨物港は、パナマ共和国の大西洋沿岸にある Bocas del Toro 州の Chiriqui Grande

Lagoonの北緯 8度 56分および西経 82度 07分の所に位置する一般貨物ターミナルで構成される。

この港は、長さ 600フィート、幅 800フィートの単一のフィンガー桟橋を備える。この桟橋は、ブレーク・バルク、パレット化貨物、またはコンテナ貨物を取扱うことができるコンクリート製甲板部を備えている。喫水が 36フィートまでの船が係留することができる。現在のところ、すべての船が、この桟橋の南側に係留している。この桟橋は部分的に屋根付きになっており、12,000 表面フィート(sf)が覆われている。

現在までに、8 ヘクタール(20 エーカー)のコンテナ・ヤードが開発され、冷凍コンテナ用の 350個の電気プラグが装備されてきた。さらに 3 ヘクタールの面積が、ルーズ貨物の保管用に開発されている。追加的な拡張用地は、開発に向けて使用されることができる。

合計 13,000バレルの容量を持つ 3つのタンクが、アルコール、植物油といった製品の貯蔵用に利用されることができる。冷凍コンテナ修理向けに完全装備された作業場が、港の営業権に基づいて装備・運営されている。

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管理事務所は、港湾使用者が賃貸を行う場合に利用されることができる。その場で利用できる設備には、Ottawaヤード・トラクター、様々な載貨容積のフォークリフト、携帯発電機、荷役用の様々な付属品がある。

ターミナルは、Tigre 運河を通過して Peninsula Valienteと Cayo de Aguaとの間に位置する地点から進入することができる。この運河の水深は 70フィート以上であり、同ターミナルは、灯浮標、灯基、および航行を補助するレーダービーコンの装備を特徴とする。

港に向かうすべての船舶は、50マイルの範囲内に入るとすぐに VHF 経由で通信を設定することが望ましい。港は、16周波数帯で通信を監視し、発信信号は"Rambala Control"である。船の入港には、Tigre運河に入る前に VHF での呼出しを行う必要がある。水路を出る船舶が優先されることが望ましい。

停泊ウィンドウを必要とするすべての船舶は、PTP管理局に 48時間前に通知し、船名、入港/出港日、取扱貨物の性質と数量を明示することが望ましい。曳船サービスは通常利用できないが、要請がありしだい手配できる。

提示される投錨位置は、北緯 8度 59分と 9度 00分の間、西経 82度 00分と 82度 04分の間である。この位置において海底での良好な支持が可能となる。船舶は、投錨時にオイル・ターミナルの CALM ブイから少なくとも 2マイル離れていなければならない。

サービス 港が扱う貨物には以下のものがある。

• バナナ

• 鋼

• 自動車

• 木材

• ワイヤリール

• その他 貨物港はまた、パレット、コンテナ、またはボックスのいずれかにおいてバナナ貨物を取扱う労働力ならびに家畜も提供する。貨物港には、包装していない商品または肥料袋の保管用倉庫がある。

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貨物港には、施設内に 500K ガロンまでのエチルアルコール、公称容量 250万バレルの石油製品の備蓄用タンクがある。

その他のサービス

PTP は 606の港湾営業権を持っているため、以下の活動を展開することができる。

• 一般貨物および/または危険物質の製造、保管、または積替え。

• 果物、海産物といった冷凍製品の貯蔵。

• 沿岸航行のコンテナと船の修理向けサービスを提供する会社。

連絡先

World Trade Center Building, 9th Floor

Marbella

Panama City, Panama 電話. (507) 263-7777 ファックス. (507) 269-9949 メールアドレス: [email protected]

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2.パナマにおける港湾費用 港湾費用は、パナマ運河庁、銀行、パナマ海運庁、出入国管理部、税関部、厚生省、農業省、港湾自体、検査および安全供給者に対応する様々な費用によって構成される。

港湾使用に関わる費用を計算するにあたって、各船舶会社は、自らが各船舶に対して支払うべき金額を港湾会社と協議することになる。

港湾費用の構成要素の一部は、固定金額を通じて計算され、その他は、各サービス料金に船舶の総トン数を掛けて計算される。

以下の表は、港費を構成する平均サービス費用を示している。

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表表表表 平均港費平均港費平均港費平均港費

サービスサービスサービスサービス供給者供給者供給者供給者 サービスサービスサービスサービス 費用費用費用費用 パナマ運河庁 港の水先案内 27.00ドル パナマ運河庁 水先案内人用汽艇 320.00ドル パナマ海運庁 船舶書類 法的罰金-領事手数料 200.00ドル パナマ海運庁 ドック入れ許可 – 証印 4.00ドル パナマ海運庁 通関許可 –領事手数料 4.20ドル パナマ海運庁 通関許可 /勤務時間外 –領事手数料 20.00ドル パナマ海運庁 通関許可/証印 –領事手数料 4.00ドル パナマ海運庁 水質汚染手数料 2%* パナマ海運庁 点灯とブイ – 点灯料 5%* 国家出入国管理部 出入国管理費用 20.00ドル 一般税関部 関税管理 26ドル-31ドル 農業省 検疫検査 – 衛生 20.00ドル 厚生省 衛生検査 – 桟橋 21.00ドル 厚生省 健康 / 衛生検査 (停泊) 50.00ドル 厚生省 検疫済証(フリー・プラクティック) 25.00ドル 港湾 埠頭使用料 –舷側埠頭使用料および港湾手数料

7.5%* 港湾 ドック使用料 (日数) – 24時間当たり 75%* 港湾 航路の取扱い(内部と外部) – 係留 /非係留 450.00ドル 港湾 喪失時間および滞泊 – 船舶に生じた遅延 300.00ドル 港湾 積込み/荷卸し フル・ローカル (コンテナ 1個当たり)

265.00ドル 港湾 積込み/荷卸し Mty (コンテナ 1個当たり) 170.00ドル 港湾 積込み/荷卸し フル T/S (コンテナ 1個当たり)

150.00ドル 港湾 積込み/荷卸し フル Mty T/S (コンテナ 1個当たり)

130.00ドル 港湾 貨物再取扱い (移動 1回当たり) 95.00ドル

Smit** 曳船補助 - 港湾 (契約なしの曳航料) 1,425.00ドル 供給者 くん蒸 250.00ドル 供給者 船舶の水中検査 – 麻薬防止 1,000.00ドル 供給者 船舶の安全保障 25.80ドル–38.72ドル 銀行 書類罰金銀行手数料 (照合証明) – 領事手数料

2.00ドル 銀行 出入国管理銀行手数料 (照合証明) 2.00ドル 銀行 関税管理銀行手数料(照合証明) 2.00ドル 銀行 検疫検査銀行手数料 (照合証明) 2.00ドル 銀行 衛生検査銀行手数料 (照合証明) 2.00ドル

*総トン数比率として計算

**Smith Harbour Towage Panama INC.のこと

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3.船会社別および路線別の配船表、パナマ発および パナマ行きの主要市

場に関するリードタイム

20以上の船会社が、パナマの Colonにある諸港を利用している。これらの会社には、アジアおよびラテンアメリカ市場への進出が著しい Evergreen、Maersk、NYK 、および三井が含まれる。

パナマパナマパナマパナマのののの諸港発着船諸港発着船諸港発着船諸港発着船ののののルートルートルートルート

会社会社会社会社 総総総総ルートルートルートルート数数数数 フィーダーフィーダーフィーダーフィーダー 太平洋横断太平洋横断太平洋横断太平洋横断ルートルートルートルート 主要使用港主要使用港主要使用港主要使用港 備考備考備考備考

Maersk 16 6 6 Balboaと Manzanillo

大部分は毎

週出航 Evergreen 9 3 5 CCT Panama 毎週出航 Mitsui 7 2 2 Manzanillo 毎週出航 Seaboard Marine

7 3 0 Cristobal 大部分は毎

週出航

Cosco 4 2 2 CCT Panama 毎週および

隔週出航 NYK 3 0 2 Manzanillo 毎週出航 MELFI Marine

3 2 0 Cristobal 毎週および

隔週出航 Emirates Shipping

2 0 2 CCT Panama

Hamburg Süd

2 1 0 Manzanillo

CCNI 1 0 0 Manzanillo Crowley 1 0 0 Manzanillo Marfret 1 0 0 Manzanillo 出所: Arden & Price Incによる作成。

以下の表の大部分は、船会社の航行予定の実質継続日数である。港の下に記載された数は、その港と前の港との間に継続日数にあたる。

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3.1. Maersk Line

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41

注記:1 月以降の予定はない。

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43

Maerskline.comからのからのからのからのルートルートルートルート図図図図のののの一部一部一部一部

Andean 1 MEDCAR

LACAS 西 LACAS東

AC1 TP3

港 入港 出港 通過 パナマ

スペイン 水 木 土 月 水 金 土 月 火 金 日 火 火 木 金 月

火 木 金 月 水 金 土 月 火 金 土 月 火 木 金 月

スペイン フランス コロンビア パナマパナマパナマパナマ運河運河運河運河、、、、パナマ

オランダ 英国 ベルギー

水 土 月 火 金 日 日 土

スペイン イタリア パナマ チリ

水 日 月 火 金 日 月 日

港 入港 出港 通過 スペイン スペイン

ベネズエラ

水 金 日 火 木 日 水 日 日

港 入港 出港 通過 港 入港 出港 通過

パナマ 横浜横浜横浜横浜、、、、日本

上海上海上海上海、中国 パナマ

横浜

韓国 水 木 金 火 火 木

中国

上海

メキシコ 注記:毎週運行

パナマ パナマ 注記:毎週運行

台湾

火 木 土 火 水 金 火 土 土

香港香港香港香港、、、、香港

香港 中国本土 火 水 木 火 日 水

横浜横浜横浜横浜、、、、日本 香港香港香港香港、、、、中国

上海 パナマ 中国 中国

港 入港 出港 通過 チリ ぺルー 木 月 火 火 土 水 水 金 土

香港

横浜 上海上海上海上海、、、、中国

水 日 月 月 金 火 水 金 土 注記:毎週運行

チリ

港 入港 出港 通過

香港

上海 香港、香港 中国 中国

水 水 金 土 月 土 日 木 月 火

火 水 金 土 月 土 土 水 日 月

韓国 メキシコ コロンビア ペルー チリ チリ 上海、中国 注記:毎週運行

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DUTCH Antilles CAM フィーダー

Amazon 1 および 2

Car フィーダー 西回りおよび東回り

港 入港 出港 通過 水 金 日 火 水 木 日 月 火 水 木

コスタリカ 火 火 木 土 日 月 火 木

パナマ ベネズエラ

コロンビア コロンビア 注記:毎週運行 注記:毎週運行

港 入港 出港 通過 ベネズエラ

水 土 日

パナマ

日 日 月 火 日 火

木 日 月 月 火 日 木

パナマ

港 入港 出港 通過 ブラジル ベネズエラ パナマ

月 土 日 水

木 水 土 月

ブラジル

港 入港 出港 通過 ベネズエラ

ベネズエラ ブラジル ブラジル

ベネズエラ ベネズエラ ベネズエラ

金 月 水 土 月

ベネズエラ 土 水 金 日 水 注記:毎週運行

パナマ

港 入港 出港 通過 ベネズエラ

水 木 日 水 木 土

月 木 土 月 水 金 注記:毎週運行

港 入港 出港 通過 ドミニカ共和国 ベネズエラ

ベネズエラ パナマ

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Expresso WCSA

WCSA フィーダー ペルー-チリ・フィーダー

注記:毎週運行

港 入港 出港 通過

コスタリカ

メキシコ

土 日 月 木 金 日 火 金

土 月 火 金 金 日 水 金

パナマ テキサス

注記:毎週運行

港 入港 出港 通過 ロサンゼルス

パナマ ロサンゼルス、カリフォルニア

金 月 月 月

木 日 月 月

注記:毎週運行

港 入港 出港 通過 パナマ 木 土 月 木 日 木

ペルー

金 日 火 金 月 金

パナマ パナマ エクアドル

コロンビア 注記:毎週運行

港 入港 出港 通過 火 木 月 水 金 火

パナマ ペルー

エクアドル 月 水 日 火 木 月

チリ パナマ ペルー

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3.2 Evergreen

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48

www.evergreen-america.com/jsp/customer.jspからのからのからのからのルートルートルートルートのののの一部一部一部一部

NUE

AUE

AUX

東京 釜山

ニューヨーク 香港 パナマ運河

パナマシティ

ロサンゼルス

ニューヨーク 清水 大阪 上海

名古屋

上海

パナマ運河

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NYX

CUE

CAN

上海

パナマ運河

ニューヨーク

香港

釜山

上海 香港 パナマ運河

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CAS1

PWS

パナマ運河

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3.3 NYK

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52

www.nykline.com/servletからのからのからのからのルートルートルートルート図図図図のののの一部一部一部一部

ECS

ALEX

上海 香港

名古屋 上海 香港

東回り 西回り

東京

北回り 南回り

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3.4 COSCO Lines

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ルートルートルートルート図図図図 (出典出典出典出典: www.coscon.com)

西回り

ニューヨーク

東回り

(隔週)

上海 極東/パナマ/米国南東海岸週間運行便(CUE)

ボストン 西回り

香港

極東/米国東海岸週間 EXPRESS 運行便(AWE2) 香港

東回り 上海

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3.5 Seaboard Marine

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合計

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ルートルートルートルート (出典出典出典出典: www.seaboardmarine.com/maps)

SCANSA

Pan Central America

マイアミ

パナマ

パナマ

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3.6 Mitsui OSK Lines

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3.7 そのそのそのその他他他他ののののルートルートルートルート

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