リモートコンソールアプリケーション -...

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リモートコンソールアプリケーション ユーザーズガイド (リモートコンソールアプリケーション Version 04-01 対応) 第2版 2009 年 9 月

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Page 1: リモートコンソールアプリケーション - Hitachiitdoc.hitachi.co.jp/manuals/ha8000-bd/bd10/rca_users...3 はじめに このたびは日立HA8000サーバをお買い上げいただき、誠にありがとうございます。

リモートコンソールアプリケーション

ユーザーズガイド

(リモートコンソールアプリケーション Version 04-01 対応)

第2版 2009 年 9 月

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重要なお知らせ

本書の内容の一部、または全部を無断で転載、複写することは固くお断りします。 本書の内容について、改良のため予告なしに変更することがあります。 本書の内容については万全を期しておりますが、万一ご不審な点や誤りなど、お気付きのことがありましたらお買い求め先へご一報くださいますようお願いいたします。 本書に準じないで本製品を運用した結果については責任を負いかねますので、あらかじめご了承ください。

登録商標・商標について

・ Microsoft, Windows, Windows Server, Hyper-V は米国 Microsoft Corp.の米国およびその他の国における登録商標または商標です。

・ Linux は、Linus Torvalds の米国およびその他の国における登録商標あるいは商標です。

・ Red Hat は、米国およびその他の国における Red Hat,Inc.の登録商標または商標です。

・ Vmware、ESX は、VMware,Inc.の米国およびその他の国における登録商標または商標です。

版権について

このマニュアルの内容はすべて著作権に保護されています。このマニュアルの内容の一部または全部を、無断で転載することは禁じられています。 Copyright© Hitachi, Ltd. 2006, 2009, All rights reserved.

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はじめに

このたびは日立 HA8000 サーバをお買い上げいただき、誠にありがとうございます。

このマニュアルは、HA8000 サーバに搭載されたリモートコンソールを使用する為

のリモートコンソールアプリケーションに関する使用方法、取り扱いの注意などに

ついて記載しています。

本リモートコンソールアプリケーションユーザーズガイド第 2 版は、

リモートコンソールアプリケーション Version 04-01 に対応しています。

マニュアルの表記

マークについて

マニュアル内で使用しているマークの意味は次のとおりです。

人身の安全や装置の重大な損害と直接関係しない注意書きを示します。

装置を活用するためのアドバイスを示します。

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オペレーティングシステム(OS)の略称について

本マニュアルでは、次の OS 名称を省略して表記します。

Microsoft® Windows Server® 2008 Standard 日本語版 (以下 Windows Server 2008 Standard または Windows Server 2008、Windows) Microsoft® Windows Server® 2008 Enterprise 日本語版 (以下 Windows Server 2008 Enterprise または Windows Server 2008、Windows) Microsoft® Windows Server® 2008 Standard without Hyper-VTM 日本語版 (以下 Windows Server 2008 Standard without Hyper-V または Windows Server 2008 Standard、Windows Server 2008、Windows) Microsoft® Windows Server® 2008 Enterprise without Hyper-VTM 日本語版 (以下 Windows Server 2008 Enterprise without Hyper-V または Windows Server 2008 Enterprise、Windows Server 2008、Windows) Microsoft® Windows Server® 2003 R2, Standard Edition 日本語版 (以下 Windows Server 2003 R2, Standard Edition または Windows Server 2003 R2(32 ビット)、Windows Server 2003 R2、Windows) Microsoft® Windows Server® 2003 R2, Enterprise Edition 日本語版 (以下 Windows Server 2003 R2, Enterprise Edition または Windows Server 2003 R2(32 ビット)、Windows Server 2003 R2、Windows) Microsoft® Windows Server® 2003 R2, Standard x64 Edition 日本語版 (以下 Windows Server 2003 R2, Standard x64 Edition または Windows Server 2003 R2 x64 Editions、Windows Server 2003 R2、Windows) Microsoft® Windows Server® 2003 R2, Enterprise x64 Edition 日本語版 (以下 Windows Server 2003 R2, Enterprise x64 Edition または Windows Server 2003 R2 x64 Editions、Windows Server 2003 R2、Windows) Microsoft® Windows Server® 2003, Standard Edition 日本語版 (以下 Windows Server 2003, Standard Edition または Windows Server 2003(32 ビット)、Windows Server 2003、Windows) Microsoft® Windows Server® 2003, Enterprise Edition 日本語版 (以下 Windows Server 2003, Enterprise Edition または Windows Server 2003(32 ビット)、Windows Server 2003、Windows) Microsoft® Windows Server® 2003, Standard x64 Edition 日本語版 (以下 Windows Server 2003, Standard x64 Edition または Windows Server 2003 x64 Editions、Windows Server 2003、Windows) Microsoft® Windows Server® 2003, Enterprise x64 Edition 日本語版 (以下 Windows Server 2003, Enterprise x64 Edition または Windows Server 2003 x64 Editions、Windows Server 2003、Windows)

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なお次のとおり、省略した「OS 表記」は「対象 OS」中のすべてまたは一部を表すときに用います。

OS 表記 対象 OS

Windows Server 2008 Standard *1 ・Windows Server 2008 Standard *1

・Windows Server 2008 Standard without Hyper-V *1

Windows Server 2008 Enterprise *1 ・Windows Server 2008 Enterprise *1

・Windows Server 2008 Enterprise without Hyper-V *1

Windows Server 2008 *1 ・Windows Server 2008 Standard *1

・Windows Server 2008 Enterprise *1

・Windows Server 2008 Standard without Hyper-V *1

・Windows Server 2008 Enterprise without Hyper-V *1

Windows Server 2003 R2(32 ビット)

・Windows Server 2003 R2, Standard Edition

・Windows Server 2003 R2, Enterprise Edition

Windows Server 2003 R2 x64

Editions

・Windows Server 2003 R2, Standard x64 Edition

・Windows Server 2003 R2, Enterprise x64 Edition

Windows Server 2003 R2 ・Windows Server 2003 R2, Standard Edition

・Windows Server 2003 R2, Enterprise Edition

・Windows Server 2003 R2, Standard x64 Edition

・Windows Server 2003 R2, Enterprise x64 Edition

Windows Server 2003(32 ビット) ・Windows Server 2003, Standard Edition

・Windows Server 2003, Enterprise Edition

Windows Server 2003 x64 Editions ・Windows Server 2003, Standard x64 Edition

・Windows Server 2003, Enterprise x64 Edition

Windows Server 2003

・Windows Server 2003, Standard Edition

・Windows Server 2003, Enterprise Edition

・Windows Server 2003, Standard x64 Edition

・Windows Server 2003, Enterprise x64 Edition

Windows ・Windows Server 2008 Standard *1

・Windows Server 2008 Enterprise *1

・Windows Server 2008 Standard without Hyper-V *1

・Windows Server 2008 Enterprise without Hyper-V *1

・Windows Server 2003 R2, Standard Edition

・Windows Server 2003 R2, Enterprise Edition

・Windows Server 2003 R2, Standard x64 Edition

・Windows Server 2003 R2, Enterprise x64 Edition

・Windows Server 2003, Standard Edition

・Windows Server 2003, Enterprise Edition

・Windows Server 2003, Standard x64 Edition

・Windows Server 2003, Enterprise x64 Edition

*1 「OS 表記」および「対象OS」において、32bit 版のみを対象とする場合、名称末尾に“32bit 版”を追記

します。また、64bit 版のみを対象とする場合、名称末尾に“64bit 版”を追記します。

JP1/ServerConductorの略称について

本マニュアルでは、次のJP1/ServerConductor名称を省略して表記します。

JP1/ServerConductor/Advanced Agent (以下 Adbanced Agent)

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お問い合わせ先

□ 操作や使いこなしについて

本製品のハードウェアについての技術的なお問い合わせは、HCA センタ(HITAC カスタマ・アンサ・センタ)

でご回答いたしますので、次のフリーダイヤルにおかけください。受付担当がお問い合わせ内容を承り、

専門エンジニアが折り返し電話でお答えするコールバック方式をとらせていただきます。

HCA センタ(HITAC カスタマ・アンサ・センタ)

0120-2580-91

受付時間

9:00~12:00/13:00~17:00(土・日・祝日、年末年始を除く)

お願い ■お問い合わせになる際に次の内容をメモし、お伝えください。お問い合わせ内容の確認をスムーズに行うため、ご協力をお願いいたします。 形名(TYPE) /インストール OS ■HITAC カスタマ・アンサ・センタでお答えできるのは、製品のハードウェアの機能や操作方法などです。ハードウェアに関する技術支援や、OS や各言語によるユーザープログラムの技術支援は除きます。 ハードウェアや OS の技術的なお問合せについては有償サポートサービスにて承ります。→「技術支援サービスについて」 ■質問内容を FAX でお送りいただくこともありますので、ご協力をお願いいたします。 ■明らかにハードウェア障害と思われる場合は、販売会社または保守会社にご連絡ください。

HA8000 ホームページでも、技術情報、ドライバやユーティリティ、BIOS、ファームウェアなどの

アップデートプログラムを提供しております。各アップデートプログラムはお客様責任にて、実施

して頂く必要がありますが、システム装置を安全にご使用して頂くためにも、定期的に下記ホーム

ページにて、 新のドライバやユーティリティ、BIOS、ファームウェアへ更新して頂くことをお勧

め致します。

なお、お客様による BIOS、ファームウェアアップデート作業が困難な場合は、有償でアップデ

ート作業を代行するサービスを提供いたします。詳細はお買い求め先にお問い合わせください。

■ホームページアドレス

http://www.hitachi.co.jp/Prod/comp/OSD/pc/ha/index.html

[技術情報&ダウンロード]をご参照願います。

□ ハードウェア障害について

システム装置の深刻なエラーが発生したときは、お買い求め先の販売会社または、ご契約の保守会社にご連絡ください。ご連絡先は後購入時にお控えになった連絡先をご参照ください。なお、日立コールセンタでもハードウェア障害に関するお問い合わせを承っております。

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□ 欠品・初期不良・故障について

本製品の納入時の欠品や初期不良および修理に関するお問い合わせは日立コールセンタにご

連絡ください。

日立コールセンタ

0120-921-789

受付時間 9:00~18:00(土・日・祝日、年末年始を除く) お願い

■ Web によるお問い合わせは次の URL へお願いします。 https://e-biz.hitachi.co.jp/cgi-shell/qa/rep_form.pl?TXT_MACTYPE=1

□ 技術支援サービスについて

ハードウェアやソフトウェアの技術的なお問い合わせについては、「技術支援サービス」による有償サポートとなります。 総合サポートサービス[日立サポート 360] ハードウェアと Windows や Linux など OS を一体化したサポートサービスをご提供いたします。詳細は次の URL で紹介しています。 ■ホームページアドレス

http://www.hitachi.co.jp/soft/symphony

インストールや運用時のお問い合わせや問題解決など、システムの円滑な運用のためにサービスのご契約をお勧めします。 HA8000 問題切分支援・情報提供サービス ハードウェアとソフトウェアの問題切り分け支援により、システム管理者の負担を軽減します。詳細は次の URL で紹介しています。 ■ホームページアドレス

http://www.hitachi.co.jp/soft/HA8000/

運用時の問題解決をスムーズに行うためにサービスのご契約をお勧めします。 なお、本サービスには OS の技術支援サービスは含まれません。OS の技術支援サービスを必要とされる場合は「日立サポート 360」のご契約をお勧めします。

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目次

重要なお知らせ....................................................................................................................... 2

登録商標・商標について..................................................................................................... 2

版権について............................................................................................................................ 2

マニュアルの表記................................................................................................................... 3

お問い合わせ先....................................................................................................................... 6

お使いになる前に ..................................................................10

1.1 事前に準備いただくこと............................................................................................10

1.2 リモートコンソールアプリケーション Version04-01 について...................10

1.3 システム装置の接続.....................................................................................................11

1.4 アプリケーション CD について................................................................................11

1.5 SVP ボード(CM7951)を搭載した HA8000 サーバについて............................12

リモートコンソールの概要....................................................13

2.1 特徴.....................................................................................................................................13

2.2 動作環境・制限事項.....................................................................................................15

インストールおよびセットアップ方法..................................19

3.1 インストール方法 .............................................................................................................19

3.2 アンインストール方法.................................................................................................25

3.3 IP アドレス設定方法.....................................................................................................27

3.4 リモートコンソール設定 .................................................................................................29

使用方法 ................................................................................48

4.1 アプリケーション起動方法........................................................................................48

4.2 リモートコンソール起動方法...................................................................................52

4.3 HA8000 サーバディスプレイ設定方法..................................................................58

4.4 リモート FD 使用方法 ..................................................................................................72

4.5 リモート CD/DVD 使用方法 .......................................................................................92

4.6 HA8000 サーバ識別ランプ操作方法.................................................................... 102

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4.7 ビデオデータ圧縮使用方法..................................................................................... 104

4.8 HA8000 サーバ情報表示方法................................................................................. 105

4.9 マウスモードの設定方法........................................................................................ 107

4.10 画面表示範囲の変更方法...................................................................................... 108

詳細設定方法 .......................................................................109

5.1 設定ユーティリティ起動方法................................................................................ 109

5.2 サーバ情報表示........................................................................................................... 111

5.3 ツールバー.................................................................................................................... 114

5.4 セッション数制限....................................................................................................... 115

5.5 ログアウト時間........................................................................................................... 116

5.6 初期値一覧.................................................................................................................... 117

ご注意 ..................................................................................118

6.1 キーボード入力制限に関して................................................................................... 118

6.2 ショートカットキー.................................................................................................. 120

6.3 メッセージについて................................................................................................. 121

Q&A .....................................................................................122 7.1 リモートコンソールに接続できない場合の手順........................................... 125

7.2 アプリケーションのバージョン確認方法......................................................... 126

7.3 リモートコンソールのファームウェアバージョン確認方法 .................... 129

7.4 Red Hat オリジナル CD を使用してのインストール...................................... 130

付録......................................................................................131

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お使いになる前に この章では、HA8000 サーバの概要およびリモートコンソールをインストールする前に知

っておいていただきたい内容について説明します。

1.1 事前に準備いただくこと

リモートコンソールをお使いになる前に、お客様に以下の周辺機器をご用意いただ

く必要があります。

・ コンソール端末(コンソール端末用 PC)

・ LAN ケーブル(ストレートまたはクロス)

・ リモートコンソールアプリケーション CD

・ HUB または LAN スイッチ

コンソール端末の推奨条件および LAN ケーブルについての必要条件は「2.2 章 動作環境・制限事項」をご参照ください。

コンソール端末とリモートコンソール機能内蔵 HA8000 サーバまたは、SVP

ボード(CM7951)がネットワーク機器を介さず直接接続し、コンソール端末が

GigaLAN で無い場合はクロスケーブル)

1.2 リモートコンソールアプリケーション

Version04-01 について リモートコンソールアプリケーション Version04-01 はリモートコンソール機能を内蔵

した HA8000 サーバと SVP ボード(CM7951)を搭載した HA8000 サーバにてご利用いただけます。

但し、一部機能に制限がありますので詳細は「p.13 リモートコンソールで使用できる機能について」をご確認ください。

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1.3 システム装置の接続

リモートコンソール機能内蔵の HA8000 サーバの場合 ご用意頂いたコンソール端末と HA8000 サーバ背面の管理ネットワーク用ポートを

LAN 接続してご使用ください。詳細は「ユーザーズガイド」の「リモートマネジメ

ント機能」を参照ください。

SVP ボード(CM7951)を搭載した HA8000 サーバの場合 ご用意頂いたコンソール端末と SVP ボード(CM7951)の LAN コネクタを LAN 接続し

てご使用ください。詳細はご使用されている HA8000 サーバの「ユーザーズガイド」

の「システム装置の使い方と拡張」を参照してください。

1.4 アプリケーション CD について

リモートコンソールをご使用になる前に次の点をご確認ください。 もし不具合がある時は、サポートサービスにご連絡ください。

・形式が注文通りの物であるか? ・破損したところはないか? ・アプリケーション CD の内容が、以下の「アプリケーション一覧」通りであるか?

リモートコンソールアプリケーション CD

アプリケーション一覧

アプリケーション名称 対象装置 収容ディレクトリ

リモート機能用 inf ファイル HA8000 [CD/DVD ドライブ]:\inf

リモートコンソール アプリケーション

[CD/DVD ドライブ]:\reclient_JP

FD イメージ変換ツール [CD/DVD ドライブ]:\reclient_JP

CD/DVD イメージ変換ツール [CD/DVD ドライブ]:\reclient_JP

リモートコンソール 設定ユーティリティ

コンソール端末

[CD/DVD ドライブ]:\reclient_JP

リモートコンソールアプリケーション CD はお買い上げいただきました HA8000 サーバに添付のものをお使いください。

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1.5 SVP ボード(CM7951)を搭載した HA8000 サーバに

ついて リモートコンソール機能が内蔵されている HA8000 サーバの他に SVP ボード(CM7951)が搭載されたHA8000 サーバのリモートコンソール機能をご使用されており、同一のコンソール端末で運用される場合は本リモートコンソールアプリケーションCD(04-01)をご使用していただくことが可能です。但し、一部機能に制限がありますので詳細は「p.13 リモートコンソールで使用できる機能について」をご確認ください。

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リモートコンソールの概要 この章ではリモートコンソールの概要について説明します

2.1 特徴

リモートコンソール

HA8000 サーバでは、コンソール端末と接続してリモートコンソールを使用します。 リモートコンソールは以下の機能を備えます。

リモートコンソールで使用できる機能について

リモートコンソール機能がHA8000サーバに内蔵されているモデルとSVPボード

(CM7951)を搭載してリモートコンソール機能を使用するモデルでは一部使用できる

機能が違います。

*一部表示されない項目があります。

機能 HA8000 サーバ内蔵モデル SVP ボード(CM7951)搭載モデル

リモート KVM ○ ○

リモート FD ○ ○

リモート CD/DVD ○ ○

電源操作 ○ ×

NMI 発行 ○ ×

サーバ識別ランプ ○ ×

ビデオデータ圧縮 ○ ×

表示モード選択 × ○

サーバ情報表示 ○ △*

Help ○ ○

再描画 ○ ○

接続先切替 ○ ○

リモート OS インストール ○ ×

リモートコンソールの設定 Web コンソール SVP マイクロ内蔵の設定ツール (remoutile)

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リモート KVM 機能 HA8000 サーバの BIOS 画面/OS 画面を遠隔地にあるコンソール端末上に LANを経由して表示します。また、キーボード、マウスの遠隔操作を可能とします。 リモート FD 機能、リモート CD/DVD 機能 リモート FD 機能とは、コンソール端末に搭載または接続されている FD ドライブを HA8000 サーバに認識し、HA8000 サーバで使用できる機能です。コンソール端末上の FD イメージを参照することもできます。リモート CD/DVD 機能とはコンソール端末に搭載または接続されている CD/DVD ドライブを HA8000 サーバから参照する機能です。コンソール端末上の CD/DVD イメージを参照することもできます。リモート FD 機能、リモート CD 機能を使用して HA8000 サーバの OS を起動することも可能です。 SVP ボード(CM7951)を搭載した HA8000 サーバでのリモート CD/DVD 機能を使用した OS インストールは未サポートです。

電源操作機能 HA8000 サーバの電源 ON/OFF、リセット、NMI 発行を行うことができます。 SVP ボード(CM7951)を搭載した HA8000 サーバでは未対応です。

サーバ識別ランプ

リモートコンソールを接続している HA8000 サーバの識別ランプ(SERVICE ランプスイッチ)を点灯することができます。

ビデオデータ圧縮

HA8000 サーバ画面のビデオデータを圧縮してコンソール端末に送信することで、リモートコンソール使用時のネットワーク負荷を軽減することができます SVP ボード(CM7951)を搭載した HA8000 サーバでは未サポートです。

表示モード選択 管理 PC で表示している HA8000 の画面の表示モードを変更することができます。SVP

ボード(CM7951)を搭載した HA8000 サーバでのリモートコンソールで使用できます。 サーバ情報表示

リモートコンソールで接続している HA8000 サーバの装置情報と、リモートコンソールでサポートしている機能の情報を表示することができます。

Help リモートコンソールで支援しているショートカットキーの一覧を表示します。

再描画

コンソール端末の画面表示を更新します。

接続先切替

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ログイン画面を表示します。

リモートコンソールの設定

HA8000 サーバの SVP にリモートコンソールのログイン ID、パスワードを設定する必要が

あります。詳細は「p.29 リモートコンソール設定」を参照してください。

2.2 動作環境・制限事項

コンソール端末の動作条件

コンソール端末の動作条件として、以下の項目を満たしてください。

コンソール端末 動作条件

OS Windows Server 2008 Standard 32bit 日本語版

Windows Server 2008 Enterprise 32bit 日本語版

Windows Server 2008 Standard without Hyper-V 32bit 日本語版

Windows Server 2008 Enterprise without Hyper-V 32bit 日本語版

Windows Server 2003 R2, Standard Edition 日本語版

Windows Server 2003 R2, Enterprise Edition 日本語版

Windows Server 2003, Standard Edition 日本語版

Windows Server 2003, Enterprise Edition 日本語版

Windows Vista Business 日本語版

Windows XP Professional 日本語版

Windows XP Home 日本語版

Windows 2000 Professional 日本語版

CPU 動作クロック 1GHz 以上

メモリ 256MB 以上

表示解像度 1,024 x 768 ドット以上

LAN 100Base-TX 以上

CD/DVD ドライブ

コンソール端末内蔵の CD/DVD

または、USB 接続の CD/DVD

USB 接続の CD/DVD は USB2.0 準拠のドライブを推奨

FD ドライブ コンソール端末内蔵の FD ドライブ

または、USB 接続の FD ドライブ

コンソール端末のグラフィックボードの表示性能が低い場合には、コンソール端末側

のマウスの動作が非常に遅くなる場合がありますので、コンソール端末の選定にあたっては、その点を配慮してください。 PCサーバ製品の表示性能は、一般的なパソコンの表示性能に比べて低い場合があり ます。 表示性能の低いPCサーバ製品をコンソール端末としてご使用になると、マウスの動作が遅い場合がありますので、ご注意下さい。

より快適にお使いになるために動作条件以上の性能を満たすコンソール端末での使

用を推奨します。

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LAN ケーブルの必要条件

カテゴリ-5 以上の規格に対応したケーブルをご使用ください。

リモートコンソールアプリケーション使用の制限

他のリモート機能プログラム(例:JP1/Server Conductor のリモート機能)からリモートコンソールアプリケーションを起動した場合、カーソルが 2 重に表示される等の現象が発生します。 リモートコンソールアプリケーションは他のリモート機能プログラムと組み合わせて使用しないでください。

接続先 HA8000 サーバ側の OS 環境制限について

HA8000 サーバにて以下の環境を使用したリモートコンソールは未サポートです。

・ Red Hat Enterprise Linux 5.3 (AMD/Intel 64)

・ Red Hat Enterprise Linux 5.3 Advanced Platform (AMD/Intel 64)

・ VMwaer ESX Server3.5 Update4

・ VMwaer ESXTM4.0

・ VMwaer ESXTMi4.0

接続先 HA8000 サーバの OS インストール時について

(1) 以下の OS インストールはリモートコンソールから行うことが可能です。

・ Windows Server 2008

・ Windows Server 2003、Windows Server 2003 R2

・ Red Hat Enterprise Linux 5.3 (x86)

・ Red Hat Enterprise Linux 5.3 Advanced Platform (x86)

上記以外の OS をリモートコンソールからインストールする場合は、お客様にて事前検証した後、

ご使用してください。

(2) リモートコンソールを使用した Windows Server2008 Hyper-V 環境でのゲスト OS インストール

は未サポートです。

SVP ボード(CM7951)を搭載した HA8000 サーバでのリモート CD/DVD 機能を使用した OS インストールは未サポートです。

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リモートコンソールの表示解像度

リモートコンソールとして以下の制限があります。 リモートコンソールの表示解像度ですが、コンソール端末側の表示解像度はHA8000サーバ側の解像度にかかわらず1024×768になります。HA8000サーバ側の解像度を1024×768以上に選択した場合は、選択した解像度画面の中の1024×768分だけ表示されます。 HA8000サーバ側の解像度を1024×768以上に設定した場合、画面右及び画面下にスクロールバーが表示され、スクロールバーの操作によりHA8000サーバ側画面の表示範囲を変更することができます。

SVP ボードを(CM7951)搭載した HA8000 サーバでリモートコンソールを使用する場合、サ

ポートする 大の解像度は 1024×768 までとなります。1024×768 を超える解像度を

HA8000 サーバに設定した場合、リモートコンソールの画面には表示することはできませ

ん。

サーバディスプレイ条件 リモートコンソールを使用するときは、HA8000サーバ側のディスプレイ設定を変更する必要があります。正しく設定されていないと画面が乱れる場合があります。設定方法は「4.3 HA8000サーバディスプレイ設定」をご参照ください。

複数のコンソール端末からの接続(N:1通信) 複数のコンソール端末から1台のHA8000サーバに対して、同時ログインを行うことはできません。

テンキー コンソール端末に接続されるキーボードのテンキーは、コンソール端末上の「NumLock」の状態に関わらず、HA8000サーバに接続されたキーボードの「NumLock」の状態に依存します。

マウスモード

リモートコンソールは、ABSOLUTEモードおよびRELATIVEモードの2つのマウスモードを

サポートします。HA8000サーバのOSに応じ、以下のようにマウスモードを設定する必要

があります。

・HA8000サーバOS がWindowsの場合、ABSOLUTEモードに設定します。

・HA8000サーバOS がWindows以外の場合、RELATIVEモードに設定します。

マウスモードが上記のように設定されていない場合、マウスが正常に動作しない場合があ

ります。設定方法は「4.9 マウスモードの設定方法」をご参照ください。 SVP ボード(CM7951)を搭載した HA8000 サーバでのリモートコンソールではマウスモードの

設定は必要ありません。

コンソール端末には1024x768分だけ表示されます。

画面は画面右および画面下のスクロールバーの操作によりスクロ

ールします。

HA8000サーバ側 コンソール端末側

1024x76

1600x1200

表示範囲

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メモリダンプについて

リモートコンソール使用時は、Windows Server 2003 OSでの「右[Ctrl]キー+[Scroll Lock]キー2回」押下によるメモリダンプファイルの作成はできません。 メモリダンプファイルを作成する必要がある場合は、リモートコンソールのツールバー[電源]のプルダウンより[NMI]をクリックするか、BMCのWebコンソールより操作を実行してください。 Webコンソールからのメモリダンプ操作手順につきましては、「ユーザーズガイド」「5章 リモートマネジメント機能」をご参照ください。 SVPボード(CM7951)を搭載したHA8000サーバでのリモートコンソールでは未対応です。

リモートCD/DVD使用時のコンソール端末側の設定について リモートCD/DVDをご使用になる際は、コンソール端末側のWindowsのCD/DVD自動再生 機能(Auto Run機能)を無効にしてください。 CD/DVD自動再生機能(Auto Run機能)の設定は下記手順で行ってください。

CD/DVD自動再生機能(Auto Run機能)を無効にする方法 1.[スタート]―[ファイル名を指定して実行]から regedit を起動します。 2.HKEY_LOCAL_MACHINE\SYSTEM\CurrentControlSet\Services\Cdromを展開します。 3.AutoRun値のデータを 0 に設定し、 regedit を終了します。 4.コンソール端末を再起動します。 CD/DVD自動再生機能を有効にしたい時は、AutoRun値を 1 に設定してください。

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3

インストールおよびセットアップ方法 この章では、コンソール端末にリモートコンソールをインストール、アンインストールす

る方法、および HA8000 サーバの SVP の IP アドレスの設定、HA8000 サーバのリモート

コンソールセキュリティについて説明します。

3.1 インストール方法

インストールを行う前に必ず旧バージョンのアンインストールを実施してください。 リモートコンソールのインストールは、必ず管理者権限のあるユーザで行ってください。

インストール手順 コンソール端末の Windows を起動し、リモートコンソールアプリケーション CD をCD ドライブに入れます。 リモートコンソールアプリケーション CD 内の「reclient_JP」フォルダを開き、「Setup.exe」をダブルクリックしてインストーラを起動します。

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リモートコンソールのインストーラが起動し、以下の画面が表示されますので、[次へ]をクリックします。 [キャンセル]をクリックした場合は「インストールを中止する場合」をご覧ください。 以下の画面が表示されますので、インストール先フォルダ、使用ユーザを選択し[次へ]をクリックします。 [キャンセル]をクリックした場合は「インストールを中止する場合」をご覧ください。

すべてのユーザ:すべてのユーザがリモートコンソールを使用できます。

ただし、リモートコンソールを使用するユーザは管理者権限が必要となります。

このユーザのみ:インストールしたユーザのみリモートコンソールを使用できます。

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インストールフォルダを選択するには、選択フォルダ欄に直接入力、または[参照]をクリックします。[参照]をクリックすると以下の画面が表示されます。インストール先フォルダを選択し[OK]をクリックします。 ディスクの容量を確認するには[ディスク領域]をクリックします。 [ディスク領域]をクリックすると以下の画面が表示されます。確認できたら[OK]をクリックして画面を閉じます。

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以下の画面が表示されますので、インストールを開始する場合は[次へ]をクリックし、インストールを開始してください。 [キャンセル]をクリックした場合は「インストールを中止する場合」をご覧ください。 以下の画面が表示され、インストールが開始されます。 [キャンセル]をクリックした場合は「インストールを中止する場合」をご覧ください。

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以下の画面が表示されましたらインストールは終了です。[閉じる]をクリックしてインストーラを終了してください。 インストール終了後、コンソール端末のデスクトップに「リモートコンソール」、「FDDUMP」、「MakeCDImg」のショートカットが作成されます。

コンソール端末の

デスクトップ画面

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インストールを中止する場合 インストールを中止する場合は、[キャンセル]または[×]をクリックします。 [キャンセル]または[×]をクリックすると以下のメッセージが表示されます。 インストールを中止する場合は[はい]、インストールを続行する場合は[いいえ]をクリックします。 [はい]をクリックすると以下の画面が表示されます。[閉じる]または[×]をクリックしてインストーラを終了してください。

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3.2 アンインストール方法

旧バージョンが(01-XX)の場合 リモートコンソールアプリケーション(reclient.exe)および FDDUMP(FDDUMP.exe)が起動している場合は終了してください。 デスクトップ上の「リモートコンソールアプリケーション」(reclient.exe)と「FDDUMP」(FDDUMP.exe)を削除してください。 以上でアンインストールは終了です。

コンソール端末の デスクトップ画面

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旧バージョンが(02-XX)以降の場合

アンインストールを行うとリモートコンソールアプリケーションの設定情報が消去されます。アンインストール前に設定を控えていただくようお願いします。

リモートコンソールのアンインストールは、必ずインストールを実施したユーザ(管理者権限のあるユーザ)が実施してください。 リモートコンソールアプリケーション(reclient.exe)、FDDUMP(FDDUMP.exe)、MakeCDImg (MakeCDImg.exe)および設定ユーティリティ(reutil.exe)が起動している場合は終了してください。 コンソール端末の Windows の「コントロールパネル」を開き、「プログラムと機能」または「プログラムの追加と削除」から「リモートコンソール」を選択し、[アンインストール]または[削除]をクリックしてアンインストールを開始します。 「リモートコンソール」のアンインストールを確認するメッセージが表示されます。 アンインストールを行う場合は[はい]をクリックしてアンインストールを開始します。 [いいえ]をクリックした場合は、アンインストールを中止して画面が閉じます。 アンインストールが終了すると画面は自動的に閉じます。画面が閉じた時点でアンインストールは終了です。 アンインストールをキャンセルする場合は、[キャンセル]をクリックしてください。アンインストールを中止して画面が閉じます。

アンインストールを中止した場合、各アプリケーションが起動できたとしても正常に動作しない場合があります。

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3.3 IP アドレス設定方法

リモートコンソール機能が HA8000 サーバに内蔵されているモデルと、SVP ボード(CM7951)を搭載してリモートコンソール機能を使用するHA8000サーバのモデルとで、HA8000サーバの IP 設定方法が異なります。

リモートコンソール機能内蔵 HA8000 サーバの場合 HA8000 サーバに同梱されている BMC 設定ツール CD 媒体を使用して、BMC の初期 IPアドレスを設定します。

1.設定ツールの起動

「BMC 設定ツール」をシステム装置に挿入して、電源を ON します。

しばらくすると、以下のメニューが表示されます。

メニュー 機能

1.Initialize BMC Web Connection ユーザ ID やパスワードの接続情報を初期化します。

通常は使用しませんが、万が一、設定したユーザ ID やパスワード

を忘れた場合に初期状態に戻すことができます。

再度設定する場合は Web コンソールにてユーザ ID:「User01」、

パスワード:「pass01」でログインできます。

2.Configuration BMC Network BMC の初期 IP アドレスを設定します。

2.IP アドレスの設定

①メニュ画面にて「2」を選択します。以下の画面が表示されるので、設定する項目の番号を選択します。各 No.に対応した[ ]にカーソルが移動するので、各項目に設定する値を入力します。

メニュー 機能

1-3 各値をインプットします。

q インプットした値を BMC に登録します。

c キャンセルします。

BMC FW / RemoteKVM SET UP Menu

1.Initialize BMC Web Connection

2.Configuration BMC Network

Configuration BMC Network

1. IP Address [XXX.XXX.X.X] 2. Subnet Mask [XXX.XXX.XXX.X] 3. Default Gate Way [X.X.X.X]

Hit Any Key (1-3:Input q:Save&Quit c:Cancel)>_

--------------------------------------------

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②入力した値を Save します。「q」を入力すると以下の画面が表示されるので「y」を入力し

ます。

③設定が完了したら「BMC IP アドレス設定、初期化ツール」をシステム装置から取り出し システム装置を再起動します。以上で IP アドレスの設定は終了です。 設定した値は Web コンソール機能より変更することができます。 詳細は「3.4 リモートコンソール設定」を参照して下さい。

SVP ボード(CM7951)を搭載した HA8000 サーバの場合

ServerConductor ・ Advanced Agent ・ SVP PCI 設定ユティリティを使用して、SVP ボードのIP アドレスを設定してください。ここで設定する SVP の IP アドレスは、ServerConductor と Webサーバにて共通に使用します。

IPアドレス設定方法についての詳細はServerConductor ・ Advanced

Agentのマニュアルを参照してください。

Select q. Are you sure (y/n)?

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3.4 リモートコンソール設定

リモートコンソールでは不正なユーザの使用を防ぐ為、以下のセキュリティを設けています。

・ユーザ ID、パスワードによるログイン時の認証 ・IP アドレスチェックによる接続コンソール端末の制限

この為、リモートコンソール端末から該当の HA8000 サーバに接続するためのユーザ ID、パスワード、接続コンソール端末の制限、接続ポート番号の設定が必要となります。以下は各設定値の登録方法です。

SVP ボード(CM7951)を搭載した HA8000 サーバの場合、ユーザ ID、パスワード、ポート番号の

設定方法が異なります。詳細は p.32 の「SVP ボード(CM7951)を搭載した HA8000 サーバの場

合」を参照してください。

HA8000サーバ IPアドレス:○○○.○○○.○○○.○ ログイン可

ログイン不可

コンソール端末

コ ン ソー ル端 末

設定されているコンソール端末の

IPアドレス

IPアドレス:XXX.XXX.XXX.X

IPアドレス:○○○.○○○.○○○.○

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リモートコンソール機能内蔵 HA8000 サーバの場合 ユーザ ID、パスワードの設定(変更)

Internet Explorer を立ち上げ「3.3 IP アドレス設定」で設定した IP アドレスを入力します。 (例:http://192.168.0.1)

「Web コンソール」 を起動するので、ログインします。 * 初期ユーザ ID は「user01」、初期パスワードは「pass01」に設定されています。

以下の画面が表示されるので[サーバ設定]タブを選びます。

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「ユーザアカウント設定」を選ぶと以下の画面が表示されるので、変更するユーザ ID、パ

スワードを選び「編集」をクリックします。 以下の画面が表示されるので変更するユーザ ID( 大 32 文字)、パスワード( 大 32 文字)を入力し、「設定変更」をクリックします。その他、設定できる項目もあります。詳細は「ユーザーズガイド」の「リモートマネジメント機能」を参照ください。

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設定が完了すると以下の画面が表示されるので「確認」をクリックします。 ユーザ名:変更したユーザ ID を表示 パスワード:変更した場合→「変更されます」を表示

変更しない場合→「変更されません」を表示 :設定した値を表示

以上でユーザ ID、パスワードの変更は終了です。

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SVP ボード(CM7951)を搭載した HA8000 サーバの場合

1.SVP マイクロプログラムをインストールします。

(SVP ボード(CM7951)に添付されている「SVP マイクロプログラム取扱説明書」を参照してく

ださい。)

2.SVP ボード(CM7951)の設定ツールを起動します。

3.管理 PC の設定を行います。

通知先の管理 PC の IP アドレスを SVP ボードに登録します。

4.ポート設定画面でポートナンバーを設定します。

5.SVP ボードのユーザ ID、パスワードを設定します。

6.設定保存画面にて各設定を保存し、設定を有効にします。

本ツールで各項目を入力しただけではSVPボードには設定されません。ルートメ

ニューにある「Q:Quit Setup(Save Data)」を選択するか、[Escape]キーを押すこ

とによって表示される「Do you save?」の質問に「Y」と応答することでSVPボ

ードに設定が保存され、設定が有効になります。

本ツールにてSVPボードの設定を行うには、あらかじめSVPマイクロプログラム

がセットアップされている必要があります。SVPマイクロプログラムのセットア

ップについては、「SVPマイクロプログラム取扱説明書」をお読みください。ま

た、SVPボード自体のIPアドレスは「Server Conductor」から設定を行う必要があ

ります。

本ツールによって設定したパスワードを調べる方法はありません。パスワードが

わからなくなった場合は、当該ユーザID.を削除して再度追加する必要があります。

設定したパスワードは忘れないように注意してください。

リモートコンソール機能は、本ツールによって接続を許可されたIPアドレスのク

ライアントからのみ使用可能です。登録可能なIPアドレスは 大4件です。 登

録可能なユーザID.とパスワードは 大4組です。 ユーザID.とパスワードは6文

字以上16文字以下を設定してください。 ユーザID.とパスワードの使用可能文

字は、0~9(数字),a~z(英小文字),A~Z(英大文字),!#$%-;.<>/?(記号)です。 ポー

トナンバーは21001を除く5001~65535が設定可能です。

【各欄に表示されるメッセージの意味】 Message欄は、操作に対する結果など

のメッセージが表示されます。Key欄は、入力が有効となっているキーが表示さ

れます。コマンド、データ入力欄は、メニューの選択や設定値などキーボードか

らの入力内容を表示します。

【その他】本ツールによってSVPボードに設定を保存した場合、以降本ツールを

起動すると、SVPボードに設定済みの情報を取得し、それらを表示します。(パ

スワードは表示されません)SVPボード購入後や、保守作業によってSVPボードを

交換された場合などは、設定が未設定のため全ての項目が空欄となります。

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1.SVP ボード(CM7951)設定ツール起動

SVP マイクロプログラム設定後「Utility Boot Disk」をシステム装置に挿入し、DOS 画面を起動させます。

「SVP マイクロプログラム」と記載された FD と入れ替え「remoutil」と入力し「Enter」を押下すると下

図のようなルートメニューが表示されます。各番号を選択することで、それぞれ設定を行うことができ

ます。

1:Remote Console Information:アドレスメニュー(IP アドレスの追加、削除)に

移動します。

2:User Information:ユーザメニュー(ユーザ ID、パスワードの登録)に移動します。

3:Port Information:ポートメニュー(ポートナンバーの登録)に移動します。

Q:Quit Setup(Save Data):設定値をセーブし終了します。

*** SVP Parameter Setup Utility For Remote Console VerXX.XX *** 1:Remote Console Information 2:User Information 3:Port Information Q:Quit Setup(Save Data) Message : Key [1]:Client Info,[2]:User Info,[3]:Port Info,[Q]:Quit,[Esc]:Escape

ルートメニュー

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2.管理 PC の IP アドレスの設定

ルートメニューで「1」を選択するとアドレスメニューが表示されます。ここでは各番号を選択するこ

とで、接続を許可する管理 PC の IP アドレスの設定ができます。

1:Add Remote Console IP Address:アドレスの追加画面に移動します

2:Delete Remote Client IP Address:アドレスの削除画面に移動します

Q:Quit Remote Console Information Menu:ルートメニューに戻ります

[Esc]:設定保存画面に移動します。

*** SVP Parameter Setup Utility For Remote Console VerXX.XX *** 1:Add Remote Console IP Address 2:Delete Remote Client IP Address Q:Quit Remote Console Information Menu ----- Remote Console IP Address List ----- [1]: [2]: [3]: [4]: Message : Key [1]:Add Client,[2]:Delete Client,[Q]:Quit,[Esc]:Escape >1

設定されている IP アドレスのリストが表示されます。

IP アドレスは4つまで設定することができます。

初期設定時は IP アドレスが設定されていない為、何も

表示されません。

アドレスメニュー

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アドレスメニューで「1」を選択するとアドレス設定画面が表示されます。管理 PC の IP アドレスは4

つまで設定することができます。設定する場合は、IP アドレス入力後「Enter」を押下してください。ま

た、IP アドレスが4つ登録されている場合は1つ削除してから登録を行って下さい。

削除をする場合は「コンソール端末の IP アドレス削除」を参照ください。(初期設定の際 IP アドレスは

なにも設定されていません。)

[.0123456789]:IP アドレスの入力に使用します。

[Ent]:IP アドレス入力後押下することで IP アドレスが設定されます。

[Q]:1つ前の画面に戻ります。

[Esc]:設定保存画面に移動します。

*** SVP Parameter Setup Utility For Remote Console VerXX.XX *** ----- Remote Console IP Address List ----- [1]: [2]: [3]: [4]: Message :Please Input IP Address!! Key [Ent][.0123456789] >111.111.111.111

設定する IP アドレスを

入力してから「Enter」を押下します。

アドレス設定画面

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アドレスがリストに追加された事を確認し「Q」を押下してルートメニューに戻ります。

*** SVP Parameter Setup Utility For Remote Console VerXX.XX *** 1:Add Remote Console IP Address 2:Delete Remote Client IP Address Q:Quit Remote Console Information Menu ----- Remote Console IP Address List ----- [1]: 111.111.111.111 [2]: [3]: [4]: Message : Key [1]:Add Client,[2]:Delete Client,[Q]:Quit,[Esc]:Escape >

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3.リモートコンソール使用時の TCP/IP ポートナンバー設定

ルートメニューで「3」を選択するとポートメニューが表示されます。ここではリモートコンソール使

用時の SVP ボード⇔管理 PC 間で行われる通信のポートナンバーを設定することができます。

1:Change Port:ポートナンバーの変更画面に移動します。

Q:Quit Port Information Menu:ルートメニューに戻ります。

*** SVP Parameter Setup Utility For Remote Console VerXX.XX *** 1:Change Port Q:Quit Port Information Menu ----- Port Number ----- xxxxx Message : Key [1]:Change Port,[Q]:Quit,[Esc]:Escape >

ポートメニュー

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ポートナンバー設定

ポートメニューで「1」を設定するとポート設定画面が表示されます。設定する場合はポートナンバー

を入力し「Enter」を押下します。

[0123456789]:ポートナンバーを入力するのに使用します。

[Ent]:ポートナンバー入力後押下します。「Enter」入力後はポートメニューに戻ります。

ポートナンバーは21001を除く5001~65535が設定可能です。

それ以外のポートナンバーは設定することができません。

*** SVP Parameter Setup Utility For Remote Console VerXX.XX *** ----- Port Number ----- xxxxx Message :Please Input Port Number!! Key [Ent][0123456789] >

ポート設定画面

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4.ユーザ ID、パスワードの設定

ルートメニューで「2」を選択するとユーザメニューが表示されます。ここでは各番号を選択すること

で、ユーザ ID の追加、削除、パスワードの変更をすることができます。

1:Add User:ユーザ ID の追加画面に移動します。

2:Delete User:ユーザ ID の削除画面に移動します。

3:Change Password:パスワードの変更画面に移動します。

Q:Quit User Information Menu:ルートメニューに戻ります。

[Esc]:設定保存画面に移動します。

*** SVP Parameter Setup Utility For Remote Console VerXX.XX *** 1:Add User 2:Delete User 3:Change Password Q:Quit User Information Menu ----- User List ----- [1]: [2]: [3]: [4]: Message : Key [1]:Add User,[2]:Delete User,[3]:Change User,[Q]:Quit,[Esc]:Escape >

設定されているユーザ ID が表示されます。 ユーザ ID は4つまで登録することができます。 初期設定時は何も設定されていない為、表示さ

れません。

ユーザメニュー

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41

ユーザ追加

ユーザメニューで「1」を選択するとユーザ追加画面が表示されます。ユーザ ID は4つまで登録するこ

とができます。登録する場合は、ユーザ ID を入力後「Enter」を押下してください。「Enter」押下後、

パスワードの入力を求められます。パスワードは確認の為、2回入力が必要です。ユーザ ID、パスワー

ドは6文字以上、16文字以内で設定して下さい。ユーザの削除をする場合は「ユーザ削除」を参照く

ださい。(初期設定の際ユーザ ID はなにも設定されていません。)

[0-9,a-z,A-Z,!#$%-;.<>/?]:ユーザ ID、パスワード入力に使用できます。

(カンマ、全角文字は利用できません)

[Ent]:ユーザ ID、パスワード入力後、押下することでユーザ ID、パスワードが設定されます。

*** SVP Parameter Setup Utility For Remote Console VerXX.XX *** ----- User List ----- [1]: [2]: [3]: [4]: Message :Please Input New User ID.!! Key [Ent][0-9,a-z,A-Z,!#$%-;.<>/?] >123456

ユーザ追加画面

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ユーザリストに設定したユーザ ID が追加されたことを確認したら「Q」を押下しルートメニュ

ーに戻ります。

*** SVP Parameter Setup Utility For Remote Console VerXX.XX *** 1:Add User 2:Delete User 3:Change Password Q:Quit User Information Menu ----- User List ----- [1]:123456 [2]: [3]: [4]: Message : Key [1]:Add User,[2]:Delete User,[3]:Change User,[Q]:Quit,[Esc]:Escape >

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5.設定保存

ルートメニューで「Q」を選択することで設定保存画面が表示されます。ここでは各設定を有効にするこ

とができます。初期設定時は管理 PC の IP アドレス、ポートナンバー、ユーザ ID、ユーザパスワードを

設定後この画面で設定を保存します。また、管理 PC の IP アドレス、ポートナンバー、ユーザ ID、ユー

ザパスワードの追加や削除、変更を行った場合もここで設定を保存しないと設定は有効になりません。

保存が終了すると「Setup Finish」が表示されます。

[Y]:設定を有効にします。

[N]:設定を有効にしません。

[Esc]:設定保存画面に移動します。

「Y」を選択してから設定保存が終了するまで約1分ほど時間がかかります。保存が

終了すると「Setup Finish.」が表示されます。

*** SVP Parameter Setup Utility For Remote Console VerXX.XX *** Message :The Changed Data Is Not Written. Do you save? Key [Y]:Yes,[N]:No,[Esc]:Escape >

設定保存画面

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6.コンソール端末の IP アドレス削除

アドレスメニューで「2」を選択すると接続を許可している管理 PC の IP アドレス削除画面が表示され

ます。既に IP アドレスが4つ登録されている状態で新しい IP アドレスを設定したい場合などはこの画面

で IP アドレスを削除することができます。削除する場合は削除したい IP アドレスを1~4の番号で選択

します。削除後は設定を保存しなければ有効になりません。

[1-4]:削除する IP アドレスを選択します。

[Q]:1つ前の画面に戻ります。

[Esc]:設定保存画面に移動します。

*** SVP Parameter Setup Utility For Remote Console VerXX.XX *** ----- Remote Console IP Address List ----- [1]:111.111.111.111 [2]: [3]: [4]: Message :Please Select Number!! Key [Q]:Quit,[Esc]:Escape,[1-4] >

アドレス削除画面

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7.ユーザ削除

ユーザメニューで「2」を選択するとユーザ削除画面が表示されます。既にユーザ ID が4つ登録されて

いる状態で新しいユーザ ID を設定したい場合などはこの画面でユーザ ID を削除することができます。削

除する場合は削除したいユーザ ID を1~4の番号で選択します。削除後は設定を保存しなければ有効に

なりません。

[1-4]:削除する IP アドレスを選択します。

[Q]:1つ前の画面に戻ります。

[Esc]:設定保存画面に移動します。

*** SVP Parameter Setup Utility For Remote Console VerXX.XX *** ----- User List ----- [1]: 123456 [2]: [3]: [4]: Message :Please Select Number!! Key [Q]:Quit,[Esc]:Escape,[1-4] >

ユーザ削除画面

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8.パスワード変更

ユーザメニューで「3」を選択するとパスワード変更画面が表示されます。ここでは各ユーザのパスワ

ードを変更することができます。変更する場合は、変更したいユーザを1~4の番号で選択します。今

までのパスワードを入力後、新しいパスワードを2回入力します。パスワードは6文字以上、16文字

以内で設定して下さい。また、変更後は設定を保存しなければ有効になりません。

[1-4]:パスワードを変更したいユーザを選択します。

[Q]:1 つ前の画面に戻ります。

[Esc]:設定保存画面に移動します。

[0-9,a-z,A-Z,!#$%-;.<>/?]:パスワード変更の際、入力に使用できます。(カンマ、全角文字は利用

できません)

*** SVP Parameter Setup Utility For Remote Console VerXX.XX *** ----- User List ----- [1]:123456 [2]: [3]: [4]: Message :Please Select Number!! Key [Q]:Quit,[Esc]:Escape,[1-4] >

パスワード変更画面

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メッセージ欄に表示されるメッセージの意味

【SVP Board Not Found.】SVP ボードが見つかりません。SVP ボードが搭載されていることを確認してください。 【Time Out Error.】SVP からの応答がありません。SVP ボードに AC アダプタが接続されていることを確認してください。 【New IP Address OK!!】新しい IP アドレスが入力されました。 【It has already been registered!!】入力したものはすでに設定済みです。 【Invalid Data!!】入力したものは無効なデータです。 【Invalid Key!!】入力したキーは無効なキーです。 【Please Select Number!!】番号で選んでください。 【Please Input New User ID.!!】新しいユーザ ID.を入力してください。 【It is necessary by 6 characters or more!!】入力するデータは 6 文字以上必要です。 【Please Input New Password!!】新しいパスワードを入力してください。 【Please Input Check Password!!】確認用パスワードを入力してください。 【New User OK!!】新しいユーザが入力されました。 【Password is different!!】パスワードが正しくありません。 【Please Input Check Password!!】確認用パスワードを入力してください。 【Please Input Old Password!!】変更前のパスワードを入力してください。 【Change Password OK!!】新しいパスワードが入力されました。 【New Port OK!!】新しいポート番号が入力されました。 【It is not possible to add it more than this!!】これ以上設定を追加することはできません。 【It is not possible to delete it more than this!!】これ以上設定を削除することはできません。 【Now Saving.】各設定を SVP に保存中です。 【Setup Finish.】各設定を SVP に保存終了です。 【The Changed Data Is Not Written. Do you save?】 各設定を変更したあと初期メニューの「Quit Setup」を選択した場合、あるいは[Escape]キーを押して終了しようとした場合に、変更内容を SVP に保存するかどうかの問い合わせです。

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4

使用方法 この章では、リモートコンソールアプリケーションの使用方法について説明します。

4.1 アプリケーション起動方法

リモートコンソールを使用するユーザは管理者権限が必要となります。コンソール端末に管理者権限のあるユーザでログインしてください。 コンソール端末と HA8000 サーバ背面の管理ネットワーク用ポートを LAN 接続してご使用ください。詳細は「ユーザーズガイド」の「リモートマネジメント機能」を参照ください。

SVP ボード(CM7951)が搭載された HA8000 サーバの場合、コンソール端末と SVP ボード(CM7951)の LAN コネクタを LAN 接続してご使用ください。

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デスクトップ上にあるリモートコンソール(reclient.exe へのショートカットアイコン)をダブルクリックします。

アイコンをダブルクリックするとログイン画面が表示されます。リモートコンソール接続先の情報を入力し[接続]ボタンをクリックします。

※の項目は入力必須です。

※ ※ ※

コンソール端末の デスクトップ画面

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各項目の設定

IP アドレス (入力必須) IP アドレス欄には初期値「192.168.0.3」が入力されています。接続したいサーバのIP アドレスを入力してください。 2 回目以降の接続の場合、IP アドレス欄には前回接続したときのニックネーム/IP アドレスが表示されます。また、IP アドレスのプルダウンには過去に接続した HA8000サーバのニックネーム/IP アドレスが表示されます。プルダウン内の IP アドレスを選択すると、選択した IP アドレスが前回接続した時の情報がログイン画面に表示されます。 IP アドレス情報を削除したい場合、IP アドレス欄に削除したい IP アドレスを入力するか、プルダウンリストから削除したい IP アドレスを選択し、IP アドレス欄の右にある[削除]ボタンをクリックしてください。不要な IP アドレス情報は削除されます。

ニックネーム 接続先サーバに任意のニックネームを登録することができます。IP アドレス入力後、ニックネーム欄に任意のニックネームを入力してください。ニックネームは入力しなくても問題ありません。全角 10 文字/半角 20 文字まで入力可能です。

ユーザ ID (入力必須) ユーザ ID の初期値は「user01」に設定されています。設定を変更した場合は、変更した値を入力してください。

パスワード (入力必須) パスワードの初期値は「pass01」に設定されています。設定を変更した場合は、変更した値を入力してください。

ポート番号 (入力必須) ポート番号の初期値は「5001」に設定されています。設定を変更した場合は、変更した値を入力してください。

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パスワードを記憶する パスワードを記憶するチェックボックスの機能は以下の通りです。必要に応じて使い分けてください。

チェック有り:パスワードを記憶します。同一 IP アドレスへの次回接続時にパスワードの入力が不要になります。

チェック無し:パスワードを記憶しません。同一 IP アドレスへの次回接続時にパスワードの入力が必要になります。

現在の接続を切断する

この項目は、リモートコンソールを 2 つ以上接続する時に選択可能となります。「4.2章リモートコンソールの起動方法」をご参照ください。 現在の接続を切断するチェックボックスの機能は以下の通りです。必要に応じて使い分けてください。

チェック有り:現在接続しているサーバとの通信を切断します。 チェック無し:現在接続しているサーバとの通信を切断しません。新しいリモート

コンソールを起動しても現在のサーバ画面を表示することが可能です。

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4.2 リモートコンソール起動方法

リモートコンソールは一度に複数起動することができます。一度に接続できるサーバ数の制限などは、「5 章 詳細設定方法」をご参照ください。

1 つめのリモートコンソール起動方法 ログイン画面にて各項目を入力し[接続]ボタンをクリックしてください。(「4.1章 アプリケーション起動方法」をご参照ください) 接続が正常に行われると HA8000 サーバ側の画面が表示され、画面右上に接続先のニックネーム/IP アドレスが約 10 秒間表示されます。また、コンソール端末のキーボード、マウスから HA8000 サーバ画面の操作が可能となります。 接続先情報の表示方法などを詳細に設定することが可能です。詳しくは「5 章 詳細設定方法」をご参照ください。 コンソール端末の画面に HA8000 サーバの画面が表示されない場合、コンソール端末と HA8000 サーバのネットワーク設定を確認してください。 リモート操作を終了する場合は「[Alt]+[G]」キーを押しツールバーを表示させ、[リモート終了]ボタンをクリックしてください。または、「[Alt]+[E]」キーを押してリモート操作を終了します。

リモートコンソール使用時は、コンソール端末でのキーボード入力に制限があります。詳しくは「6 章 ご注意」を参照してください。

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ツールバー操作方法 「[Alt]+[G]」キーを押すとツールバーの表示/非表示が切り替えられます。ツールバーを表示しているときは、キーボード、マウスのリモート操作は出来ません。

ツールバー項目 説 明

タイトルバーに接続中のニックネーム/IPアドレスと電源ステ

ータスを表示します。ニックネームの設定がない場合、IP ア

ドレスのみの表示になります。

接続されている HA8000 サーバに対して、電源 ON を実行しま

す。ボタンを押すと確認メッセージが表示されます。*

接続されている HA8000 サーバに対して、強制的に電源 OFF

を実行します。ボタンを押すと確認メッセージと、さらに再

確認メッセージが表示されます。*

接続されている HA8000 サーバに対して、リセットを実行しま

す。ボタンを押すと確認メッセージと、さらに再確認メッセ

ージが表示されます。*

接続されている HA8000 サーバに対して NMI を実行し、ダン

プモードに移行します。障害時以外は使用しないでください。

ボタンを押すと確認メッセージと、さらに再確認メッセージ

が表示されます。*

左[Alt]キーを使用します。1度クリックすると再度クリック

するまで[Alt]キーが押された状態になります。

右[Alt]キーを使用します。1度クリックすると再度クリック

するまで[Alt]キーが押された状態になります。

左[Windows]キーを使用します。1度クリックすると再度クリ

ックするまで[Windows]キーが押された状態になります。

右[Windows]キーを使用します。1度クリックすると再度クリ

ックするまで[Windows]キーが押された状態になります。

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ツールバー項目 説 明

[Ctrl]+[Alt]+[Del]キーを使用します。

リモート FD ドライブを接続します。

リモート FD ドライブを切断します。

リモート FD ドライブの状態を表します。

リモート CD/DVD ドライブを接続します。

リモート CD/DVD ドライブを切断します。

リモート CD/DVD ドライブの状態を表します。

HA8000 サーバ識別ランプの状態(点灯/消灯)を

表示します。*

HA8000 サーバ識別ランプを点灯します。*

HA8000 サーバ識別ランプを消灯します。*

ビデオデータの圧縮を有効にし、ネットワーク負荷を軽減し

ます。*

ビデオデータ圧縮を無効にします。*

HA8000 サーバの装置情報/リモートコンソールの機能

情報を表示します。

リモートコンソールで支援しているショートカットキー

一覧を表示します。

コンソール端末の画面表示を更新します。

ログイン画面を表示します。

リモートコンソールを開始します。

キーボード、マウス操作が可能になります。

リモートコンソールを終了します。

*が付いた機能は SVP ボード(CM7951)が搭載された HA8000 サーバでのリモートコンソ

ールでは未サポートの機能です。SVP ボード(CM7951)を搭載した HA8000 サーバにてリ

モートコンソールを行う場合、上記とは異なるツールバーが表示されます。詳細は次ペ

ージを参照してください。

識別ランプ(SERVICE ランプスイッチ)を点灯、消灯すると HA8000 サーバの SERVICE

ランプスイッチを操作した場合と同様に SERVICE ランプスイッチの表示モードが切り替

わります。

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SVP ボード(CM7951)を搭載した HA8000 サーバにて

リモートコンソールを使用した場合

ツールバー項目 説 明

タイトルバーに接続中のニックネーム/IPアドレスと電源ステ

ータスを表示します。ニックネームの設定がない場合、IP ア

ドレスのみの表示になります。

SVP ボード(CM7951)を搭載した HA8000 サーバでは未対応で

す。

左[Alt]キーを使用します。1度クリックすると再度クリック

するまで[Alt]キーが押された状態になります。

右[Alt]キーを使用します。1度クリックすると再度クリック

するまで[Alt]キーが押された状態になります。

左[Windows]キーを使用します。1度クリックすると再度クリ

ックするまで[Windows]キーが押された状態になります。

右[Windows]キーを使用します。1度クリックすると再度クリ

ックするまで[Windows]キーが押された状態になります。

[Ctrl]+[Alt]+[Del]キーを使用します。

リモート FD ドライブを接続します。

リモート FD ドライブを切断します。

リモート FD ドライブで使用する FD イメージデータを

選択します。

リモート FD ドライブで使用していた FD イメージを

取り外します。

リモート FD ドライブの状態を表します。

リモート CD/DVD ドライブを接続します。

リモート CD/DVD ドライブを切断します。

リモート CD/DVD ドライブで使用する CD/DVD イメージデー

タを選択します。

リモート CD/DVD ドライブで使用していた

CD/DVD イメージを取り外します。

リモート CD/DVD ドライブの状態を表します。

SVP ボード(CM7951)を搭載した HA8000 サーバでは未対応で

す。

SVP ボード(CM7951)を搭載した HA8000 サーバでは未対応で

す。

フルカラーで画面を表示します。

4096 色(RGB 各 4bit) で画面を表示します。

256 階調、グレイスケールで画面を表示します。

HA8000 サーバの装置情報/リモートコンソールの機能

情報を表示します。一部表示されない情報があります。

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リモートコンソールで支援しているショートカットキー

一覧を表示します。

コンソール端末の画面表示を更新します。

ログイン画面を表示します。

リモートコンソールを開始します。

キーボード、マウス操作が可能になります。

リモートコンソールを終了します。

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2 つめ以降のリモートコンソール起動方法

サーバに接続した状態で「[Alt]+[D]」キーを押すか、「[Alt]+[G]」キーを押し、[接続先切

替]ボタンをクリックすると、ログイン画面が表示されます。

ログイン画面にて各項目を入力し[接続]ボタンをクリックしてください。(「4.1 章 アプリケ

ーション起動方法」をご参照ください)

複数のリモートコンソールを起動した場合、画面の切替は「[Alt]+[Tab]」キーまたは、「[Alt]+[Esc]」キーで行ってください。

HA8000 の

デスクトップ画面

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4.3 HA8000 サーバディスプレイ設定方法

リモートコンソールを使用するときは、HA8000 サーバ側のディスプレイ設定を変更する必要

があります。各 OS のディスプレイ設定方法を説明します。

サポートする 大の解像度は 1280×1024 となります。

ただし、SVP ボード(CM7951)を搭載した HA8000 サーバでリモートコンソールを使用する

場合、サポートする 大の解像度は 1024×768 までとなります。

1024×768 より大きい解像度(「1152×864」、「1280×1024」など)では

使用できる色数は 16 ビット以下となります。

Windows のディスプレイ設定方法

HA8000 サーバ側の OS が Windows の場合、専用 VGA ドライバの使用を推奨します。

p.59「専用 VGA ドライバのインストール方法」を参照し、実施してください。

また、ディスプレイ設定のリフレッシュレートを 60Hz、色数を 16 ビットに設定することを

推奨します。p.66「ディスプレイ設定のリフレッシュレート設定」を参照し、実施してくださ

い。

専用 VGA ドライバをインストールする場合、マウスモードを「ABSOLUTE」に設定

してください。マウスモードが「RELATIVE」の場合、マウスカーソルが表示されない

場合があります。

専用 VGA ドライバを使用する場合、色数を「高(24 ビット)」に設定することはでき

ません。 SVP ボードを搭載した HA8000 サーバにてリモートコンソールを行う場合、

ディスプレイ設定のリフレッシュレートを必ず 60Hz に設定してください。 SVP ボード(CM7951)が搭載された HA8000 サーバでは必要ありません。

そのまま、ディスプレイ設定のリフレッシュレートの設定を行ってください。

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専用 VGA ドライバのインストール方法 ここでは専用 VGA ドライバのインストール方法を説明します。 SVP ボード(CM7951)が搭載された HA8000 サーバでは必要ありません。 そのまま、ディスプレイ設定のリフレッシュレートの設定を行ってください。 □HA8000 サーバ側の OS が Windows Server 2008 の場合

(HA8000xJ モデル(2009 年 6 月~出荷モデル) を例に説明します。)

画面上でマウスの右ボタンをクリックし、「個人設定」を選択します。

「個人設定」の「画面の設定」をクリックします。

HA8000 サーバの

デスクトップ画面

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「画面の設定」の「詳細設定」をクリックします。

表示された画面の「プロパティ」ボタンをクリックします。

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61

表示された画面の「ドライバ」タブをクックします。

「Matrox G200e(ServerEngines)」と表示されていれば、専用ドライバがインストールされ

ています。なお、本画面にてドライバのバージョンを確認することができます。

専用ドライバがインストールされていない場合、以下の手順でインストールしてください。

ドライバは「SystemInstaller Ver.1J-xx」に格納されています。(32bit,64bit 共通)

\Win2008\Drivers\SVGA\Matrox_01 を開き、install.bat をクリックして実行します。

以上でドライバのインストールは終了です。

Windows Server 2008 を再起動し、インストールしたドライバを有効にしてください。

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□HA8000 サーバ側の OS が Windows Server 2003、Windows Server 2003 R2 の場合 (HA8000xJ モデル(2009 年 6 月~出荷モデル) を例に説明します。)

以下の手順で専用ドライバがインストールされているか確認してください。

画面上でマウスの右ボタンをクリックし、「プロパティ」を選択します。

画面のプロパティの「設定」タブをクリックし、[詳細設定]をクリックします。

HA8000 の デスクトップ画面

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表示された画面の「アダプタ」タブをクリックし、「プロパティ」ボタンをクリックします。

表示された画面の「ドライバ」タブをクックします。

「Matrox G200e(ServerEngines)」と表示されていれば、専用ドライバがインストールされてい

ます。なお、本画面にてドライバのバージョンを確認することができます。

専用ドライバがインストールされていない場合、以下の手順でインストールしてください。

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ドライバは「SystemInstaller Ver.0J-xx」にあります。

(32 ビット)\WIN2003\SVGA\Matrox_01 を開き、install.bat をクリックして実行します。

(x64) \WIN2003_X64\SVGA\Matrox_01 を開き、install.bat をクリックして実行します。

以上でドライバのインストールは終了です。

Windows Server 2003 または、Windows Server 2003 R2 を再起動し、ドライバを有効にしてく

ださい。

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65

ディスプレイ設定のリフレッシュレートの設定方法

ここではディスプレイ設定のリフレッシュレートの設定方法を説明します。

ディスプレイ設定のリフレッシュレートは 60Hz を推奨します。以下の手順でリモートコンソ

ール機能が HA8000 サーバに内蔵されたモデルまたは SVP ボード(CM7951)を搭載した

HA8000 サーバにて設定してください。

SVPボード(CM7951)を搭載したHA8000サーバにてリモートコンソールを行う場

合、ディスプレイ設定のリフレッシュレートを必ず 60Hz に設定してください。

□HA8000 サーバ側の OS が Windows Server 2008 の場合

画面上でマウスの右ボタンをクリックし、「個人設定」を選択します。「個人設定」の「画

面の設定」をクリックすると以下の画面が表示されます。

「画面の設定」の「詳細設定」をクリックします。

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66

表示された画面の「モニタ」タブをクリックします。

画面のリフレッシュレートから「60 ヘルツ」を選択し [OK]ボタンをクリックします。

設定変更を確認するメッセージが表示された場合は[はい]をクリックしてください。

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色数は 16 ビットに設定することを推奨します。以下の手順で設定してください。

「画面の設定」の「色」を「中(16 ビット)」に設定し、[OK]ボタンをクリックします。

確認のダイアログが表示された場合は、「はい」をクリックしてください。

以上で、Windows Server 2008 のディスプレイ設定は終了です。

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□HA8000 サーバ側の OS が Windows Server 2003、Windows Server 2003 R2 の場合

画面上でマウスの右ボタンをクリックし、「プロパティ」を選択します。「画面のプロパ

ティ」の「設定」タブをクリックし、[詳細設定]をクリックします。

表示された画面の「モニタ」タブをクリックします。

画面のリフレッシュレートから「60 ヘルツ」を選択し、[適用]ボタンをクリックします。

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以下のメッセージが表示されるので[はい]をクリックします。

設定が「60 ヘルツ」になったことを確認できたら[OK]をクリックしプロパティを閉じて

ください。

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色数は 16 ビットに設定することを推奨します。以下の手順で設定してください。

画面のプロパティの「設定」タブをクリックし、「色」を「中(16 ビット)」に設定して[OK]

ボタンをクリックします。

確認のダイアログが表示された場合は、「はい」をクリックしてください。

以上で Windows Server 2003、Windows Server 2003 R2 のディスプレイ設定は終了です。

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Linux のディスプレイ設定方法

HA8000 サーバ側の OS が Linux の場合、ビデオカードタイプと解像度を設定する必要があり

ます。以下に Red Hat Enterprise Linux 5 での設定方法を示します。

□リモートコンソール機能が HA8000 サーバに内蔵されているモデルの場合

エディタで/etc/X11/xorg.conf を開き、以下の設定を行ってください。

(1)/etc/X11/xorg.conf の「Section “Device”」―「Driver」が「mga」であることを確認

する。「mga」以外の場合は、「mga」に変更してください。

「Section “Device”」の設定例:

Section "Device"

Identifier "Videocard0"

Driver "mga"

EndSection

(2)/etc/X11/xorg.conf の「Section “Screen”」-「SubSection “Display”」-「Modes」

の先頭を「”1024x768”」とする。「Modes」行が無い場合、新たに作成してください。「Section

“Screen”」-「DefaultDepth」および「Section “Screen”」-「SubSection “Display”」-「Depth」

は「16」に設定することを推奨します。

「Section “Screen”」の設定例:

Section "Screen"

Identifier "Screen0"

Device "Videocard0"

DefaultDepth 16

SubSection "Display"

Viewport 0 0

Depth 16

Modes "1024x768"

EndSubSection

EndSection

以上で Linux のディスプレイ設定は終了です。

解像度の設定を反映させるため、X サーバを再スタートさせてください。

GUI の「システム→管理→ディスプレイ」および「システム→設定→解像度の設定」によ

り設定を行うと解像度、色数の設定が正常に反映されない場合や解像度変更後に画面が

乱れる場合があります。解像度、色数の設定は/etc/X11/xorg.conf より行ってください。

Linux の表示ドライバによってはリモートコンソールが正しく表示されない場合があり

ます。

□SVP ボード(CM7951)が搭載された HA8000 サーバの場合

GUI の「システム→管理→ディスプレイ」および「システム→設定→解像度の設定」よ

り設定を行ってください。

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4.4 リモート FD 使用方法

リモート FD 機能とは、コンソール端末に搭載または接続されている FD ドライブとHA8000 サーバを接続し参照する機能および HA8000 サーバからコンソール端末のFD イメージを参照する機能です。ここではリモート FD の使用方法を説明します。 1 台の HA8000 サーバからは、1 台の FD ドライブまたは 1 つの FD イメージしか しか接続することができません。 リモート FD およびリモート CD/DVD は、サーバから USB デバイスとして認

識されます。HA8000 サーバでは、1 つの USB デバイス内にリモート FD とリ モート CD/DVD の両方が搭載されています。リモート FD とリモート CD/DVD

のいずれかの使用を開始するとサーバに USB デバイスが取り付けられ、両者の使用を終了するとサーバから USB デバイスが取り外されます。

リモート FD を使用して FD メディア、FD イメージファイルをフォーマット

することはできません。フォーマットにはコンソール端末の FD ドライブをご使用ください。

リモート FD を使用し、HA8000 サーバを起動する場合、BIOS セットアップ

メニューより Boot デバイスの順番を先頭に設定してください。 リモートコンソール機能が内臓されたHA8000サーバではリモートFDドライ

バのインストールは必要ありません。 ただし、SVP ボード(CM7951)を搭載した HA8000 サーバでリモート FD を使

用する場合にはリモート FD のドライバをインストールする必要があります。 詳細は p.85「Windows ドライバのインストールについて」を参照してください。

リモート FD 機能で、コンソール端末に搭載または接続されている FD ドライブを使用する場合と、コンソール端末の FD イメージを使用する場合の使用方法を説明します。

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Windows のリモート FD 使用方法 「[Alt]+[G]」キーを押しツールバーを表示させ[FD 操作]ボタンをクリックします。 [FD 操作]のプルダウンメニューが表示されますので、[FD 選択]を選択します。

HA8000 サーバの デスクトップ画面

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ドライブ/イメージ選択画面が表示されますので、「FD ドライブ」を選択し、コンソール端末で使用している FD ドライブ選択して「OK」ボタンをクリックしてください。 コンソール端末に搭載または接続されている FD ドライブがリモート FD としてHA8000 サーバに接続されます。メディアをドライブに挿入して使用してください。 SVP ボード(CM7951)を搭載した HA8000 サーバにてリモート FD を使用する場

合、使用方法が異なります。詳細は p.83「SVP ボード(CM7951)を搭載したHA8000 サーバにてリモート FD を使用する場合」を参照してください。

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Windows のリモート FD 使用方法 リモート FD 機能でコンソール端末の FD イメージを使用する場合の使用方法は以下の通りになります。

FD のイメージ化 リモート FD 機能を利用する為には、事前に FD の内容をイメージ化する必要があります。FD の内容をイメージ化する方法は以下の通りです。 コンソール端末側のデスクトップで「FDDUMP」のアイコンをダブルクリックします。「FDDUMP」はリモートコンソールアプリケーションのインストール時に同時にインストールを行っています。 アイコンをクリックすると以下の画面が表示されます。イメージ化したい FD をコンソール端末に挿入し、FD を挿入したドライブを選択します。

コンソール端末の デスクトップ画面

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アイコンをクリックすると以下の画面が表示されます。イメージしたい FD をコンソール端末に挿入し、FD を挿入したドライブを選択します。 次に[Browse]をクリックします。以下の画面が表示されるのでイメージ化されたファイルを保存する場所を選択し、ファイル名を入力します。ファイル名を入力した後、[保存]をクリックします。

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保存する場所を決めたら[Start]をクリックします。[Start]をクリックすると FD のイメージ化が開始されます。 [Start]ボタンをクリックすると、以下の画面のように FD のイメージ化の進行状況が表示されます。進行状況が 後まで表示されると FD のイメージ化は終了です。指定した保存先にイメージファイルが作成されています。

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FD のイメージ化が終了した後は、[Exit]をクリックし FDDUMP を終了してください。

FD のイメージファイルについての注意事項

以下の点に注意して、FD イメージファイルを使用してください。 (1) OS インストールメディア等、ライセンス契約があるメディアのイメージファイルは、 メディアのライセンス契約に準じます。ライセンス契約に違反しないよう注意して使用

してください。 (2)FDDUMP で作成したイメージファイルは、リモートコンソールアプリケーションのリモー

ト FD 機能でのみ使用することが可能です。他の目的で使用し問題が発生した場合、弊社は一切の責任および賠償責任を負いません。

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FD イメージを使用する場合のリモートコンソールアプリケーションの操作方法は以下の通りです。

「[Alt]+[G]」キーを押しツールバーを表示させ[FD 操作]ボタンをクリックします。 [FD 操作]のプルダウンメニューが表示されますので、[FD 選択]を選択します。

HA8000 サーバの デスクトップ画面

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ドライブ/イメージ選択画面が表示されますので、「イメージファイル」を選択し、 「参照」をクリックしてください。 イメージ化した、ファイルを選択し「開く」をクリックしてください。 イメージファイルは「FDDUMP」で作成したファイルを使用してください。 他のプログラムで作成したイメージファイルを選択した場合、正しく動作 しない可能性があります。

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選択したイメージファイルの保存場所が表示されたら、「OK」をクリックします。 コンソール端末の FD イメージがリモート FD として HA8000 サーバに接続されます。

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SVP ボード(CM7951)を搭載した HA8000 サーバでリモート FD を使

用する場合

SVPボード(CM7951)を搭載したHA8000サーバでリモートFD機能を利用する為には、

事前に FD の内容をイメージ化する必要があります。コンソール端末に搭載または接

続されている FD ドライブに挿入した FD をリモートすることはできません。

Windows のリモート FD 使用方法

「[Alt]+[G]」キーを押しツールバーを表示させ[FD 操作]ボタンをクリックします。

[FD 操作]のプルダウンメニューが表示されますので、[FD 開始]を選択します。

リモートFD機能を初めて使用する場合、ツールバーの[FD開始]をクリックすると

「SVPFD.inf」のインストールが始まります。詳しくは「Windowsのドライバイン

ストールについて」を参照してください。

リモートFD機能を利用する為には事前にFDの内容をイメージ化する必要がありま

す。「FDのイメージ化」を参照してください。

HA8000からFDイメージへの書き込みは出来ません。

HA8000 の

デスクトップ画面

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次に[FD 操作]プルダウンメニューの[img 選択]ボタンをクリックし、イメージ化した

ファイルを選択し[開く]ボタンをクリックすると、FD の内容をイメージ化したもの

が HA8000 へ送られます。

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Windows のドライバインストールについて

HA8000 で Windows OS を起動している場合、リモート FD 機能の初回起動後、リモート FD は新

しいデバイスとして認識され、リモート FD のドライバがインストールされます。インストール

されるドライバは「SVPFD.inf」という名前のファイルでシステムにより FD メディアとして提供

されます。

ドライバは「リモートコンソールアプリケーション CD」からインストールします。HA8000 に

搭載されている CD ドライブを使用して頂くか、リモート CD/DVD 機能(「4.4 章 リモート

CD/DVD の使用方法」をご参照ください)を使用してください。 「SVPFD.inf」のインストール

HA8000 で Windows を起動している場合、リモート FD 機能の初回使用時のみ「SVPFD.inf」の

インストールが開始されます。「SVPFD.inf」は以下のようにインストールします。

「[Alt]+[G]」キーを押しツールバーを表示させ[FD 開始]のボタンをクリックすると以下の画

面が表示されるので[次へ]をクリックします。

【 Windows Server 2003、Windows Server 2003 R2 の場合】

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以下の画面が表示されるので「一覧または特定の場所からインストールする」にチェックを入

れます。製品に添付のリモートコンソールアプリケーション CD を挿入し、[次へ]をクリック

してください。

以下の画面が表示されるので「次の場所を含める」にチェックを入れ、[参照]をクリックして

ください。

フォルダの参照が表示されるので CD ドライブを選択し、「inf」フォルダの中の「WIN2003」

を選択し[OK]をクリックします。(HA8000 で Windows Server 2003 x64Edition、Windows Server

2003 R2 x64 をご使用の場合は「WIN2003x64」を選択してください。)

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以下の画面が表示されたら[次へ]をクリックしてください。「SVPFD.inf」のインストールが開

始されます。ドライブ名は使用しているシステムの構成により異なります。リモートコンソー

ルアプリケーション CD をセットしたドライブ名が表示されます。

インストール中に、以下の画面が表示された場合は[続行]をクリックし、インストールを続け

てください。

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しばらくするとインストールが完了するので[完了]をクリックしてください。

以上で「SVPFD.inf」のインストールは完了です。

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【Windows2008 の場合】 「ドライバ ソフトウェアを検索してインストールします(推奨)(L)」を選択します。

「オンラインで検索しません(D)」を選択します。

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以下の画面が表示されるので製品に添付のリモートコンソールアプリケーション CD を挿入

してください。

CD を挿入するとドライバをインストールするか確認のメッセージが表示されるので「インス

トール」を選択し、ドライバをインストールします。

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しばらくするとインストールが完了するので[閉じる]をクリックしてください

以上で「SVPFD.inf」のインストールは完了です。

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Linux のリモート FD 使用方法

Linux では、リモート FD の使用にあたり2つの SVP(リモートコンソール機能が内蔵された

HA8000 サーバおよび SVP ボード(CM7951)が搭載された HA8000 サーバ)に関して専用のドラ

イバは必要ありません。

「[Alt]+[G]」キーを押しツールバーを表示させ[FD 開始]をクリックします。[img 選択]をク

リックし使用する FD イメージを選択してください。この結果、Linux の画面に FD のアイコン

が現れます。

FD のアイコンをクリックし、[Floppy Disks]―[Hitachi SVPMASS]を選択してください。この結果、

マウントされたファイルが参照できます。

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4.5 リモート CD/DVD 使用方法

リモート CD/DVD 機能とは、コンソール端末に搭載または接続されている CD/DVDドライブと HA8000 サーバを接続し参照する機能、または HA8000 サーバからコンソール端末の CD/DVD イメージを参照する機能です。ここではリモート CD/DVD の使用方法を説明します。

1 台の HA8000 サーバからは、1 台の CD/DVD ドライブまたは 1 つのCD/DVD イメージしか接続することができません。

リモート FD およびリモート CD/DVD は、サーバから USB デバイスとして認 識されます。HA8000 サーバでは、1 つの USB デバイス内にリモート FD とリ モート CD/DVD の両方が搭載されています。リモート FD とリモート CD/DVDのいずれかの使用を開始するとサーバに USB デバイスが取り付けられ、両者の使用を終了するとサーバから USB デバイスが取り外されます。 リモート CD/DVD をご使用になる際は、レジストリの設定が必要になります。レジストリの設定後は、コンソール端末の再起動が必要です。 レジストリ設定の方法については、「2.2 章 動作環境・制限事項」の「リモート CD/DVD 使用時のコンソール端末側の設定について」をご参照ください。 SVP ボード(CM7951)を搭載した HA8000 サーバのリモート CD/DVD 機能ではリモートでの OS インストールは未サポートです。

SVP ボード(CM7951)を搭載した HA8000 サーバのリモート CD/DVD 機能

では CD/DVD イメージを使用したリモート CD/DVD 機能は未サポートで

す。 リモート CD/DVD でのインストール時などにメディアの交換を要求された場

合、CD/DVD ドライブのアクセスランプなどで交換したメディアを読み込んだこと(Readyになったこと)を確認してからEnterキーなどを押してください。

リモート CD/DVD 機能に、コンソール端末に搭載または接続されている CD/DVD ドライブを使用する場合と、コンソール端末の CD/DVD イメージを使用する場合の使用方法を説明します。

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コンソール端末の CD/DVD ドライブを使用する場合 リモート CD/DVD 機能でコンソール端末に搭載または接続されている CD/DVD ドライブを使用する場合の使用方法は以下の通りです。 「[Alt]+[G]」キーを押しツールバーを表示させ[CD/DVD 操作]ボタンをクリックします。 [CD/DVD 操作]のプルダウンメニューが表示されますので、[CD/DVD 選択]を選択します。

HA8000 サーバの デスクトップ画面

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ドライブ/イメージ選択画面が表示されますので、「CD/DVD ドライブ」を選択し、コンソール端末で使用している CD/DVD ドライブを選択して[OK]ボタンをクリックしてください。 コンソール端末に搭載または接続されている CD/DVD ドライブがリモート CD/DVDとして HA8000 サーバに接続されます。メディアをドライブに挿入して使用してください。

HA8000 サーバの デスクトップ画面

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CD/DVD イメージを使用する場合 リモート CD/DVD 機能でコンソール端末の CD/DVD イメージを使用する場合の使用方法は以下の通りです。

SVP ボードを搭載した HA8000 サーバでのリモート CD/DVD 機能では

CD/DVD イメージを使用したリモート CD/DVD 機能をサポートしており

ません。

CD/DVD のイメージ化 リモート CD/DVD 機能でコンソール端末の CD/DVD イメージを使用する為には、事前に CD/DVD の内容をイメージ化する必要があります。 CD/DVD の内容をイメージ化する方法は以下の通りです。 コンソール端末側のデスクトップで「MakeCDImg」のアイコンをダブルクリックします。「MakeCDImg」はリモートコンソールアプリケーションのインストール時に同時にインストールを行っています。

コンソール端末の デスクトップ

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アイコンをクリックすると以下の画面が表示されます。イメージ化したい CD/DVDをコンソール端末に挿入し、CD/DVD を挿入したドライブを選択します。 次に[参照]をクリックします。以下の画面が表示されるのでイメージ化されたファイルを保存する場所を選択し、ファイル名を入力します。ファイル名を入力した後、[保存]をクリックします。

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保存する場所を決めたら[開始]をクリックします。[開始]をクリックするとメディアチェックを行った後に、CD/DVD のイメージ化が開始されます。 [開始]をクリックすると、以下の画面のように CD/DVD のイメージ化の進行状況が表示されます。 以下のメッセージが表示されると CD/DVD のイメージ化は終了です。メッセージの[OK]をクリックしてください。指定した保存先にイメージファイルが作成されています。

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CD/DVD イメージ化が終了した後は、[終了]をクリックし MakeCDImg.exe を終了してください。

イメージ化に使用する CD/DVD メディアについての注意事項 イメージファイル作成に使用する CD/DVD メディアは以下の条件を満たす必要があります。 ・ISO9660 ファイルシステムでフォーマットしたメディアであること ・マルチセッションのメディアでないこと 上記の条件を満たしている場合でも、メディアに特殊なプロテクトがかかっている場合やメディアと CD/DVD ドライブの相性が悪い場合などはイメージファイルを作成することは出来ません。 特に、「ディスクアットワンス」方式以外の書込み方法で作成した CD/DVD は、イメージファイルの作成に失敗する場合があります。 イメージファイルが作成出来ない場合は、「コンソール端末の CD/DVD ドライブを使用」する方法でリモート CD/DVD 機能を使用してください。

CD/DVD イメージファイルについての注意事項 以下の点に注意して、CD/DVD イメージファイルを使用してください。 (1) OS インストールメディア等、ライセンス契約があるメディアのイメージファイルは、メディアのライセンス契約に準じます。ライセンス契約に違反しないよう注意して使用してください。 (2) MakeCDImg で作成したイメージファイルは、リモートコンソールアプリケーションのリモート CD/DVD 機能でのみ使用することが可能です。他の目的で使用し問題が発生した場合、弊社は一切の責務および賠償責任を負いません。

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CD/DVD イメージを使用する場合のリモートコンソールアプリケーションの操作方法は以下の通りです。 「[Alt]+[G]」キーを押しツールバーを表示させ[CD/DVD 操作]ボタンをクリックします。 [CD/DVD 操作]のプルダウンメニューが表示されますので、[CD/DVD 接続]を選択します。

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ドライブ/イメージ選択画面が表示されますので、「イメージドライブ」を選択し、[参照]をクリックしてください。 イメージ化したファイルを選択し[開く]をクリックしてください。

イメージファイルは「MakeCDImg」で作成したファイルを使用してください。 他のプログラムで作成した iso イメージファイルを選択した場合、正しく動作しない可能性があります。

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選択したイメージファイルの保存場所が表示されたら、[OK]をクリックします。 コンソール端末の CD/DVD イメージがリモート CD/DVD として HA8000 サーバに接続されます。

HA8000 サーバの

デスクトップ画面

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4.6 HA8000 サーバ識別ランプ操作方法

リモートコンソールを接続している HA8000 サーバの識別ランプ(SERVICE ランプスイッチ)を点灯することができます。

HA8000 サーバ識別ランプの操作方法 「[Alt]+[G]」キーを押しツールバーを表示させます。

HA8000 サーバ識別ランプの状態表示 HA8000 サーバ識別ランプ(SERVICE ランプスイッチ)の現在の状態を表示します。ツールバーの表示と、HA8000 サーバ識別ランプの状態は次の通りです。

ツールバー表示 HA8000 サーバ識別ランプの状態

HA8000 サーバ識別ランプは点灯しています。

HA8000 サーバ識別ランプは消灯しています。

HA8000 サーバの デスクトップ画面

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HA8000 サーバ識別ランプの操作 ツールバーを表示させ[LED 点灯/消灯]ボタンをクリックします。 [LED 点灯/消灯]のプルダウンメニューが表示されますので、操作を選択しクリックします。 操作方法は以下の通りです。

操作 HA8000 サーバ識別ランプの動作

点灯

HA8000 サーバ識別ランプを点灯します。

消灯

HA8000 サーバ識別ランプを消灯します。

状態ランプ(SERVICE ランプスイッチ)は、リモートコンソールアプリケーション以外からも操作を行います。そのため、操作のタイミングによっては設定が反映されないこともあります。 SVP ボード(CM7951)を搭載した HA8000 サーバでのリモートコンソールで本機能は未対応です。

識別ランプ(SERVICE ランプスイッチ)を点灯、消灯すると HA8000 サーバの

SERVICE ランプスイッチを操作した場合と同様に SERVICE ランプスイッチの表示モードが切り替わります。

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4.7 ビデオデータ圧縮使用方法

HA8000 サーバ画面のビデオデータを圧縮してコンソール端末に送信することで、リモートコンソール使用時のネットワーク負荷を軽減することができます。 ここではビデオデータ圧縮の使用方法を説明します。

ビデオデータ圧縮の使用方法 「[Alt]+[G]」キーを押しツールバーを表示させ[ビデオ圧縮]をクリックします。 [ビデオ圧縮]のプルダウンメニューが表示されます。ビデオデータ圧縮を使用する場合は「圧縮する」を、使用しない場合は「圧縮しない」をクリックします。 デフォルトの設定値は「圧縮する」になっています。 SVP ボード(CM7951)を搭載した HA8000 サーバでのリモートコンソールで本機能は未対応です。SVP ボード(CM7951)を搭載した HA8000 のリモートコンソールではフルカラー、減色、グレースケールの表示モードを選ぶことができます。

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4.8 HA8000 サーバ情報表示方法

リモートコンソールで接続している HA8000 サーバの装置情報と、リモートコンソールでサポートしている機能の情報を表示することができます。

HA8000 サーバ情報の表示方法 「[Alt]+[G]」キーを押しツールバーを表示させ[サーバ情報]ボタンをクリックします。 [サーバ情報]ボタンをクリックすると、HA8000 サーバ情報ダイアログを表示し、HA8000 サーバ情報の収集を行います。HA8000 サーバ情報の収集は時間がかかる場合があります。HA8000 サーバ情報の表示をキャンセルする場合は、[キャンセル]ボタンをクリックしてください。

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HA8000 サーバ情報の収集が終わると、HA8000 サーバの装置情報、リモートコンソールの機能情報が表示されます。

リモートコンソールのファームウェア(KVM F/W)が本機能に対応していない場合、HA8000 サーバ情報の一部(装置情報の Product Name、Product Version、BIOS F/W Ver.、BMC F/W Ver.、KVM F/W Ver.)は表示されません。 SVP ボード(CM7951)を搭載した HA8000 サーバでのリモートコンソールで本機能は一部表示されない項目があります。 サーバブレード情報と表示されますが問題ありません。

HA8000 サーバ情報ダイアログは、リモートコンソールのサポート機能も表示されます。それぞれの機能について、サポートされている場合は「○」、未サポートの場合「×」が表示されます。

項目 機能

マウスホイール マウスのホイール機能を使用することができます。

マウス中央ボタン マウスの中央ボタン機能を使用することができます。

キーボードデータ変換 キーボードデータを変換してサーバへ送信します。

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4.9 マウスモードの設定方法

リモートコンソールは以下の2つのマウスモードをサポートします。

モード 機能

ABSOLUTE モード コンソール端末の OS が表示するマウスカーソルを用いてマウス操作を行うモードです。

RELATIVE モード HA8000 サーバ画面のマウスカーソルを用いてマウス操作を行うモードです。

マウスを正常に動作させるには、HA8000 サーバ OS の種類に応じたマウスモードを設定する必要があります。 HA8000 サーバ OS が Windows の場合、ABSOLUTE モードに設定してください。 HA8000 サーバ OS が Linux の場合、RELATIVE モードに設定してください。

マウスモードの設定方法

マウスモードの設定は HA8000 サーバの Web コンソールより行います。 詳細は「ユーザーズガイド」の「リモートマネジメント機能」を参照してください。 マウスモードを変更する場合は、リモートコンソールを終了した状態で 変更してください。リモートコンソールを起動した状態で設定の変更を 行うとマウスの動作が不安定になる場合があります。 SVP ボード(CM7951)を搭載した HA8000 サーバでのリモートコンソールでは マウスモードの設定は必要ありません。 RAID ボード等の Web BIOS 画面でマウス操作を行う場合は RELATIVE モードに設定することで

操作が可能ですが、動作が遅いためキーボードでの操作を推奨します。

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4.10 画面表示範囲の変更方法

HA8000 側画面の解像度を 1024×768 以上に選択した場合は、コンソール端末側では画面の中の 1024×768 分だけ表示されます。画面右および画面下にスクロールバーが表示されスクロールバーの操作により HA8000 サーバ側画面の表示範囲を変更することができます。

マウスモードが「RELATIVE」の場合、スクロールバーの操作は[Alt]+[F]キーを入力し、コンソール端末のマウスカーソルを表示させることにより可能になります。 HA8000 サーバ画面のキーボード、マウス操作っを行うにはもう一度[Alt]+[F]キーを入力し、コンソール端末のマウスカーソルを非表示にします。

SVP ボードを(CM7951)搭載した HA8000 サーバでリモートコンソールを使用する場合、サ

ポートする 大の解像度は 1024×768 までとなります。1024×768 を超える解像度を

HA8000 サーバに設定した場合、リモートコンソールの画面には表示することはできませ

ん。

コンソール端末には1024x768分だけ表示されます。

画面は画面右および画面下のスクロールバーの操作によりスクロー

ルします。

HA8000サーバ側 コンソール端末側

1024x768

1600x1200

表示範囲

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詳細設定方法 この章では、リモートコンソールアプリケーションの設定を変更する方法について説明します。

5.1 設定ユーティリティ起動方法

リモートコンソールアプリケーションの設定を変更することが可能です。設定変更出来る機能は以下の通りです。 ・接続先サーバ情報(ニックネーム、IP アドレス)をコンソール画面に表示する機能 ・表示するサーバ情報の文字(サイズ、色、位置、表示時間)の設定 ・サーバ接続直後のキーボード、マウス操作を可能にする機能 ・マルチセッションできるサーバ数を制限する機能 ・キーボード、マウス操作が一定時間以上なかった時、自動的にログアウトする機能

設定ユーティリティ起動方法 リモートコンソールアプリケーションの設定は、設定ユーティリティで変更できます。 [スタート]―[すべてのプログラム]―[リモートコンソール]から、「設定ユーティリティ」を起動してください。 「設定ユーティリティ」を起動すると下記画面が表示されます。

コンソール端末の デスクトップ画面

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各項目を設定して、[OK]ボタンまたは[適用]ボタンをクリックすると設定が有効になります。設定変更を反映させたくない場合は[キャンセル]ボタンをクリックして、設定ユーティリティを終了させてください。 [初期値に戻す]ボタンをクリックすると、確認メッセージが表示されます。確認メッセージの[OK]ボタンをクリックし、[適用]または[OK]ボタンをクリックするとすべての設定値が初期値に戻ります。各項目の初期設定については「5.6 章 初期値一覧」をご参照ください。

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5.2 サーバ情報表示

接続先のサーバ情報(ニックネーム、IP アドレス)をコンソール画面に表示させる機能につ

いて詳細に設定できます。

「設定ユーティリティ」を起動し、「接続情報」タブをクリックしてください。

それぞれの設定項目について説明します。

サーバ情報のコンソール画面表示

コンソール画面に、接続先サーバ情報(ニックネーム、IP アドレス)を表示するかどうかを

設定します。

設定 機能

チェックあり サーバ情報をコンソール画面に表示します。

チェックなし サーバ情報をコンソール画面に表示しません。

「チェックあり」の場合、以下の設定が可能になります。

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サーバ情報

コンソール画面に表示するサーバ情報を設定します。以下の 3 つより選択してください。

設定 機能

[IP アドレス]

コンソール画面に IP アドレスのみ表示します。

ニックネームを入力しても画面に表示されません。

[ニックネーム]

コンソール画面にニックネームのみ表示します。

IP アドレスは表示されません。

[ニックネーム/IP アドレス]

コンソール画面にニックネームと IP アドレスの両方

を表示します。

時間

コンソール画面に、サーバ情報を表示する時間を設定します。

設定 機能

[設定した時間のみ表示]

サーバに接続してから設定した時間だけ、サーバ情報を

コンソール画面に表示します。

表示時間 表示時間は 1~300 秒まで設定できます。

[常に表示する]

サーバ情報をコンソール画面に常に表示します。

設定時間を経過してもサーバ情報は消えません。

文字

コンソール画面に表示するサーバ情報の文字の色、大きさを設定します。

設定 機能

色 コンソール画面に表示する文字の色を設定します。

ボタン

文字の色を変更したい場合はダイアログより選択して

ください。

[大]

[中]

サイズ

[小]

コンソール画面に表示する文字の大きさを設定します。

[大]、[中]、[小]の 3 つより選択してください。

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位置

コンソール画面に表示する文字の位置を設定します。

設定 機能

[左上] コンソール画面の左上にサーバ接続情報の文字を表示

します。

[右上] コンソール画面の右上にサーバ接続情報の文字を表示

します。

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5.3 ツールバー

サーバに接続した直後のキーボード、マウス操作について設定します。

「設定ユーティリティ」を起動し、「ツールバー」タブをクリックしてください。

サーバに接続した時に、ツールバーを表示させるかどうかを設定します。

ツールバーが表示されている間は、キーボード、マウス操作ができません。

設定 機能

チェックなし

サーバに接続後、ツールバーを表示しません。

接続直後からキーボード、マウス操作が可能となります。

チェックあり

サーバに接続後、ツールバーを表示します。

接続直後はキーボード、マウス操作ができません。

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5.4 セッション数制限

マルチセッション可能なサーバの数を制限します。

「設定ユーティリティ」を起動し、「マルチセッション」タブをクリックしてください。

接続可能なサーバ数は「1~99」となっています。

なお、数多くのサーバに接続した場合、画面表示の乱れやリモート操作が遅くなる可能性が

ありますので、「10」以下の設定を推奨します。

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5.5 ログアウト時間

接続したサーバでキーボード、マウスの操作が一定時間以上なかった場合、自動的にログア

ウトする機能について設定します。

「設定ユーティリティ」を起動し、「自動ログアウト」タブをクリックしてください。

設定 機能

チェックあり

キーボード、マウス操作が設定した時間以上なかっ

た場合

自動的にログアウトします。

自動ログアウト

するまでの時間

1~300 分までの設定が可能です。

チェックなし

キーボード、マウス操作がない場合でも、自動的に

ログアウトしません。

リモート FD、リモート CD/DVD を使用している場合は、設定時間以上キーボード、マウス操作がなくても自動ログアウトしません。

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5.6 初期値一覧

「設定ユーティリティ」の初期設定は以下の通りです。

「接続情報」タブ

番 設定項目 初期値

1

サーバ情報を

コンソール画面に

表示

サーバ情報をコンソール

画面に

表示する

チェックあり

2

サーバ情報

ニックネーム/IP アドレ

設定時間のみ表示 チェックあり 3

時間

表示時間 10 秒

色 黄緑

■ 4

文字

サイズ 中

5

位置

右上

「ツールバー」タブ

番 設定項目 初期値

1

サーバに接続後、ツールバーを表示する。

チェックなし

「マルチセッション」タブ

番 設定項目 初期値

1

接続可能なサーバ数

10

「自動ログアウト」タブ

番 設定項目 初期値

キーボード、マウス操作が一定時間以上ないとき、

自動的にログアウトする

チェックあり

1

自動ログアウトするまでの時間 15 分

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6

ご注意 この章では、リモートコンソールをご使用いただく際に注意していただきたいことを説明します。

6.1 キーボード入力制限に関して

リモートコンソールは、コンソール端末からのキーボード入力をそのまま HA8000サーバへ伝送する機能があります。但し、いくつかのキーに対して制限事項があります。リモートコンソールを運用するにあたり、制限キーを使用する場合はご注意下さい。下図に 109 キーボードに対する制限キーを示します。

・・・HA8000 サーバ側に作用せず、コンソール端末側に作用するキー

・・・HA8000 サーバ側で、本来のキーとして作用しないキー

・・・使用禁止キー

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各制限キーの制限事項内容、および代替入力方法について下記に記します。

制限キー 制限事項 代替入力方法・対策

[Caps Lock]キー

コンソール端末から[Caps Lock]キ

ー単独での使用はできません。

[Shift]キー+[Caps Lock]キーの時

のみ有効に動作します。

IME ツールバーを直接マウスにて変

更して代行して下さい。

左[Alt]キー

右[Alt]キー

コンソール端末から左右どちらか

の[Alt]キーを使用すると、コンソー

ル端末側にのみ[Alt]キーの動作影

響を与えます。HA8000 サーバ側へ

[Alt]キー動作は伝わりません。

両[Alt]キーはリモートコンソール

のショートカットキーとして使用

します。

「[Alt]+[G]」キーを押しツールバ

ーを表示させ「右 Alt」、「左 Alt」

ボタンをクリックしてください。

または「右 Alt」([Alt]+[M]キー)、

「左 Alt」([Alt]+[Z]キー)のショ

ートカットキーを押してください。

左[Windows]キー

右[Windows]キー

両キーとも使用できません。

コンソール端末から左右[Windows]

キーどちらかを使用すると、コンソ

ール端末の Windows スタートメニ

ューが開きます。

「[Alt]+[G]」キーを押しツールバ

ーを表示させ「右 Win」、「左 Win」

ボタンをクリックしてください。

または「右 Win」([Alt]+[N]キー)、

「左 Win」([Alt]+[X]キー)のシ

ョートカットキーを押してくださ

い。

[App.]キー

コンソール端末から使用すると

HA8000 サーバ側に動作が伝わりま

せん。

マウスの右ボタンをクリックして

ください。

[PrintScreen]キーを押した場合は、コンソール端末側と HA8000 サーバ側でそれぞれの画面が同時にキャプチャされます。

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6.2 ショートカットキー

コンソール端末の利便性を上げる為、以下のショートカットキーを設けています。 ショートカットキーは全て[Alt]キーとの組み合わせになります。

キー入力 内 容

[Alt]キー+[Z]キー

左[Alt]キーが押された状態になります。もう一度選択すると離した状態

になります。

[Alt]キー+[M]キー

右[Alt]キーが押された状態になります。もう一度選択すると離した状態

になります。

[Alt]キー+[X]キー

左[Windows]キーが押された状態になります。もう一度選択すると離した

状態になります。

[Alt]キー+[N]キー

右[Windows]キーが押された状態になります。もう一度選択すると離した

状態になります。

[Alt]キー+[L]キー

左[Ctrl]+左[Alt]+[Del]キーが1回押された状態にします。

[Alt]キー+[T]キー

リモート FD を実行します。

[Alt]キー+[C]キー

リモート FD を切断します。

[Alt]キー+[U]キー

リモート CD を接続します。リモート CD のドライブ/イメージ選択画面

を表示します。

[Alt]キー+[B]キー

リモート CD を切断します。

[Alt]キー+[S]キー

HA8000 サーバ識別ランプの点灯/消灯の切替を行います。

HA8000 サーバ識別ランプが点滅中は操作できません。

[Alt]キー+[D]キー

ログイン画面を表示します。もう一度選択するとキャンセルされます。

[Alt]キー+[G]キー

ツールバーの表示/非表示の切替を行います。

ツールバーを表示している時は、キーボード、マウス操作はできません。

[Alt]キー+[E]キー

リモートコンソールアプリケーションを終了します。

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6.3 メッセージについて

リモートコンソールの状態と、各状態でのリモートコンソールの処理は以下の通りです。

項番 状態 リモートコンソールの処理

1 画像信号なし

黒い画面に「画像信号がきていません。」というメッセージ

を表示します。画像信号が回復した時、メッセージは自動で

消えます。

2 ネットワーク切断

現状の画面を表示したまま「サーバとの通信が切断されまし

た。」というメッセージを表示します。 [OK]ボタンを押下

するとアプリケーションを終了します。

3 ユーザ ID 不正

または

パスワード 不正

「ユーザ ID またはパスワードが違います。」というメッセ

ージを表示します。[OK]ボタンを押下するとログイン画面

を表示します。

4 コンソール端末不正

(許可されていないコンソ

ール端末での接続)

「設定されたクライアントではありません。」というメッセ

ージを表示します。[OK]ボタンを押下するとログイン画面

を表示します。

5 二重接続

(同一 HA8000 サーバへ

の二重接続)

「既にリモートコンソールが実行中のサーバです。」という

メッセージを表示します。[OK]ボタンを押下するとログイ

ン画面を表示します。

6 ネットワーク接続不正

または

IP アドレス、ポート番号

不正

「サーバに接続できません。IP アドレス、ポート番号を確認

してください。」というメッセージを表示します。[OK]ボ

タンを押下するとログイン画面を表示します。

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Q&A この章では、簡単なトラブルが発生した場合の対処方法を説明します。次の対処方法を行っても

不具合が改善されない場合は、お買い求め先にご連絡いただくか保守員をお呼びください。

項番 問題点 対処方法

1 ユーザ登録が行えない。

ユーザ ID、パスワードの設定は 32 文字以下である必

要があります。

2 HA8000 サーバにログインできな

い。

LAN ケーブルの接続を確認してください。

HA8000 サーバに設定されているユーザ ID、パスワー

ドを確認してください。

ネットワークの設定(IP アドレス、サブネットマスク

等)を確認してください。

3 リモートコンソールを使用したと

きのマウス動作、画面描写が遅い。

リモートコンソール使用時のマウス動作、描写速度は

通常のサーバ画面での動作より遅くなります。また、

極端に遅い場合や画面が乱れる場合はリフレッシュ

レートを確認ください。

(「4.3 章 HA8000 サーバディスプレイ設定方法」を

ご参照ください)

4 リモートコンソールから、キーボー

ドまたはマウスの操作が行えない。

ツールバーの両[Alt]キー、両[Windows]キーが押され

た状態になっていないことを確認して下さい。

ネットワーク環境(ファイアウォール等)を確認して

ください。

一度リモートコンソールを終了し、再度リモートコン

ソールを起動して下さい。

5 HA8000 サーバ OS が Windows の場

合にマウスカーソルが表示されな

い。

HA8000 サーバ OS が Windows の場合、マウスモード

を「ABSOLUTE モード」に設定する必要があります。

マウスモードを変更する場合は、一度リモートコンソ

ールを終了してから変更してください。

(「4.9 マウスモードの設定方法」を参照ください。)

6 HA8000 サーバ OS が Linux の場合

にマウス動作がおかしい。

HA8000 サーバ OS が Linux の場合、マウスモードを

「RELATIVE モード」に設定する必要があります。

マウスモードを変更する場合は、一度リモートコンソ

ールを終了してから変更してください。

(「4.9 マウスモードの設定方法」を参照ください。)

7 デバイスマネージャにて、HID マウ

スデバイス、または HID キーボード

デバイスに!記号が表示される。

リモートコンソールを終了し、システムシャットダウ

ンの後、HA8000 サーバの AC ケーブルを抜き、30 秒

ほど待ってから AC ケーブルを差して HA8000 サーバ

を起動してください。

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8 「既にリモートコンソールが実行

中のサーバです。」のメッセージが

出る。

1つの HA8000 サーバに同時に2つ以上のリモート

コンソールを接続できません。

2つ以上のリモートコンソールを接続していない状

態で表示された場合は、一度リモートコンソールを終

了し、1分ほど待ってから再度接続しなおしてくださ

い。

9 「サーバに接続できません」のメッ

セージが出る。

アクセスする HA8000 サーバの IP アドレス、ポート

番号を確認してください。または、ネットワーク環境

を確認してください。

10 コンソール端末から

[Caps Lock]がかけられない。

[Caps Lock]単体の Key 操作は無効となっています。

[Shift]+[Caps Lock]キーの操作は有効となります。

11 リモートコンソールに接続できな

い。

リモートコンソールに接続できない状態になった場

合は、一度リモートコンソールを終了し、再度接続を

試みてください。再接続ができない場合は、「7.1 リ

モートコンソールに接続できない場合の手順」を実行

してください。

コンソール端末からの接続が制限されていないこと

を確認してください。

(「3.4 リモートコンソール設定」を参照してくださ

い。)

12 アプリケーションのバージョンを

確認したい。

「7.2 アプリケーションのバージョン確認方法」の手

順で確認してください。

13 リモートコンソールのファームウ

ェアバージョンを確認したい。

リモートコンソールのファームウェアバージョンの

確認はリモートコンソールのツールバーから[サーバ

情報]ボタンを押して KVM F/W Ver.より確認するこ

とができます。

詳細は「4.8 HA8000 サーバ情報表示方法」を参照く

ださい。

また、HA8000 サーバの Web コンソールからも確認す

ることができます。詳細は「ユーザーズガイド」の「リ

モートマネジメント機能」を参照ください。

14 HA8000 サーバ側画面の一部しか

表示されない。

HA8000 サーバ側画面の表示解像度がコンソール端末

より大きい場合、画面の一部しか表示されません。コ

ンソール端末のマウスカーソルで画面右、画面下のス

クロールバーを操作することにより、画面の表示範囲

を変更できます。

(「4.10 画面表示範囲の変更方法」を参照ください。)

15 スクロールバーの操作ができない。 マウスモードが RELATIVE モードの場合、[Alt]+[F]

キーによりコンソール端末側マウスカーソルが表示

され、スクロールバーの操作が可能になります。

(「4.10 画面表示範囲の変更方法を参照ください。」

16 Red Hat Linux で解像度、色数の切

り替えが正しく行われない。

Red Hat Linux の GUI の「システム→管理→ディスプ

レイ」および「システム→設定→解像度の設定」によ

り設定を行うと、解像度、色数の設定が正常に反映さ

れなかったり、解像度変更後に画面が乱れたりする場

合があります。

Linux での解像度、色数の設定は/etc/X11/xorg.conf

を編集することにより行ってください。

また、表示解像度は 1024×768 を推奨いたします。

(「4.3 サーバディスプレイ設定方法」の「Linux の

ディスプレイ設定方法」を参照ください。)

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17 Red Hat Linux 使用時に HA8000 サ

ーバ画面の更新が行われず、古い画

像が残ったままになる。

/etc/X11/xorg.conf の 「 Section “Screen” 」 -

「 DefaultDepth 」 お よ び 「 Section “Screen” 」 -

「SubSection “Display”」-「Depth」が「16」に設定

されていない場合、古い画像が残る場合があります。

これらの設定を「16」にしてください。設定方法は

「4.3 HA8000 サーバディスプレイ設定方法」の「Linux

のディスプレイ設定方法」を参照ください。

18 Linux で 800×600 までの解像度し

か設定できない。

Vesa ドライバを使用する場合、解像度は 800×600

までしか設定できません。それ以上の解像度にする場

合は mga ドライバを使用してください。mga ドライ

バの設定方法は「4.3 HA8000 サーバディスプレイ設

定方法」の「Linux のディスプレイ設定方法」を参照

ください。

19 Windows で色数を「高(24 ビット)」

とすると画面表示が行われない。

1024×768 以下の解像度の場合、使用可能な色数は

「中(16 ビット)」および「 高(32 ビット)」と

なります。

1024×768 より大きい解像度の場合、「中(16 ビッ

ト)」のみのサポートとなります。

上記の色数をお使いください。

20 Red Hat オリジナル CD を使用して

インストールを行った時、画面の一

部しか表示できずインストールの

操作ができない。

「7.4 Red Hat オリジナル CD を使用してのインストー

ル」を確認してください。

21 Windows server 2003 インストール

中にキーボード、マウス入力ができ

なくなる。

以下の Windows インストーラの不具合が原因である

可能性があります。

http://support.microsoft.com/kb/827052/en-us

ロゴ認証取得していないドライバをインストールし

た場合に、この不具合が発生する可能性があります。

ロゴ認証取得したドライバをご使用ください。

22 リモートコンソールアプリケーシ

ョン実行時に、

「STOP:0x000000EA」のコードで

コンソール端末の Windows が青画

面になる。

コンソール端末の VGA ドライバの不具合が原因であ

る可能性があります。

コンソール端末の VGA ドライバを 新のものにアッ

プデートしてください。

23 「サーバとの接続がタイムアウト

しました」というメッセージが表示

され、リモートコンソールが終了す

る。

ネットワーク障害により HA8000 サーバとの通信が

途切れた可能性があります。1 分ほど待ち、「7.1 リ

モートコンソールに接続できない場合の手順」を実行

してください。

24 リモート FD 機能で FD ドライブを

選択できない。

FD ドライブを開いているアプリケーションがある場

合、リモート FD を開始できません。FD ドライブを起

用しているアプリケーションを終了してください。

25 FD イメージファイルを複数のサー

バで共有できない。

FD イメージファイルを複数のサーバで同時に使用す

るには、FD イメージファイルを「読み取り専用」に

設定する必要があります。

26 Linux 使用時に、リモート FD への

書き込みが FD メディア/FD イメー

ジファイルに即座に反映されない。

書き込んだ内容が FD メディア/FD イメージファイル

に反映されるまで時間がかかる場合があります。

リモート FD をアンマウントするか、「sync」コマン

ドを実行することにより内容を反映させることがで

きます。

27 リモートコンソール使用時にマウ

スがずれて2つ表示される。

リモートコンソールのツールバーを表示させ、ツール

バーの「リモート開始」を押してください。

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7.1 リモートコンソールに接続できない場合の手順

リモートコンソールに接続できない状態になった場合は、手順 1 にて再度接続を実施してください。手順1で接続を復帰できない場合は手順 2 を実施してください。

手順 1 (1)「[Alt]+[G]」キーを押しツールバーを表示させ[リモート終了]ボタンでリモー

トコンソールを終了します。 (2) コマンドプロンプトより Ping コマンドでネットワークの疎通を確認してくださ

い。

(3) 30 秒ほど待ってからデスクトップ上にあるリモートコンソールのショートカットをダブルクリックしてリモートコンソールを再度起動します。 「4 章 使用方法」をご参照ください。

手順 2

(1)「[Alt]+[G]」キーを押しツールバーを表示させ[リモート終了]ボタンでリモー

トコンソールを終了します。 (2) HA8000 サーバをシャットダウンして HA8000 サーバの ACケーブルを抜きます。 (3)30 秒ほど待ってから AC ケーブルを差して HA8000 サーバを起動します。 (4) デスクトップ上にあるリモートコンソールのショートカットをダブルクリック

してリモートコンソールを再度起動します。 「4 章 使用方法」をご参照ください。

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7.2 アプリケーションのバージョン確認方法

リモートコンソールは、リモートコンソールアプリケーション(reclient.exe)とHA8000 サーバ内にあるリモートコンソールのファームウェアが通信することによって実現しています。ここでは、アプリケーションのバージョンを確認する方法について説明します。 リモートコンソールアプリケーション(reclient.exe)、FD イメージ変換ツール(FDDUMP.exe)、CD/DVD イメージ変換ツール(MakeCDImg.exe)および設定ユーティリティ(reutil.exe)のバージョン確認は、以下の手順で実施してください。

(1) リモートコンソールアプリケーション(reclient.exe)のバージョン確認 1.リモートコンソールインストール先\bin フォルダにある「reclient.exe」のプロ

パティを開きます。 2.コンソール PC が Windows Server 2008 / Vista の場合プロパティの「詳細」を、

Windows Server 2003 / XP / 2000 の場合プロパティの「バージョン情報」タブを選択します。

3.各タブに表示されている「ファイルバージョン」を確認してください。 製品バージョンを確認するには、詳細項目の「製品バージョン」を選択してください。

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(2) FD イメージ変換ツール(FDDUMP.exe)のバージョン確認 1.リモートコンソールインストール先\bin フォルダにある「FDDUMP.exe」のプロ

パティを開きます。 2.コンソール PC が Windows Server 2008 / Vista の場合プロパティの「詳細」を、

Windows Server 2003 / XP / 2000 の場合プロパティの「バージョン情報」タブを選択します。

3.各タブに表示されている「ファイルバージョン」を確認してください。

(3) CD/DVD イメージ変換ツール(MakeCDImg.exe)のバージョン確認 1.リモートコンソールインストール先\bin フォルダにある「MakeCDImg.exe」の

プロパティを開きます。 2.コンソール PC が Windows Server 2008 / Vista の場合プロパティの「詳細」を、

Windows Server 2003 / XP / 2000 の場合プロパティの「バージョン情報」タブを選択します。

3.各タブに表示されている「ファイルバージョン」を確認してください。

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(4) 設定ユーティリティ(reutil.exe)のバージョン確認 1.リモートコンソールインストール先\bin フォルダにある「reutil.exe」のプロパ

ティを開きます。 2.コンソール PC が Windows Server 2008 / Vista の場合プロパティの「詳細」を、

Windows Server 2003 / XP / 2000 の場合プロパティの「バージョン情報」タブを選択します。

3.各タブに表示されている「ファイルバージョン」を確認してください。

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7.3 リモートコンソール機能のファームウェアバージョン確認

方法

リモートコンソール機能は、リモートコンソールアプリケーション(reclient.exe)と HA8000 サーバ内にあるリモートコンソール機能のファームウェアが通信することによって実現しています。

リモートコンソー機能ルのファームウェアバージョン確認は、リモートコンソールの ツールバーから[サーバ情報]ボタンを押し、KVM F/W Ver. より確認することができます。 詳細は「4.8 HA8000 サーバ情報表示方法」を参照ください。 また、HA8000 サーバの Web コンソールからも確認を行うことができます。

詳細は「ユーザーズガイド」の「リモートマネジメント機能」を参照ください。

SVP ボード(CM7951)を搭載した HA8000 サーバでのリモートコン

ソールでは一部表示されない項目があります。

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7.4 Red Hat オリジナル CD を使用してのインストール

Red Hat オリジナル CD を使用してインストールを行う場合は、下記事項を実施してください。

インストール時 インストール後の 小の OS 起動時に、サーバ側解像度がコンソール端末の解像度より大きくなる場合があります。その場合、画面右および画面下のスクロールバーを操作してサーバ画面をスクロールさせ、必要な操作を行ってください。 マウスモードが「RELATIVE」の場合、スクロールバーの操作は[Alt]+[F]キーにより可能になります。詳細は「4.10 画面表示範囲の変更方法」を参照ください。

インストール後 インストール後に X Window System を使うためには/etc/X11/xorg.conf を編集し、ドライバ、解像度および色数の設定を行ってください。 詳細は、「4.3 HA8000 サーバディスプレイ設定方法」の「Linux のディスプレイ設定方法」を参照ください。 SVP ボード(CM7951)を搭載した HA8000 サーバでのリモート CD/DVD 機能を使用した OS インストールは未サポートです。

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付録 リモート CD の性能測定について

日立版「Red Hat Enterprise Linux ES4 Update3」を使用したリモート CD の性能測定済み ハード構成は、下表の通りです。

項目 環境

メーカ 日立製作所

モデル名 HA8000/TS20xH

CPU Intel Xeon 2.00GHz

メモリ 1 GB

OS Windows Server 2003 Enterprise Edition SP2

コンソール

端末

Autorun 設定 クライアント PC レジストリの「Autorun」設定値は「0(無効)」

メーカ 日立製作所

品名 増設 DVD-ROM&CD-R/RW ドライブ

型名 PC-FV8200

USB-CD

ドライブ

USB 準拠 USB2.0 対応

注意事項

USB について

HA8000<―>RKVM 間は、USB1.1(HA8000 BIOS 設定による)

コンソール端末<―>USB-CD 間は USB2.0

構成図 LAN は 100Mbps

アプリケーション reclient.exe:2.0.1.1 リモート

コンソール ファームウェア 08-16

1 枚目 13 分

2 枚目 6 分

3 枚目 1 分

4 枚目 1 分

インストール

時間

(目安)

合計 21 分

HA8000

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リモートコンソールアプリケーション

ユーザーズガイド

第 2 版 2009 年 9 月

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