クラウド・オートメーション その壱 自動化を企画する! ·...
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Cisco Plus Japan 2011
クラウド・オートメーション その壱 自動化を企画する!
シスコシステムズ合同会社 Intelligent Automation Solutions
Evangelist 小桧山 淳一
v.1.2
Cisco Plus Japan 2011
業務連絡
具体的なCisco自動化ツール:Cisco Intelligent
Automation for Cloudのご紹介
Cisco ITによる社内利用事例: CITEIS
CIACを利用
インフラストラクチャ管理に必要な自動化ソリューション一連のご紹介
Cisco Plus Japan 2011
利用者・IT・開発・運用 – A New Relationship…
Cisco Plus Japan 2011
Agenda:
• データセンタ運用の課題
• 自動化のポイント
• Cisco Intelligent Automation for Cloudとは?
• まとめ
Cisco Plus Japan 2011 Cisco Plus Japan 2011
データセンタ運用の課題
Cisco Plus Japan 2011
仮想化は夢の技術か? それとも新たな悪夢の到来か!
Serverの実装台数 10台
2 socketのプロセッサだとすると 20 socket (20プロセッサ)
Quad Coreだとすると・・・ 80 core
1 coreあたり1VMが稼動・・・ 80 VM (80個のOS)
2個のアプリケーションが稼動 160アプリケーション
仮想化前の環境では、10台のサーバ(アプリケーションサービス)を管理していただけ・・・
仮想化後では最大160のアプリケーションサービスを管理する必要がある・・・
メリット:システム集約率の飛躍的向上によるCAPEX減(アセット削減、設置面積削減、 機材
削減、システム利用率の向上)
デメリット:システム管理工数の増大によるOPEX増(運用管理:構成・変更・障害の複雑化)
いままで通り管理する自信がありますか?
Cisco Plus Japan 2011
クラウドは、何を提供すべきなのか?
オンデマンドでの セルフサービスデリバリ
自動的なメータリングとチャージバック
ビジネスアプリケーションの最適化
単一のガバナンスと セキュリティモデル
ミッションクリティカルを保持しつつインスタントでのスケーラビリティ
3rd パーティ製品のインテグレーションと拡張性
Cisco Plus Japan 2011
クラウドコンピューティング に求められるポイント
Rapid Elasticity:
Elasticity(融通性)」は、リソースを必要に応じてスケール”アップ”、”ダウン”できることを定義する。利用者のとってCloudは無限大のコンピューティングリソースが存在するように感じている。膨大なリソースから必要最小限のリソースにいたる、その時点で必要なリソースが得られる
Measured Service:
Cloudサービスの特長の一つであり、Cloudサービス提供者により、課金・アクセス・リソースの最適化・キャパシティ計画などが管理・監視される
On-Demand Self-Service:
Cloud利用者は、必要な際にはいつでもCloudサービス提供者の「人:営業」を介すことなく必要なサービスを購入できる
Broad Network Access:
Cloud利用者は、Thick/Thinクライアントからネットワークを介してCloudサービス提供者のサービスにアクセスする
Resource Pooling:
Cloudサービス提供者は、Cloud利用者に対して[Multi-Tenant]モデルでサービスを提供する。物理・仮想リソースは、利用者の要求により割り当て・返却が行える。通常利用者は、そのリソースがどこに存在するのかを意識する必要はないが、場合によっては国・都市・データセンタなどの指定が可能である
Cisco Plus Japan 2011
今日のデータセンター管理の課題
代表的な管理方法 その結果
サービス視点の欠如 障害回復に時間がかかる、コンプライアンス違反
統一されていない管理ツール 複雑化、可視性の不足
手作業でのシステム間連携作業 巨大なタスク管理、不整合
保守、運用への要求が多くなる コストへの跳ね返り、新規開発が抑制される
多くの予算、リソースを運用、保守に費やす
多くのサービス停止は手作業の変更による
コスト、運用ミスが起こりがちな手作業
Cisco Plus Japan 2011
新たな運用デザインによる効率的な
インフラストラクチャが必要となる 従来のインフラ 効率的なインフラ
オーダ毎でのデザイン オーダ時にシステムの
割り当て
個別カスタマイズ サービス単位
特定用途向けインフラ リソースの再利用
個別アプリケーション Time To Marketの短縮
個別の保守プロセス 標準化された保守プロ
セス
サイロ型リソース 共有型リソース
コストセンタ
Jobスケジューリング 自動化
利益を生む場所
静的 動的
伝統的なシステムデザイン
サービスメニュー
個別のライフサイクル 全体的なライフサイクル
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自動化のポイント
Cisco Plus Japan 2011
自動化のニーズ
向上
効率性 :システム毎のコスト、レスポンスの速度、変化の速度
規模 :人間の能力を超える量と複雑性
単純化 : 「システムがあなたの代わりに行う」
要素
反復性 ⇒何度も
一律 ⇒同じ手順を多数
抽出 ⇒シンプルな同じ手順を多数
システムの統合
運用標準
Cisco Plus Japan 2011
自動化のポイント
• プロビジョニングの自動化
• キャパシティ管理
• サービスレベル管理
• IT資産管理
• アプリケーション管理
• サーバ管理
• インシデント・構成管理
• ジョブスケジューリング
• ストレージ管理
• ネットワーク管理
• イベント管理
Cisco Plus Japan 2011
自動化の適応規模
新規データセンタ データセンタ統合
データセンタのリロケーション
ITインフラストラクチャの標準化
全体最適 仮想化
サーバ統合ション
ストレージ統合
運用統合
小規模 対象規模 大規模
難易度
低
高
新規導入
特定用途
部分最適
Cisco Plus Japan 2011
自動化導入プロセス
自動化による
運用効率の改善
①計画フェーズ
自動化適用範囲
既存業務診断と評価
サービスレベル策定
導入プラン策定
効果測定方法策定
②実施フェーズ
運用プロセス・リエンジニアリング ・自動化対象プロセス設計
・運用ルールの整備
インプリメンテーション
・設計プロセスのアルゴリズム化
・プロセスワークフロー作成
③評価フェーズ
実行状況レビュー
業務改善効果測定 ④改善フェーズ
効果測定を基に改善案策定
自動化範囲・自動化レベルの改善
Cisco Plus Japan 2011
“自動化は魔法のランプ?”
運用自動化におけるコスト効果
計画の妥当性
初期費用との対比
コスト構造、運用評価を行い、全体の見える化により具体的な数値目標、アプローチを実現
自動化による、付加価値の訴求
end-to-endでのTTMの短縮
プロビジョニング時間の短縮
中長期プロジェクト
PDCAライフサイクルを適切に回す TCO/ROIを出すために
Hidden Costの内訳を知る
1管理者 →20サーバ、2TBストレージ
Source: IDC Source: HP analysis
1管理者 →200サーバ、2PBストレージ
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ランブックオートメーションとは - Document通りの手順を実施 -
チャンネル
を選択
録画モード
の選択
録画を押す
End
Start
つめのついたテープを入れる
エラーハンドラ
エラーハンドラ
エラーハンドラ
エラーハンドラ
従来の作業用ドキュメント Run Book Automation
Cisco Plus Japan 2011
クラウドにおける[Self Service Portal]の役目 • システムサイジングを依頼者自身が実施
• 自動化と併用することでend-to-endでのプロビジョニング時間を短縮
サーバ・ストレージ用サービスカタログ
ネットワーク用サービスカタログ
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Compute Networking
Infrastructure Resource Pool
Virtualization layer
System
Storage
CMDB
Mgmt
Data
Mgmt
Data
構成管理
ITプロセス管理
変更管理
Service Catalog
IT プロセスオートメーション
自動的な
タスクの実行 プロビジョニング
自動化
モニタリング
構成管理・キャパシティ・課金管理
監視
障害管理
PDCAサイクル
Service Portal
ALART&Discovery
Service request / RFC
IT管理の自動化一般的な
マネージメントアーキテクチャ
Service Offering Security Management
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Cisco Intelligent Automation for Cloud
とは?
Cisco Plus Japan 2011
Cisco Intelligent Automation for Cloud (CIAC) Cisco IT (CITEIS)で使用中の Cloud 管理ツールを提供
IaaS/PaaS/SaaSを実現するためのエンドユーザが利用する「Self Service Portal」、プロビジョニングで利用する「Service Catalog」の設定・編集
指定された「Service Catalog」仕様での 自動的なプロビジョニングを実施
仮想・物理環境 (Server/Network/Storage)の プロビジョニング:UCS、OS、VM、ネットワーク、ストレージ、アプリケーション
日々の運用の自動化
トラブル対応でのログ収集の自動化
外部ツールとの連結用APIによる、 既存運用環境との連結
Service Portal
Automation /Orchestration
Bare Metal OS Installation :
Tidal Server Provisionar
Cisco Plus Japan 2011
CCP – Cisco Cloud Portal
IT Service Catalog, Lifecycle Mgmt, Portal, Request Mgmt, Business Orchestration, Consumption Tracking
TEO – Cisco Tidal Enterprise
Orchestration Global Orchestration
Integration Framework
Hardware/Virtualization Managers
Network Storage VM Server
・クラウドプラットフォームの各管理ツールと連携
(アダプタ)
・サービスのオーケストレーション
(自動化エンジン)
・ポータルサイト
・サービスカタログ
(リクエスト管理)
Cisco Intelligent Automation for Cloud プロダクトマップ
(Cisco) (Vmware) (LineSider) (NetApp/EMC)
Cisco Plus Japan 2011
Cisco OverDrive
Network Hypervisor
Cisco Tidal Enterprise
Orchestrator
CIACを構成する各製品のGUIイメージ
Cisco Cloud Portal
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まとめ
Cisco Plus Japan 2011
効能とまとめ
リポーティング
監査に耐えうる情報の収集
ビジネスへの最適なアシスト Run bookのデザイン、開発、導入、実行によるITサービスレベルの維持とビジネスへの迅速な貢献
結果を予測可能とする
ITの運用プロセスでタスクを自動的に実施可能にすることで複数の組織を平準化し運用
最適化
手動運用プロセスの削減と、反復性の確保
リスクの低減
手動運用による人的ミスの削減
セキュア
運用標準による運用ポリシと運用方法の統一化
ベストプラクティスの提供I最適な運用環境をベストプラクティスとして提供
時間の削減
自動的な運用による迅速な展開
Lower TCO
人+プロセス+技術の連携
ご静聴ありがとうございました!
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