プラッツドバイ原油platts dubai crude oil 原油価格の主な変動要因...

4
Platts Dubai Crude Oil プラッツドバイ原油 取引のリスクについて このパンフレットで紹介している取引が行われる東京商品取引所(TOCOM)は、農林水産大臣及び経済産業大臣 の許可を受けた公的な取引所です。取引の決済の履行は清算機関(株式会社日本商品清算機構:JCCH)が保証し、 さまざまな投資家保護制度も完備されています。 しかし、取引に際しては、主に以下のリスクが存在しますので自己判断と責任において取引を行うことが肝要となります。 価格変動リスク プラッツドバイ原油の価格は需給や為替の変動、経済動向及び市場の状況によって価格が上昇・下落します。取引を行った後の価格変動により、損失が生じ る場合があります。 プラッツドバイ原油の先物取引は、取引の総代金に比べて少額の証拠金を預託して取引するレバレッジの効いた取引です。価格の動きが小さくても大きな 利益を得ることができますが、価格が予想に反して動いた場合には、預託した証拠金以上の損失となる恐れがあります。日々の価格変動に伴う損益は清算価 格をもとに計算され、もし損失が一定額以上になっても取引を継続したいときは、追加の資金を預託する必要があります。 ロスカット制度の活用で損失が生じるリスクを低減することも可能ですが、ロスカット制度についても、損失の100%ヘッジを保証するものではありません。 ※清算価格:1計算区域ごとに損益計算をする際(値洗い)の基準となる価格です。帳入値段ともいいます。 流動性リスク 国内外の政治・経済動向などの様々な要因により、著しい流動性の低下が生じる可能性があります。そのような流動性の状態では、反対の注文がないため、 意図したとおりの値段で約定ができないこともあります。また、TOCOMが取引継続は適当でないと判断する場合には、取引停止等となり、取引ができなくな ることがあります。 信用リスク 投資家の証拠金は原則全額を株式会社日本商品清算機構(JCCH)が管理します(差替預託の同意がある場合には、商品先物取引業者は、投資家が預託し た有価証券等を分離保管し、その相当額以上の額を清算機関に預託します)。万が一、商品先物取引業者が破たんした場合でも、証拠金等は原則保全されま す。しかし、商品先物取引業者の破綻に伴う違約処理において、建玉の決済等により損失が確定した場合は、証拠金等の額から当該損失額が控除されます。ま た、建玉が他の商品先物取引業者に引継ぎ・移管される場合には、別途、手続きが必要となる場合があります。 システムリスク TOCOMや商品先物取引業者の取引システム、通信回線等に障害が発生した場合、注文の発注・執行や相場情報の配信が遅延したり、取引が中断したり、取 引停止になったりすることがあります。これらにより、想定外の損失が発生することがあります。 株式会社 東京商品取引所 〒103-0012 東京都中央区日本橋堀留町1-10-7 TEL.03-3661-9191 www.tocom.or.jp/jp 商品先物取引業者使用欄

Upload: others

Post on 20-Jan-2020

3 views

Category:

Documents


0 download

TRANSCRIPT

Platts Dubai Crude Oilプラッツドバイ原油

取引のリスクについて

 このパンフレットで紹介している取引が行われる東京商品取引所(TOCOM)は、農林水産大臣及び経済産業大臣の許可を受けた公的な取引所です。取引の決済の履行は清算機関(株式会社日本商品清算機構:JCCH)が保証し、さまざまな投資家保護制度も完備されています。 しかし、取引に際しては、主に以下のリスクが存在しますので自己判断と責任において取引を行うことが肝要となります。

■ 価格変動リスク プラッツドバイ原油の価格は需給や為替の変動、経済動向及び市場の状況によって価格が上昇・下落します。取引を行った後の価格変動により、損失が生じる場合があります。 プラッツドバイ原油の先物取引は、取引の総代金に比べて少額の証拠金を預託して取引するレバレッジの効いた取引です。価格の動きが小さくても大きな利益を得ることができますが、価格が予想に反して動いた場合には、預託した証拠金以上の損失となる恐れがあります。日々の価格変動に伴う損益は清算価格をもとに計算され、もし損失が一定額以上になっても取引を継続したいときは、追加の資金を預託する必要があります。 ロスカット制度の活用で損失が生じるリスクを低減することも可能ですが、ロスカット制度についても、損失の100%ヘッジを保証するものではありません。※清算価格:1計算区域ごとに損益計算をする際(値洗い)の基準となる価格です。帳入値段ともいいます。

■ 流動性リスク 国内外の政治・経済動向などの様々な要因により、著しい流動性の低下が生じる可能性があります。そのような流動性の状態では、反対の注文がないため、意図したとおりの値段で約定ができないこともあります。また、TOCOMが取引継続は適当でないと判断する場合には、取引停止等となり、取引ができなくなることがあります。

■ 信用リスク 投資家の証拠金は原則全額を株式会社日本商品清算機構(JCCH)が管理します(差替預託の同意がある場合には、商品先物取引業者は、投資家が預託した有価証券等を分離保管し、その相当額以上の額を清算機関に預託します)。万が一、商品先物取引業者が破たんした場合でも、証拠金等は原則保全されます。しかし、商品先物取引業者の破綻に伴う違約処理において、建玉の決済等により損失が確定した場合は、証拠金等の額から当該損失額が控除されます。また、建玉が他の商品先物取引業者に引継ぎ・移管される場合には、別途、手続きが必要となる場合があります。

■ システムリスク TOCOMや商品先物取引業者の取引システム、通信回線等に障害が発生した場合、注文の発注・執行や相場情報の配信が遅延したり、取引が中断したり、取引停止になったりすることがあります。これらにより、想定外の損失が発生することがあります。

株式会社東京商品取引所 〒103-0012 東京都中央区日本橋堀留町1-10-7 TEL.03-3661-9191 www.tocom.or.jp/jp

商品先物取引業者使用欄

Platts Dubai Crude Oilプラッツドバイ原油

 原油は、燃料としてはもちろん、プラスチックや繊維などの工業製品の原材料として、工場や家庭など様々な場面で使用されており、私たちの社会・経済・生活において必要不可欠なエネルギー資源として位置付けられています。 原油価格は世界各国の需給状況のほか、国際的な政治経済情勢、地域紛争やテロ、為替変動など、日々世界で起きているあらゆる事象に敏感に反応するため、投資先として魅力のある商品です。日本は原油のほぼ100%を輸入に頼っていますが、そのうち80%以上はサウジアラビアなどから輸入される中東産原油となっており、東京商品取引所(TOCOM)ではこの中東産原油の基準価格となるドバイ原油を上場しております。 ドバイ原油は、世界的な価格調査機関であるプラッツ社が発表する価格が現物の指標となっておりますが、この価格はTOCOMの原油先物市場価格をベースに日々決定されております。このことから、TOCOMは中東産原油の価格を決定するという大変重要な役割を担っており、投資家の皆様がTOCOM原油市場で投資を行うことは中東産原油の価格決定に参加するともいえるのです。

2 3

原油投資の魅力受渡しがない商品設計でデリバリーを気にせずに取引できます

 プラッツドバイ原油の先物取引は、現金決済先物取引を採用していることから、取引の最終期限までポジションを保有していた場合には、全て金銭の授受によって取引を終了します。従来の現物先物取引を採用する商品先物取引は、取引の最終期限まで市場離脱しない場合には受渡しによる決済が必要でしたが、プラッツドバイ原油はこのようなリスクはありません。

1

夜間の取引も可能

 TOCOMの取引時間は、土日・祝日を除く8:45~15:15、16:30~ 翌5:30(ゴムは19:00)。都合のよい時間に合わせて取引を行うことができます。*商品先物取引業者によって取扱時間が異なる場合があります。

4

取引所取引なので安心

 取引が行われるTOCOMは、農林水産大臣及び経済産業大臣の許可を受けた公的な取引所です。取引の決済の履行は清算機関(株式会社日本商品清算機構:JCCH)が保証し、さまざまな投資家保護制度も完備されています。

5

「売り」からでも「買い」からでも取引できます

 価格が上昇しそうだと予想すれば「買い」から、反対に価格が下落しそうだと予想すれば「売り」から取引を始めることができます。

2

レバレッジ効果で資金効率の高い資産運用

 プラッツドバイ原油の先物取引は、証拠金取引であるため、レバレッジ効果により資金効率の高い資産運用ができます。このため、投資家は大きな利益を得ることができますが、予想とは反対の値動きになった場合には、損失が大きくなることにも注意が必要です。

3

08:45

09:00

10:00

11:00

12:00

13:00

14:00

15:00

16:00

17:00

18:00

19:00

20:00

21:00

22:00

23:00

24:00

01:00

02:00

03:00

04:00

05:00

05:30

8:45~15:15 16:30~翌5:30

中東産原油価格の決まり方中東産油国のアジア向け原油輸出価格は、プラッツ社が日々発表する原油のスポット(現物)価格に基づき決定される。

プラッツ社が発表する原油スポット価格は、TOCOMプラッツドバイ原油先物価格をベースに評価・決定される。

TOCOMプラッツドバイ原油先物の最終決済価格は、プラッツ社が日々発表する価格の月間平均価格として採用している。

TOCOMの清算価格やリアルタイム価格

を参照

アジア向け中東産原油価格のベンチマーク

TOCOMプラッツドバイ原油先物の最終決済価格に採用日本時間

取引所 取引時間(現地時間) 日本との時差

TOCOM 日中:8:45~15:15夜間:16:30~翌5:30

プラッツ(シンガポール)

16:00~16:30(シンガポール) -1時間

12 13 14 15 16 17TOCOM

清算価格確定(15:15)

TOCOMプラッツドバイ原油価格と原油現物価格(プラッツ・ドバイ)の価格関係

10,000

20,000

30,000

40,000

50,000

60,000

70,000

80,000

2011 2012 2013 2014 2015 2016 2017

プラッツ・ドバイ(円)

0.999

TOCOMプラッツドバイ原油(2番限・清算価格)

TOCOMプラッツドバイ原油と現物価格(プラッツ・ドバイ)の相関係数 (2011年1月~2017年12月)

(円/KL)

(年)

Platts Dubai Crude Oil

原油価格の主な変動要因プラッツドバイ原油

 原油は、需要と供給のバランスが最大の価格決定要因となります。近年では米国のシェールオイルの生産拡大や中国等新興国の経済成長の減速といった要因による需給緩和をきっかけに、2014年後半から大きく価格が下落しましたが、その後の産油国の協調減産等を受けて持ち直しており、価格に影響を与える主因を常に把握して変化を上手く捉えることが重要です。

4 5

非OECD諸国の需要

 2000年以前の原油消費の中心は経済協力開発機構(OECD)加盟国(主に先進国)であり、全体の6~7割を消費していましたが、その後、非OECD諸国(主に新興国)が高い経済成長を背景に消費量を拡大させ、現在では非OECDのシェアは50%以上を占めています。非OECDによる消費拡大は中国が牽引役となっており、インドやブラジルなどの消費も増えてきております。こうした国々の経済成長が原油価格に影響を与えるようになってきており、これらの需要動向にも注意が必要です。

3

米国の在庫状況

 米国は世界最大の原油消費国であるとともに、世界最大規模の生産国でもあることから、その消費と生産の動向は原油の価格形成に強い影響力を持っており、その実態は、米国エネルギー情報局(EIA)が毎週水曜日に発表する原油在庫量で捉えることができます。EIAが発表する原油在庫が増加すれば価格低下要因となり、また、減少すれば上昇要因となりますが、他の経済指標のように事前予想値と発表数値との相違幅もポイントとなります。

4

原油先物市場の建玉状況

 TOCOMのプラッツドバイ原油やニューヨーク・マーカンタイル取引所(NYMEX)のWTI原油の取引状況は、カテゴリ別の建玉により把握することができます。プラッツドバイ原油のカテゴリ別の建玉については、毎日、TOCOMが取引終了後に発表しています。WTI原油については、米商品先物取引委員会(CFTC)が現地時間の毎週火曜日の取引終了後にNYMEXから報告されたものを集計し、毎週金曜日の取引終了後に発表しています。特に、投機家の建玉動向は大きく注目されており、投機家の買玉又は売玉の増減で原油価格が左右されることがあります。

5

その他の要因

 その他の相場要因としては、中長期的なエネルギー全体の需給構造の変化といった、他の一次エネルギーとの競合や地球環境問題などがあります。また、原油採算価格算出のベースともなるドル、ユーロ、円の為替相場動向や金融動向、経済動向なども相互に影響を与えることがあります。近年では、機関投資家による商品市場への資金流入が拡大していることや、原油価格に連動する投資信託などの新たな金融商品も広がりを見せているため、これらの動向にも注意を払う必要があります。さらに、国際的な政治情勢、地域紛争やテロなど、世界で起きているあらゆる事象にも敏感に反応します。特に、原油産油国の多くは、中東諸国、アフリカ、南米など、これら地域は歴史的に政治・宗教・民族問題を孕んでおりますので、日々のニュースなどを良くチェックしておく必要があります。

6

米国シェールオイルの生産状況(稼働リグ数など)

 シェール革命により2014年には米国が世界最大の産油国となり、米国のシェールオイルの動向は原油価格の行方を判断するうえで大きなウェイトを占めるようになりました。米国のシェールオイルの動向を探るにはリグ稼働数が先行的な指標となります。リグ稼働数はシェールオイルの開発の為に掘削を実施している装置の数を表しており、実際にシェールオイルの生産が開始されるのは掘削開始から約半年程度先となりますが、リグ稼働数の変動のみで原油相場の変動要因になることがあります。

1

OPECの動向

 原油輸出国により構成される石油輸出国機構(OPEC)は、世界の原油生産量のうち約4割を占めており、加盟国が協調してOPEC全体の生産量や国別生産の上限設定等の需給調整を行うことにより、市場に対する影響力を保有しています。原油価格の大きな下落を受けて開催された2016年11月の総会では、8年ぶりに協調減産の合意がなされ、また非OPECとも協調減産に合意したことにより原油価格は反発しました。しかし、過去の経緯を辿ると、OPEC各国が減産に合意できたとしても生産枠が守られないことが多かったことから、その後の合意延長も含めてどの程度生産枠が守られるかという点もポイントとなります。

2

■ 世界の原油生産量推移※BP、単位:日量

■ 世界の原油消費量推移※BP、単位:日量

※BP、2016年、単位:日量万バレル■ 主要原油消費国・地域内訳

※BP、2016年 単位:日量万バレル

■ 主要原油生産国・地域内訳

■ OPEC原油生産量推移       ※BP、単位:日量

Platts Dubai Crude Oil

原油の需給要因 ファンダメンタルズのポイント

プラッツドバイ原油

6 7

プラッツドバイ原油の取引要綱(概要)

取引の計算例

プラッツドバイ原油の差損益早見表

 世界の原油生産量は消費量の増加に伴って増えています。近年は米国のシェールオイル生産が大幅に増加し、米国は世界最大の原油生産国のひとつになりました。専門家は2017年以降も米国の原油生産量がさらに増加すると予想しています。

 世界の石油消費量は新興国の消費拡大を反映し、2016年は日量9,600万バレルを突破、2010年以降、6年連続の増加となっています。なかでも、中国を中心とするアジアの消費量増加が注目されます。

 米国内の原油在庫は石油消費量の増加で2017年以降は取り崩される傾向にあります。米国内原油生産量がシェールオイル増産などで増加し、在庫が増加すると懸念する声が聞かれますが、米国産原油の輸出量が伸びているために在庫の増加に結びつかない現象が認められますので、在庫の重圧感は軽減されています。

 米シェールオイルの増産傾向が続いています。米ベーカー・ヒューズ社調査による週間掘削リグ稼働基数が指標となり、原油価格が上昇すると採算が好転し、稼働数が増加する傾向を示すものの、シェールオイル生産企業の採算ラインに大きな差があるため稼働数の増減傾向も一律ではありません。

※米エネルギー情報局※EIA、単位:日量■ 米国の原油在庫推移

5,000

10,000

15,000

20,000

25,000

30,000

35,000

40,000

45,000

50,000

原油

ガソリン

中間留分

(万バレル)03 04020100 05 06 07 08 09 10 11 12 13 14 1615 (年)

0403 05 06 07 08 09 10 11 12 13 14 15 16(年)(万バレル)

7,500

8,000

8,500

9,000

9,500

10,000

03 04 05 06 07 08 09 10 11 12 13 14 1615 (年)(万バレル)

7,250

7,500

7,750

8,000

8,250

8,500

8,750

9,000

9,250

 OPEC加盟国は国家歳入の大半を原油輸出利益が占めている国が多いのが特徴です。原油価格下落による原油輸出利益の減少で生じた財政危機を突破するため非OPEC産油国との協調減産体制を実現しました。原油価格を高位で安定するため2018年末まで協調減産期間を延長することで合意しました。

生産量 比率

世界生産に占めるOPECの比率

40

41

42

43

44

2,600

2,800

3,000

3,200

3,400

3,600

3,800

4,000

4,200

(%)

(万バレル)

03 04 05 06 07 08 09 10 11 12 13 14 15 16(年)

世界生産に占めるOPECの比率

生産量生産量

 日本は原油のほぼ全量を海外から輸入しています。なかでも、中東地域への依存度は高く、同地域の紛争激化やシーレーンの安全が脅かされて輸入が停止する恐れもあるので、中東情勢から目を離せません。

■ 日本の原油輸入量と中東依存度の推移※経済産業省『資源・エネルギー統計』

60

65

70

75

80

85

90

中東依存度

(%)

30,000

28,000

26,000

24,000

22,000

20,000

18,000

16,00078 80 82 84 86 88 90 92 94 96 98 00 02 04 06 08 10 12 1614 (年)

(万キロリットル)

輸入量 依存度

原油輸入量 原油輸入量

合計9,215万バレル

OPEC 3,935.8(42.7%)

北米 1,927.0 (20.9%)

欧州・大洋 1,771.6(19.2%)

中国 399.9 (4.3%)

その他 1,180.7 (12.9%)

OPEC 3,935.8(42.7%)

北米 1,927.0 (20.9%)

欧州・大洋 1,771.6(19.2%)

中国 399.9 (4.3%)

その他 1,180.7 (12.9%) 北米

2,384.3(24.7%)

欧州1,848.0(19.1%)

中国 1,238.1(12.8%)

中東 943.1 (9.8%)

その他 3,242.3(33.6%)

北米 2,384.3(24.7%)

欧州1,848.0(19.1%)

中国 1,238.1(12.8%)

中東 943.1 (9.8%)

その他 3,242.3(33.6%) 合計9,655.8万バレル

 中東情勢の悪化と中国の石油需要増加で原油価格の上昇が予想されたため、プラッツドバイ原油先限を1kl当たり40,000円で5枚買い、その後、43,000円まで上昇したので転売して決済しました。(赤線)

 世界経済が後退して原油の消費量減少が見込まれ、原油価格の下落が予想されたため、プラッツドバイ原油先限を1kl当たり40,000円で5枚売り、その後、37,000円まで下落したので買い戻して決済しました。(赤線)

< 『買い』の例 > <『売り』の例>

40,000円

43,000円

37,000円

利益

損失

40,000円

43,000円

37,000円

利益

損失

(43,000円-40,000円)×50kl× 5枚= 750,000円(売値)      (買値)   (取引単位)(取引数量)   (差益金)

(37,000円-40,000円)×50kl× 5枚=▲750,000円(売値)      (買値)   (取引単位)(取引数量)   (差損金)

(40,000円-37,000円)×50kl× 5枚= 750,000円(売値)      (買値)   (取引単位)(取引数量)   (差益金)

(40,000円-43,000円)×50kl× 5枚=▲750,000円(売値)      (買値)   (取引単位)(取引数量)   (差損金)

逆に価格が37,000円まで下落して決済すると(緑線) 逆に価格が43,000円まで上昇して決済すると(緑線)

※上記計算例には手数料及び消費税は含まれていません。※上記計算例には手数料及び消費税は含まれていません。

※差損益=値幅×倍率(50倍)×枚数 ※手数料及び消費税は含まれていません。

(単位:円)

枚数 値幅 500円 1,000円 1,500円 2,000円 2,500円 3,000円 3,500円 4,000円 4,500円 5,000円

1枚 25,000 50,000 75,000 100,000 125,000 150,000 175,000 200,000 225,000 250,000

5枚 125,000 250,000 375,000 500,000 625,000 750,000 875,000 1,000,000 1,125,000 1,250,000

10枚 250,000 500,000 750,000 1,000,000 1,250,000 1,500,000 1,750,000 2,000,000 2,250,000 2,500,000

20枚 500,000 1,000,000 1,500,000 2,000,000 2,500,000 3,000,000 3,500,000 4,000,000 4,500,000 5,000,000

30枚 750,000 1,500,000 2,250,000 3,000,000 3,750,000 4,500,000 5,250,000 6,000,000 6,750,000 7,500,000

現金決済先物取引の対象 ドバイ原油の価格を指標とする中東産原油

取引の種類 現金決済先物取引

呼値とその値段 1キロリットル当たり10円刻み

取引単位 50キロリットル(1枚)

倍率(取引単位÷呼値) 50倍 ※1ティック当たり500円の差損益が発生します

最終決済価格 当該限月のドバイ原油の平均価格

限月 新甫発会日の属する月から起算した6月以内の各月(6限月制)

取引最終日(取引期限) 当月限の最終営業日(日中立会まで)

最終決済日 当月限の翌月第一営業日※取引最終日までに決済しなかったポジションは最終決済価格により決済します

■ シェールオイルのリグ当たり生産量とリグ稼働数推移               (テキサス州イーグルフォード)

50 100 150 200 250 300

30

60

90

120

150

180

(万バレル) (基)(年)

リグ数

リグ数生産量

生産量

07 08 09 10 11 12 13 14 15 16 17 18