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アニュアルレポート 2014 2013.03.01- 2014.02.28

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アニュアルレポート 20142013.03.01-2014.02.28

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Annual Report 20142013.03.01–2014.02.28

2010/2 2011/2 2012/2 2013/2 2014/2

1 営業収益(百万円) 164,341 169,748 178,186 188,350 220,620

2 営業利益(百万円) 14,134 13,900 15,438 18,351 20,916

2 売上高営業利益率(%) 8.6 8.2 8.7 9.8 9.5

3 経常利益(百万円) 14,608 14,229 16,135 19,760 23,047

3 売上高経常利益率(%) 8.9 8.4 9.1 10.5 10.5

4 当期純利益(百万円) 7,506 7,859 8,850 10,970 17,096

4 売上高当期利益率(%) 4.6 4.6 5.0 5.8 7.8

1株当たり純資産(円) 2,718.43 2,871.02 3,055.61 3,488.03 4,071.86

1株当たり当期純利益(円) 270.31 285.86 330.35 409.45 644.60

5 総資産(百万円) 99,381 97,481 102,293 119,360 140,229

5 純資産(百万円) 77,066 78,502 83,528 96,050 111,015

5 自己資本比率(%) 76.0 78.9 80.0 78.3 76.9

6 株主資本利益率(ROE)(%) 10.3 10.3 11.1 12.5 17.0

総資本利益率(ROA)(%) 7.8 8.0 8.9 9.9 13.2

従業員数(人) 2,331 2,595 2,734 3,069 4,101

(百万円) (%)

当期純利益(左軸)売上高当期利益率(右軸)

0

8,000

12,000

4,000

20,000

0

4

6

2

10

16,000 8

’10/2 ’11/2 ’12/2 ’13/2 ’14/2

(百万円) (%)

総資産(左軸)自己資本比率(右軸)

純資産(左軸)

0

60,000

90,000

30,000

150,000

0

40

60

20

100

120,000 80

’10/2 ’11/2 ’12/2 ’13/2 ’14/2

(百万円) (%)

経常利益(左軸)売上高経常利益率(右軸)

0

10,000

15,000

5,000

25,000

0

6

9

3

15

20,000 12

’10/2 ’11/2 ’12/2 ’13/2 ’14/2

(百万円) (%)

営業利益(左軸)売上高営業利益率(右軸)

0

10,000

15,000

5,000

25,000

20,000

0

6

9

3

15

12

’10/2 ’11/2 ’12/2 ’13/2 ’14/20

100,000

200,000

50,000

250,000(百万円)

150,000

’10/2 ’11/2 ’12/2 ’13/2 ’14/2

(%)

0

10

15

5

25

20

’10/2 ’11/2 ’12/2 ’13/2 ’14/2

1 営業収益

4 当期純利益/売上高当期利益率

2 営業利益/売上高営業利益率

5 総資産/純資産/自己資本比率

3 経常利益/売上高経常利益率

6 株主資本利益率(ROE)

財務ハイライト Financial Highlights

1

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Annual Report 20142013.03.01–2014.02.28ごあいさつ Message from the President

生活美学の専門店という視点から、

「感じ良いくらし」を探究してまいります。

代表取締役社長

 2013年度の国内事業は、生活美学の専門店として「感じ良いくらし」を実現するために、

前期から継続して、「戦略商品の打ち出し」「衣・生・食の合同プロモーションの売場提案」

「インテリア相談会の開催」などの取り組みを強化してまいりました。とりわけ、課題として

おりました生活雑貨部門の再建に全社をあげて取り組み、生活雑貨部門の業績は改善して

まいりました。店舗では新しい什器の導入による商品の選びやすさの向上を図り、売場のプレ

ゼンテーションスキルも向上してまいりました。また、インテリアアドバイザーやファッション

アドバイザーなどの社内資格制度による豊富な専門知識を持つスタッフの接客力向上による

成果も表れてきております。今後も、気持ち良くお買い物をしていただける店舗環境を目指し

てまいります。また、無印良品とお客様をつなぐ新しい会員サービス「MUJI passport」を

導入したことによるお客様とのコミュニケーションの向上にも努めてまいります。

 一方の海外事業は、営業収益、営業利益ともに大きく伸長いたしました。特に中国での

事業が大きく伸び、海外事業全体を牽引しております。中国では出店ペースを加速させ、当

期末には100店舗体制となりました。あわせて、営業利益率も改善してきております。その

他、新規国としてオーストラリアでの事業を開始し、メルボルンに初出店いたしました。米国も

最大の売場面積となる旗艦店「MUJI Hollywood」を出店し、たくさんのお客様にご来店

いただいております。

 引き続き当社は、生活美学の専門店という視点から「感じ良いくらし」を探究してまいり

ます。無印良品の独自性を磨き、持続可能なグローバル企業になることを目指すとともに、

お客様に信頼される商品とサービスを通じて社会に貢献できるよう努めてまいります。

 皆様におかれましては、今後とも格段のご支援を賜りますようお願い申しあげます。

2

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Annual Report 20142013.03.01–2014.02.28年度政策進捗状況と計画 1 Policy Measures Progress 1

生活雑貨の再建と商品力向上~生活雑貨部の再建を基本に、既存店の成長を図る~

直営既存店売上高前期比結果

差益率の構造

部門横断プロモーション結果

戦略商品結果

部門 上期 下期 年間第3四半期 第4四半期

衣服・雑貨 102.7 % 104.9 % 104.1 % 104.5 % 103.6 %生活雑貨 100.3 % 103.9 % 105.8 % 104.9 % 102.5 %食品 109.5 % 125.3 % 115.9 % 120.0 % 114.9 %直営既存店 計 101.8 % 105.7 % 105.9 % 105.8 % 103.8 %客数 100.0 % 103.1 % 100.6 % 101.8 % 100.9 %客単価 101.8 % 102.5 % 105.2 % 104.0 % 102.9 %

主な要因 計値下要因 為替要因 海外供給売上化 原価削減 その他

上期 ▲0.4 % ▲0.8 % ▲1.4 % +0.5 % ▲2.1 %下期 +0.5 % ▲1.9 % ▲1.1 % ▲0.6 % ▲3.1 %

2013年度 +0.2 % ▲1.5 % ▲1.2 % ▲0.1 % ▲2.6 %

プロモーション 販売金額 計画比 構成比

麻と長く暮らそう 34.9 億円 105.3 % 18.2 %MUJI to Go 19.3 億円 107.5 % 17.5 %ずっと良い値 17.0 億円 108.7 % 16.7 %手から手へ伝わる綿 33.1 億円 117.6 % 16.3 %自然、当然、無印。(ウール) 33.0 億円 97.6 % 16.8 %自然、当然、無印。(X’mas) 55.5 億円 130.5 % 30.2 %

衣服・雑貨 生活雑貨 食品 計

2013上期売上計画比 96.1 % 93.7 % 107.7 % 95.7 %売上構成比 53.2 % 44.2 % 45.6 % 47.6 %

2013下期売上計画比 99.6 % 99.7 % 122.3 % 101.2 %売上構成比 53.7 % 47.3 % 44.8 % 49.4 %

• 衣服・雑貨は順調に推移。年度後半にかけて生活雑貨も上昇基調に• 生活雑貨小物(ステーショナリー・H&B)の売上増加により、買上げ点数が上昇。値下げ販売の抑制もあり、客単価プラスの流れは継続

〈衣服、生活の生産地シフト継続強化〉• ASEANからの仕入構成比 13年下期20.3% (衣服30.6%、生活11.1%)

〈直接貿易比率の拡大〉• 仕入構成比 13年4Q実績 22.2% (衣服17.2%、生活24.9%)• 生産地シフトと並行し、中国内販、特恵関税など総合的に判断して推進

差益率変動 ▲2.6%[個別](2013.3~2014.2累計)

3

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Annual Report 20142013.03.01–2014.02.28年度政策進捗状況と計画 2 Policy Measures Progress 2

▶無印良品渋谷西武 ▶無印良品東京ミッドタウン ▶無印良品グランデュオ蒲田

売場改革とマーケティング活動の見直し~売場改革とマーケティング活動の見直しで既存店の成長を図る~

海外事業成長を支える基盤構築~グローバルサプライチェーンマネジメントの構築をスピードをもって行う~

売場改革事例

店舗改装

グローバルSCMのIT、物流整備

改装により約22億円売上増 *年間換算 → 直営店全体 月坪売上 +4千円、売上 +2.2%に相当

2013上期・東京ミッドタウン ・上大岡京急 ・有楽町 ・世田谷砧・名古屋パルコ ・池袋西武 ・京阪モール ・イオンモール高崎 〈8店舗〉

2013下期・ルミネウィング大船 ・グランデュオ蒲田 ・ルミネ北千住 ・イオンモール福岡・イオンモール鹿児島 ・ルミネ大宮  ・アピタ稲沢 ・渋谷西武 〈8店舗〉

新什器の導入2012年 2013年 導入効果

(カテゴリ売上)導入効果(全店舗)下期 上期 下期

住空間やぐら什器 (試験導入) 83 店舗

(3月)- 導入店舗

前期比 +6.3 %該当店舗導入で直営店全体

月坪売上 +1千円、売上 +0.6%

⬇全店舗導入で

月坪売上 +3千円、売上 +1.9%

に相当

衣服プロモーションテーブル什器 - (試験導入) 80 店舗

(9月)導入店舗 前期比 +6.3 %

ステーショナリーテーブル什器 - (試験導入) 75 店舗

(2月)導入店舗 前期比 +10.1 %

H&Bテーブル什器 - (試験導入) 75 店舗

(2月)導入店舗 前期比 +13.0 %

• グローバルMDシステム導入状況2010年度 6月 中国2012年度 11月 シンガポール2013年度 1月 中東 5月 韓国 7月 欧州 10月 香港 11月 オーストラリア2014年度 2月 USA、タイ 3月 マレーシア 5月 台湾

• 上海、深圳グローバルディストリビューションセンター(GDC)の稼働状況

2013年 7月スタート 2013年下期実績 ・アイテム数/ 2,004アイテム 海外扱アイテム構成比 35% ・金額ベース/ 21.2億円 海外供給額対比 28.5%

上海GDC:クッション・タオル・泡立てボール等深圳GDC:掃除用品システム・PPアルバム・ソフトボックス等

4

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Annual Report 20142013.03.01–2014.02.28

LS店舗(Licensed Stores)=商品卸売先店舗関係会社店舗(台湾)※2014年1月6日より台湾無印良品股份有限公司は連結子会社(直営店舗)

香港12

フィリピン6

トルコ2

インドネシア6

ポルトガル1

アイルランド1

11

中国100

韓国12

台湾29

タイ10

USA8

スペイン5

シンガポール7

マレーシア2

イギリス12

フランス

9イタリア

7

7スウェーデン

4ノルウェー

ポーランド1

クウェート1

UAE1

オーストラリア1

ドイツ

直営店舗 191関連会社店舗 29LS店舗 35

合計 255(2014年2月期)

合計

255店舗

店舗数構成比

欧州60店舗

アジア187店舗

USA 8店舗

北海道1 57

東北97

九州・沖縄13 322

中国7 110

1

四国7

関西

直営店舗 269LS店舗 61西友インショップ 55

合計 385(2014年2月期)

LS店舗(Licensed Stores)=西友、ファミリーマート、com KIOSK以外の商品卸売先店舗

中部1239 9

846 12関東

4138 24

地域別店舗状況

▶国内店舗

▶海外店舗

セグメント別概況 1 Business Segment Overview 1

5

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Annual Report 20142013.03.01–2014.02.28

(店)

0

300

200

100

2009 2010 2011 2012 2013

国内供給事業国内直営事業

国内直営事業のうち、直営店の売上高は前年同期に比べ6.7%増加したことに加え、WEBの売上高が前年同期に比べ13.9%の増加となり、高い伸びを示しました。

代表的な商品として、衣服・雑貨部門では、素材感にこだわった新規商品の「アメリカンコットン混」などのデニムシリーズや、「コットンシルク」のニットシリーズ、生活雑貨部門ではアロマディフューザーや関連するエッセンシャルオイルシリーズ、食品部門ではバレンタインデー向け製菓キットの「自分でつくる」シリーズが中心となり、売上を牽引しました。

一般供給先店舗及び西友店舗は、店頭売上高が前年同期に比べて3.2%の増加となったことにより供給売上高も伸長いたしました。

営業収益 1,336億 80百万円 (前期比 7.4%増)

営業収益 274億 25百万円 (前期比 3.4%増)

セグメント利益 117億 71百万円 (前期比 5.3%減)

セグメント利益 21億 85百万円 (前期比 10.4%減)

▶出退店状況出退店は、18店舗の出店及び11店舗の閉店を実施し、269店舗となりました。

▶出退店状況3店舗の出店及び4店舗の閉店を実施し、116店舗となりました。

▶店舗数の推移(2013年度)

国内直営事 業

国内供給事 業

日本国内の直営店舗及びインターネットにて商品販売を行う事業

日本国内の無印良品ライセンス供与先へ商品卸売りを行う事業

前期末店舗数 出店 閉店 合計

国内直営事業 262 18 11 269

国内供給事業 117 3 4 116

セグメント別概況 2 Business Segment Overview 2

60.6%

営業収益構成比率

12.4%

営業収益構成比率

無印良品グランフロント大阪 無印良品渋谷西武

6

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Annual Report 20142013.03.01–2014.02.28

南ヨーロッパを中心に継続していたマクロ市況の悪化の影響が底を打ち、売上が堅調に推移いたしました。また、ながらく利益の圧迫要因であったポンド及びユーロ安が反転したことで仕入コストが減少し、増益に寄与いたしました。

重点商品をはじめとした売れ筋商品の在庫を十分に持つことで売上が大きく伸長いたしました。既存店の好調に加えて、出店及び改装も順調に進みました。また平成25年11月にオーストラリアに1号店を開店いたしました。

▶出退店状況4店舗の出店(うち2店舗は供給店)及び3店舗の閉店(うち2店舗は供給店)を実施し、60店舗となりました。

▶出退店状況45店舗の出店及び4店舗の閉店を実施したことに加え、タイ王国で展開する9店舗の事業譲渡を受けたことにより、144店舗となりました。とりわけ、海外事業成長の鍵となる中国においては、37店舗の出店及び2店舗の閉店を実施し、100店舗となりました。

▶店舗数の推移(2013年度)

欧州地域事 業

アジア地域事 業

欧州地域において商品販売を行う事業

アジア地域において商品販売を行う事業

前期末店舗数 出店 閉店 合計

59 4 3 60

(店)

0

90

60

30

2009 2010 2011 2012 2013

(店)

0

150

100

50

2009 2010 2011 2012 2013

中国アジア地域全体

▶店舗数の推移(2013年度)

前期末店舗数 出店 閉店 合計

94 54 4 144うち中国 65 37 2 100

セグメント別概況 3 Business Segment Overview 3

4.5%

営業収益構成比率

15.6%

営業収益構成比率

営業収益 99億 33百万円 (前期比 25.2%増)

セグメント利益 2億 50百万円 (前期比 9.6%増)

営業収益 344億 93百万円 (前期比 79.0%増)

セグメント利益 38億 8百万円 (前期比 146.9%増)

(中国) MUJI ShangHai World Trade Plaza iapm

(台湾) MUJI DaJiang

7

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Annual Report 20142013.03.01–2014.02.28

米国において、平成24年11月より西海岸へ展開エリアを広げてきたことで同国内の認知度も向上し、売上は好調に推移いたしました。

その他事 業

欧州、アジア地域以外において商品販売を行う事業

海外供給事業、飲食事業、キャンプ事業、住宅販売事業など

その他地域事 業

▶出退店状況3店舗の出店を実施し、8店舗となりました。

▶店舗数の推移(2013年度)

前期末店舗数 出店 閉店 合計

5 3 – 8

(店)

0

9

6

3

2009 2010 2011 2012 2013

アジア地域でライセンスドストアを展開する国での出退店は、5店舗の出店及び1店舗の閉店を実施したことに加え、前述したタイ王国での9店舗の事業譲渡を当社連結子会社に行ったことにより、43店舗となりました。

また、当社の事業である飲食事業は、3店舗の出店を実施し、店舗数は18店舗となりました。

セグメント別概況 4 Business Segment Overview 4

1.1%

営業収益構成比率

5.8%

営業収益構成比率

営業収益 23億 89百万円 (前期比 85.6%増)

営業収益 126億 97百万円 (前期比 43.9%増)

セグメント利益 36億 97百万円 (前期比 113.6%増)

セグメント利益 82百万円 (前期比 6.1%増)

(USA) MUJI Hollywood(オーストラリア) MUJI Chadstone

8

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Annual Report 20142013.03.01–2014.02.28

1. コーポレート・ガバナンスの基本的な考え方当社は、全てのステークホルダー(株主様、お客様、従業員、社会、取引先)と円滑な関係を築き、企業価値を高めるために、他社との差別化を図り、圧倒的な存在感と信頼を得ることを目標としております。そのために「無印良品」のブランドイメージを高め、お客様にご支持いただけるモノ作り、販売手法とサービスの改善を進めてまいります。

株主の皆様には、業績のさらなる成長と積極的なIR活動、公正で透明感のある開示、株主還元によって信頼される企業を目指すとともに、従業員との関係では、会社が目指す方向と従業員のベクトルを合わせ、自己実現が図れるオープンで果敢な企業風土を築き、近年多発している他社の企業不祥事の教訓から、常に自戒自律した組織運営を行ってまいります。

2. 会社の会計上の意思決定、執行及び監督に係る経営管理組織 その他のコーポレート・ガバナンス体制の状況1 取締役会は、当社の規模と組織の状況、機動性を勘案し、現在社内取締役6名(執行役員兼務6名)及び東京証券取引所の定めに基づく独立役員として指名し、同取引所に届け出ている社外取締役3名の体制を採っております。取締役会の監督機能と経営執行責任を明確にするとともに、経営執行のスピードを早めるために、適宜、会議体及び決裁規定を見直すなど権限委譲を進めております。

2) 当社は監査役制度を採用しております。監査役会は現在4名(うち常勤監査役1名)の社外監査役で構成されており、その内3名は東京証券取引所の定めに基づく独立役員として指名し、同取引所に届け出ております。取締役会への出席や重要書類の閲覧などを通じて、取締役の職務遂行について監査しております。また、内部監査部門であります監査室及び会計監査業務を執行する会計監査人とも常時連携をとっております。

3) 取締役の報酬等を取締役会に答申する報酬諮問委員会(社外取締役3名[議長1名を含む]、社内取締役2名)を設置いたしており、また、取締役の選任等を取締役会に答申する指名諮問委員会(社外取締役3名[議長1名を含む]、社内取締役2名)も設置しております。

4) 当社は、内部監査部門であります監査室を設置し、現在6名で構成されております。店舗運営のマニュアル及び本部の業務基準書に沿った業務が適正に運営され、課題の解決が図られているかを監査しており、この結果は代表取締役に毎週報告すると同時に半期ごとに取締役会に報告しております。

5) 当社の会計監査業務は、有限責任 あずさ監査法人に所属する公認会計士大谷秋洋(継続監査年数2年)、公認会計士宮下卓士(継続監査年数4年)の2名及び会計監査業務に係る補助として公認会計士7名、その他11名の体制で公正な立場から監査が実施される環境を整備しております。

コーポレート・ガバナンス Corporate Governance

(2014年6月1日現在)

取 締 役 会社内取締役 6名社外取締役 3名

報酬諮問委員会社内取締役 2名社外取締役 3名

指名諮問委員会社内取締役 2名社外取締役 3名

監 査 役 会社外監査役 4名(内、常勤1名)

会計監査人

委員会●経営戦略委員会 ●人材委員会●人材育成委員会 ●宣伝戦略委員会●品質向上委員会 ●安全衛生委員会●海外400委員会 ●出店計画委員会

代表取締役

経 営 会 議

執 行 役 員

監 査 室

営業会議

業務標準化委員会

コンプライアンス・リスク管理委員会(内部統制統括責任者=総務人事担当部長)

ヘルプライン

アドバイザリーボード商品戦略委員会

株主総会

従 業 員

各部門 部門長(内部統制責任者) 各グループ会社

[模式図]

選任/解任 選任/解任監査

報告

報告

報告

相談

会計監査

内部監査

選任/解任監督

監査答申

監査選任/解任

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Annual Report 20142013.03.01–2014.02.28環境・社会への取り組み Environmental Activities

「感じ良いくらし」の実現 ―良品計画は「商い」で社会に貢献します―

良品計画が企画・開発する無印良品は、「わけあって、安い」をキャッチフレーズとし、安くて良い品として1980年、良品計画の母体である西友の自社開発の経験を基に生まれました。商品開発の基本は、生活の基本となる本当に必要なものを、本当に必要なかたちでつくること。そのために、素材を見直し、生産工程の手間を省き、包装を簡略にしたことから、シンプルで美しい商品として長く人々から愛されています。

無印良品誕生から30年あまりたった現在、私たちはその想いを更に発展させ、生活者に配慮し、やさしさのある商品・サービスを無印良品として具体化することで、世界の人々に「感じ良いくらし」を提案していきます。良品計画は「商い」を通すことで、人々が喜び、美を伝播し、そして社会に貢献することができると考えています。

「感じ良いくらし」を実現する企業として企業運営では3つの約束を、そしてその中でも事業運営の根幹である商品開発では3つの視点、生産では3つの基準を掲げて実践します。

企業運営3つの約束(「良品」ビジョン、企業理念より)

1. 公正で透明な事業活動を通じ、グローバルな成長と発展に挑戦していく

2. 新たな価値と魅力を生活者視点で探求し、提供していく

3. 良品計画に関わる全ての人に世代を超えて持続する「感じ良いくらし」を提案していく

1. デザインによる問題解決

2. 素材、工程の点検

3. 包装の簡略化

1. 良品基準(品質基準)

2. 良品計画の環境、労働、安全マネジメント(取引先行動規範)

3. 使用しない、制限する重点素材

商品を開発する上での3つの視点

商品を生産する上での3つの基準

「感じ良いくらし」を実現する企業としての取り組み

「感じ良いくらし」を実現する企業

天然資源の保全

安全・安心への配慮

温暖化への配慮

絆を大切にする活動

ムダをなくす取り組み

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会 社 名 株式会社良品計画 RYOHIN KEIKAKU CO., LTD.

所 在 地 〒170-8424 東京都豊島区東池袋4-26-3

設 立 1989年6月(登記上 1979年5月)

資 本 金 67億6,625万円

決 算 日 2月末日

主 な 事 業 「無印良品」を中心とした専門店事業の運営/商品企画/開発/製造/卸し及び販売

役 員 代表取締役会長(兼)執行役員 松井 忠三

代表取締役社長(兼)執行役員 金井 政明

専務取締役(兼)執行役員 松﨑  曉

常務取締役(兼)執行役員 加藤 隆志

常務取締役(兼)執行役員 小森  孝

取締役(兼)執行役員 鈴木  啓

社外取締役 酒巻  久

社外取締役 遠藤  功

社外取締役 伊藤 俊明

常勤監査役 松井  仁

監査役 服部  勝

監査役 渋谷 道夫

監査役 原  邦明

常務執行役員 徳江 純一

執行役員 大木 宏人

執行役員 亀谷 哲夫

執行役員 田中  満

執行役員 萩原 由美子

執行役員 岡崎  令 (2014年5月21日現在)

Advisory Board Advisor 小池 一子

Advisor 杉本 貴志

Advisor 原  研哉

Advisor 深澤 直人 (2014年2月28日現在)

会社概要 Corporate Information

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1980年12月、西友のプライベートブランドとして40品目でデビューした「無印良品」は、現在では7,000品目超を展開するブランドへと成長しています。1989年に西友から独立した良品計画は、「無印良品」の企画開発・製造から流通・販売までを行う製造小売業として、衣料品から家庭用品、食品など日常生活全般にわたる商品群を展開しています。

1980年 西友のPB商品「無印良品」誕生(家庭用品9品目/食品31品目)

1981年 衣料品販売開始

1982年 提携店への卸売開始

1983年 「無印良品青山」(103平方メートル)直営1号店オープン

1984年 西友大型店を中心にインショップ展開

1985年 無印良品事業部設立

1986年 海外生産調達(現地一貫生産)開始

1987年 工場直接発注、独自流通ルートなど海外生産調達のノウハウ拡大

1988年 地球規模での素材開発

1989年 株式会社良品計画設立(資本金1億円)

1990年 西友から「無印良品」の営業権譲受

1991年 ロンドン1号店オープン(英国リバティ社とパートナーシップ契約)

1992年 より高品質の「ブルー無印」スタート

1993年 株式会社アール・ケイ・トラック設立、大型ワンフロアー「無印ららぽーと」オープン

1994年 「RYOHIN KEIKAKU EUROPE LTD.」設立、新潟物流センター開設

1995年 シンガポール1号店オープン(1998年閉鎖)、「無印良品 津南キャンプ場」オープン、株式店頭登録

1996年 資本金67億6,625万円に増資、福岡センター開設

1997年 ISO9001認証取得

1998年 東京証券取引所市場第二部上場、神戸センター・浦安センター開設

1999年 「com KIOSK」展開(JR東日本リテールネット運営)

2000年 東京証券取引所市場第一部指定、ムジ・ネット株式会社設立

2001年 「MUJI(HONG KONG)CO.,LTD.」設立、「無印良品有楽町」オープン、「無印良品難波」オープン

2002年 アイルランド1号店オープン

2003年 韓国1号店オープン、住空間事業「無印良品の家」展開

2004年 台湾1号店オープン、「無印良品 嬬恋キャンプ場」オープン、「無印良品の家」有楽町店オープン、イタリア1号店オープン

2005年 中国本土(上海)に1号店オープン、ドイツ1号店オープン

2006年 シンガポールに「MUJI Global Sourcing Private Limited」設立、スペイン1号店オープン、株式会社イデーの事業譲受

2007年 欧州統括子会社「MUJI EUROPE HOLDINGS LIMITED」設立、「MUJI 東京ミッドタウン」オープン、米国1号店オープン

2008年 「MUJI to Go Hong Kong International Airport」オープン、米国旗艦店「MUJI Times Square」オープン、「MUJI 新宿」オープン

2009年 「無印良品池袋西武」移転リニューアルオープン、インドネシア1号店オープン

2010年 ポーランド1号店オープン、「無印良品」30周年、ポルトガル1号店オープン

2011年「Café & Meal MUJI 南青山」オープン、「無印良品有楽町」「MUJI キャナルシティ博多」リニューアルオープン、マレーシアに「MUJI(MALAYSIA)SDN. BHD.」設立、「Found MUJI 青山」オープン

2012年 マレーシア1号店オープン、「MUJI Retail(Thailand)Co.,Ltd.」設立

2013年 クウェート1号店出店、「無印良品グランフロント大阪」オープン、オーストラリア1号店出店

沿 革 History

Found MUJI 青山

無印良品有楽町

無印良品グランフロント大阪

MUJI Times Square

無印良品下北沢

デビュー40アイテム

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所 在 地:東京都豊島区設 立:1993年3月主な事業:物流加工

所 在 地:ドイツ(デュッセルドルフ)設 立:2005年7月主な事業:「無印良品」の小売

所 在 地:東京都豊島区設 立:2000年5月主な事業:住空間事業「無印良品の家」の販売

所 在 地:マレーシア(クアラルンプール)設 立:2011年10月主な事業:「無印良品」の小売

所 在 地:東京都豊島区設 立:2006年8月主な事業:家具・インテリア等の企画・製造・販売

所 在 地:中国(香港)設 立:2001年3月主な事業:「無印良品」の小売

所 在 地:イギリス(ロンドン)設 立:2007年1月主な事業:欧州地域の事業統括

所 在 地:シンガポール設 立:2003年1月主な事業:「無印良品」の小売

所 在 地:イギリス(ロンドン)設 立:1994年3月主な事業:「無印良品」の小売

所 在 地:韓国(ソウル)設 立:2004年12月主な事業:「無印良品」の小売

所 在 地:フランス(パリ)設 立:1998年4月主な事業:「無印良品」の小売

所 在 地:中国(上海)設 立:2005年5月主な事業:「無印良品」の小売

所 在 地:イタリア(ミラノ)設 立:2004年9月主な事業:「無印良品」の小売

株式会社アール・ケイ・トラック

MUJI Deutschland GmbH

所 在 地:オーストラリア(メルボルン)設 立:2013年3月主な事業:「無印良品」の小売

所 在 地:米国(ニューヨーク)設 立:2006年10月主な事業:「無印良品」の小売

MUJI U.S.A. LIMITED

MUJI (MALAYSIA) SDN. BHD.

所 在 地:タイ(バンコク)設 立:2012年11月主な事業:「無印良品」の小売

MUJI Retail (Thailand) Co.,Ltd.

MUJI (HONG KONG) CO.,LTD.

所 在 地:シンガポール設 立:2006年4月主な事業:商品開発・商品調達・貿易業務

MUJI Global Sourcing Private Limited

MUJI EUROPE HOLDINGS LIMITED

MUJI (SINGAPORE) PRIVATE LTD.

所 在 地:中国(上海)設 立:2009年10月主な事業:商品開発・商品調達・中国店舗への商品供給

愛姆吉斯(上海)貿易有限公司

RYOHIN KEIKAKU EUROPE LTD.

MUJI Korea Co.,Ltd.

所 在 地:台湾(台北)設 立:2003年8月主な事業:「無印良品」の小売

台湾無印良品股份有限公司

RYOHIN KEIKAKU FRANCE S.A.S.

無印良品(上海)商業有限公司

MUJI ITALIA S.p.A. MUJI RETAIL (AUSTRALIA) PTY LTD

関連会社 Group Companies

株式会社イデー (IDÉE)

株式会社MUJI HOUSE

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Annual Report 20142013.03.01–2014.02.28連結貸借対照表 1 Consolidated

Balance Sheets 1

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Annual Report 20142013.03.01–2014.02.28連結貸借対照表 2 Consolidated

Balance Sheets 2

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Annual Report 20142013.03.01–2014.02.28連結損益計算書 1 Consolidated

Income Statements 1

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Annual Report 20142013.03.01–2014.02.28連結損益計算書 2 Consolidated

Income Statements 2

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Annual Report 20142013.03.01–2014.02.28連結株主資本等変動計算書 Consolidated Statements of

Changes in Net Assets

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Annual Report 20142013.03.01–2014.02.28連結キャッシュ・フロー計算書 1 Consolidated

Cash Flow Statements 1

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Annual Report 20142013.03.01–2014.02.28連結キャッシュ・フロー計算書 2 Consolidated

Cash Flow Statements 2

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