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東三河ほいっぷネットワークについて 「ICTでつなぐ地域医療連携と地域包括ケア」セミナー 平成26222日(土曜日) 豊橋市医師会 理事 田代ひ尿器科 院長 山内 智之

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東三河ほいっぷネットワークについて

「ICTでつなぐ地域医療連携と地域包括ケア」セミナー

平成26年2月22日(土曜日)

豊橋市医師会 理事

田代ひ尿器科 院長 山内 智之

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「ほいっぷ」とは

「ほいっぷ」は、保健の「ほ」、医療の「い」、福祉の「ふ」の頭文字を用い、各施設が混ざり合い連携するところをイメージした、公募によるゾーンの愛称です。このゾーンには三師会(医師会・歯科医師会・薬剤師会)の施設と保健所、子供発達センター、夜間急病診療所などが平成22年から協働で事業を進めています。

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豊橋市での電子連絡帳システムの推移①

平成22年1月より在宅医療のメンバー4人と弥生病院脳神経外科でニューメルクの運用を開始

平成23年有志で電子連絡帳の運用を開始、医師会の理事会で訪問看護ステーションでの試験運用承認(5/30~)

平成24年2月に電子連絡帳のバージョンアップが完成

平成24年4月機能を強化した在宅支援診療所の月1回の会議を電子連絡帳で代用できることを口頭にて東海北陸厚生局に認めて頂く

平成24年9/14の豊橋市医師会の理事会にて電子連絡帳を医師会が主体となって推進することが決定された。9/28の理事会で豊橋市の長寿介護課へのご協力のお願いを権田会長名で提出することが決定された。10/15豊橋市の長寿介護課に市内の地域包括支援センターのスタッフを招集していただき、説明会を開催。CD版とダウンロード版の配布を開始

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豊橋市での電子連絡帳システムの推移②

平成25年4月18日第1回東三河電子連絡帳協議会

平成25年5月21日レセコン、電子カルテ事業者向け電子連絡帳説明会平成25年5月30日第2回東三河電子連絡帳協議会

ネットワーク名が東三河ほいっぷネットワークと決定。CTCと正式契約

平成25年6月1日東三河ほいっぷネットワークのポータルサイト開設平成25年6月8日各診療所向け電子連絡帳説明会を開催

平成25年9月5日第3回東三河電子連絡帳協議会に田原市、豊川市がオブザーバーとして初参加平成26年2月6日第4回東三河電子連絡帳協議会を開催平成26年8月6日第5回東三河電子連絡帳協議会予定

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ポータルサイト 電子連絡帳

提供サービス内容東三河ほいっぷネットワークとは

CTCへ包括的に利用料金を支払い

東三河医療圏(人口:765687人)

豊橋市(人口:376,665人)

田原市(人口:64,119人)

豊川市(人口:181,928人)

蒲郡市(人口:82,249人)

北部医療圏(新城市、設楽町、東栄町、豊根村)(人口:60,726人)

各地区医師会

各地区歯科医師会

各地区薬剤師会

社会福祉協議会

介護サービス事業者

社会福祉協議会

介護サービス事業者

社会福祉協議会

介護サービス事業者

社会福祉協議会

介護サービス事業者

社会福祉協議会

介護サービス事業者

東三河ほいっぷネットワーク

基本料金(保存容量・ライセンス)

保守料金

基本料金(保存容量・ライセンス)

保守料金

基本料金(保存容量・ライセンス)

保守料金

基本料金(保存容量・ライセンス)

保守料金

基本料金(保存容量・ライセンス)

保守料金

行政区単位で保存領域を設ける

(基本事業及び自治体別事業に対応)

委託契約

東三河電子連絡帳協議会(サービス運用者)

協定

地域中核病院

豊橋市 豊川市 田原市 蒲郡市 北部医療圏

医療・福祉(介護)統合サービス(基本事業)

自治体別事業 自治体別事業 自治体別事業 自治体別事業 自治体別事業

(例)見守り問題

名古屋大学(システム支援)

実施体制

サービス

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東三河ほいっぷネットワークの料金システム

• 一行政区単位で料金は一月20万円、年間240万円である

• ただしサポート・管理料をカットすることが可能であり、昨年豊橋では一月10万円、年間120万円の運用を開始した(今年の春から240万円の契約予定)

• 東三河地域ではそれぞれの市が正式に予算を獲得するまでは豊橋市のクラウドを共同利用する

• 今後サーバーの容量が足りなくなった場合には一医療機関、一介護施設ごとに1000円程度の利用者負担が必要になる可能性がある

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電子連絡帳の主な使い方

①在宅患者の多職種での情報共有

②病診連携、診診連携

③機能を強化した在宅支援診療所の

情報共有

④個人情報の保存(メモリーカードとの比較)

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①在宅患者の多職種での情報共有

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電子署名の実際

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②病診連携

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③機能を強化した在宅支援診療所の情報共有

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④個人情報の保存

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東三河ほいっぷネットワークの現状① 平成26年2月5日

在宅医療支援数(患者)

H244

H254.17 6.26 7.17 8.19 9.2

H261.7 2.5

対象患者数(人) 70 162 172 187 201 202 221 223

登録記事数(件) 868 3,621 3,862 3,927 4,115 4,193 5183 5359

H244

H254.17 6.26 7.17 8.19 9.2

H261.7 2.5

プロジェクト件数(件)

- - 3 9 11 11 29 34

その他件数(件) - - 6 8 10 11 27 29

登録記事数(件) - - 43 75 119 134 580 719

在宅医療支援数(プロジェクト・その他)

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東三河ほいっぷネットワークの現状②

H244.1

H254.17 6.26 7.17 8.19 9.2

H261.7 2.5

医療機関 161 162 162 166 166

医師会 3 3 3 3 3

介護施設 10 9 8 25 27

地方自治体 1 4 5 7 7

地域包括支援センター 1 4 4 5 5

薬局 2 2

(計) 176 182 182 208 210

証明書ダウンロード済み数 24 40 40 67 71

登録施設数

平成26年2月5日

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東三河ほいっぷネットワークの現状とまとめ

• 有用なシステムであるが、まだ普及が遅い。

• 医療、看護、介護の各機関がお互いに勧めあって導入する機関を増やさなくてはいけない。

• 医療機関を増やすためにも、看護、介護のためのネットワークだけでなく、病診連携、診診連携のソフトとして、また種々の連携パスを回すためのツールとしても利用する必要がある。

• 豊橋こころのケアセンター(東三河地域の認知症疾患医療センター)での電子連絡帳の運用されている。

• 豊橋市では電子連絡帳を使ってのサービス担当者会議が認められた。

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電子連絡帳システムのまとめと今後の展望

• 電子連絡帳システムは多職種連携ソフトとして有用性が高く、コストパフォーマンスからも実用性がある。

• 電子連絡帳システムの普及は医師会に多様性をもたらし、ネットワークとしての医師会という新たな存在価値が生まれる。

• 電子連絡帳システムは崩壊しつつある地域社会に、新たなネットワーク上にコミュニティを再生するものであり、地域社会の崩壊を防ぐツールとなる。

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ご静聴ありがとうございました。

市ごとに発行する予定のステッカー(案)