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コンピュータ概論 第9回:E-‐Learning
「第9回E-‐Learning」の目的 • シラバスを以下のように修正します。
• コンピュータやインターネットが活用できる以前の学習環境は、図書館などにこもって書籍を次々と調べる、という方法が中心であった。近年、サーバ側に学習者の個人学習記録を格納し、個別に指導することも可能となる「学習システム」が利用できるに至っている。
• そこで、看護の国家試験の過去問題や、数学の反復演習などを行うことの出来る「学習システム」を実際に使用し、コンピュータを用いた学習(e-‐Learning)を体感する。
CAI (CIAではありません) • Computer Aided instruc6on • Computer Assisted Instruc6on • コンピュータによる教育支援
• 学校などで、コンピュータを使って教材を作成し、 作成された教材をプロジェクタなどで教室に投影する。
• WEB環境などで教材を配信する。 • WordやExcelなどを授業で用いて、これまでできなかった 学習をさせること
• などを指していた。
• → 今は、普通に行われている
E-‐Learningとは • コンピュータやネットワークを利用して学習すること。 • CAIの一歩進んだ形 • 時代の流れと技術の革新によって、変化して来た。
• 情報倫理 教科書P24
• 単に教材をダウンロード(作成)するだけではなく、 • 実際に問題を解く
• → 学習履歴をシステムが管理する • 学習者が、自分の「弱点」にあたる部分を集中的に 学ぶ、という使い方が可能になる。
• 次に学ぶべき分野を、進捗状況に応じて「システム」が 助言してくれる。
CAではじまる言葉・・・ • Cabin AAendant じゃなくて・・・ • コンピュータの世界でのCAは、Cer6ficate Authority(認証局)
• 「なりすまし」などを防ぐための「証明書」の発行機関 じゃなくて・・・
• Computer Assisted なんとか • 一つの時代のブームで、様々なCAなんとかがある。 • CAD – Computer Assisted Design (設計支援/作図支援) • CAE – Computer Aided Engineering (開発支援) • CAM – Computer Aided Manufacturing (製造支援) • CAM – Computer Assisted Medicine (医療支援) • CASE – Computer Aided SoMware Engineering (ソフト開発)
• CA…のブームが終わったら、E-‐なんとかのブームが到来 • コンピュータを使って、というのは、当たり前になった
LMS • Learning Management System • 学習管理システム
• 「学習者」を登録する。 • 学習者ごとの「学習履歴」を管理する。 • 学習内容に応じて、教材の分野や種類を変える。
• 「指導者」を登録する。 • 学習者と指導者の、コミュニケーションを支援する。 • 指導者が、学習者の学習履歴を閲覧する。 • 指導者がLMSに課題実施の指示を出し、LMSが指導者の 指示に従って学習者に教材を提供する。
• コンピュータを使って、学習していける。
WBT • Web Based Training • コンピュータをWEBに接続し、 WEB上の指示に従って「トレーニング」を受けること。
• 学習者を登録しなくても利用できる。 • (登録させる場合もある。)
• LMSを持っていても、いなくても、Web Baseの学習環境は WBT
シミュレータ
• Simulator (「シミュレータ」です。 • よく「シュミレータ」などという人がいますが、趣味に しないで下さい。
• 「模擬実験(操縦)装置」 • 通常は、コンピュータを用いて、機器の操縦などを 覚える装置。
• 「外科手術のシミュレータ」というのがあった。 • オペの途中で「降圧剤」を1000単位と入力するところ、 誤って、10000と入力したら、模擬患者は心停止した。
• あわてて「−10000」と入力したら、模擬患者は元に戻った。 → 現実にはあり得ません!
帝京平成学習システム(thsis) 「帝平千葉 – 学習管理システム」があります。
• きっと、誰も知らなかったと思います。(PRしていないので)
• 臨床工学の国家試験学習用に開発し、現在も 暫定運用を続けています。 • (いつになっても「完成」しない、お披露目しない)
• 看護対応も(仲井先生の助言で)始めましたが、 一度も紹介する機会がないまま、今日に至っています。 (看護向けは、1年間眠っていました。)
• 千葉の臨工にだけ、今のところ使っています。
URLは hAp://www.signalysis.co.jp/thsis です。
起動画面
• 接続すると、以下のような画面になります。
ログインして下さい。
• ログインIDは、皆さんの学籍番号です。 パスワードは、授業中に配布します。
皆さんの名前が出ます。
• ログインに成功すると、皆さんの名前が表示されます。 (今日の授業のために、事前に登録しました。)
• 希望しない学生は、本日の授業終了後、アカウントを 削除します。それ以外の学生は、このまま放置?
→ご自由にお使い下さい。
メインメニュー
• 「学習開始」を クリックして下さい。
学習メニュー
• 右のような画面になります。
• 教員へのメール連絡を 選んで下さい。
教員へのメール連絡 • 現在、看護の学生から見える 登録済みの教員は仲井先生、 小林と松村先生の3名だけです。
松村先生は、数的処理の 問題を準備して くれました。 • アドレス開示を希望しない先生の アドレスは表示されませんが、 アドレスが見えないままでも 本当にシステム経由で メールを送れます。(当たり前か・・)
• 松村先生や、仲井先生にもメールは送れてしまいます。 • 「メールを受けたくない」処理を、まだ追加していないので・・
教員宛のメール連絡
• 普通のWEBメールと同様の操作方法です。
今日は、何もしないで戻って下さい。
問題演習
• 学習メニューで、問題演習をクリックして下さい。
千本ノック
• 仲井先生が作成した、漢字の読みの学習教材です。 全部で千問あります。
輸液速度の問題
• 輸液の速度(1)の問題を選ぶと、以下のような画面になります。電卓も開いて計算して下さい。
• 数値は毎回異なるので、自信がつくまで 反復できます。
正解すると
• 正解すると、以下のような画面になります。
学習履歴の閲覧
• 学習履歴は自動的に 記録されます。
• LMSとして、学習内容に 応じて、「お薦め」の 課題を提示する予定 ですが、工事中です。
国家試験の問題演習
• 第100回の午前の問題だけ、入れてあります。 • (そのうち、こっそりと増えているかも知れません。)
• 問題の解き方を選んで下さい。 • 分野指定したり、乱数で出題されたりできます。 • 携帯や、iPadからでも使えます。
今日の実習課題
• 今日の課題は、配点6点です。 • 問題演習メニューで、BMIの計算, 輸液の速度、単位の変換、 濃度の計算など、 全部で19問のうち 15問を解いて下さい。
• 1問0.4点で加点します。
(正解回数が1回以上で クリアとします。 同一問題の場合、何回 解いても「1回」とします。)
• それ以上の解いた場合は 授業時間内ならば、 ボーナス点として加点 します。 国家試験第100回午前の 問題も、1問0.4点で 加点します。
• (授業終了時にカウント)
次回予告
• 次回のテーマは、第10回「ソフトウェア」です。
• SoMware ― OSとApplica6on ― • ソフトウェアには、OS(Opera6ng System)とApplica6onとがある。Windows・Apple・Android(Linux)などはテレビCMなどでよく耳にするが,どのような役割を果たしているのか,また一般にどのようなApplica6onがあるのか実例を紹介したうえで,ソフトウェア全般について知識を深める。
• とくに医療福祉の現場において利用可能なソフトウェアなどを実際に使用し,OSとApplica6onとの関係を体験的に学ぶ。