アウトソーシングで 「仕上がり品質と 生産性の向 …...総務部...

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Client Profile 各種セミナーやイベントで使用するチラシや講演資料、社内向け資料など、支店 や本社内で利用するさまざまな印刷物の受付(入稿)からデザイン、印刷、納品ま でを行なう。センター内に多数の印刷機、加工機材を備え、社員からの印刷にか かわる注文や要望にワンストップで対応。キヤノンMJグループへ運営を委託し、 専任の常駐スタッフにて運営。 所在地 設立 資本金 店舗数 事業内容 東京都中央区日本橋1-9-1 1925年12月25日 100億円 156店舗(2018年9月末) アジアに立脚したグローバル 金融サービス・グループ 証券業 社員数15,252名(2018年3月末) 野村證券株式会社 様 導入事例 ソリューションレポート 企業が業務改革の施策として ペーパーレス化を進める一方、 まだまだ果たすべき役割が多いさまざまな印刷物。 その印刷業務にかかる作業の負担は、 コア業務への集中を妨げる要因にもなっています。 そこで企業を中心に 業務効率化の選択肢となっているのが、 印刷室運営業務のアウトソーシングです。 野村證券株式会社では、印刷室の業務を キヤノンMJグループのスタッフで運営することで、 印刷物の仕上がり品質、生産性を向上させ、 多くの拠点が活用できる利便性を実現しました。 野村證券株式会社ではそれまで2か所の印刷室を自社で運営していました。印刷室 の業務を効率化するためには、運営形態の再構築と体制の見直しが必要でした。 総務部の伊原課長が語ります。「当時は人的コストや設備コストが重複していた 上に、それぞれの役割分担が不明確でした。また、 利用実績も本社部署が大半で、支店での利用 は限定的でした。こうした状況を改善し、 利便性の高いサービスを提供する こと、かつ印刷費用を削減すること を目的として、キヤノンMJを含めた 数社に提案を依頼しました」。 複数の印刷室の一元化と効率化に加え、 支店での活用促進が大きな課題 01 outsourcing 印刷室運営の アウトソーシングで 「仕上がり品質と 生産性の向上」を実現、 「働き方改革」も推進。 印刷室運営の アウトソーシングで 「仕上がり品質と 生産性の向上」を実現、 「働き方改革」も推進。 印刷製本センター お客さま向けセミナー関連ツールや 社員教育、社内規約系の資料など、月 間出力枚数は年々増加

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Post on 10-Jan-2020

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Client Profile

各種セミナーやイベントで使用するチラシや講演資料、社内向け資料など、支店や本社内で利用するさまざまな印刷物の受付(入稿)からデザイン、印刷、納品までを行なう。センター内に多数の印刷機、加工機材を備え、社員からの印刷にかかわる注文や要望にワンストップで対応。キヤノンMJグループへ運営を委託し、専任の常駐スタッフにて運営。

所在地設立資本金店舗数事業内容

: :::

東京都中央区日本橋1-9-11925年12月25日100億円156店舗(2018年9月末)アジアに立脚したグローバル金融サービス・グループ

証券業

社員数15,252名(2018年3月末)

野村證券株式会社 様導入事例

ソリューションレポート

企業が業務改革の施策としてペーパーレス化を進める一方、まだまだ果たすべき役割が多いさまざまな印刷物。その印刷業務にかかる作業の負担は、コア業務への集中を妨げる要因にもなっています。そこで企業を中心に業務効率化の選択肢となっているのが、印刷室運営業務のアウトソーシングです。野村證券株式会社では、印刷室の業務をキヤノンMJグループのスタッフで運営することで、印刷物の仕上がり品質、生産性を向上させ、多くの拠点が活用できる利便性を実現しました。

野村證券株式会社ではそれまで2か所の印刷室を自社で運営していました。印刷室

の業務を効率化するためには、運営形態の再構築と体制の見直しが必要でした。

総務部の伊原課長が語ります。「当時は人的コストや設備コストが重複していた

上に、それぞれの役割分担が不明確でした。また、

利用実績も本社部署が大半で、支店での利用

は限定的でした。こうした状況を改善し、

利便性の高いサービスを提供する

こと、かつ印刷費用を削減すること

を目的として、キヤノンMJを含めた

数社に提案を依頼しました」。

複数の印刷室の一元化と効率化に加え、支店での活用促進が大きな課題

01 導 入 の 背 景

o u t s o u r c i n g

印刷室運営のアウトソーシングで「仕上がり品質と 生産性の向上」を実現、「働き方改革」も推進。

印刷室運営のアウトソーシングで「仕上がり品質と 生産性の向上」を実現、「働き方改革」も推進。

印刷製本センター

お客さま向けセミナー関連ツールや社員教育、社内規約系の資料など、月間出力枚数は年々増加

総務部 契約購買課長 伊原氏 総務部 契約購買課長代理 竹内氏

導 入 効 果

改めて現在の運用状況と導入後の効果について、総務部の竹内課長代理に

伺いました。「現在、印刷製本センターには10名以上の専任スタッフに常駐

してもらっています。キヤノンMJグループに印刷室の運用を委託することで

サービスレベルが向上し、利用件数が増加しました。

高い仕上がり品質で、セミナー資料など支店からの発注依頼も急増

03

今 後 の 望展

目配りの利いた提案とコストパフォーマンスの良さが決め手に

02 選 定 理 由

初心者でも活用しやすい「デザインのテンプレート化」で、更なる利用拡大を

04

※2018年12月現在〒108-8011 東京都港区港南2-16-6

CANON BPO PRINTING SOLUTIONSドキュメントセンター運営サービス

お客さまの社内でドキュメントセンター(印刷室)の運営を請け負います。お客さま先のドキュメントセンターにスタッフが常駐し、必要な印刷物の出力、製本作業などを行い、最適なドキュメント環境をご提供します。

プリントオンデマンドサービス

製本・加工サービス

デザイン制作サービス

大判プリントサービス

電子化/スキャンサービス

印刷物は、お客さま向けチラシ、ご提案資料、DMハガキ、ポスター等の営業資

料などが中心です。印刷だけでなくデザイン制作の提案をいただけることで、

商品やイベントの魅力を効果的に訴求できるようになりました。CG・印刷・製本

のフルラインナップをワンストップで提供していただけますし、発注者の細かな

要望にも柔軟に応えていただけます。品質が高くアウトプットの訴求力が強い

こと、さらに納品までのリードタイムが短いことも大きなメリットです。本社、

支店ともこれまで各種資料の製作に関わっていた時間をコア業務に振り分け

ることができ、大幅な業務効率化につながりました」。

印刷製本センターの利用は本社・支店にかかわらず社内全体に拡大して

おり、社内インフラとして定着しているといえます。最後に、今後の展開について

どのように考えているのでしょう。伊原課長が語ります。「今のままでも十分に

満足できるレベルですが、より早く、美しく、そしてリーズナブルにというのが

永遠の課題です。キヤノンMJグループの協力を受けながら、引き続きサービス

品質の向上を目指していきたいと考えています。例えば、利用者の利便性に

つながる取り組みのひとつとして、セミナー案内チラシなどデザインのテンプ

レート化を計画しています。このテンプレートを活用することで、デザインリテ

ラシーが高くなくても簡単にきれいなデザインで作成することができるように

なります。また、独自のデザインで仕上げたい人はフリーデザインでオーダー

するなど、利用者の状況に応じてフレキシブルに選択できる環境を用意する

ことで、より使い勝手のいいサービスになると考えます」。キヤノンMJグループ

は、印刷業務の役割の変化を捉えながらこれまでお客さまと培ってきた多く

の経験と実績をもとに、印刷室の運営業務をトータルに支援することでお客

さまの目標実現に協力してまいります。

印刷室全般の運営を委託するパートナーとして、キヤノンMJグループが

選ばれ、野村證券内に新たな「印刷製本センター」が開設されました。キヤノン

MJグループを選んだ理由を、伊原課長は「当社が当時抱えていた課題に対

し、こちらの立場に立って隅から隅まで目配りの利いた提案をしてくれました。

一番大きかったのは、やはりコストパフォーマンスの良さですね。ボリュームが

多いロングランの業務は生産性、耐久性にも優れた大型のプロダクション機

を活用し、納期が短い業務に関してはレスポンスの早い中型機を使うなど

製作機材を使い分けることで、生産性を大幅に向上できました。また、お客さま

向けのチラシやポスターなども、印刷会社と遜色ないくらい美しく、内製化する

ことで外注印刷費の削減にもつながると考えました。

利用件数の増加に伴ってフロアを拡張し、印刷機や人員を増強しました。わかり

やすいサービスメニューと料金体系に加え、当社の好みやレギュレーションを

理解していただいた上で、いつも概ね“フェアウェイ”での提案をもらえるのはと

ても助かっています。デザインの要望は千差万別ですが、根気よく耳を傾けて、

柔軟に対応してもらえますし、とにかく相談すれば何とかなるという便利さも大変

貴重です。あらためてキヤノンMJグループを選択してよかったと感じます」。