回データ流通・活用wg...(水道cps/iot実証事業)...

© 2018 NTT DATA Corporation

2018年12月11日（火曜日）株式会社ＮＴＴデータユーティリティ事業部

産業データ共有促進事業に関する取り組み状況のご説明

第5回データ流通・活用WG 御中資料3-2

© 2018 NTT DATA Corporation 2

１．産業データ共有促進事業の概要


実用化・事業化を行う製品・サービス等の概要

プラットホーム活用により、インフラ事業に参画する各ベンダーが拡大し活用していく姿

IoTプラットフォーム厚生労働省等所管官庁の認可

電気メーカ機械メーカ材料メーカ PFI・PPP 会計コンサル

新しいサービス





地方自治体

データ共有プラットホーム

生産性向上生産性向上生産性向上生産性向上生産性向上 BCP

水道事業体団体水道事業体関係団体新しい価値提供

（生産性向上＋新しいサービス）

新しい価値提供（生産性向上＋新しいサービス）

データ利活用者

データ提供者


データ共有プラットフォームへのデータ利活用者が「データ提供の対価」を支払う仮説

IoTプラットフォーム厚生労働省等所管官庁の認可

電気メーカ機械メーカ材料メーカ PFI・PPP 会計コンサル






地方自治体


生産性向上生産性向上生産性向上生産性向上生産性向上 BCP

水道事業体団体水道事業体団体新しい価値提供

（生産性向上＋新しいサービス）新しい価値提供

（生産性向上＋新しいサービス）

実用化・事業化での仮説

＊新たなサービス開発の効率化（開発するために必要なデータが入手できる）＊営業販売費の効率化（販売に関する必要なデータが入手できる）

＊自身のソリューションに付加価値（AI）などをつける（AIに必要なデータが入手できる）＊新しい分野にソリューションの幅を広げる（幅を広げるのに必要なデータが入手できる）＊利活用者同士の連携により共同型のソリューションが生まれる（ビジネスの連携先を見出せる）

１）データ利活用者において新たなサービス創出の仮説

２）データ利活用者の生産性の向上の仮説


事業実施体制

八戸圏域水道企業団奈良市企業局

データ提供者

Ｍ社（PPP系）

Ｐ社（メーカ系）

データ利活用事業者

ＮＴＴデータ

・データのご提供・データ提供の仕方の検討・実現

・データ共有方法の検討・実現・共有データ活用の検討

(水道CPS/IoT実証事業)

産業データ共有事業としての体制


Ｂ社（料金系）

Ｄ社（コンサル系）

岩手中部広域水道企業団大阪広域水道企業団香川県広域水道松江市上下水道局

三菱電機、東芝、明電舎日立製作所、メタウォーター

水ingなど

データ項目の情報での連携

連携している実証事業の体制

水道事業体

ベンダー


事業体Ｂベンダのサービス

ＢベンダのＡＰ

ＡベンダのＡＰ

Ａベンダのサービス

ＣベンダのＡＰ

監視AP機能

ＰＦ

職員など

ユーザインター

フェイス

（XML形式）

番号資産名称

所在地耐用年数

取得価額・・・

001 配水池 ●●市～ 30 100000000 ・・・

002 ポンプ ●●市～ 20 5000000 ・・・

003 社用車 ●●市～ 5 3000000 ・・・

004 監視盤 ●●市～ 30 3000000 ・・・

会計料金

台帳・料金・会計

一次蓄積

データ変換

（XML形式）

CSV

SHAPE

マスタ【XML】事業体ID-システムID-業務ID-管理番号-資産名称-所在地-耐用年数・・・

【XML】事業体ID-システムID-業務ID-管理番号-資産名称-所在地-耐用年数・・・





CSV

＜参考＞水道CPS/IoT実証事業データの流通性を高めて、ベンダーロックインを外す

■事業体が「データ」の所有者となり、事業体主導でデータの利活用を推進される■データ項目の雛形を提供し、データ整備を促進させる（水道業界では台帳整備義務化）

台帳AP機能【浄水場水運用）アプリケーション及びデータベース機能

ＧＷ(浄水系)

ＰＬＣ

【台帳】アプリケーション及びデータベース機能

ＧＷ(配水系)

ＰＬＣ

業務実施者

料金

一次蓄積

標準IF

様々なＩＦ

アプリケーションを利用した業務

＊データを利用し自由に編集・変更＊データを適切なベンダーに提供

画像や地図データ

＜標準な形式＞

CSV

問い合わせ

提供

ＰＬＣ

施設

ＰＬＣ

ポンプセンサ

漏水調査機能


標準インターフェイス

標準インターフェイス



Ｄベンダ

<<現行型>> <<CPS型>>

Ｅベンダ

Ex)夜間最小流量データ

と給水台帳との突合などのニーズがある

施設ポンプセンサ

台帳・料金・会計点検などのデータ

台帳・料金・会計点検などのデータ


データ共有プラットフォームに提供されるデータ項目の調査・整理状況

⚫監視制御システムの現地調査⚫完成図書（信号表）調査

⚫設備台帳（エクセル）⚫管路台帳（マッピング）⚫固定資産台帳データ

⚫監視制御システムの現地調査⚫完成図書（信号表など）

⚫設備台帳（エクセル）⚫日常点検簿（エクセル）⚫管路台帳（画面）⚫企業会計（決算、工事台帳、固定資産）


⚫システムベンダーヒアリング（料金、会計システムの設計書などを調査）

⚫各種参考資料の参照・厚生労働省「水道事業におけるアセットマネジメント（資産管理）に関する手引き」

・厚生労働省「水道設計指針2012」など

監視制御データ

台帳及び事務系データ

監視制御データ項目一覧

台帳及び事務系データ項目一覧

①データ調査 ②データ整理・分類・分析 ③基礎データ項目（案）への反映

予算執行(収入)

貯蔵品

決算企業債固定資産台帳

工事台帳

執行(支出)

公営企業会計

料金給水台帳調定収入水道施設台帳

設備台帳管路台帳点検マッピング

監視制御


アセットマネジメント実施を見据え、更新費用の見積りに必要となる、機器ごとの詳細な仕様についても調査

分類（業務）に整理し、データの項目、データ量、取得頻度の要件を定義（全データ点数：約2,900点）

⚫事業体ごとのデータ要件比較を実施し、PFとして必要なデータ要件を抽出（データ量、取得頻度など）

⚫事業体の場内外の監視制御データを洗い出し、設備機器ごとに整理(全データ点数：約18,500点)

奈良市企業局

八戸圏域水道企業団

香川県広域水道企業団

その他

アナログ値デジタル値積算値

設定値

機器操作

＜東部浄水場＞

データ点数：約 6000点

ファイル数：6ファイルデータ数：約 1400点

ファイル数：44ファイルデータ数：約 1500点


＜御殿浄水場＞



データ項目数：1629

データ項目数：652


データ項目の一例＝台帳データに必要な項目案（設備台帳、点検）

■水道施設台帳（設備）

■点検情報

※管路台帳は、以下設備マスタに管路情報を出力明細マスタは必要に応じて利用するが、内容は未検討

【施設マスタ】

施設ID A0001 【システムマスタ】

都道府県ID 事業体ID 123456789 【システムマスタ】

市区町村ID システムID SD001 業務ID SE001 【設備マスタ】

事業体ID 1234567889 システム名水道施設台帳システムID SD001（台帳）管理番号 0000001

施設名・・・事業体ID 123456789 業務ID SE001

業務名設備台帳システムID SD001（台帳）

・・・設備ID 00001

設備名称加圧ポンプ

設置場所 ○○県○○市・・・　○○浄水場

法定耐用年数 30年

取得年度 1988年

図面番号 0001-1-001

能力 1000㎥/h

メーカ株式会社　水道管理会社

明細件数（機器数） 2

名称1 吐出弁

耐用年数1 10年

名称2 圧力計

耐用年数2 10年

・・・

【施設マスタ】

施設ID A0001 【システムマスタ】

都道府県ID 事業体ID 123456789 【システムマスタ】

市区町村ID システムID SD001 業務ID T001（点検）【点検マスタ】

事業体ID 1234567889 システム名水道施設台帳システムID SD001（台帳）管理番号 0000001

施設名・・・事業体ID 123456789 業務ID T001（点検）

業務名点検システムID SD001（台帳）

・・・点検実施日 2018/10/1

点検場所 ○○配水池

設置場所 ○○県○○市・・・　○○浄水場内

天候晴れ

外気温 25度

点検項目数１０

盤表示異常なし

施設状態異常なし

弁開度異常なし

池異物異常なし

配管状態異常なし

・・・

台帳番号を設定する。

点検用の管理番号を設けるか、点検実施日と点検場所から判断するか検討中。

マッピングシステムとの連携では、業務ＩＤにより紐づけして、該当するレイヤ番号のシェイプファイルを取得するイメージ上記の「管理番号」が「レイヤ番号」とすることで抽出可能として検討中

ここがデータ項目としての雛形とするポイント


２．データ利活用者の反応


＊新たな商品開発＝画像解析ソリューションの高度化のビジネスができる

＊生産性の向上＝新たなサービスの開発における作業及び費用の効率化が見込める

→ＰＦへの参加意欲＝継続検討したい（そもそもCPS-PFが出来ることが前提）

ヒアリング概要（１/２）電機メーカ

画像解析ＡＰ

水道事業者

ＣＰＳ/ＩｏＴプラットフォーム

ＣＰＳ/ＩｏＴ実証事業での参加ビジネスモデル（お客様（水道事業体）とデータ利活用者の関係）

ＰＦからのデータ提供

画像解析・監視サービスの契約

新たな商品開発生産性向上

監視データ

お客様

プラットフォーム

監視データカメラ（他社含む）台帳データなど

データ共有事業のビジネスモデル（プラットフォームとデータ利活用者約）

データ収集

開発用データとしての購入

開発用データとしての支払い

Ｐ社のカメラと

画像解析ソリューションを購入

Ｐ社にデータを提供監視データ監視データ自社のカメラ

ＰＦへ収集

Ｐ社Ｐ社

＜大手電機メーカＰ社＝カメラや画像ソリューション提供＞


＊新たな商品開発＝水道事業体の広域連携に即した料金ソリューションを開発できる

＝今までに未参入の「点検業務ＡＰ｝などへの参入可能性がある

＊生産性の向上＝従来提供している料金アプリケーションの開発原価削減

→ＰＦへの参加意欲＝継続検討中

ヒアリング概要（２/２）料金ソフトウェアベンダ

料金アプリケーションの提供

監視データ

水道事業体

ＣＰＳ/ＩｏＴプラットフォーム

監視データ検針データ

料金システムの利用契約

新たな商品開発生産性向上水道事業体

プラットフォーム

Ｂ社

漏水・ｾﾝｻｰデータ・料金・台帳・点検・画像データ・検針データ

＜中堅料金計算アプリケーション提供会社＞

Ｂ社

データ収集

開発用データとしての購入

開発用データとしての支払い

Ｐ社にデータを提供

Ｂ社の料金ソリューション

を活用

データ収集

ＣＰＳ/ＩｏＴ実証事業での参加ビジネスモデル（お客様（水道事業体）とデータ利活用者の関係）

データ共有事業のビジネスモデル（プラットフォームとデータ利活用者約）


３．現在認識している課題


（３）課題、問題点の報告

項目概要

事業を進める上での課題

①そもそも水道CPS/IoT実証事業のプラットフォームが存在して、デー

タ利活用者の「商品提供ができる場」があることが前提であるというご指摘を頂いている。→今後水道CPS/IOT実証事業との連携し調整する必要がある

②データ提供者を含めデータ共有事業者から、データ利活用者へのデータ提供時の対価の設定やデータの流通する際のルールに関する課題


社会インフラ分野の効率的かつ持続可能な事業運営は大きな社会的課題であり、

人口減少・少子高齢化の進展の中で、社会インフラ事業は設備の老朽化、過剰化、需要の減少等の課題に直面している。

こうした社会インフラ分野に対して、IoTを一連の業務プロセス（設備管理、業務運営）に導入するための標準化をIoT活用

により運営効率化を図る。これにより、日々のオペレーションの効率化や、最適なアセット維持管理等を実現する。

本事業では、上水道事業にIoTの仕組みを導入するため、データの流通に係る標準仕様を策定するとともに、当該仕様に基

づき、実際の水道事業体においてIoTを導入した場合の有用性について検証を行う。

＜参考＞社会インフラの高度化推進事業（上水道分野におけるIoTの活用）

＜データ流通の標準化＞アプリケーションと現場機器等(デバイスやシステム)の間のデータ流通のルールを定めることにより、データを活用する環境を整備する。これにより、特定のベンダに依存しない環境の実現(＝ベンダロックインの解消)を図る。

＜IoTを活用した効率化の例＞広域に点在する複数施設の設置情報や運転情報などを一元化し、更新管理、稼動監視や遠隔制御を行うことで、各施設を効率的に運転。

IoTプラットホーム

監視業務包括委託

広域台帳関係ｼｽﾃﾑ

広域アプリケーション・監視・水質モニタ

・配水制御・配水制御

a中央監視室 b中央監視室 c中央監視室 d中央監視室

a庁舎 b庁舎 d庁舎

A事業体(中核都市）

B事業体（中規模）

C事業体（小規模事業体）

D事業体（小規模事業体）

広域センター

c庁舎


＜参考＞水道CPS/IoT実証事業の目指す姿

Ａ事業体事務系システム

Ａ事業体監視システム

標準API

水道事業体

ログインID認証

IoT

GW

既存SCADA

Ｂ事業体監視システム

システムGW

台帳データ

料金データ

既存設備改造

ＧＷ設置

IoT

GW

既存SCADA 新SCADA

Ｃ事業体監視システム

システムGW

台帳データ

料金データ

Ｂ事業体事務系システム

水質監視ＡＰ

Ａ社

需要予測ＡＰ

台帳ＡＰ

会計ＡＰ

水質監視ＡＰ

Ｂ社

需要予測ＡＰ

台帳ＡＰ

会計ＡＰ

水質監視ＡＰ

Ｃ社

需要予測ＡＰ

台帳ＡＰ

会計ＡＰ

中小など

○○ＡＰ

△△ＡＰ

各社コンテンツアクセス制御

台帳

会計

水質

水質

庁舎業務

場外業務標準IF

水道CPSプラットフォームデータレイク事業体のデータ

データセキュリティ



回データ流通・活用wg...(水道cps/iot実証事業)...

Documents