fdms(飛行情報管理システム)の概要icap(integrated control advice processing...
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FDMS(飛行情報管理システム)の概要ICAP (Integrated Control Advice Processing System:管制支援処理システム)
飛行計画情報、気象情報、傾向データ、レーダーデータ等の情報をもとにトラジェクトリを予測算出し、管制官による戦略的な意思決定を支援する。また、初期生成されたトラジェクトリをもとにDBC(2次レーダー個別コード)を計画的に割り当て、FACEに送信する。
航空交通管制部(東京・福岡)
ICAP トラジェクトリは、航空機の軌道を定義する地点情報(緯経度、高度、など)とその時刻の集合体であり、センサデータから得られる航空機位置やダウンリンクパラメータなど、利用可能なあらゆるデータを使用して計算・予測された、航空機の飛行位置を示すデータである。
トラジェクトリにより、航空機に課される各種制約を満たした上で、出発空港のスポットから到着空港のスポットまでを、航空機性能・気象情報を加味し、最適かつ安全な飛行ルート(4次元トラジェクトリ)が予測される。
その効果として、
☆管制官・パイロットの負担を軽減し、航空機同士の間隔をより最適化することで空域の処理容量を増大する
☆パイロットの希望に沿ったトラジェクトリで飛行することで最適飛行(飛行距離短縮、燃料消費抑制等)を実現する
ことを目指している。
トラジェクトリ(可視化イメージ)
TAPSTOPSTEPS
ICAP
FODB個別トラジェクトリ 個別トラジェクトリ
最適化/共有トラジェクトリ 最適化/共有トラジェクトリ
細かな航空機の姿勢や状態及び気象情報を加味したトラジェクトリを
FODB経由でアップロード
フライト全体を計算し、システム全体で共有する。(共有トラジェクトリ)
安全・効率を加味し、支援情報として提供する。(最適化共有トラジェクトリ)
FACE
防衛省(FADP)
航空会社
海外管制機関
現在は、飛行計画情報を元にトラジェクトリを生成。将来は、トラジェクトリそのものを受信。
将来は、安全・効率を加味した4次元トラジェクトリを提供