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WP489 (v1.1) 2019 2 20 japan .xilinx.com 1 © Copyright 2017-2019 Xilinx, Inc. XilinxXilinx のロゴ、 AlveoArtixISEKintexSpartanVersalVirtexVivadoZynq、 およびこの文書に含まれるその他の指定され たブラ ン ドは、 米国およびその他各国のザイ リ ン クス社の商標です。 すべてのその他の商標は、 それぞれの保有者に帰属し ます。 この資料は表記のバージ ョ ンの英語版を翻訳したもので、 内容に相違が生じる場合には原文を優先します。 資料によっては英語版の更新に対応していないものがあります。 ダイレクト RF サンプリング データ コンバーターと Zynq UltraScale+ RFSoC テクノロジを統合したザイリンクスは、最小 フ ッ ト プ リ ン ト で柔軟性が高 く 、 かつ低消費電力の無線アプ リ ケー シ ョ ン向けソ リ ューシ ョ ンを提供し ます。 ホワイ ト ペーパー : ダイレクト RF サンプリング ソリューション WP489 (v1.1) 2019 2 20 適応型ダ イ レ ク ト RF サンプリングソリューション 概要 ダイレクト RF サンプリング テ ク ノ ロ ジは、 最新世代の ワ イ ヤ レ ス アクセス、 DOCSISおよび広範な航空宇宙/防衛アプ リ ケーシ ョ ンに必要と される適応性と性能を向上させる画 期的な技術です。 こ のテ ク ノ ロ ジは、 RF 信号処理の大半をデジタル ド メ インに移行し、 ほとんどのアナログ信号処理を不要にする こ とで、 優れた適応性を実現します [参照 1][2]一方で、 システムの消費電力と フ ッ ト プ リ ン ト の削減に対しても市場から大きな圧力があ り ます。 その解決策は、 先進的な CMOS テクノロジを使用して、 RF サンプリング データ コンバーターを VLSI デバ イ ス に統合す る こ と です。 ザイ リ ン ク スは、 幅広い無線アプ リ ケーシ ョ ン向けの、 高い柔軟性を持つデジ タル信号処 理ソリューションを長年提供してきました [参照 3][参照 4]。ダイレクト RF サンプリング データ コ ンバーターを統合する こ と で、 無線開発向けの適応性に優れたプラ ッ ト フ ォーム を実現 し 、 現在のデ ィ ス ク リ ー ト ダイレクト RF サンプリング ソリューションがもたらす 多くの課題にも対応できます。

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    © Copyright 2017-2019 Xilinx, Inc. Xilinx、 Xilinx のロゴ、 Alveo、 Artix、 ISE、 Kintex、 Spartan、 Versal、 Virtex、 Vivado、 Zynq、 およびこの文書に含まれるその他の指定されたブランドは、 米国およびその他各国のザイリンクス社の商標です。 すべてのその他の商標は、 それぞれの保有者に帰属します。

    この資料は表記のバージ ョ ンの英語版を翻訳したもので、 内容に相違が生じる場合には原文を優先します。 資料によっては英語版の更新に対応していないものがあります。

     

    ダイレク ト RF サンプ リ ング データ コンバーターと Zynq UltraScale+ RFSoC テク ノ ロジを統合したザイ リ ンクスは、 最小フッ トプ リ ン ト で柔軟性が高く、 かつ低消費電力の無線アプ リ ケーシ ョ ン向けソ リ ューシ ョ ンを提供します。

    ホワイ ト ペーパー : ダイレク ト RF サンプリング ソリューシ ョ ン

    WP489 (v1.1) 2019 年 2 月 20 日

    適応型ダイレク ト  RF サンプリング ソリューシ ョ ン  

    概要

    ダイレク ト RF サンプリ ング テク ノ ロジは、 最新世代のワイヤレス アクセス、 DOCSIS、および広範な航空宇宙/防衛アプリ ケーシ ョ ンに必要と される適応性と性能を向上させる画期的な技術です。 このテク ノ ロジは、 RF 信号処理の大半をデジタル ド メ インに移行し、ほとんどのアナログ信号処理を不要にするこ とで、 優れた適応性を実現します [参照 1][参照 2]。一方で、 システムの消費電力とフッ トプ リ ン トの削減に対しても市場から大きな圧力があり ます。 その解決策は、 先進的な CMOS テク ノ ロジを使用して、 RF サンプリ ング データコンバーターを VLSI デバイスに統合するこ とです。 ザイ リ ンクスは、 幅広い無線アプリ ケーシ ョ ン向けの、 高い柔軟性を持つデジタル信号処理ソ リ ューシ ョ ンを長年提供してきました [参照 3][参照 4]。 ダイレク ト RF サンプリ ング データ コンバーターを統合するこ とで、 無線開発向けの適応性に優れたプラ ッ ト フォームを実現し、 現在のディ スク リート ダイレク ト RF サンプリ ング ソ リ ューシ ョ ンがもたらす多くの課題にも対応できます。

    https://japan.xilinx.comhttps://japan.xilinx.com/about/feedback.html?docType=White_Papers&docId=WP489&Title=%26%2336969%3B%26%2324540%3B%26%2312364%3B%26%2322810%3B%26%2312480%3B%26%2312452%3B%26%2312524%3B%26%2312463%3B%26%2312488%3B%20RF%20%26%2312469%3B%26%2312531%3B%26%2312503%3B%26%2312522%3B%26%2312531%3B%26%2312464%3B%20%26%2312477%3B%26%2312522%3B%26%2312517%3B%26%2312540%3B%26%2312471%3B%26%2312519%3B%26%2312531%3B%20&releaseVersion=1.1&docPage=1

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    適応型ダイレク ト  RF サンプリング ソリューシ ョ ン

    次世代無線システムの課題将来の無線アクセス [参照 5]、 DOCSIS、 およびレーダー システムが抱える課題に応えるには、 既存の無線アーキテクチャを大き く変更する必要があ り ます。 新しいアーキテクチャでは、 最新の技術革新を利用して既存スペク ト ラムの使用効率を引き上げながら、 キャ リ ア アグ リゲーシ ョ ン (CA) [参照 6]、 Massive MIMO [参照 7]、 デジタル ビーム フォーミ ング (DBF) などの技法を使用してアダプティブ アレイ [参照 8] を実装するこ とでネッ ト ワーク容量の向上を図り ます。

    これらの新しい RF フロン ト エンド (RFFE) とデジタル フロン ト エンド (DFE) 間のデータ移動に関連するコス トは、 新しいテク ノ ロジの商用化に向けて解決すべき大きな課題の 1 つです。 も う 1 つの主要な要件は、 市場に投入するまでの時間を短縮し、 幅広い次世代の新興無線テク ノ ロジの要求に応えるプラ ッ ト フォームを提供するために、 RFFE の適応性とプログラ ミ ング性を向上させるこ とです。

    帯域幅増大の問題

    シャ ノン = ハート レーの定理では、 ワイヤレス チャネルで送信できる情報量を式 1 のよ うに定義しています。

    C  =  BW  x  log2 (1 + SNR ) 式 1

    簡単に説明する と、 C = B x log2 (1 + SNR) において、 C は容量、 B は信号帯域幅、 SNR はチャネルの信号対ノ イズ比 (SN 比) です。 情報容量 (C) は、 チャネルの帯域幅 (BW) に正比例します。 モバイル ワイヤレス ネッ ト ワークで送信されるデータ量は毎年約 50% 増加し [参照 9]、 2020 年までには 30 エクサバイ トに達する と言われており、 帯域幅の需要もそのペースで増加しています。

    DOCSIS 3.1 などの類似の無線テク ノ ロジを使用するほかのネッ ト ワークでも、 帯域幅に関してこれと同じプレッシャーがあり ます。 Remote PHY (R-PHY) [参照 10] などの新しいケーブル アーキテクチャ と、 完全なデジタル光学ネッ ト ワークへの移行によって 1Gb/s を超える完全対称型住宅向けデータ レートが実現します。

    上記すべてのユースケースで、 基本となる無線テク ノ ロジは非常に幅広い帯域幅をサポートできなければなり ません。 サブ 6GHz 帯のモバイル通信の場合、 RFFE はキャ リ ア アグ リゲーシ ョ ン用に最大 400MHz (場合によってはそれ以上) の信号帯域幅をサポート しなければならず、 3GHz を超えた利用を可能にするさ らに広い帯域幅の連続割り当てにも対応する必要があ ります。 デジタル プリディ ス トーシ ョ ン (DPD) に使用される転送および監視フ ィードバッ ク パスでは、 RF パワー アンプ (RFPA) を線形化するために 1GHz を超える帯域幅をサポートする必要があ り ます。前述のとおり、新興の完全対称型 DOCSIS 規格をサポートするには類似の帯域幅要件が必要です。 DFE との間で大量のサンプリ ング データを送受信して処理するディスク リート データ コンバーターの場合、 I/O インターフェイス上でマルチギガビッ ト サンプル レートがサポート される必要があ り ます。

    図 1 は、 ディ スク リート RF サンプリ ング データ コンバーターを使用して広帯域 (1GHz) 2x2 RFFE から DFE に単純にデータを移動させて処理する場合、 消費電力コス トが高くなるこ とを示しています。 データ コンバーターに統合されているデジタル ダウンコンバーター (DDC) またはデジタル アップコンバーター (DUC) を用いても、 大量のデータを DFE との間で送受信する必要があ り ます。 各クワッ ドにある ト ランシーバーの I/O 消費電力 (4 レーンで 1W) には、 最新の 16nm デバイスに JESD204 プロ ト コルを実装する場合に関連した消費電力が含まれています。

    https://japan.xilinx.comhttps://japan.xilinx.com/about/feedback.html?docType=White_Papers&docId=WP489&Title=%26%2336969%3B%26%2324540%3B%26%2312364%3B%26%2322810%3B%26%2312480%3B%26%2312452%3B%26%2312524%3B%26%2312463%3B%26%2312488%3B%20RF%20%26%2312469%3B%26%2312531%3B%26%2312503%3B%26%2312522%3B%26%2312531%3B%26%2312464%3B%20%26%2312477%3B%26%2312522%3B%26%2312517%3B%26%2312540%3B%26%2312471%3B%26%2312519%3B%26%2312531%3B%20&releaseVersion=1.1&docPage=2

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    適応型ダイレク ト  RF サンプリング ソリューシ ョ ン

    インターフェイスの消費電力だけでな く、 高サンプル レート コンバーターも含めてシステム全体の消費電力を抑える必要があ り ます。 外部ギガサンプル データ コンバーター ソ リ ューシ ョ ンの消費電力は変わらず高いままです。 DFE 信号処理は最新のディープサブ ミ ク ロン CMOS テク ノ ロジを採用して消費電力を削減してきましたが、 RF などのアナログ コンポーネン トは伝統的にそれよ り古い処理テク ノ ロジを使用してきました。 旧式の CMOS および BiCMOS テク ノ ロジは、 このよう な主と してアナログ (Big A) のディ ス ク リー ト コンポーネン ト に、 適正なコス ト で必要な性能を提供しました。 ただし、「ムーア デジタルの応用が鍵」 で説明している とおり、 よ りデジタルな SoC (Big D) への移行は、 最先端の CMOS テク ノ ロジでデータ コンバーターを作成する こ とが今日では商用的に可能である こ とを意味し、 これによ り消費電力と コス ト の大幅な節約が可能です。

    アンテナ数の増加

    シャ ノン = ハート レーの定理では、 チャネルの帯域幅がワイヤレス チャネルの容量を最も大き く左右する と されています。ほかの制限要因と して、 チャネルの信号対ノ イズ比 (SNR) があ り ます。 SNR を劇的に改善してチャネルの容量増加を可能にする有望な技法は、 アクティブ フェーズド アレイの使用です。 この技法はアレイ ゲインと呼ばれるこ と もあ り、 多数のアンテナを使用して信号を効果的にブース ト し、 干渉やノ イズを最小限に抑えます。 アンテナ数を増やす手法は、 MIMO 技術を用いるチャネルの容量増加にも使用できます。 これによ り スペク ト ラムをさ らに割り当てる必要なしに、 効果的に帯域幅を増やすこ とができます [参照 11]。

    図 2 は、 8 つのアンテナ システムでディ スク リート コンバーターを使用してダイレク ト RF サンプリ ングを実装する際の課題を示しています。 RF サンプリ ングへの移行によ り、ヘテロダイン式無線 [参照 12] に通常見られるアナログ コンポーネン トは取り除かれてフッ トプ リ ン トは削減されています。 ただし、 こ こに示されている 8T8R の実装では、 多くのアプ リ ケーシ ョ ンにとってインターフェイスだけでも (消費電力と PCB 配線の点で) コス ト増大の要因とな り ます。

    X-Ref Target - Figure 1

    図 1: JESD204 を使用した外部広帯域データ  コンバーターへのインターフェイス

    External I/O &Interface Protocol IP

    External DataConverters / RFICs

    ADC

    2.5 Watts

    DAC

    1 .5 Watts

    ADC

    2.5 Watts

    DAC

    1.5 Watts

    Tran

    scei

    vers

    Tran

    scei

    vers

    JESD204Converter

    Interface IP

    1 Watt

    JESD204Converter

    Interface IP

    1 Watt

    DigitalDesign

    DigitalDesign

    Xilinx 16nm All Programmable Device

    WP489_01_020917

    https://japan.xilinx.comhttps://japan.xilinx.com/about/feedback.html?docType=White_Papers&docId=WP489&Title=%26%2336969%3B%26%2324540%3B%26%2312364%3B%26%2322810%3B%26%2312480%3B%26%2312452%3B%26%2312524%3B%26%2312463%3B%26%2312488%3B%20RF%20%26%2312469%3B%26%2312531%3B%26%2312503%3B%26%2312522%3B%26%2312531%3B%26%2312464%3B%20%26%2312477%3B%26%2312522%3B%26%2312517%3B%26%2312540%3B%26%2312471%3B%26%2312519%3B%26%2312531%3B%20&releaseVersion=1.1&docPage=3

  • WP489 (v1.1) 2019 年 2 月 20 日 japan.xilinx.com  4

    適応型ダイレク ト  RF サンプリング ソリューシ ョ ン

    図 2 に示す実装では、1 つの 17mm x 17mm パッケージ内に統合された 4 チャネルの RF サンプリ ング ADC または DAC を使用するディ スク リート アナログ フロン トエンド ソ リ ューシ ョ ンを想定しています。 この場合、ディ スク リート データ コンバーターのフッ トプ リ ン トは削減できますが、 インターフェイスの複雑さや消費電力はほとんど削減されません。 実際、 1 つのパッケージに統合するコンバーターの数を増やすと、 多数のシ リ アル ト ランシーバー レーンを PCB 上の限られた領域に配線するこ とになるため、 PCB にさらにレイヤーが追加される可能性があ り ます。 この例では、 DFE と RFFE 間でデータを移動させるためだけに、 最大で 4 W の電力が消費されています。 また、 図 1 の場合と同様、 1 つのクワッ ド ト ランシーバーと JESD204 IP の合計消費電力は約 1W です。 フェイズド アレイ レーダーのよ うに、 数百本または数千本のチャンネルを使用できるアプリ ケーシ ョ ンでチャネル数が増加する と、 ディ スク リート ソ リ ューシ ョ ンは現実的でなくな り ます。 また、 ディ スク リート アナログ フロン トエンド データ コンバーターは FPGA 通信用に JESD204 インターフェイスが必要であ り、これにより RF 信号の最大帯域幅が制限されます。 したがってデータ コンバーターの最大ナイキス ト帯域幅が使用できなくな り ます。

    高まり続ける適応性へのニーズ

    将来の無線アーキテクチャでは、 同じ基本ハードウェアで幅広い要求に対応可能なプラ ッ ト フォーム テク ノ ロジが求められます。 同じハード ウェアを利用して多様な要件や新たな規格に対応するこ とで、 ベンダーは新たな市場機会にすばやく反応できます。 たとえば 5G システムの場合、 1 種類の無線では次世代の無線アクセス ネッ ト ワーク (RAN) の多様なニーズに対応できないこ とがわかってきました。 つま り、 無線の種類が大幅に増える可能性があ り ます [参照 13]。

    ザイ リ ンクスの適応型 SoC および FPGA は、 最新世代の無線の DFE およびインターフェイス要件を実装する非常に柔軟なソリ ューシ ョ ンを提供してきました。 ソフ ト ウェア (定義) 無線 (SDR) を実現するにあたり、 次世代の無線アンテナにも同じレベルの柔軟性とプログラ ミ ング性が備わっていなければなり ません。 高度に最適化された RF デジタル信号処理エンジン (DDC や DUC など) と組み合わされたダイレク ト RF サンプリ ングは、 従来のアナログ周波数変換やフ ィルタ リ ングに比べてはるかに高い柔軟性を備えています。 先進的な CMOS テク ノ ロジを利用するこ とで、 優れた消費電力およびコス ト効率を発揮する RF 信号処理をデジタル ド メ インに実装できます。 結果と して RF サンプリ ング ソ リ ューシ ョ ンは、 最大で 2GHz という非常に広い帯域幅を処理できる柔軟な RF フロン ト エンドを、 アナログ テク ノ ロジよ りはるかに少ない消費電力で実現します。 データ コンバーターのサンプル レート とアナログ帯域幅を引き上げるこ とで、 データ コンバーターをアンテナに近づけるこ とができ、 信号処理の大部分がデジタル ド メ インで実行可能とな り ます。 結果と して、 図 3 に示す完全なソフ ト ウェア無線という Mitola 氏のビジ ョ ン [参照 14] に近づく こ とにな り ます。

    X-Ref Target - Figure 2

    図 2: 8x8 RFFE から  DFE へのインターフェイス

    Processing SystemQuad Arm Cortex-A53Dual Arm Cortex-R5

    Programmable Logic

    35mm x 35mm

    Zynq UltraScale+ MPSoC

    24W8 TX and 8 RX Channels

    GTH12.5Gb/s

    GTH12.5Gb/s

    GTH12.5Gb/s

    GTH12.5Gb/s

    4W

    JES

    D IP

    SerialTransceivers

    CPRI10/40/100 GE

    RF-DAC

    JESD

    DUC

    2 x 17mm x 17mm

    WP489_02_021319

    RF-ADC

    JESD

    DDC

    https://japan.xilinx.comhttps://japan.xilinx.com/about/feedback.html?docType=White_Papers&docId=WP489&Title=%26%2336969%3B%26%2324540%3B%26%2312364%3B%26%2322810%3B%26%2312480%3B%26%2312452%3B%26%2312524%3B%26%2312463%3B%26%2312488%3B%20RF%20%26%2312469%3B%26%2312531%3B%26%2312503%3B%26%2312522%3B%26%2312531%3B%26%2312464%3B%20%26%2312477%3B%26%2312522%3B%26%2312517%3B%26%2312540%3B%26%2312471%3B%26%2312519%3B%26%2312531%3B%20&releaseVersion=1.1&docPage=4

  • WP489 (v1.1) 2019 年 2 月 20 日 japan.xilinx.com  5

    適応型ダイレク ト  RF サンプリング ソリューシ ョ ン

    ムーア デジタルの応用が鍵ダイレク ト RF サンプリ ング データ変換によ り、 ムーアの法則がアナログに適用できるよ うにな り ます。 このためアナログRF 信号処理を先進的な CMOS テク ノ ロジの利点を活かすデジタル ド メ インに移行でき、 同じ機能をよ り小さな領域に低い消費電力で実現できます [参照 1]。 先進的な FinFET プロセス テク ノ ロジによ り、 複雑なアナログ コンポーネン トに比べて回路の電力効率が大幅に向上し、 デジタルで実現した新しいアナログ技法が使用できるよ うになり ます [参照 15]。

    これらのテク ノ ロジで実現された統合は、 消費電力削減とチャネル数増という主要な課題に対応できます。 さ らに、 大半の信号処理をデジタル ド メ インに移行するこ とで、 柔軟性と適応性によ り優れたソ リ ューシ ョ ンが実現します。 ザイ リ ンクスの FPGA および SoC ポート フォ リオは、 数世代にわたり類を見ない柔軟な無線開発プラ ッ ト フォームを提供してきました [参照 3]。 つま り、 ザイ リ ンクス デバイスはダイレク ト RF サンプリ ング データ コンバーターの統合に最適なプラ ッ ト フォームといえます。

    RF サンプリング ADC および DAC の利点ダイレク ト RF サンプリ ングには RFFE の複雑さが低減される という利点もあ り ます (図 4 参照)。 RF-ADC および RF-DAC が高いサンプル レート をサポートするこ とで、 アナログ フ ィルタ リ ングの要件は大幅に簡素化されます。 さ らに ADC 出力の間引き とフ ィルタ リ ングによって必要な信号帯域幅のみを抽出するこ とで、 デジタル ド メ インにおけるダイナミ ッ ク レンジ (SNR) と信号帯域幅間のト レードオフをよ り望ましい形にできます [参照 1]。 また、 コンバーターのナイキス ト帯域幅の未使用部分を多く使用して、 帯域制限ディザーを挿入し、 コンバーターの線形性を改善できます。 信号調整をデジタル ド メ インに実装するこ とで、 性能および使いやすさが向上します。 通過帯域リ ップル、 グループ遅延のばらつき、 整合、 ローカル オシレーター (LO) リークの問題など、中間周波数 (IF) アプローチにおける従来の RF 減衰は、大幅に削減されるかまたはなくなり ます。

    X-Ref Target - Figure 3

    図 3:  Zynq UltraScale+ RFSoC を使用するソフ トウェア無線

    RF-DAC

    PLL

    RF-ADC

    PLL

    BPF

    AAF

    LNA

    Zynq UltraScale+ RFSoC

    DUC

    DDC

    PA

    WP489_03_052418

    https://japan.xilinx.comhttps://japan.xilinx.com/about/feedback.html?docType=White_Papers&docId=WP489&Title=%26%2336969%3B%26%2324540%3B%26%2312364%3B%26%2322810%3B%26%2312480%3B%26%2312452%3B%26%2312524%3B%26%2312463%3B%26%2312488%3B%20RF%20%26%2312469%3B%26%2312531%3B%26%2312503%3B%26%2312522%3B%26%2312531%3B%26%2312464%3B%20%26%2312477%3B%26%2312522%3B%26%2312517%3B%26%2312540%3B%26%2312471%3B%26%2312519%3B%26%2312531%3B%20&releaseVersion=1.1&docPage=5

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    適応型ダイレク ト  RF サンプリング ソリューシ ョ ン

    コンバーターの性能を測る メ ト リ クス と しては有効ビッ ト数 (ENOB) が広く使用されています。 これは、 サンプル レートが低いコンバーター、または中間周波数 (IF) あるいはゼロ中間周波数 (ZIF) アーキテクチャの第 1 ナイキス ト ゾーンでのデータ コンバーターの使用が、 レシーバーの性能および電力効率の観点から最適なアプローチであるこ とを示唆するものと してよ く引き合いに出されます。

    ただし、 ENOB は正し く理解されない可能性があるため、 コンバーターのノ イズ スペク トル密度 (NSD) を評価する方がはるかに便利です。 たとえば、 ADC フル スケールの NSD は、 レシーバーのブロ ッカー耐性とダイナミ ッ ク レンジのよ り適正な測定値になり ます [参照 16] [参照 17]。 ENOB の問題は、 ノ イズと歪みの副作用すべてを 1 つのメ ト リ クスに結合してしま うこ とです。 このよ うな理想的でない要素は、 レシーバーにさまざまな形で悪影響を与えるため個別に扱う必要があ り ます [参照 18]。

    完全に統合された RF 信号処理フロン ト  エンドダイレク ト RF サンプリ ング ADC および DAC をザイ リ ンクス デバイスに統合する と、 ZIF またはヘテロダイン アーキテクチャをベース とする現行の SDR プラ ッ ト フォームに関連する多くの課題に対応できます。 ザイ リ ンクス デバイスは、 DSP、汎用プロセッサ (GPP)、 プログラマブル ロジッ ク、 最適化された RF 信号処理ブロッ ク (DDC と DUC) などを含む機能の豊富なプラ ッ ト フォームです。

    主要な目標はよ り柔軟な (ソフ ト ウェアでプログラム可能な) 無線を提供するこ とにあ り ますが、 統合によって消費電力の高い外部 I/O インターフェイスが不要になり ます (図 1 参照)。 外部 I/O が不要になる と、 次の課題が解消されます。

    既存の SDR ソ リ ューシ ョ ンの重大なボ トルネッ ク [参照 19]。 JESD204 インターフェイスの駆動に必要な多数のクロ ッ ク。 PCB 上のクロ ッ ク配線とすべてのリ ンク同期に伴う複雑性。

    外部インターフェイスがな くなる と、 システム消費電力も大幅に削減されます。 最新の CMOS テク ノ ロジに基づくダイレクト RF サンプリ ングの実装も、 従来の統合ヘテロダインの実装と比較する と、 消費電力と コス トの点で非常に好ましいベンチマークを記録しています [参照 17]。 図 5 は、 ディ スク リート ソ リ ューシ ョ ンを使用した場合の 36W に対して、 RF サンプリング コンバーターの実装では 9W になる例を示しています。

    X-Ref Target - Figure 4

    図 4: スーパーへテロダイン  レシーバーとダイレク ト  サンプリング レシーバーの比較

    WP489_04_052418

    Zynq UltraScale+ RFSoC

    AAF

    BPF

    DDC

    RF-ADC LNA

    DDC

    Zynq UltraScale+ MPSoC

    NCO

    I

    QADC

    AAF VGA

    BPF

    LO

    BPF BPF

    LO

    LO

    High IF Superheterodyne Receiver to a Direct RF-Sampling Receiver

    Replaced by Integrated Direct RF Subsystem

    LNA

    https://japan.xilinx.comhttps://japan.xilinx.com/about/feedback.html?docType=White_Papers&docId=WP489&Title=%26%2336969%3B%26%2324540%3B%26%2312364%3B%26%2322810%3B%26%2312480%3B%26%2312452%3B%26%2312524%3B%26%2312463%3B%26%2312488%3B%20RF%20%26%2312469%3B%26%2312531%3B%26%2312503%3B%26%2312522%3B%26%2312531%3B%26%2312464%3B%20%26%2312477%3B%26%2312522%3B%26%2312517%3B%26%2312540%3B%26%2312471%3B%26%2312519%3B%26%2312531%3B%20&releaseVersion=1.1&docPage=6

  • WP489 (v1.1) 2019 年 2 月 20 日 japan.xilinx.com  7

    適応型ダイレク ト  RF サンプリング ソリューシ ョ ン

    図 5 からわかる とおり、 図 2 と比較する と、 このレベルの統合がもたらす影響はかなり大きいこ とが明白です。 多数のコンバーターを統合するこ とで、 はるかに小さいフッ トプ リ ン ト内に多くのチャネルを実現でき、 「次世代無線システムの課題」で説明した Massive MIMO やデジタル ビーム フォーミ ングなど多くの先進的な伝送技術が実用化可能とな り ます。 またフェーズド アレイ レーダー システムでは、 フル/パーシャル デジタル ビーム フォーミ ング技術の活用や、 気象予報と航空アプリ ケーシ ョ ンなどのよ うに複数に対応できる多機能レーダーも実現します。 RF サンプリ ング データ コンバーターの統合によ り、 こ ういったマルチチャネル システムの消費電力とフッ トプ リ ン ト を 50% 以上削減できます。

    16nm FinFET テク ノロジでの高性能データ  コンバーターの実装

    ザイ リ ンクスは、 最先端 16nm FinFET CMOS テク ノ ロジをベースにした高性能データ コンバーターの構築に多大な投資をしてきました。 現在、 量産体制へと移行した Zynq UltraScale+ RFSoC ファ ミ リ (1) は、 オンチップ サンプル ク ロ ッ ク合成にデジタル処理技術と低位相ノ イズ PLL を使用する最先端のダイレク ト RF サンプリ ング データ コンバーターを統合しています [参照 20] [参照 21] [参照 23]。 データ コンバーターは、 低位相ノ イズ ク ロ ッキング ブロ ッ クおよび専用のデジタル信号処理ブロッ ク と共に 2 つまたは 4 つのコンバーターを含むタイル内に配置されています。 図 6 に RFSoC に統合された RF-DAC タイルを、 図 7 に RFSoC に統合された RF-ADC タイルを示します。 よ り大規模なデバイスには、 16 個の RF-DAC と 16 個の RF-ADC が統合されています。

    X-Ref Target - Figure 5

    図 5: Zynq UltraScale+ RFSoC ベースの RF フロン ト  エンド

    1. 詳細は、 http://japan.xilinx.com/rfsoc を参照して ください。

    Processing SystemQuad ARM Cortex-A53Dual ARM Cortex-R5

    35mm x 35mm

    Zynq UltraScale+ RFSoC

    SerialTransceivers

    CPRI10/40/100 GE

    WP489_05_052418

    8 TX ChannelsRF-DAC

    DUC

    RF-DAC

    DUC

    8 RX ChannelsRF-ADC

    DDC

    RF-ADC

    DDC

    9W

    http://japan.xilinx.com/rfsochttps://japan.xilinx.comhttps://japan.xilinx.com/about/feedback.html?docType=White_Papers&docId=WP489&Title=%26%2336969%3B%26%2324540%3B%26%2312364%3B%26%2322810%3B%26%2312480%3B%26%2312452%3B%26%2312524%3B%26%2312463%3B%26%2312488%3B%20RF%20%26%2312469%3B%26%2312531%3B%26%2312503%3B%26%2312522%3B%26%2312531%3B%26%2312464%3B%20%26%2312477%3B%26%2312522%3B%26%2312517%3B%26%2312540%3B%26%2312471%3B%26%2312519%3B%26%2312531%3B%20&releaseVersion=1.1&docPage=7

  • WP489 (v1.1) 2019 年 2 月 20 日 japan.xilinx.com  8

    適応型ダイレク ト  RF サンプリング ソリューシ ョ ン

    RF-DAC は 14 ビッ トの 6.55GSPS コンバーターで、 4GHz の RF 出力帯域幅をサポート しています。 これは 3.5GHz の出力キャリ ア周波数で通常 -160dBm/Hz のノ イズ スペク トル密度 (NSD) を達成します。 RF-ADC は 12 ビッ トの 4GSPS コンバーターで、 4GHz の RF 入力帯域幅をサポート しています。 これは 3.5GHz の入力トーンで通常 -153dBm/Hz のノ イズ スペク トル密度 (NSD) を達成します。 Zynq UltraScale+ RFSoC は、 これらのタイルを使用してデジタル アップ/ダウン コンバーターを含む 8T8R 構成 (16 データ コンバーター ) をサポート し、 フル サンプル レートで 9W 以下の消費電力を実現します。

    X-Ref Target - Figure 6

    図 6:単一の 6.55GSPS RF‐DAC タイル

    X-Ref Target - Figure 7

    図 7:単一の 4GSPS RF‐ADC タイル

    WP489_06_013119

    DUC

    90˚

    NCO

    Q

    Q

    I

    IDAC

    6.55GSPS 14-bits

    50Ω

    100Ω

    PLL

    50Ω DAC_AVTT

    DAC_CLK_N

    DAC_CLK_PSampling / Ref Clock

    (24MHz - 6.55GHz)

    VOUT3_P

    VOUT3_N

    DAC6.55GSPS 14-bits

    VOUT3_P

    VOUT3_N

    50Ω50Ω

    VOUT1_P

    DAC_AVTT

    DAC6.55GSPS 14-bits

    DAC6.55GSPS 14-bits

    VOUT1_N

    VOUT0_P

    VOUT0_N

    NCO

    90˚

    90˚

    NCO

    Q

    Q

    I

    I

    NCO

    90˚

    WP489_07_052918

    ADC 234GSPS 12-bits

    100Ω

    100Ω

    PLL

    VCM23

    ADC_CLK_N

    ADC_CLK_PSampling / Ref Clock

    (245MHz - 4GHz)

    VIN23_P

    VIN23_N

    VIN01_PADC 014GSPS 12-bits

    VCM01

    VIN01_N

    DDC

    Q

    I

    NCO

    90˚

    Q

    I

    NCO

    90˚

    BUF

    100ΩBUF

    https://japan.xilinx.comhttps://japan.xilinx.com/about/feedback.html?docType=White_Papers&docId=WP489&Title=%26%2336969%3B%26%2324540%3B%26%2312364%3B%26%2322810%3B%26%2312480%3B%26%2312452%3B%26%2312524%3B%26%2312463%3B%26%2312488%3B%20RF%20%26%2312469%3B%26%2312531%3B%26%2312503%3B%26%2312522%3B%26%2312531%3B%26%2312464%3B%20%26%2312477%3B%26%2312522%3B%26%2312517%3B%26%2312540%3B%26%2312471%3B%26%2312519%3B%26%2312531%3B%20&releaseVersion=1.1&docPage=8

  • WP489 (v1.1) 2019 年 2 月 20 日 japan.xilinx.com  9

    適応型ダイレク ト  RF サンプリング ソリューシ ョ ン

    次世代製品

    ザイ リ ンクスは、 この第 1 世代目のデータ コンバーター技術を基盤に開発を続け、 性能向上と ソ リ ューシ ョ ン コス ト削減の両方に大き く貢献しています。

    Zynq UltraScale+ RFSoC Gen 2 は、 RF アナログ帯域幅を 5GHz まで拡張し、 アジアにおける 5G NR 帯の開発スケジュールに対応します。

    Zynq UltraScale+ RFSoC Gen 3 ファ ミ リは、 RF アナログ帯域幅をさらに 6GHz まで拡張し、10GSPS サンプル レートの RF-DAC と最大 5GSPS サンプル レートで 14 ビッ ト分解能の RF-ADC を搭載しています。データ コンバーターは、 5G に不可欠なサブ 6GHz 帯のダイレク ト RF サンプリ ングをサポートするこ とで、 レーダー アプリ ケーシ ョ ンの L 帯、 S 帯、 および C 帯に対してよ り広範なカバレッジを提供します。 広帯域幅であるほど、 新しい 5G のミ リ波帯に対してよ り高速な IF をサポートできるため、 RF ラインナップのコス ト削減と簡素化につながり ます。

    Zynq UltraScale+ RFSoC Gen3 デバイスには、 アナログ/RF 性能が強化されたコンバーターが搭載されている上に、 専用のデジタル信号処理 (デジタル ダウンコンバーター /デジタル アップ コンバーター ) も統合されているため、 ソ リ ューシ ョ ン コス トや消費電力のさ らなる削減が可能になり ます。 また、 ク ロ ッ ク要件も大幅に簡素化されているため、 多くのシステムで必要となる外部の高周波サンプリ ング ク ロ ッ クや基準クロ ッ クの数を減らすこ とができます。 これによ り、 多チャネル システムにおいて、 ク ロ ッ クの生成や分配にかかる消費電力およびコス ト を大幅に削減できます。

    無線開発の包括的なプラッ ト フォーム

    シ リ コンは、 重要ではあ り ますが、 プラ ッ ト フォーム ソ リ ューシ ョ ンの半分を占めるに過ぎません。 無線ソ リ ューシ ョ ンのデザインと検証のための統合ツール フロー全体が重要です。 ザイ リ ンクスは、 ロジッ ク デザイン、 組み込みソフ ト ウェア開発、 シ ミ ュレーシ ョ ンを包含する、 包括的なツール フローを提供しています。 図 8 では、 最大 32 個の RF サンプリ ング コンバーターを含むデータ コンバーター サブシステムをデザインに追加する という複雑な作業がいかに軽減できるかを示しています。 直感的なインターフェイスを提供するシンプルな GUI を利用するこ とで、 確実なタイ ミ ングと インターフェイスを備えたコンバーターを構成し、 インスタンシエートできます。 FPGA/HDL の設計経験がなくても、 短時間でコンバーターを構成してデザインに追加するこ とができます。 動作時に設定変更が必要な場合でも、 API や SW ド ラ イバーによって簡単に可能です。

    ザイ リ ンクスの包括的な開発ツールの概要は、 ザイ リ ンクス ウェブサイ トの 「開発者ゾーン」 [参照 24] を参照してください。ザイ リ ンクスの SoC および FPGA テク ノ ロジは、 システム レベルで作業するソフ ト ウェア エンジニアや設計者を含め、 幅広い分野のエンジニアにとって一層利用しやすいものになっています。ツールで高度な抽象化がサポート されているため C/C++ を使用して設計を開始でき [参照 25]、Mathworks 社の MATLAB® および Simulink® などを利用したさ らに高度な抽象化も可能です [参照 25]。

    X-Ref Target - Figure 8

    図 8: RF データ  コンバーターの Vivado ツール サポート

    WP489_08_052918

    ProcessorSystem

    CustomIP

    RF Data Converter IP

    AXIStream

    Interface

    DD

    CD

    UC

    ADC

    DAC

    Data Converter Configuration GUI

    SW Drivers

    Zynq UltraScale + RFSoC

    https://japan.xilinx.comhttps://japan.xilinx.com/about/feedback.html?docType=White_Papers&docId=WP489&Title=%26%2336969%3B%26%2324540%3B%26%2312364%3B%26%2322810%3B%26%2312480%3B%26%2312452%3B%26%2312524%3B%26%2312463%3B%26%2312488%3B%20RF%20%26%2312469%3B%26%2312531%3B%26%2312503%3B%26%2312522%3B%26%2312531%3B%26%2312464%3B%20%26%2312477%3B%26%2312522%3B%26%2312517%3B%26%2312540%3B%26%2312471%3B%26%2312519%3B%26%2312531%3B%20&releaseVersion=1.1&docPage=9

  • WP489 (v1.1) 2019 年 2 月 20 日 japan.xilinx.com  10

    適応型ダイレク ト  RF サンプリング ソリューシ ョ ン

    プログラマブル プラ ッ ト フォーム上で開発する主な利点の 1 つは、量産で使用されるのと同じシ リ コン上で RFFE を含むデザインを確認して検証できるこ とです。 DFE と RFFE の協調検証は、 共通の設計プラ ッ ト フォームを使用するこ とで以前よ りはるかにシームレスかつ簡単になり ました。 また、 評価およびプロ ト タイピング プラ ッ ト フォームも提供されており、 これらは開発ツールに完全統合されています。 たとえば、 Zynq UltraScale+ RFSoC の ZCU111 評価ボードは、プロ ト タイプ作成やデータ コンバーターの性能評価に最適です。(1)

    まとめ次世代無線ソ リ ューシ ョ ンの展開には独自の課題があ り ます。 よ り広い帯域幅と さ らに多くのチャネル数とを組み合わせるため、 DFE と RFFE 間のインターフェイスを排除する必要があるこ とは明らかです。 同時に、 幅広い無線タイプのサポートが必要になり ます。 市場投入時間を短縮して開発コス ト を削減する、 単一の柔軟なプラ ッ ト フォームが必要です。

    ザイ リ ンクスの Zynq UltraScale RFSoC ファ ミ リ ベースのプラ ッ ト フォームと統合された RF サンプリ ング データ コンバーターは、 これらの課題に応える魅力的なソ リ ューシ ョ ンです。 この強力なテク ノ ロジは、 まだ実現していない単一デバイス上での真の SDR 実装に最も近いソ リ ューシ ョ ンです。

    詳細は、 japan.xilinx.com/RFSoC を参照してください。

    1. Zynq UltraScale+ RFSoC ZCU111 評価キッ ト

    https://japan.xilinx.com/products/boards-and-kits/zcu111.htmljapan.xilinx.com/RFSoChttps://japan.xilinx.com/products/silicon-devices/soc/rfsoc.htmlhttps://japan.xilinx.comhttps://japan.xilinx.com/about/feedback.html?docType=White_Papers&docId=WP489&Title=%26%2336969%3B%26%2324540%3B%26%2312364%3B%26%2322810%3B%26%2312480%3B%26%2312452%3B%26%2312524%3B%26%2312463%3B%26%2312488%3B%20RF%20%26%2312469%3B%26%2312531%3B%26%2312503%3B%26%2312522%3B%26%2312531%3B%26%2312464%3B%20%26%2312477%3B%26%2312522%3B%26%2312517%3B%26%2312540%3B%26%2312471%3B%26%2312519%3B%26%2312531%3B%20&releaseVersion=1.1&docPage=10

  • WP489 (v1.1) 2019 年 2 月 20 日 japan.xilinx.com  11

    適応型ダイレク ト  RF サンプリング ソリューシ ョ ン

    参考資料注記: 日本語版のバージ ョ ンは、 英語版よ り古い場合があ り ます。1. Umesh Jayamohan、Analog Devices 社技術記事: 『Not Your Grandfather’s ADC: RF Sampling ADCs Offer Advantages in Systems

    Design』2. Tommy Neu、 Texas Instruments 社のホワイ トペーパー、 2015 年 5 月: 『Direct RF conversion: From vision to reality』 3. IEEE、 『Proceedings of the IEEE』、 Vol. 103、 No. 3、 2015 年 3 月: 『Software-Defined Radio: Bridging the Analog–Digital Divide』4. ザイ リ ンクスのホワイ トペーパー 『Enabling High-Speed Radio Designs with Xilinx FPGAs and SoCs』 (WP445)5. ザイ リ ンクスのホワイ トペーパー 『5G に向けて: 次世代ワイヤレス システムに対応するザイ リ ンクス ソ リ ューシ ョ ンと

    実現技術』 (WP476: 英語版、 日本語版)6. Jeanette Wannstrom、 3GPP The Mobile Broadband Standard、 ウェブサイ ト ページ、 2017 年 1 月にアクセス : 『Carrier

    Aggregation Explained』7. Ove Edfors、 Lund University (2015 年 8 月に公開の YouTube ビデオ)、 2017 年 1 月にアクセス : 『Understanding Massive

    MIMO in Roughly Two Minutes』8. ウ ィキペディア、 記事、 2017 年 1 月にアクセス : 『Phased Array』9. Cisco 社ホワイ ト ペーパー : 『Cisco Visual Networking Index: Global Mobile Data Traffic Forecast Update, 2015–2020』10. CableLabs 社リモート PHY の仕様: https://apps.cablelabs.com/specification/CM-SP-R-PHY11. Hermann Lipfert (2007 年 8 月) 『MIMO OFDM Space Time Coding – Spatial Multiplexing, Increasing Performance and Spectral

    Efficiency in Wireless Systems, Part I Technical Basis』 (テクニカル レポート )。 Institut für Rundfunktechnik12. Maxim Integrated 社アプリ ケーシ ョ ン ノート 6063、 『LTE-LTE-A Release 12 Transmitter Architecture: Analog Integration』

    https://www.maximintegrated.com/en/app-notes/index.mvp/id/6063

    13. METIS Deliverable 6.6、 『Final report on the METIS 5G system concept and technology roadmap』14. Joe Mitola、 IEEE Communications Magazine、 1995 年 5 月: 『The Software Radio Architecture』 15. Boris Murmann、 IEEE Micro、 第 26 巻、 発行: 2006 年 3 月 2 日: 『Digitally Assisted Analog Circuits』16. Gabriele Manganaro、 David H. Robertson、 Analog Devices 社 『Use Noise Spectral Density to Evaluate ADCs in Software-Defined

    Systems』17. Ramon Gomez、 IEEE Transactions on Circuits and Systems、 Vol. 63、 No. 8、 2016 年 8 月: 『Theoretical Comparison of

    Direct-Sampling versus Heterodyne RF Receivers』18. Scott Kulchycki、 National Semiconductor、 EETimes RF & Microwave Designline による再販: 『Software Defined Radio: Don’t

    Talk to Me about ENOBs, Part 1』 および同じ資料内の 『Part 2』19. George Sklivanitis ほか、 IEEE Communications Magazine、 2016 年 1 月: 『Addressing Next-Generation Wireless Challenges with

    Commercial Software-Defined Radio Platforms』20. Bruno Vaz ほか、 ISSCC 2017: 『A 13b 4GS/s Digitally-Assisted Dynamic 3-Stage Asynchronous Pipeline-SAR ADC』 21. Christophe Erdmann ほか、ISSCC 2017: 『A 330mW 14-bit 6.8GS/s dual-mode RF-DAC in 16nm FinFET achieving -70.8dBc ACPR

    in a 20MHz channel at 5.2GHz』 22. Didem Turker et al.ISSCC 2018 『A 7.4-to-14GHz PLL with 54fsrms jitter in 16nm FinFET for integrated RF-data-converter SoCs』 23. ザイ リ ンクス ウェブサイ ト ページ: ハードウェア最適化24. ザイ リ ンクス ウェブサイ ト ページ: Vivado® HLS 入門25. ザイ リ ンクス ウェブサイ ト ページ: System Generator の紹介

    http://www.analog.com/media/en/technical-documentation/technical-articles/not-your-grandfathers-adc-rf-sampling-adcs-offer-advantages-in-systems-design.pdfhttp://www.analog.com/media/en/technical-documentation/technical-articles/not-your-grandfathers-adc-rf-sampling-adcs-offer-advantages-in-systems-design.pdfhttp://www.ti.com/lit/slyy068http://ieeexplore.ieee.org/abstract/document/7086416/https://japan.xilinx.com/support/documentation/white_papers/wp445_hi-speed-radio-design.pdfhttps://japan.xilinx.com/cgi-bin/docs/ndoc?t=white_papers;d=wp476-toward-5g.pdfhttps://japan.xilinx.com/cgi-bin/docs/ndoc?t=white_papers;d=j_wp476-toward-5g.pdfhttp://www.3gpp.org/technologies/keywords-acronyms/101-carrier-aggregation-explainedhttp://www.3gpp.org/technologies/keywords-acronyms/101-carrier-aggregation-explainedhttps://www.youtube.com/watch?v=XBb481RNqGwhttps://www.youtube.com/watch?v=XBb481RNqGwhttps://en.wikipedia.org/wiki/Phased_arrayhttps://en.wikipedia.org/wiki/Phased_arrayhttp://www.cisco.com/c/en/us/solutions/collateral/service-provider/visual-networking-index-vni/mobile-white-paper-c11-520862.pdfhttps://apps.cablelabs.com/specification/CM-SP-R-PHYhttp://www.edn.com/Pdf/ViewPdf?contentItemId=4438980https://www.cablelabs.com/wp-content/uploads/specdocs/CM-SP-R-PHY-I01_150615.pdfhttp://www.irt.de/webarchiv/showdoc.php?z=OTAyIzEwMDYwMTMxMCNwZGY=http://www.irt.de/webarchiv/showdoc.php?z=OTAyIzEwMDYwMTMxMCNwZGY=https://www.maximintegrated.com/en/app-notes/index.mvp/id/6063https://www.metis2020.com/wp-content/uploads/deliverables/METIS_D6.6_v1.pdfhttps://ieeexplore.ieee.org/document/393001 https://ieeexplore.ieee.org/document/1624325/http://www.analog.com/en/technical-articles/use-noise-spectral-density-to-evaluate-adcs-in-software-defined-systems.html http://www.analog.com/en/technical-articles/use-noise-spectral-density-to-evaluate-adcs-in-software-defined-systems.html http://ieeexplore.ieee.org/document/7516638/http://ieeexplore.ieee.org/document/7516638/http://i.cmpnet.com/rfdesignline/2010/09/807_ENOBS_pt1.pdfhttp://i.cmpnet.com/rfdesignline/2010/09/807_ENOBS_pt1.pdfhttp://i.cmpnet.com/rfdesignline/2010/09/808_ENOBS_pt2.pdfhttp://ieeexplore.ieee.org/abstract/document/7378427/?section=abstracthttp://ieeexplore.ieee.org/abstract/document/7378427/?section=abstracthttps://ieeexplore.ieee.org/document/7870368/ https://ieeexplore.ieee.org/document/7870370/https://ieeexplore.ieee.org/document/7870370/https://ieeexplore.ieee.org/document/8310342/https://japan.xilinx.com/products/design-tools/hardware-zone.htmlhttps://japan.xilinx.com/video/hardware/getting-started-vivado-high-level-synthesis.htmlhttps://japan.xilinx.com/video/hardware/introduction-to-system-generator.htmlhttps://japan.xilinx.comhttps://japan.xilinx.com/about/feedback.html?docType=White_Papers&docId=WP489&Title=%26%2336969%3B%26%2324540%3B%26%2312364%3B%26%2322810%3B%26%2312480%3B%26%2312452%3B%26%2312524%3B%26%2312463%3B%26%2312488%3B%20RF%20%26%2312469%3B%26%2312531%3B%26%2312503%3B%26%2312522%3B%26%2312531%3B%26%2312464%3B%20%26%2312477%3B%26%2312522%3B%26%2312517%3B%26%2312540%3B%26%2312471%3B%26%2312519%3B%26%2312531%3B%20&releaseVersion=1.1&docPage=11

  • WP489 (v1.1) 2019 年 2 月 20 日 japan.xilinx.com  12

    適応型ダイレク ト  RF サンプリング ソリューシ ョ ン

    改訂履歴次の表に、 この文書の改訂履歴を示します。

    免責事項本通知に基づいて貴殿または貴社 (本通知の被通知者が個人の場合には 「貴殿」、 法人その他の団体の場合には 「貴社」。 以下同じ ) に開示される情報 (以下 「本情報」 といいます) は、 ザイ リ ンクスの製品を選択および使用するこ とのためにのみ提供されます。 適用される法律が許容する最大限の範囲で、 (1) 本情報は 「現状有姿」 、 およびすべて受領者の責任で (with all faults) とい う状態で提供され、 ザイ リ ンクスは、 本通知をもって、 明示、 黙示、 法定を問わず (商品性、 非侵害、 特定目的適合性の保証を含みますがこれらに限られません)、 すべての保証および条件を負わない (否認する ) ものと します。 また、 (2) ザイ リ ンクスは、本情報 (貴殿または貴社による本情報の使用を含む) に関係し、起因し、関連する、 いかなる種類・性質の損失または損害についても、責任を負わない (契約上、不法行為上 (過失の場合を含む)、 その他のいかなる責任の法理によるかを問わない) ものと し、 当該損失または損害には、 直接、 間接、 特別、 付随的、 結果的な損失または損害 (第三者が起こした行為の結果被った、 データ、 利益、 業務上の信用の損失、 その他あらゆる種類の損失や損害を含みます) が含まれるものと し、 それは、 たとえ当該損害や損失が合理的に予見可能であった り、 ザイ リ ンクスがそれらの可能性について助言を受けていた場合であったと しても同様です。

    ザイ リ ンクスは、 本情報に含まれるいかなる誤り も訂正する義務を負わず、 本情報または製品仕様のアップデート を貴殿または貴社に知らせ

    る義務も負いません。事前の書面による同意のない限り、貴殿または貴社は本情報を再生産、変更、頒布、 または公に展示してはなり ません。

    一定の製品は、ザイ リ ンクスの限定的保証の諸条件に従う こ と となるので、https://japan.xilinx.com/legal.htm#tos で見られるザイ リ ンクスの販売条件を参照して ください。 IP コアは、 ザイ リ ンクスが貴殿または貴社に付与したライセンスに含まれる保証と補助的条件に従う こ とになり ます。 ザイ リ ンクスの製品は、 フェイルセーフと して、 または、 フェイルセーフの動作を要求するアプリ ケーシ ョ ンに使用するために、 設計さ

    れたり意図されたり していません。 そのよ うな重大なアプリ ケーシ ョ ンにザイ リ ンクスの製品を使用する場合のリ スク と責任は、 貴殿または

    貴社が単独で負う ものです。 https://japan.xilinx.com/legal.htm#tos で見られるザイ リ ンクスの販売条件を参照してください。

    自動車用のアプリケーシ ョ ンの免責条項

    オートモーティブ製品 (製品番号に 「XA」 が含まれる ) は、 ISO 26262 自動車用機能安全規格に従った安全コンセプ ト または余剰性の機能 ( 「セーフティ設計」 ) がない限り、 エアバッグの展開における使用または車両の制御に影響するアプ リ ケーシ ョ ン ( 「セーフティ アプリ ケーシ ョ ン」 ) における使用は保証されていません。 顧客は、 製品を組み込むすべてのシステムについて、 その使用前または提供前に安全を目的と して十分なテス ト を行う ものと します。 セーフティ設計なしにセーフティ アプリ ケーシ ョ ンで製品を使用する リ スクはすべて顧客が負い、製品の責任の制限を規定する適用法令および規則にのみ従う ものと します。

    この資料に関するフ ィードバッ クおよびリ ンクなどの問題につきましては、 [email protected] まで、 または各ページの右下にある[フ ィードバッ ク送信] ボタンをク リ ッ クする と表示されるフォームからお知らせください。 いただきましたご意見を参考に早急に対応させていただきます。 なお、 このメール アドレスへのお問い合わせは受け付けており ません。 あらかじめご了承ください。

    日付 バージョ ン 内容

    2019 年 2 月 20 日 1.1 タイ トルと概要を更新。 全体に Zynq UltraScale+ RFSoC ポート フォ リオの詳細を追加。図 1 および図 2 を更新。

    2017 年 4 月 27 日 1.0.1 図 2 の誤字修正。

    2017 年 2 月 17 日 1.0 初版

    mailto:[email protected]://japan.xilinx.com/legal.htm#toshttps://japan.xilinx.com/legal.htm#toshttps://japan.xilinx.comhttps://japan.xilinx.com/about/feedback.html?docType=White_Papers&docId=WP489&Title=%26%2336969%3B%26%2324540%3B%26%2312364%3B%26%2322810%3B%26%2312480%3B%26%2312452%3B%26%2312524%3B%26%2312463%3B%26%2312488%3B%20RF%20%26%2312469%3B%26%2312531%3B%26%2312503%3B%26%2312522%3B%26%2312531%3B%26%2312464%3B%20%26%2312477%3B%26%2312522%3B%26%2312517%3B%26%2312540%3B%26%2312471%3B%26%2312519%3B%26%2312531%3B%20&releaseVersion=1.1&docPage=12

    適応が多ダイレクト RF サンプリング ソリューション 次世代無線システムの課題帯域幅増大の問題アンテナ数の増加高まり続ける適応性へのニーズ

    ムーア デジタルの応用が鍵RF サンプリング ADC および DAC の利点完全に統合された RF 信号処理フロント エンド16nm FinFET テクノロジでの高性能データ コンバーターの実装

    次世代製品無線開発の包括的なプラットフォーム

    まとめ参考資料改訂履歴免責事項自動車用のアプリケーションの免責条項

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