人間文化コース プログラム構成 · 哲学演習 美術史特殊講義 映像学概論...
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人間文化コース プログラム構成
・文化人類学プログラム(文化人類学、アンデス考古学、環境動態論)
・歴史学プログラム(日本史、アジア史、ヨーロッパ史)
・認知情報科学プログラム(人間情報科学、認知心理学)
・日本学プログラム(日本語学、日本文学、日本語教育学、比較文学)
・文化解釈学プログラム(哲学、芸術文化論、表象文化論)
▶ 人間文化コースには、5つの主専攻プログラムがあります
専門科目の履修をすすめる中で、自分の所属プログラムを決めていきます。
▶ 人間文化コースには、2つの副専攻プログラムがあります
・教職副専攻プログラム(国語・社会):国語・社会(地歴公民)の中高教員免許状取得・日本語教育副専攻プログラム:公的な要請基準に基づいた能力育成 本学独自の修了証書授与
主専攻とは別に登録して、指定された科目を履修し、資格にふさわしい専門力を身につけ
ます。
七夕祭り、仮想現実、スペインの巡礼、死生観、死霊婚、呪術、やまがた舞子、祭り、アフリカの神話、ナスカの地上絵、干潟の珪藻、津波避難、海岸砂丘 など
人間文化コース 文化人類学プログラム
学べる領域
文化人類学/民族学、アンデス考古学、環境動態論
代表的な授業科目
文化人類学概論、文化人類学演習、アンデス考古学基礎演習、環境動態論特殊講義、環境動態論演習 など
卒業論文テーマ例
異文化やわれわれをとりまく自然環境を理解しよう文化人類学プログラムでは、異文化を理解する
視点を身につけるとともに、人間に関する理解を深めることを目指しています。そのためには日本と外国の両方に目を向けて、我々とは異なる習慣や考え方について学び、自らの考え方を見つめ直すことが必要です。また、人間が生きていくためには、自然とのう
まい付き合い方を考えていく必要があります。そこで、人間生活とかかわりのある自然環境の現在や変遷についての理解を深めることも目的としています。
ハチドリの地上絵(ペルー・ナスカ市)©山形大学ナスカ研究所
人間文化コース 歴史学プログラム
日本史(考古~近現代)ヨーロッパ史(欧米)アジア史(中国、モンゴル)
代表的な授業科目
日本考古/古代/中近世/近代、内陸アジア史、ヨーロッパ史の概論・特殊講義・演習。歴史学基礎演習、専門英語演習(歴史学)など
卒業論文テーマ例
「八世紀古代国家の東北経営における出羽国北部の特質」、「清代における回民社会」、「ヤギェウォ朝成立期のポーランド貴族」など、日本史、アジア史、欧米史全般。
その“根源(ルーツ)”を考える。
歴史学プログラムでは、文献や史資料の読解、実地調査などを通じて、異なる時代・地域の人々が、何を考え、何を作り上げてきたかを学びます。資料の一文をめぐって、皆で調べ・議論する
中で、歴史的思考力や論理力を磨きます。平安神宮での調査実習
学べる領域
人間文化コース 認知情報科学プログラム
学べる領域
認知情報科学(人間情報科学認知科学、行動科学)
代表的な授業科目
人間情報科学概論認知心理学特殊講義行動科学演習など
「心理学実験(認知)」で視野の特性を体験する学生
卒業論文テーマ例
「オンライン・コミュニケーションの特徴」「大学生のネット依存の自覚と実態」「記憶の意図的抑制による価値変化」など
人間の特性を知り、社会に役立てる①人間特性(認知・身体的能力、行動、情報コミュニケーション能力など)を理解し、人にやさしい社会や使いやすい道具などを探求します。
②実験、観察、調査を行い、得られたデータを適切に分析する力を身につけます。
人間文化コース 日本学プログラム
学べる領域
日本語学日本文学(古典・近現代)日本語教育学比較文学
代表的な授業科目
日本語学概論日本古代中世文学特殊講義日本語教育学演習など
「課題演習(日本語学)」で方言実地調査を行う学生
卒業論文テーマ例
「日本語学習者の和語・漢語の使い分けに関する研究」「『百人一首』の解釈と物語との関係」「三島由紀夫戯曲の研究」など
身近な地域と〈日本〉のスペシャリストになろう
①文学、言語学の専門的な研究理論をベースに、日本文化について深く理解し、あらたな側面を探求します。
②専門的な知識を適切に表現し、地域社会の中で活用する力を身につけます。
人間文化コース 文化解釈学プログラム
学べる領域
哲学芸術文化論表象文化論
代表的な授業科目
哲学演習美術史特殊講義映像学概論など
「課題演習(映像学)」で撮影実習を行う学生
卒業論文テーマ例
「時間経験についての考察」「ミレー《種をまく人》に見る農民観」「震災映画の想像力」など
思想やアートって面白い!
① 哲学や美術、映画などの表現活動を、人間の思考や感性にもとづく文化として捉え、その構造をさまざまな分析手法により読み解きます。
② 思想やアートを地域社会のなかで積極的に活用する能力を身につけます。
人間文化コース 副専攻プログラム
▶ 人間文化コースには、2つの副専攻プログラムがあります
・教職副専攻プログラム(国語・社会):国語・社会(地歴公民)の中高教員免許状取得・日本語教育副専攻プログラム:文化庁の方針に基づいた能力育成 本学独自の修了証書授与
所属する主専攻プログラムとは別に副専攻プログラムに登録します(希望者のみ、原則として1年次)。
副専攻登録
指定科目履修
面談指導
免許状、修了証書授与
指定科目履修
指定科目履修
指定科目履修
面談指導
面談指導
副専攻カリキュラムに指定される科目(基盤、専門)を定められた時期に履修します。
成績配布のタイミングで、面談による履修状況の確認をし、登録継続か終了かを決めます。
全ての単位取得ができれば、卒業と同時に副専攻プログラムも修了です(副専攻だけの修了はありません)。
履修が進むにつれ、専門的な能力を実践的に育成する、副専攻に特化した科目がカリキュラムに増えてきます。
人間文化コース 関連する二つの附属研究所
▶ 人間文化コースでの学びに深くかかわる二つの附属研究所の詳しい活動については、大学ホームページ「図書館・博物館・病院・附属施設」で詳しくごらんいただけます。
ナスカ研究所
山形大学が中心となり、日本、ペルー、米国の研究者が「世界遺産ナスカの地上絵」をめぐる国際的な共同研究を行っています。
映像文化研究所
絵画、図像、写真、映画など、私たちの目に触れるモノたちを対象に、地域から世界に研究を発信します。
大学の附属研究所の研究成果は、人間文化コース学生の主体的な学びにつながっています。
・研究所イベントへの参加(研究成果展示企画への参加、トークセッションでの登壇、国際シンポジウムへの参加)・研究所を拠点とした研修(山形国際ドキュメンタリー映画祭スタッフ参加、ナスカ地上絵調査への参加)
ペルーにある研究所 研
究者とのトークセッション
人間文化コース 実践科目(課題演習)
▶ 専門的な知識を、地域というフィールドに活用する、学生主体の授業
課題演習(文化人類学)
文化人類学のフィールドワークを実際に体験し、異文化理解の能力を養います。調査の場所は学生の希望に応じて、博物館、山形県内の寺社、ナスカ研究所(ペルー)など多岐にわたります。
ナスカ研究所での実習海外の学生も参加
課題演習(芸術文化)
博物館での作品調査を行う学生
地域課題に関する研究テーマを策定し、実験や調査の実施能力、データ解析能力、プレゼン能力を養います。山形県内の高校生と連携し、共同研究や研究成果発表会を行います。
美術館や博物館を実地に見学し、展覧会のテーマや展示手法について研究や教育普及の視点から考察することで、地域における文化活動の意義と課題を分析する能力を身につけます