中長期戦略と将来ビジョン策定のために。information...
TRANSCRIPT
INTRODUCTION
株式会社アクアビット
中長期戦略と将来ビジョン策定のために。
INFORMATION
「未来予測レポート」は、経営者や戦略スタッフを読者として想定した法人向けのレポートです。シリーズ累
計で1,300社以上に導入実績があり、業界の枠組みを超えた将来シナリオとして幅広く使われています。
このレポートの目的は、中長期戦略を立案する際に、その前提となる「将来の世界観」と「変化のシナリオ」
を提示することです。10年先、15年先という長期レンジで、「世の中」全体がこれからどのように変わっていく
か、「リアルな未来」を提示することを目指しています。特にチームで戦略を考えるためには、議論の前提と
なる「共通認識」を持つことが不可欠だからです。
『未来予測2015-2030』では、購入者専用Webサイト(https://www.miraiyosoku-service.jp/)にてコンテンツ
を「デジタルサービス」としても提供します。レポートに記載された情報をチーム内で共有したり、社内文書な
どで活用したりするのに役立ちます。発刊後も継続的にコンテンツのアップデートを行い、常に最新の情報
をお届けします。
株式会社アクアビット🏣165-0026 東京都中野区新井1丁目12-14 秀光建設本社ビル3F
TEL(03)5318-1488 FAX(03)5318-1599
• 未来予測2015-2030 A4版 1冊
• 未来予測年表2015-2030 A0版 1枚
• 未来予測デジタルサービス アクセスID
※未来予測デジタルサービスでは本レポートの全文(HTML版)を閲覧できます
【価格】 +消費税
【セット内容】
www.aquabit.co.jp
購入のお申し込み・お問い合わせは、営業担当窓口、もしくは弊社まで直接ご連絡ください。
http://www.aquabit.co.jp/mirai2015.html
セミナーや中長期戦略立案支援など未来予測関連サービスもご用意しております。
AQ201512
年表レポート(358ページ) 未来予測デジタルサービス
https://www.miraiyosoku-service.jp/
記載内容は2015年12月現在のものです。商品およびサービスの仕様や価格などは予告なく変更することがあります。
30万円
未来予測コミュニティ
第5章 21世紀産業の姿
クラウドロニクス・サービス産業群
クラウドロニクス産業エネルギー・生活サービス産業モビリティ・ロボットサービス産業 クリエイティブサービス産業金融決済サービス産業小売流通サービス産業食料バイオサービス産業医療ヘルスケアサービス産業
パブリックドメイン分野
主要穀物(ベーシック)水(上下水)電力通信インフラ
ファンダメンタル産業
住宅・建設材料・化学資源開発
パブリックサービス分野
教育行政防衛
既存業界、再編のシナリオ
電力・ガス・石油業界の再編自動車業界の再編エレクトロニクス・ICT業界の再編通信・放送業界の再編ゲーム・音楽・出版業界の再編銀行・金融業界の再編農業・食品加工業界の再編医療・医薬品業界の再編
第6章 国内環境・ライフスタイル
国内環境の変化
総人口・年齢構成地域別人口世帯数・世帯構成労働力率出生率・出生数外国人
国内政治・社会環境変化のポイント
財政と税制の抜本的見直し保険・年金制度の再設計 「小さな政府」から「責任ある政府」へ 「貿易国家」から「投資国家」へパブリックドメイン ~安全保障+新たな財源確保海洋資源開発の本格化 「食料ビッグバン」電子政府の広がり外国人と暮らすことを前提とする社会
マーケット・生活スタイル
ワークスタイルの多様化家庭回帰消費セグメントの多様化高額商品≠富裕層≠ニッチ
第7章 企業経営
「トリプル・ベロシティ」~ビジネス環境の変化
「コト」~商流の変化 「モノ」~物流の変化 「カネ」~金流の変化
先進国企業としての意識改革
ブルーカラー発想・「ものづくり」信奉からの脱却 「オペレーティブ」から「クリエイティブ」へ ビジネス・プロデュース ~「ビジネスを創る」 ビジョン経営とリーダーシップ
サステイナブル経営
対顧客対パートナー対社員対社会
第1章 はじめに
まえがき
なぜ「未来」を考える必要があるのか?
「未来予測レポート」とは何か?
「未来予測レポート」の使い方
第2章 総論
未来を創る3つのメガトレンド/ビジネス潮流の変化
3つのメガトレンド コンピューティング革命としての「クラウド」 「インテリジェント・コンピューティング」 「トリプル・ベロシティ」~ビジネス潮流の変化 ものづくりの前提を変える「サステイナビリティ」生命の常識を変える「ライフ・イノベーション」
世界のカタチが変わる
「カネ」から「モノ」へ ~塗り替わる世界の勢力図デフレスパイラルのゆくえ新グローバル資本主義、広がる経済格差同時並行で進む「集中」と「分散」
テクノロジーの進歩、産業構造の変化
新しい時代を作る注目のテクノロジー 21世紀産業の姿 「クラウドロニクス・サービス産業群」
国内環境・ライフスタイルの変化
経済格差の広がり、社会階層の固定化行き詰まる財政、「ミニマム・ライフ・アシュアランス」 「安全保障」を求める意識の高まり未曾有の高齢化がもたらす変化 「ナショナリズム」の高まり医療革命がもたらすさまざまな変化雇用に対する社会意識の変化 「持たない」ライフスタイルの広がり
企業戦略の変化
「モノ作り」から「モノ創り」へ 「つながる」を前提とする社会 「グローバル」から「マルチナショナル」へ持続可能な経営へ 「大企業」の概念が変わる 「バリュー・クリエイター」~求められる人材の変化
2030年までのシナリオ
2030年までの大きな流れ 2020年のイメージ 2030年のイメージ
第3章 世界
人口・経済
世界人口の見通し世界GDPの見通し 1人当たりGDP世界経済のブロック化世界主要地域の見通し
食料・資源・エネルギー
食料生産・輸出鉱物資源の偏在・囲い込みエネルギー消費の爆発的増加地球温暖化から「サステイナビリティ」へ
ライフスタイル
都市集中労働力/失業率高等教育健康意識の高まり宗教自動車/モビリティの普及携帯電話/パソコン/タブレット端末の普及 インターネット/ブロードバンドの普及
第4章 テクノロジー
エレクトロニクス・コンピューティング(ハード)分野
放送通信、デジタルサービス(ソフト)分野
モビリティ&ロボット、交通インフラ分野
エネルギー、環境、資源分野
食料・有機材料、静脈循環分野
医療・ヘルスケア・医薬品分野
INDEX
「未来予測レポート」の始まりは、2003年にさかのぼる。以降、シリーズとして16点のレポートを刊行し、「サ
ステイナビリティ」「クラウド・コンピューティング」「ライフ・イノベーション」という3つのメガトレンドを柱に、将来
の社会がどのような姿なのかを描き続けてきた。
今回発刊する『未来予測2015-2030』では、「未来予測レポート」シリーズをフレームワークから刷新し、
「2030年」をターゲットに内容を拡充させることはもちろん、目次構成から提供方法に至るまで、全面的な見
直しを行った。『未来予測2015-2030』は、「未来予測レポート」シリーズの“新章”の始まりという位置づけで
ある。
メインとするメガトレンドは、「クラウド・コンピューティング」とした。「サステイナビリティ」は、主に「ものづく
り」や無機物の領域にかかわるテーマである。一方、「ライフ・イノベーション」は、農業や医療といった生命
に関連する産業分野であり、有機物の領域にかかわる。これら対して「クラウド・コンピューティング」は、あら
ゆる分野のビジネスに影響を与えるものだからだ。
すべての分野のビジネスにかかわることを象徴するのが「トリプル・ベロシティ」である。「トリプル・ベロシ
ティ」とは、商流・物流・金流という3つのビジネスの基本的な潮流が、3倍のスピードに、そしてバリエーショ
ンも3倍に変わることを表わす。どんな分野であろうと、この3つの潮流に無関係なビジネスはない。それが
クラウドによって、一気に変わるのである。それはビジネスの「大前提」が変わることを意味する。
だが「トリプル・ベロシティ」でさえ、クラウドがもたらす変化の入口に過ぎない。例えば業界・産業という面
では、「クラウドロニクス・サービス産業群」ともいうべき、巨大産業が新たに形成されていく。クラウドによるコ
ンピューティングの進歩は、生命の常識を変え、ライフスタイルや価値観まで変化させる。「クラウド・コン
ピューティング」こそ、2030年までの未来を考える上で中心テーマとしてふさわしい。私はそう考えた。
社会が変われば求められるビジネスもまた変わる。その向こう側に広がっているのは「未知の領域」であり、
創造と挑戦の連続が待ち受けている。過去の常識にしがみついてはいけない。挑戦することを恐れてはい
けない。本レポートが未来への「気づき」となり、中長期戦略立案の一助になることを切に願う。
‘90年、早稲田大学政治経済学部卒業。同年(株)CSK入社、社長室所属。CSKグルー
プ会長・故・大川功氏の下で事業計画の策定、業績評価など、実践的な経営
管理を学ぶ。’93年、マイクロソフト(株)入社。WordおよびOfficeのマーケティング戦略を
担当。‘98年、ビジネスプランナーとして日本法人の事業計画立案を統括。’02年12月
に同社を退社後、‘03年2月(株)アクアビットを設立し、代表取締役に就任。『未来予測レ
ポート2013-2025<エレクトロニクス編><ネット・サービス編>』、『未来予測2015-2030レ
ポート&デジタルサービス』など、「未来予測レポート」シリーズを執筆。’15年、KPMGあ
ずさ監査法人 総合研究所 未来研究室 顧問に就任。北海道札幌市出身、'66年生まれ。
株式会社アクアビット 代表取締役 チーフ・ビジネスプランナー
「未来予測レポート」シリーズ 著者
OVERVIEW
田中 栄
クラウド・コンピューティング
コンピューティング革命
全産業に影響を与える
産業の枠組みが変わる
社会の構造的な変化
インテリジェント・コンピューティング
商流・物流・金流
トリプル・ベロシティ
主にものづくり
無機物
主に医療・農業
有機物・生命
サステイナビリティ ライフ・イノベーション
ゲノム技術モノ+サービス
サステイナビリティ
未来社会を創る3つのメガトレンド
ライフ・イノベーション
クラウド・コンピューティング
インテリジェント・コンピューティング トリプル・ベロシティ
未来予測レポートでは、社会全体の大きな潮流の変化を「メガトレンド」と呼んでいる。具体的には「サステイナビリ
ティ」「クラウド・コンピューティング」「ライフ・イノベーション」の3つである。社会が変われば、求められるビジネスもまた
変わる。10年~15年先のビジネスを考える上で、これらは「未来」を形作る大きな流れとして確実にとらえるべきである。
ブロードバンド環境を前提とする「コンピューティング革命」が始まっている。さまざまなデバイスやセンサーがブロードバンドにつながるようになり、それらはデータセンターと「一体化」する。ネットを通じて“スーパーコンピューター”を使う時代になる。イン
ターフェイスとして「映像」や「音声」が利用できるようになる。コンピューティングがエネルギーや医療、農業など幅広い分野へと
広がっていく。人や企業が「つながる」ことが当たり前になり、ビジネスのあり方やマーケティング戦略が大きく変わっていく。
「モノが足りない」ことを前提とする社会がこれから本格的に始まる。現在は、エネルギーや資源、食料など、基本的に
はお金さえ出せば好きなだけ買うことができる。だが今後新
興国で人口増加と経済成長が重なると、あらゆるモノの需要
が急増する。世界的な需給逼迫を背景に「囲い込み」が本
格化する。大量生産と安さを追求する成長モデルが終焉
を迎え、「ものづくり」のさまざまな常識が変わっていく。
「ゲノム」技術の進歩によって、生命に関する過去の常識を覆すようなさまざまな変化が起きる。21世紀に入って、人
類は「生命の設計図」を解読し、改変さえも可能になり始め
ている。病気の根本的原因や老化のメカニズムの解明など、
医療では革命的な変化が始まっている。生命を人為的に
制御することは、農業や漁業、畜産などにも多大な影響を
もたらす。価値観やライフスタイルも大きく変わることになる。
「クラウド」によって、「人工知能」が普通に使える時代になる。コンピューターが単なるデータ処理装置ではなくなり、
本格的に知能を持ち始める。ごく近い将来、自動車もテレ
ビも住宅も“しゃべる”ことが当たり前になる。モノと会話でき
るようになれば、操作方法はもちろん、デザインやアピール
すべきポイントなどいろいろなことが変わっていく。
「クラウド」によって、商流・物流・金流という3つのビジネスの基本的な流れが変わる。小売流通のあり方、マーケティ
ングの手法、決済手段などが一気に変わることになる。どの
ような分野のビジネスでも、商流・物流・金流に無関係なも
のなどない。それらが同時多発的に変わることは、ビジネス
の「大前提」や「ルール」が変わることを意味する。
POINT ①
初期の頃、コンピューティング環境(IT)はパソコン1台の処理能力に頼るものだった。それが「ICT」 と呼ば
れる時代に入ると、パソコンはサーバーと連携し、その能力を使うことが当たり前になった。その結果、ネット
ワークは不可分になっていった。そしてこれからは「クラウド」、ネットワークが「ブロードバンド」へと進化する。
ブロードバンドの特徴は「常時接続」、そして映像や音声をスムーズに流せることだ。これによって、ネットの
向こう側にあるデータセンターの能力を、「サービス」として利用できるようになる。
ブロードバンドとつながることで、さまざまなデバイスやセンサーは「デジタルサービス」と一体化する。「モ
ノ+サービス」で一つの商品になっていく。「モノ+サービス」という概念は、スマートフォンを考えれば理解
しやすい。クラウド(ブロードバンド+スパコン)が実現するサービスと、さまざまなエレクトロニクス(デバイスや
センサーなど)の「融合」によって生まれるこの新しい環境を、本レポートでは「クラウドロニクス」と名付ける。
エレクトロニクス・通信・ネットサービスなどの連携は、やがて「クラウドロニクス産業」という一つのビジョン
へ向かっていく。さらにこれを“土台”として、さまざまな産業の一部がデジタルサービス化し、領域を重ね
合わせていく。全体としては「クラウドロニクス・サービス産業群」と呼ぶべき、新しい産業形態が形成されて
いく。
これまでコンピューティングは、エレクトロニクスやICT分野の中に閉じられたビジネスだった。だがクラウド
によって、今まであまり馴染みがなかった産業分野へと進出が始まる。パーソナル・コンピューターの本格
的な普及から約20年。コンピューターは、エレクトロニクス・ICTという“内海”から“外海”へ、ようやく船出し
たところだ。コンピューターの歴史はまだ始まったばかり、これからが“本番”である。
クリエイティブサービス産業
モビリティ・ロボットサービス産業
金融決済サービス産業
エネルギー・生活サービス産業
医療ヘルスケアサービス産業 食料バイオ
サービス産業
小売流通サービス産業
クラウドロニクス産業
ブロードバンド +“スパコン”+ さまざまなデバイスやセンサー 。
インテリジェント化が進むコンピューティングの新しい世界。それを土台に、各々の産業の一部がデジタルサービス化し、重なり合う。
クラウドロニクス・サービス産業群
POINT ②