豊島区 自転車走行環境 - toshima ·...

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1 資料3 豊島区 自転車走行環境 計画 資料2での国、都、区が連携して構築する「計画対象路線」に対 して、国のガイドラインに基づき整備タイプを設定します。 ただし、過密な都市構造にある区の地域特性から、現実的に整備 可能な方向性も検討する必要があります。 ■各路線の整備タイプの設定 2017.10.30 分科会資料

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Page 1: 豊島区 自転車走行環境 - Toshima · 理想的な構造(理想形として計画に明記) 自転車道 (構造分離/2m幅) 自転車専用通行帯 (交通規制/1.5m幅)

1 1 資料3

豊島区 自転車走行環境 計画

資料2での国、都、区が連携して構築する「計画対象路線」に対

して、国のガイドラインに基づき整備タイプを設定します。

ただし、過密な都市構造にある区の地域特性から、現実的に整備

可能な方向性も検討する必要があります。

■各路線の整備タイプの設定

2017.10.30 分科会資料

Page 2: 豊島区 自転車走行環境 - Toshima · 理想的な構造(理想形として計画に明記) 自転車道 (構造分離/2m幅) 自転車専用通行帯 (交通規制/1.5m幅)

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国ガイドラインの 基本的な考え方 Ⅰ

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3 整備の基本形態のイメージ

・ガイドラインでは、自動車の規制速度と日交通量を基準に 3つのタイプに分かれるため、この視点で整理。

・旧計画の国道・都道は、基本的には自転車道が基本。

計画対象路線に対して、上記の考え方をあてはめ【理想的な】構造を設定

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4 参考:各道路の主な特徴のまとめ

自転車道 自転車

専用通行帯 自転車

ナビライン 普通自転車 通行指定部分

通行 可能 場所

整備 位置

自転車道 車道 車道 歩道

構造 分離 ○ × × ×

交通 規制 ○ ○ × △ 必要 幅員

2m (1.5m)

1.5m (1.0m)

規定なし 規定なし

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アンケート調査での 整備形態へのニーズ Ⅱ

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6 車道/歩道の通行空間整備の要望

区内で自転車を使う人の「車道と歩道」の通行場所

【車道の矢羽根】と【歩道内の色分け】のニーズ

WEB:これからの区内での整備の形態は? 7~8割が歩道内の色分けを選択。車道通行が浸透する過渡期では、歩道内のニーズも多い。

78.8%

21.2%

区民

(683件)

歩道内を色分け

車道に矢羽根 70.2%

29.8%

来街者

(480件)

歩道内を色分け

車道に矢羽根 歩道内の通行空間も活用する 方向性も、当面は検討が必要。

車道通行時の不満は? 歩道を通る理由は? どちらを通ることが多い?

52.2%47.8%

全体

(1163件)

車道が多い

歩道が多い

69.2%

45.1%

43.3%

51.1%

44.8%

52.4%

17.3%

4.6%

0 20 40 60 80

路上駐車等

路肩がでこぼこ

路肩に障害物

幅寄せされる

バス停での追越

逆走自転車がいる

前方自転車の追越

その他

全体(607件)

71.2%

51.1%

55.9%

14.9%

3.6%

13.8%

13.3%

0 20 40 60 80

車道通行が怖い

車の邪魔になる

歩道の方が安全

店舗等の立寄便利

遠回りになる

事故時の被害軽い

その他

全体(556件)

車道、歩道とも半数ずつ。車道通行時は「路上駐車」「幅寄せ」「逆走自転車」に不満。

WEB調査

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7 自転車の通行環境の種類(来街者)

通行した経験の有無 走りやすさの評価

42.6%

18.4%

7.6%

37.8%

45.7%

51.5%

46.7%

40.9%

7.4%

21.3%

23.8%

14.8%

3.2%

6.6%

20.0%

5.2%

1.1%

2.2%

1.9%

1.3%

0% 25% 50% 75% 100%

自転車道

自転車専用通行帯

自転車ナビライン

歩道内通行指定部分

区民

とても良い 良い どちらでもない 悪い とても悪い

46.8%

25.0%

10.1%

29.2%

34.0%

44.7%

41.9%

42.5%

12.8%

20.5%

31.0%

20.1%

1.1%

5.3%

8.5%

5.9%

5.3%

4.5%

8.5%

2.3%

0% 25% 50% 75% 100%

自転車道

自転車専用通行帯

自転車ナビライン

歩道内通行指定部分

来街者

とても良い 良い どちらでもない 悪い とても悪い

13.8%

19.9%

15.4%

65.2%

86.2%

80.1%

84.6%

34.8%

0% 25% 50% 75% 100%

自転車道

自転車専用通行帯

自転車ナビライン

歩道内通行指定部分

区民(683件)

ある ない

19.6%

27.5%

26.9%

45.6%

80.4%

72.5%

73.1%

54.4%

0% 25% 50% 75% 100%

自転車道

自転車専用通行帯

自転車ナビライン

歩道内通行指定部分

来街者(480件)

ある ない

歩道内整備区間の通行経験がある人が多い。

自転車道、歩道内通行指定が「良い」評価

自転車ナビラインは現状では評価が低め。

評価の高い自転車道等の理想的な整備を目標とした上で、暫定的な整備を図る。

WEB調査

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8 自転車の通行環境の種類(来街者)

問題点の有無 通行のルールの分かりやすさの評価

41.5%

26.5%

10.5%

37.1%

42.6%

55.1%

47.6%

42.9%

12.8%

12.5%

22.9%

14.4%

3.2%

5.1%

12.4%

4.9%

0.0%

0.7%

6.7%

0.7%

0% 25% 50% 75% 100%

自転車道

自転車専用通行帯

自転車ナビライン

歩道内通行指定部分

区民

とても良い 良い どちらでもない 悪い とても悪い

44.7%

37.1%

12.4%

29.7%

33.0%

45.5%

45.7%

48.4%

12.8%

10.6%

31.0%

13.2%

4.3%

3.0%

5.4%

6.8%

5.3%

3.8%

5.4%

1.8%

0% 25% 50% 75% 100%

自転車道

自転車専用通行帯

自転車ナビライン

歩道内通行指定部分

来街者

とても良い 良い どちらでもない 悪い とても悪い

21.3%

56.6%

65.7%

51.7%

78.7%

43.4%

34.3%

48.3%

0% 25% 50% 75% 100%

自転車道

自転車専用通行帯

自転車ナビライン

歩道内通行指定部分

区民(683件)

ある ない

26.6%

55.3%

66.7%

47.9%

73.4%

44.7%

33.3%

52.1%

0% 25% 50% 75% 100%

自転車道

自転車専用通行帯

自転車ナビライン

歩道内通行指定部分

来街者(480件)

ある ない

自転車道以外は、問題点を感じる人が多い

自転車道、歩道内通行指定が「良い」評価

自転車ナビラインは若干「悪い」評価の傾向

暫定的な自転車ナビラインを正しく利用できるよう、通行ルールの周知も同時に進行。

WEB調査

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9 紙面調査 「こういう所は直してほしい」と思うこと

歩行者の立場から クルマの立場から

自転車利用者に対して「直してほしい」と思うこと

31.1%

36.1%

74.3%

47.3%

79.0%

34.1%

49.9%

3.0%

13.6%

0 20 40 60 80

歩道をできるだけ通らない

歩道では車道よりを通る

歩道ではスピードを出さない

急に車道から飛び込んでこない

スマホ等のながら運転をしない

傘をさして歩道を通らない

とくにない

とくにない・わからない

その他

29.2%

48.7%

53.2%

56.3%

60.5%

21.8%

22.4%

18.9%

10.8%

0 20 40 60 80

車道をできるだけ通らない

車道では逆走しない

車道ではフラフラしない

急に歩道から飛び出さない

スマホ等のながら運転しない

二段階右折を守る

急にブレーキをかけない

とくにない、わからない

その他

歩行者・クルマに対して「直してほしい」と思うこと

歩行者に対して クルマに対して 38.7%

40.3%

77.7%

37.9%

9.2%

9.0%

0 20 40 60 80

急に進路を変えない

急に立ち止まらない

スマホ等のながら歩きしない

自転車の前に飛び出さない

とくにない、わからない

その他

66.3%

35.2%

56.0%

31.7%

11.3%

3.8%

0 20 40 60 80

路上駐車をしない

進路妨害をしない

合図せず急に曲がらない

急停止しない

とくにない、わからない

その他

ながら運転・ながら歩きしない、飛び出さない、スピードを出さない、など 当たり前のルールやマナーの順守を促すことが必要。

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10 10

計画対象路線の 基本的な整備形態 Ⅲ

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11 主要区間の【理想的な】整備タイプ

・道路交通センサス対象路線の交通量と規制速度では…

調査地点のある全ての計画対象路線は【自転車道】整備が基本となる。

規制速度40km/h超では【自転車専用通行帯】整備が基本となる。

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12 区道の現状として…

・40km/h超の区道では、自転車専用通行帯整備が困難な状況

国/都/区道を含め、大規模な道路改良なしに理想形で整備可能な区間は少ない

可能性として、パーキングメーター等の通行以外の用途の区間の活用も要検討

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出典:警視庁「時間制限駐車区間 案内地図」ホームページより (H26.9.26)

参考:パーキングメータ設置個所

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14 区の基本的なスタンスについて

■理想的な構造(理想形として計画に明記)

自転車道 (構造分離/2m幅)

自転車専用通行帯 (交通規制/1.5m幅)

自転車ナビライン (法定外表示/0.9m幅)

過密な都市構造のため

道路拡幅は現時点では困難

■暫定的な措置として

自転車ナビライン により当面対応

※【暫定的な措置】は、将来的に車 道通行が全ての国民に浸透するま でをイメージしています。 ※浸透した段階では、自転車通行空 間を理想的な形に整備するための コンセンサスが得られているため、 この段階であれば道路拡幅も理解 がえられるものと想定します。

①各区間の【理想的な整備形態】を明示

②現実的対応として自転車ナビラインの【暫定整備】を明示

ただし、歩道内の既整備区間は、各道路管理者との協議のうえ確定する。

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暫定整備のイメージ ※国ガイドラインに準拠

自転車ナビラインの整備イメージ

10 交差点、バス停などの特殊な構造部分は今後検討していきます。

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16 【再掲】既存整備区間の取扱

対応の方向性

●既存整備区間も計画対象路線として位置付ける。 整備形態は「理想形」として【車道での整備】を基本とする旨を記載。

●ただし、既設区間の整備形態は道路管理者(国、都)と協議のうえ【適切な 構造による整備を依頼】する。

●区の整備路線※次頁は、【車道の左側】の原則に基づき車道整備を基本とする。

参考:前回会議での意見

●既存区間でのナビラインの併設の可能性を協議(下図イメージ) ※国道、都道で方針に相違があるため、調整を図る必要があります。

歩道内通行空間に、車道左側の 「自転車ナビライン」を敷設し、 スームズに通行できる車道空間、 ゆっくり徐行する歩道内空間で 当面の使い分けを図るイメージ