新規コースへ旧コースの内容をインポート(輸入)...

新規コースへ旧コースの内容をインポート(輸入)する方法 新年度の新しいコースに,旧コースや他コースのコンテンツをインポート(輸入)することができます。ここでは 新年度のまっさらなコースを「輸入する側のコース」であるとし,コンテンツのある旧コースを「輸出する側のコース」 であるとして説明します。まず,インポートの「1. 概要」を説明し,その後「2. 具体的な作業」を説明します。 1.概要 インポートを利用して,コンテンツを再利用する 「インポート」は,教師ロールをもつ他のコースのコンテンツを現 在利用しているコースに追記する機能です。インポートを利用するこ とで,簡単に前年度コースのコンテンツを再利用することができます。 インポートできる内容は,トピックと配置されたリソースや 活動です 「トピック」とは,コースのホーム画面に文章を表示させたり,そ れを見出しとして,教材ファイルやページ,画像などのリソースや, 課題・小テストなどの活動を配置したエリアのことです。これらから 選択してインポートします。 インポートできない内容は,学生の情報や活動内容です。 学生の登録情報や活動内容(課題で提出したファイル,小テストの受験結果,フォーラムへの投稿文やアップロー ドファイル,Wiki の編集など)は,インポートされません。 「まっさらなコースでインポートを実行する」……インポート初心者に推奨する方法です。 輸入する側のコースのトピックが空の状態でインポートを行うと,混乱なくコピーできるので,まっさらなコース の状態でインポートすることをおすすめします。 ① コース内で「インポート」の操作をすると,教師ロールで登録されているコースリストがはじめに表示されます。 このリストには, Moodle2018のコースだけでなく,前年度のMoodle2017のコースも含まれています。2017のコー ス省略名には「2017-」がつけられているので区別できます。 ② ①のコースリスト中から,輸出する側のコースを 1 つ選びます。すると,輸出する側のコースに含まれるトピッ ク,リソース,活動の一覧が表示されます。 ③ ②で表示された必要な項目にチェックを入れます(図の左側)。例として,2 番目のトピックとその中の活動や リソースにチェックを入れたものとしましょう(図の左側)。(実際に実行するときには全部にチェックを入れても よいでしょう)。 ④ インポートを実行すると,図 の右側に示すように,トピック の見出し(概要のテキストも含 む),リソース,活動が,輸入 する側のコース内の空(内容な し)のトピックに複製されます。 ⑤ 輸入する側のコースのどこに インポートされるかに注意して ください。トピックが上から何 番目であるかの位置を見ると, 輸出する側のコースと同じ位置 にインポートされています。 第 2 回の授業 資料 2 課題 フォーラム 輸出する側のコース ガイダンス アンケート 資料 1 トピック 1 空(内容なし) 資料 2 課題 フォーラム 輸入する側のコース (インポート前) 同じ位置のトピック内にインポートされる トピックの 見出しや概要 リソースや活動 インポートしたい ものにチェックを 入れる まっさらなコースへインポートする(推奨) 第 1 回の授業 トピック 1 空(内容なし) (インポート後) トピック 2 空(内容なし) 第 2 回の授業 トピックに配置された リソースや活動 トピックとは? トピックの 見出しと概要 千葉大学 Moodle「インポート」教職員用マニュアル 2019 年 8 月 19 日版

Upload: others

Post on 22-May-2020

2 views

Category:

Documents


0 download

TRANSCRIPT

Page 1: 新規コースへ旧コースの内容をインポート(輸入) …...新規コースへ旧コースの内容をインポート(輸入)する方法 新年度の新しいコースに,旧コースや他コースのコンテンツをインポート(輸入)することができます。ここでは

◆新規コースへ旧コースの内容をインポート(輸入)する方法 新年度の新しいコースに,旧コースや他コースのコンテンツをインポート(輸入)することができます。ここでは新年度のまっさらなコースを「輸入する側のコース」であるとし,コンテンツのある旧コースを「輸出する側のコース」であるとして説明します。まず,インポートの「1. 概要」を説明し,その後「2. 具体的な作業」を説明します。

1.概要

■インポートを利用して,コンテンツを再利用する 「インポート」は,教師ロールをもつ他のコースのコンテンツを現在利用しているコースに追記する機能です。インポートを利用することで,簡単に前年度コースのコンテンツを再利用することができます。

■インポートできる内容は,トピックと配置されたリソースや活動です

 「トピック」とは,コースのホーム画面に文章を表示させたり,それを見出しとして,教材ファイルやページ,画像などのリソースや,課題・小テストなどの活動を配置したエリアのことです。これらから選択してインポートします。

■インポートできない内容は,学生の情報や活動内容です。 学生の登録情報や活動内容(課題で提出したファイル,小テストの受験結果,フォーラムへの投稿文やアップロードファイル,Wiki の編集など)は,インポートされません。

■「まっさらなコースでインポートを実行する」……インポート初心者に推奨する方法です。 輸入する側のコースのトピックが空の状態でインポートを行うと,混乱なくコピーできるので,まっさらなコースの状態でインポートすることをおすすめします。① コース内で「インポート」の操作をすると,教師ロールで登録されているコースリストがはじめに表示されます。

このリストには, Moodle2018のコースだけでなく,前年度のMoodle2017のコースも含まれています。2017のコース省略名には「2017-」がつけられているので区別できます。

② ①のコースリスト中から,輸出する側のコースを 1 つ選びます。すると,輸出する側のコースに含まれるトピック,リソース,活動の一覧が表示されます。

③ ②で表示された必要な項目にチェックを入れます(図の左側)。例として,2 番目のトピックとその中の活動やリソースにチェックを入れたものとしましょう(図の左側)。(実際に実行するときには全部にチェックを入れてもよいでしょう)。

④ インポートを実行すると,図の右側に示すように,トピックの見出し(概要のテキストも含む),リソース,活動が,輸入する側のコース内の空(内容なし)のトピックに複製されます。

⑤ 輸入する側のコースのどこにインポートされるかに注意してください。トピックが上から何番目であるかの位置を見ると,輸出する側のコースと同じ位置にインポートされています。

第 2回の授業

 資料 2

 課題

 フォーラム

輸出する側のコース

ガイダンス

アンケート

資料 1

トピック 1

空(内容なし)

資料 2

課題

フォーラム

トピック1

      輸入する側のコース(インポート前)

同じ位置のトピック内にインポートされる

トピックの見出しや概要

リソースや活動

インポートしたいものにチェックを入れる

▲まっさらなコースへインポートする(推奨)

第 1回の授業トピック 1

空(内容なし)

(インポート後)

トピック 2

空(内容なし)

第 2回の授業トピック2

トピック トピックに配置された

リソースや活動

▲トピックとは?

トピック

トピックの見出しと概要

千葉大学Moodle「インポート」教職員用マニュアル 2019 年 8月 19 日版

Page 2: 新規コースへ旧コースの内容をインポート(輸入) …...新規コースへ旧コースの内容をインポート(輸入)する方法 新年度の新しいコースに,旧コースや他コースのコンテンツをインポート(輸入)することができます。ここでは

2.具体的作業

■インポートの具体的操作手順は…

❶ 新年度のコースにまだ何もコンテンツを作っていない段階でインポートを行うことを推奨します。

❷ 輸入する側のコースの「コース管理」>「インポート」をクリックします。

❸ 表示されたコースから輸出する側のコースを 1つ選択し,先へ進みます。コース省略名の先頭に

「2017-」がつけられたものが前年度のコースです。

 ※ご担当のコースが 10 を超える場合は表示しきれていないので,「検索」枠にコース省略名(授業コード)かコース名を入力して検索してください。

❹ 「バックアップ設定」の画面でチェック項目を確認します。次の画像のようにチェックを外すと良いでしょう。

❺ 「次を含む」の画面で,インポートする項目を選んでチェックを入れます。「アナウンスメント(旧名称ニュースフォーラム)」は,現在のコースにすでにあるので,インポートしないようにチェックを外しておきます。

インポートする項目にチェックを入れる

チェックを外す

  ❻ 最終画面に進み,「インポートを実行する」をク

リックすれば完了です。

❼ インポートした項目が,輸入する側のコース内に追記されているのを確認しましょう。

  すでにふれたように,輸入する側のコース内にすでにトピックがあり,リソースや活動が配置されていても,それらが上書きされて消えてしまうことはありません。

2017-G12000001 2017- 情報リテラシー(1)2017-G12000002 2017- 情報リテラシー(2)

G12000002 情報リテラシー(1)

ラジオボタンをチェック

・・・・・・ ・・・・・・・

・・・・・・ ・・・・・・・

チェックを外す

ここをクリックする(画面の一番下)

ここをクリックする

Page 3: 新規コースへ旧コースの内容をインポート(輸入) …...新規コースへ旧コースの内容をインポート(輸入)する方法 新年度の新しいコースに,旧コースや他コースのコンテンツをインポート(輸入)することができます。ここでは

3.FAQ

■輸入する側のコースにすでに別のトピックがある場合,うまくインポートされるでしょうか?▷どうなるか? この場合,輸入する側のコースに元からあるトピック(概要のテキストを含む)や,活動,リソースが維持され,輸出するコースのトピックはインポートされません。ただし,活動やリソースは,同じ位置のトピック内に,追記される形でインポートされます。

▶うまくインポートするには… 上記のようにトピックの見出しや概要がインポートできなくて困る場合もあります。そのときは,インポートを実行する前の準備として,輸入する側のトピックが空(内容なし)になるようにトピックの位置を次のようにしてあらかじめ変更します。① コースのホーム画面右上にある「編集モードの開始」ボタンをクリックします。② ホーム画面の一番下にある「+トピックを追加する」をクリックして,必要な数だけトピックを増やします.③ トピックの見出しの先頭にある十字のアイコンをドラッグして,輸入する側のコースのトピックが空になるよう

に,トピックの位置を変更します。

輸出する側のコース

第 1回の授業

輸入する側のコース

輸入する側のコースにあるトピック,リソース,活動は,そのまま維持される

▲すでにトピックのある位置にインポートすると……

トピックの見出しや概要はインポートされない

ガイダンス

 資料 A

 資料 1 資料 2 アンケート

ガイダンス

 資料 Aトピック1

(インポート前) (インポート後)

  資料 1 

  資料 2 

アンケート  リソースや活動は追記されるリソースや活動は追記される

輸入する側のコースにあるトピック,リソース,活動は,そのまま維持される