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2017年5月 SR-414 製品ガイドブック 空調管理システム

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2017年5月SR-414

SR-414

製品ガイドブック

2017年5月

お問い合わせは下記へどうぞ

●技術的なお問い合わせは下記へどうぞ

●お客様が弊社にお電話でご連絡いただいた場合には、正確にご回答するために、通信内容を記録(録音など)させていただくことがあります。

●ご相談、ご依頼いただいた内容によっては、弊社のグループ会社に個人情報を提供し、対応させていただくことがあります。

●お買い上げ店が不明な場合等は、下記へご依頼ください。●修理のご依頼は、お買い上げ店へご依頼ください。

日立アプライアンス 技術相談センター

TEL:0120−578−011 <携帯電話からも可>

受付時間/平日9:00〜19:00、土日祝日・弊社休日9:00〜17:00

FAX:0120−578−012 <365日・24時間受付>

日立アプライアンス 空調修理コールセンター

TEL:0120−649−020 <携帯電話からも可>

受付時間/365日・24時間受付

FAX:0120−649−021 <365日・24時間受付>

北海道営業所

北日本支店

福島営業所

関東・広域支店

北 陸 支 店

中 部 支 店

関 西 支 店

中四国支店

四国営業所

九 州 支 店

〒060−0809〒980−0802〒963−8023〒105−8410〒939−8214〒460−0003〒550−0002〒730−0051〒760−0078〒815−0031

050−3142−0621(022)266−1321(024)921−5550

050−3154−3967(076)429−4051

050−3144−9820050−3181−8201

(082)240−6152(087)833−8701

050−3142−0629

北海道札幌市北区北九条西三丁目 10 番 1 号(小田ビル)

宮城県仙台市青葉区二日町 9 番 7 号(大木青葉ビル)

福島県郡山市緑町 5 番地 15東京都港区西新橋二丁目 15 番 12 号(日立愛宕別館)

富山県富山市黒埼 627 番地 3愛知県名古屋市中区錦二丁目 5 番 12 号(パシフィックスクエア名古屋錦ビル 2 階)

大阪府大阪市西区江戸堀二丁目 1 番 1 号(江戸堀センタービル)

広島県広島市中区大手町三丁目 2 番 31 号(損保ジャパン日本興亜広島大手町ビル)

香川県高松市今里町二丁目 21 番地 5福岡県福岡市南区清水四丁目 9 番 17 号

●本製品ガイドブックに掲載した内容は、予告なしに変更することがあります。ご了承ください。●無断転載・複写の禁止

SR-414 2017 年 5 月作成 Printed in Japan(N)

製造元:

販売元:

〒105−8410 東京都港区西新橋二丁目 15 番 12 号

〒105−0022 東京都港区海岸一丁目 16 番 1 号

空調管理システム日立空調管理システム 集中コントローラー セントラルステーション適温適所EX       製品ガイドブック

SR-414_表紙_背4mm_b_0425.indd 1 2017/04/25 13:50:47

総 目 次

安全上のご注意................................................................ 3

1.システム概要............................................................... 5

1.1 機能仕様表 ............................................................................ 6

1.2 H-LINK について ........................................................................ 7

1.3 用語の定義 ........................................................................... 15

2.製品仕様.................................................................. 17

2.1 機能概要 ............................................................................. 18

2

SR-414_表紙_背4mm_b_0425.indd 2 2017/04/25 13:50:47

3

●据付工事の前にこの「安全上のご注意」をよくお読みのうえ、据え付けてください。

●ここに示した注意事項は「 警告」「 注意」に区分していますが、誤った据え付けをした時に、死亡や重傷などの重大な

結果に結び付く可能性が大きいものを特に「 警告」の欄にまとめて掲載しています。しかし、「 注意」の欄に掲載した

事項でも、状況によっては重大な結果に結び付く可能性もあります。いずれも安全に関する重要な内容を掲載していますので、

必ずお守りください。

●据付工事完了後、試運転を行い、異常がないことを確認するとともに、取扱説明書にそってお客様に使用方法、お手入れの方

法を説明してください。据付点検要領書および取扱説明書はお客様で保管いただくように依頼してください。

安全上のご注意

警告 取り扱いを誤ると、使用者が死亡または重傷を負う可能性が想定できる場合を示します。

強制事項を示します。特定しない一般的な使用者の行為を指示する表示です。

禁止事項を示します。

据付工事・電気工事について●据え付けは、お買い上げの店または専門業者に依頼してください。 ご自分で据付工事をされ不備があると、感電・火災・製品落下によるケガの原因になります。

●電気工事は、電気工事士の方が施工してください。施工不備があると、感電や火災の原因になります。

●電気工事は「電気設備に関する技術基準」「内線規程 (JEAC8001)(最新のもの)」および

製品に付属している据付点検要領書に従って施工し、必ず専用回路を使用してください。(事前に各電力会社のご指導に従ってください) 電源回路容量不足や施工不備があると、

感電や火災の原因になります。

●本製品と供給元電源・空調機・管理用パソコン・パルス積算器・外部機器との接続は、所定のケーブルを使用してください。ケーブルの誤選定は、火災や感電の原因になります。

●本製品のフロントカバーを開ける場合は、極力、供給元の電源を遮断するようにしてください。本製品の電源スイッチをオフしても、元電源を遮断しない限り、電源端子部・電源スイッチ部は活電状態ですので、触れると感電します。配線の作業をする際は、必ず、供給元電源を遮断してください。

●本製品は電源バックアップ機能を搭載しております。本製品への電源を遮断しても、しばらくの間、POWER LED が点灯状態を継続します。作業する場合は、POWER LED の消灯を確認してから行ってください。感電火災の原因になります。

●絶縁性能試験・耐電圧試験などを実施する場合には、必ず TB1(電源端子台)のアース端子接続を外して実施してください。

接続状態で実施すると、故障の原因になります。

据え付けについて

SR-414_0章.indd3 2017/04/2116:35:32

4

修理・移設について●修理は、お買い上げの店またはメーカー指定のお客様ご相談窓口にご相談ください。 修理に不備があると、感電や火災などの原因になります。

●製品を移設するときは、お買い上げの店またはメーカー指定のお客様ご相談窓口にご相談ください。 据え付けに不備があると、感電や火災などの原因になります。

その他の警告および注意

●火災が発生した場合は、ただちに製品およびエアコンの電源を切ってください。 感電の原因になります。

●電気部品を点検するときは、運転を停止後、元電源を切ってください。 感電および傷害の原因になります。

●お手入れのときなど、内部に水を入れないようにしてください。 製品本体に水がかかると感電の原因になります。

●電気配線の改造変更をしないでください。 重大事故の原因になります。

●製品の操作後 3分以内に電源を切らないようにしてください。 誤動作の原因になります。

運転中に

●濡れた手で操作しないでください。 感電または故障の原因になります。

●製品を分解しないでください。 内部を手で触れると感電または故障の原因になります。

●安全装置がたびたび作動したり運転操作が確実でない場合は、ただちに元電源を 切ってください。 漏電または過電流の可能性があるため、感電・火災・破裂の原因になります。 お買い上げの店またはメーカー指定のお客様ご相談窓口にご相談ください。

●異常時(こげ臭いなど)は、運転を停止して、元電源をただちに切ってください。 異常のまま運転を続けると故障・感電・火災などの原因になります。 お買い上げの店またはメーカー指定のお客様ご相談窓口にご相談ください。

SR-414_0章.indd4 2017/04/2116:35:33

1.システム概要

1.システム概要 ............................ 5

1.1 機能仕様表 ........................... 6

  1 機能仕様表 .......................... 6

1.2 H-LINK について....................... 7

  1 H-LINK とは ......................... 7

  2 H-LINK Ⅱについて ................... 7

  3 H-LINK( Ⅱ ) の仕様 .................. 8

  4 配線例 .............................. 8

  5 H-LINK( Ⅱ ) 接続時の設定項目 ........ 9

  6 ケーブルについて .................... 10

  7 H-LINK Ⅱの機能と新旧組み合わせに

ついて .............................. 10

  8 設置上のご注意 ...................... 13

  9 集中制御機器からの室内ユニット

外部入出力設定 ...................... 14

 10 集中制御機器の H-LINK Ⅱ対応 /

非対応設定について .................. 14

1.3 用語の定義 ........................... 15

  1 用語(グループおよびブロックなど)の

定義 ................................ 15

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1. システム概要

6

システム概要

1.1 機能仕様表

セントラルステーション適温適所EX

操作単位

一括 ○

エリアごと ○

ブロックごと ○

グループごと ○

リモコングループ ×

室内ユニットごと※1 ○

設定機能

運転/停止 ○

運転モード切換※2 ○

設定温度 ○

風量 ○

風向 ○

リモコン許可/禁止※3・※4設定項目単位 ○

全項目操作禁止 ○

フィルターサインリセット ○

室外ユニット能力制御※5 ○

運転音低減制御※5 ○

監視機能

フィルターサインリセット ○

運転/停止 ○

運転モード ○

設定温度 ○

風量 ○

風向 ○

リモコン許可/禁止 ○

アラームコード ○

フィルターサイン ○

スケジュール機能

週間スケジュール ○

1日の設定回数 全設定項目を16回

消し忘れ防止(切時刻のみ設定) ○

特異日設定※6 ○

休日設定 ○

年間スケジュール○

通常期/夏期/冬期

グループごとに異なるスケジュールを設定 ○

※ 1.リモコングループごとの制御となります。リモコングループ内の室内ユニットを個別に制御することはできません。※ 2.冷暖自動設定する場合はリモコンでのオプション設定が必要です 。※ 3.全項目リモコン禁止設定した場合でも、集中制御機器から運転操作を行った場合は停止操作ができます。また、この場合、 手元リ

モコンから再運転できます。 ただし、この場合の停止操作はあくまでも緊急停止操作であり、 通常運用時の停止操作としては使用しないでください 。

※ 4.システム構成により本機能は利用できない場合があります。詳しくは弊社営業窓口までお問い合わせください。※ 5.対応する室外ユニットについては弊社営業窓口までお問い合わせください。※ 6.設定日に特異日用のスケジュール運転をする機能です。

○ :機能あり ×:機能なし

1 機能仕様表

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1. システム概要

7

システム概要

1.2 H-LINK について

 H-LINKとは8型店舗用エアコン以降システムフリー Zエアコン・ガスヒートポンプエアコンで採用している

日立独自の伝送方式です。室外および室内ユニットを冷媒系統の区別なく無極性2芯の渡り配線でシリアル配

線する方式であり、室内ユニット~室外ユニット間連絡配線と室内ユニット~集中制御機器間計装配線を兼

用したものです。

伝送線は冷媒配管ごとに配線

伝送線は冷媒系統の区別なくすべてのユニットを渡り配線

 < H-LINK 以前の配線方式>

 < H-LINK 方式>

●H-LINKは室内ユニット~室外ユニット間の制御配線を複数の冷媒系統にまたがって配線する方式です。接続するユニ

ットの順序や配線の分岐数に制限がないため、ユニットの設置場所に応じて自由に配線できます。(接続可能最大数に

は制限があります。)

●制御配線は無極性2線の渡り配線方式で、極性誤りなど誤配線の心配がありません。

●通信方式・配線方式はビル用マルチエアコン・店舗/オフィス用エアコン・ガスヒートポンプエアコンで統一することにより、

これらのエアコンをアダプターや専用コネクターなどを使用することなく同一H-LINK上に混在させることができます。

●集中制御機器はH-LINKの任意の位置に接続できます。集中制御機器の伝送線を設置する場所から近隣の室外ユニット

または室内ユニットの伝送端子台に接続するなど簡単に施工できます。

H-LINKⅡはH-LINKの配線形態をそのままに、システム構成を拡大、制御機能をアップしたものでAP型のユ

ニットより対応しています。

●システム構成を最大64冷媒系統に拡大。店舗用シングル機のみでも、最大室内ユニット64台のシステムが構築可能です。

●室内ユニット最大接続台数を160台にアップ。システム規模をさらに大型化しました。

●店舗同時運転機の場合、室内ユニット間のリモコン渡り配線を不要としました。

●同一配線上にH-LINKⅡ対応機と非対応機を混在接続可能です。

1 H-LINKとは

2 H-LINKⅡについて

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1. システム概要

8

システム概要

1.2 H-LINK について

項目 H-LINK H-LINK Ⅱ

対象機種 右記以外 AP 型以降

最大冷媒系統数 16 64

1 冷媒系統内の室内アドレス設定範囲 0~ 15 0 ~ 63

室内ユニット最大接続台数 128 160

H-LINK 内の総機器数 145 200

(注)1.渡り配線レスのユニットはH-LINKⅡ内に最大32冷媒系統・室内ユニット64台までです。店舗同時運転機をそ

れ以上接続する場合は、従来どおりリモコンの渡り配線を接続してください。

2.設備用リモコンインバーター型が混在する場合、接続台数は下表のようになります。

設備用リモコンインバーター型のみでシステム構成する場合最大室外ユニット接続台数 105 台

最大室内ユニット接続台数 64 台

設備用リモコンインバーター型と他の H-LINK Ⅱ対応機が混在

する場合

最大室外ユニット接続台数 64 台

最大室内ユニット接続台数 160 台

●システム仕様

●電気的仕様

(1) すべてのユニットを渡り配線接続

《ご注意》ループ配線はしないでください(他の配線形態でも同様)。

室内

ユニット

室外ユニット(ビル用マルチ・店舗用・GHP混在可能)

集中制御機器

項目 H-LINK H-LINK Ⅱ

伝送線 2線

信号極性 無極性

信号電圧 DC5V 以下

配線長 総長 1,000m(H-LINK 中継器使用により最大 5,000m)

配線分岐数 無制限

3 H-LINK(Ⅱ)の仕様

4 配線例

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1. システム概要

9

システム概要

1.2 H-LINK について

室外ユニット(ビル用マルチ・店舗用・GHP混在可能)

分岐の数に制限はありません。

室内

ユニット

分岐

室外ユニット(ビル用マルチ・店舗用・GHP混在可能)

室内ユニット 集中制御機器

配管工事の段階で冷媒配管ごとに伝送線を接続。その後計装工事の段階で室外ユニット間の渡り配線および集中制御機器の接続(太線部)を行う場合。

集中制御機器

H-LINK(Ⅱ)接続時は室内および室外ユニットにおいて下記の設定が必要です。

 ●室外ユニット

  ①冷媒系統アドレス

  ②終端抵抗…伝送回路のインピーダンスマッチング用

 ●室内ユニット

  ①冷媒系統アドレス

  ②室内ユニットアドレス

集中制御機器は、冷媒系統アドレス~室内ユニットアドレスの組み合わせで、室内ユニットを管理します。

冷媒系統アドレス  :対となる室外ユニットと同一になるように設定してください。

室内ユニットアドレス:同一冷媒系統内の室内ユニットを区別します。同一冷媒系統内で重複しないように設定

してください。

冷媒系統アドレス:室内~室外ユニットの組み合わせを決定します。H-LINK(Ⅱ)内で重複しないように、また対となる

室内ユニットと同一になるように設定してください。

終端抵抗    :H-LINK(Ⅱ)上の1台の室外ユニットのみON設定とし、残りの室外ユニットはOFF設定してください。

室内ユニット

集中制御機器

(2) 渡り配線を途中分岐(フロア単位で渡り配線接続)

(3) 冷媒系統ごとに配線した後、室外ユニットを渡り配線

室外ユニット

5 H-LINK(Ⅱ)接続時の設定項目

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1. システム概要

10

システム概要

1.2 H-LINK について

(1)H-LINK(Ⅱ)に使用できる電線の種類

6 ケーブルについて

番号 配線種類 仕様 配線長 ケーブル仕様 ケーブル型式

① 電源配線 AC100 ~ 240V ± 10%(50/60Hz)

-1.25 ~ 2mm2

仕上がり外径 10mm 以下CVV・CEV・CCV

② アース配線

③ LAN 配線IEEE802.3 準拠

100BASE-TX/10BASE-T100m 以下

LAN ケーブルカテゴリ 5以上

④ H-LINK 配線 DC5V 1,000m 以下 0.75 ~ 1.25mm2 JKPEV-S・JKEV-S・CVV

⑤ RS-422/485 配線 RS-485準拠 1,200m 以下シールド付きツイストペア

0.5 ~ 1.25mm2 CO-SPEV-SB(A)LF・JKPEV-S

⑥ 外部入出力配線入力:a接点DC24V10mA出力:無電圧/有電圧

DC24V40mA以下70m 以下 0.5 ~ 1.25mm2 CVV・CEV・CCV・JKEV-S

留意事項

■ 電源配線と制御配線 (LAN・H-LINK・RS-422/485・外部入出力 )は、15cm 以上離してください。■ シールド線を使用する場合は、必ず D種接地工事を行ってください。

7 H-LINKⅡの機能と新旧組み合わせについて

(1)H-LINKⅡの機能

 ①システム規模の拡大

 ②制御機能の充実

 ③集中制御機器による機能選択追加

セントラルステーション適温適所EXについて、下記機能を追加します。

■集中制御機器から室内ユニットの機能選択設定(b1 ~ FF)

■集中制御機器から室内ユニットの外部入出力設定

 以下、H-LINKⅡ対応機を「Ⅱ」または「対応」、非対応機を「非」または「非対応」と表記します。

(2)ユニットの対応/非対応とシステム構成

 ①ユニット・集中制御機器ともに対応機の場合

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1. システム概要

11

システム概要

1.2 H-LINK について

 ②H-LINKⅡ対応ユニットを非対応集中制御機器で制御

H-LINK Ⅱ非対応集中機器でも、対応ユニットを制御可能。

(ただし、冷媒系統・アドレスの設定範囲は 0~ 15)

 ③H-LINKⅡ対応集中制御機器から対応/非対応ユニットを制御

 ④H-LINKⅡ対応/非対応集中機器を併用

H-LINK Ⅱ対応室外ユニットに対応 / 非対応室内ユニットを混在接続する場合は、非対応室内ユニットを 0 ~ 15 号機・対

応室内ユニットを非対応室内ユニットが未使用のアドレスに設定すれば 17 台以上接続可能。また、自動アドレスも可能。

H-LINKⅡ対応集中制御機器に対応/非対応室内ユニットを混在接続する場合は、非対応ユニットを0~15系統、対応ユニッ

トを非対応ユニットが未使用の系統に設定すれば 17 系統以上接続可能。

H-LINK Ⅱ対応 / 非対応集中制御機器を混在設置可能。ただし、この場合、対応集中機器側で非対応設定が必要。系統・

アドレスの設定範囲も 0~ 15 となる。

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1. システム概要

12

システム概要

1.2 H-LINK について

 ⑤EHPとGHP(H-LINKⅡ非対応品)を混在設置

H-LINK Ⅱ対応 EHP と GHP( 非対応 ) を混在設置可能。ただし、GHP 室外は集中制御機能 ( 非対応集中制御機器相当 ) を有

しているため、集中制御機器側で非対応設定必要。系統・アドレスの設定範囲も 0~ 15 となる。

(3)システム構成例

 【例1】H-LINKⅡ非対応機10系統とAP型店舗機8系統をH-LINKⅡ対応集中機器から制御

(室内ユニットとリモコンはすべて対応機)

 【例2】現行セットフリーiZ-T(蓄熱)10系統とAP型店舗機8系統をH-LINKⅡ対応集中機器から制御

(室内ユニットとリモコンはすべて対応機)

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1. システム概要

13

システム概要

1.2 H-LINK について

(1) 多芯線を使用すると片側の系統の信号が他方の系統に一部乗り移り、信号が干渉することにより、誤作

動する可能性がありますので、絶対に使用しないでください。

(2) CPEVSなど細いシールド線は静電容量が多く、伝送信号の波形を鈍らせるため、長距離配線の場合は

伝送エラーを起こしやすくなるので、絶対に使用しないでください。

(3) すべての伝送・信号用ケーブルは、電源などのAC200V/100V電圧線とは併走させないでください。

(4) すべての伝送・信号用ケーブルは、他の伝送・信号用ケーブルとは併走させないでください。やむを得ず

併走させる場合は、30cm以上(H-LINKの場合15cm以上)離すか、各伝送系統ごとに専用の金属配線に入

れ電線管の片側をアースしてください。

(5) ビル用マルチと店舗用エアコンを混合したシステムで料金計算を行う場合は、ビル用マルチと店舗用エ

アコンを別電源とし、それぞれにパルス発振装置付電力量計を取り付けてください。

(6) 油の飛沫や蒸気の立ちこめる場所(例:調理場・機械切削工場など)および湿気の多いところへの据え付

けは避けてください。

(7) 冷房時にエアコンからの吹出風が直接当たらない位置を選定してください。霜が付き、電子部品の誤作

動をまねく場合があります。

(8) 電磁波などのノイズについて

電磁波などの高周波を発生する機器・ノイズを発生する溶接機・電動機などの機器より3m以上離し、かつ、

電磁波放射面と対抗しない位置に取り付けるなどの配慮をしてください。また、ラジオなどの受信機が近

くにありますと雑音が入る可能性がありますので、これらの機器と少なくとも3m以上離してください。

エアコンの電源にノイズが発生している場合には、コントローラーの悪影響が考えられますので、ノイ

ズフィルターを取り付けるなどの処置を実施してください。

(9) 電磁波を発生する医療機器や電子機器を使用する場所に取り付ける場合は、下記の点にご注意くださ

い。

①電磁波放射器の発信面が直接コントローラー本体の電気品箱やワイヤレスリモコンに対向しない位

置に取り付けてください。

②ノイズの空中伝播を避けるため、電磁波を発信する機器およびラジオの受信機などとの距離は少なく

とも3m以上離してください。

③室内ユニットの電源にノイズが発生している場合には、ノイズフィルターを取り付けるなどの処置が

必要です。

(10)リモコンサーモ機能を使用される場合、下記を考慮して据付場所を選定してください。

■ 部屋の平均的な温度が検知できる場所

■ 直射日光が当たらない場所

■ 近くに熱源がない場所

■ ドアの開閉などによる外気の影響を受けない場所

■ エアコンからの吹出風が直接当たらない場所

8 設置上のご注意

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1. システム概要

14

システム概要

1.2 H-LINK について

コネクター 機能 コネクター 機能

入力 CN3 1-2 番2-3 番

ルームサーモ(冷房) 出力 CN7 1-2 番1-3 番

CN8 1-2 番

運転

ルームサーモ(暖房) 警報

遠方発停1(レベル) 冷房

遠方発停2(運転パルス) 冷房サーモオン

遠方発停2(停止パルス) 暖房

強制停止後リモコン禁止 暖房サーモオン

遠方冷暖切換 全熱交

昇降グリル入力 昇降グリル

セントラルステーション適温適所 EX では、集中制御機器から室内ユニットの外部入出力コネクターに

対して機能割り付けが可能です。

(PC-ARF3・PC-ARFV2・PC-AR1 より設定可能な同等の設定が可能 )

 H-LINK Ⅱ対応の集中制御機器は組み合わせる集中制御機器や H-LINK Ⅱ非対応の GHP によって H-LINK Ⅱ

非対応設定に切り換える必要があります。

 設定の要否については、以下のフローチャートに従って判定してください。

START

同一H-LINK(制御配線)内にGHP室外ユニットを接続しGHP専用遠隔監視が接続されている。

※3

同一H-LINK(制御配線)内に他の集中制御機器が接続されている。※1

他の集中制御機器の型式はすべてPSC-A○○○またはHC-A○○○である。

他の集中制御機器はすべてH-LINKⅡ対応設定である。※2

H-LINKⅡ対応

設定にする。

H-LINKⅡ非対応

設定にする。

H-LINKⅡ対応

設定にする。

YES NO

NO YES

NO YES

NO YES

※ 1:PSC-4RA・PSC-5RA・PSC-5HR は他の集中制御機器の対象から外してください。

※ 2:設定内容については、各集中制御機器付属の据付点検要領書を参照してください。

※ 3:遠隔監視の設定により、H-LINK Ⅱ対応 /非対応設定が異なります。詳しくはお買い上げの店またはメーカー指定のお客様

ご相談窓口にご相談ください。

留意事項

■ H-LINK Ⅱ対応 /非対応設定を切り換えた場合、必ずその集中制御機器の再接続を実施してください。

■ 設定を誤って接続した場合、H-LINK Ⅱ対応の集中制御機器で 63 アラーム「集中機器組み合わせ誤り」を

発報します。

この場合は、すべての電源をオフし、もう一度各集中制御機器の設定を確認し直してから、再起動してく

ださい。

9 集中制御機器からの室内ユニット外部入出力設定

10 集中制御機器のH-LINKⅡ対応/非対応設定について

SR-414_1章.indd 14 2017/04/20 14:07:16

1. システム概要

15

システム概要

1.3 用語の定義

1 用語(グループおよびブロックなど)の定義

(1) リモコングループ ■リモコングループはリモコンの伝送線で渡り配線される管理単位です。

■ 1H-LINK内で最大160リモコングループを構成可能です。

■リモコンレス機の場合、1室内ユニットあたり1リモコングループとなります。

■制御・監視する室内ユニットは必ずリモコングループに登録する必要があります。

(2) グループ ■グループは本システムで制御・監視するための管理単位です。

■ 1つ以上のリモコングループをまとめて登録します。

■システム全体で最大2048グループ(1H-LINK内は128グループ)を登録可能です。

■ 1グループに最大160リモコングループを登録可能です。

■制御・監視する室内ユニット・設備ユニットは必ずグループに登録する必要があります。

■ 全熱交換器に登録した室内ユニットとそれ以外の室内ユニットを同一グループに登録することはでき

ません。

(3) ブロック ■ブロックは本システムで制御・監視するための管理単位です。

■ 1つ以上のグループをまとめて登録します。

■システム全体で最大512ブロックを登録可能です。

■ H-LINKの制限なく登録可能です。

■制御・監視する室内ユニット・設備ユニットは必ずブロックに登録する必要があります。

■ 全熱交換器に登録した室内ユニットで構成されたグループとそれ以外のグループを同一ブロックに登

録することはできません。

(4) エリア ■エリアは本システムで制御・監視するための管理単位です。

■システム全体で最大512エリアを登録可能です。

■ H-LINKの制限なく登録可能です。

■制御・監視する室内ユニット・設備ユニットは必ずエリアに登録する必要があります。

■ 全熱交換器に登録した室内ユニットで構成されたブロックとそれ以外のブロックを同一エリアに登録

することはできません。

H-LINK H-LINK

室内ユニット

リモコン

室内ユニット

室内ユニット

室内ユニット

室内ユニット

室内ユニット

室内ユニット

室内ユニット

リモコン リモコン リモコン リモコン

(1)リモコングループ

(2)グループ

(3)ブロック

(4)エリア

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MEMO

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2.製品仕様

2.製品仕様‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥ 17

2.1 機能概要‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥ 18

  1 ‥機能概要‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥ 18

  2 ‥システム構成‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥ 19

  3 ‥システム構成例‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥ 20

  4 ‥機種仕様‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥ 21

  5 ‥各部の名称と機能‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥ 22

  6 ‥機器寸法図‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥ 24

  7 ‥据付工事‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥ 26

  8 ‥初期設定‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥ 33

  8 -1‥電源投入‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥ 33

  8 -2‥言語設定‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥ 33

  8 -3‥ロケール設定‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥ 33

  8 -4‥日付・時刻設定‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥ 33

  8 -5‥サマータイム設定‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥ 34

  8 -6‥表示単位設定‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥ 34

  8 -7‥再起動スケジュール設定‥‥‥‥‥‥‥ 35

  8 -8‥詳細設定画面を開く‥‥‥‥‥‥‥‥‥ 35

  8 -9‥ネットワーク登録‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥ 36

  8 -10‥管理対象登録‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥ 41

  8 -11‥レイアウト設定‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥ 61

  8 -12‥パスワード設定‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥ 71

  8 -13‥表示・音設定‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥ 73

  8 -14‥外部入出力設定‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥ 74

  9 ‥試運転‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥ 89

  9 -1‥制御・監視の確認‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥ 89

  9 -2‥データ管理‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥ 91

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2. 製品仕様

18

製品仕様

2.1 機能概要

●中~大規模向け管理システム

■ 最大2,048グループ(室内ユニット2,560台)の空調機を制御・監視可能です。

●パソコンなしで最大 2,048 グループ ( 室内ユニット 2,560 台 ) の空調管理が可能 ※

■ 従来のパソコンを使用する大規模管理システムとは異なり、製品本体のみで制御・監視可能です。

※拡張アダプター (オプション)15台接続時

●タッチパネル液晶採用

■ 12.1インチワイドカラー液晶を採用。タッチパネルで簡単操作が可能です。

● SD メモリーカード・USB メモリー対応

■ 運転状態のデータを記録・取り出すことができます。記録したデータをパソコンで表示・分析できます。

●料金按分機能対応

■ オプションで料金按分機能を追加できます。

●全熱交換器の個別制御対応

■ 従来では空調機と全熱交換器を連動させた制御のみでしたが、適温適所EXから個別制御の設定が可能に

なりました。2017年3月にモデルチェンジした全熱交換器の24時間換気設定も可能です。

●モニター表示の多様化

■ モニター表示は、パネル・レイアウト・リスト表示に切り替え可能です。管理数や監視したい項目に応じて

表示を選択できます。●パネル  :制御・監視頻度の高い項目を表示。表示サイズを7段階に切り替え可能。

●レイアウト:平面図や鳥瞰図の画像データを利用し、実際の機器配置に応じて表示可能。

●リスト  :管理対象の設定状態をすべて表示※。運転・設定状態ごとに表示の絞り込み、並べ替えができ、条件に

該当する管理対象の把握が可能。

※表示する項目によりリストの切り替えが必要。

● H-LINK 制限なしの管理に対応

■ 異なるH-LINKのグループを、同じ管理対象(ブロックまたはエリア)としてまとめることが可能となりま

した。

●エネルギー管理機能対応

■ 従来オプション機能であったエネルギー管理機能の一部を標準機能としました。

1 ‥機能概要

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2. 製品仕様

19

製品仕様

2.1 機能概要

2 ‥システム構成

●対応機種

■ AP型・GP型 システムフリー Z

■ AP型 ガスヒートポンプエアコン

■ RACアダプター (PSC-6RAD)

■ H-LINKアダプター (PSC-5HA)

■ 全熱交換器(空調機連動アダプター )

■ 全熱交換器(全熱交換器アダプター )

●管理数

セントラルステーション適温適所EXは1システムで最大2,048グループ

((本体(1H-LINK)+アダプター (15H-LINK))×128グループ)を管理することが可能です。

(ブロック・エリアはH-LINKの制限なくまとめることができます。)

●他の集中コントローラーとの併用

 下記に示す集中コントローラーとの併用が可能です。

<併用可能な集中コントローラー>

ワンタッチコントローラー :PSC-A16RS1

セントラルステーション適温適所mini:PSC-A32MN以降

セントラルステーション適温適所EZ :PSC-A64GT1/PSC-A64GTD以降(注) 1.他の集中コントローラーと併用する場合、リモコンレスの室内ユニットの接続は不可能です。

2.他の集中コントローラー併用時にリモコン操作/禁止を使用する場合は、以下の機種でシステムを構成してください。

   ①室内ユニット:AP型以降および全熱交換器アダプター

ただし、かべかけ(②③以外のリモコン接続時)を除く

   ②多機能リモコン:PC-ARF1S以降、PC-ARFVS以降

   ③ハーフサイズリモコン:PC-ARH1以降

   ④受光部キット:PC-ALH4以降、PC-ALHD2以降、PC-ALHS2以降、PC-ALHP2以降、PC-ALHZ1以降、PC-ALHCM以降

   ⑤集中コントローラー:<併用可能な集中コントローラー>に記載の集中コントローラー

   3.1H-LINK上で併用可能な集中コントローラーは、本機を含め合計8台までです。

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2. 製品仕様

20

製品仕様

2.1 機能概要

3 ‥システム構成例

(注)1.拡張アダプター(PSC-AD128EX)は1システムにつき最大15台接続可能です。

2.本体(PSC-A128EX)および拡張アダプターに対し、H-LINKおよびH-LINKⅡに対応したシステムフリー

Z、またはガスヒートポンプエアコン室外ユニット64台、室内ユニット160台まで接続可能です。

詳細は接続機器仕様を参照してください。

3.PLC(拡張入出力装置)は1システムにつき最大16台接続可能です。

4.本体および1台の拡張アダプターで、最大2台のPLCの監視・制御が可能です。

5.本体および複数台の拡張アダプターで1台のPLCは制御(外部出力)できません。

6.PLCは本システム専用としてください。

7.LAN(Ethernetケーブル)は必ずストレートケーブルを使用し、本体と拡張アダプターはEthernetハブ

を経由して接続してください。

8.Ethernet®は富士ゼロックス株式会社の登録商標です。

9.外部機器・パルス発信式電力(ガス)量計・パルス積算器・PLC・HUB・各種配線は、現地準備品です。

LAN(Ethernet®)

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2. 製品仕様

21

製品仕様

2.1 機能概要

4 ‥機種仕様

本製品のハードウェア仕様および通信仕様を下表に示します。

●本体ハードウェア仕様

項 目 仕 様

外形寸法 (幅)372×(高さ)227.2×(奥行)32.5+27.8(壁埋め込み部)㎜

質量 約3.5kg

設置条件屋内設置専用です。

壁取り付け・壁埋め込みに対応可能です。

時計精度 ±70秒/月(常温)

周囲温度 0~40℃

周囲湿度 20~85%RH(結露なきこと)

表示 12.1インチTFTカラー液晶ディスプレイ

電源 AC100~240V±10%(50/60Hz)

消費電力 最大50W

項 目 仕 様

外形寸法 (幅)255.6×(高さ)72×(奥行)155(突起部含まず)㎜

質量 約1.5kg

設置条件屋内設置専用です。

水平(据え置き)、垂直(壁取り付け)に対応可能です。

周囲温度 0~40℃

周囲湿度 20~85%RH(結露なきこと)

電源 AC100~240V±10%(50/60Hz)

消費電力 最大10W

●拡張アダプターハードウェア仕様

●空調機通信仕様

項 目 仕 様

通信相手 システムフリーZ・室外ユニット・室内ユニット※1

通信回線 無極性2線式

通信方式 半2重通信

同期方式 調歩同期

通信速度 9,600bps

配線距離 1,000m(総長)

接続台数

※2

室外ユニット 室内ユニット 集中コントローラー 合計台数

H-LINKⅡ 64 160 8 200

H-LINK 16 128 8 145

※1詳細は19ページの「対応機種」をご参照願います。

※2同一H-LINK(制御配線)内に接続できる最大台数を示します。

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2. 製品仕様

22

製品仕様

2.1 機能概要

(1)フロントカバーを付けた状態

 各部の名称を下図に示します。

5 ‥各部の名称と機能

電源‥( 橙 )本機への電源供給時に点灯します。

運転 (緑または赤 )1 台以上の空調機が運転している時に点灯します。点灯色は〔基本設定〕-〔表示・音設定〕より変更できます。エラー発生時は赤で点滅します。

SD カード挿入口

USB 挿入口

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2. 製品仕様

23

製品仕様

2.1 機能概要

(2)フロントカバーを外した状態

 各部の名称と機能を下図に示します。

 各端子の接続方法は「 7 据付工事(3)配線接続要領」(29ページ)、各スイッチの設定方法は「 7 据付工事(4)

スイッチ設定要領」(32ページ)をご覧ください。

(3)リアカバーを外した状態

ERROR(赤)ERROR 発生時に点灯します。

LAN 通信(橙 )本機内部のLAN 通信時に点滅します。

H-LINK 通信(黄 )

H-LINK 通信時に点滅します。

RS-485通信(黄 )

RS-485通信時に点滅します。

通信基板電源スイッチ (SW1)

POWER(緑 )

本機への電源供給時に点灯し

ます。

DSW3オプション機能の設定時に使用します。

7‥セグメント LED本機の動作状態が表示されます。

DSW1終端抵抗、ヒューズの設定ができます。

DSW2外部出力の有電圧設定ができます。

H-LINK 伝送回路用ヒューズH-LINK 伝送回路用保護用のヒューズです。

記号 仕様

ERROR システムエラー発生時点灯 /点滅 (赤)

RS-485 RS-485 通信時点滅 (黄)

COMM. 内部 LAN リンク確立時点灯 /通信時点滅 (橙)

H-LINK H-LINK(制御配線)通信時点滅 (黄)

POWER 内部電源 ON 時点灯 (緑)

状態表示灯 (LED)‥‥‥

液晶電源スイッチ(SW2)

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2. 製品仕様

24

製品仕様

2.1 機能概要

■セントラルステーション適温適所EX:PSC-A128EX

6 ‥機器寸法図

(単位:mm)

裏から見る

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2. 製品仕様

25

製品仕様

2.1 機能概要

■拡張アダプター:PSC-AD128EX (単位:mm)

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2. 製品仕様

26

製品仕様

2.1 機能概要

7 ‥据付工事本製品を据え付けてから、電源投入するまでの取り扱い方法について説明します。

下表に据え付けから電源投入するまでの手順を示します。

手順 項目 確認

1 据付場所の選定 位置にあたっての注意事項

2 据付要領 据付方法と注意事項

3 配線接続要領 各配線の接続方法

4 スイッチ設定要領 スイッチ内容と設定方法

(1) 据付場所の選定

以下の条件に適合する場所を選定してください。

①本体

(a) 据付点検要領書の はじめに に記載の場所であること。

(b) 壁取付け・壁埋込み設置の場合は、木ねじによる安定的な固定が可能な場所であること。

②拡張アダプター

(a) 据付点検要領書の はじめに に記載の場所であること。

(b) 水平(据え置き)設置の場合は、安定した台上(場所)であること。

  垂直(壁取付け)設置の場合は、木ねじによる安定的な固定が可能な場所であること。

(2) 据付要領

①本体

(a) 下図のようにサービススペースを確保してください。

(b) 壁取付け設置の場合

ⓐフロントカバーを取り外します。

ⓑリアカバー固定ねじ 1本を外し、リアカバーを取り外してください。

リアカバー固定ねじ

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2. 製品仕様

27

製品仕様

2.1‥機能概要

ⓒ筐体内部側から木ねじで壁面へ固定してください。

ⓓ本体をリアカバーに取り付け、リアカバー固定ねじ 1本を締めます。

ⓔフロントカバーを取り付けてください。

(c) 壁埋込み設置の場合

ⓐフロントカバーを取り外します。

ⓑリアカバー固定ねじ 1本を外し、リアカバーを取り外してください。

ⓒ筐体内部側から木ねじで壁面へ固定してください。

ⓓ本体をリアカバーに取り付け、リアカバー固定ねじ 1本を締めます。

ⓔフロントカバーを取り付けてください。

②拡張アダプター

(a) 下図のようにサービススペースを確保してください。

付属の取り付けねじ(木ねじ)で壁面へ固定付属の取り付けねじ(木ねじ)で壁面へ固定

付属の取付ねじ(木ねじ)で壁面へ固定

50mm

50mm

100mm

50mm 50mm

POWER

H-LINK LAN

RS-485 ERR

OR

図 1 サービススペース

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2. 製品仕様

28

製品仕様

2.1 機能概要

ⓒ木ねじで壁面へ固定

ⓑ    ⓑ

235.6mm

POWER

H-LINK LAN

RS-485 ERR

OR

POWER

H-LINKLAN

RS-485ERROR

POWER H-LINKLAN

RS-485

ERROR

110m

m

POWER

H-LINK LAN

RS-485 ERR

OR

(b) 壁取り付け設置の場合

ⓐ壁取り付け設置するときは、配線挿入口が下側になるように設置してください。

図 2 取付方向

ⓑゴム足をすべて取り外します。

ⓒ木ねじで壁面へ固定してください。(木ねじは現地準備品です)

図 4ねじ穴位置と寸法図 3ゴム足の取り外し

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2. 製品仕様

29

製品仕様

2.1 機能概要

(3) 配線接続要領

●‥電気工事は、電気工事士の方が施工してください。施工不備があると、感電や火災の原因になります。

●‥電気工事は「電気設備に関する技術基準」「内線規程 (JEAC‥8001)(最新のもの)」および製

品に付属している据付点検要領書に従って施工し、必ず専用回路を使用してください。(事

前に各電力会社のご指導に従ってください) 電源回路容量不足や施工不備があると、感電

や火災の原因になります。

●‥本製品と供給元電源・空調機・管理用パソコン・パルス積算器・外部機器との接続は、所定のケーブルを使用してください。ケーブルの誤選定は、火災や感電の原因になります。

●‥本製品のフロントカバーを開ける場合は、極力、供給元の電源を遮断するようにしてください。本製品の電源スイッチをオフしても、元電源を遮断しない限り、電源端子部・電源スイッチ部は活電状態ですので、触れると感電します。配線の作業をする際は、必ず、供給元電源を遮断してください。

●‥本製品は電源バックアップ機能を搭載しております。本製品への電源を遮断しても、しばらくの間、POWER‥LED が点灯状態を継続します。作業する場合は、POWER‥LED の消灯を確認してから行ってください。感電火災の原因になります。

①配線要領

(a) 本製品は、電源配線と空調機との制御配線 (H-LINK) の配線工事が必要です。使用比率以外の料金

按分を実施する場合は、パルス積算器との制御配線 (RS-485) の配線工事も必要になります。また、

外部機器を接続する場合は、外部機器との制御配線 (外部入出力) の配線工事も必要になります。

配線工事をする際は、必ず、供給元電源を遮断してください。

以下をよくお読みのうえ、工事を行ってください。

留意事項

●‥配線工事にあたっては「電気工事に関する技術基準を定める省令」(経済産業省省令)「電気設備の

技術基準の解釈について」「内線規程」事前に各電力会社のご指導に従ってください。

●‥電源電圧 300V 以下で使用する場合には、D種接地工事 (接地抵抗100Ω以下)、300V 以上の低圧回路

で使用する場合には、C種接地工事 (接地抵抗10Ω以下)を施設する義務があります。

●‥制御配線は極力短く配線し、電源配線から 150mm 以上離して、併走しないように配線してください。

(交差は構いません)やむを得ず併走させる場合は、制御配線または電源配線のいずれかに金属電線

管 (片端をアースする)を施工/設置するか、制御配線にシールド線 (シールドの片端をアースする)

を用いるなどの対ノイズ処置を行ってください。

●‥本製品内部の改造をしないでください。故障の原因となります。

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2. 製品仕様

30

製品仕様

2.1 機能概要

②配線接続

(a) 下表に従って各配線を接続してください。

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2. 製品仕様

31

製品仕様

2.1 機能概要

●パルス積算器との接続について

(注)1.パルス積算器(横河電機㈱製PR488-A26-2)は、M3.5ねじ式端子台です。

   汎用ケーブル(ツイストペア・シールド)を現地準備し、丸端子を圧着して配線してください。

   なお、ケーブルのシールド部は、ノイズの影響を受け難い位置で接地してください。

2.2台目のパルス積算器への配線は、1台目のパルス積算器からの渡り配線としてください。

3.GHPでパルス積算器を使用する場合、電力量計とガス量計の双方からパルスを取り込む必要があります。

<配線方法>

●外部機器との接続について

(注)1.外部入力回路は、本機内部にてDC24Vにプルアップしてあります。流し出し電流は最大10mAです。パルス入力で

使用する場合、パルス幅とパルス間隔は共に300ms以上とする必要があります。

  2.外部出力に接続するリレーはDC24V品で定格電流40mA以下のものを使用してください。

  3.ダイオード内蔵型のリレーは使用しないでください。誤配線した場合に破損する可能性があります。

  4.外部出力を有電圧設定にて使用する場合は、外部出力設定用DSW(DSW2)をON設定に変更する必要があります。

<配線方法>

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2. 製品仕様

32

製品仕様

2.1 機能概要

(4)スイッチ設定要領

スイッチの変更は電源投入前に実施してください。

本機のスイッチ設定一覧を下表に示します。また、現場の使用条件 ( 外部出力有電圧設定 ) により、出荷

時設定から変更が必要なものもあります。

スイッチ 用途 (ON/OFF)出荷時設定

備考

DSW1(2 極 DSW)

1ON:H-LINK回路終端抵抗有効OFF:H-LINK回路終端抵抗無効

OFF本機の終端抵抗を有効とする場合は、同一H-LINK 内に終端抵抗がないことを確認してください。

2ON:H-LINK回路保護ヒューズ無効 (短絡)OFF:H-LINK回路保護ヒューズ有効 (通常)

OFFH-LINK 回路保護ヒューズが溶断した場合、SW1 の 2 ピンを ON にすると、ヒューズ端子間を短絡することが可能です。

DSW2(2 極 DSW)

1ON:外部出力 1有電圧 (24VON) 設定OFF:外部出力 1無電圧 (24VOFF) 設定

OFF外部出力 1を有電圧設定とする場合 ON に変更してください

2ON:外部出力 2有電圧 (24VON) 設定OFF:外部出力 2無電圧 (24VOFF) 設定

OFF外部出力 2を有電圧設定とする場合 ON に変更してください

DSW3(6 極 DSW)

1 [ONOFF]:通常動作モード[ONON]:設定モード (3・4 は OFF)( 左から 1・2の順 ) 1 ~ 4 がすべて

OFF:自己診断モード

ON

2 OFF

3OFF:0.5℃非対応モードON:0.5℃対応モード

OFF

4OFF:H-LINK Ⅱ対応モードON:H-LINK Ⅱ非対応モード

OFFH-LINK( 制御配線 )内に Gシリーズを含めG シリーズ以前の GHP 室外ユニットが接続されている場合には ON に設定してください。

5 ON 固定 ON 変更しないでください。

6 OFF 固定 OFF 変更しないでください。

項番 DSW3 設定 設定状態 設定内容 用途

11.5 ピン

ON通常モード

出荷時設定は 1.5 ピン ON です。本設定にて電源投入してください。電源投入後に接続確認を開始します。接続確認完了後に ERROR LED の点滅は終了します。

22.5 ピン

ON設定モード

左記の設定で本機に電源投入した場合、設定モードになります。

35 ピンのみ

ON自己診断モード

左記の設定で本機に電源投入した場合、自己診断モードになります。

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2. 製品仕様

33

製品仕様

2.1機能概要

8 -1電源投入

①接続するすべての空調機の電源を投入します。

  ■ 各空調機は試運転を行い、すべての空調機が正常に運転することを確認してから電源を投入してくだ

さい。

②接続するパルス積算器の電源を投入します。

  ■ パルス積算器の電源状態表示 LED が点灯していることを確認してください。

③本機の電源を投入します。

  ■ 他の集中制御機器との併用時は他の集中制御機器を H-LINK から外した状態で本機の電源を投入してく

ださい。

8 初期設定

8 -2 言語設定

8 -3 ロケール設定

8 -4 日付・時刻設定

本画面にて、使用者や地域に合わせて

本機で使用する日付・時刻の形式を設

定 /変更することができます。

① [ > ][

] を押して、日付形式と

時刻形式を設定します。

日付形式:yyyy は西暦、MM は月、

dd は日、hh は時間を表します。

時刻形式:hh は時刻、mm は時間を

表します。

② [→ ] を押すと、日付・時刻設定画

面が表示されます。

[← ] を押すと、言語設定画面へ戻

ります。

本画面にて、本機で使用する日付・時

刻を設定 /変更することができます。

①[ > ][

]を押して、使用する日付・

時刻を設定します。

② [→ ] を押すと、サマータイム設定

画面が表示されます。

[← ] を押すと、ロケール設定画面

へ戻ります。

本画面にて、使用者や地域に合わせて

本機で使用する言語を設定 /変更する

ことができます。

① [ > ][

] を押して、使用する言

語を設定します。

② [→ ] を押すと、ロケール設定画面

が表示されます。

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2. 製品仕様

34

製品仕様

2.1機能概要

8 -5 サマータイム設定

8 -6 表示単位設定

本画面にて、サマータイムを設定 /変

更することができます。

① [ > ][

] を押して、サマータイ

ムの有効・無効と有効時のシフト時

間を設定します。

② [ > ][>

] を押して、項目を変更

します。

③ [ > ][

] を押して、開始日時と

終了日時を設定します。

④ [→ ] を押すと、表示単位設定画面

が表示されます。

[← ] を押すと、日付・時刻設定画

面へ戻ります。

本画面にて、本機で使用する温度・流

量・通貨の単位を設定 /変更すること

ができます。

① [ > ][

] を押して、温度と流量

の単位を設定します。

② [ > ][

] を押して、項目を変更

します。

③ [ > ][

] を押して、通貨の単位

を設定します。

④ [→ ] を押すと、再起動スケジュー

ル設定画面が表示されます。

[← ] を押すと、サマータイム設定

画面へ戻ります。

②②

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2. 製品仕様

35

製品仕様

2.1機能概要

①再起動を行う曜日を設定します。

② [ > ][

] を押して、再起動開始

時間を変更します。

③ [ ]を押すと、設定内容を確定して

ネットワーク登録画面が表示されます。

[←]を押すと、表示単位設定画面へ

戻ります。

① [機能メニュー ]を押します。

②機能メニュー画面が表示されます

③ [詳細設定 ]を押します。

 パスワード設定が有効の場合、④へ

進みます。

 パスワード設定が無効の場合、詳細

設定画面が表示されます。

④パスワード入力欄を押して表示され

るキーボードで入力します。

 詳細設定画面のパスワード初期値は

2468 です。

⑤ [OK] を押すと、詳細設定画面が表

示されます。

 [キャンセル]を押すと [機能メニュ

ー]を押す前に表示されていた画面

へ戻ります。

8 -7 再起動スケジュール設定

8 -8 詳細設定画面を開く

本機の再起動を行うスケジュールの変更ができます。1週間に1度再起動を行うことになります。

再起動スケジュール時刻になると、再起動通知ポップアップが表示されます。再起動通知ポップアップ表示から

60 秒経過すると、シャットダウンを開始します。

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2. 製品仕様

36

製品仕様

2.1機能概要

ネットワーク登録とは、コントローラーが拡張アダプターや PLC と通信するための設定です。

(1)新規登録・修正を行う

①詳細設定画面より [ネットワーク登

録 ]を押します。

②ネットワーク登録画面が表示されま

す。

③変更する H-LINK No. のパネルを押

します。

■ 登録済みのパネルは緑色で表示されます。

■ 設定変更中のパネルは水色で表示されます。

■ 設定不備、エラーのパネルは赤色で表示します。

■ 未設定、一時解除中のパネルは灰色で表示されます。

④ [新規登録 /修正 ]を押します。

 ③にて選択した H-LINK No. のパネ

ルの設定に応じて以下の手順で進め

ます。

 H-LINK No.00( 本機のネットワーク

情報を変更 )の場合:⑤へ進む

 H-LINK No.00 以外 (拡張アダプター

のネットワーク情報を変更)の場合:

⑦へ進む

次ページに続く

8 -9 ネットワーク登録

SR-414_2章_2.indd36 2017/04/24 16:00:48

2. 製品仕様

37

製品仕様

2.1機能概要

⑤本機のネットワーク情報 (本ページ

の下表を参照してください。)を設

定します。各項目の各入力欄を押し

て表示されるキーボードで入力しま

す。

⑥ [→ ] を押します。

⑦ IP アドレス、入力欄を押して、表

示されたキーボードで入力します。

⑧[ ] を押すと、設定内容を確定し

てネットワーク登録画面へ戻ります。

[ ] を押すと、設定内容を破棄し

てネットワーク登録画面へ戻りま

す。

⑨すべての設定を完了後、40 ページ

「(4) ネットワーク登録データを保存

する」を行ってください。

拡張アダプターおよび本機の機器通信基板の IP アドレスの工場出荷設定はすべて 192.168.0.23 です。

同一ネットワーク上に IP アドレスが重複した機器が共存すると LAN 通信が正常に行えないため、複数

の拡張アダプターを接続する場合には必ず、拡張アダプターの IP アドレスを拡張アダプターの設定モ

ードを使用して事前に変更してください。

新規登録では接続する拡張アダプターの IP アドレスのみ設定します。拡張アダプターのネットワーク

設定の変更、PLC の設定は次ページの「(2) 修正を行う」より行ってください。

新規登録 /修正にて設定できるネットワーク情報は以下のとおりです。

対象 項目 初期値

本機

IP アドレス 192.168.0.50

サブネットマスク 255.255.255.0

デフォルトゲートウェイ 0.0.0.0

拡張アダプター

H-LINK 名称 -

IP アドレス 192.168.0.23

サブネットマスク 255.255.255.0

デフォルトゲートウェイ 0.0.0.0

PLC1IP アドレス -

PLC2IP アドレス -

前ページから続き

SR-414_2章_2.indd37 2017/04/21 14:35:04

2. 製品仕様

38

製品仕様

2.1 機能概要

①詳細設定画面より [ネットワーク登

録]を押します。

 (36 ページ①参照)

②変更する H-LINK No. のパネルを押し

ます。

 修正は接続済みの H-LINK に対して

行えます。

③ [新規登録 /修正 ]を押します。

 ②にて選択した H-LINK No. のパネ

ルの設定に応じて以下の手順で進め

ます。

 H-LINK No.00( 本機のネットワーク

情報を変更 )の場合:④へ進む

 H-LINK No.00 以外 (接続しているそ

の他の機器のネットワーク情報を変

更 )の場合:⑥へ進む

④本機のネットワーク設定を変更しま

す。変更したい項目の各入力欄を押

して、表示されるキーボードで入力

します。

⑤ [→ ] を押します。

⑥変更する項目の各入力欄を押して、表示されるキーボードで入力します。

⑦ [ ]を押すと、設定内容を確定してネットワーク登録画面へ戻ります。

⑧すべての設定を完了後、40 ページ「(4) ネットワーク登録データを保存する」を行ってください。

 PLC アドレスと H-LINK 名称以外の拡張アダプターの設定を変更した場合、拡張アダプターが再起動します。

(2)修正を行う

②②

SR-414_2章_2.indd 38 2017/04/25 14:00:32

2. 製品仕様

39

製品仕様

2.1機能概要

①詳細設定画面より [ネットワーク登

録 ]を押します。

 (36 ページ①参照 )

②変更する H-LINK No のパネルを押し

ます。

③ [一時解除 ][ 削除 ][ 再接続 ]の該

当するボタンを押すと、ネットワー

ク登録画面へ戻ります。

再接続は一時解除中の H-LINK にお

いてのみ表示されます。

④すべての変更を完了後、次ページ

「(4) ネットワーク登録データを保存

する」を行ってください。

(3)一時解除・削除・再接続を行う

「一時解除」とは、本機に登録情報を保存したまま、通信を行わない状態です。[再接続]を押すこと

で、本機は再び接続の確立を試みます。「削除」は登録情報を削除し、他機器との接続を解除します。

登録情報は完全に削除されるため、再び通信を行う場合は、「新規登録」から情報を登録する必要

があります。

SR-414_2章_2.indd39 2017/04/21 14:35:08

2. 製品仕様

40

製品仕様

2.1機能概要

(4)ネットワーク登録データを保存する

①ネットワーク登録データを変更した

場合、[ ] が点滅します。

② [ ]が点滅している状態で、[ ]

を押すと変更されたネットワーク情

報が保存されます。

 [ ]を押さない限り、設定は反映さ

れません。

③変更したパネルが水色から緑色にな

ることを確認します。赤色の場合、

異常が発生していますのでネットワ

ーク環境、または設定内容を見直し

再度保存をしてください。

SR-414_2章_2.indd40 2017/04/21 14:35:09

2. 製品仕様

41

製品仕様

2.1機能概要

①詳細設定画面より [管理対象登録 ]

を押します。

②管理対象画面が表示されます。

③ [設定対象選択 ]を選択します。

④登録する対象の H-LINK を選択しま

す。

「管理対象登録」は各機器に対し、エリア / ブロック / グループ / ユニットなどの管理対象の構成を登録す

る設定です。

管理対象が登録されていない場合、本機から空調機を監視・制御できません。必ずこの作業を行ってください。

(1)ユニット登録

■ ユニット (室内・室外・設備 )名称を登録する。

次ページに続く

8 -10 管理対象登録

SR-414_2章_2.indd41 2017/04/21 14:35:11

2. 製品仕様

42

製品仕様

2.1機能概要

⑤ [登録対象切替 ]を選択します。

⑥登録する対象のユニットを選択しま

す。

⑦ユニット登録画面が表示されます。

⑧登録するユニットのパネルを押しま

す。

⑨ [名称登録 ]を押します。

次ページに続く

前ページから続き

SR-414_2章_2.indd42 2017/04/21 14:35:14

2. 製品仕様

43

製品仕様

2.1機能概要

⑩ユニット名の入力欄を押すと、キー

ボードが表示されます。

ユニット名を入力します。

ユニット名は最大 16文字入力できま

す。‟,( カンマ )”‟;( セミコロン )”

は使用できません。

⑪アイコンの画像を押します。

 表示するアイコン画像を変更します。

⑫表示するアイコンを押します。

⑬ [ ] ボタンを押します。

⑭室内ユニット /設備ユニットの場合は本機からの操作を制限することができます。

 操作制限なし:すべての一括操作、およびすべての操作の対象となります。

 一括運転不可:本機からの「一括運転」操作の対象外となります。

 一括停止不可:本機からの「一括停止」操作の対象外となります

 一括運転 /本機からの停止操作不可:本機からの一括運転 /一括停止操作の対象外となります。

 全操作不可:本機からの操作がすべて不可となります。

⑮[ ] を押すと、設定内容を確定してユニット登録画面へ戻ります。[ ] を押すと、設定内容を破棄し

てネットワーク登録画面へ戻ります。

⑯すべてのユニットの登録完了後、60ページ「(6) 登録データの保存」を行ってください。

前ページから続き

SR-414_2章_2.indd43 2017/04/21 14:35:16

2. 製品仕様

44

製品仕様

2.1機能概要

「ユニット詳細登録」の設定項目は以下のとおりです。

ユニット種類 項目 設定範囲 設定内容

室内ユニット親機番号 00-00 ~ 63-63 リモコングループの代表機の設定※ 1

全熱交換器登録 する・しない ユニットの全熱交換器としての登録の有無※ 2

室外ユニット

能力制御 有効・無効 モニター画面での設定項目の表示の有無

運転音低減 有効・無効 モニター画面での設定項目の表示の有無

室外温度代表機設定 する・しない システムステータスエリアに表示する室外温度を表示するユニットの設定

① 41 ページ「ユニット (室内・室外・

設備 )名称を登録する」の①~⑥ま

でを行い、対象ユニットを表示させ

ます。

②登録するユニットのパネルを押しま

す。

③ [ユニット詳細登録 ]を押します。

④詳細設定内容を変更します。

⑤[ ] を押すと、設定内容を確定し

てユニット登録画面へ戻ります。

[ ] を押すと、設定内容を破棄し

てネットワーク登録画面へ戻ります。

⑥すべてのユニットの登録完了後、60

ページ「(6) 登録データの保存」を

行ってください。

■ ユニット (室内・室外 )の詳細設定を行う

留意事項

●運転音低減機能に対応していない室外ユニットに [運転音低減 ]を設定すると、能力制御機能が

正常に動作しなくなる場合があります。

●能力制御・運転音低減機能は設定後約 15 分で適用されます。

※1 親機番号は同一リモコングループ内ではすべて同じユニットを割り当ててください。実際のリモコングループの構成と画面に表示

している親機番号に差異がある場合に変更が適用されます。

※2 全熱交換器アダプターを使用している場合、当該ユニットの全熱交換器登録を[する]にしてください。

SR-414_2章_2.indd44 2017/04/21 14:35:18

2. 製品仕様

45

製品仕様

2.1機能概要

外部入出力設定の設定項目は以下のとおりです。

ユニット種類 項目 設定範囲

設備ユニット

監視 運転 /停止 si001~si004(標準接点入力)、ei1001~ei1128(PLC1接点入力)、ei2001~ei2128(PLC2接点入力)

監視 モード si001~si004(標準接点入力)、ei1001~ei1128(PLC1接点入力)、ei2001~ei2128(PLC2接点入力)

監視 アラーム si001~si004(標準接点入力)、ei1001~ei1128(PLC1接点入力)、ei2001~ei2128(PLC2接点入力)

制御 運転 /停止 so001~so002(標準接点出力)、eo1001~eo1128(PLC1接点出力)、eo2001~eo2128(PLC2接点出力)

制御 モード so001~so002(標準接点出力)、eo1001~eo1128(PLC1接点出力)、eo2001~eo2128(PLC2接点出力)

① 41 ページ「ユニット (室内・室外・

設備 )名称を登録する」の①~⑥ま

でを行い、対象設備ユニットを表示

します。

②登録するユニットのパネルを押しま

す。

③ [外部入出力番号登録 ]を押します。

④外部入力を設定します。

 同一の外部入力番号を複数の項目に

設定することはできません。

⑤ [→ ] を押します。

⑥外部出力を設定します。同一の外部出力番号を複数の項目に設定することはできません。

⑦[ ] を押すと、設定内容を確定してユニット登録画面へ戻ります。[ ] を押すと、設定内容を破棄してユニット登録画面へ戻ります。

⑧すべてのユニットの登録完了後、60ページ「(6) 登録データの保存」を行ってください。

■ 設備ユニットの外部入出力設定を行う

②②

SR-414_2章_2.indd45 2017/04/21 14:35:20

2. 製品仕様

46

製品仕様

2.1機能概要

■ ユニット登録確認を行う

① 41 ページ「ユニット ( 室内・室外・

設備 ) 名称を登録する」の①~⑥を

行い、対象ユニットを表示させます。

② [ ] ボタンを押します。

③ [ユニット全体確認 ]を押します。

④表が表示されている画面を押した後

に表示される [ > ][ < ][ > ][

]

を押し、確認したいユニットを表示

させます。

⑤ [ ] を押すと、ユニット登録画面

へ戻ります。

SR-414_2章_2.indd46 2017/04/21 14:35:22

2. 製品仕様

47

製品仕様

2.1機能概要

(2)グループ登録

グループは本システムで監視・制御するための管理単位です。同一H-LINK内の1台以上のユニットをまとめて登録します。1グループに最大160リモコングループを登録可能です。監視・制御する空調ユニット、および設備ユニットは、必ずグループに登録されている必要があります。

■ グループ名称を登録する

①詳細設定画面より [管理対象登録 ]

を押します。

② [設定対象選択 ]を選択します。

③登録する対象の H-LINK を選択しま

す。

④ [登録対象切替 ]を押します。

次ページに続く

SR-414_2章_2.indd47 2017/04/21 14:35:24

2. 製品仕様

48

製品仕様

2.1機能概要

⑤ [グループ ]を押します。

⑥グループの登録画面が表示されま

す。

⑦設定するグループのパネルを押しま

す。

⑧ [名称登録 ]を押します。

⑨アイコンの画像を押します。

次ページに続く

前ページから続き

⑨⑨

SR-414_2章_2.indd48 2017/04/21 14:35:26

2. 製品仕様

49

製品仕様

2.1機能概要

⑩表示するアイコンを押します。

⑪ [ ] ボタンを押します。

⑫グループ名の入力欄を押すとキーボ

ードが表示されます。

 グループ名を入力します。

 グループ名は最大 16 文字入力でき

ます。‟,( カンマ )”および ‟;( セ

ミコロン )”は使用できません。

⑬[ ] を押すと、設定内容を確定し

てグループ登録画面へ戻ります。

[ ] を押すと、設定内容を破棄し

てグループ登録画面へ戻ります。

⑭すべてのグループ登録完了後、60

ページ「(6) 登録データの保存」を

行ってください。

前ページから続き

SR-414_2章_2.indd49 2017/04/21 14:35:27

2. 製品仕様

50

製品仕様

2.1機能概要

■ グループのユニット選択を行う

①47ページ「グループ名称を登録する」

の①~⑤までを行い、対象グループ

を表示させます。

②設定するグループのパネルを押しま

す。

③ [登録対象選択 ]を押します。

④グループ登録するユニットのパネル

を押します。

■ 設定済みのパネルは水色になりま

す。

■ 選択されているパネルは枠が橙色

になります。

⑤[ ] を押すと、設定内容を確定し

てグループ登録画面に戻ります。

 [ ] を押すと、設定内容を破棄し

てグループ登録画面へ戻ります。

⑥すべてのグループ登録完了後、60

ページ「(6) 登録データの保存」を

行ってください。

全熱交換器と他のユニットは同一のグループ・ブロック・エリアに登録できません。別途登録して

ください。

SR-414_2章_2.indd50 2017/04/21 14:35:30

2. 製品仕様

51

製品仕様

2.1機能概要

(3)ブロック登録ブロックは本システムで監視・制御するための管理単位です。1つ以上のグループをまとめて登録します。ブロックの上限数は512です。監視・制御する空調ユニット、設備ユニットは必ずブロックに登録されている必要があります。

■ ブロック名称を登録する

①詳細設定画面より [ 管理対象登録 ]

を押します。

② [設定対象選択 ]を選択します。

③登録する対象の H-LINK を選択しま

す。

④ [登録対象切替 ]を押します。

次ページに続く

SR-414_2章_2.indd51 2017/04/21 14:35:32

2. 製品仕様

52

製品仕様

2.1機能概要

⑤ [ブロック ]を押します。

⑥ブロック登録画面が表示されます。

⑦設定するブロックのパネルを押しま

す。

⑧ [名称登録 ]を押します。

⑨アイコンの画像を押します。表示す

るアイコン画像を変更します。

次ページに続く

前ページから続き

SR-414_2章_2.indd52 2017/04/21 14:35:34

2. 製品仕様

53

製品仕様

2.1機能概要

⑩表示するアイコンを押します。

⑪ [ ] を押します。

⑫ブロック名の入力欄を押すと、キー

ボードが表示されます。

ブロック名を入力します。

ブロック名は最大 16 文字入力でき

ます。‟,(カンマ)”および ‟;(セミ

コロン)”は使用できません。

⑬ [ ] を押すと、設定内容を確定し

てブロック登録画面に戻ります。

 [ ] を押すと、設定内容を破棄し

てブロック登録画面へ戻ります。

⑭すべてのブロックの登録完了後、60

ページ「(6) 登録データの保存」を

行ってください。

前ページから続き

SR-414_2章_2.indd53 2017/04/21 14:35:36

2. 製品仕様

54

製品仕様

2.1機能概要

■ ブロックのグループ選択を行う

①51ページ「ブロック名称を登録する」

の①~⑤までを行い、対象ブロック

を表示させます。

②設定するブロックのパネルを押しま

す。

③ [登録対象選択 ]を押します。

④ブロック登録するグループのパネル

を押します。

■ 設定済みのパネルは水色になりま

す。

■ 選択中のパネルは枠が橙色になり

ます。

⑤ [ ] を押すと、設定内容を確定し

てブロック登録画面に戻ります。

 [ ] を押すと、設定内容を破棄し

てブロック登録画面へ戻ります。

⑥すべてのブロックの登録完了後、60

ページ「(6) 登録データの保存」を

行ってください。

SR-414_2章_2.indd54 2017/04/21 14:35:38

2. 製品仕様

55

製品仕様

2.1機能概要

(4)エリア登録エリアは本システムで監視・制御するための管理単位です。1つ以上のブロックをまとめて登録します。エリアの上限数512です。監視・制御する空調ユニット、設備ユニットは必ずエリアに登録されている必要があります。

■ エリア名称を登録する

①詳細設定画面より [ 管理対象登録 ]

を押します。

② [設定対象選択 ]を押します。

③登録する対象の H-LINK を選択しま

す。

④ [登録対象切替 ]を押します。

次ページに続く

SR-414_2章_2.indd55 2017/04/21 14:35:41

2. 製品仕様

56

製品仕様

2.1機能概要

⑤ [エリア ]を押します。

⑥エリア登録画面が表示されます。

⑦設定するエリアのパネルを押しま

す。

⑧ [名称登録 ]を押します。

⑨アイコンの画像を押します。

次ページに続く

前ページから続き

SR-414_2章_2.indd56 2017/04/21 14:35:43

2. 製品仕様

57

製品仕様

2.1機能概要

⑩表示するアイコンを押します。

⑪ [ ] を押します。

⑫エリア名の入力欄を押すと、キー

ボードが表示されます。

エリア名を入力します。

エリア名は最大 16 文字入力できま

す。‟,(カンマ )”および ‟;(セミコ

ロン)”は使用できません。

⑬ [ ] を押すと、設定内容を確定し

てエリア登録画面に戻ります。

 [ ] を押すと、設定内容を破棄し

てエリア登録画面へ戻ります。

⑭すべてのエリアの登録完了後、60

ページ「(6) 登録データの保存」を

行ってください。

前ページから続き

SR-414_2章_2.indd57 2017/04/21 14:35:45

2. 製品仕様

58

製品仕様

2.1機能概要

■ エリアのユニット選択を行う

① 55 ページ「エリア名称を登録する」

の①~⑤までを行い対象エリアの画

面を表示させます。

②設定するエリアのパネルを押しま

す。

③ [登録対象選択 ]を押します。

④エリア登録するブロックのパネルを

押します。

■ 設定済みのパネルは水色になりま

す。

■ 選択中のパネルは枠が橙色になり

ます。

⑤ [ ] を押すと、設定内容を確定し

てエリア登録画面へ戻ります。

 [ ] を押すと、設定内容を破棄し

てエリア登録画面へ戻ります。

⑥すべてのエリアの登録完了後、60

ページ「(6) 登録データの保存」を

行ってください。

SR-414_2章_2.indd58 2017/04/21 14:35:47

2. 製品仕様

59

製品仕様

2.1機能概要

(5) 再接続確認

指定した H-LNK 内に接続されている機器の接続情報を再登録します。設定温度範囲の変更など、室内ユ

ニットの制御に関する機能選択を行った場合は、必ず実行してください。

①管理対象画面より [ ]を押します。

②設定メニュー画面が表示されます。

③ [再接続確認 ]を押します。

 画面のポップアップが表示されます。

④ [はい ]を押します。

 選択ポップアップが表示されます。

[いいえ ]を押すと、再接続確認を

行わずに設定メニュー画面へ戻りま

す。

⑤すでに登録されている管理対象の

データを使用する場合は [はい]、

管理対象のデータを削除する場合は

[いいえ]を押します。

 押した後、接続確認が行われ、接続

確認終了後、管理対象画面へ戻りま

す。

SR-414_2章_2.indd59 2017/04/21 14:35:49

2. 製品仕様

60

製品仕様

2.1機能概要

①登録データを変更した場合、[ ]が点滅します。

② [ ] が点滅状態で、[ ] を押すと保存されます。

 [ ] を押さない限り、設定は反映されません。

③変更したパネルが水色から緑色にな

ることを確認します。

赤色の場合、設定の不備があります。

設定を見直してください。

(6) 登録データの保存

SR-414_2章_2.indd60 2017/04/21 14:35:49

2. 製品仕様

61

製品仕様

2.1 機能概要

マスタレイアウトとは複数のレイアウトを表示するレイアウトです。

レイアウトは、本システムで監視 ・制御するための管理単位です。1レイアウト内に室内ユニット・グループ・ブロック・エリア・設備ユニットのパネルを配置可能です。レイアウト画面で監視・制御する空調ユニット、設備ユニットは必ずレイアウトに登録している必要があります。

概念レイアウトはエリア・ブロック・グループ・ユニット・設備ユニットを平面図・鳥瞰図などにショートカット (※)として配置し、監視・制御および使用実績を表示します。

8 -11 レイアウト設定

マスタレイアウト

レイアウト(3階)

レイアウト(2階)

レイアウト(1階)

ブロック

グループ グループ グループ

ユニット 設備ユニット ユニット ユニット

グループ・ブロック登録情報

レイアウト情報

エリアエリア

エリア

※レイアウトに配置する各アイコンはグループ・

ブロック・エリア登録情報を元にしているため

必ずグループ・ブロック・エリア登録が必要です。

SR-414_2章_2.indd61 2017/04/21 14:35:50

2. 製品仕様

62

製品仕様

2.1機能概要

(1) レイアウト登録

■レイアウト登録画面を開く

①詳細設定画面より [レイアウト登録]

を選択します。

②レイアウト登録画面が表示されます。

■レイアウト画面を登録 /修正する

①レイアウト登録画面より [設定対象

選択 ]を押します。

②設定対象選択画面が表示されます。

③登録 /修正したいレイアウトを押し

ます。

 レイアウト登録画面が表示されます。

次ページに続く

SR-414_2章_2.indd62 2017/04/21 14:35:52

2. 製品仕様

63

製品仕様

2.1機能概要

④ [ ] を押します。

⑤ [レイアウト登録 /修正 ]を押しま

す。

⑥レイアウト登録 /修正画面が表示さ

れます。

⑦レイアウト名称入力欄を押し、表示

されるキーボードからレイアウト名

称を入力します。

レイアウト名は最大 16 文字入力で

きます。‟,(カンマ)”および ‟;(セ

ミコロン)”は使用できません。

⑧レイアウト画像表示欄を押します。

⑨表示したい画像を選択します。

 使用できる画像の種類は jpg.bmp.

png. です。

 縦 1,050pixcel、横 610pixcel まで

の画像が表示可能です。

⑩ [ ] を押すと、設定内容を確定し

てレイアウト登録 /修正画面へ戻り

ます。

前ページから続き

次ページに続く

SR-414_2章_2.indd63 2017/04/21 14:35:54

2. 製品仕様

64

製品仕様

2.1機能概要

前ページから続き

⑪[ ] を押すと、設定内容を確定し

てレイアウト登録画面に戻ります。

 [ ] を押すと、設定内容を破棄し

てレイアウト登録画面へ戻ります。

⑫登録完了後、70 ページ「レイアウト

登録を保存する」を行ってください。

■登録されたレイアウト画面を削除する

①レイアウト登録画面より [設定対象

選択 ]を押します。

②削除したいレイアウトを押します。

③レイアウト登録画面が表示されます。

④ [ ] を押します。

 設定メニュー画面が表示されます。

次ページに続く

SR-414_2章_2.indd64 2017/04/21 14:35:57

2. 製品仕様

65

製品仕様

2.1機能概要

■ 新規アイコンを登録する

①レイアウト登録画面よりアイコンを設置したいレイアウトの背景を押します。

②アイコン登録画面が表示されます。

③設置したいアイコンの種類を選択します。レイアウトの種類で選択できるアイコンが変化します。マスタレイアウト:  ■ 個別レイアウト個別レイアウト:  ■ エリア  ■ ブロック  ■ グループ  ■ 室内ユニット  ■ 設備ユニット

④ [→ ] を押すと、パネル選択画面が表示されます。

⑤ [削除 ]を押します。

⑥確認のポップアップが表示されます。

[ はい ] を押して、現在表示してい

るレイアウトを削除し、ポップアッ

プを閉じ、レイアウト登録画面に戻

ります。

⑦ 70 ページ「レイアウト登録を保存

する」を行ってください。

 [いいえ ]を押すと、削除せずに設

定メニュー画面へ戻ります。

前ページから続き

次ページに続く

SR-414_2章_2.indd65 2017/04/21 14:36:00

2. 製品仕様

66

製品仕様

2.1機能概要

⑤設置したいパネルを選択します。

⑥ [→ ] を押すと、アイコン詳細設定

 画面が表示されます。

⑦名称表示の表示有無、温度表示の有

無、アイコンサイズを選択します。

[ > ][

] によって設定項目を変更

できます。

 設備ユニットの場合、温度表示の有

無はありません。

⑧ [→ ] を押すと、表示位置設定画面

が表示されます。

⑨アイコンの表示位置を入力します。

初期値は①でタッチした位置が入力

されています。

⑩ [ ] を押すと、設定内容を確定し

てレイアウト登録画面へ戻ります。

 [ ] を押すと、設定内容を破棄し

てレイアウト登録画面へ戻ります。

⑪ 70 ページ「レイアウト登録を保存

する」を行ってください。

前ページから続き

画面上で重ならないようにアイコンを配置してください。

SR-414_2章_2.indd66 2017/04/21 14:36:02

2. 製品仕様

67

製品仕様

2.1機能概要

■ 登録済みアイコンを修正 /削除する

①レイアウト画面より修正 /削除した

いアイコンを押します。

②アイコン設定メニュー画面が表示さ

れます。

③削除したい場合、[ 削除 ]を押し、

確認のポップアップで [はい ]を押

すとレイアウト登録画面へ戻りま

す。修正したい場合、[修正]を押し、

④以降へ続きます。

④アイコン詳細で修正したい項目を変

更します。

⑤ [→ ][← ] ボタンでアイコン詳細

画面、表示位置画面を変更すること

ができますので、修正したい項目を

変更します。

 各画面の詳細は、65 ページ「新規ア

イコンを登録する」の⑥~⑧を参照

してください。

⑥ [ ] を押すと、設定内容を確定し

てレイアウト登録画面へ戻ります。

 [ ] を押すと、設定内容を破棄し

てレイアウト登録画面へ戻ります。

⑦ 70 ページ「レイアウト登録を保存

する」を行ってください。

SR-414_2章_2.indd67 2017/04/21 14:36:05

2. 製品仕様

68

製品仕様

2.1機能概要

(6) レイアウトデータを読み込む

①レイアウト登録画面より [ ] を押

します。

② [データ読込 ]を押します。

③読み込むファイルを選択します。

④ [ ] を押すと、設定内容を確定し

てレイアウト登録画面に戻ります。

 [ ] を押すと、レイアウトデータ

の読み込みをせずにレイアウト登録

画面へ戻ります。

SR-414_2章_2.indd68 2017/04/21 14:36:07

2. 製品仕様

69

製品仕様

2.1機能概要

■ レイアウトデータを保存する

①レイアウト登録画面より [ ] を押

します。

② [データ保存 ]を押します。

③保存するフォルダを選択します。

④ [ ] を押すと、レイアウトデータ

を保存してレイアウト登録画面へ戻

ります。

 [ ] を押すと、レイアウトデータ

を保存せずにレイアウト登録画面へ

戻ります。

SR-414_2章_2.indd69 2017/04/21 14:36:09

2. 製品仕様

70

製品仕様

2.1機能概要

■ レイアウト登録を保存する

①レイアウト情報を変更した場合、

[ ] が点滅します。

② [ ] が点滅状態で、[ ] を押すと保存できます。

 [ ] を押さない限り、設定は反映されません。

SR-414_2章_2.indd70 2017/04/21 14:36:09

2. 製品仕様

71

製品仕様

2.1機能概要

8 -12 パスワード設定

本機では、詳細設定画面の表示以外にも、制御項目別にパスワードを設定してユーザーを制限することができます。本画面では画面の表示、制御項目の制限を行うためのパスワードを設定します。

① 詳細設定画面よりパスワードロック

設定を押します。

②パスワード画面が表示されます。

③パスワードロックしたい項目を ON

に変更します。パスワードロックを

解除したい場合はOFFに変更します。

④ ON にした場合、パスワード入力欄

を押して設定したいパスワードを入

力します。

パスワードはいずれも数字 4 文字を

設定可能です。それぞれ個別にパス

ワードの設定が可能です。

⑤ [ ] を押すと、設定内容を確定し

て詳細設定画面へ戻ります。

 [ ] を押すと、設定内容を破棄し

て詳細設定画面へ戻ります。

(1) パスワード設定を行う

SR-414_2章_2.indd71 2017/04/21 14:36:11

2. 製品仕様

72

製品仕様

2.1 機能概要

パスワード設定可能項目は以下のとおりです。

パスワード項目 利用方法

室内ユニット制御パスワード 室内ユニットの制御について、ユーザーを制限する場合

室外ユニット制御パスワード 室外ユニットの制御について、ユーザーを制限する場合

操作制限切替パスワード 室内ユニット操作制限切替について、ユーザーを制限する場合

料金按分画面パスワード 料金按分に関するデータの閲覧について、ユーザーを制限する場合

料金按分設定パスワード 料金按分に関する設定の確認や変更について、ユーザーを制限する場合

スケジュール画面パスワード スケジュール設定の確認や変更について、ユーザーを制限する場合

使用実績画面パスワード 使用実績画面の表示について、ユーザーを制限する場合

履歴画面パスワード 履歴画面の表示について、ユーザーを制限する場合

操作無効時間パスワード画面操作を行った後、設定時間経過後に行うすべての設定変更や制御に ついて、ユーザーを制限する場合

基本設定画面パスワード 基本設定画面の表示について、ユーザーを制限する場合

詳細設定画面パスワード 詳細設定画面の表示について、ユーザーを制限する場合

履歴画面パスワード 履歴設定画面の表示について、ユーザーを制限する場合

●パスワード設定は詳細設定内のパスワード画面より変更・解除が可能なため、パスワード設定をす

る際は、「詳細設定パスワード」を登録することを推奨します。

SR-414_2章_2.indd72 2017/04/21 14:36:11

2. 製品仕様

73

製品仕様

2.1機能概要

8 -13表示・音設定

①基本設定画面より「表示・音設定」

を選択します。

 表示・音設定画面が表示されます。

②「 > ][

」を押して、各項目を設定

してください。

③「 」を押すと、設定内容を確定して、

基本設定画面に戻ります。

表示・音設定にて設定できる項目は以下のとおりです。

■リモコン操作禁止制御:リモコン操作禁止制御をする /しないを設定します。

■周囲温度 /吸込み温度表示切替:モニター画面に表示する、周囲温度 /吸込み温度表示を設定します。

■運転モード色コントロール:モニター画面に表示する、パネル /リスト /レイアウトの表示色を設定し

ます。

■アラーム発生音:アラーム発生時の鳴動を設定します。

■音量:音量を設定します。

留意事項

●周囲温度を表示する場合は、リモコン設定(機能選択 C8)を行ってください。

●ユニットの種類により周囲温度/吸込温度を表示できない場合があります。

●手元リモコンの節電機能を利用する場合、周囲温度表示が実際の温度と異なる場合があります。

●リモコン禁止制御が使用できない構成の場合は、リモコン禁止制御を[しない ]に設定してください。

SR-414_2章_2.indd73 2017/04/21 14:36:12

2. 製品仕様

74

製品仕様

2.1機能概要

外部からの入力信号により、指定の制御を実施、または本システムから信号を出力し、外部に発報するため

の設定を行います。

1. 共通操作

(1) 外部入出力設定画面を開く

①詳細設定画面より [外部入出力設定]

を押します。

②外部入出力設定画面が表示されます。

●外部入出力画面では各外部入出力に割り当てられた項目を表示します。

8 -14 外部入出力設定

SR-414_2章_2.indd74 2017/04/21 14:36:13

2. 製品仕様

75

製品仕様

2.1機能概要

①外部入出力設定画面より [ 設定対象

選択 ]を押します。

②設定対象変更画面が表示されます。

③変更したい設定対象を押すと、選択

を反映した外部入出力画面に戻りま

す。

(2) 外部入出力の切り替えを行う

①外部入出力設定画面より [ 外部入出

力切替 ]を押します。

②外部入出力切替画面が表示されま

す。

③切り替えたい項目を押すと選択を反

映した外部入出力画面に戻ります。

(3) 設定対象を変更する

SR-414_2章_2.indd75 2017/04/21 14:36:16

2. 製品仕様

76

製品仕様

2.1機能概要

①外部入力設定画面より設定する外部

入力の [ ]を押します。

② [室内ユニット設定 ]を押します。

③「運転 /停止」「リモコン全禁止」

「設定温度 /運転モード」の設定を

行います。

④ [→ ] を押します。

 設定温度 /運転モードの設定内容に

よって、次画面が異なります。

  設定温度シフト :⑤へ遷移します。

  運転モードシフト:⑨へ遷移します。

         -:⑦へ遷移します。

⑤各設定温度シフトを設定します。

⑥[→ ] を押します。

 [← ] を押すと、前画面に戻ります。

2. 外部入力設定

(1) 室内ユニット設定を行う

次ページに続く

SR-414_2章_2.indd76 2017/04/21 14:36:18

2. 製品仕様

77

製品仕様

2.1機能概要

⑦入力信号の種類を選択します。

⑧[→ ] を押します。

[← ] を押すと、前画面に戻ります。

⑨対象のユニットを選択します。

⑩[→ ] を押します。

 [← ] を押すと、前画面に戻ります。

⑪設定内容を確認し、[ ]を押すと、

外部入力設定画面に戻ります。

 [← ] を押すと、前画面に戻ります。

⑫すべての設定完了後、85ページ「(1)

外部入出力設定を保存する」を行っ

てください。

前ページからの続き

● [ 基本設定 ]- [表示・音設定 ]にて「リモコン操作禁止制御」で非表示を設定している場合、

リモコン全禁止は非表示となります。

SR-414_2章_2.indd77 2017/04/21 14:36:20

2. 製品仕様

78

製品仕様

2.1機能概要

(2) 室外ユニット設定を行う

①外部入力設定画面より設定する外部

入力の [ ]を押します。

② [室外ユニット設定 ]を押します。

③能力制御、運転音低減を設定します。

④ [→ ] を押します。

⑤対象のユニットを選択します。

⑥[→ ] を押します。

 [← ] を押すと、前画面に戻ります。

次ページに続く

SR-414_2章_2.indd78 2017/04/21 14:36:22

2. 製品仕様

79

製品仕様

2.1機能概要

⑦設定内容を確認し、[ ]を押すと、

外部入力設定画面に戻ります。

 [← ]を押すと、前画面に戻ります。

⑧すべての設定完了後、85ページ「(1)

外部入出力設定を保存する」を行っ

てください。

前ページからの続き前ページからの続き

SR-414_2章_2.indd79 2017/04/21 14:36:23

2. 製品仕様

80

製品仕様

2.1機能概要

①外部入出力設定画面より設定する外

部入力の [ ]を押します。

② [測量計設定 ]を押します。

③パルスレート設定を行う種類を選択

します。

④ [→ ] を押します。

⑤パルス入力レートを入力します。

⑥ [ ]を押すと、外部入出力設定画

面へ戻ります。

 [← ] を押すと、前画面に戻ります。

⑦すべての設定完了後、85ページ「(1)

外部入出力設定を保存する」を行っ

てください。

(3) 測量計設定を行う

SR-414_2章_2.indd80 2017/04/21 14:36:25

2. 製品仕様

81

製品仕様

2.1機能概要

(4) 緊急停止(一括)設定を行う

①外部入出力設定画面より設定する外

部入力の [ ]を押します。

② [緊急停止 (一括 )設定 ]を押すと、

外部入出力設定画面へ戻ります。

③すべての設定完了後、85ページ「(1)

外部入出力設定を保存する」を行っ

てください。

●「緊急停止」は [基本設定 ]-[ 表示・音設定 ]にて「リモコン操作禁止制御」に「非表示」を選択

していると表示されません。

SR-414_2章_2.indd81 2017/04/21 14:36:25

2. 製品仕様

82

製品仕様

2.1機能概要

(5) 緊急停止(個別)設定を行う

①外部入出力設定画面より設定する外

部入力の [ ]を押します。

②「緊急停止(個別)設定」を押します。

③設定するユニットを選択します。

④ [ ] を押すと、設定を確定して外

部入出力設定画面へ戻ります。

 [ ] を押すと、設定を破棄して外

部入出力設定画面へ戻ります。

⑤すべての設定完了後、85ページ「(1)

外部入出力設定を保存する」を行っ

てください。

●「緊急停止」は [ 基本設定 ]-[ 表示・音設定 ] にて「リモコン操作禁止制御」に「非表示」を選択していると

表示されません。

SR-414_2章_2.indd82 2017/04/21 14:36:27

2. 製品仕様

83

製品仕様

2.1機能概要

①外部出力設定画面より設定する外部

出力の [ ]を押します。

② [室内ユニット設定 ]を押します。

③「運転」「アラーム」「サーモオン」

を設定します。

④ [→ ] を押します。

⑤設定するユニットを選択します。

⑥ [→ ] を押します。

3. 外部出力設定

(1) 室内ユニット設定を行う

次ページに続く

SR-414_2章_2.indd83 2017/04/21 14:36:31

2. 製品仕様

84

製品仕様

2.1機能概要

⑦設定内容を確認し、[ ] を押しま

す。

 外部入力設定画面に戻ります。

[← ] を押すと、前画面へ戻ります。

⑧すべての設定完了後、次ページ「(1)

外部入出力設定を保存する」を行っ

てください。

①外部出力設定画面より設定する外部

出力の [ ]を押します。

② [システムアラーム設定 ]を押しま

す。

 外部入力設定画面に戻ります。

③設定完了後、次ページ「(1) 外部入

出力設定を保存する」を行ってくだ

さい。

(2) システムアラーム設定を行う

前ページからの続き

SR-414_2章_2.indd84 2017/04/21 14:36:32

2. 製品仕様

85

製品仕様

2.1機能概要

①登録データを変更した場合、[ ]が

点滅します。

② [ ]が点滅状態で、[ ]を押すと

保存できます。

 [ ]を押さない限り、設定は反映さ

れません。

4. 登録データの保存

(1) 外部入出力設定を保存する

留 意 事 項

緊急性の高い検出・制御を行う場合には本機および拡張アダプターに直接接続する標準外部入力 /

出力を使用してください。また、各外部入力信号はそれぞれ 5分以上空けて入力してください。

● 標準外部入力は、下記優先順位で制御します。

緊急停止など、優先順位が最も高いものを標準外部入力 1に登録してください。

優先順位 1- 標準外部入力 1

優先順位 2- 標準外部入力 2

優先順位 3- 標準外部入力 3

優先順位 4- 標準外部入力 4

優先順位 5-PLC1外部入力 1

 ・

 ・

優先順位 132-PLC1外部入力 128

優先順位 133-PLC2外部入力 1

優先順位 134-PLC2外部入力 2

 ・

 ・

優先順位 260-PLC2外部入力 128

● 以下の場合には、外部入力をすべて OFF 状態にして設定してください。

■外部入力設定の内容を変更する場合

■接続確認を実施する場合

上記の状態で外部入力が動作した場合は、正しく制御処理が実施されません。

● 外部入力機能においては、本機より空調機に対して通信で指令を送信するため、全空調機に指令

が反映されるまでの時間が空調機の接続台数や伝送状態によって 5分程度かかる場合があります。

このため、本機能を、所定時間以内 (例:1分以内 )に確実に全空調機を停止する火災緊急停止の

ような条件に用いることはできません。

● 以下の場合、本システムより再制御を行ってください。

■本機および拡張アダプター・空調機が電源オフしている間に外部入力状態が変化した場合

■外部入力中に本機および拡張アダプター・空調機の電源がオフ→オンした場合

■ 本機および拡張アダプター・空調機間で通信異常 (60・61・64・65 アラーム ) 発生中に外部入力

状態が変化した場合

■ 外部入力中に本機および拡張アダプター・空調機間で通信異常 (60・61・64・65 アラーム ) が発

生→復旧した場合

SR-414_2章_2.indd85 2017/04/21 14:36:32

2. 製品仕様

86

製品仕様

2.1 機能概要

留 意 事 項

緊急停止

●[ 緊急停止一括 ]は設定したアダプターに接続している全室内ユニットを下記設定にて停止させ

ます。

 運転状態   :停止

 運転モード  :送風

 設定温度   :28℃

 風量     :弱風

 風向     :1段目

 リモコン禁止状態 :全禁止

 ただし、緊急停止一括入力前にリモコン禁止を設定していた場合、ユニットにより以下の設定

となります。

 ■部分禁止Ⅱ対応ユニット :リモコン禁止設定は残ります。

 ■部分禁止Ⅱ非対応ユニット:リモコン禁止設定は解除されます。

緊急一括停止信号が解除された場合、上記設定にてリモコン禁止状態が解除された状態で復帰し

ます。

 緊急停止一括信号解除後、15分間は空調機の制御を行わないでください (スケジュール・外部入

力含む )。制御が正しく実施されない場合があります。

 緊急停止一括信号が入力されると、一旦室内ユニットを送風モードで運転した後、停止します。

 室内ユニットの制御に関する機能選択を設定しているユニットに対して緊急停止一括を行った場

合は、緊急停止一括解除後に設定を確認してください。

●緊急停止一括は AP 型および GP 型室内ユニットに対してのみ有効な機能です。

●緊急停止一括の外部入力信号は本機能または緊急停止個別を使用してください。室内ユニット

に直接緊急停止の外部入力信号を入力した場合、緊急停止中でも本システムのスケジュールな

どにより室内ユニットが運転してしまう場合があります。

●緊急停止一括の外部入力信号は 1分以上入力してください。

●本システムの緊急停止は通信配線を利用した制御を行います。万一、通信配線が断線した場合

などは、制御が行われない場合があります。その場合には空調機の電源を切って停止させてく

ださい。

●緊急停止個別は選択した室内ユニットに対して、「停止」+「リモコン全禁止」の設定にて停止

させます。選択した室内ユニットの台数により制御に 7分程度かかる場合があります。

●緊急停止個別信号が解除された場合、運転状態およびリモコン禁止状態は緊急停止個別信号入

力前の設定になります。

SR-414_2章_2.indd86 2017/04/21 14:36:32

2. 製品仕様

87

製品仕様

2.1 機能概要

留 意 事 項

運転モードシフト・設定温度シフト

●[運転モードシフト][設定温度シフト]は、それぞれ外部入力信号により次の制御を行うことで消費電力の

低減を図ります。

 [運転モードシフト]:運転モードが暖房時には「停止」、暖房以外では「送風」に切り換える機能です。

 [設定温度シフト]:暖房時には設定温度を-X℃、冷房・ドライ時には設定温度を+Y℃する機能です。

 (注)[運転モードシフト][設定温度シフト]とも消費電力の低減を保証する機能ではありません。

設定温度シフトは中温エアコンには設定できません。

●運転モードシフトと設定温度シフトは、同時に使用できません。

●複数の外部入力で設定温度シフトを設定した場合、複数の外部入力時は外部入力の優先順位に従った温度

変更を実施し、解除時は温度制御に関する外部入力がすべて解除された場合に外部入力前の設定温度に戻

ります。

設定例

 外部入力 3-デマンドコントローラー優先順位 [低 ]の信号入力

  対象ユニット:全室内ユニット

  設定値:+-2℃ リモコン全禁止

 外部入力 2-デマンドコントローラー優先順位 [中 ]の信号入力

  対象ユニット:全室内ユニット

  設定値:+-3℃ リモコン全禁止

 外部入力 1-デマンドコントローラー優先順位 [高 ]の信号入力

  対象ユニット:全室内ユニット

  設定値:停止 リモコン全禁止

●「運転モードシフト」と「運転」を同一の外部入力に割り当てた場合、暖房時は運転を優先するため、停

止しません。

●下記、すべての条件にあてはまる場合、運転モードシフトの解除時に、運転モードは「ドライ 1」になります。

「ドライ 2」または「ドライ 3」にする場合には、解除後に手元リモコンまたは本機から、再度設定してく

ださい。

■当該室内ユニットが爽快除湿対応機である。

■運転モードシフトに入る前の状態が「ドライ 1~3」のいずれかである。

■運転モードシフト時に「手元リモコン禁止」の設定をしていない。

■運転モードシフト中に手元リモコンから運転モードの変更が実施された。

26℃

28℃

29℃

+ 3℃

停止

外部入力番号3入力

外部入力番号2入力

外部入力番号1入力

外部入力番号1・2・3解除

設定温度

+ 2℃

動作例 冷房時

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2. 製品仕様

88

製品仕様

2.1 機能概要

留 意 事 項

レベル信号入力 /パルス入力信号

信号入力について

 レベル信号入力を選択した場合は、信号入力解除時に設定した内容に戻します。

 パルス信号入力を選択した場合は、信号入力解除時に設定した内容に戻しません。

 「運転モードシフト」「緊急停止」「能力制御」「運転音低減」はレベル信号入力のみ選択可能です。

●外部入力でパルス信号を使用する場合は、入力パルスのパルス幅とパルス間隔はともに 500msec 以上開け

る必要があります。

■本機または 1台の拡張アダプターに対してレベル信号とパルス信号を混在で設定することはできません。

■ 1 つの外部入力に異なる内容を設定することはできません。

●レベル信号入力中でも、当該の設定項目が禁止状態でなければ、設定変更は可能です。

●レベル信号入力中でも、本設定を有効にしていない場合はレベル信号入力解除時、元の設定に戻りません。

●複数同時に信号が入力された場合(「レベル信号」設定の場合)

 外部入力 1~260の優先順位に従い、設定された制御を実施します。

●「リモコン全禁止設定」 と 「レベル信号入力」 とを組み合わせている場合は、外部入力中に対象の室内ユニ

ットに対して本機からの運転指令は無効となります。(停止指令は可能です。)

室外ユニット設定について

■ [ スケジュール ]-[ 外部入力設定 ]にて能力制御を実施する場合、44 ページ「ユニット (室内・室外 )

の詳細設定を行う」にて対象室外ユニットを選択して [能力制御 ]を有効にしてください。

■ [ 室外ユニット能力制御 ]は、冷房定格電力量に対し、使用電力量を指定のパーセント付近でセーブす

る機能です。

■設定は外部入力後、15 分で適用されます。

■ 0%で能力制御を実施しても待機電力 (※ )などが発生するため使用電力量は 0になりません。

( ※ ) 待機電力とは、空調機が停止中に次の運転に備えるために使用する電力です。

■室外ユニットが起動制御中でも、除霜中の場合は本制御の対象外となります。

■本制御は設定どおりの使用電力量を保証するものではありません。

■ [スケジュール]-[外部入力設定]にて運転音低減制御を実施する場合、44 ページ「ユニット (室内・室

外 )の詳細設定を行う」にて対象室外ユニットを選択して [能力制御 ][ 運転音低減 ]を有効にしてく

ださい。

[ 運転音低減 ] 機能に対応していない室外ユニットに [ 運転音低減 ] を設定すると [ 能力制御 ] 機能が

正常に動作しなくなる場合がありますので注意してください。

[ 運転音低減 ] 機能を設定する場合、必ず [ 能力制御 ] も併せてチェックしてください。[ 運転音低減 ]

のみでは正常に動作しません。

●[ 能力制御 ][ 運転音低減 ]の機能の有効 /無効と設定範囲は、室外ユニットによって異なります。

 対応室外ユニットについては、お買い上げの店またはメーカー指定のお客様ご相談窓口にご相談ください。

 ■ 室外ユニット能力制御や運転音低減を行う場合は、必ず 1つの集中コントローラーに設定してください。

 ■ 外部入力により能力制御・運転音低減制御を行っている場合、外部入力中はスケジュールによる能力制

御・運転音低減制御は無効になります。

●室外ユニット能力制御は外部入力の優先順位に従い能力制御を実施し、解除時には優先順位の高い外部入

力に設定された能力制御を実施します。

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2. 製品仕様

89

製品仕様

2.1 機能概要

9 試運転

9 -1制御・監視の確認

①モニター画面を下記設定にします。

 ■表示対象:全体

 ■表示形式:ユニット

 ■表示単位:パネル

 ■パネルサイズ:1

 各設定方法は取扱説明書を参照して

ください。

②手元リモコンから制御を行い、本シ

ステムで表示している空調機と実際

に動作する空調機が一致しているこ

とを確認します。

③空調機を選択して制御を行い、本シ

ステムで表示している空調機と実際

に動作する空調機が一致しているこ

とを確認します。

■②と③は、誤制御や誤監視を防ぐた

め、必ずすべての空調機を 1つずつ

確認してください。

(2) グループ単位での制御・監視の確認

①モニター画面を下記設定にします。

  ■表示対象:全体

  ■表示形式:グループ

  ■表示単位:パネル

  ■パネルサイズ:1

 各設定方法は取扱説明書を参照して

ください。

②手元リモコンから制御を行い、本シ

ステムで表示している空調機と実際

に動作する空調機が一致しているこ

とを確認します。

③空調機を選択して制御を行い、本シ

ステムで表示している空調機と実際

に動作する空調機が一致しているこ

とを確認します。

■ ②と③は、誤制御や誤監視を防ぐた

め、必ずすべてのグループを 1 つず

つ確認してください。

(1) ユニット単位での制御・監視の確認

留意事項

●モニター画面から制御を行った場合、本システムから行った制御の内容を一定時間表示する仮応答時間を設けています。仮応答は本機の設定と本機が把握しているユニットの状態が一致すると解除されます。仮応答中に、手元リモコンから制御を行っても、モニター画面の表示内容は変更しません。

●仮応答時間は最長 7分間です。

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2. 製品仕様

90

製品仕様

2.1 機能概要

(3) ブロック単位での制御・監視の確認

①モニター画面を下記設定にします。

  ■表示対象:全体

  ■表示形式:ブロック

  ■表示単位:パネル

  ■パネルサイズ:1

 各設定方法は取扱説明書を参照して

ください。

②手元リモコンから制御を行い、本シ

ステムで表示している空調機と実際

に動作する空調機が一致しているこ

とを確認します。

③空調機を選択して制御を行い、本シ

ステムで表示している空調機と実際

に動作する空調機が一致しているこ

とを確認します。

■②と③は、誤制御や誤監視を防ぐた

め、必ずすべてのブロックを 1つず

つ確認してください。

(4) エリア単位での制御・監視の確認

①モニター画面を下記設定にします。

  ■表示対象:全体

  ■表示形式:エリア

  ■表示単位:パネル

  ■パネルサイズ:1

 各設定方法は取扱説明書を参照して

ください。

②手元リモコンから制御を行い、本シ

ステムで表示している空調機と実際

に動作する空調機が一致しているこ

とを確認します。

③空調機を選択して制御を行い、本シ

ステムで表示している空調機と実際

に動作する空調機が一致しているこ

とを確認します。

■②と③は、誤制御や誤監視を防ぐた

め、必ずすべてのエリアを 1つずつ

確認してください。

SR-414_2章_2.indd90 2017/04/21 14:36:34

2. 製品仕様

91

製品仕様

2.1機能概要

9 -2データ管理

本機では、USB メモリーや SD カードなどの外部メディアを使用してコントローラーの各種設定を保存・

復元できます。

(1) メモリーカードに書き出す

①詳細設定画面より [データ管理 ]を

押します。

 データ管理画面が表示されます。そ

の際に USBメモリーまたは SDカード

が挿入されていない場合、警告のポ

ップアップが表示され、データ管理

画面へ遷移しません。外部メディア

が正常に接続されていることを確認

してください。

② [メモリーカードに書き出す ]を選

択します。

 フォルダ選択画面が表示されます。

③保存先のフォルダを選択します。

④ [ ] を押すと、データを保存し、

データ管理画面へ戻ります。

 [ ] を押すと、保存せずにデータ

管理画面へ戻ります。

SR-414_2章_2.indd91 2017/04/21 14:36:36

2. 製品仕様

92

製品仕様

2.1機能概要

①詳細設定画面より [データ管理 ]を

押します。

データ管理画面が表示されます。

 その際に USBメモリーまたは SDカー

ドが挿入されていない場合、警告の

ポップアップが表示され、データ管

理画面へ遷移しません。外部メディ

アが正常に接続されていることを確

認してください。

② [メモリーカードから読み込む ]を

選択します。

 フォルダ選択画面が表示されます。

③読み込むファイルを選択します。

④ [ ] を押すと、読み込みを実行し、

データ管理画面へ戻ります。

 [ ] を押すと、読み込みをせずに

データ管理画面へ戻ります。

(2) メモリーカードから読み込む

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MEMO

SR-414_2章_2.indd93 2017/04/21 14:36:38

MEMO

SR-414_2章_2.indd94 2017/04/21 14:36:38

総 目 次

安全上のご注意................................................................ 3

1.システム概要............................................................... 5

1.1 機能仕様表 ............................................................................ 6

1.2 H-LINK について ........................................................................ 7

1.3 用語の定義 ........................................................................... 15

2.製品仕様.................................................................. 17

2.1 機能概要 ............................................................................. 18

2

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2017年5月SR-414

SR-414

製品ガイドブック

2017年5月

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SR-414 2017 年 5 月作成 Printed in Japan(N)

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